JP6123539B2 - 識別子生成装置、識別子生成方法、及び識別子生成プログラム - Google Patents

識別子生成装置、識別子生成方法、及び識別子生成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6123539B2
JP6123539B2 JP2013149679A JP2013149679A JP6123539B2 JP 6123539 B2 JP6123539 B2 JP 6123539B2 JP 2013149679 A JP2013149679 A JP 2013149679A JP 2013149679 A JP2013149679 A JP 2013149679A JP 6123539 B2 JP6123539 B2 JP 6123539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
identifier
application identifier
chip
list
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013149679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015022486A (ja
Inventor
山田 真生
真生 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2013149679A priority Critical patent/JP6123539B2/ja
Publication of JP2015022486A publication Critical patent/JP2015022486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6123539B2 publication Critical patent/JP6123539B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ICチップにインストールされるアプリケーションのアプリケーション識別子を生成する装置及び方法の技術に関する。
近年、NFC(NearField Communication)技術を採用した携帯電話機は、非接触IC(Integrated Circuit)カードと同等に振る舞うカードエミュレーション機能を備えており、これによって携帯電話機を非接触ICカードの代替として使用することが可能になった。非接触ICカードを決済に使用する一般的なシステムにおいて、非接触ICカードにインストールされる決済用アプリケーションは単一である。非接触ICカードの所有者は決済事業者であり、自社の決済アプリケーションのみをインストールする。
ところが、携帯電話機を非接触ICカードの代替として使用する場合、決済用アプリケーションがインストールされるSIM(Subscriber Identify Module)カード(ICチップが搭載)は通信事業者の所有物であり、そこにインストールされるアプリケーションは通信事業者の権限によってインストールされるため、SIMカードには、複数の決済事業者の決済アプリケーションが同時にインストールされる可能性がある。また、特許文献1には、A社およびB社それぞれのサービスで用いられるデータを管理することが可能なICカードが開示されている。
決済用アプリケーションに限らず、国際規格ISO/IEC 7816-4 に準拠したICカード用アプリケーションは、読取装置(リーダライタ)から選択される際に必要となる識別情報「アプリケーション識別子」によって識別される。読取装置は、選択命令とともにアプリケーション識別子を送信し、これを受信したICカードは選択命令を解釈し、アプリケーション識別子に合致するアプリケーションを検索し、選択する。SIMカードに複数の決済事業者の決済アプリケーションがインストールされる場合、アプリケーション識別子は、決済ブランド登録情報(決済会社を示す情報)、決済手段(クレジット、デビット、プリペイド等) 情報、及びユニーク識別情報の連結によって構成される。
決済時において、読取装置は、選択命令に決済ブランド登録情報を付加して携帯電話機へ送信する。携帯電話機に搭載されるSIMカードは、受信した決済ブランド登録情報をキーにして決済アプリケーションを検索し、検索の成否、および成功した場合には発見した決済アプリケーションのアプリケーション識別子を応答する。検索に成功した場合、読取装置は、再度、選択命令に決済ブランド登録情報を付加して携帯電話機へ送信する。SIMカードは、検索の対象となったアプリケーションを除いて、未だ検索の対象になっていないアプリケーションに対して検索を実行し、検索の成否、および成功した場合には発見した決済アプリケーションのアプリケーション識別子を応答する。読取装置は、検索に失敗するまで、これを繰り返し実行して、SIMカードにインストールされている決済アプリケーションのうち、指定した決済ブランド登録情報を持つ全てのアプリケーション識別子を取得し、読取装置の表示部に表示する。SIMカードに複数の決済手段(決済方式)が存在すれば、それらの全てが読取装置の表示部に表示され、そのうちの一つを選択して決済する。
特開2010−218028号公報
ところで、単一のSIMカードにインストールされた全ての決済アプリケーションのアプリケーション識別子をユニークにするために、決済方式ごとにユニーク識別情報が設定される。このユニーク識別情報は、決済アプリケーションがSIMカードにインストールされる際に設定される。SIMカードへ決済用アプリケーションをインストールする通信事業者の発行処理サーバである「TSM(Trusted Service Manager)」は、SIMカードに発行処理したアプリケーションのアプリケーション識別子を記録し、SIMカードにインストールされる決済用アプリケーションのアプリケーション識別子が重複しないように管理している。例えば、クレジットカード会社AのABCカードのユニーク識別情報が「0001」、クレジットカード会社BのBCDカードのユニーク識別情報が「0002」というように設定される。
しかしながら、このユニーク識別情報の桁数は、決済事業者の数を想定して決めなければならない。たとえ単一のSIMカードに入りきらない数のアプリケーション数であったとしても、決済事業者の現存数、および将来に増加する数を想定して十分な桁数を割り当てなければならない。また、SIMカードの製品寿命は一般的に10年程度であり、一度インストールされたアプリケーションの識別子は、削除されるまで約10年間に渡って記録しておかなければならない。
そこで、本発明は、このような事態を解消し、アプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報のサイズを最適化し、かつ、ICチップにインストールされたアプリケーションを管理するTSM等の負荷を軽減することが可能な識別子生成装置、識別子生成方法、及び識別子生成プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ICチップにインストールされるアプリケーションのアプリケーション識別子を生成する識別子生成装置であって、アプリケーション選択命令を前記ICチップへ送信し、当該アプリケーション選択命令の実行結果を当該ICチップから取得し、当該実行結果に前記アプリケーション識別子が含まれている場合、当該アプリケーション識別子をリストに記録する処理を、前記実行結果に含まれなくなるまで繰り返し実行するアプリケーション確認手段と、前記リストに記録されているアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子を、前記ICチップにインストールされる前記アプリケーションのアプリケーション識別子として生成する識別子生成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の識別子生成装置において、前記識別子生成手段は、仮のアプリケーション識別子を生成し、当該仮のアプリケーション識別子が前記リストに記録されているか否かを判定し、前記リストに記録されていると判定した場合、前記仮のアプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報を変更して新たな仮のアプリケーション識別子を生成し、当該新たな仮のアプリケーション識別子が前記リストに記録されているか否かを判定するという一連の処理を、前記仮のアプリケーション識別子が前記リストに記録されていないと判定するまで繰り返し実行し、前記リストに記録されていないと判定した前記仮のアプリケーション識別子を、前記ICチップにインストールされる前記アプリケーションのアプリケーション識別子として生成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の識別子生成装置において、前記アプリケーションは、決済用アプリケーションであり、前記アプリケーション識別子は、決済ブランド登録情報、決済手段情報、及びユニーク識別情報の連結によって構成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の識別子生成装置において、前記アプリケーション選択命令には、少なくとも、ユーザにより指定された決済ブランド登録情報が付加されており、前記アプリケーション確認手段は、前記付加された決済ブランド登録情報を含む前記アプリケーション識別子を前記リストに記録することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4の何れか一項に記載の識別子生成装置において、前記識別子生成手段は、前記一連の処理において、前記仮のアプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報が示す値を1ずつ加算することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、ICチップにインストールされるアプリケーションのアプリケーション識別子を生成する識別子生成装置により実行される識別子生成方法であって、アプリケーション選択命令を前記ICチップへ送信し、当該アプリケーション選択命令の実行結果を当該ICチップから取得し、当該実行結果に前記アプリケーション識別子が含まれている場合、当該アプリケーション識別子をリストに記録する処理を、前記実行結果に含まれなくなるまで繰り返し実行するステップと、前記リストに記録されているアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子を、前記ICチップにインストールされる前記アプリケーションのアプリケーション識別子として生成するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、ICチップにインストールされるアプリケーションのアプリケーション識別子を生成するコンピュータを、アプリケーション選択命令を前記ICチップへ送信し、当該アプリケーション選択命令の実行結果を当該ICチップから取得し、当該実行結果に前記アプリケーション識別子が含まれている場合、当該アプリケーション識別子をリストに記録する処理を、前記実行結果に含まれなくなるまで繰り返し実行するアプリケーション確認手段、及び、前記リストに記録されているアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子を、前記ICチップにインストールされる前記アプリケーションのアプリケーション識別子として生成する識別子生成手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報のサイズを最適化し、かつ、ICチップにインストールされたアプリケーションを管理するTSM等の負荷を軽減することができる。
本実施形態に係るアプリ提供システムSの概要構成例を示す図である。 本実施形態に係る携帯端末1の概要構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るSIMカード18に搭載されるICチップCの概要構成例を示すブロック図である。 携帯端末1の制御部11におけるアプリケーション識別子生成処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、アプリ提供システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
先ず、図1等を参照して、本実施形態に係るアプリ提供システムの構成及び機能概要を説明する。
図1は、本実施形態に係るアプリ提供システムSの概要構成例を示す図である。図1に示すように、アプリ提供システムSは、携帯端末1(本発明の識別子生成装置の一例)、UI(User Interface)アプリ提供サーバ2、TSM(Trusted Service Manager)3等を備えて構成される。UIアプリ提供サーバ2及びTSM3は、インターネットや移動体通信網等により構成されるネットワークNWに接続されている。携帯端末1は、例えば携帯電話機やスマートフォン等であり、ネットワークNWを介してUIアプリ提供サーバ2及びTSM3にアクセス可能になっている。また、携帯端末1には、SIMカード18(小型ICカード)、及びCLF(Contactless Front End)19が搭載される。SIMカード18は、UICC(Universal Integrated Circuit Card)の一つであり、例えば、従来のSIM(Subscriber Identity Module)をベースに機能を拡張された接触型ICチップを搭載する。CLF19は、NFCの規格で規定される非接触通信を行う非接触型ICチップであり、非接触通信のフィールド内で読取装置(図示せず)との間で各種信号の送受信を行うためのアンテナに接続されている。そして、ユーザが携帯端末1を読取装置に翳すと、読取装置から送信されたコマンド(例えば決済要求を示す)を、インターフェイス(図示せず)を介してSIMカード18へ送信するようになっている。
図2は、本実施形態に係る携帯端末1の概要構成例を示すブロック図である。図2に示すように、携帯端末1は、制御部11、記憶部12、無線通信部13、表示部14、入力部15、及びICカードインタフェース16等を備えて構成され、これらの構成要素はバス17を介して相互に接続される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等により構成される。ROMには例えばOS(Operating System)及びミドルウェアが記憶される。RAMには一時的な作業用データが記憶される。
記憶部12は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。記憶部12には、各種アプリケーション(アプリケーションプログラム言語から構成される)及び設定データ、並びに本発明の識別子生成プログラムが記憶される。このアプリケーションには、UIアプリケーションが含まれる。UIアプリケーションは、決済用アプリケーションをSIMカード18にインストールするためのアプリケーションであり、例えば決済事業者ごとに異なる。なお、本発明の識別子生成プログラムは、OS、ミドルウェア、またはアプリケーションの一機能として組み込まれてもよい。そして、制御部11のCPU(コンピュータの一例)が、本発明の識別子生成プログラムを実行することにより、本発明におけるアプリケーション確認手段、及び識別子生成手段等として機能し、後述するアプリケーション識別子生成処理を行う。このアプリケーション識別子生成処理により、TSM3を使用せずとも、既にSIMカード18にインストールされている決済用アプリケーションのアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子を、新たにインストールされる決済用アプリケーションに対して採番することができる。
無線通信部13は、アンテナを有し、移動体通信網における基地局との間で行われる無線通信を制御する。表示部14は、例えばタッチパネル方式の表示パネルを有し、表示パネルへの表示制御、及びユーザからの指示の受け付けを行う。入力部15は、指示を入力するための操作ボタンを有し、操作ボタンに応じた信号を制御部11に出力する。ICカードインタフェース16は、制御部11とSIMカード18との間のインタフェースを担う。
図3は、本実施形態に係るSIMカード18に搭載されるICチップCの概要構成例を示すブロック図である。図3に示すように、ICチップCは、CPU181、ROM182、不揮発性メモリ183、RAM184、及びI/O回路185等を備え、これらの構成要素はバス186を介して相互に接続される。不揮発性メモリ183は、例えばフラッシュメモリであるが、EEPROMであってもよい。ROM182又は不揮発性メモリ183には、例えばOS及びミドルウェアが記憶される。また、不揮発性メモリ183には、インストールされた複数の決済用アプリケーションが記憶される。決済用アプリケーションは、SIMカード用のICアプレットであり、例えば決済事業者ごとかつ決済手段ごとに異なる。不揮発性メモリ183に記憶されている決済用アプリケーションには固有のアプリケーション識別子が付与されている(当該アプリケーション識別子も記憶されている)。ここで、アプリケーション識別子(Application Identifier:AID、5〜16バイト)は、アプリケーション提供者登録識別子(Registration application provider identifier:RID、5バイト)+個別アプリケーション識別拡張子(Proprietary application identifier extension:PIX、0〜11バイト)により構成される。例えば、アプリケーション識別子は、決済ブランド登録情報、決済手段情報、及びユニーク識別情報の連結によって構成される。
I/O回路185は、ISO/IEC7816等によって定められた、C1〜C8の8個の接続端子を有する。ここで、C1端子は電源端子(VCC)であり、C5端子はグランド端子(GND)である。また、C2端子は、リセット端子(RST)であり、C3端子は、クロック端子(CLK)である。また、C7端子は、CPU181と制御部11との間の通信のために用いられる。また、C6端子は、CPU181とCLF19との間の通信のために用いられる。なお、CPU181とCLF19間の通信プロトコルには、SWP(Single Wire Protocol)が適用される。
そして、CPU181は、CLF19からのコマンドを受信すると、当該コマンドに応じたコマンド処理(例えば、決済処理)を実行し、当該処理の結果を示す応答をCLF19へ行う(返信する)。また、CPU181は、制御部11からのコマンドを受信すると、当該コマンドに応じたコマンド処理(例えば、インストール処理)を実行し、当該処理の結果を示す応答を制御部11へ行う。
UIアプリ提供サーバ2は、UIアプリケーションを、ネットワークNWを介して携帯端末1へ提供するサーバである。UIアプリ提供サーバ2には、決済事業者ごとのUIアプリケーションが記憶されている。TSM3は、決済用アプリケーションを、ネットワークNWを介して携帯端末1へ提供するサーバである。TSM3は、決済用アプリケーションが、どの携帯端末1へ提供されたか(つまり、SIMカード18にインストールされたか)を管理するようになっている。ただし、本実施形態において、TSM3は、携帯端末1へ提供された決済用アプリケーションのアプリケーション識別子を管理する必要はなく、決済ブランド登録情報(決済会社を示す情報)及び決済手段(クレジット、デビット、プリペイド等) 情報と、携帯端末1に固有の情報(例えば、電話番号、端末ID、又はSIM番号)とを対応付けて記憶し管理すればよい。
次に、決済用アプリケーションがSIMカード18にインストールされるまでの動作例を説明する。SIMカード18に決済用アプリケーションをインストールする際には、先ず、携帯端末1の制御部11は、ユーザからの入力部15を介した指示にしたがってUIアプリ提供サーバ2にアクセスし、UIアプリケーションをリクエストすることにより、例えば所望の決済事業者のUIアプリケーションをUIアプリ提供サーバ2からダウンロードしてインストールする。次いで、携帯端末1の制御部11は、インストールされたUIアプリケーションをOS上で起動させると、携帯端末1の制御部11はUIアプリケーションにしたがってTSM3へアクセスし、ユーザにより指定された決済用アプリケーションをリクエストすることにより当該決済用アプリケーションをTSM3からダウンロードしてSIMカード18にインストールさせる。つまり、携帯端末1のOS上で動作するUIアプリケーションは、決済用アプリケーションをSIMカード18にインストールするためのリクエストをTSM3へ送信するのであるが、当該リクエストをTSM3へ送信する前に、制御部11は、インストールされる決済用アプリケーションのアプリケーション識別子を生成するアプリケーション識別子生成処理を実行する。
図4は、携帯端末1の制御部11におけるアプリケーション識別子生成処理の一例を示すフローチャートである。図4に示す処理は、UIアプリケーションの起動後、ユーザからの指示に応じて開始される。図4において、制御部11は、例えばユーザにより指定された決済ブランド登録情報を付加したアプリケーション選択命令を作成する(ステップS1)。なお、このとき、制御部11は、指定された決済ブランド登録情報及び決済手段情報を取得しているので、決済ブランド登録情報及び決済手段情報が付加されたアプリケーション選択命令を作成するように構成してもよい。
次いで、制御部11は、作成したアプリケーション選択命令をICカードインタフェース16を介してSIMカード18へ送信する(ステップS2)。SIMカード18のCPU181は、アプリケーション選択命令を受信すると、当該アプリケーション選択命令に応じた処理を実行することで、アプリケーション選択命令に付加されている決済ブランド登録情報(或いは、決済ブランド登録情報及び決済手段情報でもよい)がキー(つまり、アプリケーション識別子の先頭部分をキー)として、当該アプリケーション識別子に対応する決済用アプリケーションを検索(例えば、前方一致検索)する。これにより、当該決済用アプリケーションが発見された(例えば、前方一致検索によりヒットした)された(つまり、当該決済用アプリケーションが不揮発性メモリ183に記憶されている)場合、SIMカード18のCPU181は、当該決済用アプリケーションのアプリケーション識別子を含む実行結果(当該アプリケーション選択命令の実行結果)を制御部11へ送信する。一方、当該決済用アプリケーションが発見されない場合、SIMカード18のCPU181は、決済用アプリケーションが無いことを示す実行結果(当該アプリケーション選択命令の実行結果)を制御部11へ送信する。或いは、当該決済用アプリケーションが発見されない場合、SIMカード18のCPU181は、実行結果を制御部11へ送信しなくてもよい。つまり、SIMカード18のCPU181は、検索に成功した場合に限りアプリケーション識別子を応答するように構成してもよい。
次いで、制御部11は、SIMカード18から送信されたアプリケーション選択命令の実行結果を受信(取得)すると(ステップS3)、当該決済用アプリケーションの選択が成功したか否かを判定する(ステップS4)。アプリケーション選択命令の実行結果にアプリケーション識別子が含まれている場合、当該決済用アプリケーションの選択が成功したと判定される(ステップS4:YES)。この場合、制御部11は、アプリケーション選択命令の実行結果に含まれるアプリケーション識別子を、アプリケーション識別子候補リストに記録する(ステップS5)。次いで、制御部11は、アプリケーション選択命令を次候補指定に変更し(ステップS6)、ステップS2に戻り、アプリケーション選択命令をICカードインタフェース16を介してSIMカード18へ送信する。なお、通常の選択命令は、最初に発見したアプリケーションを選択するが、次候補選択機能を指定することにより、既に検索対象となったアプリケーションを除外して検索することが可能である。
以上のように、制御部11は、アプリケーション選択命令をSIMカード18へ送信し、当該アプリケーション選択命令の実行結果を当該SIMカード18から取得し、当該実行結果にアプリケーション識別子が含まれている場合、当該アプリケーション識別子をアプリケーション識別子候補リストに記録する処理を、上記実行結果に含まれなくなるまで繰り返し実行する。
そして、アプリケーション選択命令の実行結果にアプリケーション識別子が含まれていない場合(アプリケーション選択命令の実行結果の応答がない場合でもよい)、当該決済用アプリケーションの選択が成功しないと判定され(ステップS4:NO)、ステップS7へ進む。ステップS7では、制御部11は、変数であるユニーク識別情報(ユニーク識別子)を“0”に設定する。次いで、制御部11は、決済ブランド登録情報及び決済手段情報と、上記ユニーク識別情報とにより構成される仮のアプリケーション識別子を生成する(ステップS8)。
次いで、制御部11は、生成した仮のアプリケーション識別子がアプリケーション識別子候補リストに記録されているか否かを判定する(ステップS9)。制御部11は、仮のアプリケーション識別子がアプリケーション識別子候補リストに記録されていると判定した場合(ステップS9:YES)、ユニーク識別情報に“1”を加算し(ステップS10)、ステップS8に戻り、新たな仮のアプリケーション識別子を生成する。つまり、この場合、制御部11は、仮のアプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報を変更して新たな仮のアプリケーション識別子を生成する。そして、制御部11は、生成した仮のアプリケーション識別子がアプリケーション識別子候補リストに記録されていないと判定した場合(ステップS9:NO)、仮のアプリケーション識別子を、SIMカード18にインストールされる決済用アプリケーションのアプリケーション識別子として決定し(ステップS11)、図4に示す処理を終了する。こうして、アプリケーション識別子候補リストに記録されているアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子が、SIMカード18にインストールされる決済用アプリケーションのアプリケーション識別子として生成されることになる。
以上のように、制御部11は、仮のアプリケーション識別子を生成し、当該仮のアプリケーション識別子がアプリケーション識別子候補リストに記録されているか否かを判定し、当該アプリケーション識別子候補リストに記録されていると判定した場合、仮のアプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報を変更して新たな仮のアプリケーション識別子を生成する。そして、制御部11は、当該新たな仮のアプリケーション識別子がアプリケーション識別子候補リストに記録されているか否かを判定するという一連の処理を、仮のアプリケーション識別子がアプリケーション識別子候補リストに記録されていないと判定するまで繰り返し実行し、アプリケーション識別子候補リストに記録されていないと判定した仮のアプリケーション識別子を、SIMカード18にインストールされる決済用アプリケーションのアプリケーション識別子として生成する。
そして、制御部11は、アプリケーション識別子生成処理によりアプリケーション識別子を生成すると、UIアプリケーションにしたがって、上記生成したアプリケーション識別子を、上述した決済用アプリケーションをSIMカード18にインストールするためのリクエストに付加し、当該リクエストをTSM3へ送信する。TSM3は、携帯端末1から、当該リクエストを受信すると、リクエストに付加されたアプリケーション識別子を使用してインストール命令を作成し、携帯端末1(UIアプリケーション)へ送信する。そして、携帯端末1の制御部11は、TSM3からインストール命令を受信すると、UIアプリケーションにしたがって、これをSIMカード18へ送信する。これにより、SIMカード18のCPU181は、受信したインストール命令に応じて、アプリケーション識別子生成処理により生成されたアプリケーション識別子が付与された決済用アプリケーションをインストールする。
以上説明したように、上記実施形態によれば、携帯端末1は、アプリケーション選択命令をSIMカード18へ送信し、当該アプリケーション選択命令の実行結果をSIMカード18から取得し、当該実行結果にアプリケーション識別子が含まれている場合、当該アプリケーション識別子をアプリケーション識別子候補リストに記録する処理を、上記実行結果に含まれなくなるまで繰り返し実行する。そして、携帯端末1は、アプリケーション識別子候補リストに記録されているアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子を、SIMカード18にインストールされる決済用アプリケーションのアプリケーション識別子として生成するように構成したので、アプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報のサイズを最適化し、かつ、SIMカード18にインストールされた決済用アプリケーションを管理するTSM3等の負荷を軽減することができる。携帯端末1を使用した信用決済サービスにおける決済用アプリケーションのアプリケーション識別子のサイズが最適化されることにより、決済時に交換されるデータ量が最適化され、決済処理に要する時間を短縮することが可能になる。また、TSM3は、これまで必要としていたアプリケーション識別子の記録及び管理のためのリソースを開放することが可能になる。また、上述したステップS8〜S10における一連の処理において、仮のアプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報が示す値を1ずつ加算するように構成することで、アプリケーション識別子のデータ量を極力小さくすることができる。
なお、上記実施形態においては、決済用アプリケーションのインストールに対して本発明を適用した例について説明したが、決済用アプリケーション以外のアプリケーションに対しても本発明は適用可能である。
1 携帯端末
2 UIアプリ提供サーバ
3 TSM
11 制御部
12 記憶部
13 無線通信部
14 表示部
15 入力部
16 ICカードインタフェース
17 バス
18 SIMカード
19 CLF
181 CPU
182 ROM
183 不揮発性メモリ
184 RAM
185 I/O回路
C ICチップ

Claims (7)

  1. ICチップにインストールされるアプリケーションのアプリケーション識別子を生成する識別子生成装置であって、
    アプリケーション選択命令を前記ICチップへ送信し、当該アプリケーション選択命令の実行結果を当該ICチップから取得し、当該実行結果に前記アプリケーション識別子が含まれている場合、当該アプリケーション識別子をリストに記録する処理を、前記実行結果に含まれなくなるまで繰り返し実行するアプリケーション確認手段と、
    前記リストに記録されているアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子を、前記ICチップにインストールされる前記アプリケーションのアプリケーション識別子として生成する識別子生成手段と、
    を備えることを特徴とする識別子生成装置。
  2. 前記識別子生成手段は、仮のアプリケーション識別子を生成し、当該仮のアプリケーション識別子が前記リストに記録されているか否かを判定し、前記リストに記録されていると判定した場合、前記仮のアプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報を変更して新たな仮のアプリケーション識別子を生成し、当該新たな仮のアプリケーション識別子が前記リストに記録されているか否かを判定するという一連の処理を、前記仮のアプリケーション識別子が前記リストに記録されていないと判定するまで繰り返し実行し、前記リストに記録されていないと判定した前記仮のアプリケーション識別子を、前記ICチップにインストールされる前記アプリケーションのアプリケーション識別子として生成することを特徴とする請求項1に記載の識別子生成装置。
  3. 前記アプリケーションは、決済用アプリケーションであり、
    前記アプリケーション識別子は、決済ブランド登録情報、決済手段情報、及びユニーク識別情報の連結によって構成されることを特徴とする請求項2に記載の識別子生成装置。
  4. 前記アプリケーション選択命令には、少なくとも、ユーザにより指定された決済ブランド登録情報が付加されており、
    前記アプリケーション確認手段は、前記付加された決済ブランド登録情報を含む前記アプリケーション識別子を前記リストに記録することを特徴とする請求項2または3に記載の識別子生成装置。
  5. 前記識別子生成手段は、前記一連の処理において、前記仮のアプリケーション識別子に含まれるユニーク識別情報が示す値を1ずつ加算することを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の識別子生成装置。
  6. ICチップにインストールされるアプリケーションのアプリケーション識別子を生成する識別子生成装置により実行される識別子生成方法であって、
    アプリケーション選択命令を前記ICチップへ送信し、当該アプリケーション選択命令の実行結果を当該ICチップから取得し、当該実行結果に前記アプリケーション識別子が含まれている場合、当該アプリケーション識別子をリストに記録する処理を、前記実行結果に含まれなくなるまで繰り返し実行するステップと、
    前記リストに記録されているアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子を、前記ICチップにインストールされる前記アプリケーションのアプリケーション識別子として生成するステップと、
    を含むことを特徴とする識別子生成方法。
  7. ICチップにインストールされるアプリケーションのアプリケーション識別子を生成するコンピュータを、
    アプリケーション選択命令を前記ICチップへ送信し、当該アプリケーション選択命令の実行結果を当該ICチップから取得し、当該実行結果に前記アプリケーション識別子が含まれている場合、当該アプリケーション識別子をリストに記録する処理を、前記実行結果に含まれなくなるまで繰り返し実行するアプリケーション確認手段、及び
    前記リストに記録されているアプリケーション識別子と重複しないアプリケーション識別子を、前記ICチップにインストールされる前記アプリケーションのアプリケーション識別子として生成する識別子生成手段として機能させることを特徴とする識別子生成プログラム。
JP2013149679A 2013-07-18 2013-07-18 識別子生成装置、識別子生成方法、及び識別子生成プログラム Active JP6123539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013149679A JP6123539B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 識別子生成装置、識別子生成方法、及び識別子生成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013149679A JP6123539B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 識別子生成装置、識別子生成方法、及び識別子生成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015022486A JP2015022486A (ja) 2015-02-02
JP6123539B2 true JP6123539B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=52486888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013149679A Active JP6123539B2 (ja) 2013-07-18 2013-07-18 識別子生成装置、識別子生成方法、及び識別子生成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6123539B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11200557B2 (en) 2018-06-01 2021-12-14 Apple Inc. Scalable wireless transaction system

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3911153B2 (ja) * 2001-11-27 2007-05-09 大日本印刷株式会社 マルチアプリケーションicカード及びその書き込み方法
JP4303768B2 (ja) * 2007-12-28 2009-07-29 富士通株式会社 カード型記憶装置用セキュリティ管理方法,カード型記憶装置およびカード型記憶装置用取引装置
JP4934161B2 (ja) * 2009-03-13 2012-05-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 携帯端末および管理プログラム
JP2011215833A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toshiba Corp 携帯可能電子装置及びicカード
JP2012008611A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Hitachi Ltd Icカード、携帯端末および通信システム
JP5444138B2 (ja) * 2010-06-25 2014-03-19 株式会社東芝 通信システム、通信方法及び携帯可能電子装置
US8352749B2 (en) * 2010-12-17 2013-01-08 Google Inc. Local trusted services manager for a contactless smart card
JP2012133656A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Toshiba Corp 携帯可能電子装置及びicカード
CN103139182B (zh) * 2011-12-01 2016-04-06 北大方正集团有限公司 一种允许用户访问的方法、客户端、服务器以及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015022486A (ja) 2015-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3133852B1 (en) Nfc device with multiple secure elements
JP5758120B2 (ja) 携帯電子機器を使用して物理チャネルからのアプリケーションコマンドを処理する方法および対応する機器およびシステム
CN105472546A (zh) 近场通信方法及移动终端
CN106559388B (zh) 绑定设备的方法和装置
JP5337254B2 (ja) トークンから又はトークンを介して1つのアプリケーション又はアプリケーションのセットにアクセスする方法及び対応するトークンとシステム
CN111581994A (zh) 近场通信nfc通信方法、装置及电子设备
JP2012064048A (ja) 携帯可能電子装置、非接触icカード、および携帯可能電子装置のコマンド処理方法
JP2019153310A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
CN101610475B (zh) 业务菜单处理方法及移动终端
CN108038688B (zh) 一种风险控制的实现方法及终端
JP6123539B2 (ja) 識別子生成装置、識別子生成方法、及び識別子生成プログラム
EP3493134A1 (en) Electronic device and method for processing remote payment
JP6260344B2 (ja) 識別子決定装置、識別子決定方法、及び識別子決定プログラム
JP5799754B2 (ja) Icチップ、icチップにおける処理方法、icチップ用処理プログラム、icカード、及び携帯端末
JP2021117973A (ja) 携帯端末および通信システム
JP5724701B2 (ja) Icチップ、icチップにおける処理方法、icチップ用処理プログラム、及び携帯端末
JP2015125627A (ja) Icカードおよび携帯可能電子装置
JP6948021B2 (ja) 電子情報記憶媒体、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP6323268B2 (ja) リモート発行システム
JP2017142655A (ja) 電子情報記憶媒体、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2018022228A (ja) 電子情報記憶媒体、判定方法、及び判定プログラム
JP6933446B2 (ja) 電子情報記憶媒体、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP6819201B2 (ja) 電子情報記憶媒体、icカード、設定情報送信方法、及び設定情報送信プログラム
JP2017021443A (ja) 電子情報記憶媒体、情報処理方法及び代表アプリケーション
CN118194888A (zh) 刷卡控制方法、刷卡方法、卡终端设备及nfc读卡器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6123539

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150