JP2007054193A - 遊技機 - Google Patents

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裕 赤木
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Abstract

【課題】メンテナンス時の作業性を向上させる。
【解決手段】受け皿ユニットを構成する背面板45に開口46を設ける。この開口46を遮蔽する位置と、この開口46の一部を露呈する位置との間で回動するカバー50を背面板45に組み付ける。また、本体部材3にメンテナンス用開口70を設ける。遊技場にパチンコ機が配設された場合には、パチンコ機自体を回動させた後に、メンテナンス用開口70を介してカバー50を回動させることで開口46を露呈させ、受け皿ユニットの内部設けられた排出通路の内部のメンテナンス作業を行う。
【選択図】 図8

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
遊技場に設置される遊技機の一つとしてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機は、基体となる本体部材に、上部扉及び下部扉からなる2枚の前面扉が本体部材に対して回動自在となるように組み付けられている。例えば上部扉は、その略中央に窓部が設けられ、窓部を介して遊技領域を視認できるようになっている。一方、下部扉は、入賞に対して払い出された遊技球が受容される供給皿が設けられた構成となっている。下部扉には、供給皿の他に、該供給皿に受容された遊技球を発射装置に向けて整列させて送り込む送り込み通路や、供給皿に受容された遊技球を外部に排出するための排出通路が設けられている。
この下部扉の背面には、例えば送り込み通路や、排出通路を臨む窓部が設けられ、これら窓部に対して開閉する扉をそれぞれ備えている(特許文献1)。これら扉は、通常、窓部を遮蔽する位置に保持され、例えば送り込み通路の内部や、排出通路の内部の清掃や、各通路に発生した球詰まりの解消時等のメンテナンス時に開放されるようになっている。また、供給皿が本体部材に固定されているパチンコ機の場合には、本体部材にメンテナンス用の開口を設け、この開口を開閉するためのメンテナンス用の扉を備えているものもある(特許文献2)。
特開2003−190429号公報 特開2004−313332号公報
しかしながら、下部扉を開閉できるパチンコ機の場合、メンテナンス用の扉は、下部扉を開放した状態でメンテナンス作業を行うことを前提にした配置構成となっている。このような構成の場合には、例えば上部扉を開けた後に下部扉を開くことになるが、メンテナンス中に上部扉が回動し、上部扉と下部扉との間に指を挟んでしまう等、作業性が良くないという問題がある。また、供給皿が本体部材に組み込まれたパチンコ機の場合には、例えば遊技場に固定するための固定枠に対して本体部材を回動させた後にメンテナンス作業を行うことができるので作業性が向上することになるが、メンテナンス作業が行われないときに、例えば受け皿から外部へと遊技球を排出する通路を介して針金等を挿入し、パチンコ機の裏側に配設された制御回路を上述した針金によって短絡させるという不正行為が行われてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、メンテナンス時の作業性を向上させることができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技球を受容する受け皿と、該受け皿と連通される通路とを備えた受け皿ユニットと、該受け皿ユニットが組み付けられる本体部材とを備えた遊技機であって、前記受け皿ユニットは、前記本体部材に対峙する面に前記通路の一部を露呈する開口を備えるとともに、前記本体部材は、前記受け皿ユニットが組み付けられたときに、前記開口を前記本体部材に対峙する面とは反対側の面から露呈させる本体側開口を備え、前記本体側開口を閉口する位置と、前記本体側開口を介して前記開口を露呈させる位置との間で回動可能なカバーを設けたことを特徴とする。
また、前記カバーは、前記受け皿ユニットと本体部材との間に配置され、且つ受け皿ユニットの背面に沿って回動するとともに、前記カバーは、前記本体側開口を閉口する位置で、前記受け皿ユニットに設けられた第1係合部と係合する第1係止部と、前記本体側開口を介して前記開口を露呈する位置で、前記受け皿ユニットに設けられた第2係合部と係合する第2係止部とを備えていることを特徴とする。
また、前記受け皿ユニットは、前記本体部材に対峙する面から突出するリブを少なくとも前記開口の周縁部に備えるとともに、前記カバーは、前記本体側開口を閉口する位置に保持された場合に、前記リブの外周に位置し、前記リブの一部を被覆する被覆部を備えていることを特徴とする。
また、前記受け皿ユニットを前記本体部材に組み付けた際に、前記カバーは、前記本体部材に押し当てられるように組み付けられることを特徴とする。
また、前記カバーは、前記本体側開口を閉口した状態を保ったままスライドさせることによって、前記本体部材に設けられた係合部と係合する係止片を備えていることを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、遊技球を受容する受け皿と、該受け皿と連通される通路とを備えた受け皿ユニットと、該受け皿ユニットが組み付けられる本体部材とを備えた遊技機であって、前記受け皿ユニットは、前記本体部材に対峙する面に前記通路の一部を露呈する開口を備えるとともに、前記本体部材は、前記受け皿ユニットが組み付けられたときに、前記開口を前記本体部材に対峙する面とは反対側の面から露呈させる本体側開口を備え、前記本体側開口を閉口する位置と、前記本体側開口を介して前記開口を露呈させる位置との間で回動可能なカバーを設けたから、本体部材を回動させた後にカバーを回動させるだけで、メンテナンスを行うことができることになり、遊技者にパチンコ機内部の構成を視認させることを防止することができるとともに、扉を開けてメンテナンスする際の作業性を向上させることができる。
また、前記カバーは、前記受け皿ユニットと本体部材との間に配置され、且つ受け皿ユニットの背面に沿って回動するとともに、前記カバーは、前記本体側開口を閉口する位置で、前記受け皿ユニットに設けられた第1係合部と係合する第1係止部と、前記本体側開口を介して前記開口を露呈する位置で、前記受け皿ユニットに設けられた第2係合部と係合する第2係止部とを備えているので、メンテナンス作業時の作業性を向上させることができ、また、開口を遮蔽する位置においてもカバーが固定されるので、メンテナンスが行われていない場合であっても、前記開口を被覆する位置にカバーを保持することができる。
また、前記受け皿ユニットは、前記本体部材に対峙する面から突出するリブを少なくとも前記開口の周縁部に備えるとともに、前記カバーは、前記本体側開口を閉口する位置に保持された場合に、前記リブの外周に位置し、前記リブの一部を被覆する被覆部を備えているから、通路から針金等の異物を挿入して遊技機の背面側に設けられた制御基板を短絡させる等の不正行為を防止することができる。
また、前記受け皿ユニットを前記本体部材に組み付けた際に、前記カバーは、前記本体部材に押し当てられるように組み付けられるから、カバーのがたつきによって生じる隙間から、異物等の挿入を防止することができる。
また、前記カバーは、前記本体側開口を閉口した状態を保ったままスライドさせることによって、前記本体部材に設けられた係合部と係合する係止片を備えているから、メンテナンスが行われていない場合に、前記本体側開口を閉口する位置にカバーを確実に保持することができ、通路から針金等の異物を挿入して遊技機の背面側に設けられた制御基板を短絡させる等の不正行為を防止することができる。
図1は、第1の実施形態からなるパチンコ機の外観を示す。このパチンコ機2は、基体となる本体部材3に、前面扉4が図示しないヒンジ部を介して回動自在に組み付けられている。この前面扉4は枠形状からなり、その中央が開口されている。この開口となる部分(以下、開口4a)は、前面扉4の後面側から、例えばガラス板(図示せず)等の透光性を有する部材によって遮蔽される。これにより、パチンコ機2の遊技領域10や、該遊技領域10を流下する遊技球35は、上述したガラス板を介して視認される。本実施形態では、透光性を有する部材としてガラス板を取り上げたが、これに限定する必要はなく、例えば透明なプラスチック等によって開口4aを遮蔽することも可能である。また、符号6は固定枠であり、パチンコ機2を回動自在に保持するために設けられている。
ガラス板を介して視認される遊技領域10には、センター役物15と呼ばれる役物装置が遊技領域10の略中央に設けられている。このセンター役物15の中央には、「大当たり」状態へ移行するか否かの移行抽選が行われた際に所定の図柄が可変表示される表示画面16が位置する。なお、この表示画面16は、例えば液晶パネルや、ブラウン管等の表示画面が挙げられるが、リールをセンター役物に設けた場合には、リールの外周面とすることが可能である。このセンター役物15の下方には、例えば通過チャッカー17、始動チャッカー18、入賞チャッカー19等の入賞装置の他に、アタッカ20と呼ばれる可動入賞装置が配置される。なお、これら入賞装置については、周知であるため、その詳細は省略する。なお、符号21はアウト口であり、遊技領域10を流下する遊技球35のうち、上述した入賞装置に入賞しなかった遊技球35を回収するために設けられている。
前面扉4の下方には、受け皿ユニット20が本体部材3に組み付けられている。この受け皿ユニット20は、図示はしないが、例えば外装カバーや、背面板45(図4参照)等を含む複数の部材から構成されている。この受け皿ユニット20の上面には、払い出される遊技球35を受容する受け皿21が設けられている他に、排出ボタン22,23、操作ハンドル24等を備えている。
図2に示すように、受け皿21は、払い出し口25から払い出された遊技球35(図3参照)を受容するために設けられている。この受け皿21の底面は螺旋状に傾斜しており、払い出し口25から払い出される遊技球35は、図2中A方向に転動した後に、図2中B方向へと転動することになる。なお、受け皿21は、発射装置30(図1参照)に向けて遊技球35を整列させて送り込むための送り込み通路26と連通しているので、図2中B方向に転動する遊技球35は、送り込み通路26に向けて転動することになる。なお、符号27はリブであり、払い出し口25から払い出される遊技球35が直接送り込み通路26に転動することを防止するために設けられている。
受け皿21の底面には、開口28が設けられている。この開口28は第1排出通路29と連通している。なお、図3又は図4に示すように、開口28は、落下防止板31によって遮蔽されており、排出ボタン22,23いずれか一方の操作によって落下防止板31が開口28を遮蔽する位置から退避することで、払い出し口25から払い出される遊技球35、或いは、受け皿21に受容された遊技球35のうち、開口28から払い出し口25の近傍までの間に受容された遊技球35がパチンコ機2の外部へと排出されることになる。
送り込み通路26は、受け皿21に受容された遊技球35を発射装置30に向けて配列させながら送り込むために設けられている。この送り込み通路26の上流側端部は受け皿21と連通して設けられている。この送り込み通路26の下流側端部は、発射装置30に向けて遊技球35を送り込む送り込み口32が設けられている。この送り込み通路26の下流側端部は第2排出通路33と連通するように設けられている。この送り込み通路26と第2排出通路33との分岐部分には遮蔽板34が位置することによってこれら通路が遮断されている。これにより、送り込み通路26の内部を案内される遊技球35は、送り込み口32から発射装置30へと送り込まれる。例えば排出ボタン22が操作されると、遮断板33が図3に示す一点鎖線の位置まで退避し、送り込み通路26と第2排出通路33とが連通した状態となる。この場合、送り込み通路26を案内される遊技球35は、送り込み口32から発射装置30へは送り込まれず、図3に示すC方向に落下する、つまり第2排出通路33へと落下することになる。
第1排出通路29と、第2排出通路33との下流側端部は、それぞれ第3排出通路36と連通しており、第1排出通路29を落下する遊技球35、或いは第2排出通路33を落下する遊技球35は、それぞれ第3落下通路36に導かれた後に、排出口37からパチンコ機2の外部へと排出される。なお、詳しくは後述するが、この第3落下通路35の側壁面は、受け皿ユニット20を構成する背面板45の側面からなり、この背面板45の側面には開口46(図6参照)が設けられている。
排出ボタン22,23は、受け皿に受容された遊技球35を、例えば遊技店に備えられている収容箱に排出する等、パチンコ機2の外部に排出する際に操作されるボタンである。これら排出ボタン22,23のうち、排出ボタン22は、受け皿ユニット20に払い出された遊技球35を全て排出する際に操作されるボタンであり、この排出ボタン22を操作すると、遮蔽板34が送り込み通路26と第2排出通路33とを遮断する位置から退避する(図3参照)。これにより、送り込み通路26に送り込まれた遊技球35と受け皿21に受容された遊技球とが第2排出通路33へ落下する。そして、遊技球35が第2排出通路33を転動した後に、第3排出通路36の内部を落下し、排出口37からパチンコ機2の外部へと排出される。一方、排出ボタン23を操作すると、遮蔽板31が開口28を遮蔽する位置から退避する。この場合は、受け皿21に受容された遊技球35の一部が開口28に落下し、第1排出通路29、第3排出通路36の内部を案内された後、排出口37からパチンコ機2の外部へと排出される。
操作ハンドル24は、遊技を行う際に回転操作される。この操作ハンドル24を回転させると、操作ハンドル24の内部に設けられた操作ボリューム(図示せず)のボリューム量が変化し、その変化量に基づいて発射装置30における遊技球35の打ち出し強さが変化する。なお、図2に示す符号40は装飾パネルであり、この装飾パネル40には、例えばパチンコ機2のイメージ画像等が印刷されている。なお、この装飾パネル40の代わりに、液晶表示装置等の表示装置を配置し、パチンコ機2のイメージ画像や、アニメーション画像等を表示させることも可能である。
図4に示すように、受け皿ユニット20を構成する背面板45には、複数のリブが立設されている。この背面板45の幅方向の略中央であって、背面板45の下部には開口46(図6参照)が設けられている。この開口46は、上述した排出通路の内部を清掃する等、メンテナンス作業を行うために設けられている。この開口46の周縁には、開口46に連なったリブ47が立設されている。
この開口46はカバー50によって遮蔽されている。カバー50は、略方形板状から構成されている。このカバー50の表面(背面板に対峙する面とは反対側の面)、及び裏面(背面板に対峙する面)には、その周縁部に沿ってリブ51,52がそれぞれ形成されている。また、カバー50の表面には、補強としての役割を担うリブ53,54が立設されている。また、この他に、カバー50を回動させる際に作業者が摘む摘み部となるリブ55が立設されている。
このカバー50は、図4中、或いは図5中右下方に軸孔56が設けられ、背面板45に設けられたボス45aを挿通させた状態で保持される。これにより、カバー50は背面板45に対して回動自在に組み付けられる。カバー50を背面板45に組み付けると、カバーの裏面と、背面板45に設けられたリブ47とが当接され、且つカバー50に設けられたリブ52が、背面板45のリブ47よりも外側に配置された状態で保持される(図8参照)。これにより、例えば受け皿ユニット2に設けられる排出口37から針金等の異物を挿入したとしても、カバー50と背面板45との間には隙間がないため、パチンコ機2の裏側へ異物を挿入することを防止することができる。
このカバー50の側面50aは、円弧状の曲面から形成されている。この側面50aには、舌片60及び係止突起(第2係止部)61が設けられる。舌片60は、カバー50を図6中E方向に回動させたときに、背面板45に設けられたストッパ63に当接されることで、その回動が停止される。この舌片60には、係止片(第1係止部)60aが設けられており、舌片60がストッパ63に当接されたときに、ストッパ63に直交するように設けられた係合爪(第1係合部)64に係止片60aが係合される。なお、カバー50を閉じ位置に保持する方法としては、上記に限定する必要はなく、例えば舌片60に係止孔を、ストッパに係合爪を設ける等、適宜の方法を用いることができる。
係止突起61は、カバー50を図5中D方向に回動させたときに、カバー50の側面に沿って設けられた背面板45のリブ65に設けられた係合溝(第2係合部)65aに係合される。これにより、カバー50が開き位置に保持される。なお、開き位置にカバー50が保持されると、背面板45に設けられた開口46の一部が露呈され、露呈された開口46の一部から、第3排出通路36の内部が視認可能となる。
図7は、本体部材3の下部であって、その背面の構成を示す平面図である。本体部材3の下部には、上述した発射装置30や、電源装置やスピーカ(図示せず)等の電気部品等が組み付けられる。この本体部材3の下部には、上述した開口46を露呈するためのメンテナンス用開口(本体側開口)70が設けられている。このメンテナンス用開口70は、閉じ位置にあるカバー50によって閉口され、メンテナンス作業を行う際には、メンテナンス用開口70を介して閉じ位置にあるカバー50を開き位置まで回動させる。カバー50を開き位置(図6参照)まで回動させると、メンテナンス開口70が開口し、背面板45に設けられた開口46がメンテナンス用開口70介して露呈される。なお、図8に示すように、受け皿ユニット20を本体部材3に組み付けると、メンテナンス用開口70の周縁部70aと、カバー50に設けられたリブ51とが当接される。なお、メンテナンス用開口70の周縁部70aとカバー50に設けられたリブ51とを当接させる必要はなく、例えば組み付け誤差の範囲の隙間が設けられていてもよい。なお、図8では、図の煩雑さを防ぐために、背面板45のみを図示したものである。
このようなパチンコ機2の場合、例えば受け皿ユニット20の第1排出通路29、第2排出通路33、第3排出通路36のメンテナンスを行う場合には、パチンコ機2と固定枠6との施錠を解除して、パチンコ機2を回動させる。パチンコ機2を回動させると、本体部材3の背面が露呈される。この状態で、本体部材3に設けられたメンテナンス用開口70を介してカバー50に設けられたリブ55を押し上げる。この際、カバー50の舌片60に設けられた係止爪60aと、背面板45に設けられた係合爪64との係合が解除され、カバー50を図5中D方向へ回動することが可能となる。そして、カバー50を図5中D方向へと回動させると、リブ65に設けられた溝部65aに、カバー50の側面50aに設けられた係止突起61とが係合し、カバー50が開き位置に保持される。図6に示すように、カバー50が開き位置に保持されると、メンテナンス用開口70から背面板45の開口46が一部露呈され、第3排出通路36の内部が視認される。遊技場の店員は、メンテナンス用開口70から清掃用のブラシ等を挿入して、第1排出通路29、第2排出通路33、第3排出通路36の内部のメンテナンスを行うことになる。
そして、各排出通路の内部のメンテナンス作業が終了すると、作業者は、開き位置にあるカバー50を図6中E方向に回動させる。カバー50を図6中E方向に回動させると、カバー50の舌片60がストッパ63に当接され、かつ舌片60に設けられた係止片60aと、ストッパ63に設けられた係合爪64とが係合され、カバー50が閉じ位置に保持される。このとき、メンテナンス用開口70がカバー50によって閉口される。図8に示すように、この状態では、背面板45の開口46の周縁に沿って設けられたリブ47に、カバー50を構成する面のうち、背面板45と対面する面が当接され、また、カバーの外周にかけて設けられたリブ52が開口46に沿って設けられたリブ47の外側に位置しているので、排出口37から針金等を挿入し、異物をパチンコ機2の背面側に挿入することを防止することができる。また、カバー50を背面板45に沿って回動させるので、カバー50を回動させるスペースを抑制することができる。
第1の実施形態では、カバーを受け皿ユニットを構成する背面板に対して回動自在となるように組み付けたが、これに限定する必要はなく、カバーが背面板と本体部材との間に配置されていればよく、本体部材にカバーを組み付けることも可能である。
図9に、第2の実施形態からなるパチンコ機の外観を示す斜視図を示す。パチンコ機80は、基体となる本体部材81に、上部扉82及び下部扉(受け皿ユニット)83からなる2枚の前面扉84が本体部材81に対して回動自在となるように、図示しないヒンジ部を介して組み付けられる。上部扉82の中央には開口82aが設けられており、この開口82aは上部扉82の裏側に取り付けられるガラス板により遮蔽されている。なお、上部扉82は閉じている状態では、遊技の際に遊技領域を流下する遊技球35や、遊技領域に設けられた構造物は、この開口82aを遮蔽するガラス板を介して視認される。一方、上部扉4を開けると遊技領域が露呈されることになるが、この場合、例えば遊技領域に設けられる障害釘の調整や、球詰まりの際のメンテナンス等が行われる。なお、符号8は、本体部材81を遊技場等に固定するための固定枠である。
下部扉83には、遊技媒体である遊技球を供給する供給皿86、発射装置87における遊技球の打ち出し強さを調節する操作ハンドル88等が設けられている。供給皿86には、遊技を開始する際に遊技球が供給される他に、遊技領域を流下する遊技球が上記入賞口のいずれかに入賞したことを受けて払い出される賞球としての遊技球が受容される。図10に示すように、供給皿86の底面には、開口90が設けられており、遮蔽部材(図示せず)によって遮蔽されている。この開口90には、排出通路115(図12参照)の一端が連なっており、開口90が開放されると、受容されている遊技球35が、この開口90を介して排出通路115へと流下し、外部へと排出される。なお、符号89は、供給皿86に受容された遊技球を外部に排出する際に操作される排出操作部である。
また、供給皿86には、その底面を上流側の端部とした誘導通路91が設けられている。この誘導通路91の下流側の端部には、図示はしない球送り装置が設けられ、この玉送り装置を介して、発射装置87に遊技球が供給される。なお、誘導通路91を転動する遊技球35は、その転動過程において、略ライン状に並んだ状態に整列される。
この誘導通路91の下流側の端部には開口92が設けられている。この開口92は遮蔽されており、誘導通路91を転動する遊技球を球送り装置に向けて転動させる。この開口92が開放されると、誘導通路91の内部にある遊技球が開口92を介して排出通路115へと流下し、外部へと排出される。
図11に示すように、パチンコ機80を構成する本体部材81の裏側(前面扉が組み付けられた面とは反対側)には、メンテナンス用開口(本体側開口)95が設けられている。このメンテナンス用開口85は、後述するカバー96によって閉口(以下では、遮蔽と称する)されている。
カバー96は、カバー本体97と、組付部98とから構成され、組付部98の側面にピン99,100が設けられている。本体部材81には、軸受け片105,106が所定間隔を空けて設けられており、この軸受け片105,106に設けられたガイド孔105a,106aに、ピン99,100がそれぞれ挿通される。なお、符号107は、組付用溝部であり、ピン100をガイド孔106aに挿通させる際に組付部98の領域98aを撓ませるために設けられている。
カバー本体97は、本体部材81に設けられたメンテナンス用開口85を遮蔽するために設けられている。このカバー本体97には、本体部材81に設けられた係合部108と係合することによって、カバー96を閉じ位置に保持するための係止片109が設けられている。
図12〜図14を用いて、カバー96の操作を説明する。例えば、このカバー96は、下部扉83に設けられた排出通路115のメンテナンスを行わない場合には、カバー96に設けられた係止片109と、本体部材81の係合部108とが係合され、カバー本体96がメンテナンス用開口85を遮蔽する状態で保持される。そして、メンテナンス作業を行う場合には、まず、カバー96を図12中P方向にスライドさせ、係止片109と、係合部108との係合を解除する。このとき、図13に示すように、カバー本体97の壁面97aが、メンテナンス用開口85の内壁面85aに当接することで、図12中P方向へのスライドが停止される。その後、カバー96を図13中Q方向に回動させると、本体部材81に設けられたメンテナンス用開口85が露呈される。このメンテナンス用開口85が露呈されると、下部扉83に設けられた排出通路115と連通する開口116が露呈され、排出通路115の内部が露呈される。この状態で、遊技場の店員はメンテナンス作業を行う。
そして、メンテナンス作業が終わると、カバー96を図14中R方向に回動させた後に、図13中S方向にスライドさせる。このカバー96をスライドさせると、カバー96に設けられたリブ117が、本体部材81のメンテナンス用開口85の周縁部に設けられたストッパ118に当接したときに、カバー96の係止片109が本体部材81の係合部108に係合され(図12参照)、カバー96の図13中S方向へのスライドが停止される。これにより、メンテナンス用開口85がカバー96に遮蔽された状態でカバー96が本体部材81に保持される。この場合、排出口119から異物を挿入しても、メンテナンス用開口85を異物によって回動させることができなくなるので、不正行為を行わせることができなくなる。
第1の実施形態となるパチンコ機の外観を示す斜視図である。 受け皿ユニットの構成を示す斜視図である。 排出通路の構成を示す正面図である。 受け皿ユニットの後面側の構成を示す斜視図である。 閉じ位置にあるカバー近傍を示す斜視図である。 開き位置にあるカバー近傍を示す斜視図である。 受け皿ユニットの後面側の構成を示す正面図である。 図7に示すG−G’断面を示す断面図である。 第2の実施形態となるパチンコ機の外観を示す斜視図である。 下部扉の構成を示す斜視図である。 本体部材の裏面にカバーを設けた場合のカバー近傍の構成を示す説明図である。 メンテナンス用開口の近傍の構成を示す断面図である。 係止片と、係合部との係合が解除されたときのカバーの状態を示す断面図である。 カバーが開き位置にある場合のメンテナンス用開口の近傍の構成を示す断面図である。
符号の説明
2,80 パチンコ機
3,81 本体部材
20 受け皿ユニット
21 受け皿
29 第1排出通路
33 第2排出通路
35 遊技球
36 第3排出通路
37,119 排出口
46 開口
47 リブ
50 カバー
51 リブ
60a 係止片(第1係止部)
61 係止突起(第2係止部)
64 係合部(第1係合部)
65a 係合溝部(第2係合部)
70,85 メンテナンス用開口(本体側開口)
86 供給皿
108 係合部
109 係止片
115 排出通路

Claims (5)

  1. 遊技球を受容する受け皿と、該受け皿と連通される通路とを備えた受け皿ユニットと、該受け皿ユニットが組み付けられる本体部材とを備えた遊技機であって、
    前記受け皿ユニットは、前記本体部材に対峙する面に前記通路の一部を露呈する開口を備えるとともに、前記本体部材は、前記受け皿ユニットが組み付けられたときに、前記開口を前記本体部材に対峙する面とは反対側の面から露呈させる本体側開口を備え、
    前記本体側開口を閉口する位置と、前記本体側開口を介して前記開口を露呈させる位置との間で回動可能なカバーを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記カバーは、前記受け皿ユニットと本体部材との間に配置され、且つ受け皿ユニットの背面に沿って回動するとともに、
    前記カバーは、前記本体側開口を閉口する位置で、前記受け皿ユニットに設けられた第1係合部と係合する第1係止部と、前記本体側開口を介して前記開口を露呈する位置で、前記受け皿ユニットに設けられた第2係合部と係合する第2係止部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記受け皿ユニットは、前記本体部材に対峙する面から突出するリブを少なくとも前記開口の周縁部に備えるとともに、
    前記カバーは、前記本体側開口を閉口する位置に保持された場合に、前記リブの外周に位置し、前記リブの一部を被覆する被覆部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記受け皿ユニットを前記本体部材に組み付けた際に、前記カバーは、前記本体部材に押し当てられるように組み付けられることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記カバーは、前記本体側開口を閉口した状態を保ったままスライドさせることによって、前記本体部材に設けられた係合部と係合する係止片を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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