JP2007052235A - カメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】防振動作を行う際の検出要素が複数存在するカメラシステムにおいて最適な検出要素を用いて防振動作を行うことができるカメラシステムを提供する。
【解決手段】撮影レンズ100とカメラボディ200を含むカメラシステムであって、撮影動作に関連して駆動されるカメラボディ内の駆動機構の動作中は、撮影レンズ内の角速度センサ105の出力に基づいてブレ補正機構を制御し、撮影動作に関連して駆動される撮影レンズ内の駆動機構の動作中は、カメラボディ内の角速度センサ209の出力に基づいてブレ補正機構を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】撮影レンズ100とカメラボディ200を含むカメラシステムであって、撮影動作に関連して駆動されるカメラボディ内の駆動機構の動作中は、撮影レンズ内の角速度センサ105の出力に基づいてブレ補正機構を制御し、撮影動作に関連して駆動される撮影レンズ内の駆動機構の動作中は、カメラボディ内の角速度センサ209の出力に基づいてブレ補正機構を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、レンズ交換可能なカメラ示ディとカメラボディに装着可能な交換レンズから構成されるカメラシステムに関し、更に詳しくは、交換レンズ内に設けられたブレ検出センサとブレ補正機構及びカメラボディ内に設けられたブレ検出センサとブレ補正機能を適宜組み合わせることでカメラシステムとしてのブレ補正動作が可能となるカメラシステムに関する。
一眼レフレックスカメラの交換レンズには、防振動作が可能な撮影レンズが存在し商品化されている。この撮影レンズはブレ検出用のセンサを内蔵し、このセンサで検出したブレ量に応じて光学系の一部を変位させることにより防振動作を行っている。
一方、一眼レフレックスタイプのデジタルカメラボディには、ボディ内の撮像素子をブレ量に応じて変位させることにより防振動作が可能なカメラボディが存在し商品化されている。このカメラボディはブレ検出用のセンサを内蔵し、撮像動作中にそのセンサで検出したブレ量に応じて撮像素子を変位させることによりブレによる像の劣化を防止している。
また、特許文献1には、ブレ補正機能を有するズームレンズ鏡筒において、カメラボディの動作に伴う振動がジャイロセンサに伝達しないようにするための光学系の配置方法が開示されている。
特開平09−33972号公報
一眼レフレックスカメラボディとこのボディに装着可能な光学装置(撮影レンズ,コンバータ)の組み合わせは様々存在する。カメラボディと光学装置の組み合わせの中に、ブレを検出する検出要素(ジャイロセンサ)とブレに応じて像を補正する補正要素(撮像素子の変位機構や光学系の変位機構)が各々一つずつ存在すれば防振動作が可能である。
特許文献1に示されるように、ジャイロセンサは、カメラボディ内部の機構が動作する際に発生する振動に影響を受ける虞が在る。従って、使用される検出要素が複数存在するときには、振動が発生する機構からの影響を受けない検出要素を使用することが望ましい。
本発明は、上記実情に鑑み、防振動作を行う際の検出要素が複数存在するカメラシステムにおいて最適な検出要素を用いて防振動作を行うことができるカメラシステムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係るカメラシステムは、第1のブレ検出手段を有したカメラボディと第2のブレ検出手段を有した交換レンズとを含んで構成され、前記カメラボディと前記交換レンズの少なくとも一方に前記第1又は前記第2のブレ検出手段の出力に基づいて制御されるブレ補正機構を有した防振動作可能なカメラシステムであって、前記カメラボディは、撮影動作に関連して駆動されるボディ内駆動機構を有し、前記交換レンズは、撮影動作に関連して駆動されるレンズ内駆動機構を有し、前記ボディ内駆動機構の動作中は前記第2のブレ検出手段の出力に基づいて前記ブレ補正機構を制御し、前記レンズ内駆動機構の動作中は前記第1のブレ検出手段の出力に基づいて前記ブレ補正機構を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様に係るカメラシステムは、上記第1の態様において、前記ボディ内駆動機構は、シャッタ駆動機構及びミラー駆動機構の少なくとも一方を含む、ことを特徴とする。
また、本発明の第3の態様に係るカメラシステムは、上記第1の態様において、前記レンズ内駆動機構は、焦点調節のためにレンズを駆動する機構及び絞りを駆動する機構の少なくとも一方を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、防振動作を行う際の検出要素が複数存在するカメラシステムにおいて最適な検出要素を用いて防振動作を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例1に係るカメラシステムは、ブレ検出手段及びブレ補正機構を備えたカメラボディと、ブレ検出手段及びブレ補正機構を備えた撮影レンズ(交換レンズの一例)とから構成されており、撮影動作に関連して駆動されるカメラボディ内の駆動機構が動作中は、撮影レンズ内のブレ検出手段の出力に基づいてカメラボディ内のブレ補正機構を制御し、撮影動作に関連して駆動される撮影レンズ内の駆動機構の動作中は、カメラボディ内のブレ検出手段の出力に基づいて撮影レンズ内のブレ補正機構を制御して防振動作(ブレ補正動作)を行うカメラシステムである。
図1は、本実施例に係るカメラシステムの全体構成を示す図である。
同図に示したように、本実施例に係るカメラシステムは、互いに着脱可能に接続される撮影レンズ100とカメラボディ200とで構成される。
同図に示したように、本実施例に係るカメラシステムは、互いに着脱可能に接続される撮影レンズ100とカメラボディ200とで構成される。
撮影レンズ100は、焦点を調整する焦点レンズ101aと、入射光量を制限する絞り101bと、入射光の光軸を変更する補正レンズ101cと、を少なくとも有する光学系を備える。
また、撮影レンズ100は、焦点レンズ101aを光軸方向に変動させて焦点調整を行なう焦点調整機構102と、補正レンズ101cを光軸に対して垂直な平面上で変位させ又は補正レンズ101cをチルトさせる補正レンズ変位機構103と、絞り101bと焦点調整機構102と補正レンズ変位機構103とを駆動するためのアクチュエータ駆動回路104と、撮影レンズ100の振動(ブレ,手振れ)を検出する角速度センサ(ブレ検出手段)105と、カメラボディ200からの指示に応じて撮影レンズ100の光学系の制御を行なうと共に防振動作を行なうレンズ制御コンピュータ(「Lucom」ともいう)106と、レンズ制御コンピュータ106を動作させるためのプログラムやレンズの焦点距離等のパラメータを記憶するFlashRom107と、撮影レンズ100に対し所定の指示を行うための各種の操作SW(MF/AF(マニュアルフォーカス/オートフォーカス)の切替SWやプレビューSW等)を含むレンズ操作スイッチ108と、を備えている。
レンズ制御コンピュータ106は、カメラボディ200からの指示に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動して、絞り101b、焦点調整機構102、又は補正レンズ変位機構103を動作させる。
また、レンズ制御コンピュータ106は、角速度センサ105の出力から求めたブレ量、或いは、カメラボディ200内のシステムコントローラ204から送信されたブレ量、に基づいてブレ補正量を算出し、当該ブレ補正量に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動させて補正レンズ変位機構103を動作させる(以下、この動作を「レンズ内防振動作」という)。その結果、補正レンズ101cが変位し、ブレが補正されるように光軸が変位することとなる。
また、レンズ制御コンピュータ106は、必要に応じて、角速度センサ105の出力から求めたブレ量を、カメラボディ200のシステムコントローラ204へ送信する。
一方、カメラボディ200は、撮影レンズ100からの入射光の光路を切換えるクイックリターンミラー201aと、クイックリターンミラー201aからの反射光を接眼レンズに送るペンタプリズム201bと、接眼レンズ201cと、撮像素子202への露光を制御するシャッタ201dと、を有する光学系を備える。
一方、カメラボディ200は、撮影レンズ100からの入射光の光路を切換えるクイックリターンミラー201aと、クイックリターンミラー201aからの反射光を接眼レンズに送るペンタプリズム201bと、接眼レンズ201cと、撮像素子202への露光を制御するシャッタ201dと、を有する光学系を備える。
カメラボディ200は、シャッタ201dを介して露光される入射光が結像して得る被写体の画像を電気信号に変換する撮像素子202と、撮像素子202で得た電気信号からデジタル信号を生成する撮像素子IF(InterFace)回路203と、撮像素子IF回路203で生成したデジタル信号から画像データを生成すると共に、カメラシステム全体を制御するシステムコントローラ(「Bucom」ともいう)204と、を備える。
また、カメラボディ200は、クイックリターンミラー201aを駆動するミラー駆動機構205と、シャッタ201dの開閉を行なうシャッタチャージ機構(シャッタ駆動機構)206と、撮像素子202を入射光の光軸に対して垂直な平面上で変位させる撮像素子変位機構207と、ミラー駆動機構205とシャッタチャージ機構206と撮像素子変位機構207とを駆動するアクチュエータ駆動回路208と、カメラボディ200の振動(ブレ,手振れ)を検出する角速度センサ(ブレ検出手段)209と、被写体までの距離を測定するAFセンサ210と、測光のための測光回路211と、を備える。
さらに、カメラボディ200は、撮像素子202及び撮像素子IF回路203を介して得られる被写体の像やカメラシステムの状態等を表示する液晶モニタ212と、カメラボディ200に対し所定の指示を行うための各種の操作SW(撮影準備動作開始指示を行うための1stレリーズSW213aや撮影動作開始指示を行うための2ndレリーズSW213b等)を含むカメラ操作スイッチ213と、システムコントローラ204で生成した画像データを記録する記録メディア214と、システムコントローラ204内で動作するプログラムが使用するデータ等を記憶するSDRAM215と、システムコントローラ204内で動作するプログラムやカメラシステムの状態等のパラメータを記憶するFlashRom216と、カメラボディ200と情報処理装置等の外部機器とをUSB(Universal Serial Bus)で接続するためのUSBデバイスコントローラ217と、を備える。
撮影レンズ100とカメラボディ200とは、L(Lens)マウント109とB(Body)マウント218とで着脱可能に接続され、撮影レンズ100が備える光学系とカメラボディ200が備える光学系とが連結される。
また、撮影レンズ100が備えるレンズ側通信ライン110とボディ側通信ライン219とは、Lマウント109及びBマウント218を介して接続され、レンズ制御コンピュータ106とシステムコントローラ204とが通信可能となっている。
以上の構成において、本実施例に係る角速度センサ105及び209には、コリオリ力を利用した角速度センサである振動ジャイロスコープが使用されている。
システムコントローラ204は、カメラ操作スイッチ213からの出力に応じてアクチュエータ駆動回路208を駆動して、ミラー駆動機構205及びシャッタチャージ機構206を動作させる。
システムコントローラ204は、カメラ操作スイッチ213からの出力に応じてアクチュエータ駆動回路208を駆動して、ミラー駆動機構205及びシャッタチャージ機構206を動作させる。
また、システムコントローラ204は、角速度センサ209の出力から求めたブレ量、或いは、撮影レンズ100内のレンズ制御コンピュータ106から送信されたブレ量、に基づいてブレ補正量を算出し、当該ブレ補正量に応じてアクチュエータ駆動回路208を駆動させて撮像素子変位機構207を動作させる(以下、この動作を「ボディ内防振動作」という)。その結果、撮像素子202上に結像される像がブレにより劣化することを防止する。
また、システムコントローラ204は、必要に応じて、角速度センサ209の出力から求めたブレ量を、撮影レンズ100内のレンズ制御コンピュータ106に送信する。
また、システムコントローラ204は、AFセンサ210からの出力に応じて焦点調整量(デフォーカス量)を算出し、撮影レンズ100(レンズ制御コンピュータ106)に対して指示を行なう。また、測光回路211からの出力に応じて絞り量(絞りの設定値)を算出し、撮影レンズ100(レンズ制御コンピュータ106)に対して指示を行なう。
また、システムコントローラ204は、AFセンサ210からの出力に応じて焦点調整量(デフォーカス量)を算出し、撮影レンズ100(レンズ制御コンピュータ106)に対して指示を行なう。また、測光回路211からの出力に応じて絞り量(絞りの設定値)を算出し、撮影レンズ100(レンズ制御コンピュータ106)に対して指示を行なう。
次に、本実施例に係るカメラシステムの動作について説明する。
図2は、本実施例に係るカメラシステムの防振動作を含む撮影動作を示すフローチャートである。尚、同図において、「Bucomの動作」は、システムコントローラ204内のCPUがFlashRom216に記憶されているプログラムを読み出し実行することによって行われるものであり、「Lucom」の動作は、レンズ制御コンピュータ106内のCPUがFlashRom107に記憶されているプログラムを読み出し実行することによって行われるものである(後述の図3においても同じ)。
図2は、本実施例に係るカメラシステムの防振動作を含む撮影動作を示すフローチャートである。尚、同図において、「Bucomの動作」は、システムコントローラ204内のCPUがFlashRom216に記憶されているプログラムを読み出し実行することによって行われるものであり、「Lucom」の動作は、レンズ制御コンピュータ106内のCPUがFlashRom107に記憶されているプログラムを読み出し実行することによって行われるものである(後述の図3においても同じ)。
図2に示したように、Bucom(システムコントローラ)204は、1stレリーズSW213aがONしたことを検出すると(S101がYes)、カメラボディ200内の角速度センサ209によるブレ検出を開始し(S102)、所定時間毎に、角速度センサ209の出力から求めたブレ量をLucom(レンズ制御コンピュータ)106へ送信することを開始する(S103)。
Lucom106は、Bucom204からブレ量を受信すると、カメラボディ200内の角速度センサ209の出力に基づいたレンズ内防振動作を開始する(S201)。すなわち、以降は、このレンズ内防振動作を終了するまで、Bucom204から送信されたブレ量を受信する毎に、当該ブレ量に基づくレンズ内防振動作を繰り返し行う。
Bucom204は、S103の後、AFセンサ210の出力を基にデフォーカス量を求め(S104)、当該デフォーカス量をLucom106へ送信する(S105)。
Lucom106は、Bucom204からデフォーカス量を受信すると(S202)、当該デフォーカス量に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動させて焦点調整機構102を動作させ、焦点レンズ101aを駆動する(S203)。
Lucom106は、Bucom204からデフォーカス量を受信すると(S202)、当該デフォーカス量に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動させて焦点調整機構102を動作させ、焦点レンズ101aを駆動する(S203)。
Bucom204は、S105の後、2ndレリーズSW213bがONしたことを検出すると(S106がYes)、カメラボディ200内の測光回路の出力を基に求めた絞りの設定値をLucom106へ送信し(S107)、そして、S103で開始したLucom106へのブレ量の送信とS102で開始した角速度センサ209によるブレ検出とを終了する(S108,S109)。
一方、Lucom106は、S107にてBucom204から送信された絞りの設定値を受信すると(S204)、S201にて開始したカメラボディ200内の角速度センサ209の出力に基づいたレンズ内防振動作を終了し(S205)、S204にて受信した絞りの設定値に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動させて絞り101bの駆動を開始する(S206)。そして、絞り101bの駆動が終了すると(S207がYes)、撮影レンズ100内の角速度センサ105によるブレ検出を開始し(S208)、所定時間毎に、角速度センサ105の出力から求めたブレ量をBucom204へ送信することを開始する(S209)。
Bucom204は、Lucom106からブレ量を受信すると、撮影レンズ100内の角速度センサ105の出力に基づいたボディ内防振動作を開始する(S110)。すなわち、以降、このボディ内防振動作を終了するまで、Lucom106から送信されたブレ量を受信する毎に、当該ブレ量に基づくボディ内防振動作を繰り返し行う。S110の後は、ミラー駆動機構205を駆動させてクイックリターンミラー201aをミラーUp駆動し(S111)、続いて、シャッタチャージ機構206を駆動させてシャッタ201dを所定時間開いて露光を行う(S112)。露光が終了すると、Bucom204は、露光の終了を告知する信号をLucom106へ送信し(S113)、S110にて開始した撮影レンズ100内の角速度センサ105の出力に基づいたボディ内防振動作を終了する(S114)。そして、ミラー駆動機構205を駆動させてクイックリターンミラー201aをミラーdown駆動し(S115)、撮像素子202から撮像素子IF回路203を介して画像データを読み出し、当該画像データを所定の圧縮形式で圧縮して記録メディア214へ格納する(S116)。
一方、Lucom106は、S113にてBucom204から送信された露光の終了を告知する信号を受信すると(S210)、S209にて開始したLBcom204へのブレ量の送信とS208にて開始した角速度センサ105によるブレ検出とを終了し(S211,S212)、アクチュエータ駆動回路104を駆動させて絞り101bを開放位置へ駆動する(S213)。
このように、本フローによれば、カメラボディ200内のミラー駆動機構205,クイックリターンミラー201a,シャッタチャージ機構206,及びシャッタ201dといった、撮影動作に関連して駆動されるボディ内駆動機構が動作中のときには、撮影レンズ100内の角速度センサ105の出力に基づいてブレ検出が行われ、撮影レンズ100内の焦点調整機構,焦点レンズ101a,及び絞り101bといった、撮影動作に関連して駆動されるレンズ内駆動機構が動作中のときには、カメラボディ200内の角速度センサ209の出力に基づいてブレ検出が行われる。
以上のように、本実施例に係るカメラシステムによれば、ブレ検出手段を複数備えたカメラシステムにおいて、撮影動作に関連して駆動される機構の動作により発生する振動の影響を受ける虞のないブレ検出手段によりブレ検出が行われるようになるので、最適なブレ検出手段を用いて防振動作を行うことが可能になる。
本発明の実施例2に係るカメラシステムは、カメラボディがブレ補正機構を備えていない点が実施例1に係るカメラシステムと異なる。すなわち、実施例2に係るカメラシステムは、図1に示したカメラシステムにおいて単に撮像素子駆動機構207を省いただけの構成である。よって、ここでは、本実施例に係るカメラシステムの全体構成の図示を省略するが、本実施例の説明では各構成要素の符号として図1に示したものを使用する。
また、本実施例に係るカメラシステムは、その構成の違いに伴って、撮影動作に関連して駆動されるカメラボディ内の駆動機構が動作中は撮影レンズ内のブレ検出手段の出力に基づいて撮影レンズ内のブレ補正機構を制御し、撮影動作に関連して駆動される撮影レンズ内の駆動機構の動作中はカメラボディ内のブレ検出手段の出力に基づいて撮影レンズ内のブレ補正機構を制御して防振動作を行う。
図3は、本実施例に係るカメラシステムの防振動作を含む撮影動作を示すフローチャートである。
同図に示したように、Bucom204は、1stレリーズSW213aがONしたことを検出すると(S301がYes)、AFセンサ210の出力を基にデフォーカス量を求め(S302)、当該デフォーカス量をLucom106へ送信する(S303)。
同図に示したように、Bucom204は、1stレリーズSW213aがONしたことを検出すると(S301がYes)、AFセンサ210の出力を基にデフォーカス量を求め(S302)、当該デフォーカス量をLucom106へ送信する(S303)。
Lucom106は、Bucom204からデフォーカス量を受信すると(S401)、当該デフォーカス量に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動させて焦点調整機構102を動作させ、焦点レンズ101aを駆動する(S402)。
Bucom204は、S303の後、カメラボディ200内の角速度センサ209によるブレ検出を開始し(S304)、所定時間毎に、角速度センサ209の出力から求めたブレ量をLucom106へ送信することを開始する(S305)。
Lucom106は、Bucom204からブレ量を受信すると、カメラボディ200内の角速度センサ209の出力に基づいたレンズ内防振動作を開始する(S403)。すなわち、以降は、このレンズ内防振動作を終了するまで、Bucom204から送信されたブレ量を受信する毎に、当該ブレ量に基づくレンズ内防振動作を繰り返し行う。
Bucom204は、S305の後、2ndレリーズSW213bがONしたことを検出すると(S306がYes)、カメラボディ200内の測光回路の出力を基に求めた絞りの設定値をLucom106へ送信する(S307)。
Lucom106は、Bucom204から送信された絞りの設定値を受信すると(S404)、この絞りの設定値に応じてアクチュエータ駆動回路104を駆動させて絞り101bの駆動を開始する(S405)。そして、絞り101bの駆動が終了すると(S406がYes)、撮影レンズ100内の角速度センサ105によるブレ検出を開始し(S407)、絞り駆動終了を告知する信号をLucom106へ送信する(S408)。その後、Lucom106は、S403にて開始したBucom204から送信されるブレ量の受信を終了し(S409)、ブレ補正量演算に用いるブレ量を、Bucom204から送信されるブレ量から、撮影レンズ内の角速度センサ105の出力を基に求めるブレ量へ切り替え、当該角速度センサ105の出力に基づいたレンズ内防振動作を開始する(S410)。
一方、Bucom204は、S408にてLucom106から送信された絞り駆動終了を告知する信号を受信すると(S308)、S305にて開始したLucom106へのブレ量の送信とS304で開始した角速度センサ209によるブレ検出とを終了する(S309,S310)。その後、Bucom204は、ミラー駆動機構205を駆動させてクイックリターンミラー201aをミラーUp駆動し(S311)、続いて、シャッタチャージ機構206を駆動させてシャッタ201dを所定時間開いて露光を行う(S312)。露光が終了すると、Bucom204は、露光の終了を告知する信号をLucom106へ送信する(S313)。その後、ミラー駆動機構205を駆動させてクイックリターンミラー201aをミラーdown駆動し(S314)、撮像素子202から撮像素子IF回路203を介して画像データを読み出し、当該画像データを所定の圧縮形式で圧縮して記録メディア214へ格納する(S315)。
一方、Lucom106は、S313にてBucom204から送信された露光の終了を告知する信号を受信すると(S411)、レンズ内防振動作を終了し(S412)、S407にて開始した角速度センサ105によるブレ検出を終了し(S413)、アクチュエータ駆動回路104を駆動させて絞り101bを開放位置へ駆動する(S414)。
このように、本フローによれば、実施例1と同様に、カメラボディ200内のミラー駆動機構205,クイックリターンミラー201a,シャッタチャージ機構206,及びシャッタ201dといった、撮影動作に関連して駆動されるボディ内駆動機構が動作中のときには、撮影レンズ100内の角速度センサ105の出力に基づいてブレ検出が行われ、撮影レンズ100内の焦点調整機構,焦点レンズ101a,及び絞り101bといった、撮影動作に関連して駆動されるレンズ内駆動機構が動作中のときには、カメラボディ200内の角速度センサ209の出力に基づいてブレ検出が行われる。
以上のように、本実施例に係るカメラシステムによれば、カメラボディ200がブレ補正機構を備えていない場合でも、実施例1と同様に、ブレ検出手段を複数備えたカメラシステムにおいて、撮影動作に関連して駆動される機構の動作により発生する振動の影響を受ける虞のない角速度センサによりブレ検出が行われるようになるので、最適な角速度センサを用いての防振動作を行うことが可能になる。
尚、本実施例に係るカメラシステムでは、ブレ補正機構を撮影レンズ100は備えるがカメラボディ200は備えない構成であったが、これとは逆に、ブレ補正機構を撮影レンズ100は備えないがカメラボディ200は備える構成とすることも可能である。この場合にも同様に、撮影動作に関連して駆動されるボディ内駆動機構が動作中のときには、撮影レンズ100内の角速度センサ105の出力に基づいてブレ検出を行い、撮影動作に関連して駆動されるレンズ内駆動機構が動作中のときには、カメラボディ200内の角速度センサ209の出力に基づいてブレ検出を行うことにより、最適な角速度センサを用いての防振動作を行うことが可能になる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
100 撮影レンズ
101a 焦点レンズ
101b 絞り
101c 補正レンズ
102 焦点調整機構
103 補正レンズ変位機構
104 アクチュエータ駆動回路
105 角速度センサ
106 レンズ制御コンピュータ
107 FlashRom
108 レンズ操作スイッチ
109 Lマウント
110 レンズ側通信ライン
200 カメラボディ
201a クイックリターンミラー
201b ペンタプリズム
201c 接眼レンズ
202 撮像素子
203 撮像素子IF回路
204 システムコントローラ
205 ミラー駆動機構
206 シャッタチャージ機構
207 撮像素子変位機構
208 アクチュエータ駆動回路
209 角速度センサ
210 AFセンサ
211 測光回路
212 液晶モニタ
213 カメラ操作スイッチ
213a 1stレリーズSW
213b 2ndレリーズSW
214 記録メディア
215 SDRAM
216 FlashRom
217 USBデバイスコントローラ
101a 焦点レンズ
101b 絞り
101c 補正レンズ
102 焦点調整機構
103 補正レンズ変位機構
104 アクチュエータ駆動回路
105 角速度センサ
106 レンズ制御コンピュータ
107 FlashRom
108 レンズ操作スイッチ
109 Lマウント
110 レンズ側通信ライン
200 カメラボディ
201a クイックリターンミラー
201b ペンタプリズム
201c 接眼レンズ
202 撮像素子
203 撮像素子IF回路
204 システムコントローラ
205 ミラー駆動機構
206 シャッタチャージ機構
207 撮像素子変位機構
208 アクチュエータ駆動回路
209 角速度センサ
210 AFセンサ
211 測光回路
212 液晶モニタ
213 カメラ操作スイッチ
213a 1stレリーズSW
213b 2ndレリーズSW
214 記録メディア
215 SDRAM
216 FlashRom
217 USBデバイスコントローラ
Claims (3)
- 第1のブレ検出手段を有したカメラボディと第2のブレ検出手段を有した交換レンズとを含んで構成され、前記カメラボディと前記交換レンズの少なくとも一方に前記第1又は前記第2のブレ検出手段の出力に基づいて制御されるブレ補正機構を有した防振動作可能なカメラシステムであって、
前記カメラボディは、撮影動作に関連して駆動されるボディ内駆動機構を有し、
前記交換レンズは、撮影動作に関連して駆動されるレンズ内駆動機構を有し、
前記ボディ内駆動機構の動作中は前記第2のブレ検出手段の出力に基づいて前記ブレ補正機構を制御し、前記レンズ内駆動機構の動作中は前記第1のブレ検出手段の出力に基づいて前記ブレ補正機構を制御する、
ことを特徴とするカメラシステム。 - 前記ボディ内駆動機構は、シャッタ駆動機構及びミラー駆動機構の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。 - 前記レンズ内駆動機構は、焦点調節のためにレンズを駆動する機構及び絞りを駆動する機構の少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
Priority Applications (1)
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JP2005237339A JP2007052235A (ja) | 2005-08-18 | 2005-08-18 | カメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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2005
- 2005-08-18 JP JP2005237339A patent/JP2007052235A/ja not_active Withdrawn
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