JP2007050667A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷装置単体で設定変更及び変更結果の確認を行い、ユーザに変更結果情報をランプの点灯によって知らせることができる印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 電源スイッチ8と、プリンタ1内に用紙が装填される用紙装填部を覆うロール紙カバー部3と、プリンタ1内に装填された用紙を送り出す紙送りボタン6と、プリンタ1の各動作状態に応じて光を発光するLEDと、を有しロール紙カバー部3を開いた状態で紙送りボタン6を押しながら電源スイッチ8を投入することによって、設定値を新たな設定値に変更し、さらに紙送りボタン6を押すことによってLEDを設定値に応じて点灯させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置及びその制御方法に係り、ホストコンピュータやディップスイッチ無しで設定値を容易に変更することが可能な印刷装置及びその制御方法に関する。
印刷装置には、インタフェース条件、通信速度、印刷される用紙の種類や印刷濃度等の各種設定条件が予め設定されている。例えばインタフェース条件では、パラレルインタフェースとシリアルインタフェースとの別、通信速度はシリアルインタフェースの場合にはどのくらいの速度(bps)であるか、印刷される用紙では単色感熱紙と2色感熱紙との別など、印刷装置が各種の動作を行う際に必要となる条件が設定されている。
このような設定値を変更する際には、印刷装置とインタフェースを介して接続されているホストコンピュータからコマンドを送信し、印刷装置はこのコマンドに応じてフラッシュROMやRAMに格納されている設定値を書き換える。また、ディップスイッチを用いて、ホストコンピュータからのコマンド受信を必要とせず、印刷装置単体で設定値を変更することも行われている。
また、例えば、既存のスイッチを複数同時に押すなどして設定値変更モードに切替えた後、さらに所定のスイッチを押すことによって設定値を変更する方法がある。このように印刷装置単体で設定値変更を行う場合には、ユーザに設定情報を提供する手段として設定値変更モードへの切替わり時に設定値案内情報を印字し、設定値変更時には変更状態を印字するなどの手段がとられている(特許文献1参照)。
一方、ユーザに印刷装置の各状態をLEDの点灯によって知らせることも行われている。例えば、印刷装置の印字可能状態、紙詰まり状態、ドア開/カートリッジ無し状態あるいは故障状態等、種々の状態に対応してLEDの点灯パターンを変えることでユーザに状態変化を知らせている。さらに、既存のスイッチを用いて各状態におけるさらに詳しい情報をユーザに知らせることも行われている。
例えば、ユーザがLEDの点灯パターンから印刷装置の紙詰まり状態を把握した後、さらにスイッチをONすることで再びLEDの点灯パターンが変化するように構成することにより、点灯パターンに基づいて紙詰まり位置が排紙位置にあるのかあるいは給紙位置にあるのか等を把握することが可能である(特許文献2参照)。
特公平2−10974号公報 特開平9−39343号公報
しかしながら、上記のようにホストコンピュータからコマンドを送信して設定値を変更する場合には、設定変更結果もホストコンピュータ側で確認しなければならず印刷装置単体で設定変更及び変更結果の確認を行うことができない。また、ユーザに変更結果情報を提供する手段として用紙に印字する手段を用いた場合には設定変更を行うたびに用紙が消費され無駄になるという問題点がある。
さらに、LEDによって印刷装置の各状態をユーザに知らせることは行われているものの、印刷装置の各種設定値を変更した場合に設定変更内容をLEDによってユーザに知らせることは行われていないため改良の余地がある点である。
上記問題点及び改良点は、以下の手段によって解決される。
(1) 用紙に文字や画像を印刷する印刷装置であって、
入力スイッチと、
発光部と、
前記入力スイッチの操作に応じて設定値を変更可能な制御部と、を有し、
前記制御部は、所定の操作が実行されたときモード選択状態に移行し、そして前記モード選択状態において前記入力スイッチの操作に応じて設定値変更モードに移行し、そして前記入力スイッチの操作に応じて変更する設定値の種類及び前記設定値の値を変更するとともに、
前記制御部は、前記設定値変更モード、設定値の種類及び前記設定値の値が指定される毎に前記発光部を点灯させることを特徴とする印刷装置。
(2) 前記発光部は、前記入力スイッチの操作パターンに応じて、点灯パターンが変化することを特徴とする(1)に記載の印刷装置。
(3) 前記制御部は、前記入力スイッチが操作された回数に応じて前記設定値の種類または前記設定値の値を選択するとともに、前記設定値の種類または前記設定値の値毎に異なる発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする(1)又は(2)に記載の印刷装置。
(4) 前記制御部は、前記入力スイッチが操作された時間に応じて前記設定値の種類または前記設定値の値を選択するとともに、前記設定値の種類または前記設定値の値毎に異なる発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする(1)又は(2)に記載の印刷装置。
(5) 前記制御部は、印刷装置内に用紙が装填される用紙装填部を覆うカバー部が開いた状態で、前記入力スイッチが操作されつつ電源が投入された時に、前記モード選択状態に移行することを特徴とする(1)〜(4)の何れか1項に記載の印刷装置。
(6) 前記入力スイッチは、紙送りを実行するための紙送りボタンであることを特徴とする(1)〜(5)の何れか1項に記載の印刷装置。
(7) 所定の操作が実行されたときにモード選択状態に移行するステップと、
前記モード選択状態において入力スイッチの操作に応じて設定値変更モードに移行するステップと、
前記入力スイッチの操作に応じて変更する設定値の種類及び前記設定値の値を変更するステップと、
前記設定値変更モード、設定値の種類及び前記設定値の値が指定される毎に発光部を点灯させるステップと、を備えたことを特徴とする印刷装置の制御方法。
(8) 前記発光部は、前記入力スイッチの入力パターンに応じて、点灯パターンが変化することを特徴とする(7)に記載の印刷装置の制御方法。
(9) 前記設定値の種類または前記設定値の値の変更では、前記入力スイッチが操作された回数に応じて前記設定値の種類または前記設定値の値を選択するとともに、前記設定値の種類または前記設定値の値毎に異なる発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする(7)又は(8)に記載の印刷装置の制御方法。
(10) 前記設定値の種類または前記設定値の値の変更では、前記入力スイッチが操作された時間に応じて前記設定値の種類または前記設定値の値を選択するとともに、前記設定値の種類または前記設定値の値毎に異なる発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする(7)又は(8)に記載の印刷装置の制御方法。
(11) 印刷装置内に用紙が装填される用紙装填部を覆うカバー部が開いた状態で、前記入力スイッチが操作されつつ電源が投入された時に、前記モード選択状態に移行することを特徴とする(7)〜(10)の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
(12) 前記入力スイッチは、紙送りを実行する紙送りボタンであることを特徴とする(7)〜(11)の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
本発明による印刷装置によれば、所定の操作が実行されたときにモード選択状態に移行することによって、例えばカバー部を開いた状態で入力スイッチを押しながら電源スイッチを投入することによって、制御部が設定値を新たな設定値に変更し、さらに入力スイッチを押すことによって制御部が発光部を設定値に応じて点灯させるように設定されている。従って、ホストコンピュータからコマンドを送信せずとも印刷装置単体で設定値を書き換え可能である。さらに設定変更内容を用紙に印字する必要がなく、発光部の点灯パターンを確認することで設定内容を確認することができるので印刷用紙を節約することが可能である。
また、本発明による印刷装置によれば、発光部は、入力スイッチの入力パターンに応じて、点灯パターンが変化するように設定されている。このように設定することによって、従来ディップスイッチにより行われていた各種設定変更を、従来から備えていた用紙送りボタンを使用することによって印刷装置単体でもソフト的に行うことができ、またユーザが変更内容を点灯パターンによって確認することができるので、ディップスイッチを設ける必要がなくなり製造コストを削減することが可能である。
また本発明による印刷装置によれば、入力スイッチの押しパターンは、設定値毎に決定された数値を入力回数として、あるいは設定値毎に決定された数値に所定の値を乗じて得られた値を入力時間として決定している。このように、従来から備えていた用紙送りボタン等の入力スイッチの入力パターンを変えるだけで設定値を変更することができ、特別なスイッチ等を新たに設ける必要がないのでコストを下げることが可能である。
以下、図面を参照して、本発明に係る印刷装置及びこの印刷装置の制御方法の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の印刷装置(以下、単にプリンタという。)1を正面側から見た斜視図であり、図2は、プリンタ1のカバー部を開いた状態の斜視図である。
(プリンタ1の外観構造)
プリンタ1は、略直方体形状の本体部2と、本体部2の正面側に回動可能に配置されたロール紙カバー3と、ロール紙カバー3上部に配置された上側カバー部9と、によって構成されている。本体部2は正面に開口部10(図2参照)を有する箱形の形状を有しており、ロール紙カバー3が、本体部2内に装填されたロール紙(不図示)を外部から覆い、上側カバー部9はロール紙をカットするカッター(不図示)を外部から覆うことによって、本体部2の正面開口部10が被われている。また、本体部2の上面向かって左側にはプリンタ1の電源スイッチ8が設置されている。本実施形態においては、電源スイッチ8のみを1秒以上押すとプリンタ1の電源がONされ、電源スイッチ8のみを3秒以上押すとプリンタ1の電源がOFFされるように設定されている。
ロール紙カバー3の正面上部左側には、ロール紙カバー3を開口する際にユーザが指を引掛けるこができるカバーオープンレバー4が設けられている。カバーオープンレバー4を正面側に引き寄せることによって、ロール紙カバー3を正面方向へ回動させる際の補助としての役割を果たしている。また、ロール紙カバー3を上側カバー部9と当接する位置まで回動させることによって開口部10が塞がれた状態となる。
カバーオープンレバー4の下部近傍には紙送りボタン(入力スイッチ)6が設けられている。紙送りボタン6は本体部2内部に装填されたロール紙をプリンタ1の外部へ送り出すためのボタンである。本実施形態において、紙送りボタン6はロール紙を送り出すだけでなく、後述する設定値変更モードにおける機能選択にも使用される。これについては後ほど説明する。
紙送りボタン6のさらに下部にはプリンタ1の動作状態を表示するランプ7が設けられている。本実施形態におけるランプ7は、発光ダイオード(LED)で構成されており、ロール紙なしLED7a、エラーLED7b及び電源LED7cの3つのLEDによって様々なプリンタ1の状態を表示するように構成されている。本実施形態において、ランプ7はプリンタ1の通常使用状態における状態を表示するだけでなく、後述する設定値変更モードにおいても様々な状態をユーザに設定状態を知らせる働きを有している。これについても後ほど説明する。
図2に示すように、ロール紙カバー3を正面側に回動し開口させた状態において、ロール紙カバー3の裏側上部には紙送りローラ10aが設けられている。開口部10から図示せぬロール紙を装填させ、ロール紙の先端部を用紙排出口5から少し引き出しておくようにセットすることによって紙送りローラ10aがロール紙を搬送することが可能となる。
(プリンタ1の内部機能)
図3は、本実施形態のプリンタ1の制御構造を示すブロック図である。
本実施形態のプリンタ1は、外部のホストコンピュータ20と通信可能に接続され、ホストコンピュータから送信される各種コマンドに応じて動作し、印刷や画像読み取りを実行する。プリンタ1は、主として、CPU11、RAM12、フラッシュROM13、通信インタフェース14、記録部15等を備え、それぞれは内部バス18により電気的に通信可能に接続されている。なお、図3では、模式的に一つの内部バス18で各部が接続されているとして説明しているが、各部が機能する限りにおいて、他の構成で接続されていてもよい。
CPU11は、プリンタ1の制御中枢となる制御部であって、フラッシュROM13に書き込まれたファームウェアを実行することにより、記録部15、ランプ7及びロール紙カバーセンサ16等の動作を制御する。また、「設定値変更モード」において設定値が変更された際には、設定変更に応じたランプ7のLEDを点灯させる。
RAM12は、プリンタ1における揮発性の記憶領域である。図3では、模式的に一つのRAM12が描かれているが用途に応じて複数のRAMチップが設けられていてもよい。このRAM12には、ホストコンピュータから受信したデータを一時的に保存する受信バッファ、展開された印刷データを一時的に保存する印刷バッファ等が設けられている。
フラッシュROM13は、所定のセクタ単位でデータ電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであり、内部にプリンタ制御用のファームウェアが書き込まれている。また、フラッシュROM13にはプリンタ1の各種設定値が格納されており、この各種設定値は書き換えることが可能である。これについても後ほど説明する。
なお、「設定値変更モード」においては、フラッシュROM13に格納されたプリンタ1の各種設定値を書き換えるほか、変更する設定値をRAM12に書き込むことによって、フラッシュROM13に初期設定値を残したままでも一時的に設定値の変更を行うことも可能である。
通信インタフェース14は、外部のホストコンピュータ20との通信を行うインタフェースである。ホストコンピュータ20から受信するデータ及びホストコンピュータ20へ送信されるデータは、すべてこの通信インタフェース14を介して送受信される。
記録部15は、図示せぬロール紙搬送路に沿って配置され、ロール紙に対して印刷を行う印刷機構である。記録部15は、サーマル方式の印刷ヘッドを備えており、CPU11からの指示に応じて印刷ヘッドを駆動することにより印刷を行う。このように、本実施形態のプリンタ1は、主にレジなどでレシートを発行する小型プリンタであり、ロール紙に印刷することが可能なプリンタである。
ロール紙カバーセンサ16は、ロール紙カバー3を監視しておりロール紙カバー3の開状態をCPU11に知らせ、印刷中において開状態が検出されると印刷は中断される。なお、本実施形態においては、ロール紙カバーセンサ16が開状態を検出しCPU11に知らせるとともに、CPU11が電源スイッチ8及び紙送りボタン6の入力を確認すると「設定値変更モード」へ移行されるように設定されている。
(設定値変更モードへの移行処理)
次に、プリンタ1が設定値変更モードに入るまでの処理の流れについて説明する。
図4はプリンタ1が設定値変更モードに入るまでの処理を示したフローチャートである。
まず、ユーザはプリンタ1の電源スイッチ8を投入する(ステップS1)。このとき、カバーオープンレバー4を正面側が引き寄せることによってロール紙カバー3を回動させ図2のような開状態となっているとともに、紙送りボタン6が押圧されているかどうか判断する(ステップS2)。そして、上記状態がみたされていれば、プリンタ1のCPU11はモード選択状態へ移行させる(ステップS3)。そして、CPU11が「ロール紙なしLED7a」、「エラーLED7b」及び「電源LED7c」の3つのLEDを全て点灯させるまで、ユーザは電源スイッチ8と紙送りボタン6とを押し続ける(ステップS4)。
次に、CPU11は紙送りボタン6が入力されるまで待機する(ステップS5)。そして、ユーザによって「設定値変更モード」に対応する回数だけ紙送りボタン6が押されると「設定値変更モード」に対応する回数だけ「ロール紙なしLED7a」、「エラーLED7b」あるいは「電源LED7c」のうち何れか一つを点灯させる(ステップS7)。本実施形態において、「設定値変更モード」を「2」とすれば「設定値変更モード」に対応する回数は2回であり、LEDが2回点灯する。なお、LEDの点灯については、何れか一つに限られず、3つのLEDを同時に「設定値変更モード」に対応する回数だけ点灯させても良いし、何れか2つのLEDを同時に点灯させるように構成してもよい。
このように、本実施形態のプリンタ1は「設定値変更モード」へ移行したことをLEDによってユーザに知らせるように設定されている。このように設定することによって、ユーザはLEDの点灯を確認すれば「設定値変更モード」へ移行したことを確認することができるので、モードの移行を印刷結果から得なければならない場合に比較して用紙を節約することができ、さらに印刷結果が出力されるまでの待ち時間が不要となりすばやく設置値変更作業に取り掛かることができる。
(設定値変更処理)
次に、プリンタ1が設定値変更モードにおいて具体的に設置値を変更する処理の流れについて説明する。
図5はプリンタ1の設定値変更モードにおける設定値変更処理を示したフローチャートであり、図6はプリンタ1の変更可能な機能設定項目を示した表であり、図7は図6の機能設定項目中の紙幅について具体的な用紙の幅の種類(設定値)を示した表である。図8はLEDの点灯パターン例を示したものである。
まずプリンタ1は、「設定値変更モード」へ移行後、紙送りボタン6が入力されるまで待機する(ステップS8)。紙送りボタン6が入力された回数が規定の範囲内か否かを判断し(ステップS9)、規定範囲内であれば、CPU11は紙送りボタン6が入力された回数に応じた機能設定項目を選択する(ステップS10)。
一方、紙送りボタン6が入力された回数が規定の範囲内でなかった場合には(ステップS9:NO)「設置値変更モード」を終了する。
さらにCPU11は、紙送りボタン6が入力された回数に応じて「ロール紙なしLED7a」、「エラーLED7b」あるいは「電源LED7c」のうち何れが一つを点灯させる(ステップS11)。
再びプリンタ1は紙送りボタン6が入力されるまで待機する(ステップS12)。紙送りボタン6が入力された回数が規定の範囲内か否かを判断し(ステップS13)、規定範囲内であれば、CPU11は紙送りボタン6が入力された回数に応じた具体的な設定値を選択する(ステップS14)。CPU11は、紙送りボタン6が入力された回数に応じて「ロール紙なしLED7a」、「エラーLED7b」あるいは「電源LED7c」のうち何れが一つを再び点灯させ(ステップS15)、「設定値変更モード」を終了する。
一方、紙送りボタン6が入力された回数が規定の範囲内ではなかった場合には(ステップS13:NO)設定値の変更はないものとして、「設定値変更モード」を終了する。
ここでも、LEDの点灯については、何れか一つに限られず、3つのLEDを同時に点灯させても良いし、何れか2つのLEDを同時に点灯させるように構成してもよい。
次に、具体的な設定値を変更する場合として、図6に示す「紙幅」について設定値を変更する処理について説明する。プリンタ1は、他に機能設定項目として、「変更しない」、「オートカッタ」、「用紙/印字濃度」、「シリアル通信条件」、「通信関連」及び「インタフェースリセット信号」についてそれぞれ設定値を変更することが可能である。さらに「紙幅」については、「変更しない」、「58mm」、「60mm」及び「80mm」の4種類の設定値から選択することが可能である。
また図6に示すように、プリンタ1には機能設定項目ごとに紙送りボタン6を入力する回数が決められており、「紙幅」を選択する場合には紙送りボタン6を7回入力すればよい。また図7に示すように設定値ごとにも紙送りボタン6を入力する回数が決められており、例えば「80mm」を選択する場合には紙送りボタン6を3回入力すればよい。以下、図5に示したフローチャートをもとに処理の流れを説明する。
ステップS9において紙送りボタン6が7回入力されると、CPU11は機能設定項目として「紙幅」を選択し(ステップS10)、LEDを7回点灯させる(ステップS11)。
ステップS13において、さらに紙送りボタン6が3回入力されると、CPU11は選択する用紙幅として「80mm」を選択し(ステップS14)、LEDを3回点灯させ(ステップS15)、「設定値変更モード」を終了する。
なお、CPU11はステップS9において9回以上紙送りボタン6が入力された場合には図6に示すように9回以上に対応する機能設定項目がないので「設定値変更モード」を終了する。また、ステップS13において4回以上紙送りボタン6が入力された場合あるいは入力が無かった場合(0回)には図7に示すように設定値を変更しないものとして「設定値変更モード」を終了する。
上記の説明では、紙送りボタン6の入力は機能設定項目及び設定値に対応した回数だけ入力するように説明したが他の入力方法を採用することも可能である。例えば、機能設定項目に対応した回数×3[秒]、設定値に対応した回数×3[秒]だけ紙送りボタン6を長押しするようにしてもよい。具体的には、「紙幅」を「80mm」に設定する場合には、ステップS9において7回×3=21[秒]、ステップS13において3回×3=6[秒]だけ紙送りボタン6を長押しするようにしてもよい。
また、設定値に対応する回数だけLEDを点灯するほか、図8に示すようにLEDの点灯パターンを変えることも可能である。図8(a)〜(d)では凸の状態の時にLEDが点灯するように設定した場合を示している。図7の用紙幅毎に点灯パターンを設定してもよい。例えば、紙送りボタン6を1回入力し「58mm」の用紙幅を選択したことをユーザに通知するために図8(a)のように点灯させ、紙送りボタン6を2回入力し「60mm」の用紙幅を選択した場合には(b)のような点灯をさせ、紙送りボタン6を3回入力し「80mm」の用紙幅を選択した場合には(c)のような点灯をさせるように設定することも可能である。
以上、説明したように本実施形態におけるプリンタ1によれば、ロール紙カバー3を開いた状態で紙送りボタン6を押しながら電源スイッチ8を投入することによって、CPU11が設定値を新たな設定値に変更し、さらに紙送りボタン6を入力することによってCPU11がLEDを設定値に応じて点灯させるように設定されている。従って、ホストコンピュータ20からコマンドを送信せずともプリンタ1単体で設定値を書き換えることが可能である。さらに設定変更内容を用紙に印字する必要がなく、ユーザはLEDの点灯パターンを観察することで設定内容を確認することができるので印刷用紙を節約することが可能である。
また、本実施形態におけるプリンタ1によれば、LEDは、紙送りボタン6の入力回数あるいは入力時間に応じて、点灯回数が変化するように設定されている。このように、従来から備えていた紙送りボタン6の入力パターンを変えるだけで設定値を変更することができ、特別なスイッチ等を新たに設ける必要がないのでコストを下げることが可能である。また、従来ディップスイッチにより行われていた各種設定変更を、紙送りボタン6を使用することによってプリンタ1単体でもソフト的に行うことができ、ユーザが変更内容をLEDの点灯回数によって確認することができるので、ディップスイッチを設ける必要がなくなりコストを削減することが可能である。
本実施形態におけるプリンタの外観斜視図である。 本実施形態におけるプリンタのロール紙カバーを開いた状態の図面である。 本実施形態におけるプリンタのブロック図である。 プリンタが設定値変更モードへ移行するフローチャートである。 プリンタが設定値変更モードにおいて設定値を変更するまでのフローチャートである。 機能設定項目毎に紙送りボタンの入力回数を対応させた表である。 設定値毎に紙送りボタンの入力回数を対応させた表である。 LEDの点灯パターン例を示した図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 本体部
3 ロール紙カバー
6 紙送りボタン
7 ランプ
8 電源スイッチ
11 CPU
12 RAM
13 フラッシュROM
15 記憶部
16 ロール紙カバーセンサ

Claims (12)

  1. 用紙に文字や画像を印刷する印刷装置であって、
    入力スイッチと、
    発光部と、
    前記入力スイッチの操作に応じて設定値を変更可能な制御部と、を有し、
    前記制御部は、所定の操作が実行されたときモード選択状態に移行し、そして前記モード選択状態において前記入力スイッチの操作に応じて設定値変更モードに移行し、そして前記入力スイッチの操作に応じて変更する設定値の種類及び前記設定値の値を変更するとともに、
    前記制御部は、前記設定値変更モード、設定値の種類及び前記設定値の値が指定される毎に前記発光部を点灯させることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記発光部は、前記入力スイッチの操作パターンに応じて、点灯パターンが変化することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記入力スイッチが操作された回数に応じて前記設定値の種類または前記設定値の値を選択するとともに、前記設定値の種類または前記設定値の値毎に異なる発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記入力スイッチが操作された時間に応じて前記設定値の種類または前記設定値の値を選択するとともに、前記設定値の種類または前記設定値の値毎に異なる発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、印刷装置内に用紙が装填される用紙装填部を覆うカバー部が開いた状態で、前記入力スイッチが操作されつつ電源が投入された時に、前記モード選択状態に移行することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記入力スイッチは、紙送りを実行するための紙送りボタンであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の印刷装置。
  7. 所定の操作が実行されたときにモード選択状態に移行するステップと、
    前記モード選択状態において入力スイッチの操作に応じて設定値変更モードに移行するステップと、
    前記入力スイッチの操作に応じて変更する設定値の種類及び前記設定値の値を変更するステップと、
    前記設定値変更モード、設定値の種類及び前記設定値の値が指定される毎に発光部を点灯させるステップと、を備えたことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 前記発光部は、前記入力スイッチの入力パターンに応じて、点灯パターンが変化することを特徴とする請求項7に記載の印刷装置の制御方法。
  9. 前記設定値の種類または前記設定値の値の変更では、前記入力スイッチが操作された回数に応じて前記設定値の種類または前記設定値の値を選択するとともに、前記設定値の種類または前記設定値の値毎に異なる発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする請求項7又は8に記載の印刷装置の制御方法。
  10. 前記設定値の種類または前記設定値の値の変更では、前記入力スイッチが操作された時間に応じて前記設定値の種類または前記設定値の値を選択するとともに、前記設定値の種類または前記設定値の値毎に異なる発光パターンで前記発光部を発光させることを特徴とする請求項7又は8に記載の印刷装置の制御方法。
  11. 印刷装置内に用紙が装填される用紙装填部を覆うカバー部が開いた状態で、前記入力スイッチが操作されつつ電源が投入された時に、前記モード選択状態に移行することを特徴とする請求項7〜10の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
  12. 前記入力スイッチは、紙送りを実行する紙送りボタンであることを特徴とする請求項7〜11の何れか1項に記載の印刷装置の制御方法。
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