JP2007054152A - 背もたれ付き椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】座に浅く腰掛けても腰部を的確に支持するように背もたれのランバーサポート部が前進する椅子において、構造を簡単化する。
【手段】椅子は、座受けベース2と中間部材3と座4とバックフレーム5と背もたれ6とを備えている。座4は下降しつつ後退するように中間部材3に取付けられている。背もたれ6の下部(ランバーサポート部)は、側面視形状が変化し得る樹脂板21を主要部材として構成されており、樹脂板21の下端は座4に取付けられている。人が着座すると座4はスライドし、すると、座4による押圧作用によって樹脂板21は突っ張り作用を受けて前向き凸状に変形し、結果として、樹脂板21が前向きに突出する。樹脂板21の曲がり変形はバックフレーム5に設けたガイド体28によって規制される。
【選択図】 図3

Description

本願発明は、背もたれ付き椅子に関するものである。
椅子には様々の種類があり、それぞれの種類に応じて様々の改良がなされている。その例として例えば特許文献1には、着座した人が背もたれにもたれ掛かると座が前傾する椅子が開示されており、他方、特許文献2には、人が着座すると座がその前後略中間部を中心にして側面視で傾動し、この座の後傾動に連動して背もたれが傾動するようになっている椅子が記載されている。両特許文献とも、背もたれを座に連動させる手段としては一種のリンク機構を採用している。
特許文献1のものは、人が着座しただけでは座及び背もたれとも姿勢に変化はなく、着座者が背もたれに凭れる掛かって背もたれに大きなモーメントが掛かると、テコの原理で座の後部が上向きに突き上げられて座が前傾させるものであり、その目的は、ロッキング状態で人の身体を伸ばしやすくすることによって安楽状態を確保せんとするものである。
他方、特許文献2では、例えば人が座の前部に腰掛けると背もたれは大きく前傾して人を前傾姿勢に押し勝手となり、すると、使用者は不快感を感じて座り位置を後ろにずらすことになる。すなわち、特許文献2は、使用者が座の前部に腰掛けるいわゆるチョン掛け(或いはチョイ掛け)を行うと不快感を与えることにより、正しい着座姿勢を取らせるようにしたものである。
特公昭44−20784号公報 特公昭46−27517号公報
人が椅子を使用する場合、必ずしも深く腰掛けるとは限らず、浅く腰掛けることはよくある。椅子の使い方は人によって様々であるから、椅子の設計思想としては、腰掛け位置が違っていても使用者にできるだけ負担のない状態を保持させるというユーザーフレンドリーな発想も必要である(オフィス等での業務では、浅く腰掛けることは良くある)。しかし、特許文献2のものは、いわば使用者に深く腰掛ける癖をつけさせようとするもので、使用者に対する配慮が十分とは言い難い。
また、着座した人の身体への負担を軽減するためには腰部を支持することが重要であり、そこで、近年、ランバーサポート付きの椅子が普及しているのであるが、特許文献2のものは背もたれ全体を前傾させるものであるため、浅く腰掛けた状態でランバーサポート機能は確保することはできない。更に、座の動きと背もたれの動きとを連動させる方法としてリンク機構を採用しているため、部材点数が多くてコストが嵩むという点も問題であった。
本願発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
本願発明の椅子は、座と、背もたれと、背もたれを支持するバックフレームとを備えており、背もたれの少なくとも下部を、人が着座すると前向きに突出する変形許容部と成している。そして、前記背もたれの変形許容部を、上端と下端との間の間隔を変えるような突っ張り作用を受けると側面視形状が変化する弾性体で構成する一方、前記バックフレームに、人が着座することによって弾性体が側面視で前向き凸状に変形するようにガイドするガイド体(ガイド手段)を設けている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記座は、人が着座すると後退しつつ後傾するように座受けベースで支持されている一方、前記変形許容部を構成する弾性体は樹脂板であって、樹脂板の上端はバックフレーム又は背もたれ上部に移動不能に取付けられており、樹脂板の下端は座と一緒に下降しつつ後傾するように座の後部に連結しており、更に、前記ガイド体は着座した人の腰よりも下方に配置されており、ガイド体を側面視で略前向き凹の湾曲した形態とすることにより、座体が下降しつつ後退すると弾性体が座面よりも上方の位置において側面視で前向き凸状に湾曲するように設定されている。
更に請求項3の発明は、請求項1又は2において、着座した人が背もたれに凭れ掛かると背もたれ及び座がばね手段に抗して後退しつつ後傾するようになっている。
なお、本願発明において変形許容部が前向きに突出するとは、変形許容部を構成する弾性体の全体が前向きに突出するという意味ではなく、弾性体の変形により、弾性体のうち人に当たる部分が前方に移動するという意味である。
本願発明の椅子は、人が着座すると背もたれの変形許容部が前向きに突出するため、人が座に浅く腰掛けても着座者の腰部は背もたれの変形許容部によって後ろから支えられる。すなわち背もたれはランバーサポート機能を発揮できるのであり、このため、いわゆるチョン掛けのように浅い腰掛け状態であっても、使用者の身体への負担を著しく軽減できる。
また、背もたれの変形許容部は弾性体の変形を利用して前向き突出させるものであるため、部材点数が少ないと共に構造も簡単で良く、このため、コストを抑制できると共にデザイン的にスッキリとさせることができる。また、リンク機構を用いるた連動機構では、人が離席して負荷がなくなると座や背もたれをニュートラル状態に戻すためのばね手段が必要であるが、本願発明では背もたれを構成する弾性体の弾性復元力によって座及び弾性体をニュートラル状態に戻し得るため専用のばね手段を不要とすることが可能であり、この面でも構造の簡単化とコスト抑制に貢献できる。
人が着座することによって背もたれの弾性体を撓み変形させる手段としては、例えば座の下降動に連動させて弾性体に突っ張り力を作用させるといったことも可能であるが、請求項2のように構成すると、背もたれの変形許容部を構成する樹脂板の後端を座に連結するだけで足り、特段の連動部材は不要であるため、構造をいっそう簡単にできる利点がある。
請求項3のように構成すると、着座位置に関係なく腰部を的確に支えた状態でロッキング機能を保持できるため、特に好適である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願発明は事務用等の回転椅子に適用している。
(1).第1実施形態(図1〜図5)
図1〜図5では第1実施形態を示している。図1は椅子の分離側面図、図2のうち(A)は椅子の側面図、(B)は(A)の部分的な拡大図、(C)は(A)の部分的な断面図、図3は動きを示す側面図、図4は部材を分離した一部破断概略正面図、図5は図2(A)の V-V視断面図である。
椅子は、ガスシリンダからなる脚支柱1と、その上端に固定した座受けベース2と、座受けベース2に取付けた中間部材3と、中間部材3に取り付けた座4と、座受けベース2に後傾動自在に連結したバックフレーム5と、バックフレーム5で支持された背もたれ6とを備えている。
背もたれ6は、バックフレーム5の上部に固定した上部背もたれ7と、その下方に配置した下部背もたれ(ランバーサポート部)8とを備えており、下部背もたれ8が変形許容部になっている。また、バックフレーム5はその前部を構成する左右のアーム9とこれに取付けられた左右の背支柱10とで構成されており、上部背もたれ7は背支柱10の上部に固定されている。図示していないが、脚支柱1は、放射状に延びる複数本の枝杆を有する脚ベースに取付けられており、各枝杆にはキャスターを設けている。
座受けベース2は上向きに開口した箱状に形成されており、その前部に、中間部材3を左右長手の第1軸11で連結している。中間部材3は、平面視で座受けベース2の左右外側に位置する左右側板3aと、左右側板3aを繋ぐ前後の連結部材3bとを備えており、前部の連結部材3bに、座受けベース2の外側面に近接する前ブラケット板3cを溶接等によって固着し、この前ブラケット板3cと座受けベース2に第1軸11が貫通している。座受けベース2における第1軸の挿通穴は側面視で後傾状に延びる長穴12になっており、このため、第1軸11は長穴12に沿ってスライドし得る。長穴12には樹脂製のブッシュ13を装着している。
バックフレーム5のアーム9は座受けベース2の外側面に沿って後方に伸びており、アーム9の先端部と座受けベース2の前後中途部とを第2軸14で連結している。また、中間部材3における後部の連結部材3bに固着した左右の後部ブラケット3dとアーム9の前後中途部とを左右長手の第3軸15で連結している。従って、中間部材3とバックフレーム5とは連動して後傾しつつ後退動する。図示していないが、座受けベース2の内部には、第1軸11の後退動を支持するばねを配置しており、背もたれ6のロッキングはこのばねに抗して行われる。
座4は樹脂製等のインナーシェル4aの上面にクッションを張った構造になっている。そして、中間部材3における左右側板3aの前後両端部に左右長手の回転軸を有するガイドローラ(コロ)17(スライダーでも良い)を取り付ける一方、座4の下面のうち左右両側部でかつ前後2カ所の部位に、中間部材3の外側面に位置する樹脂製(金属製でも良い)で板状の支持部材18を配置し、支持部材18に形成した側面視後傾状のガイド穴19に前記ガイドローラ17を嵌め入れている。
従って、座4は側面視での姿勢を変えることなく下降しつつ後退しうる。換言すると、前傾したり後傾したりせずに、略水平状の姿勢を保持したままで下降しつつ後退し得る。図4に示すように、左右の支持部材18は金属板製の補強板20を介して座4に固定されている。このため、座4のインナーシェル4aの変形を許容しつつ、支持部材18はこじれを生じることなくスムースにスライドできる。なお、支持部材18を中間部材3に設けて、ローラ17を座4に設けることも可能である。
上部背もたれ7は、上部インナーシェルの前面にクッションを張った構造になっている(クッション無しでもよい)。他方、下部背もたれ8は、主要部材としてポリプロピレン等の樹脂板(下部インナーシェル)21を備えており、樹脂板21のうち人に当たる部分の前面にはクッション22を張っている。もちろん、クッション無しとすることも可能であり、また、人への当たりを柔らかくする手段としては、エラストマー等のゴム質素材を張ることも可能である。また、樹脂板21に代えて板ばねのような金属板を使用するとも可能である。
図2(B)に明示するように、樹脂板21の上端は、上部背もたれ7の下端部裏面に設けた支持体23に蝶番24を介して取付けられている。従って、樹脂板21はその上端を中心にして容易に前後回動し得る。支持部体23は上部背もたれ7のインナーシェルに一体成形しても良いし、インナーシェルとは別体でも良い。また、樹脂板21の上端は背支柱10に取付けても良い。
樹脂板21の下端(正確には下側の端部)は、座4の後部下面に取付けられている。すなわち、図2(C)に明示するように、座のインナーシェル4aの下面に形成した左右複数の軸受部25に左右長手のロッド26を取付け、このロッド26に樹脂板21の下端部を巻き付けることにより、樹脂板21の下端部を筒状に形成してその状態をビスで保持している。このため、樹脂板21の下端部はロッド26を中心に容易に回動しうる。いうまでもないが、樹脂板21の下端は座4の下面にビス等によって固定しても良い。或いは、座4の下面部に設けた後ろ向きの係合穴に後方から嵌め込む(係止する)といったことも可能である。
樹脂板21の左右幅寸法は座4の横幅よりもやや小さい程度の寸法に設定している一方、ロッド26は左右支持部材18の間に位置している。このため、樹脂板21の下端部は、後部の支持部材18と緩衝しないように多少切欠いて幅狭に形成している。
非着座状態で座4の後端と背支柱10との間にはかなりの間隔が空いている。そして、背支柱10には、側面視で座4の後端を仰ぐように斜め上向きに凹状に湾曲したガイド面27を有するガイド体28が固着されている。ガイド体28は樹脂製であり、図5に示すように、左右の背支柱10にビス止め等によって固定されている。なお、背支柱10にガイド体28を一体に設けても良い。
樹脂板21の背面のうち、非着座状態においてガイド体28の凹部に位置する部分には、ブロック状で複数段の変形規制体29を固着又は一体成形している。変形規制体29は左右ガイド体28の間に位置しており、このため、変形規制体29は樹脂板21の左右ぶれ止めの機能も果たしている。樹脂板21のうち変形規制体29を設けた部分は、前向き凹状には変形するが前向き凸状には変形しない。
樹脂板21のうち上端とガイド体28との間の部位は、側面視で僅かながら前向き凸状に湾曲している。これは、人が着座することによって樹脂板21が前向きに突出することの方向性をつけるためである。ガイド体28は樹脂板21の上端部まで延びていても良い。
なお、図4に示すように、左右の背支柱10の下端は連結板30に連結されており、この連結板30に設けた左右の軸体31をアーム9の後ろ向き穴に後方から指し込んでいる。また、左右の背支柱10は上部においても横桟で連結されている。背支柱10は板状に形成しているが、丸又は角のパイプ状としたり断面L型にするなど、形状は任意に設定できる。バックフレームを樹脂の成形品とすることも可能である。また、バックフレーム5を後ろから覆うカバーを設けるなどしても良い。
以上の構成において、人が着座すると、座4は側面視での姿勢を変えることなく下降しつつ後退し、この座4の移動に伴って樹脂板21はガイド体28の下端部に向けて押し出される。すると、樹脂板21の上下長さは不変であるため、樹脂板21はガイド体28における湾曲したガイド面27のガイド作用により、図3に示すようにガイド体28の上方の部位において前向き凸状に湾曲しつつ前向きに突出する。これにより、人が座4に浅く腰掛けても、当該人の腰部を樹脂板21で的確に支持してランバーサポート機能を発揮できる。
この場合、樹脂板21に変形規制体29を設けたことにより、樹脂板21のうち変形規制体29を設けた部分は側面視で略直線状の状態に保持され、このため、樹脂板21が前向き凸状に湾曲して突出することが確実ならしめられると共に、人の体圧が樹脂板21に作用しても前向き凸状に湾曲した形状が崩れることはない。すなわち、樹脂板21は変形規制体29によって一定の状態に湾曲し、かつ、湾曲した形状が一定に保持される。
人が座4に深く腰掛けても樹脂板21は同じ量だけ前向きに突出するが、樹脂板21は柔軟性を持っているため、深く腰掛けた状態でも圧迫感を受けることはなく、むしろ、樹脂板21が腰にしっかりとフィットすることになる。
人が深く腰掛けたり浅く腰掛けたりまちまちであっても適度のフィット性を確保するための手段として、下部背もたれ8の突出量が腰掛け状態に応じて自動的に調節されれば良い。そのための手段としては、樹脂板21を平面視でにおいて変形させることの他に、次のようなことが考えられる。
すなわち、(a).図3に点線矢印Aで示すように、樹脂板21の上端が逃げ移動することをばね手段(図示せず)で支持し、ある程度以上の抵抗が掛かると樹脂板21をばね手段に抗して斜め上方に逃がす、(b).上記aとは逆に、樹脂板21の下端と座4との間にばね手段を配置し、樹脂板21を座4の下方に逃がすことにより、ある程度以上の抵抗が掛かると、座4はスライドしても樹脂板21は変形しないようにする、(c).図3に点線矢印Bで示すように、ガイド体28を後退動又は後傾動しうる状態にバックフレーム5に取付けて、ガイド体28の後退動又は後傾動をばね手段で支持することにより、ある程度の押圧力が掛かると樹脂板21が前進しないようにする、(d).樹脂板21のうち人の腰に当たる部分以外の適当な部位に、外力がある程度以上になると側面視で凸状やジグザグ状に変形するバッファー部を設ける、といったことである。
座4が後方にスライドした状態で人が背もたれ6に凭れ掛かると、背もたれ6は全体として後傾すると共に中間部材3及び座4は後退しつつ僅かに後傾する。すなわち、人の腰を樹脂板21で的確に支持した状態を保持しつつロッキングするのであり、この点は、従来技術には見られない本実施形態の利点である。また、座4は側面視での姿勢を変えることなくスライドするため、使用者は非ロッキング状態で適正な執務姿勢を取ることができる。この点も本実施形態の利点である。
(2).他の実施形態
図6では他の実施形態を示している。このうち(A)では、変形規制用の板状のリブ32を樹脂板21に一体成形している。(B)に示す第3実施形態では、樹脂板21を所定の形状に曲げる手段として、樹脂板21のうち側面視で頂点になる部分が最も薄くても頂点から上下に離れるに従って厚さが厚くなるように設定している。更に、(C)に示す第4実施形態では、樹脂板21が平面視で前向き凹状に撓み変形することを容易ならしめるため、樹脂板21に縦長のスリット33を複数条並設している。
背もたれの変形許容部は必ずしも樹脂板で構成する必要はない。例えば図6(D)に第5実施形態として示すように、上下方向に延びる複数本の棒状(或いは帯状)の弾性体34を配置し、この弾性体34の前面に当て板35を取付けるといったことも可能である。いうまでないが、弾性体34は第1実施形態の樹脂板21と同様に側面視で前向き凸状に湾曲した状態に変形する。弾性体34は樹脂製でも良いし、板ばねのような金属製とすることも可能である。
図7に示す第6実施形態は第1実施形態の変形例であり、この実施形態では、背もたれ6は上下に一連に延びる合成樹脂製のインナーシェル36を備えており、このインナーシェル36のうち上部背もたれ7を構成する上部インナーシェル36aはバックフレーム5に固定された非変形部となしてこれに上部クッション22′を張っている一方、上部インナーショル36aよりも下方の部位の下部インナーシェル36bは着座によって大きく変形し得る変形許容部となしている。下部インナーシェル36bの作用は第1実施形態の樹脂板21と同じである。
着座によって下部インナーシェル36bが前向き凸状に曲がり変形することを確実にするため、一点鎖線で示すように、下部インナーシェル36bの上端を後方から支持するストッパー28′を設けてもよい。なお、上部インナーシェル36aを非変形部となしていると説明したが、ここにいう「非変形部」とは人が着座しても変形しないという意味であり、腰掛けた人が凭れ掛かることによって変形しても差し支えないのである。背もたれ6のインナーシェル36と座4のインナーシェルとを一体化することも可能である。
(3).他のバリエーション
図示していないが、本願発明は更に様々のバリエーションに展開できる。例えば、樹脂板21のような変形許容部の変形量を調節することが可能である。具体的な調節手段としては、第1実施形態の樹脂板21を例にとると、樹脂板21の上端又は下端の取付け位置を調節できるようにしたり、座4がスライドし始めてから樹脂板21に突っ張り力が作用するまでの距離を調節できるようにすることが考えられる。
座をスライドさせる機構としては必ずしもローラ(或いはピン)と長穴との組み合わせには限らず、平行リンク機構やレール機構など、様々の機構を採用できる。座のスライド量が少なく場合は、テコの原理等を応用した増幅手段を設けることにより、弾性体の変形量を大きくしたら良い。背もたれの全体を樹脂板のような弾性板で形成することも可能である。但し、この場合も、人の腰部に当たる部分(ランバーサポート部)が大きく前向き突出するように設定するのが好ましい。
第1実施形態に係る椅子の分離側面図である。 (A)は椅子の側面図、(B)は(A)の部分的な拡大図、(C)は(A)の部分的な断面図である。 動きを示す側面図である。 部材を分離した一部破断概略正面図である。 図2(A)の V-V視断面図である。 他の実施形態を示す図である。 更に他の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 脚支柱
2 座受けベース
3 中間部材
4 座
5 バックフレーム
6 背もたれ
7 上部背もたれ
8 下部背もたれ(ランバーサポート部)
10 背支柱
17 スライド手段を構成するローラ
18 スライド手段を構成する支持部材
21 下部背もたれを構成する樹脂板(下部インナーシェル)
28 ガイド体

Claims (3)

  1. 座と、背もたれと、背もたれを支持するバックフレームとを備えており、背もたれの少なくとも下部を、人が着座すると前向きに突出する変形許容部と成している椅子であって、
    前記背もたれの変形許容部を、上端と下端との間の間隔を変えるような突っ張り作用を受けると側面視形状が変化する弾性体で構成する一方、前記バックフレームに、人が着座することによって弾性体が側面視で前向き凸状に変形するようにガイドするガイド体を設けている、
    背もたれ付き椅子。
  2. 前記座は、人が着座すると後退しつつ後傾するように座受けベースで支持されている一方、前記変形許容部を構成する弾性体は樹脂板であって、樹脂板の上端はバックフレーム又は背もたれ上部に移動不能に取付けられており、樹脂板の下端は座と一緒に下降しつつ後傾するように座の後部に連結しており、更に、前記ガイド手段は着座した人の腰よりも下方に配置されており、ガイド体を側面視で略前向き凹の湾曲した形態とすることにより、座体が下降しつつ後退すると弾性体が座面よりも上方の位置において側面視で前向き凸状に湾曲するように設定されている、
    請求項1に記載した背もたれ付き椅子。
  3. 着座した人が背もたれに凭れ掛かると背もたれ及び座がばね手段に抗して後退しつつ後傾するようになっている、
    請求項1又は2に記載した背もたれ付き椅子。
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