JP2007053249A - 検査方法、検査装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

検査方法、検査装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 DSA精度を高めて半導体装置製造の歩留まりを向上させる。
【解決手段】 ウェハ1に配線パターンを形成する過程で得られる欠陥検査のデータと、配線パターン形成後のVC検査のデータを用いてDSAを行う際、VC検査によって導通不良領域7aが見つかった配線パターンの形状を基に、その配線パターンを囲むようにして矩形形状のDSA領域8を設定する。例えば欠陥検査で3つの欠陥5a,5b,5cが検出されている場合には、それらの中からDSA領域8内の配線パターンに影響を及ぼす欠陥5aのみを選別することが可能になる。これにより、工程評価を適正に行うことが可能になるので、その情報を基に問題のある工程に対して適切な対策を講じ、高性能・高品質の半導体装置を歩留まり良く製造することが可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は検査方法、検査装置および半導体装置の製造方法に関し、特に、ウェハ等の試料のパターン欠陥や異物付着等の検査を行う検査方法並びに検査装置、およびそのような検査を行う半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造分野では、その製造過程でウェハに付着した異物やウェハに形成されたパターン欠陥等(単に「欠陥」という。)が適当な段階で検査され、品質の高い製品の安定的供給が図られている。
現在、欠陥の検査には様々な手法が採られている。例えば、試料表面にレーザを照射してその散乱光を検出するダークフィールド(Dark Field,DF)方式、試料表面に光を照射してその反射光を検出するブライトフィールド(Bright Field,BF)方式、試料表面に電子線を照射して二次電子を検出する走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope,SEM)方式等がある。また、従来は、SEM等を用い、試料像を所定の参照像と比較しそれらの差異部分を欠陥として検出したり、試料像を所定の規格範囲と比較しその規格範囲から外れた部分を欠陥として検出したりする方法等も提案されている(特許文献1参照)。
欠陥検査方法としては、上記のようなもののほか、配線パターンの形成後にSEM等を利用して配線パターンの電位状態を観察し、断線等の電気的欠陥の有無を検査するボルテージコントラスト(Voltage Contrast,VC)法等も用いられている。
以上のような欠陥検査手法は、単独での実施も勿論可能であるが、別の検査と組み合わせて実施することも可能であり、それにより、欠陥検出精度の更なる向上が図られている。また、半導体装置製造における複数工程の検査結果を用いてDSA(Defect Source Analysis)を行うことで、欠陥を発生させた原因工程の特定等も試みられている。欠陥発生の原因工程を特定することができれば、その工程に対して適切な対策を講じることが可能になり、半導体装置製造時の歩留まり向上等を図ることが可能になる。
特開平9−312318号公報
しかし、DSAを行う場合には、次に示すような問題点もある。
例えば、配線パターン形成前の工程で行ったDF方式あるいはBF方式の欠陥検査の結果と、配線パターン形成後のVC検査の結果を用いてDSAを行う場合を考える。
図10は従来のDSAの説明図である。
ここでは、ウェハ100上に図10に示すような形状のTEG(Test Element Group)101の形成に当たり、例えばダマシン法を用いた櫛歯状配線パターン102および孤立配線パターン103の形成前の成膜工程、フォトリソグラフィ工程、エッチング工程の各工程後に、DF方式あるいはBF方式の欠陥検査を行う。そして、続けて、配線材料の埋め込みおよびCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理まで行って、VC検査を行うものとする。
図10には、櫛歯状配線パターン102および孤立配線パターン103の形成前の各工程で行った欠陥検査により、計3箇所に欠陥104a,104b,104cが検出されている場合を示している。そして、それらのうち、欠陥104aは、最終的に得られる櫛歯状配線パターン102の部分に存在しており、欠陥104b,104cは、最終的に得られる櫛歯状配線パターン102や孤立配線パターン103以外の部分に存在している。
一方、櫛歯状配線パターン102および孤立配線パターン103の形成後に行われるVC検査では、形成された櫛歯状配線パターン102に所定の電圧を印加した状態でその先端部近傍の領域が含まれる領域(「VC検査領域」という。)105についてSEM観察が行われる。そして、断線等が発生している櫛歯状配線パターン102と発生していない櫛歯状配線パターン102とは、その電位の違いから、発生する二次電子のエネルギーが異なってくるため、SEM像にコントラストが生じてくる。VC検査では、その情報を基に、断線等の有無を検査する。
なお、VC検査領域105内には必ずしも断線等の箇所が存在していることを要しない。櫛歯状配線パターン102の櫛歯部分の根元側に断線等の箇所が存在している場合でも、VC検査の際にはその影響は櫛歯部分のそこより先端側に及ぶためである。図10の場合には、櫛歯状配線パターン102の部分に存在している欠陥104aより先端側の領域が他の領域と異なるコントラストを示しており、導通不良領域106になっている。したがって、実際には、欠陥104aが導通不良領域106の発生原因であり、この欠陥104aを発生させた工程が導通不良領域106を発生させた原因工程となるが、このような事実関係は、DSAを行うことによって明らかとなる。
配線パターン形成前の欠陥検査のデータと配線パターン形成後のVC検査のデータを用いてDSAを行う場合には、図10に示したように、DSA領域107が、TEG101のパターンデータを基に、VC検査領域105内に存在する導通不良領域106aの重心Oを中心とした円形であって、TEG101の比較的広い範囲をカバーする領域に設定されるため、DSAの精度が低下してしまう可能性があった。
すなわち、図10の場合には、導通不良領域106の発生原因が実際には欠陥104aのみであるにも拘わらず、DSA上はそのDSA領域107内にある欠陥104a,104b,104cすべてが導通不良領域106の発生原因としてカウントされてしまう。仮に、欠陥104aすなわちキラー欠陥と、欠陥104b,104cすなわちノンキラー欠陥とが別の工程で発生したものであったとすると、実際にはノンキラー欠陥しか発生させていない工程もキラー欠陥を発生させた工程として扱われてしまうことになる。その結果、欠陥発生工程を正確に特定することができなくなる可能性がある。
また、DSA領域107内の欠陥104a,104b,104cをその形態によらずすべて導通不良領域106の発生原因として扱ってしまうと、導通不良領域106の発生が例えば異物付着によるものなのかあるいはパターンの抜け等によるものなのかといったことを正確に特定することができなくなる場合も起こり得る。この点は、DSA領域107内の欠陥104a,104b,104cが別々の工程で発生したものである場合と、すべて同じ工程で発生したものである場合の、いずれの場合にも言える。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、試料の検査を精度良く行うことのできる検査方法および検査装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、そのような検査方法を用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、試料の検査を行う検査方法において、試料にパターンを形成する過程で得られる一の検査結果と他の検査結果との比較を行う際に、前記比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする検査方法が提供される。
このような検査方法によれば、パターンの形成過程で得られる複数の検査結果についてDSA等による比較を行う際、その比較の対象領域を、形成したそのパターンの形状を基に設定するので、そのパターンに影響を及ぼす可能性の高い領域についてのみの比較が可能になる。
また、本発明では、試料の検査を行う検査装置において、試料にパターンを形成する過程で得られた一の検査結果と他の検査結果との比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定した前記対象領域について前記比較を行う機能を有することを特徴とする検査装置が提供される。
このような検査装置によれば、パターンの形成過程で得られた複数の検査結果についてDSA等による比較を行う際、その比較の対象領域が、そのパターンの形状を基に設定されるので、そのパターンに影響を及ぼす可能性の高い領域についてのみの比較が可能になる。
また、本発明では、検査工程を含む半導体装置の製造方法において、ウェハにパターンを形成するための一の工程の検査結果と他の工程の検査結果との比較を行う際に、前記比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
このような半導体装置の製造方法によれば、ウェハにパターンを形成するための別個の工程の各検査結果についてDSA等による比較を行う際、その比較の対象領域を、形成したそのパターンの形状を基に設定するので、そのパターンに影響を及ぼす可能性の高い領域についてのみの比較が可能になる。それにより、半導体装置製造時の検査精度が向上するようになる。
本発明では、パターンの形成過程で得られる複数の検査結果についての比較の対象領域を、そのパターンの形状を基に設定するようにした。これにより、そのパターンに影響を及ぼす可能性の高い領域についてのみの比較が可能になるため、そのパターンの検査を精度良く行うことができるようになる。このような検査を半導体装置の製造時に用いることにより、各工程の評価を適正に行うことが可能になり、問題が発見された工程に対しては適切な対策を講じて、高性能・高品質の半導体装置を歩留まり良く製造することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、ウェハに配線パターンを形成する際の欠陥検査を例に、図面を参照して詳細に説明する。
図1は欠陥検査の一例の概念図、図2は欠陥検査の流れの一例を示す図、図3は欠陥検査システムの構成例である。なお、図1には、後述する複数の検査の結果を重ね合わせた状態を示している。
ここでは、ウェハ1上にTEG2を形成してその欠陥検査を行う場合について考える。図1に示したTEG2は、櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4から構成されている。なお、櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4は、その幅を例えば約0.1μmとし、櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分の長さを例えば約2mmとする。また、櫛歯状配線パターン3と孤立配線パターン4のピッチは、例えば約0.1μmとする。
このような櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4をウェハ1上に形成するまでの間には、例えばその形成にダマシン法を用いる場合であれば、通常、ウェハ1上に絶縁膜を形成する成膜工程、配線形成用のレジストのパターニングを行うフォトリソグラフィ工程、およびそのレジストパターンをマスクに絶縁膜をエッチングするエッチング工程を経る。そして、エッチングによって絶縁膜に形成されたトレンチに配線材料を埋め込み、その配線材料のCMP処理を行って、櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4を形成する。
このようにして櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4の形成を行うまでの過程では、上記の成膜工程、フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程の各工程間あるいは適当な工程後に、ウェハ1上の欠陥の有無を検査する(ステップS1)。
このステップS1の検査は、例えばDF方式やBF方式の欠陥検査であり、櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4を形成するための配線材料の埋め込み前に、ウェハ1上にパーティクル等の異物が付着していないかあるいは設計通りの配線形成用パターン(トレンチ)が形成されているかといった、いわばウェハ1上の物理的な欠陥の情報を得るための検査である。
このステップS1の検査は、その検査方式に応じた欠陥検査装置10によって行われる(図3)。欠陥検査装置10は、必要な検査機構とコンピュータを備え、その検査処理は、欠陥検査装置10と協働するソフトウェアのアルゴリズムに従って行われる。この検査により、ウェハ1上に欠陥が検出された場合には、欠陥検査装置10によってその欠陥の位置座標やウェハ1上の欠陥分布を示すマップ等のデータ(検査結果)が生成される。生成されたデータは、欠陥検査装置10が通常備える記憶手段(記憶装置、記録媒体等)に蓄積される。あるいは後述のDSA装置30に送信され、DSA装置30が通常備える記憶手段(記憶装置、記録媒体等)に蓄積される。
図1の例では、欠陥検査装置10により、ウェハ1上の計3箇所に欠陥5a,5b,5cが検出されている。そのうち、欠陥5aは、最終的に得られる櫛歯状配線パターン3の位置に、また、欠陥5b,5cは、最終的に得られる櫛歯状配線パターン3や孤立配線パターン4以外の位置に、それぞれ存在している。
また、このステップS1の検査の際には、必要に応じ、SEM方式の検査やSEMレビューを行い、各欠陥、ここでは欠陥5a,5b,5cの位置座標におけるSEM画像を取得する。
上記ステップS1の検査後は、上記の手順に従い、櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4を形成する(ステップS2)。そして、櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4の形成後は、その櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4に対し、VC検査を行う(ステップS3)。
このステップS3のVC検査では、図1に示したように、櫛歯状配線パターン3に所定電圧を印加した状態でその先端部近傍の領域が含まれるVC検査領域6についてSEM観察が行われ、そのSEM像のコントラストの違いを基に断線や短絡等の電気的な欠陥が検査される。
このVC検査は、SEMを備えたVC検査装置20によって行われる(図3)。VC検査装置20は、SEMのほか、必要な検査機構とコンピュータを備え、VC検査処理は、VC検査装置20と協働するソフトウェアのアルゴリズムに従って行われる。このVC検査により、VC検査領域6内のコントラストに異常が検出された場合には、VC検査装置20によってその欠陥の位置座標や欠陥の密度、ウェハ1上の欠陥分布を示すマップ等のデータ(検査結果)が生成される。生成されたデータは、VC検査装置20が通常備える記憶手段(記憶装置、記録媒体等)に蓄積される。あるいは後述のDSA装置30に送信され、DSA装置30が通常備える記憶手段(記憶装置、記録媒体等)に蓄積される。
図1の例では、櫛歯状配線パターン3の位置に存在している欠陥5aより先端側の領域が他の領域と異なるコントラストを示しており、この領域が導通不良領域7になっている。ただし、VC検査では、VC検査装置20により、SEMの視野内、すなわちVC検査領域6内の導通不良領域7aについてのデータが得られるのみである。
なお、このようなVC検査を行う際のVC検査領域6は、TEG2のサイズや用いるSEMの性能等にもよるが、通常は幅数百μmで1本〜数十本の櫛歯状配線パターン3が一画像に収まる程度の大きさとされる。また、VC検査領域6を櫛歯状配線パターン3の先端部近傍領域が含まれるように設定するのは、櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分の根元側に断線等の箇所が存在している場合でも、VC検査の際にはその影響がそこより先端側に及ぶためである。したがって、櫛歯状配線パターン3の断線等を検査するためには、先端部近傍領域のSEM像のコントラストを検査すれば足りることになる。
その後は、櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4の形成前の検査で検出された欠陥5a,5b,5cと、櫛歯状配線パターン3および孤立配線パターン4の形成後のVC検査で検出された導通不良領域7aとの関係を調べるために、両検査のデータを用いたDSAが行われる。DSAの処理は、例えばコンピュータを用いたDSA装置30と、このDSA装置30と協働するソフトウェアを用い、そのソフトウェアのアルゴリズムに従って行われる(図3)。
DSA装置30は、まず上記ステップS1,S3の両検査によって得られたデータおよびTEG2のパターンデータを用い、VC検査によって導通不良領域7aが見つかった櫛歯状配線パターン3の形状を基にDSA領域8を設定し(ステップS4)、設定したDSA領域8についてDSAを行う(ステップS5)。
ここで、ステップS4のDSA領域8の設定方法について説明する。
図4はDSA領域の設定フローの一例を示す図である。
DSA装置30では、DSA領域8の設定の際、まずVC検査のデータから、VC検査領域6内に検出された導通不良領域7aの位置を示すデータが抽出される(ステップS10)。
次いで、抽出された導通不良領域7aの位置データを用い、TEG2のパターンデータから、導通不良領域7aが存在する櫛歯状配線パターン3のパターンデータが抽出される(ステップS11)。
次いで、導通不良領域7aの位置データを用い、導通不良領域7aの重心Oが求められる(ステップS12)。そして、その重心Oを基点にして、導通不良領域7aが存在する櫛歯状配線パターン3の長手方向および短手方向の長さがそれぞれ設定される。
その際は、まず重心Oから導通不良領域7aが存在する櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分先端側に向かって、重心Oからその櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分先端までの長さよりも長くなるように、長手方向の一方の側(櫛歯部分先端側)の長さが設定される(ステップS13)。その長さは、VC検査領域6の位置にもよるが、例えば約0.1μmに設定される。
続いて、重心Oから導通不良領域7aが存在する櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分根元側に向かって、その櫛歯部分がすべて含まれるように、長手方向のもう一方の側(櫛歯部分根元側)の長さが設定される(ステップS14)。
続いて、重心Oから導通不良領域7aが存在する櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分に隣接する孤立配線パターン4に向かう方向の長さが設定される。その際は、その櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分のエッジからその孤立配線パターン4の対向するエッジまでの距離の半分の長さ以下、すなわち櫛歯状配線パターン3と孤立配線パターン4のピッチの半分以下に、その長さが設定される(ステップS15)。例えば、幅が共に約0.1μmの櫛歯状配線パターン3と孤立配線パターン4のピッチが約0.1μmの場合には、櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分のエッジから約0.05μm以下(重心Oから約0.1μm以下)にその長さが設定される。ただし、欠陥検査装置10やVC検査装置20の座標精度、座標再現性を考慮して短手方向の長さを設定しても構わない。さらに、この長さの設定によりDSA領域8内には欠陥が存在しないことも考えられるが、その場合は改めて長さを設定し直せばよい。
このステップS13,S14,S15の処理により、DSA領域8の長手方向および短手方向の長さが設定され、矩形形状のDSA領域8が設定されるようになる。
なお、上記ステップS14においては、DSA領域8の長手方向の長さを設定する際、導通不良領域7aの重心Oから櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分根元側に向かってその櫛歯部分がすべて含まれるよう長さを設定するようにしたが、その櫛歯状配線パターン3の櫛歯部分の一部のみが含まれるような長さを設定するようにすることもできる。この場合、DSA領域8が狭くなるため、以後のDSAの処理の高速化を図ることができる。このときのDSA領域8内には欠陥が存在しないことも考えられるが、その場合は改めて長さを設定し直せばよい。
DSA装置30では、このようにしてDSA領域8が設定された後、上記ステップS5のDSAが行われる。DSA装置30は、配線形成前の検査のデータのうちのDSA領域8のデータと、配線形成後のVC検査のデータのうちのDSA領域8のデータとの比較を行う。すなわち、DSA領域8が両検査のデータ比較の対象領域となる。このDSAにより、導通不良領域7がDSA領域8内に存在する欠陥5aによって発生していることが明らかになる。換言すれば、DSA装置30では、導通不良領域7について、欠陥5aはキラー欠陥であるが、欠陥5b,5cはノンキラー欠陥であると判定される。
従来は、DSA領域を、導通不良領域7aの重心Oを中心とする例えば半径数mmという比較的大きな円形に設定していた(図10参照)。そのため、その円内にすべての欠陥5a,5b,5cが含まれてしまうような場合には、それらを発生させた工程がすべて導通不良領域7を発生させた原因の工程として扱われてしまっていた。
これに対し、上記の欠陥検査方法では、DSA領域8を、導通不良領域7aが存在する配線パターンの形状に基づき、従来よりも大幅に狭い矩形形状の領域に設定する。そのため、配線形成前に欠陥5aを発生させた工程が、配線形成後に導通不良領域7を発生させた原因の工程と結論付けることができるようになる。そして、実際には導通不良領域7の発生に無関係である欠陥5b,5cを発生させた工程を、導通不良領域7を発生させた原因の工程であるとして扱ってしまうことがなくなる。したがって、配線形成前の各工程のキラー欠陥数を正確にカウントし、各工程を適正に評価することが可能になり、DSAの精度を向上させることができるようになる。
なお、欠陥5a,5b,5cが同一工程で発生したものであった場合も同様、それらのうちいずれがキラー欠陥となっているかを判別することができるため、その工程で発生したキラー欠陥数を正確にカウントし、適正に評価することが可能になる。
各工程の評価を複数枚のウェハについて同様に行えば、キラー欠陥の発生が多い工程を特定することが可能になる。そのような工程に対しては、そのキラー欠陥のSEM画像を利用する等して異物付着かパターン欠陥かといった欠陥の種類を特定し、処理条件の変更や装置のメンテナンス等、必要な対策を講じるようにすることで、半導体装置の歩留まりを向上させることが可能になる。
以下、欠陥検査方法の応用例について説明する。
まず第1の例について説明する。
図5はウェハおよびチップの平面模式図、図6は第1の例の検査パターンの平面模式図、図7は第1の例の検査パターンの断面模式図である。なお、図7は図6のA−A断面を示している。
図5に示すように、ウェハ40上には、多数のチップ41が形成されている。各チップ41は、ダイシングライン42によって画定され、最終的にはこのダイシングライン42の位置でダイシングされ、個々のチップ41に切り分けられる。
ここでは、ウェハ40上の各チップ41内に、主要な半導体素子等と共に、検査パターン50が形成されている。検査パターン50は、例えば図6および図7に示すようなライン状のパターンとすることができる。このような検査パターン50は、例えば次のようにして形成される。
検査パターン50の形成に当たっては、図7に示したように、まず半導体素子(完成されたもののほか、形成途中のものも含む。以下同じ。)等が形成されたウェハ40上に膜厚約750μmの酸化シリコン(SiO2)膜50aを形成する。
次いで、そのSiO2膜50aにウェハ40に通じるコンタクトホール50bを形成するため、SiO2膜50a上にレジスト膜を形成し、そのレジスト膜をフォトリソグラフィによりパターニングし、パターニング後のレジストパターンをマスクにしてドライエッチングを行う。それにより、コンタクトホール50bを形成する。
コンタクトホール50bの形成後は、エッチングに用いたレジストを除去し、膜厚約10nmのチタン(Ti)膜50cおよび膜厚約10nmの窒化チタン(TiN)膜50dを順に形成し、さらに膜厚約300nmのタングステン(W)膜50eを形成して、コンタクトホール50bを埋め込む。
そして、SiO2膜50aが露出するまでCMP処理を行い、コンタクトホール50b内にのみTi膜50c、TiN膜50dおよびW膜50eを残すようにすることにより、ビア50fを形成する。
次いで、膜厚約500nmのSiO2膜50gを形成し、下層側の配線パターン50hを形成するため、フォトリソグラフィおよびドライエッチングにより、SiO2膜50gにトレンチ50iを形成する。このトレンチ50iの形成後にはDF方式またはBF方式の検査を行う。
その後、スパッタリング法により、膜厚約10nmの窒化タンタル(TaN)バリア膜50jおよび膜厚約10nmのシード銅(Cu)膜50kを形成し、電解メッキにより、トレンチ50iを埋める膜厚約1μmのCu膜を形成する。そして、SiO2膜50gが露出するまでCMP処理を行い、トレンチ50i内にのみメッキCu膜、シードCu膜50kおよびTaNバリア膜50jを残すようにすることにより、下層側の配線パターン50hを形成する。
次いで、膜厚約50nmの窒化シリコン(SiN)膜50lを形成し、その後、膜厚約700nmのSiO2膜50mを形成する。そして、フォトリソグラフィおよびドライエッチングにより、まず配線パターン50h直上の領域にSiN膜50lに達するコンタクトホール50nを形成する。このコンタクトホール50nの形成後にはDF方式またはBF方式の検査を行う。
その後、有機絶縁膜を塗布してそのコンタクトホール50nを埋め、フォトリソグラフィおよびドライエッチングを行って、SiO2膜50mに上層側の配線パターン50pを形成するためのトレンチ50qを形成する。さらに、コンタクトホール50n内部に残る有機絶縁膜は、アッシングによって除去し、コンタクトホール50n底部のSiN膜50lは、エッチングによって除去し、下層側の配線パターン50hを露出させる。その後、DF方式またはBF方式の検査を行う。
次いで、スパッタリング法により、膜厚約10nmのTaNバリア膜50rおよび膜厚約10nmのシードCu膜50sを形成し、電解メッキにより、コンタクトホール50nおよびトレンチ50qを埋める膜厚約1μmのCu膜を形成する。そして、SiO2膜50mが露出するまでCMP処理を行い、トレンチ50q内およびコンタクトホール50n内にのみメッキCu膜、シードCu膜50sおよびTaNバリア膜50rを残すようにする。これにより、上層側の配線パターン50p、および上層側の配線パターン50pと下層側の配線パターン50hを接続するビア50tが形成されるようになる。
このような方法により、チップ41内に半導体素子等と共に、図6および図7に示したような検査パターン50が形成される。検査パターン50の形成後は、例えば図6に示したようなVC検査領域51についてVC検査を行う。検査パターン50の形成過程で行ったDF方式やBF方式の検査の結果と、このVC検査の結果を用いてDSAを行う場合には、ラインの長さにもよるが、例えば、図6に示したように1本のラインの全体を囲むような領域にDSA領域52を設定する。DSA領域52は、上記図4に示したフローと同様のフローで設定することが可能である。そして、検査パターン50形成前の検査のデータのうちのDSA領域52のデータと、検査パターン50形成後のVC検査のデータのうちのDSA領域52のデータとの比較を行うことにより、キラー欠陥の有無を知ったりキラー欠陥の発生原因工程を特定したりすることが可能になる。
続いて第2の例について説明する。
図8は第2の例の検査パターンの平面模式図、図9は第2の例の検査パターンの断面模式図である。なお、図9は図8のB−B断面を示している。また、図8および図9では、上記図6および図7に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
図8および図9に示す検査パターン60は、上層側の配線パターン60a,60b,60cと下層側の配線パターン60d,60e,60f,60gがビア60h,60i,60j,60k,60l,60mによって連続的に接続されたビアチェーン構造を有している。その他の構成は、上記図6および図7に示した検査パターン50と同じである。そして、このような検査パターン60が、例えば、検査パターン50同様、上記図5に示したようなウェハ40上の各チップ41内に形成されている。
検査パターン60の形成方法も、図9に示したように、下層側の配線パターン50hに代えて4つの配線パターン60d〜60gを形成し、ビア50tに代えて6つのビア60h〜60mを形成し、上層側の配線パターン50pに代えて3つの配線パターン60a〜60cを形成する点を除き、上記図6および図7に示した検査パターン50の場合と同じである。
また、この検査パターン60を形成する際には、検査パターン50の場合と同様に、トレンチ50iの形成後、コンタクトホール50nの形成後およびトレンチ50qの形成後にそれぞれ、DF方式またはBF方式の検査を行う。
検査パターン60の形成後は、例えば図8に示したようなVC検査領域61についてVC検査を行う。検査パターン60の形成過程で行った検査の結果と、このVC検査の結果を用いてDSAを行う場合には、ビアチェーンの長さにもよるが、例えば、図8に示したように連続するビアチェーンの全体を囲むような領域にDSA領域62を設定する。DSA領域62は、上記図4に示したフローと同様のフローで設定することが可能である。そして、検査パターン60形成前の検査のデータのうちのDSA領域62のデータと、検査パターン60形成後のVC検査のデータのうちのDSA領域62のデータとの比較を行うことにより、キラー欠陥の有無を知ったりキラー欠陥の発生原因工程を特定したりすることが可能になる。
なお、上記第1,第2の例では、検査パターン50,60をチップ41内に形成するようにしたが、検査パターン50,60は、チップ41内に限らず、ウェハ40上の適当な位置に形成するようにして構わない。例えば、比較的ウェハ40の外縁部に近いチップ形成領域外や、ダイシングライン42の領域等に形成することも可能である。勿論、そのような場合も、検査パターン50,60共に、上記同様にしてDSAを行うことが可能である。
また、上記第1,第2の例の検査パターン50,60は、チップ41内に半導体素子等を形成した後、形成途中、あるいは半導体素子の形成に並行して、ウェハ40上に形成することが可能である。
また、上記第1,第2の例で述べたパターンの数やパターンの各要素の材質、膜厚、形成方法等は単なる例であり、必要に応じて任意に変更可能である。
以上説明したように、ウェハに配線パターンを形成する過程での種々の欠陥検査データを用いてDSAを行う場合には、そのDSA領域をそのパターンの形状を基に設定し、そのDSA領域についてデータの比較を行うようにする。これにより、DSA領域内のパターンに影響を及ぼす可能性の高い欠陥のみを選別して工程評価を行うことができ、DSAの精度を高めて工程評価を適正に行うことが可能になる。そして、その情報を基に問題のある工程に対して適切な対策を講じることが可能になるので、高性能・高品質の半導体装置を歩留まり良く製造することができるようになる。
なお、以上の説明では、DSA領域8,52,62を矩形形状に設定する場合について述べたが、その形状は矩形に限定されるものではなく、対象とする配線パターンの形状に応じた形状、例えば配線パターンの外周に沿うような形状とすることも可能である。
(付記1) 試料の検査を行う検査方法において、
試料にパターンを形成する過程で得られる一の検査結果と他の検査結果との比較を行う際に、前記比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする検査方法。
(付記2) 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする付記1記載の検査方法。
(付記3) 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を囲む矩形形状の領域に設定することを特徴とする付記1記載の検査方法。
(付記4) 前記試料に前記パターンと共に前記パターンと異なる他のパターンとを形成する場合であって、前記パターンについての前記一の検査結果と前記他の検査結果との前記比較を行う際には、
前記対象領域を前記他のパターンの形状を考慮し前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする付記1記載の検査方法。
(付記5) 前記対象領域を前記他のパターンの形状を考慮し前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記他のパターンを除き、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする付記4記載の検査方法。
(付記6) 前記パターンは導体パターンであって、前記一の検査結果は、前記パターンを形成する過程で得られる1または2以上の物理的な検査結果であり、前記他の検査結果は、形成された前記パターンの電気的な検査結果であることを特徴とする付記1記載の検査方法。
(付記7) 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記パターンの電気的な検査から求められる導通不良領域を含み、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする付記6記載の検査方法。
(付記8) 試料の検査を行う検査装置において、
試料にパターンを形成する過程で得られた一の検査結果と他の検査結果との比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定した前記対象領域について前記比較を行う機能を有することを特徴とする検査装置。
(付記9) 前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする付記8記載の検査装置。
(付記10) 前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を囲む矩形形状の領域に設定することを特徴とする付記8記載の検査装置。
(付記11) 前記パターンと前記パターンと異なる他のパターンとのうち、前記パターンについての前記一の検査結果と前記他の検査結果との前記比較を行う場合には、
前記対象領域を前記他のパターンの形状を考慮し前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする付記8記載の検査装置。
(付記12) 前記対象領域を前記他のパターンの形状を考慮し前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記他のパターンを除き、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする付記11記載の検査装置。
(付記13) 前記一の検査結果は、一の検査装置を用いて得られ、前記他の検査結果は、他の検査装置を用いて得られ、
前記一の検査装置を用いて得られた前記一の検査結果と前記他の検査装置を用いて得られた前記他の検査結果との比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定した前記対象領域について前記比較を行う機能を有することを特徴とする付記8記載の検査装置。
(付記14) 検査工程を含む半導体装置の製造方法において、
ウェハにパターンを形成するための一の工程の検査結果と他の工程の検査結果との比較を行う際に、前記比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記15) 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする付記14記載の半導体装置の製造方法。
(付記16) 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を囲む矩形形状の領域に設定することを特徴とする付記14記載の半導体装置の製造方法。
(付記17) 前記ウェハに前記パターンと共に前記パターンと異なる他のパターンを形成する場合であって、前記パターンについての前記一の工程の検査結果と前記他の工程の検査結果との前記比較を行う際には、
前記対象領域を前記他のパターンの形状を考慮し前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする付記14記載の半導体装置の製造方法。
(付記18) 前記対象領域を前記他のパターンの形状を考慮し前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記他のパターンを除き、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする付記17記載の半導体装置の製造方法。
(付記19) 前記パターンは配線パターンであって、前記一の工程の検査結果は、前記パターンを形成する過程での1または2以上の物理的な検査結果であり、前記他の工程の検査結果は、形成された前記パターンの電気的な検査結果であることを特徴とする付記14記載の半導体装置の製造方法。
(付記20) 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
前記対象領域を、前記パターンの電気的な検査から求められる導通不良領域を含み、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする付記19記載の半導体装置の製造方法。
欠陥検査の一例の概念図である。 欠陥検査の流れの一例を示す図である。 欠陥検査システムの構成例である。 DSA領域の設定フローの一例を示す図である。 ウェハおよびチップの平面模式図である。 第1の例の検査パターンの平面模式図である。 第1の例の検査パターンの断面模式図である。 第2の例の検査パターンの平面模式図である。 第2の例の検査パターンの断面模式図である。 従来のDSAの説明図である。
符号の説明
1,40 ウェハ
2 TEG
3 櫛歯状配線パターン
4 孤立配線パターン
5a,5b,5c 欠陥
6,51,61 VC検査領域
7,7a 導通不良領域
8,52,62 DSA領域
10 欠陥検査装置
20 VC検査装置
30 DSA装置
41 チップ
42 ダイシングライン
50,60 検査パターン
50a,50g,50m SiO2
50b,50n コンタクトホール
50c Ti膜
50d TiN膜
50e W膜
50f,50t,60h,60i,60j,60k,60l,60m ビア
50h,50p,60a,60b,60c,60d,60e,60f,60g 配線パターン
50i,50q トレンチ
50j,50r TaNバリア膜
50k,50s シードCu膜
50l SiN膜

Claims (10)

  1. 試料の検査を行う検査方法において、
    試料にパターンを形成する過程で得られる一の検査結果と他の検査結果との比較を行う際に、前記比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする検査方法。
  2. 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
    前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする請求項1記載の検査方法。
  3. 試料の検査を行う検査装置において、
    試料にパターンを形成する過程で得られた一の検査結果と他の検査結果との比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定した前記対象領域について前記比較を行う機能を有することを特徴とする検査装置。
  4. 前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする請求項3記載の検査装置。
  5. 検査工程を含む半導体装置の製造方法において、
    ウェハにパターンを形成するための一の工程の検査結果と他の工程の検査結果との比較を行う際に、前記比較の対象領域を前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
    前記対象領域を、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ウェハに前記パターンと共に前記パターンと異なる他のパターンを形成する場合であって、前記パターンについての前記一の工程の検査結果と前記他の工程の検査結果との前記比較を行う際には、
    前記対象領域を前記他のパターンの形状を考慮し前記パターンの形状を基に設定し、設定された前記対象領域について前記比較を行うことを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記対象領域を前記他のパターンの形状を考慮し前記パターンの形状を基に設定する際には、
    前記対象領域を、前記他のパターンを除き、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記パターンは配線パターンであって、前記一の工程の検査結果は、前記パターンを形成する過程での1または2以上の物理的な検査結果であり、前記他の工程の検査結果は、形成された前記パターンの電気的な検査結果であることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記対象領域を前記パターンの形状を基に設定する際には、
    前記対象領域を、前記パターンの電気的な検査から求められる導通不良領域を含み、前記パターンの一部または全部を前記一部または全部の外周に沿った形状で囲む領域に設定することを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製造方法。
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