JP2007054885A - 接合ツールおよび摩擦撹拌接合方法 - Google Patents

接合ツールおよび摩擦撹拌接合方法 Download PDF

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良孝 瀬田
Mitsuo Fujimoto
光生 藤本
Takehiro Heiko
猛宏 兵江
Hiroshi Fukuda
浩史 福田
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Abstract

【課題】 接合後の被接合物について、接合強度を向上したうえで、美観を向上することができる接合ツールを提供する。
【解決手段】 ショルダ部21の端面部には、軸線まわりに一周する環状凹所31が形成される。ピン部22によって押し出された被接合物3の変形部分が環状凹所に向かって移動する。ピン部22が円錐台形状に形成されることで、ピン部22の端面部とともに周面部でも被接合物を押し出すことができ、押し出した被接合物の変形部分が、環状凹所に向かって移動しやすく、裏当て部材14に凹凸形状を形成しなくても、変形後の被接合物にかしめ作用を発生させるための隆起部分4を大きく形成することができる。これによって裏当て部材14が当接する被接合物3の表面部を変形させることなく、摩擦撹拌接合とともにかしめ変形による強度向上を図ることができ、接合された被接合物3の接合強度を向上することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の被接合部材を摩擦撹拌接合するために用いられる接合ツールとその接合ツールを用いた摩擦撹拌接合方法に関し、特に厚肉の被接合部材を接合するための技術に関する。
複数の被接合部材を接合する方法の1つとして摩擦撹拌接合方法がある。この方法は、複数の被接合部材を重ね合わせて構成される被接合物に対して、接合方向一方側に接合ツールを配置し、接合方向他方側に裏当て部材を配置する。次に裏当て部材を被接合物の接合方向他方側部分に当接させた状態で、回転させた接合ツールを被接合物に押付ける。これによって接合ツールと被接合物との間に摩擦熱が生じて被接合物が軟化し、接合すべき各被接合部材の境界部分が撹拌される。この後、撹拌された境界部分が固体化することで、各被接合部材が接合される。
摩擦撹拌接合に用いられる従来の接合ツールとして、たとえば特許文献1に開示される。特許文献1に示される接合ツールは、摩擦撹拌接合とともに、被接合部材を部分的にかしめ変形させて、接合強度を向上させる。この技術では、接合ツールは、第1接合ツールとして称され、ピン部が形成される。また裏当て部材は、第2接合ツールと称され、先端面から退避するくぼみが形成される。この場合、接合ツールのピン部が被接合物に没入すると、被接合物の一部がピン部によって押圧され、裏当て部材に形成されるくぼみに侵入するよう変形する。これによって被接合物は、摩擦撹拌接合されるとともに、部分的にかしめられる。
特開2004−58135号公報
特許文献1では、裏当て部材にくぼみが形成されていることに起因して、摩擦撹拌接合された被接合物は、裏当て部材が当接した表面部に凹凸が形成される。したがって被接合物の接合箇所の凹凸が目立ってしまうという問題がある。これによって最終製品の表面部分を構成する部分など、美観が重要視される部分の被接合物の接合には、従来技術の接合ツールを用いることが困難となる。また、特許文献1では、接合ツールにピン部とは異なる突起が形成されており、この突起によって被接合部材が接合時に不所望に変形するという問題がある。
したがって本発明の目的は、接合後の被接合物について、接合強度を向上したうえで、美観を向上するとともに接合時の被接合部材の不所望な変形を抑制することができる接合ツールを提供することである。
本発明は、2つ以上の被接合部材が予め定める接合方向に並んで構成される被接合物に対して、接合方向一方側表面部に裏当て部材の平坦面を当接させ、接合方向他方側表面部であって裏当て部材に対向する位置に回転する接合ツールを押付けて各被接合部材をスポット接合する摩擦撹拌接合方法に用いられる接合ツールであって、
略円柱状に形成され、軸線方向一方側端面部で半径方向外方側部分が半径方向内方側部分よりも周方向全周にわたって軸線方向一方側に突出するショルダ部と、
ショルダ部と同軸に形成されて、ショルダ部の軸線方向一方側端面部から軸線方向に突出し、ショルダ部から遠ざかるとともに縮径し、ショルダ部に連なる部分の外径がショルダ部の外径よりも小さい略円錐台状のピン部とを含むことを特徴とする接合ツールである。
また本発明は、ショルダ部の軸線方向一方側端面は、ショルダ部に同軸でピン部に向かうにつれて拡径する仮想円錐の周面に沿うことを特徴とする。
また本発明は、ピン部の外周部には、軸線まわり回転するにつれてショルダ部に向かって進む螺旋状のねじ溝が形成されることを特徴とする。
また本発明は、接合方向の厚さが12mm以上である被接合物の摩擦撹拌接合に用いられることを特徴とする。
また本発明は、2つ以上の被接合部材が予め定める接合方向に並んで構成される被接合物に対して、接合方向一方側表面部に裏当て部材の平坦面を当接させ、接合方向他方側表面部であって裏当て部材に対向する位置に回転する接合ツールを押付けて各被接合部材をスポット接合する摩擦撹拌接合方法であって、
略円柱状に形成され、軸線方向一方側端面部で半径方向外方側部分が半径方向内方側部分よりも周方向全周にわたって軸線方向一方側に突出するショルダ部と、ショルダ部と同軸に形成されて、ショルダ部の軸線方向一方側端面部から軸線方向に突出し、ショルダ部から遠ざかるとともに縮径し、ショルダ部に連なる部分の外径がショルダ部の外径よりも小さい略円錐台状のピン部とを含む接合ツールを用い、
裏当て部材が当接する側の被接合部材が接合ツールの外形形状に沿って変形する押付け力で、接合ツールを被接合物に押付けることを特徴とする摩擦撹拌接合方法である。
請求項1記載の本発明によれば、被接合物を挟んで、接合方向一方に裏当て部材が配置され、接合方向他方に接合ツールが配置される。裏当て部材の平坦面が被接合物の接合方向一方側表面に当接された後、接合ツールが接合方向に沿って裏当て部材に向かって移動する。これによってピン部が被接合物に没入し、次にショルダ部の端面部が被接合物に当接する。
接合ツールは、ピン部が被接合物を押付けた状態で軸線まわりに回転することによって、被接合物とピン部との間で摩擦熱が発生する。これによって被接合物が軟化し、スポット接合すべき各被接合部材の境界部分が非溶融の状態で流動化する。そして流動化した部分がピン部によって撹拌されることで、各被接合部材を摩擦撹拌接合することができる。
またピン部およびショルダ部は、被接合物を押付けて被接合物に没入することで、被接合物を部分的に変形させる。被接合物は、ピン部およびショルダ部の外形形状に沿った形状に変形し、ピン部およびショルダ部の凹凸が逆に転写されるように変形する。本発明では、ショルダ部の端面部のうちで、半径方向外方側部分が軸線方向一方側に突出し、ショルダ部の端面部には、軸線まわりに一周する環状凹所が形成される。ピン部は、被接合物を押し出し、ピン部によって押し出された被接合物の変形部分は、環状凹所に向かって移動する。これによって各被接合部材は、ショルダ部の端面に臨む部分が、残余の部分に比べて軸線方向他方に隆起した形状に形成される。
またピン部が円錐台状に形成されることで、ピン部の端面部とともに周面部でも被接合物を押し出すことができ、押し出した被接合物の変形部分が、環状凹所に向かって移動しやすく、裏当て部材に凹凸形状を形成しなくても、変形後の被接合物を接合ツールの外形形状に沿った形状に近づけることができる。
このように被接合物のうちで、ショルダ端面に臨む部分を軸線方向他方に隆起させることで、隆起部分を形成することができる。隆起部分の一部が接合後も残存することによって、その隆起部分は、接合された互いの被接合部材が分離するのを阻止する抵抗部分として働く。したがって摩擦撹拌接合とともにかしめ変形による強度向上を図ることができ、接合された被接合物の接合強度を向上することができる。
また本発明では、被接合物に当接する裏当て部材の当接面に凹凸を形成しなくとも、被接合物をかしめ変形させることができる。したがって被接合物との当接面が平坦な裏当て部材を用いることで、かしめ変形による強度を向上したうえで、裏当て部材に当接した被接合物の表面部を平坦にすることができ、接合部分の美観を向上することができる。したがって、たとえば裏当て部材に当接した被接合物の表面部を最終製品の表の面とすることで、美観が重要視される部分の被接合部材の接合にも用いることができる。さらに本発明では、ショルダ部から突出するのがピン部だけである。したがって接合時に被接合部材が不所望に変形することを防ぐことができる。
請求項2記載の本発明によれば、ショルダ部の端面は、ショルダ部に同軸でピン部に向かうにつれて拡径する仮想円錐の周面に沿う。すなわちショルダ端面は、ショルダ部と同軸の円錐台形状を有する仮想体の周面に沿って延び、ショルダ部の端面の半径方向外方側部分と半径方向内方側部分とが滑らかに連なる。これによって変形後の被接合物が接合ツールの外形形状に沿った形状に変形しやすくすることができ、隆起部分の隆起不足を防ぐことができる。
請求項3記載の本発明によれば、ピン部の外周部に螺旋状のねじ溝が形成される。これによって、接合ツールが回転すると、被接合物のうちピン部に接触する部分をショルダ部に向けて移動させる力を発生させることができる。これによって隆起部分の隆起をさらに促進させることができる。
請求項4記載の本発明によれば、上述したように被接合物に対して摩擦撹拌接合するとともに、かしめ変形を行なわせることで、被接合物の厚さが大きい場合であっても接合強度を向上することができる。たとえば被接合物の厚さが大きいことで、十分な撹拌領域を形成できない場合であっても、摩擦撹拌接合とかしめ変形とを行なうことで、必要とする強度を得ることができる。
請求項5記載の本発明によれば、摩擦撹拌接合にあたって、裏当て部材が当接する側の被接合部材が接合ツールの外形形状に沿って変形する押付け力で、接合ツールを被接合物に押付ける。これによって被接合物は、ピン部およびショルダ部の外形形状に沿った形状に変形する。
本発明では、ショルダ部の端面部のうちで、半径方向外方側部分が軸線方向一方側に突出し、ショルダ部の端面部には、軸線まわりに一周する環状凹所が形成される。これによってピン部が被接合物に没入したときに、ピン部によって押し出された被接合物の変形部分が環状凹所に向かって移動し、ショルダ部の端面に臨む部分が、残余の部分に比べて軸線方向他方に隆起した形状に形成される。
またピン部が円錐台形状に形成されることで、ピン部の端面部とともに周面部でも被接合物を押し出すことができ、押し出した被接合物の変形部分が、環状凹所に向かって移動しやすく、裏当て部材に凹凸形状を形成しなくても、変形後の被接合物を接合ツールの外形形状に沿った形状に近づけることができる。
このように被接合物のうちで、ショルダ端面に臨む部分を軸線方向他方に隆起させることで、隆起部分を形成することができる。隆起部分の一部が接合後も残存することによって、その隆起部分は、接合された互いの被接合部材が分離するのを阻止する抵抗部分として働く。したがって摩擦撹拌接合とともにかしめ変形による強度向上を図ることができ、接合された被接合物の接合強度を向上することができる。
また本発明では、被接合物に当接する裏当て部材の当接面に凹凸を形成しなくとも、被接合物をかしめ変形させることができる。したがって被接合物との当接面が平坦な裏当て部材を用いることで、かしめ変形による強度を向上したうえで、裏当て部材に当接した被接合物の表面部を平坦にすることができ、接合部分の美観を向上することができる。したがって、たとえば裏当て部材に当接した被接合物の表面部を最終製品の表の面とすることで、美観が重要視される部分の被接合部材の接合にも用いることができる。
図1は、本発明の実施の一形態である接合ツール20を示す斜視図であり、図2は、接合ツール20を示す断面図である。接合ツール20は、摩擦撹拌接合装置に把持されて、摩擦撹拌接合を行なうためのツールとなる。摩擦撹拌接合装置は、被接合物を構成する複数の被接合部材を摩擦撹拌接合(Friction Stir Welding :略称FSW)する。本実施の形態では、接合すべき2つの被接合部材は、中厚板のアルミ部材であって、摩擦撹拌接合装置によって被接合物に複数点在する接合箇所を順次接合する。すなわち摩擦撹拌接合装置は、摩擦撹拌接合によるスポット接合を行なう。
摩擦撹拌接合装置(以下、単に接合装置と称する)は、略円柱状の接合ツール20を用いて摩擦撹拌接合を行なう。接合ツール20は、その基端部が接合装置のツールホルダに装着される。接合装置は、ツールホルダに装着した接合ツール20を軸線L1まわりに回転駆動するとともに、軸線L1に沿って直線変位駆動する。
接合装置は、重ね合わされた2つの被接合部材を接合するために、接合ツール20をその軸線L1まわりに回転させながら、接合ツール20の先端部を被接合物に押付ける。接合ツール20の先端部が、被接合物を押圧しながら回転することで、被接合物は、摩擦熱が発生して軟化する。そして被接合物は、非溶融状態で流動化し、接合ツール20の回転にともなって流動化した部分が撹拌される。
接合ツール20は、被接合物に没入することで、先端部が各被接合部材の境界部分を通過する。そして流動化した各被接合部材が互いに混ぜ合わされる。2つの被接合部材が十分に撹拌されると、接合ツール20が被接合物から離脱して、被接合物が固まる。これによって2つの被接合部材の境界がなくなり、2つの被接合部材をスポット接合することができる。接合装置は、各接合個所のスポット接合を順次連続して行なう。
図1および図2に示すように、接合ツール20は、略円柱状に形成されるショルダ部21と、ショルダ部21と同軸に形成されて、ショルダ部21の端面部30から軸線方向一方X1に突出するピン部22とを含んで形成される。本実施の形態において軸線方向X1,X2は、ショルダ部21の軸線L1に沿う方向である。ショルダ部21からピン部22に向かう方向を軸線方向一方X1と称し、ピン部22からショルダ部21に向かう方向を軸線方向他方X2と称する。またショルダ部21の軸線L1に垂直な平面上に関して、軸線L1に向かって近づく方向を半径方向内方R1と称し、軸線L1から遠ざかる方向を半径方向外方R2と称する。
ショルダ部21の端面部30は、半径方向外方側部分32が半径方向内方側部分33よりも軸線方向一方X1に突出する。言い換えると、半径方向内方側部分33は、半径方向外方側部分32に比べて軸線方向他方X2に退避する。さらに具体的には、ショルダ部31の端面部30のうちで、半径方向Rにピン部22に隣接するピン隣接部分34が残余の部分に比べて軸線方向他方X2に最も退避する。そしてショルダ部21の端面35は、ショルダ部に同軸でピン部に向かうにつれて拡径する仮想円錐の周面に沿う。言換えると、ショルダ部21の端面35は、ショルダ部21の軸線L1に交差する直線L2が、軸線L1とともに軸線L1まわりに一周したときに形成される回転面に沿う。すなわちショルダ部21の端面35は、ショルダ部21と同軸の円錐台形状の仮想体を想定した場合、その仮想体の周面に沿って延びる。
ピン部22は、ショルダ部21の端面部30から軸線方向一方X1に突出し、ショルダ部21に対して同軸に形成される。本実施の形態では、ピン部22の外周部には、ねじ溝44が形成される。ねじ溝44は、接合ツール20が軸線L1まわりに回転する場合に、ピン部22に接する被接合部分を軸線方向他方A2に移動させる。具体的には、ねじ溝44は、接合ツール20が回転する方向23に軸線L1まわりにまわるにつれて、ピン部22の先端部に向かって螺旋状に進む。またピン部22は、ショルダ部21から軸線方向一方X1に進むにつれて縮径する略円錐台状に形成される。
ピン部22は、ショルダ部21に連結される基端部40の直径が大きく、先端部41の直径が小さく形成される。ピン部22の基端部40の直径は、ショルダ部21の直径よりも小さく形成される。またピン部22は、ショルダ部21に対して滑らかに連なる。これによってショルダ部21の軸線方向一方側端面部30には、ピン部22のまわりを一周する環状凹所31が形成される。環状凹所31は、ピン部22の近傍が最も深く、ピン部22から半径方向外方R2に離反するにつれて浅くなる。
ショルダ部21の端面部30の縁部36を通過する切断平面F1で接合ツール20を切断した切断断面におけるピン部22の直径を、ピン部の基端部40の直径PD2とする。本実施の形態では、ピン部22の基端部40の直径PD2を、ショルダ部21の直径SDで除した値(PD2/SD)は、0.5以上に設定される。またピン部22の基端部40の直径PD2から、ピン部22の先端部41の直径PD1を減じた値(PD2−PD1)を、前記切断平面F1からピン部22の先端部までのピン長さPLで除した値((PD2−PD1)/PL)は、1に設定される。
またピン長さPLは、ショルダ部21が被接合物3に1mm程度没入した状態で、ピン部22の先端部41が被接合物3に残存する長さ、すなわち被接合物3を貫通しない長さに設定される。ツール側の被接合部材の板厚をT1mmとし、裏当て部材側の被接合部材の板厚をT2mmとし、接合後の被接合物3のうち最も薄くなっている部分の板厚を残母厚をSとする。この場合、ピン長さPLは、(T1+1)mm以上、(T1+T2−1−S)mm以下に設定される。たとえば残母厚Sは、0.2以上0.5以下に設定される。
本実施の形態では、ショルダ部21の直径SDは、30mmである。またピン部22の先端部41の直径PD1は、6mmであり、ピン部22の基端部40の直径PD2は、16mmである。またピン長さPLは、10mmに設定される。また軸線L1を通過して軸線L1に平行な平面で切断した場合に、ショルダ端面35を通過し軸線L1に交差する直線L2と、前記切断平面F1との成す角度θは、30°に設定される。
図3は、摩擦撹拌接合方法の手順を示すフローチャートである。また図4は、接合動作を説明するための断面図であり、図4(1)〜図4(4)の順番に動作が行われる。まず、ステップa0で、2つの被接合部材1,2を重ねた被接合物3を準備したり、接合ツール20を接合装置に装着したりして、摩擦撹拌接合のための準備が完了するとステップa1に進み、接合作業を開始する。
ステップa1では、被接合物3の接合方向一方側A1の表面部に裏当て部材14の平坦面を当接させる。次に、被接合物3の接合方向Aと、接合ツール20の軸線方向Xとを一致させるとともに、被接合物3の接合方向他方側A2に接合ツール20を配置し、ピン部22を被接合物3に臨ませる。また接合ツール20と裏当て部材14とは、被接合物3を挟んで、接合方向Aに並ばせる。このように接合ツール20および裏当て部材14を配置すると、ステップa2に進む。
ここで、被接合物3の接合方向Aは、被接合物3のうち接合すべき各被接合部材1,2が並ぶ方向である。また裏当て部材14は、被接合物3を支持し、被接合物3のうちで裏当て部材14に当接する表面部が、摩擦撹拌接合時に変形することを阻止するために設けられる。裏当て部材14のうち、被接合物3に当接する当接部の当接面は、平坦に形成される。
ステップa2では、接合ツール20を軸線L1まわりに回転させ、接合ツール20が予め定める速度に回転すると、ステップa3に進む。ステップa3では、接合ツール20を軸線方向一方X1となる接合方向一方A1に移動させる。これによって接合ツール20が、図4(1)に示すように、軸線L1まわりに回転しながら被接合物63に近接移動する。接合ツール20の直進移動を開始するとステップa4に進む。
図4(2)に示すように、接合ツール20は、回転しながら被接合物3を押付けて、被接合物3に没入する。接合ツール20は、被接合物3に没入した後も、回転しながら被接合物3を押付けて、接合方向一方A1にさらに進行する。そしてショルダ部21の端面部30が被接合物3に没入する。接合ツール20は回転を続けながら被接合物3に押付けられているので、ショルダ部21およびピン部22と、被接合物3との回転接触によって生じる摩擦熱によって、軟化した各被接合部材1,2が接合ツール20に引きずられて、塑性流動して撹拌される。これによって図4(3)に示すように、ピン部22の周囲において各被接合部材1,2が、混ぜ合わされた撹拌領域8が形成されて一体化する。
ステップa4では、接合装置は、予め定める終了条件を満たしたか否かを判断し、予め定める条件を満たすと、ステップa5に進む。予め定める終了条件は、たとえば接合ツール20の接合動作を開始してから、予め定める接合時間が経過したか否かによって設定される。この場合、接合装置は、接合動作を開始してから、接合ツール20が各被接合部材1,2を充分に撹拌したであろう接合時間が経過すると、ステップa5に進む。
ステップa5では、接合ツール20を軸線方向他方X2となる接合方向他方A2に移動させる。これによって図4(4)に示すように、接合ツール20が被接合物3から離反する方向に移動し、接合ツール20を接合待機位置に移動させると、ステップa6に進む。ステップa6では、接合ツール20の回転を停止し、ステップa7に進む。ステップa7では、接合動作を終了する。このようにして被接合物3における1つの接合箇所のスポット接合動作を行なう。複数の接合箇所を順番にスポット接合する場合、接合装置は、それぞれの接合箇所に、接合ツール20と裏当て部材14とを被接合物3に対して移動させて、上述したステップa1〜a7を繰返す。また本発明の他の形態として、接合ツール20と裏当て部材14とに対して、被接合物3を順番に移動させて、上述したステップa1〜a7を行ってもよい。
本実施の形態では、2つのアルミ合金からなる被接合部材を接合する。具体的には、日本工業規格(JIS)H4100などに、A6N01−T5として規定される厚さ6mmの2つのアルミ合金を互いに接合する。接合条件の一例として、接合ツール20の回転数を2500〜3000rpm、接合ツール20が被接合物3を押圧する押圧力を19.5kN以上(約2000kgf以上)、接合時間16秒とした。たとえば押圧力を29.4kNとした接合条件で、上述した接合ツール20を用いて摩擦撹拌接合を行った結果、接合後の被接合物3の引っ張りせん断強度が23.5kNとなった。
図5は、本実施の形態の接合ツール20を用いた場合における被接合物3の接合状態を示す図である。被接合物3は、接合作業が進むにつれて図5(1)〜図5(3)の順に変形が進行する。まず図5(1)に示すように、接合ツール20の先端部となるピン部22が被接合物3を押付けて、被接合物3に没入する。このときピン部22に接している被接合部分は、ピン部22から接合方向一方A1に向かう力P1を受ける。本実施の形態では、ピン部22が円錐台形状に形成されるので、ピン部22の端面42だけでなく、ピン部22の周面43からも接合方向一方A1に向かう力P1を受ける。
このとき裏当て部材14が被接合物3を支持することで、被接合物3が接合方向一方A1に向かって変形することが阻止される。したがってピン部22の端面と裏当て部材14とで挟まれた第1被接合物部分50は、ピン部22と裏当て部材14とによって圧縮されるとともに、一部が半径方向外方R2に向けて移動する。またピン部22の外周面から離れた第2被接合部分51は、第1被接合部分50から接合方向他方A2に向かう力P2が与えられて、残余の部分に比べて隆起する。また本実施形態では、ピン部22が円錐台形状に形成されることで、ピン部22の端面部30とともに周面部でも被接合物3を押し出すことができ、裏当て部材14に凹凸形状を形成しなくても、押し出した被接合物3の隆起部分4を大きくすることができる。またピン部22が円錐台形状に形成されることで、隆起部分4は、軸線L1から半径方向Rに離れた位置に形成することができる。
次にショルダ部21の端面部30が被接合物3に没入することによって、図5(2)に示すように被接合物3は、ピン部22およびショルダ部21の外径形状に沿った形状に変形する。本実施形態では、ショルダ部21の端面部30には、軸線L1周りを一周する環状凹所31が形成されるので、隆起部分4の縮小が抑えられて、被接合物3が、接合ツール20の外形形状に沿った形状に変形する。
次にピン部22およびショルダ部21が被接合物3に摺動回転することによって、被接合物3のうちピン部付近部分が、ピン部22に引きずられて軸線L1まわりを回転する。このように被接合物3のうちで流動化する撹拌領域8は、時間経過にともなって拡大成長する。このとき、ピン部22の外周部にねじ溝44が形成されることによって、流動化する被接合物部分は、接合方向他方A2に移動する力が与えられる。流動化する被接合物部分が接合方向他方A2に移動することで、隆起部分4もまた接合方向他方A2に向かう力を与えることができ、裏当て部材側の被接合部材2に形成される隆起部分4の隆起が促進される。その結果、図5(3)のようになる。すなわち、撹拌領域8で2つの被接合部材1,2が混ぜ合わされて、各被接合部材1,2が接合される。
図6は、本実施の形態の接合ツール20を用いて接合された被接合物3を切断して示す断面図である。被接合物3のうち、ピン部22が接触した領域には、撹拌領域8が形成される。また接合方向他方A2側の被接合部材2には、撹拌領域8の近傍に、前記隆起部分4が形成される。隆起部分4は、軸線L1を一周する略リング状に形成される。
被接合物3のうちで、ショルダ端面35に臨む部分が接合方向他方A2に隆起することで、かしめ作用を作用させる隆起部分4を形成することができる。隆起部分4の一部が接合後も残存することによって、その隆起部分4は、接合された互いの被接合部材1,2が分離するのを阻止する抵抗部分として働く。したがって摩擦撹拌接合とともにかしめ変形による強度向上を図ることができ、接合された被接合物3の接合強度を向上することができる。
接合個所から半径方向Rに十分離れた位置における各被接合部材1,2の境界位置Bから、隆起部分4のうち軸線方向他方A2側となる先端位置Tまでの距離(T−B)を接合高さHとする。また先端位置T直径を接合長さDとする。本実施の接合ツール20を用いた場合の接合高さH1および接合長さD1は、比較例の接合ツールに比べて大きくなる。ここで、比較例の接合ツールは、円柱状のショルダ部とピン部とを有し、ピン部に螺旋状の溝が形成され、ショルダ部が没入していない形状のツールとする。すなわちピン部にテーパが形成されていないものを比較例の接合ツールとする。表1に本発明の接合ツールと、比較例の接合ツールとのツール形状をそれぞれ示す。
Figure 2007054885
接合高さHおよび接合長さDが大きくなるにつれて、一方の被接合部材1と他方の被接合部材2とを異なる方向に引っ張った場合における抵抗力が大きくなり、引張せん断強度を向上することができる。したがって本実施形態の接合ツール20を用いることによって、接合後の被接合物3の接合強度を大きくすることができる。たとえば一例として、表1に示す第1比較例の接合ツールを用いた引っ張りせん断強度が1.5kN〜2kNである。また第2比較例の接合ツールを用いた引張せん断強度が2.8kN〜3.3kNである。これらの各比較例の接合ツールに対して、本発明の接合ツール20を用いた引っ張りせん断強度は、23.5kNとなる。したがって比較例の接合ツールを用いた場合に比べて接合強度を約7〜15倍に向上することができる。また接合条件を同様にして、接合ツールの形状を異ならせた第3比較例の接合ツールを用いた場合に比べても、接合強度を約6kN向上することができる。
また本実施形態では、被接合部材2に当接する裏当て部材14の当接面15を平坦に形成することで、裏当て部材14に当接した被接合物3の表面部を平坦に保つことができる。これによって裏当て部材14に当接した被接合物3の表面部には、接合後に凹凸が形成されず、接合部分を目立たなくすることができる。したがって本実施の形態では、接合後の被接合物3について、摩擦撹拌接合ほかにかしめ作用によって接合強度を向上したうえで、美観を向上することができる。これによって裏当て部材14に当接した被接合物3の表面部を最終製品の表の面とすることで、美観が重要視される部分の被接合部材の接合にも用いることができる。これによって従来技術の場合には、美観を向上するために接合部分に形成される凹凸を目立たなくする作業が別途必要であったが、そのような作業を必要とせず、作業効率を向上することができる。さらに本実施の形態では、ショルダ部21から突出するのがピン部22だけである。したがって接合時にショルダ部側の被接合部材1が不所望に変形することを防ぐことができる。
本実施形態では、特に、板厚が6mm〜12mmの中厚板の接合に適している。摩擦撹拌とかしめ作用とによって各被接合物材を接合することで、被接合物3の厚さが大きい場合であっても接合強度を向上することができる。たとえば被接合物3の厚さが大きいことで、十分な撹拌領域を形成できずに摩擦撹拌接合のみによる強度が不十分である場合であっても、かしめ作用と摩擦撹拌接合との相互作用で、必要とする強度を得ることができる。
また本実施の形態では、裏当て部材側の被接合部材2に隆起部分4を形成するためには、接合ツール20を被接合物3に没入する初期段階において、接合ツール20が被接合物3を押圧する押圧力を高くし、短時間でピン部22を没入させる必要がある。本実施の形態ではピン部22が略円錐台形状に形成されることによって、没入初期段階の単位面積あたりに与える力を大きくすることができ、短時間でピン部22を被接合物3に没入することができる。これによって被接合物3に大きい隆起部分4を形成することができる。
またショルダ部21の端面は、ショルダ部21の軸線L1に交差する直線が、軸線L1とともに軸線L1まわりに一周したときに形成される回転面に沿う。また嵌合凹所31が滑らかな形状に形成される。これによって変形後の被接合物3が接合ツール20の外形形状に沿った形状に変形しやすくすることができ、隆起部分4の隆起不足を防ぐことができる。また接合後に発生するバリを抑えることができ、美観をさらに向上するとともに、バリに起因する被接合物の腐蝕を低減することができる。
またピン長さPLは、ピン部22の先端部41が被接合物3を貫通しない長さで可及的長くなるように設定されるほうが好ましい。これによってピン部22によって第1被接合物部分50から半径方向外方に押し出される被接合部分を増やすことができ、接合高さHをさらに大きくすることができる。
また接合条件として接合ツール20を被接合物3に押付ける押圧力を16.6kN以上(1700kgf以上)とすることが好ましい。接合ツール20による押圧力を16.6kN未満(1700kgf未満)とすると、隆起部分4を形成することが困難である。また接合ツール20と被接合物3との間で生じる摩擦熱が小さくなるので、撹拌領域8を大きくすることができない。これに対して押圧力を16.6kN以上とすることによって、かしめ作用を得ることができる十分な隆起部分4を形成することができるとともに十分な大きさの撹拌領域8を形成することができる。
また本実施の形態では、接合条件として接合ツール20の回転数を2000rpm以上とすることが好ましい。接合ツール20の回転数を2000rpm未満にすると、接合ツール20と被接合物3との間で生じる摩擦熱が小さくなるので、撹拌領域8を大きくすることができない。これに対して、回転数を2000rpm以上とすることで、必要な摩擦熱を発生することができ、十分な大きさの撹拌領域8を形成することができる。
本発明の実施の一形態である接合ツール20を示す斜視図である。 接合ツール20を示す断面図である。 摩擦撹拌接合方法の手順を示すフローチャートである。 接合動作を説明するための断面図である。 本実施の形態の接合ツール20を用いた場合における被接合物3の接合状態を示す図である。 本実施の形態の接合ツール20を用いて接合された被接合物3を切断して示す断面図である。
符号の説明
1,2 被接合部材
3 被接合物
14 裏当て部材
20 接合ツール
21 ショルダ部
22 ピン部
44 ねじ溝
L1 軸線

Claims (5)

  1. 2つ以上の被接合部材が予め定める接合方向に並んで構成される被接合物に対して、接合方向一方側表面部に裏当て部材の平坦面を当接させ、接合方向他方側表面部であって裏当て部材に対向する位置に回転する接合ツールを押付けて各被接合部材をスポット接合する摩擦撹拌接合方法に用いられる接合ツールであって、
    略円柱状に形成され、軸線方向一方側端面部で半径方向外方側部分が半径方向内方側部分よりも周方向全周にわたって軸線方向一方側に突出するショルダ部と、
    ショルダ部と同軸に形成されて、ショルダ部の軸線方向一方側端面部から軸線方向に突出し、ショルダ部から遠ざかるとともに縮径し、ショルダ部に連なる部分の外径がショルダ部の外径よりも小さい略円錐台状のピン部とを含むことを特徴とする接合ツール。
  2. ショルダ部の軸線方向一方側端面は、ショルダ部に同軸でピン部に向かうにつれて拡径する仮想円錐の周面に沿うことを特徴とする請求項1記載の接合ツール。
  3. ピン部の外周部には、軸線まわり回転するにつれてショルダ部に向かって進む螺旋状のねじ溝が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の接合ツール。
  4. 接合方向の厚さが12mm以上である被接合物の摩擦撹拌接合に用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の接合ツール。
  5. 2つ以上の被接合部材が予め定める接合方向に並んで構成される被接合物に対して、接合方向一方側表面部に裏当て部材の平坦面を当接させ、接合方向他方側表面部であって裏当て部材に対向する位置に回転する接合ツールを押付けて各被接合部材をスポット接合する摩擦撹拌接合方法であって、
    略円柱状に形成され、軸線方向一方側端面部で半径方向外方側部分が半径方向内方側部分よりも周方向全周にわたって軸線方向一方側に突出するショルダ部と、ショルダ部と同軸に形成されて、ショルダ部の軸線方向一方側端面部から軸線方向に突出し、ショルダ部から遠ざかるとともに縮径し、ショルダ部に連なる部分の外径がショルダ部の外径よりも小さい略円錐台状のピン部とを含む接合ツールを用い、
    裏当て部材が当接する側の被接合部材が接合ツールの外形形状に沿って変形する押付け力で、接合ツールを被接合物に押付けることを特徴とする摩擦撹拌接合方法。
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