JP2007054797A - フライアッシュ中の未燃カーボン除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の高速剪断ミキサに比べて構造が簡単な装置でありながら、フライアッシュの性状に合わせて未燃カーボンを効率的に分離する。
【解決手段】フライアッシュaに水cを加えてスラリーdを生成するスラリー調整槽10と、前記スラリーdに捕集剤eを添加する装置20と、捕集剤添加後のスラリーを高速攪拌してスラリーに剪断力を付与し、前記未燃カーボンの表面に捕集剤に付着させる表面改質装置30と、前記表面改質装置によって表面改質後のスラリーd’に起泡剤fを添加する調整槽60と、起泡剤添加後のスラリーを攪拌して、発生した気泡nにより前記未燃カーボンbを浮選する浮選機70とから成り、かつ、前記表面改質装置を、縦型の攪拌槽33と、該攪拌槽内に設けた攪拌機34とからなる表面改質機31を複数基直列に接続して、多段に剪断力を付与する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フライアッシュ中の未燃カーボン除去装置、更に詳しくは、石炭焚き火力発電所や、流動床燃焼炉などで発生するフライアッシュから未燃カーボンを効率的に除去するフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置に関するものである。
石炭焚き火力発電所や、流動床燃焼炉などで発生したフライアッシュ(FA)は、セメント及び人工軽量骨材の原料、或いは、コンクリート用混和材などに利用されている。
しかしながら、フライアッシュをコンクリートの混和材として使用すると、フライアッシュ中に含まれている未燃カーボンがAE減水剤などを吸収するために、予め、吸収分を見込んで余分にAE減水剤を補填する必要があり、不経済であった。
また、コンクリートの打設時には、未燃カーボンが撥水性を有することから、コンクリートから分離して浮き上がり、コンクリートの打継部に未燃カーボンによる黒色部が発生するなどの弊害があった。更に、フライアッシュ中の未燃カーボンの含有量が多いと、フライアッシュどうしの結合力が不足し、人工軽量骨材の品質が低下するという問題もあった。
従って、フライアッシュ中に含まれている未燃カーボンを除去するために、特許文献1には、フライアッシュに水を加えてスラリー化し、このスラリー化したフライアッシュに灯油などの捕集剤を添加した後、高速剪断ミキサーによって未燃カーボンの表面の改質を行なって、前記未燃カーボンの表面に捕集剤を付着させ、しかる後に、起泡剤を添加して浮選法により未燃カーボンを分離する方法が提案されている。
特許第3613347号明細書
ところが、上記の高速剪断ミキサー1は、図6に示すように、円筒状の横型の本体2と、この本体2内をその軸線方向に複数の部屋3に分割する複数の環状又はドーナツ状の仕切壁4と、前記本体2を貫通する軸線方向の回転軸5と、この回転軸5に固定され、かつ、前記各部屋3内で回転する複数の攪拌羽根6とを備え、この攪拌羽根6によってスラリー及び捕集剤に剪断力を付与するようにしているので、仕切壁4や本体2の内壁と攪拌羽根6とのクリアランスを高精度で保持する必要があり、また、軸長が長くなることから、従来の高速剪断ミキサーの製造及び保守には高度の技術が必要であった。なお、符号7はモーター、8は減速機である。
また、従来の高速剪断ミキサーは、本体2及び回転軸5が横型となっているので、本体2と回転軸5との隙間の軸シールが不可欠であった。更に、従来の高速剪断ミキサーは、上記のように、本体2が横型であるから、スケールアップした場合、スラリー入り口とスラリー出口との距離が長くなり、フライアッシュの生成条件、例えば、燃焼温度や燃焼方法、或いは、石炭の種類、組成などに応じて表面改質の処理時間や処理条件などを自由に変えることが困難であった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、表面改質による浮選法を適用してフライアッシュ中の未燃カーボンを除去にあたって、従来の高速剪断ミキサーに比べて構造が簡単な装置でありながら、フライアッシュの性状に合わせて未燃カーボンを効率的に分離することができるフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、次のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、フライアッシュ中の未燃カーボンを除去する装置であって、前記フライアッシュに水を加えてスラリーを生成するスラリー調整槽と、前記スラリーに捕集剤を添加する装置と、捕集剤添加後のスラリーを高速攪拌してスラリーに剪断力を付与し、前記未燃カーボンの表面に捕集剤に付着させる表面改質装置と、前記表面改質装置によって表面改質した後のスラリーに起泡剤を添加する調整槽と、起泡剤添加後のスラリーを攪拌して、発生した気泡により前記未燃カーボンを浮選する浮選機とから成り、かつ、前記表面改質装置を、縦型の攪拌槽と、該攪拌槽内に設けた攪拌機とからなる表面改質機を複数基直列に接続して、多段に剪断力を付与する構成としたことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置である。
請求項2に記載の発明は、前記攪拌機によってスラリー及び捕集剤に剪断力を付与するにあたって、単位スラリー量当り10〜100Kw/m3 の攪拌力を付与することを特徴とする請求項1記載のフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置である。
請求項3に記載の発明は、前記攪拌槽と前記攪拌機の攪拌羽根先端とのクリアリンスを2 〜100mmの範囲とすることを特徴とする請求項1記載のフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置である。
請求項4に記載の発明は、隣接する攪拌槽を接続管によって接続すると共に、該接続管に所定の攪拌槽をバイパスするバイパス路を設けたことを特徴とする請求項1記載のフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置である。
上記のように、この発明は、フライアッシュ中の未燃カーボンを除去する装置であって、前記フライアッシュに水を加えてスラリーを生成するスラリー調整槽と、前記スラリーに捕集剤を添加する装置と、捕集剤添加後のスラリーを高速攪拌してスラリーに剪断力を付与し、前記未燃カーボンの表面に捕集剤に付着させる表面改質装置と、前記表面改質装置によって表面改質した後のスラリーに起泡剤を添加する調整槽と、起泡剤添加後のスラリーを攪拌して、発生した気泡により前記未燃カーボンを浮選する浮選機とから成り、かつ、前記表面改質装置を、縦型の攪拌槽と、該攪拌槽内に設けた攪拌機とからなる表面改質機を複数基直列に接続して、多段に剪断力を付与する構成としたので、従来の横型の高速剪断ミキサーに比べて簡単な装置でありながら、各種の微粉炭焚き燃焼ボイラのフライアッシュや流動床燃焼炉のフライアッシュなど、フライアッシュの性状に合わせて、未燃カーボンの表面改質、即ち、未燃カーボン表面への捕集剤の付着を効率的に行なうことが可能となった。
また、従来の横型の高速剪断ミキサーは、本体と回転軸とが横型となっているので、本体と回転軸との隙間の軸シールが不可欠であったが、この発明の表面改質装置は、攪拌槽及び攪拌機が縦型であるから攪拌機の軸シールが不要となり、磨耗等による内部のメンテナンス時の保守性、操作性も改善された。
また、この発明は、表面改質装置を、縦型の複数の攪拌槽と、各攪拌槽内に設けた攪拌機により構成したので、攪拌槽の使用個数を配管(バイパス)で増減することによってフライアッシュの生成条件、例えば、燃焼温度や燃焼方法、或いは、石炭の種類、組成などに応じて処理時間や処理条件などを任意に変えることができるようになった。
また、この発明は、攪拌槽の数量とサイズとを増加することで、表面改質装置を、より簡単にスケールアップすることができるようになった。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置の概略構成図であり、大別して、スラリー調整槽10と、表面改質装置30と、調整槽60と、浮選機70により構成されている。
図2に示すように、スラリー調整槽10は、フライアッシュaに水cを混合してスラリーdを生成するために設けられ、スラリーdを攪拌するための攪拌羽根11を内部に備えている。
ここで、スラリーは、フライアッシュ濃度が5〜40wt%、好ましくは、10〜25wt%の範囲に調整させる。
このスラリー調整槽10の前段には、図示しないフライアッシュタンクと水供給設備とが設けられ、スラリー調整槽10の後段には、スラリーdを表面改質装置30に供給するためのポンプ12を有している。
このポンプ12の後段には、灯油、軽油、重油などの捕集剤eを収容する捕集剤タンク20と、捕集剤タンク20内の捕集剤eをスラリーdに添加するポンプ21を備えている。具体的には、スラリー調整槽10と表面改質装置30とを接続するスラリー供給管13に捕集剤注入管22が接続し、スラリー供給管13内のスラリーdに捕集剤eを添加するようになっている。
ここで、捕集剤の添加量としては、例えば、0.01〜3.0wt%(対FA)、好ましくは、0.05〜1.0wt%(対FA)が好ましい。
表面改質装置30は、スラリー及び捕集剤に剪断力を付与して未燃カーボンの表面を改質するために設けられ、複数の表面改質機31を接続管32を介して直列に接続することによって構成されている。
表面改質機31は、それぞれ、縦型の攪拌槽33と、この攪拌槽33内に設けた攪拌機34により構成されている。攪拌機34は、回転軸35と、その先端に設けた攪拌羽根36と、この攪拌羽根36を回転させるモーター37によって構成されている。
攪拌羽根の形状としては、側面視で短冊形が好ましい。また、その先端には、図3及び図4に示すように、固定した攪拌槽33の内面との間で未燃カーボンの表面を擦過し得る擦過体45を設けることが好ましい。この擦過体45の形状としては、図3のように、平面視、凸レンズ形でもよいが、台形形や、三角形形などでもよい。要は、固定した攪拌槽33の内面との間で未燃カーボンの表面を擦過し得る形状であればよい。
また、攪拌羽根先端と攪拌槽内壁面との間の間隔(クリアランス)Lは、2〜100mmの範囲が好ましい。
攪拌羽根先端と攪拌槽内壁面との間のクリアランスが2mm未満の場合は、表面改質機の製造に高精度が求められることから、製造コストが高価なものになるという問題がある。また、攪拌羽根先端と攪拌槽内壁面との間のクリアランスが100mmを超えると、未燃カーボンの表面改質の効力が低下する。
また、攪拌羽根は、単位スラリー量当り10〜100Kw/m3 、好ましくは、30〜5Kw/m3 の攪拌力(攪拌動力)を付与するようになっている。
攪拌羽根の攪拌動力が単位スラリー量当り10Kw/m3 未満の場合には、未燃カーボンの表面改質が行なわれ難い。これとは逆に、攪拌羽根の攪拌動力が単位スラリー量当り100Kw/m3 を超えると、未燃カーボンの表面改質を行なうことができるが、電力消費量が飛躍的に増加し、また、攪拌槽内部の磨耗も増加するので、不経済である。
また、滞留時間は、0.1〜10分、好ましくは、0.5〜5分に設定されている。滞留時間が0.1分未満の場合には、未燃カーボンの表面改質が行なわれ難い。これとは逆に、滞留時間が10分を超えると、それ以上未燃カーボンの表面改質が進まないので、設備コスト、ランニングコストが増大して不経済である。
この表面改質装置30は、複数基(図面では、3基)の表面改質機31により構成され、各表面改質機31は、ポンプ38を有する接続管32によって直列に接続されている。その上、最後尾(第3)の表面改質機31にバイパス路39を設け、前段、つまり、第1,第2の表面改質機31a,31bで改質されたスラリー及び捕集剤が第3の表面改質機31cを迂回できるようになっている。
バイパス路39の入り口40は、第2の接続管32に接続され、バイパス路39の出口41は、第3の接続管32に接続されている。バイパス路39は、バルブ42に有し、第2の接続管32は、バイパス路39の接続点よりも後流側にバルブ43を有している。
調整槽60は、表面改質装置30からのスラリー及び捕集剤に、起泡剤タンク50からポンプ51を介して供給された起泡剤fを添加してこれらを低速で混合するものであって、内部に攪拌羽根61を備えている。
ここで、起泡剤としては、MIBC(メチルイソブチルカルビノール)などが好ましく使用される。また、起泡剤の添加量としては、20〜5,000ppm、好ましくは、100〜1,000ppmが適用される。
ここで、起泡剤の添加量が20ppm未満の場合には、気泡の発生が不足し、起泡剤の添加量が5,000ppmを超えると、起泡剤コストが増大し、フライアッシュの回収率が低下する。また、過剰の気泡によって周囲が汚染されるという問題がある。
この調整槽60の後段には、起泡剤添加後のスラリーd”を浮選機70に供給するためのポンプ61が配置されている。浮選機70は、気泡に改質後の未燃カーボンを付着させて浮上させ、未燃カーボン(フロス)と、未燃カーボンが除去されたフライアッシュ(テール)とに分離するものであり、従来から知られている公知の浮選機を使用している。
次に、本発明に係る未燃カーボン除去装置の作用について説明する。
本発明の場合、フライアッシュの性状によって、予め、表面改質機の使用段数を決定する。例えば、比較的表面改質の容易なフライアッシュ(例えば、歴青炭のフライアッシュ)では、表面改質機の使用段数を少数段(図では、2段)とし、表面改質の難しいフライアッシュ(例えば、一般炭のフライアッシュ)では、表面改質機の使用段数を多段(図では、3段)とする。
なお、説明の都合上、表面改質機の使用段数が2段の場合について説明する。この場合には、バイパス路39のバルブ42を「開」とし、第2の接続管32のバルブ43を「閉」とする。
図2において、フライアッシュaは、スラリー調整槽10に供給され、水cと混合してスラリーdとなる。その際、スラリーのフライアッシュの濃度は、例えば、5〜40wt%に調整される。
このスラリーdは、ポンプ12によって第1の表面改質機31aに供給されるが、その途中において、捕集剤タンク20から所定量(例えば、0.01〜3.0wt%(対FA))の捕集剤eが添加される。
第1の表面改質機31aに供給されたスラリーd及び捕集剤eは、高速回転(例えば、1,000〜10,000rpm)する攪拌羽根36によって剪断力が付与される。第1の表面改質機31aで剪断力が付与されたスラリーd及び捕集剤eは、第2の表面改質機31bに供給され、更に、剪断力が付与される。
このように、スラリー及び捕集剤に剪断力を付与するのは、未燃カーボンの表面を改質して浮選浮遊性を向上させるためであるが、この点について、図5を参照しながら説明する。
スラリー状のフライアッシュに捕集剤を混合しただけでは、図5(a)に示すように、水cの中にフライアッシュaと、未燃カーボンbと、捕集剤eとが個々に混合された状態になっているに過ぎない。
このような状態でスラリーを浮選機に供給しても、捕集剤とともに気泡に付着する未燃カーボンの量が極めて少ないから、浮選によってフライアッシュ中の未燃カーボンを効率よく除去することができない。
ところが、図5(a)のスラリー及び捕集剤に剪断力を付与して表面改質を行うと、スラー中の未燃カーボン、フライアッシュ、捕集剤の各々は、過渡的に各々の分散粒子の表面に活性エネルギーを生じて、表面がより親油化された未燃カーボンと捕集剤粒子の表面が密着して相互の表面エネルギーを下げ、その結果として、図5(b)に示すように、未燃カーボンbに捕集剤eが付着されるのである。
従って、浮選機を用いて浮選する際には、図5(c)に示すように、捕集剤eが付着した未燃カーボンbが気泡nに付着して浮上するから、未燃カーボンの浮選浮遊性を向上させることができるのである。
第2の表面改質機31bから排出された改質スラリーd’は、バイパス路39を通って調整槽60に供給される。この調整槽60では、MIBC(メチルイソブチルカルビノール)などの起泡剤が所定量(例えば、20〜5,000ppm)添加される。
起泡剤fが添加されたスラリーd”は、浮選機70に供給され、浮選される。未燃カーボンを含むフロス(未燃カーボン)iは、図示しないフィルタープレスによって固液分離し、未燃カーボンcを回収する。フィルタープレスで脱水された水分は、ポンプ(図示せず)によってスラリー調整槽10に供給され、新たなフライアッシュに添加される。
一方、浮選機70からのフライアッシュを含むテーリング(フライアッシュ)jは、図示しない固液分離器(遠心脱水機)で固液分離し、製品としてセメント混合材などに利用することができる。
本発明に係るフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置の概略構成図である。 同フライアッシュ中の未燃カーボン除去装置の構成図である。 表面改質機の要部拡大平面図である。 表面改質機の要部拡大側面図である。 (a)捕集剤添加時の状態図、(b)表面改質時の状態図、(c)浮選機時の状態図である。 従来の高速剪断ミキサーの断面図である。
符号の説明
a フライアッシュ
c 水
d スラリー
d’ 表面改質後のスラリー
e 捕集剤
10 スラリー調整槽
20 捕集剤を添加する装置
30 表面改質装置
31 表面改質機
33 縦型の攪拌槽
34 攪拌機
60 調整槽
70 浮選機

Claims (4)

  1. フライアッシュ中の未燃カーボンを除去する装置であって、前記フライアッシュに水を加えてスラリーを生成するスラリー調整槽と、前記スラリーに捕集剤を添加する装置と、捕集剤添加後のスラリーを高速攪拌してスラリーに剪断力を付与し、前記未燃カーボンの表面に捕集剤に付着させる表面改質装置と、前記表面改質装置によって表面改質した後のスラリーに起泡剤を添加する調整槽と、起泡剤添加後のスラリーを攪拌して、発生した気泡により前記未燃カーボンを浮選する浮選機とから成り、かつ、前記表面改質装置を、縦型の攪拌槽と、該攪拌槽内に設けた攪拌機とからなる表面改質機を複数基直列に接続して、多段に剪断力を付与する構成としたことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置。
  2. 前記攪拌機によってスラリー及び捕集剤に剪断力を付与するにあたって、単位スラリー量当り10〜100Kw/m3 の攪拌力を付与することを特徴とする請求項1記載のフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置。
  3. 前記攪拌槽と前記攪拌機の攪拌羽根先端とのクリアリンスを2〜100mmの範囲とすることを特徴とする請求項1記載のフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置。
  4. 隣接する攪拌槽を接続管によって接続すると共に、該接続管に所定の攪拌槽をバイパスするバイパス路を設けたことを特徴とする請求項1記載のフライアッシュ中の未燃カーボン除去装置。
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