JP2007054602A - シェーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理部位に応じて毛を切断処理する一度に剃れる切断領域巾を変えて素早く処理できる。
【解決手段】 毛をカットする刃ブロック1を保持する外刃フレーム2を複数備える。複数の外刃フレーム2を刃ブロック1の可動刃の移動方向Xと交差する方向Yに並設する。少なくとも1つの外刃フレーム2を初期位置から可動刃の移動方向Xにスライド自在とする。スライド位置で外刃フレーム2を固定するための固定手段3を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、毛をカットするためのシェーバーに関するものである。
従来から図42、図43に示すように、シェーバー本体9’の上部に、毛をカットする刃ブロック1’を保持する外刃フレーム2’を複数備え、且つ、該複数の外刃フレーム2’を刃ブロック1’の可動刃の移動方向Xと交差する方向に並設したシェーバー4’が特許文献1により知られている。
この特許文献1に示されたものは各外刃フレーム2’が肌への押し付け力に応じてシェーバー本体9’に対して独立してフロート又はスイング自在に取付けたものであり、シェーバー本体9’を手に持って刃ブロック1’を肌に押し付けると、肌の凹凸や形状に沿って各外刃フレーム2’がフロート又はスイングして肌の凹凸や形状に対応するようになっている。しかしながら、この従来例のシェーバー4’は一度に剃れる切断領域巾M’は図42に示す刃ブロック1’の長手方向の巾であり、したがって、刃ブロック1’の図 におけるX方向の長さが長いシェーバー4’では腋等の狭い部位を処理することができず、逆に、刃ブロック1’の図42におけるX方向の長さを短くしたシェーバー4’では腋等の狭い部位の処理は可能となるが、足や腕の広い部位を処理する際に、一度に剃れる領域巾が狭いので、処理に時間がかかり、使い勝手が悪いという問題があった。
特開2005−40358号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、処理部位に応じて毛を切断処理する一度に剃れる切断領域巾を変えて素早く処理できて使い勝手がよいシェーバーを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係るシェーバーは、毛をカットする刃ブロック1を備えた外刃フレーム2を複数備え、該複数の外刃フレーム2を刃ブロック1の可動刃39の移動方向と交差する方向に並設し、少なくとも一つの外刃フレーム2を初期位置から可動刃39の移動方向にスライド自在とすると共にスライド位置で外刃フレーム2を固定するための固定手段3を設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、腋等の処理領域巾が狭い部位の毛を切断する場合は、並設した複数の外刃フレーム2を初期位置の状態で使用することで、腋等の狭い部位であっても肌に当てやすくてスムーズ且つ素早く毛の切断処理ができると共に使い勝手がよいものであり、一方、足や腕の処理領域巾が広い部位を処理する場合には、外刃フレーム2をスライドさせてシェーバー4によって一度に剃れる切断領域巾Mを広くして使用することで、1ストロークで剃れる毛が多くなって早く処理することができるものであり、しかも、スライド位置で固定手段3により外刃フレーム2を固定するので外刃フレーム2をスライドさせた状態で使用する際に、スライドにより設定した切断領域巾Mを維持した状態で毛を切断処理することができて、安定して確実な処理ができる。
また、複数の外刃フレーム2が異なる方向にスライド可能であることが好ましい。
このような構成とすることで、効率よく一度に剃れる切断領域巾Mを広くでき、1ストロークで剃れる毛が多くなって早く処理することができる。
また、少なくとも一つの外刃フレーム2をスライド自在とした上記並設する複数の外刃フレーム2にそれぞれ備えた刃ブロック1の可動刃39を、一つの駆動源により駆動することが好ましい。
このような構成とすることで、並設した外刃フレーム2の少なくとも一つが可動刃39の移動方向にスライド自在であるにもかかわらず、駆動源が一つでよく、軽量化が図れ、部材点数が少なく、構造も簡略化できる。
また、駆動源からの駆動により駆動して可動刃39を往復駆動するための駆動子8を、駆動源側の駆動源側駆動子部42と、可動刃39側の可動刃側駆動子部41とに分割し、可動刃側駆動子部41を駆動源側駆動子部42に対して可動刃39の往復動方向にスライド自在に取付けることが好ましい。
このような構成とすることで、駆動源の駆動により往復動する駆動源側駆動子部42の部分でシェーバー本体9内部への毛屑の侵入や水の浸入を防ぐ構造を採用でき、したがって、このシェーバー本体9内部への毛屑の侵入や水の浸入を防ぐ構造に関係なく可動刃側駆動子部41をスライドでき、スライド部分の構成を簡略化且つ小さくでき、全体を小さくできて使い勝手が向上する。
また、複数の可動刃側駆動子部41が駆動子連動手段43により連動してスライドすることが好ましい。
一つの可動刃側駆動子部41をスライドさせるという一つの操作で、他の可動刃側駆動子部41を連動してスライドでき、使い勝手が向上する。
また、可動刃側駆動子部41と駆動源側駆動子部42とを連結自在とする駆動子部連結手段44を設け、駆動子部連結手段44による連結を解除した状態で可動刃側駆動子部41を駆動源側駆動子部42に対して初期位置からスライド位置又はスライド位置から初期位置にスライドさせるばね部材45を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、駆動子部連結手段44により可動刃側駆動子部41と駆動源側駆動子部42を連結した状態で、駆動源からの駆動により可動刃39を往復駆動することができ、駆動子部連結手段44による連結を解除した状態で、可動刃側駆動子部41を駆動源側駆動子部42に対してスライドすることができるだけでなく、駆動子部連結手段44による連結を解除することで、ばね部材45により自動的に可動刃側駆動子部41を駆動源側駆動子部42に対して初期位置からスライド位置又はスライド位置から初期位置にスライドさせることができて、スライド操作が容易に行える。
また、可動刃側駆動子部41と駆動源側駆動子部42とを凹部46と凸部47とによるレール構造によりスライド自在とし、該レール構造の端部にスライドのストッパ48を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、可動刃側駆動子部41を駆動源側駆動子部42に対して簡単な構成でスライドできるだけでなく、連結位置で確実にスライドを止めることができる。
また、駆動子部連結手段44を、駆動源側駆動子部42に設けたばね付勢された駆動子ロック部材49と、可動刃側駆動子部41に設けた上記駆動子ロック部材49が嵌合自在なロック穴50とで構成し、該ロック穴50に駆動子ロック部材49が嵌合して可動刃側駆動子部41のスライドの位置固定がなされることが好ましい。
このような構成とすることで、簡単な構成で確実に可動刃側駆動子部41を駆動源側駆動子部42に対してスライド位置で連結することができる。
また、複数の外刃フレーム2が外刃フレーム連動手段51により連動してスライドすることが好ましい。
このような構成とすることで、一つの外刃フレーム2をスライドさせることで並設した他の外刃フレーム2を外刃フレーム連動手段51により連動してスライドさせて、シェーバー4によって一度に剃れる切断領域巾Mを広くした使用形態や、切断領域巾Mを狭くした使用形態にすることができ、手軽に使用形態の変更ができて使い勝手がよくなる。
また、シェーバー本体9に対して外刃フレーム2を可動刃39の往復動方向にスライド自在に取付け、外刃フレーム2の固定手段3が、シェーバー本体9側に設けたばね付勢されたフレームロック部材53と、外刃フレーム2に設けた上記フレームロック部材53が嵌合自在なロック用穴54とで構成し、該ロック用穴54にフレームロック部材53が嵌合して外刃フレーム2のスライドの位置固定がなされることが好ましい。
このような構成とすることで、簡単な構成で確実にスライドする外刃フレーム2のスライド位置の固定ができる。
また、並設した外刃フレーム2同士の並設方向における位置関係を保持する並設方向位置保持手段55を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、並設方向位置保持手段55により、並設した外刃フレーム2同士が並設方向において開いたり、狭まったりするのを防止できて、切断領域巾Mを広くした使用形態や、切断領域巾Mを狭くした使用形態における安定した使用が出来ると共に、スライドも安定してスムーズにできる。
また、外刃フレーム2に可動刃側駆動子部41と外刃フレーム2とを着脱自在に連結する連結部材56を設け、連結部材56によって外刃フレーム2と可動刃側駆動子部41とを連結した状態で外刃フレーム2と可動刃側駆動子部とが同時にスライド可能となり、連結部材56によって外刃フレーム2と可動刃側駆動子部41を連結していない状態で外刃フレーム2内で可動刃側駆動子部41が往復動自在となっていることが好ましい。
このような構成とすることで、連結部材56により外刃フレーム2に可動刃側駆動子部41と外刃フレーム2とを連結した状態では、固定手段3により固定を解除する等により外刃フレーム2と可動刃側駆動子部41とを同時にスライドすることが可能となり、一つの動作で切断領域巾Mを広くした使用形態や、切断領域巾Mを狭くした使用形態に切り替えることができて使い勝手が向上し、また、簡単な構成で部品点数を減らすことができて、小型化が図れる。
また、駆動子部連結手段44による可動刃側駆動子部41と駆動源側駆動子部42との連結解除と、外刃フレーム2の固定手段3によるシェーバー本体9と外刃フレーム2との連結解除と、連結部材56による可動刃側駆動子部41と外刃フレーム2の連結とを行うための共通の操作部57を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、外刃フレーム2、可動刃側駆動子部41を連動させてスライドさせるに当たって、駆動子部連結手段44による連結解除、固定手段3による連結解除、連結部材56による連結が、操作部57の一つの動作によりできて操作性が向上して使い勝手がよくなる。
また、外刃フレーム2を初期位置から可動刃39の移動方向にスライドさせて並設した外刃フレーム2に保持した外刃38による切断領域巾Mを広くした状態で、並設した外刃38が該切断領域巾Mの両端部が中央部よりも突出するようにすることが好ましい。
このような構成とすることで、切断領域巾Mを広くして腕や脚等の毛を切断する際、腕や脚の曲面に外刃が密着しやすくて剃り残しが少なく速く処理できる。
また、駆動力を出力するための出力側ギア5と、出力側ギア5から回転が伝達されて回転する駆動用ギア6と、該駆動用ギア6の回転を偏芯カム7を介して往復動に変換して外刃フレーム2の可動刃39を往復駆動するための駆動子8とを備え、上記出力側ギア5が複数設けられ、上記駆動用ギア6と偏芯カム7と駆動子8とが外刃フレーム2と一緒にスライドし、外刃フレーム2の初期位置とスライド位置とで駆動用ギア6に対してそれぞれ別々の出力側ギア5により駆動が伝達されるように設定してあることが好ましい。
このような構成とすることで、外刃フレーム2をスライドさせた状態でも簡単な構成で駆動を伝達して複数の外刃フレーム2に設けた可動刃39を往復動させることができて、構造が簡略化できる。
本発明は、腋等の狭い部位や足や腕の広い部位のいずれの場合であっても、シェーバーの刃の処理巾をそれぞれの部位に最適な切断領域巾にすることができて、腋等の狭い部位においては肌に当てやすくてスムーズ且つ素早く毛の切断処理ができると共に使い勝手がよく、また、足や腕の広い部位においては1ストロークで剃れる毛が多くなって早く処理することができるという効果があり、しかもスライド位置で固定手段により外刃フレームを固定するので、外刃フレームをスライドさせた状態で使用する際に、スライドにより設定した切断領域巾を維持した状態で毛を切断処理することができて、安定して確実な処理ができるという効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1乃至図10には本発明の一実施形態が示してあり、図11乃至図34 には本発明の他の実施形態が示してある。
まず、図1乃至図10に示す実施形態から説明する。
本発明のシェーバー4は図1乃至図3に示すように、使用者が手で把持する把持部となるシェーバー本体9の上部に、毛を切断するための刃ブロック1を保持した複数の外刃フレーム2を備えたものであり、複数の外刃フレーム2は刃ブロック1の可動刃の移動方向Xと交差する方向に並設してある。以下可動刃の移動方向をX方向(左右方向)と定義し、該X方向と交差する外刃フレーム2の並設方向をY方向(前後方向)と定義して説明する。また、上記X方向及びY方向のいずれの方向にも直交する方向を上下方向とし、シェーバー本体9の刃ブロック1側を上、反対側を下と定義する。
図4乃至図10には本発明の駆動伝達機構の一実施形態が示してある。
シェーバー本体9は主体となるハウジング52の上部に上部基台10を取付けて構成してある。
この上部基台10にはモータ11がねじ12により固定してある。モータ11の出力軸13には出力側主ギア5aが圧入固定してあり、上部基台10に突設した軸受けボス14に出力側副ギア5b、5bの回転支点となる軸15が圧入固定してあり、出力側副ギア5bは出力側主ギア5aと係合していて出力側主ギア5aの動力が出力側副ギア5bに伝達するようになっている。添付図面に示す実施形態では上部基台10の中心部に出力側主ギア5aが位置し、該出力側主ギア5aの上記X方向(左右方向)の両側にそれぞれ出力側副ギア5bを配置している。これらの出力側主ギア5a、出力側副ギア5bがそれぞれ出力側ギア5を構成している。つまり、本実施形態では出力側主ギア5aが1つ、出力側副ギア5bが2つ合計3個の出力側ギア5が設けてある。
上部基台10の上面部の上記Y方向(前後方向)の両側部にはそれぞれX方向(左右方向)の両端部に互いに対向するように一対の突片16が突設してあり、該X方向に対向する一対の突片16にはそれぞれ2個ずつスライド軸挿入孔17が設けてあり、対向するスライド軸挿入孔17にそれぞれスライド軸18を挿入支持することで、対向する一対の突片16間に2本のスライド軸18が架設してある。このようにして2本で一組となったスライド軸18が上部基台10のY方向の両側部にそれぞれ架設してある。
2本で一組となったスライド軸18の組にはそれぞれ駆動子基台19の下端部に設けた2つのスライド孔20がスライド自在に嵌め込まれて駆動子基台19がX方向にスライド自在に上部基台10に取付けられ、これにより複数の出力側ギア5のY方向の両側にそれぞれ駆動子基台19がスライド自在に取付けられる。
図4に示すように、駆動子基台19は内部が空所となり且つ出力側ギア5に面する側及び上方に開口したもので、駆動子基台19の内部の空所の底部に設けたボス22に圧入固定した軸23に駆動用ギア6が軸支してある。駆動用ギア6にはバランスウェイトを備えた偏芯カム7が軸24により固定してあり、偏芯カム7の偏芯軸7a(駆動用ギア6の回転中心に対して偏芯した位置にある)に駆動アーム25の一端部が回転自在に枢支してある。
図8乃至図10に示すように、両駆動子基台19がY方向に重なるように並んだ位置(初期位置)では両駆動子基台19に設けた駆動用ギア6がそれぞれ複数の出力側ギア5のうち中央の出力側主ギア5aに係合し、この状態では両駆動用ギア6にそれぞれ出力側主ギア5aから動力を伝達されるように構成してある。
また、図5乃至図7に示すように、両駆動子基台19をY方向に互いに離れるように移動させると一方の駆動用ギア6が一方の出力側副ギア5bに係合して動力が伝達されると共に、他方の一方の駆動用ギア6が一方の出力側副ギア5bに係合して動力が伝達されるようになっている。
また、図示を省略しているが、一方の両駆動子基台19のみをY方向に移動させると一方の駆動用ギア6が一方の出力側副ギア5bに係合して動力が伝達されると共に、他方の一方の駆動用ギア6が中央の出力側主ギア5aに係合して動力が伝達されるようになっている。
図4に示すように、上部基台10の上面のY方向の両側にはそれぞれX方向に複数(図の実施形態では2個)の係止部32が設けてあり、また、各駆動子基台19の下端部にはロック部材33が上下移動自在に取付けてあり、このロック部材33はばね34により下方に弾性的に突出しており、図8に示すように、駆動子基台19が初期位置にあるときは複数の係止部32のうちの1つの係止部32にロック部材33が弾性的に係合することで駆動子基台19を初期位置に固定するようになっており、また、上記ばねによる係止力以上の外力を加えるとばねに抗して駆動子基台19をX方向にスライドさせることができ、図5に示すように所定のスライド位置で別の係止部32にロック部材33が弾性的に係合することで駆動子基台19を所定のスライド位置に固定することができるようになっている。ここで、上記係止部32、ロック部材33により固定手段3を構成してある。
駆動子基台19には駆動子8が取付けてある。駆動子8はX方向の両側に弾性片26を介して固定部27を設けたもので、駆動子8の下部を駆動子基台19の空所内に挿入すると共にX方向の両側に位置する固定部27を駆動子基台19の上開口のX方向の両縁部に固定することで弾性片26によりX方向にのみ移動自在に駆動子基台19に取付けてある。上記駆動アーム25の他端部は駆動子8に設けた軸部28に回転自在に枢支してある。したがって、駆動用ギア6が回転すると、偏芯カム7、駆動アーム25を介して回転運動が直線往復運動に変換されて駆動子8がX方向にのみ往復移動するように構成してある。
前述のようにX方向に移動自在な駆動子基台19には図5、図6、図8、図9に示すようにフレーム取付け台29が被嵌して取付けてあり、駆動子8の上部がフレーム取付け台29の孔30から上方に突出している。この孔30は駆動子8が上記のように往復移動するのに支障がない大きさとなっている。また、フレーム取付け台29には出力側ギア5に面する側面に開口部31を設けてある。
上記のようにしてY方向に複数個(図の実施形態では2個)並べて取付けられたX方向に移動自在なフレーム取付け台29にはそれぞれ外刃フレーム2が着脱自在に取付けられる。
外刃フレーム2には毛を切断するための刃ブロック1が支持してある。刃ブロック1には外刃と可動刃(内刃)とよりなる毛を切断するための刃が設けてあり、可動刃が上記駆動子の上部に着脱自在に接続されるもので、駆動子8のX方向の往復移動により可動刃がX方向に往復移動し外刃に設けた孔から導入された毛を可動刃により切断するようにしている。
添付図面に示す実施形態では、外刃フレーム2に刃ブロック1として、短毛カット用の短毛カット刃ブロック1aと、長毛カット用の長毛カット刃ブロック1bとの2つの刃ブロック1を備えた例を示してある。
短毛カット刃ブロック1aは例えば、ネット刃により外刃が構成してあり、駆動子8の上端部に連結された可動刃(短毛用の内刃)がばね材によりネット刃の下面側に弾性的に押し付けられた状態で、駆動子8が前述のようにX方向に往復動することで可動刃がX方向に往復動してネット刃のネット孔から導入された短い毛を切断するようになっている。
長毛カット刃ブロック1bは例えばスリット刃により外刃が構成してあり、長毛用の可動刃(長毛用の内刃が)がばね材によりスリット刃の下面側に弾性的に押し付けられた状態となっており、この可動刃は上記駆動子8又は短毛カット刃ブロック1aの内刃に連動部(図示せず)を介して連結してあって、駆動子8が上記のようにX方向に往復動することで長毛用の可動刃がX方向に往復動してスリット刃のスリット溝から導入された長い毛を切断するようになっている。
使用者が手で把持する把持部となるシェーバー本体9はY方向を前後方向とすると、図1乃至図3に示すように前面側にモータ11をオン、オフするための操作スイッチ35を設けてある。また、X方向を左右方向とすると、シェーバー本体9の左右両側面(つまり、X方向の両側面)のうち一方の側面の上部の前部には図3に示すように側面前開口部36が形成してあり、この側面前開口部36からY方向である前後方向に並設した駆動子基台19のうち前側に位置する駆動子基台19の一部がX方向(左又は右方向)にスライドした際に上記側面前開口部36から外側方に突出自在となっている。また、図示を省略しているが、シェーバー本体9の左右両側面のうち他方の側面の上部の後部には側面後開口部(図示せず)が形成してあり、この側面後開口部からY方向である前後方向に並設した駆動子基台19のうち後側に位置する駆動子基台19の一部がX方向(右又は左方向)にスライドしたした際に上記側面後開口部から外側方に突出自在となっている。なお、X方向を左右方向とし、Y方向を前後方向とした場合、X方向は前後方向であるY方向及び上下方向のいずれに対しても直角に交差し、また、Y方向は左右方向であるX方向及び上下方向のいずれに対しても直角に交差する関係となっている。
把持部となるシェーバー本体9は上記操作スイッチ35を設けた前面側が手で把持した際に親指が位置する面となって、通常はシェーバー本体9を手で把持した状態で前面に位置する親指で前面に設けた操作スイッチ35を操作するものである。そして、使用に当たっては、シェーバー本体9を上記のように親指が前面側に位置するようにして把持した状態で、刃ブロック1を人の肌に当て、親指が位置する側が進行方向の前となるように移動するものであり、このため、前後方向である上記Y方向のうち前方向であるY1方向がシェーバー4の使用方向(使用時におけるシェーバー4の移動方向)となる(図3参照)。
ここで、前述の各外刃フレーム2にY方向に並設した短毛カット刃ブロック1aと長毛カット刃ブロック1bとは、いずれも上記シェーバー4の使用方向(Y1方向)に対して長毛カット刃ブロック1bが短毛カット刃ブロック1aよりも前に位置させてある。
上記のような構成の本発明のシェーバー4は、腋等の処理領域巾が狭い部位の毛を切断する場合は、図2に示すように、Y方向に並設した複数の外刃フレーム2を初期位置に位置させた状態で使用する。この初期位置においては、複数の外刃フレーム2がX方向にずれることなくY方向に並設した状態であって、複数の駆動子基台19(駆動子基台19に被嵌したフレーム取付け台29)が図8、9のようにX方向にずれることなくY方向に並設した状態となっていて、複数の係止部32のうちの1つの係止部32にロック部材33が弾性的に係合して駆動子基台19を初期位置に固定している。この初期位置において図10に示すように3つの出力側ギア5のうちX方向(左右方向)の中央の出力側主ギア5aにY方向の両側(前後両側)に位置する駆動子基台19に設けた各駆動用ギア6が係合して、モータの回転を中央の出力側主ギア5aを介して各駆動用ギア6に伝達して各外刃フレーム2に設けた各刃ブロック1の可動刃をX方向に往復駆動して腋等の処理領域巾が狭い部位の毛を切断する。このY方向に並設した複数の外刃フレーム2を初期位置に位置させた状態が複数の外刃フレーム2にそれぞれ設けた各刃ブロック1全体による一度に剃れる切断領域巾Mが最も狭い(短い)使用形態となり、腋等の処理領域巾が狭い部位の毛を効果的に切断処理することができる。
この初期位置に位置させた状態では、前述のように各外刃フレーム2に並設した短毛カット刃ブロック1aと長毛カット刃ブロック1bで、それぞれ毛が切断処理される。つまり、各外刃フレーム2にそれぞれ設けた短毛カット刃ブロック1a、長毛カット刃ブロック1bを肌に押し立てた状態でシェーバー4を使用方向であるY1方向に移動すると、まず前側に位置する外刃フレーム2の前側に位置する長毛カット刃ブロック1bで長毛を短くカットし、次に、この短くカットした毛を前側に位置する外刃フレーム2の後側に位置する短毛カット刃ブロック1aでカットするものであり、次に、前側に位置する外刃フレーム2で処理できなかった毛を、後側に位置する外刃フレーム2の前側に位置する長毛カット刃ブロック1bで長毛を短くカットし、次に、この短くカットした毛を後側に位置する外刃フレーム2の後側に位置する短毛カット刃ブロック1aでカットするものであり、このように何段にもわたって腋等の処理領域巾が狭い部位の毛を効果的に切断処理することができる。
次に、足や腕の広い部位を処理する場合には、外刃フレーム2をX方向にスライドさせて図1に示すように外刃フレーム2をX方向にずらして複数の外刃フレーム2に設けた各刃ブロック1全体による一度に剃れる切断領域巾Mを長くして使用する。複数の係止部32のうちの上記初期位置とは異なる他の係止部32にロック部材33が弾性的に係合して駆動子基台19を初期位置に固定している。したがって、一度に剃れる切断領域巾Mを長くして使用する際に該切断領域巾Mを所定長さに保持した状態で使用できる。
この外刃フレーム2をX方向にスライドさせて切断領域巾Mを長くした状態において、図6に示すようにY方向の両側(前後両側)に位置する駆動子基台19のうち一方の駆動子基台19に設けた駆動用ギア6が3つの出力側ギア5のうちX方向(左右方向)の両側の出力側ギア5のいずれか一方(つまり左右の出力側副ギア5bのうちいずれか一方)に係合すると共に、他方の駆動子基台19に設けた駆動用ギア6が3つの出力側ギア5のうちX方向(左右方向)の両側の出力側ギア5のいずれか他方(つまり左右の出力側副ギア5bのうちいずれか他方)に係合して、モータの回転を左右の出力側副ギア5bを介してそれぞれ各駆動用ギア6に伝達して各外刃フレーム2に設けた各刃ブロック1の可動刃をX方向に往復駆動して腋等の処理領域巾が狭い部位の毛を切断する。
このように切断領域巾Mを長くして使用することで、1ストロークで剃れる毛が多くなって早く処理することができる。この外刃フレーム2をX方向にスライドさせて切断領域巾Mを長くした状態で切断する場合であっても、各外刃フレーム2にそれぞれ長毛カット刃ブロック1b、短毛カット刃ブロック1aを設けると共に、シェーバー4の使用方向に対して長毛カット刃ブロック1bが短毛カット刃ブロック1aよりも前に位置させてあるので、各外刃フレーム2にそれぞれ設けた短毛カット刃ブロック1a、長毛カット刃ブロック1bを肌に押し立てた状態でシェーバー4を使用方向であるY1方向に移動すると、各外刃フレーム2の前側に位置する長毛カット刃ブロック1bでそれぞれ長毛を短くカットし、次に、この短くカットした毛をそれぞれの外刃フレーム2に設けた後側に位置する短毛カット刃ブロック1aで短くカットするので、広い切断領域巾Mの全巾にわたって長毛カット刃ブロック1b、短毛カット刃ブロック1aの2段階の切断ができるものであって、効果的な切断処理ができる。
ここで、上記添付図面に示す実施形態では前後2個の外刃フレーム2をそれぞれ異なる方向にスライドさせる(つまり一方の外刃フレーム2を左方向にスライドさせると共に他方の外刃フレームを右方向にスライドさせる)ようになっており、これにより効率よく一度に剃れる切断領域巾Mを広く(長く)でき、1ストロークで剃れる毛が多くなって早く処理することができる。
また、両外刃フレーム2がいずれもX方向にスライド自在となっていて、上記のように両外刃フレーム2を異なる方向にスライドさせ一度に剃れる切断領域巾Mを広くするだけでなく、一方の外刃フレーム2のみをスライドさせると、切断領域巾Mを図1の切断領域巾Mと図2の切断領域巾Mとの中間の長さにすることができる。
また、上記実施形態では2つの外刃フレーム2がいずれもX方向に移動自在となっている例を示したが、Y方向に並設した複数の外刃フレーム2のうち、少なくとも1つがスライド自在であればよく、並設した複数の外刃フレーム2のうちスライドしない外刃フレーム2とスライドする外刃フレーム2とをY方向に並設したものであってもよい。
なお、外刃フレーム2をX方向にスライドさせるに当たって、外刃フレーム2自体を指で摘んでスライド操作するようにしてもよく、あるいは外刃フレーム2をスライドするためのスライド操作機構を設けてシェーバー本体9に設けたスライド操作部を操作することで外刃フレーム2をX方向にスライド操作できるようにしてもよい。
次に、図11乃至図34に示す実施形態につき説明する。
本実施形態のシェーバー4は図11乃至図14に示すように、使用者が手で把持する把持部となるシェーバー本体9の上部に、毛を切断するための刃ブロック1を備えた複数の外刃フレーム2を備えたものであり、複数の外刃フレーム2は刃ブロック1の可動刃の移動方向Xと交差する方向に並設してある。以下可動刃39の移動方向をX方向(左右方向)と定義し、該X方向と交差する外刃フレーム2の並設方向をY方向(前後方向)と定義して説明する。また、上記X方向及びY方向のいずれの方向にも直交する方向を上下方向とし、シェーバー本体9の刃ブロック1側を上、反対側を下と定義して説明する。
なお、以下の実施形態においても外刃フレーム2をX方向にスライドさせて図11に示すように切断領域巾Mを長くした状態における使用の説明及び作用効果、図12に示すように切断領域巾Mを長くした状態における使用の説明及び作用効果は前述の実施形態における説明と同じなので、以下の実施形態ではこの点に関する説明は省略し、具体的機構について以下に説明する。
シェーバー本体9は主体となるハウジング52の上部に上部基台10を取付けて構成してある。
本実施形態では図15に示すように上部基台10が刃取付け台10aと、駆動子基台10bとで構成してある。駆動子基台10bには駆動源であるモータ11が取付けてある。モータ軸端部には先端部を偏芯させた偏芯カム60が圧入してあり、偏芯カム60の先端部が駆動子8に設けたスリット部に嵌合してある。この駆動子8は左右両端部に一方向にのみ変形自在なU字状をしたヒンジ片61を設け、ヒンジ片61の先端部の取付け片62に設けた孔63を駆動子基台10bに設けた突起64に嵌め込んだ状態で駆動子基台10bを刃取付け台10a内に嵌め込んで取付けることで、取付け片62を図25のように刃取付け台10aと駆動子基台10bとで挟持することで取付けてあり、モータ11の回転により偏芯カム60を介して駆動子8が往復動するようになっている。
駆動子8は図15、図34に示すように駆動源であるモータ11側の駆動源側駆動子部42と、可動刃39側の可動刃側駆動子部41とに分割してあり、可動刃側駆動子部41は後述のように駆動源側駆動子部42に対して可動刃39の往復動方向であるX方向(左右方向)にスライド自在に取付けてある。
駆動源側駆動子部42は添付図面に示す実施形態では更に主駆動子部42aと、主駆動子部42aに固定される副駆動子部42bとに分割してある。主駆動子部42aは左右両側に前述のヒンジ片61を設けてあり、上面部の前後(駆動子8の往復動方向と直交する方向)両側には2個の嵌め込み突部65が設けてある。副駆動子部42bは下面部の前後両側には2個の嵌め込み穴部66が設けてあって、上記嵌め込み突部65を嵌め込み穴部66に嵌め込むことで副駆動子部42bを主駆動子部42aに固定するようになっている。副駆動子部42bの上面部の前後部にはそれぞれ左右方向に長くなったレール(図15の実施形態では凹部46)が設けてあり、中央部には突軸部68が上方に突設してある。突軸部68には駆動子連動手段43を構成する駆動子レバー69の中央筒部が回転自在に被嵌してあり、該駆動子レバー69はコイルばねよりなるばね部材45により一方向に駆動子レバー69を回動させようとするばね力を付与してある。
図14、図15に示すように主駆動子部42aの一方の嵌め込み突部65は上方が開口する筒状をしていて内部に駆動子ロック部材49の下部と該駆動子ロック部材49を上方に弾性付勢するためのばね力を付与するばね70が収納してあり、駆動子ロック部材49の上部は副駆動子部42bに設けた嵌め込み穴部66内に上下移動自在に嵌め込んであり、更に駆動子ロック部材49の上面より上方に突出しているロック用突起49aが副駆動子部42bの上面部に設けた孔66aから上方に出没自在に突出している。ロック用突起49aは左右方向の両側面が傾斜面となっていて先端に行くほど細巾となっている。駆動子ロック部材49には前方に向けて先端が下程前方となるように傾斜した傾斜面49bを有する突起が突設してある。
駆動源側駆動子部42は図33のように刃取付け台10aの上面の開口部から主駆動子部42aの嵌め込み突部65より上方の部位が突出するのであるが、図25に示すように刃取付け台10aの上面には開口部を塞ぐように変形自在な防水ゴム板71が取付けられ、該防水ゴム板71の孔に上記主駆動子部42aの嵌め込み突部65の下部が嵌挿していて防水ゴム板71の孔縁が嵌め込み突部65に弾性的に密着していることで、シェーバー本体9内に毛屑や水が侵入しないようになっている。上記防水ゴム板71は刃取付け台10aの上面に押さえ板71aを取付けることで押さえ板71aと刃取付け台10aとに挟着される。
駆動源側駆動子42の副駆動子部42bの前後部には可動刃側駆動子部41(前の可動側駆動子部41a、後の可動子側駆動子部41b)がそれぞれX方向(左右方向)にスライド自在に取付けてある。添付図面に示す実施形態においては、図34に示すように可動刃側駆動子部41に設けた左右方向に長い凸部47を前述の副駆動子部42bに設けた左右方向に長い凹部46にスライド自在にはめ込んだレール構造によりスライド自在に取付けてあり、更に、図34(c)に示すように、レール構造の端部、つまり、レールとなる凹部46の端部にストッパ用段部48aを設けると共に凸部47の端部にストッパ用突出部48bを突設してストッパ48を構成してあり、凸部47と凹部46が左右方向にスライドする際、ストッパ用突出部48bがストッパ用段部48aに当たるとそれ以上スライドできないようになっており、この位置が目的とするスライド停止位置となっている。
前の可動刃側駆動子部41aの下面には図25に示すようにスライド方向(X方向)の2箇所に前述のばね付勢された駆動子ロック部材49の上面に突設したロック用突起49aが嵌合自在なロック穴50が形成してあり、このばね付勢されロック用突起49aを有する駆動子ロック部材49と、ロック穴50とで駆動源側駆動子42に対して前の可動刃側駆動子部41aを初期位置及びスライド位置でそれぞれ連結するための駆動子部連結手段44を構成してあり、2個のロック穴50のうち初期位置に対応するロック穴50にロック用突起49aが嵌合することで前の可動刃側駆動子部41aが初期位置で駆動源側駆動子42に連結固定され、また、スライド位置に対応するロック穴50にロック用突起49aが嵌合することで前の可動刃側駆動子部41aがスライド位置で駆動源側駆動子42に連結固定されることになる。
図25に示すようにロック穴50は左右方向の巾が下方程巾広となるように左右の内面が傾斜面となっており、この左右方向の巾が下方程巾広となったロック穴50に前述のように先端に行くほど細巾となっているロック用突起49aを嵌合してロックするので、スライド方向に一定以上の力がかかるとロック状態が解除されるようになっている。
図15、図20、図28に示すように、駆動子レバー69の両端部にはそれぞれ長孔69aが設けてあり、一方の長孔69aに前の可動刃側駆動子部41aの上面部に設けた突軸部41cが摺動自在に嵌め込んであり、他方の長孔69aに後の可動刃側駆動子部41bの上面部に設けた突軸部41cが摺動自在に嵌め込んであって、初期位置においてロック穴50へのロック用突起49aの嵌合を解除して前の可動刃側駆動子部41aが初期位置からスライド位置(図においては左側のスライド位置)にスライドすると、長孔69aに突軸部41cが摺動自在に嵌め込んであるため駆動子レバー69が一方向に回動し、駆動子レバー69が回動することで後の可動刃側駆動子部41bが初期位置からスライド位置(右側のスライド位置)に連動してスライドし、また、スライド位置においてロック穴50へのロック用突起49aの嵌合を解除して前の可動刃側駆動子部41aがスライド位置(図においては左側のスライド位置)から初期位置にスライドすると、長孔69aに突軸部41cが摺動自在に嵌め込んであるため駆動子レバー69が上記とは逆方向に回動し、駆動子レバー69が回動することで後の可動刃側駆動子部41bがスライド位置(右側のスライド位置)から初期位置に連動してスライドするようになっている。
ここで、ばね部材45により一方向に駆動子レバー69を回動させようとするばね力を付与してあるので、ばね部材45が初期位置からスライド位置に回動するようなばね力を付与してある場合は、初期位置においてロック穴50へのロック用突起49aを解除することで、自動的に前の可動刃側駆動子部41aがスライド位置にスライドすると共に、後の可動刃側駆動子部41bが連動してスライド位置にスライドする。
また、ばね部材45がスライド位置から初期位置に回動するようなばね力を付与してある場合は、スライド位置においてロック穴50へのロック用突起49aを解除することで、自動的に前の可動刃側駆動子部41aが初期位置にスライドすると共に、後の可動刃側駆動子部41bが連動して初期位置にスライドする。
なお、初期位置において前後の可動刃側駆動子部41a、可動刃側駆動子部41bは可動刃側駆動子部41aに支持する可動刃39と、可動刃側駆動子部41bに支持する可動刃39とが左右方向にほぼ一致して前から見た場合に前後方向に重複するようになっている。
図15、図24に示すように前後の可動刃側駆動子部41a、可動刃側駆動子部41bにはそれぞれ上方に向けて可動刃取付け部41dが突設してある。また、前の可動刃側駆動子部41aの前面には連結穴41eが設けてあり、該連結穴41eの前部は図27に示すよう前方側程左右方向の穴巾が広くなるように構成してある。
刃取付け台10aの前面側には図14、図32、図33に示すように操作部57を構成する操作釦57aが取付けてある。操作釦57aは下端部を刃取付け台10aの前面下部に設けた軸受け部10dに回動自在に軸支してあり、操作釦57aの上部は刃取付け台10aの前面上部に設けた支持枠部10c内に前後方向に移動自在に挿入してある。刃取付け台10aにはスライドレバー72が前後方向にスライド自在に取付けてあり、このスライドレバー72の前端は操作釦57aに設けた縦長孔に嵌め込んであり、スライドレバー72の後端面には上程後方となるように傾斜した傾斜面72bが設けてあり、この傾斜面72bと上記ロック用突起49aの傾斜面49bとが図14のように対向しており、操作釦57aを後方に押し操作することで、スライドレバー72の傾斜面72bがロック用突起49aの傾斜面49bに沿って後方に移動することで、ロック用突起49aがばね70に抗して下方に移動してロック用突起49aが副駆動子部42bの上面部に設けた孔66a内に没入するようになっている。また、操作釦57aの押し込み操作を解除すると、ばね70のばね力で駆動子ロック部材49が上方に移動して傾斜面49bが傾斜面72bを押すことでスライドレバー72が前方に移動し、操作釦57aが支持枠部10c内で前方に回動する。
また、図32(a)に示すように操作釦57aの後面には後述のフレームロック部材53を操作するための上程後方となるように傾斜した傾斜面57bが設けてある。
刃取付け台10aには刃ヘッド58が着脱自在に取付けられる。該刃ヘッド58はフレーム基台59と、主フレーム基台59に前後方向(可動刃39の往復動方向であるX方向と直交するY方向)に並設して取付けられる外刃フレーム2と、各外刃フレーム2にそれぞれ備えられた毛をカットするための刃ブロック1とで構成される。
前後方向に並設された外刃フレーム2は少なくとも一つが初期位置から可動刃39の移動方向にスライド自在に主フレーム基台59に取付けてあり、添付図面に示す実施形態では前後に並設した2つの外刃フレーム2が異なる方向にスライド可能となっている例が示してある(もちろん、スライドする外刃フレーム2とスライドしない外刃フレーム2を前後方向に並設したものであってもよい)。
また、並設した各外刃フレーム2にはそれぞれ、刃ブロック1を備えているが、本実施形態では、外刃フレーム2の上部に外刃ブロック73と、トリマーブロック74とを内装して支持すると共に、外刃フレーム2内に可動刃側駆動子部41に設けた可動刃取付け部41dにばねを介して取付けた可動刃39を配置してある。
外刃フレーム2としては前の外刃フレーム2aと後の外刃フレーム2bとがあり、いずれの外刃フレーム2もフレーム本体部75と、カバーフレーム部76とで構成してある。つまり、前の外刃フレーム2aはフレーム本体部75aとカバーフレーム部76aとで構成してあり、後の外刃フレーム2bはフレーム本体部75bとカバーフレーム部76bとで構成してある。
図20に示すように前後のフレーム本体部75a、75bにはそれぞれ左右にスリット状切欠き部91が設けてあり、このスリット状切欠き部91に前後のカバーフレーム部76a、76bに設けたリブ部(図示せず)が上下方向に移動自在に取付けてある(図16乃至図19参照)。前後のカバーフレーム部76a、76bにはそれぞれ外刃ブロック73及びトリマーブロック74が取付けてある。
外刃ブロック73には外刃38であるネット刃が設けてあり、外刃38の裏面(下面)側に可動刃側駆動子部41にばねを介して取付ける可動刃39が押し当てられた状態で往復動することで、外刃38と可動刃39とで毛を切断するようになっている。この外刃38と、可動刃39とで短毛カット刃ブロック1aが構成される。
また、前のカバーフレーム部76aと後の外刃フレーム2bには長毛カット刃ブロック1bを構成するトリマーブロック74が上下移動自在に取付けてある。このトリマーブロック74には外刃であるスリット刃と、スリット刃の下面に対してばね材により弾性的に押し付けられる内刃とを有し、該内刃は前の可動刃側駆動子部41a、後の可動刃側駆動子部41bに設けた連動部93と着脱自在に連結され前の可動刃側駆動子部41a、後の可動刃側駆動子部41bが往復駆動することでトリマーブロック74の内刃も往復駆動するように構成してある。
添付図面に示す実施形態では前の外刃フレーム2a、後の外刃フレーム2bはそれぞれ主フレーム基台59に対して左右方向X(可動刃39の移動方向)にスライド自在に取付けてある。
主フレーム基台59は四角枠状をしており、図15に示すように前後方向の中央部を左右方向に掛け渡す中央架設片77が設けてあり、該中央架設片77の前側の左右方向の略半分(実施形態では左側)に上方に開口したレール部78aが設けてあり、更に、四角枠状をした主フレーム基台59の前部上面には左右に逆L字状をしたスライド突起78bが上方に向けて突設してあり、また、図31に示すように、中央架設片77の後面の左右方向の片側(実施形態では右側)にスライド突部78cが設けてあり、更に、後面の左右方向の片側(実施形態では左側)にスライド用レール部78dが設けてあり、更に、四角枠状をした主フレーム基台59の後部に後スライド用レール部78eが設けてある。更に、四角枠状をした主フレーム基台59の前部の左右方向の中央部には筒状部79が設けてある。また、図28に示すように中央架設片77のレール部78aを設けていない方の他の片側半部(実施形態では右側)に外刃フレーム連動手段51を構成する連動レバー51aの中央部が垂直面で回動自在に取付けてある。連動レバー51aの両端部にはそれぞれ長孔51bが形成してある。
図26に示すように筒状部79にはフレームロック部材53と、フレームロック部材53を上方に弾性付勢するためのばね80が収納してあり、フレームロック部材53の上部は筒状部79の上開口から突出自在となっている。また、フレームロック部材53の上面より上方に突出しているロック用突起53aは左右方向の両側面が傾斜面となっていて先端に行くほど細巾となっている。フレームロック部材53には前方に向けて先端が下程前方となるように傾斜した傾斜面53bを有する突起が突設してあり、筒状部79の前面部に設けた上下方向のスリットから前方に突出している。
図32(a)に示すようにフレームロック部材53に設けた上記傾斜面53bは操作釦57aの後面に設けた傾斜面57bと対向しており、操作釦57aを後方に押し操作することで、傾斜面57bが後方に移動して傾斜面53bを下方に押し下げ、フレームロック部材53を下方に移動するようになっている。操作釦57aの押し操作を解除すると、ばね80によるばね力でフレームロック部材53が上方に移動し、傾斜面53bが上方に移動することで傾斜面57bが前方に押されて操作釦57aが前方に移動する。
前の外刃フレーム2aはフレーム本体部75aにカバーフレーム部76aを取付けることで構成してある。
上記前のフレーム本体部75aは図15、図24、図30に示すように垂直な前壁板部81の下端部に前方に突出するようにコ字状をした枠部82を一体に連設して構成してある。前壁板部81の枠部82を連設した部分よりも下方に前壁板部81の下端部が突出していてレール嵌め込み部83aとなっている。また、枠部82の前部の左右部にはそれぞれ左右方向に長くなったレール部83bが設けてある。更に、図15、図27に示すように枠部82の前部の左右方向の中央部には孔部84が設けてあり、この孔部84に連結ピン85の後部と、連結ピン85を前方に突出させるばね力を付与するためのばね86とが挿入してあり、通常はばね86により連結ピン85の後端が孔部84内に没入しているが、連結ピン85をばね86に抗して後方に押すことで後端部を孔部84から後方に突出できるようになっていて、後方に突出させた場合に連結ピン85の後端部が連結穴41eに嵌め込み自在となっている。この連結ピン85、ばね86、連結穴41eにより外刃フレーム2に可動刃側駆動子部41と外刃フレーム2とを着脱自在に連結する連結部材56を構成している。図26に示すように枠部82の前部下面には左右方向(スライド方向)の2箇所に前述のばね付勢されたフレームロック部材53の上面に突設したロック用突起53aが嵌合自在なロック用穴54が形成してある。この左右方向の2箇所に設けたロック用穴54は、前述の可動刃側駆動子部41aに設けた2箇所のロック穴50と同じピッチとなっている。
図29に示すようにフレーム本体部75aのレール嵌め込み部83aをレール部78aにスライド自在に嵌め込むと共に、レール部83bにスライド突起78bをスライド自在に嵌め込むことでフレーム本体部75aを主フレーム基台59の前半部に左右方向にスライド自在に取付けてある。
上記ばね付勢されロック用突起53aを有するフレームロック部材53と、ロック用穴54とで固定手段3を構成している。2個のロック用穴54のうち初期位置に対応するロック用穴54にロック用突起53aが嵌合することで、主フレーム基台59の前部に対して前のフレーム本体部75a(すなわち前のフレーム本体部75)が初期位置で連結固定され、また、2個のロック用穴54のうちスライド位置に対応するロック用穴54にロック用突起53aが嵌合することで、主フレーム基台59の前部に対して前のフレーム本体部75a(すなわち前のフレーム本体部75)がスライド位置で連結固定されることになる。
ここで、図26に示すようにロック用穴54は左右方向の巾が下方程巾広となるように左右の内面が傾斜面となっており、この左右方向の巾が下方程巾広となったロック用穴54に前述のように先端に行くほど細巾となっているロック用突起53aを嵌合してロックするので、スライド方向に一定以上の力がかかるとロック状態が解除されるようになっている。
後の外刃フレーム2bはフレーム本体部75bとカバーフレーム部76bとで構成してある。
上記後のフレーム本体部75bは図15に示すように垂直な後壁板部87の下端部に前方に突出するようにコ字状をした枠部88を一体に連設して構成してある。後壁板部87の下端部には図31(a)(b)に示すように後方に向けてスライド係止部89aが突設してあり、また、枠部88の前端部の略片側半部(実施形態では左側)にレール溝部89bを設けてあり、更に、枠部88の前端部にスライド用突出部89cが設けてある。
図31(a)(b)に示すように上記後のフレーム本体部75bのスライド係止部89aを主フレーム基台59の後スライド用レール部78eにスライド自在に係止し、レール溝部89bにスライド突部78cをスライド自在に嵌め込み、スライド用突出部89cをスライド用レール部78dにスライド自在に嵌め込むことでフレーム本体部75bを主フレーム基台59の後半部に左右方向にスライド自在に取付けてある。
中央架設片77に回動自在に取付けた連動レバー51aの一端部の長孔51bが後のフレーム本体部75bの枠部88の前端部に設けた軸部90aにスライド自在且つ回動自在に嵌め込んであり、連動レバー51aの他端部の長孔51bがフレーム本体部75aの前壁板部81の後面に突設した軸部90bにスライド自在且つ回動自在に嵌め込んであり、フレーム本体部75a(つまり前の外刃フレーム2a)をスライドさせることで、連動レバー51aを介してフレーム本体部75b(つまり後の外刃フレーム2b)を反対方向に連動してスライドするようになっている。
すなわち、初期位置において操作釦57aを後方に押し操作してロック用穴54へのロック用突起53aの嵌合を解除して前の外刃フレーム2aが初期位置からスライド位置(図においては左側のスライド位置)にスライドすると、長孔51bに軸部90a、90bが摺動自在に嵌め込んであるため連動レバー51aが一方向に回動し、連動レバー51aが回動することで後の外刃フレーム2bが初期位置からスライド位置(右側のスライド位置)に連動してスライドし、また、スライド位置において操作釦57aを後方に押し操作してロック用穴54へのロック用突起53aの嵌合を解除して前の外刃フレーム2aがスライド位置(図においては左側のスライド位置)から初期位置にスライドすると、長孔51bに軸部90a、90bが摺動自在に嵌め込んであるため連動レバー51aが上記とは逆方向に回動し、連動レバー51aが回動することで後の外刃フレーム2bがスライド位置(右側のスライド位置)から初期位置に連動してスライドするようになっている。
ここで、初期位置、スライド位置において、操作釦57aを押し操作しない場合は、ロック用穴54にロック用突起53aが嵌まり込んで前の外刃フレーム2aが主フレーム基台59に対してスライドできないように固定され、同時に連動レバー51aで連結された後の外刃フレーム2bが主フレーム基台59にスライドできないように固定されることになり、また、ロック穴50にロック用突起49aが嵌まり込んで前の可動刃側駆動子部41aが駆動源側駆動子42に対してスライドできないように固定され、同時に駆動子レバー69で連結された後の可動刃側駆動子部41bが駆動源側駆動子42に対してスライドできないように固定されることになる。
ところで、前述の連結ピン85の前端が操作釦57aの後面に当接又は近接しており、操作釦57aを後方に押し操作していない状態では連結ピン85の後端部が前の可動刃側駆動子部41aに設けた連結穴41eに嵌まり込んでいない状態となっている。
したがって、上記のように、初期位置、スライド位置のいずれの場合も操作釦57aを操作せず、並設した前後の外刃フレーム2a、外刃フレーム2bが主フレーム基台59に固定され、且つ、前後の可動刃側駆動子部41a、可動刃側駆動子部41bが駆動源側駆動子42に固定された状態では、可動刃39を上端部に支持する前の可動刃側駆動子部41aが前の外刃フレーム2a内で往復動し、可動刃39を上端部に支持する後の可動刃側駆動子部41bが後の外刃フレーム2b内で往復動して、往復動する可動刃39と外刃38とで毛を切断できるようになっている。
一方、初期位置、スライド位置において、操作釦57aを後方に押し操作して、前述のようにロック用穴54とロック用突起53aとの連結を解除し、ロック穴50とロック用突起49aとの連結を解除すると、同時に連結ピン85がばね86に抗して後方に押され、連結ピン85の後端が前の可動刃側駆動子部41aの連結穴41eに嵌まり込んで、前の外刃フレーム2aと前の可動刃側駆動子部41aとが連結される。したがって、初期位置、スライド位置において、操作釦57aを後方に押し操作した状態で前の外刃フレーム2aと前の可動刃側駆動子部41aとは連動してスライドすることになる。このとき、前の外刃フレーム2aと後の外刃フレーム2bとが前述のように連動し、また、前の可動刃側駆動子部41aと後の可動刃側駆動子部41bとが連動するので、前後の外刃フレーム2a、2b前後の可動刃側駆動子部41a、可動刃側駆動子部41bがそれぞれ連動してスライドする。
上記操作釦57aを押して連結ピン85を連結穴41eに嵌め込む際、前の外刃フレーム2a内において往復駆動するように配置された可動刃側駆動子部41aは往復駆動の範囲中任意の位置で停止しているので、初期位置、スライド位置のいずれの場合も外刃フレーム2a内における可動刃側駆動子部41aの停止位置は一定でなく、連結穴41eと連結ピン85とが必ずしも一致するとは限らない。そこで、本発明においては図27のように連結穴41eの前部を前方側程左右方向の穴巾が広くなるように構成し、連結ピン85と連結穴41eとが多少ずれていても巾広となった(つまりハ字状に広がった)連結穴41eの入り口にスムーズに入れることができるようになっている。
本発明においては、並設した外刃フレーム2同士の並設方向における位置関係を保持する並設方向位置保持手段55を設けてある。すなわち、図14、図15、図16、図18に示すように前のフレーム本体部75aの前壁板部81の上端部には後方に向けて凸条部99aが突設してあり、この凸条部99aにスライド方向(X方向)に長い長孔99bが設けてある。一方、後のカバーフレーム部76bの前面には上方に突出する突出部100が設けてあり、該突出部100の先端部が上記長孔99bにスライド自在に嵌め込んである。上記長孔99b、突出部100により並設方向位置保持手段55を構成してあり、並設した前後の外刃フレーム2a、2b同士が並設方向において開いたり、狭まったりするのを防止できて、切断領域巾Mを広くした使用形態や、切断領域巾Mを狭くした使用形態における安定した使用が出来ると共に、スライドも安定してスムーズにできるようになっている。
図35乃至図41には本発明の更に他の実施形態を示している。
上記実施形態では、外刃フレーム2を初期位置から可動刃39の移動方向にスライドさせて並設した外刃フレーム2に保持した外刃38による切断領域巾Mを広くした状態で、並設した外刃フレーム2が平行となるようになっているが、本実施形態では、外刃フレーム2を初期位置から可動刃39の移動方向にスライドさせて並設した外刃フレーム2に保持した外刃38による切断領域巾Mを広くした状態で、図35乃至図37に示すように並設した外刃38が該切断領域巾Mの両端部が中央部よりも突出するように、並設した外刃フレーム2が初期位置に対してスライド移動し且つ傾斜するようになっている。このようにすると切断領域巾Mを広くして腕や脚等の毛を切断する際、腕や脚の曲面に外刃が密着しやすくて剃り残しが少なく速く処理できる。
ここで、並設した外刃フレーム2全体がスライド位置で傾斜するようにしてもよく、あるいは、並設した外刃フレーム2の構成部材の一部がスライド位置で傾斜するようにしてもよい。
図35乃至図41に示す実施形態では並設した外刃フレーム2の構成部材の一部がスライド位置で傾斜する例を示している。
すなわち前述の実施形態と同様に、前のフレーム本体部75aと後のフレーム本体部75bは主フレーム基台59に対して左右方向にスライド自在に取付けてあり、互いに平行な関係を保ってスライドするようになっており、前のカバーフレーム部76aは上記前のフレーム本体部75aに対して一定の範囲で上下方向に遊動自在に取付けてあり、後のカバーフレーム部76bは上記後のフレーム本体部75bに対して一定の範囲で上下方向に遊動自在に取付けてある。
主フレーム基台59の前後方向の中央部に架設された中央架設片77の左右方向の一端部の前面側には図35、図38、図39に示すように縦溝94aと縦溝94aの上端に連通した傾斜溝94b(縦溝94aと離れるにしたがって下方となるように傾斜している)とで構成されたテーパガイド部94が設けてあり、このテーパガイド部94に前のカバーフレーム部76aの左側又は右側の端部の後端部に設けた突部95が移動自在に嵌め込んである。ここで、前のカバーフレーム部76aが初期位置に位置している状態では突部95が傾斜溝94bの上端(縦溝94aの上端)に位置すると共に前のカバーフレーム部76aがスライド位置に位置している状態では突部95が傾斜溝94bの下端に位置するように設定してある。また、前のカバーフレーム部76aが初期位置に位置している状態では前のカバーフレーム部76aが主フレーム基台59に対してスライドする前のフレーム本体部75aと平行な関係となっており、したがって、前のカバーフレーム部76aがスライド位置に位置している状態では前のカバーフレーム部76aがスライド方向に対して傾斜した状態(スライド移動方向と反対側の端部が下に落ち込んで傾斜した状態)となっている。
また、フレーム本体部75aの後面部には図36、図40、図41に示すように縦溝97aと縦溝97aの上端に連通した傾斜溝97b(縦溝97aと離れるにしたがって下方となるように傾斜している)とで構成されたテーパガイド部97が設けてあり、このテーパガイド部97に後のカバーフレーム部76bの前面の右側又は左側の端部に設けた突部98が移動自在に嵌め込んである。ここで、後のカバーフレーム部76aが初期位置に位置している状態では突部98が傾斜溝97bの上端(縦溝97aの上端)に位置すると共に後のカバーフレーム部76bがスライド位置に位置している状態では突部98が傾斜溝97bの下端に位置するように設定してある。また、後のカバーフレーム部76bが初期位置に位置している状態では後のカバーフレーム部76bが主フレーム基台59に対してスライドする後のフレーム本体部75bと平行な関係となっており、したがって、後のカバーフレーム部76bがスライド位置に位置している状態では後のカバーフレーム部76bがスライド方向に対して傾斜した状態(スライド移動方向と反対側の端部が下に落ち込んで傾斜した状態)となっている。
上記の構成により前後の外刃フレーム2a、2bがそれぞれ初期位置に位置して刃ブロック1全体による一度に剃れる切断領域巾Mが最も狭い(短い)使用形態では外刃フレーム2a、2bに設けた外刃38(及びトリマー刃)が平行となり、腋等の処理領域巾が狭い部位の毛を効果的に切断処理することができる。
一方、図35乃至図37のように前後の外刃フレーム2a、2bを互いに反対方向にスライドさせたスライド位置にした状態、つまり、刃ブロック1全体による一度に剃れる切断領域巾Mが最も広い(長い)使用形態では外刃フレーム2a、2bに設けた外刃38(及びトリマー刃)が該切断領域巾Mの両端部が中央部よりも突出するように傾斜することになる。したがって、切断領域巾Mを広くして腕や脚等の毛を切断する際、腕や脚の曲面に外刃が密着しやすくて剃り残しが少なく速く処理できるのである。
なお、テーパガイド部94に縦溝94aを設け、テーパガイド部97に縦溝97aを設けてあるので、前後の外刃フレーム2a、2bがそれぞれ初期位置に位置している状態で上方から外刃38に押し下げ力が作用しても、上記縦溝94a、縦溝97aに沿って突部95、突部98が移動可能で、外刃38のフロートができるようになっている。
本発明のシェーバーの外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くした場合の正面図である。 同上のシェーバーの外刃フレームが初期位置に位置していて切断領域巾が短い場合の正面図である。 同上のシェーバーの側面図である。 同上の一部省略分解斜視図である。 同上の外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くする場合における駆動伝達機構を示す前面図である。 同上の外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くする場合における駆動伝達機構部分を示す斜視図である。 同上の外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くする場合における駆動伝達機構部分を示す一部省略した斜視図である。 同上の外刃フレームが初期位置に位置していて切断領域巾が狭い場合における駆動伝達機構を示す前面図である。 同上の外刃フレームが初期位置に位置していて切断領域巾が狭い場合における駆動伝達機構部分を示す斜視図である。 同上の外刃フレームが初期位置に位置していて切断領域巾が狭い場合における駆動伝達機構部分を示す一部省略した斜視図である。 本発明の他の実施形態のシェーバーの外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くした場合の正面図である。 同上のシェーバーの外刃フレームが初期位置に位置していて切断領域巾が短い場合の正面図である。 同上のシェーバーの側面図である。 同上のシェーバーの側面断面図である。 同上のハウジングを省略した状態の分解斜視図である。 同上のハウジングを省略した状態のシェーバーの外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くした場合における斜視図である。 同上のハウジングを省略した状態のシェーバーの外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くした場合における正面図である。 同上のハウジングを省略した状態のシェーバーの外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くした場合における平面図である。 同上のハウジングを省略した状態の側面図である。 同上の図16において前後のカバーフレーム部を省略した状態の斜視図である。 同上の図17において前後のカバーフレーム部を省略した状態の正面図である。 同上の図18において前後のカバーフレーム部を省略した状態の平面図である。 同上の図19において前後のカバーフレーム部を省略した状態の側面図である。 同上の図20において前後の可動刃を省略した状態の斜視図である。 同上の駆動子部連結手段部分を示す正面断面図である。 同上の外刃フレームを固定するための固定手段部分を示す正面断面図である。 同上の連結部材部分を示す平面断面図である。 同上の図24において前の可動刃側駆動子部を省略した状態の斜視図である。 同上の前のフレーム本体部をフレーム基台にスライド自在に取付けた状態を示す斜視図である。 同上の前のフレーム本体部及び後のフレーム本体部をフレーム基台にスライド自在に取付けた状態を示す斜視図である。 (a)(b)は同上の後のフレーム本体部をフレーム基台にスライド自在に取付ける部分を示す側面断面図及び別の部分の側面断面図である。 (a)は同上の駆動子ロック部材と操作釦との位置関係を示す断面図であり、(b)は同上の連結部材と操作釦との位置関係を示す断面図である。 同上の駆動源側駆動子部を上部基台に取付けた状態を示す斜視図である。 (a)は駆動子の一部省略した斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)は分解斜視図である。 本発明の更に他の実施形態のハウジングを省略した状態における外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くした場合の正面図である。 同上のハウジングを省略した状態における外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くした場合の背面図である。 同上のハウジングを省略した状態における外刃フレームをスライドさせて切断領域巾を長くした場合の斜視図である。 同上の主フレーム基台に設けたテーパガイド部を示す斜視図である。 同上の主フレーム基台に設けたテーパガイド部を示す正面図である。 同上の前の外刃フレームに設けたテーパガイド部を示す斜視図である。 同上の前の外刃フレームに設けたテーパガイド部を示す正面図である。 従来例のシェーバーの正面図である。 従来例のシェーバーの側面図である。
符号の説明
1 刃ブロック
1a 短毛カット刃ブロック
1b 長毛カット刃ブロック
2 外刃フレーム
3 固定手段
4 シェーバー
5 出力側ギア
6 駆動用ギア
7 偏芯カム
8 駆動子
39 可動刃
41 可動刃側駆動子部
42 駆動源側駆動子部
43 駆動子連動手段
44 駆動子部連結手段
45 ばね部材
46 凹部
47 凸部
48 ストッパ
49 駆動子ロック部材
50 ロック穴
51 外刃フレーム連動手段
53 フレームロック部材
54 ロック用穴
55 並設方向位置保持手段
56 連結部材
57 操作部

Claims (15)

  1. 毛をカットする刃ブロックを備えた外刃フレームを複数備え、該複数の外刃フレームを刃ブロックの可動刃の移動方向と交差する方向に並設し、少なくとも一つの外刃フレームを初期位置から可動刃の移動方向にスライド自在とすると共にスライド位置で外刃フレームを固定するための固定手段を設けて成ることを特徴とするシェーバー。
  2. 複数の外刃フレームが異なる方向にスライド可能であることを特徴とする請求項1記載のシェーバー。
  3. 少なくとも一つの外刃フレームをスライド自在とした上記並設する複数の外刃フレームにそれぞれ備えた刃ブロックの可動刃を、一つの駆動源により駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシェーバー。
  4. 駆動源からの駆動により駆動して可動刃を往復駆動するための駆動子を、駆動源側の駆動源側駆動子部と、可動刃側の可動刃側駆動子部とに分割し、可動刃側駆動子部を駆動源側駆動子部に対して可動刃の往復動方向にスライド自在に取付けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシェーバー。
  5. 複数の可動刃側駆動子部が駆動子連動手段により連動してスライドすることを特徴とする請求項4記載のシェーバー。
  6. 可動刃側駆動子部と駆動源側駆動子部とを連結自在とする駆動子部連結手段を設け、駆動子部連結手段による連結を解除した状態で可動刃側駆動子部を駆動源側駆動子部に対して初期位置からスライド位置又はスライド位置から初期位置にスライドさせるばね部材を設けて成ることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のシェーバー。
  7. 可動刃側駆動子部と駆動源側駆動子部とを凹部と凸部とによるレール構造によりスライド自在とし、該レール構造の端部にスライドのストッパを設けて成ることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載のシェーバー。
  8. 駆動子部連結手段を、駆動源側駆動子部に設けたばね付勢された駆動子ロック部材と、可動刃側駆動子部に設けた上記駆動子ロック部材が嵌合自在なロック穴とで構成し、該ロック穴に駆動子ロック部材が嵌合して可動刃側駆動子部のスライドの位置固定がなされることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載のシェーバー。
  9. 複数の外刃フレームが外刃フレーム連動手段により連動してスライドすることを特徴とする請求項2記載のシェーバー。
  10. シェーバー本体に対して外刃フレームを可動刃の往復動方向にスライド自在に取付け、外刃フレームの固定手段が、シェーバー本体側に設けたばね付勢されたフレームロック部材と、外刃フレームに設けた上記フレームロック部材が嵌合自在なロック用穴とで構成し、該ロック用穴にフレームロック部材が嵌合して外刃フレームのスライドの位置固定がなされることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のシェーバー。
  11. 並設した外刃フレーム同士の並設方向における位置関係を保持する並設方向位置保持手段を設けて成ることを特徴とする請求項2又は請求項9又は請求項10記載のシェーバー。
  12. 外刃フレームに可動刃側駆動子部と外刃フレームとを着脱自在に連結する連結部材を設け、連結部材によって外刃フレームと可動刃側駆動子部とを連結した状態で外刃フレームと可動刃側駆動子部とが同時にスライド可能となり、連結部材によって外刃フレームと可動刃側駆動子部を連結していない状態で外刃フレーム内で可動刃側駆動子部が往復動自在となっていることを特徴とする請求項2乃至請求項11のいずれかに記載のシェーバー。
  13. 駆動子部連結手段による可動刃側駆動子部と駆動源側駆動子部との連結解除と、外刃フレームの固定手段によるシェーバー本体と外刃フレームとの連結解除と、連結部材による可動刃側駆動子部と外刃フレームの連結とを行うための共通の操作部を設けて成ることを特徴とする請求項12記載のシェーバー。
  14. 外刃フレームを初期位置から可動刃の移動方向にスライドさせて並設した外刃フレームに保持した外刃による切断領域巾を広くした状態で、並設した外刃が該切断領域巾の両端部が中央部よりも突出するようにして成ることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載のシェーバー。
  15. 駆動力を出力するための出力側ギアと、出力側ギアから回転が伝達されて回転する駆動用ギアと、該駆動用ギアの回転を偏芯カムを介して往復動に変換して外刃フレームの可動刃を往復駆動するための駆動子とを備え、上記出力側ギアが複数設けられ、上記駆動用ギアと偏芯カムと駆動子とが外刃フレームと一緒にスライドし、外刃フレームの初期位置とスライド位置とで駆動用ギアに対してそれぞれ別々の出力側ギアにより駆動が伝達されるように設定してあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシェーバー。
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