JP2020187774A - 電子情報記憶媒体、icカード、設定情報送信方法、及び設定情報送信プログラム - Google Patents

電子情報記憶媒体、icカード、設定情報送信方法、及び設定情報送信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーション情報に基づいて作成され、CLFに送信される設定情報について、アプリケーション情報が一時的に変更され、変更が反映された一時設定情報を作成してCLFに送信した場合であっても、変更前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時設定情報をCLFに直ぐに送信することができ、非接触R/Wとの通信の開始に遅延を生じさせることのない電子情報記憶媒体等を提供する。【解決手段】通常時のアプリケーション情報に基づいて作成した通常時設定情報と、一時的に変更されたアプリケーション情報に基づいて作成した一時設定情報を別個にメモリに記憶させ、一時設定情報を送信後、通常時設定情報を送信する必要がある場合には、一時設定情報とは別個に記憶されている通常時設定情報を送信する。【選択図】図4

Description

ICチップ等の電子情報記憶媒体の技術分野に関する。
近距離無線通信において、携帯端末に装着して用いられる非接触通信対応ICカードは、接触通信用の接触インターフェースと、携帯端末のアンテナを介した非接触通信用の非接触インターフェースを持つ。非接触インターフェースは、CLF(Contactless frontend)と呼ばれる携帯端末側のチップに接続される。CLFは、近距離無線通信に用いるアンテナを管理するフロントエンドであり、非接触R/W(Reader/Writer)と非接触通信対応ICカードの通信を中継する。
非接触通信対応ICカード及びCLFを有する携帯端末が、非接触R/Wと通信可能距離まで近接すると、CLFと非接触R/Wの間で通信の初期応答が行われる。この初期応答が適切に実施されることにより、以降、CLFと非接触R/Wが用いる通信パラメーターが設定され、非接触通信対応ICカードと非接触R/Wとの間で通信が可能となる。
CLFは、初期応答を適切に行うために、非接触通信対応ICカードの設定情報(対応する通信プロトコルやビットレートなどの様々な情報に基づいて作成される情報)を必要とする。このため、非接触通信対応ICカードは、非接触通信対応ICカードとCLFの通信チャネルの初期化時において、非接触インターフェースを通じて設定情報をCLFに送信する。そして、CLFは受信した設定情報を、非接触通信対応ICカードとの通信チャネルに紐付けて管理する。なお、非接触通信対応ICカードは、CLFとの通信チャネルが開設済みであれば、任意のタイミングでCLFに対して設定情報を送信することができる。送信タイミングの例として、特許文献1には、CLFからの要求に伴って、CLFに設定情報を送信する旨が開示されている。
非接触通信対応ICカードは、複数のアプリケーションを搭載する場合、CLFに対して送信する設定情報を、通信を処理するアプリケーションの情報を反映して作成する。アプリケーションを複数搭載した非接触通信対応ICカードにおいて、CLFに送信するための設定情報を計算するための方法は標準化されている(GP Amd.C)。この方法では、各アプリケーションに対してアプリケーションが処理できる信号を明示した情報(Protocol Data)が与えられる。
また、ユーザは、アプリケーションに対してインターフェースの利用可否及び優先度を設定することができ、これに関する技術が特許文献2に開示されている。非接触通信対応ICカードは、搭載するアプリケーションのProtocol Dataや優先度等の情報を反映して設定情報を作成する。この作成処理は、非接触インターフェースを利用する全てのアプリケーションの情報を走査する必要があるため、一定の時間を要する。
なお、ユーザはインターフェースの利用可否及び優先度を一時的に変更することができる。このとき、非接触通信対応ICカードは、一時的に変更された情報を反映した設定情報を作成し、CLFに送信し、当該設定情報に基づいてCLFに初期応答をしてもらう。これにより、変更した内容に応じた通信が非接触通信対応ICカードと非接触R/Wの間で可能となる。
特開2012−84156号公報 特開2010−218450号公報
ここで、非接触通信対応ICカードと非接触R/Wとの間において、変更した内容に応じた通信が完了し、次いで、非接触通信対応ICカードと非接触R/W間で通信を行う際に変更前の通常時の内容に応じた通信を行うためには、通常時の情報を反映した設定情報を改めてCLFに送信し、CLFに非接触R/Wとの間で初期応答をしてもらう必要がある。
しかしながら、通常時の情報を反映した設定情報をCLFに送信するために設定情報を再作成すると一定の時間を要するため、例えば、携帯端末を非接触R/Wに翳した場合の通信開始に遅延が生じる原因となり、使い勝手が悪化してしまうという問題がある。この遅延は、非接触通信対応ICカードと非接触R/Wが通信開始前の初期応答を行うにあたり、CLFが非接触通信対応ICカードから設定情報の受け取りを待機するために生じる。
そこで、本発明は、アプリケーションに関するアプリケーション情報に基づいて作成され、CLFなどの中継機器に送信される設定情報について、アプリケーション情報が一時的に変更され、変更が反映された設定情報を作成して中継機器に送信した場合であっても、変更前のアプリケーション情報に基づいて作成された設定情報に基づく通信設定が直ぐになされ、非接触R/Wなどの端末装置との通信の開始に遅延が生じることのない電子情報記憶媒体等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリを備え、中継機器を介して端末装置と通信可能な電子情報記憶媒体であって、前記アプリケーション情報に基づいて前記中継機器が前記端末装置との通信設定に用いる設定情報を作成し、前記メモリに記憶させる作成手段と、所定のタイミングで前記設定情報を前記中継機器に送信する送信手段と、を備え、前記作成手段は、前記アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な前記設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個に前記メモリに記憶させ、前記送信手段は、前記メモリに前記一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、前記一時設定情報が記憶されていない場合には前記通常時設定情報を送信することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、前記メモリは、揮発性メモリと不揮発性メモリを含んで構成されており、前記作成手段は、前記通常時設定情報を前記不揮発性メモリに記憶させ、前記一時設定情報を前記揮発性メモリに記憶させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリを備え、中継機器を介して端末装置と通信可能なICカードであって、前記アプリケーション情報に基づいて前記中継機器が前記端末装置との通信設定に用いる設定情報を作成し、前記メモリに記憶させる作成手段と、所定のタイミングで前記設定情報を前記中継機器に送信する送信手段と、を備え、前記作成手段は、前記アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な前記設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個に前記メモリに記憶させ、前記送信手段は、前記メモリに前記一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、前記一時設定情報が記憶されていない場合には前記通常時設定情報を送信することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリを備え、中継機器を介して端末装置と通信可能な電子情報記憶媒体による設定情報送信方法であって、前記アプリケーション情報に基づいて前記中継機器が前記端末装置との通信設定に用いる設定情報を作成し、前記メモリに記憶させる作成工程と、所定のタイミングで前記設定情報を前記中継機器に送信する送信工程と、を含み、前記作成工程では、前記アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な前記設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個に前記メモリに記憶させ、前記送信工程では、前記メモリに前記一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、前記一時設定情報が記憶されていない場合には前記通常時設定情報を送信することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリを備え、中継機器を介して端末装置と通信可能な電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータを、前記アプリケーション情報に基づいて前記中継機器が前記端末装置との通信設定に用いる設定情報を作成し、前記メモリに記憶させる作成手段、所定のタイミングで前記設定情報を前記中継機器に送信する送信手段、として機能させる設定情報送信プログラムであって、前記作成手段は、前記アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な前記設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個に前記メモリに記憶させ、前記送信手段は、前記メモリに前記一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、前記一時設定情報が記憶されていない場合には前記通常時設定情報を送信することを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーション情報が一時的に変更され、一時設定情報を作成して中継機器に送信した場合であっても、変更前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時設定情報が一時設定情報とは別個にメモリに記憶されているので、通常時設定情報を中継機器に直ぐに送信することができ、中継機器と端末装置との間で通信設定が直ぐになされ、端末装置との通信の開始に遅延が生じることがない。
電子情報記憶媒体100の構成例を示す図である。 携帯端末1の構成例を示す図である。 UIMカード18の構成例を示す図である。 CPU181による変更要求時処理の一例を示すフローチャートである。 CPU181による電源投入時処理の一例を示すフローチャートである。
本願発明を実施するための形態について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、電子情報記憶媒体100は、メモリM、入力受付部103、アプリ情報管理部104、設定情報作成部105、読出元識別情報管理部106、送信部107を備えている。メモリMは、揮発性メモリ101と不揮発性メモリ102を含んで構成される。電子情報記憶媒体100は、中継機器110と接続され、中継機器110を介して端末装置120と通信可能となっている。
不揮発性メモリ102は、アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶する。また、不揮発性メモリ102は、通常時の設定情報である通常時設定情報を記憶する。
揮発性メモリ101は、一時的な設定情報である一時設定情報を記憶する。また、揮発性メモリ101は、アプリケーション情報の少なくとも一部を一時的に記憶する。
入力受付部103は、アプリケーション情報(例えば、アプリケーション間の優先度を示す情報)についてユーザによる一時的な変更の指示又は永続的な変更の指示を受け付ける。
アプリ情報管理部104は、アプリケーション情報について一時的な変更の指示が受け付けられた場合に、当該指示の内容に従って、アプリケーション情報の一時的な変更を行う。
アプリ情報管理部104は、アプリケーション情報について一時的な変更を行う場合、不揮発性メモリ102上の変更前のアプリケーション情報を揮発性メモリ101に複製し、当該複製したアプリケーション情報を変更することとしてもよい。これにより、不揮発性メモリ102には、変更前の(すなわち、通常時の)アプリケーション情報が保持され、揮発性メモリ101には、一時的な変更の内容が反映されたアプリケーション情報が保持されることとなる。また、これに代えて、アプリケーション情報について一時的な変更を行う場合、変更前のアプリケーション情報を不揮発性メモリ102に複製し、当該複製したアプリケーション情報について変更を行うこととしてもよい。これにより、不揮発性メモリ102には、変更前の(すなわち、通常時の)アプリケーション情報と、一時的な変更の内容が反映されたアプリケーション情報が保持されることとなる。
また、アプリ情報管理部104は、アプリケーション情報について永続的な変更の指示が受け付けられた場合に、当該指示の内容に従って、不揮発性メモリ102に記憶されているアプリケーション情報について永続的な変更を行う。
設定情報作成部105は、不揮発性メモリ102に記憶されたアプリケーションに基づいて、通常時の設定情報を作成する。また、設定情報作成部105は、アプリ情報管理部104により一時的に変更の内容が反映されたアプリケーション情報がメモリM(揮発性メモリ101又は不揮発性メモリ102)に記憶されている場合には、当該一時的な変更の内容が反映されたアプリケーション情報に基づいて、一時的な設定情報である一時設定情報を作成し、メモリM(揮発性メモリ101又は不揮発性メモリ102)に記憶させる。
読出元識別情報管理部106は、読出元識別情報を管理する。読出元識別情報は、メモリM(揮発性メモリ101又は不揮発性メモリ102)に記憶される。読出元識別情報は、送信部107が送信すべき設定情報が記憶されている位置を示す情報であり、通常時設定情報又は一時設定情報が記憶されているメモリの種別やアドレスなどが設定される。例えば、読出元識別情報管理部106は、一時設定情報が揮発性メモリ101に記憶されている場合には、揮発性メモリ101上の一時設定情報が記憶されているアドレスを設定し、一時設定情報が不揮発性メモリ102に記憶されている場合には、不揮発性メモリ102上の一時設定情報が記憶されているアドレスを設定する。一方、揮発性メモリ101及び不揮発性メモリ102の何れにも一時設定情報が記憶されていない場合には、不揮発性メモリ102上の通常時設定情報が記憶されているアドレスを設定する。
また、読出元識別情報管理部106は、所定の条件が満たされた場合に、読出元識別情報に、不揮発性メモリ102上の通常時設定情報が記憶されているアドレスを設定する。ここでいう所定の条件とは、例えば、電子情報記憶媒体100への電源供給が遮断されて(例えば、電源供給端子における電圧が所定電圧未満となり)揮発性メモリ101上の情報が消去された後に、電子情報記憶媒体100への電源供給が再開されること(例えば、電源供給端子における電圧が所定電圧以上となること)や、非接触インターフェースがリセットされることなどである。
送信部107は、読出元識別情報の示す位置に記憶されている通常時設定情報又は一時設定情報を中継機器に送信する。例えば、送信部107は、読出元識別情報の内容が更新されたことを検知した場合に、通常時設定情報又は一時設定情報を送信する。
次に、電子情報記憶媒体100の動作例について説明する。まず、入力受付部103が、ユーザから電子情報記憶媒体100に搭載されている複数のアプリケーションのうち、特定のアプリケーションを一時的に優先して選択することを要求する入力を受け付ける。次いで、アプリ情報管理部104は、不揮発性メモリ102に記憶されているアプリケーション情報を揮発性メモリ101に複写し、要求に応じてアプリケーション情報を変更する。次いで、設定情報作成部105は、揮発性メモリ101上の一時的な変更がなされたアプリケーション情報に基づいて一時設定情報を作成し、揮発性メモリ101に記憶させる。次いで、読出元識別情報管理部106は、読出元識別情報として、揮発性メモリ101上の一時設定情報が記憶されているアドレスを設定する。次いで、送信部107は、読出元識別情報の示すアドレスに記憶されている一時設定情報を中継機器110に送信する。そして、中継機器110と端末装置120との間で初期応答がなされ、電子情報記憶媒体100と端末装置120との間で通信(一時的な変更がなされた内容での通信)がなされた後、電子情報記憶媒体100への電源供給が遮断され、再度、電子情報記憶媒体100への電源供給が再開されると、読出元識別情報管理部106は、読出元識別情報として、不揮発性メモリ102上の通常時設定情報が記憶されているアドレスを設定する。次いで、送信部107は、読出元識別情報の示すアドレスに記憶されている通常時設定情報を中継機器110に送信する。その後、中継機器110と端末装置120との間で通常時の設定情報に基づいて、初期応答がなされ、電子情報記憶媒体100と端末装置120との間で通信(一時的な変更がなされる前の内容(通常時の内容)での通信)がなされる。
すなわち、電子情報記憶媒体100は、アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリMを備え、中継機器110を介して端末装置120と通信可能な電子情報記憶媒体であって、設定情報作成部105(「作成手段」の一例)が、アプリケーション情報に基づいて中継機器110が端末装置120との通信設定に用いる設定情報を作成し、メモリMに記憶させ、送信部107(「送信手段」の一例)が、所定のタイミングで設定情報を中継機器に送信し、設定情報作成部105は、アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個にメモリMに記憶させ、送信部107は、メモリMに一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、一時設定情報が記憶されていない場合には通常時設定情報を送信する。
したがって、電子情報記憶媒体100によれば、アプリケーション情報が一時的に変更され、一時設定情報を作成して中継機器110に送信した場合であっても、変更前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時設定情報が一時設定情報とは別個にメモリに記憶されているので、通常時設定情報を中継機器110に直ぐに送信することができ、中継機器110と端末装置120との間で通信設定が直ぐになされ、端末装置との通信の開始に遅延が生じることがない。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について説明する。以下に説明する実施例は、携帯端末に備えられたUIMカードに搭載されるICチップに対して本発明を適用した場合の実施例である。
まず、図2等を参照して、本実施例に係る携帯端末1の構成及び機能概要を説明する。
[1.携帯端末1の構成]
図2は、本実施例に係る携帯端末1の概要構成例を示すブロック図である。図2に示すように、携帯端末1は、制御部11、記憶部12、無線通信部13、表示部14、入力部15、CLFインターフェース16a、ICカードインターフェース16b、及びCLF(Contactless frontend)19等を備えて構成され、これらの構成要素はバス17を介して相互に接続される。また、携帯端末1はバッテリーBやUIMカード18を備えている。なお、携帯端末1は、例えば携帯電話機やスマートフォン、タブレット端末等である。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等により構成される。記憶部12は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。上記ROM又は記憶部12には、携帯端末1のOS(Operating System)及びミドルウェアが記憶される。また、記憶部12には、携帯端末1にインストールされたAPI(Application Program Interface)及びアプリケーション(以下、「アプリ」という場合がある)等が記憶される。APIは、アプリからオペレーティングシステムの機能を利用するためのインターフェースである。アプリは、例えば所定のサーバからダウンロード可能なプログラムである。
無線通信部13は、アンテナを有し、移動体通信網における基地局との間で行われる無線通信を制御する。表示部14は、例えばタッチパネル方式の表示パネルを有し、表示パネルへの表示制御、及びユーザからの操作指示の受け付けを行う。入力部15は、ユーザからの操作指示を入力するための操作ボタンを有し、操作ボタンに応じた信号を制御部11に出力する。CLFインターフェース16aは、制御部11とCLF19との間のインターフェースを担い、ICカードインターフェース16bは、制御部11とUIM(User Identity Module)カード18との間のインターフェースを担う。
UIMカード18は、ICカードであるUICC(Universal Integrated Circuit Card)の一つであり、例えば、従来のSIM(Subscriber Identity Module)をベースに機能を拡張された接触型ICチップを搭載する。
CLF19は、NFC(Near Field Communication)の規格で規定される非接触通信を行う非接触型ICチップであり、非接触通信のフィールド内で非接触R/W(図示せず)との間で各種信号の送受信を行うためのアンテナに接続されている。そして、ユーザが携帯端末1を非接触R/Wに翳すと、予め保持していたUIMカード18の設定情報に基づいて、非接触R/Wとの間で初期応答を行う。そして初期応答が適切に完了すると、CLF19は、非接触R/Wから送信されたコマンドを、インターフェイス(図示せず)を介してUIMカード18へ送信し、UIMカード18から送信された、コマンドに対する応答を非接触R/Wに返すようになっている。なお、CLF19は、携帯端末1のOSにより操作可能になっている。
バッテリーBは、例えば、リチウムイオン電池で構成される。バッテリーBから供給される電力により、携帯端末1の制御部11、記憶部12、無線通信部13、表示部14、入力部15、CLFインターフェース16a、ICカードインターフェース16b、CLF19等は動作する。なお、バッテリーBは、携帯端末1の電源がOFFである場合にもUIMカード18に電力を供給することができる(但し、バッテリーBの電圧が規定電圧以下になると安全保護回路の機能により供給(放電)が遮断される)。
[2.ICチップCの構成]
図3は、本実施形態に係るUIMカード18に搭載されるICチップCの概要構成例を示すブロック図である。図3に示すように、ICチップCは、CPU181、RAM182、フラッシュメモリ183、及びI/O回路184等を備え、これらの構成要素はバス185を介して相互に接続される。
RAM182には、例えばICチップCのOS、ミドルウェア、各種アプリが機能するうえで一時的に必要となるデータが記憶される。また、一時的な一時設定情報や、アプリの優先度を示す優先度リストが記憶される。
フラッシュメモリ183は、不揮発性メモリであって、代わりに例えば「Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory」を採用してもよい。フラッシュメモリ183には、例えばICチップCのOS、ミドルウェア及び各種アプリが記憶される。
また、フラッシュメモリ183には、UIMカード18(ICチップC)にインストールされたアプリに関するデータ(プログラム、インスタンス、各種情報)が記憶される。アプリは、Java(登録商標) Card上で動作するソフトウェアプログラムとして実装される。なお、本実施例のフラッシュメモリは、A社、B社及びC社のクレジット決済用アプリや、ユーザが一時的又は永続的にクレジット決済用アプリ間の優先順位を変更したり、利用可否を変更したり、アプリのProtocol Dataを変更するための入力アプリ(例えば、CRSアプレット)がインストールされている。入力は、接触インターフェースを介した命令語(コマンドAPDU(Application Protocol Data Unit)))として受け付けられる。
更に、フラッシュメモリ183には、通常時設定情報や、アプリの優先度を示す優先度リスト、アプリの利用可否を示す利用可否リスト、読出元識別情報が記憶される。
なお、フラッシュメモリ183の優先度リストは、通常時におけるクレジット決済用アプリの優先順位を示す情報が記述されている。一方、RAM182の優先度リストは、ユーザによりクレジット決済用アプリの優先順位が一時的に変更された場合におけるクレジット決済用アプリの優先順位を示す情報が記述されている。ユーザがクレジット決済をする際に、携帯端末1を非接触R/Wに翳すと、優先順位が最も高いクレジット決済用アプリにより決済が行われる。そのため、ユーザは、通常時に使用するクレジット決済用アプリの優先順位を最も高くなるように設定しておき、一時的に他のクレジット決済用アプリによる決済を行う場合には、入力アプリにより当該他のクレジット決済用アプリの優先順位が最も高くなるように設定することができる。そして、一時的に他のクレジット決済用アプリによる決済が終了し、次に、クレジット決済用アプリを使用するときには、一時的な変更を行わない限り、通常時に使用するクレジット決済用アプリの優先順位が最も高くなるようになっており、当該クレジット決済用アプリによる決済が可能となる。
また、フラッシュメモリ183に記憶される通常時設定情報は、フラッシュメモリ183に記憶されている優先度リストの内容、利用可否リストの内容、TYPE A[ISO−14443−3]のビットレート等に基づいて作成される。但し、TYPE A/TYPE Bの他のパラメーター、TYPE Fの衝突回避応答を含むこととしてもよい。一方、RAM182に記憶される一時設定情報も基本的には通常時設定情報と同じ情報に基づいて作成されるが、優先度リストについてはRAM182に記憶されている優先度リストの内容に基づく。
I/O回路184は、ISO7816等によって定められた、C1〜C8の8個の接続端子を有する。例えば、C1端子は電源端子、C2端子はリセット端子、C3端子はクロック端子、C5端子はグランド端子、C7端子は携帯端末1とのデータ通信を行う端子である。C1端子には、CLF19から電力を受け取るラインが接続されている。CLF19には、バッテリーBからの電力と、非接触R/Wからの搬送波による電力が入力され、ICチップCに供給される。但し、双方からの電力供給がある場合には、バッテーBからの電力が優先される。なお、バッテリーBの電力供給から搬送波による電力供給への切り替えは、ICチップへの供給電圧がOFFの状態を経て行われる。
I/O回路184は、接触インターフェース及び非接触インターフェースを提供する。接触インターフェースは、T=0[ISO−7816]をサポートするUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)として実装される。非接触インターフェースは、HCI(Host Controller Interface)[ETSI(European Telecommunications Standards Institute) 102.622]をサポートするSWP(Single Wire Protocol)[ETSI 102.613]として実装される。
CPU181は、CLF19からコマンドを受信すると、当該コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、CLF19に対して応答する(具体的には、コマンド対応処理の結果を含む応答データをCLF19へ送信する)。また、CPU181は、制御部11からコマンドを受信すると、当該コマンドに応じたコマンド対応処理を実行し、制御部11に対して応答する(具体的には、コマンド対応処理の結果を示すデータを制御部11へ送信する。
また、CPU181は、OSの機能として、入力アプリを介して優先度リストを一時的に変更する要求を受け付けた場合、フラッシュメモリ183の優先順位リストをRAM182に複写するとともに、要求に応じた変更を行う。次いで、CPU181は、OSの機能として、RAM182に記憶された優先順位リストの内容を反映させた一時設定情報を作成し、RAM182に記憶させ、記憶先のアドレスを読出元識別情報に設定する。
一方、CPU181は、OSの機能として、入力アプリを介して優先度リスト又は利用可否リストを永続的に変更する要求を受け付けた場合、フラッシュメモリ183に記憶された優先順位リスト又は利用可否リストの内容を要求に応じて変更する。次いで、CPU181は、OSの機能として、フラッシュメモリ183に記憶された優先順位リスト又は利用可否リストの内容を反映させた通常時の設定情報を作成し、フラッシュメモリ183に記憶させ、記憶先のアドレスを読出元識別情報に設定する。
更に、CPU181は、OSの機能として、電源端子の電圧がグランド端子の電圧レベルから、一定の値の電圧になると、読出元識別情報に、フラッシュメモリ183上の通常時の設定情報のアドレスを設定する。例えば、携帯端末1のユーザが携帯端末1の電源をOFFにしたことによりバッテリーBからの電力供給が断たれて電源端子の電圧がグランド端子の電圧レベルまで落ちた後、搬送波による電源供給がなされ電源端子の電圧が、一定の値の電圧になると、読出元識別情報に、フラッシュメモリ183上の通常時の設定情報のアドレスを設定する。
更にまた、CPU181は、読出元識別情報が更新されると、読出元識別情報が示すアドレスに記憶された一時設定情報又は通常時設定情報を、非接触インターフェースを介してCLF19へ送信する。具体的には、HCIプロトコル層を処理するドライバとして実装され、設定情報の送信処理はHCI層の論理チャネルであるPIPEの初期化処理の一部として実施される。
[3.ICチップCの動作]
次に、図4及び図5を用いて、ICチップCの動作例について説明する。図4は、入力アプリにより優先度リストの変更の要求を受け付けた場合の変更要求時処理の動作例を示すフローチャートであり、図5は、ICチップCに電源が投入された場合の電源投入時処理の動作例を示すフローチャートである。
図4に示すように、変更要求時処理において、CPU181は、まず、入力アプリを介して優先度の変更の要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。CPU181は、優先度の変更の要求を受け付けていないと判定すると(ステップS101:NO)、当該フローチャートに示す処理を終了する。一方、CPU181は、優先度の変更の要求を受け付けたと判定すると(ステップS101:YES)、変更の要求が一時的な要求か否かを判定する(ステップS102)。
CPU181は、変更の要求が一時的な要求であると判定した場合には(ステップS102:YES)、RAM182の優先度リストを更新する(ステップS103)。例えば、CPU181は、フラッシュメモリ183の優先度リストをRAM182に複製し、要求に応じて優先度を変更する。
次に、CPU181は、RAM182の優先度リスト及びその他のアプリに関する情報に基づいて、一時設定情報を作成し、RAM182に記憶させる(ステップS104)。
次に、CPU181は、読出元識別情報に一時設定情報が記憶されたアドレスを設定し(ステップS105)、ステップS109の処理に移行する。
一方、CPU181は、変更の要求が一時的な要求でない(すなわち、永続的な要求である)と判定した場合には(ステップS102:NO)、フラッシュメモリ183の優先度リストを更新する(ステップS106)。
次に、CPU181は、フラッシュメモリ183の優先度リスト及びその他のアプリに関する情報に基づいて、通常時設定情報を作成し、フラッシュメモリ183に記憶させる(ステップS107)。
次に、CPU181は、読出元識別情報に通常時設定情報が記憶されたアドレスを設定し(ステップS108)、ステップS109の処理に移行する。
次に、CPU181は、非接触インターフェースの状態確認を行う(ステップS109)。具体的には、CPU181は、HCIのセッションを管理するドライバとして動作し、非接触R/Wとの通信を行うPIPEが開設済みであるか確認する。また、開設済みの場合、PIPE上で通信を実行中か確認する。
次に、CPU181は、非接触インターフェースの状態確認を行った結果、PIPEの初期化処理が可能か否かを判定する(ステップS110)。具体的には、CPU181は、PIPEが未開設の場合、PIPEが開設済みであるが通信中である場合、PIPEの初期化処理が不可能であると判定する。CPU181は、PIPEの初期化処理が不可能であると判定した場合(ステップS110:NO)、当該フローチャートに示す処理を終了する。なお、CPU181は、非接触インターフェースの状態確認の結果、非接触インターフェースが利用不可能な場合(電気的に接続されていない場合を含め、SWPの通信が確立しない場合)、ステップS110の処理において「NO」と判定する。一方、CPU181は、PIPEの初期化処理が可能であると判定した場合(ステップS110:YES)、次いで、PIPEの初期化処理を行い(ステップS111)、当該フローチャートに示す処理を終了する。CPU181は、PIPEの初期化処理において、読出元指定情報の示すアドレスに記憶されているRAM182上の一時設定情報又はフラッシュメモリ183上の通常時設定情報をCLF19に送信する。
次に、図5を用いて電源投入時処理の動作例について説明する。
図5に示すように、電源投入時処理において、CPU181は、まず、電源が投入されたか否かを判定する(ステップS201)。例えば、電源端子の電圧が一定以上の値となった場合、電源が投入された判定する。CPU181は、電源が投入されていないと判定すると(ステップS201:NO)、当該フローチャートに示す処理を終了する。一方、CPU181は、電源が投入されたと判定すると(ステップS201:YES)、読出元識別情報に一時設定情報が記憶されたアドレス(すなわち、RAM182上のアドレス)が設定されているか否かを判定する(ステップS202)。
CPU181は、読出元識別情報に一時設定情報が記憶されたアドレスが設定されていないと判定した場合には(ステップS202:NO)、当該フローチャートに示す処理を終了する。一方、CPU181は、読出元識別情報に一時設定情報が記憶されたアドレスが設定されていると判定した場合には(ステップS202:YES)、次いで、読出元識別情報に通常時設定情報が記憶されたアドレス(すなわち、フラッシュメモリ183上の通常時設定情報が記憶されたアドレス)を設定する(ステップS203)。
次に、CPU181は、非接触インターフェースの状態確認を行う(ステップS204)。具体的には、CPU181は、PIPEが開設済みであるか確認する。
次に、CPU181は、非接触インターフェースの状態確認を行った結果、PIPEの初期化処理が可能か否かを判定する(ステップS205)。CPU181は、PIPEの初期化処理が不可能であると判定した場合(ステップS205:NO)、当該フローチャートに示す処理を終了する。なお、CPU181は、非接触インターフェースの状態確認の結果、非接触インターフェースが利用不可能な場合(電気的に接続されていない場合を含め、SWPの通信が確立しない場合)、ステップS205の処理において「NO」と判定する。一方、CPU181は、PIPEの初期化処理が可能であると判定した場合(ステップS205:YES)、次いで、PIPEの初期化処理を行い(ステップS206)、当該フローチャートに示す処理を終了する。CPU181は、PIPEの初期化処理において、読出元指定情報の示すアドレスに記憶されているフラッシュメモリ183上の通常時設定情報をCLF19に送信する。
以上説明したように、上記実施例によれば、ICチップC(「電子情報記憶媒体」の一例)は、アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するフラッシュメモリ183を備え、CLF19(「中継機器」の一例)を介して非接触R/W(「端末装置」の一例)と通信可能であって、CPU181(「作成手段」、「送信手段」の一例)が、優先度リスト等の内容を含むアプリケーション情報に基づいてCLF19が非接触R/Wと初期応答を行うための設定情報を作成し、フラッシュメモリ183に記憶させ、電源が投入された時に(「所定のタイミング」の一例)、通常時設定情報をCLF19に送信する。また、CPU181は、優先度リスト等のアプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な設定情報である一時設定情報を作成し、通常時設定情報とは別個にRAM182に記憶させ、RAM182に一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、RAM182に一時設定情報が記憶されていない場合にはフラッシュメモリ183の通常時設定情報を送信する。
したがって、ICチップCによれば、アプリケーション情報が一時的に変更され、一時設定情報を作成してCLF19に送信した場合であっても、変更前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時設定情報が一時設定情報とは別個にフラッシュメモリ183に記憶されているので、通常時設定情報をCLF19に直ぐに送信することができ、CLF19と非接触R/Wとの間で初期応答が直ぐになされ、非接触R/Wとの通信の開始に遅延が生じることがない。
また、フラッシュメモリ183は、CLF19に送信すべき設定情報が記憶されている位置を示す読出元識別情報(「位置情報」の一例)を記憶し、CPU181は、読出元識別情報に従って、設定情報又は一時設定情報を送信する。したがって、CLF19に設定情報を送信する場合に、設定情報の記憶されている位置を瞬時に把握することができ、CLF19に設定情報を送信するまでの時間を短縮することができる。
なお、予め、フラッシュメモリ183上の所定位置に設定情報を記憶すること、RAM182上の所定位置に一時設定情報を記憶することとしておき、CPU181は、CLF19に設定情報を送信する際、RAM182上の所定位置に一時設定情報が記憶されている場合に、当該一時設定情報を送信し、一方、RAM182上の所定位置に一時設定情報が記憶されていない場合に、フラッシュメモリ183上の所定位置に記憶されている設定情報を送信することとしてもよい。この場合、読出元識別情報を更新する処理負担を軽減することができる。これに加えて、読出元識別情報の代わりに一時設定情報有無情報をフラッシュメモリ183に記憶させ、CPU181が、RAM182上の所定位置に一時設定情報が記憶されている場合には、一時設定情報有無情報に「有」を示す情報を設定し、一時設定情報が記憶されていない場合には、一時設定情報有無情報に「無」を示す情報を設定することとし、設定情報を送信する際に、一時設定情報有無情報に「有」を示す情報が設定されている場合には、RAM182上の所定位置に記憶されている一時設定情報を送信し、一時設定情報有無情報に「無」を示す情報が設定されている場合には、フラッシュメモリ183上の所定位置に記憶されている通常時設定情報を送信することとしてもよい。
なお、上記実施形態においては、本発明の電子情報記憶媒体の一例としてICチップCを例にとって説明したが、本発明は、組込み型のマイクロチップ等に対して適用することもできる。
100 電子情報記憶媒体
M メモリ
101 揮発性メモリ
102 不揮発性メモリ
103 入力受付部
104 アプリ情報管理部
105 設定情報作成部
106 読出元識別情報管理部
107 送信部
110 中継機器
120 端末装置
1 携帯端末
11 制御部
12 記憶部
13 無線通信部
14 表示部
15 入力部
16a CLFインターフェース
16b ICカードインターフェース
17 バス
18 UIMカード
C ICチップ
181 CPU
182 RAM
183 フラッシュメモリ
184 I/O回路
19 CLF
B バッテリー

Claims (5)

  1. アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリを備え、中継機器を介して端末装置と通信可能な電子情報記憶媒体であって、
    前記アプリケーション情報に基づいて前記中継機器が前記端末装置との通信設定に用いる設定情報を作成し、前記メモリに記憶させる作成手段と、
    所定のタイミングで前記設定情報を前記中継機器に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記作成手段は、前記アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な前記設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個に前記メモリに記憶させ、
    前記送信手段は、前記メモリに前記一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、前記一時設定情報が記憶されていない場合には前記通常時設定情報を送信することを特徴とする電子情報記憶媒体。
  2. 請求項1に記載の電子情報記憶媒体であって、
    前記メモリは、揮発性メモリと不揮発性メモリを含んで構成されており、
    前記作成手段は、前記通常時設定情報を前記不揮発性メモリに記憶させ、前記一時設定情報を前記揮発性メモリに記憶させることを特徴とする電子情報記憶媒体。
  3. アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリを備え、中継機器を介して端末装置と通信可能なICカードであって、
    前記アプリケーション情報に基づいて前記中継機器が前記端末装置との通信設定に用いる設定情報を作成し、前記メモリに記憶させる作成手段と、
    所定のタイミングで前記設定情報を前記中継機器に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記作成手段は、前記アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な前記設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個に前記メモリに記憶させ、
    前記送信手段は、前記メモリに前記一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、前記一時設定情報が記憶されていない場合には前記通常時設定情報を送信することを特徴とするICカード。
  4. アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリを備え、中継機器を介して端末装置と通信可能な電子情報記憶媒体による設定情報送信方法であって、
    前記アプリケーション情報に基づいて前記中継機器が前記端末装置との通信設定に用いる設定情報を作成し、前記メモリに記憶させる作成工程と、
    所定のタイミングで前記設定情報を前記中継機器に送信する送信工程と、
    を含み、
    前記作成工程では、前記アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な前記設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個に前記メモリに記憶させ、
    前記送信工程では、前記メモリに前記一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、前記一時設定情報が記憶されていない場合には前記通常時設定情報を送信することを特徴とする設定情報送信方法。
  5. アプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶するメモリを備え、中継機器を介して端末装置と通信可能な電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータを、
    前記アプリケーション情報に基づいて前記中継機器が前記端末装置との通信設定に用いる設定情報を作成し、前記メモリに記憶させる作成手段、
    所定のタイミングで前記設定情報を前記中継機器に送信する送信手段、
    として機能させる設定情報送信プログラムであって、
    前記作成手段は、前記アプリケーション情報について一時的な変更の指示があった場合に、当該一時的な変更が加えられたアプリケーション情報に基づいて一時的な前記設定情報である一時設定情報を作成し、当該一時的な変更が加えられる前のアプリケーション情報に基づいて作成された通常時の前記設定情報である通常時設定情報とは別個に前記メモリに記憶させ、
    前記送信手段は、前記メモリに前記一時設定情報が記憶されている場合には当該一時設定情報を送信し、前記一時設定情報が記憶されていない場合には前記通常時設定情報を送信することを特徴とする設定情報送信プログラム。
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