JP2007050511A - 工作機械における摺動体の案内機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 固定ベース26に固着した左右一対の水平ガイド板20、20と直線ガイド板22に沿って砥石台10を水平面内で直線移動自在に設ける。電磁コイルユニット41と永久磁石板ユニット42との対向面位置である推進力作用点が水平ガイド板20、20と同一高さになるようにリニアモータを砥石台10の下面と固定ベースの上面との間に配置する。軽量化と高剛性を両立するため、砥石台の内部には中央部の逆台形空間11Vとこの両隣りの三角形空間11T、11Tを形成するようにリブ11R、11Rを配置し、挟み板21、21を固着する脚部11K、11Kを三角形空間形成部分に支持する。逆台形空間形成部分により三角形空間形成部分の頂部が互いに内側に偏奇することを防止し、脚部11K、11Kが外方に開かないようにする。
【選択図】 図2
Description
(1)砥石軸受部直下の静圧案内面に質量が集中することを避け、砥石軸受部の直下を含む全長に亘って砥石台が均一な力で固定案内面に案内されること。
(2)砥石台の下面にその進退方向に配置する全ての静圧ポケットの諸元を均一にでき、これにより静圧ポケットへの給油機構を簡単な構成にできること。
(3)砥石台下部に長手方向に配置して取り付けられるリニアモータコイルを保守点検のために容易に砥石台から取り外しできること。
本発明の別の目的は、上述したような技術的要求(1)〜(3)の少なくとも1を満足する研削盤の砥石台のための案内機構を提供することにある。
リニアモータが摺動体を進退駆動する推進力は、水平ガイド部材が摺動体を案内する高さ位置において摺動体に作用するので、摺動体にピッチング運動を生じるモーメントが生起されず、この結果摺動体が水平ガイド部材に沿って円滑に進退される。
保守点検或いは交換の際に、電磁コイルユニットが摺動体の下面への固着状態から解放されるとき、電磁コイルユニットは受部材上に仮置き状態となり、磁石ユニットへ密着されない。この仮置き状態において、電磁コイルユニットを摺動体の端部から受部材上を摺動させながら引き出すことにより、摺動体をベースから取り外す作業を行わずに電磁コイルユニットはこれら摺動体とベースの組付を維持した状態で取り出される。これにより、電磁コイルユニットの保守点検又は交換作業が容易になる。
工具支持ユニットが取り付けられる摺動体の前部領域では磁気吸引力が発生しないので、摺動体の案内面に作用する負荷はこの前部領域内の任意の位置とこの前部領域以外の領域内の任意の位置とでほぼ均等になり、この前部領域内の案内面がこの領域外の案内面と比較して偏摩耗することが防止される。
摺動体の幅方向中央下面に固着した電磁コイルユニットとベースに固着した永久磁石ユニットとの間に発生する磁気吸引力により摺動体がベース側に押しつけられるとき、前記一対の脚部の下端側が外方に開こうとする。この脚部を支持する三角形空間を形成する部分の上端部は前記逆台形空間を形成する部分により内側に揺動偏奇することから阻止され、これにより前記脚部の開き方向変形が防止される。
摺動体は挟み部材と協働して前記水平ガイド板をこれらの内側から挟み込む形態にて水平ガイド板により水平方向に案内され、前記一対の挟み部材により直線ガイド部材の両側面を挟み込む形態にてこの直線ガイド部材により直線案内される。水平ガイド板の上下案内面を挟み込む形態で摺動体が水平案内されるので、摺動体はそれに不規則変動する負荷が作用するときでも、水平姿勢が確実に保持される。
摺動体は1つの水平面において水平及び直線案内されると共に駆動され、これにより摺動体はピッチングやヨーイングを誘発するモーメントを受けずに円滑に進退される。
図1〜図4は、本発明を研削盤の砥石台案内機構として適用した第1の実施の形態を示す。図1において、摺動体としての砥石台10は、本体部11と、この本体部11の前部に形成されたL字形取付面11D上に着座してボルト12により固着された砥石軸受ユニット13からなる。ユニット13は、砥石台10の進退方向と直交する水平な軸線上で砥石軸14を回転自在に支持している。砥石軸14は、図1における奥側の一端において図略の砥石駆動モータの出力軸に結合され、手前側の他端において砥石車Gを固着している。
砥石台10が前進した図1の状態では、図略の主軸台及び心押台からなる工作物支持装置により砥石軸14と平行な水平軸上で回転されるようにセンタ支持された工作物であるカムシャフト上のカムWを砥石車Gが研削加工している。
なお、静圧ポケット27、29及び31へ圧油を供給するため、固定部に設置した図略の油圧源と砥石台本体11との間に図略のフレキシブル管が接続され、砥石台本体11及び挟み板21、21内にはフレキシブル管から各ポケットに開口する絞り穴まで圧油を導く通路が形成されている。
永久磁石板ユニット42は、砥石台10が図1で実線で示す前進位置及び鎖線で示す後退位置の何れに位置する場合でもコイルユニット41とこのユニットの長手方向の全長に亘って対面するように固定ベース26のほぼ全長に亘って直線ガイド板22の上面に敷設されている。コイルユニット41の下面と永久磁石板ユニット32の上面との間には所定の間隔が保たれている。
本発明の別の特徴として、図4において一部拡大して示すように、永久磁石板ユニット42の左右両側には、受部材45、45が設けられている。この受部材45、45は、ボルト43を緩めてコイルユニット41が砥石台本体11の下面との固着状態から解かれたとき、コイルユニット41の下面が磁石板ユニット42の上面に密着されないようにコイルユニット41の両端を仮受する役目をする。このため、受部材45、45とコイルユニット41との間の隙間C1がコイルユニット41と磁石板ユニット42の対接面間の隙間C2よりも狭くなるように受部材45、45の高さ位置が決めれている。
また、上述した各実施の態様における水平案内機構は、一対の水平ガイド板20、20の内側からこれらガイド板の上下面を挟む構造としているが、ガイド板を外側から抱きかかえるような構造としてもよく、或いはガイド板の上下面を挟む構造とはせずに挟み板21、21を取り除いても良い。
また、隔壁11Mは必ずしも必要でなく、この隔壁11Mを除去した場合は一対のリブ11R、11Rが前後壁11F、11Bの間で砥石台本体11を貫くようにしてもよい。
Claims (6)
- ベース上に平行に離間した一対の水平ガイド部材を設け、摺動体をこのガイド部材に沿って進退自在に案内し、リニアモータの電磁コイルユニット及び永久磁石板ユニットの一方を前記摺動体の下面に固着すると共に他方を前記ベースの上面に固着した工作機械における摺動体の案内機構において、前記水平ガイド部材の案内高さ位置と前記電磁コイルユニットと前記磁石板ユニットとの対向部の高さ位置とを同一高さとしたことを特徴とする工作機械における摺動体の案内装置。
- ベース上に平行に離間した一対の水平ガイド部材を設け、摺動体をこのガイド部材に沿って進退自在に案内し、リニアモータの電磁コイルユニットを前記摺動体の下面に固着すると共に前記リニアモータの永久磁石板ユニットを前記ベースの上面に固着した工作機械における摺動体の案内機構において、前記電磁コイルユニットを前記摺動体の下面に着脱可能に固着するために前記摺動体の上面側から操作可能な固着手段を設け、前記固着手段を前記摺動体の上面側から緩め操作することにより前記電磁コイルユニットが前記摺動体の下面への固着から解放されるとき前記電磁コイルユニットを仮受けする受部材を前記永久磁石板ユニットの両側に設けたことを特徴とする工作機械における摺動体の案内装置。
- ベース上に平行に離間した一対の水平ガイド部材を設け、前部に工具支持ユニットを取り付けた摺動体をこのガイド部材に沿って進退自在に案内し、リニアモータの電磁コイルユニットを前記摺動体の下面に固着すると共に前記リニアモータの永久磁石板ユニットを前記ベースの上面に固着した工作機械における摺動体の案内機構において、前記水平ガイド部材に案内される前記摺動体の案内面はこの摺動体の全長に亘って形成するが、前記電磁コイルユニットは前記工具支持ユニットの直下の領域を除いて前記摺動体の長手方向全長に亘って設けたことを特徴とする工作機械における摺動体の案内装置。
- ベース上に平行に離間した一対の水平ガイド部材を設け、摺動体をこの水平ガイド部材に沿って進退自在に案内し、リニアモータの電磁コイルユニットを前記摺動体の下面に固着すると共に前記リニアモータの永久磁石板ユニットを前記ベースの上面に固着した工作機械における摺動体の案内機構において、前記摺動体には幅方向断面の中央に概ね逆台形空間とこの逆台形空間の両側に三角形空間を形成するため上方に向かうにつれて外方へ開く一対のリブを前記摺動体の長手方向に配置し、前記一対の水平ガイド部材の内側面と対面する一対の脚部を前記摺動体の前記三角形空間を形成する部分から垂下したことを特徴とする工作機械における摺動体の案内装置。
- 前記一対の脚部には前記一対の水平ガイド部材の下向き案内面上を摺動する一対の挟み部材を設け、この一対の挟み部材の内側面を案内する一対の直線ガイド部材を前記ベースに固定して設けたことを特徴とする請求項4記載の工作機械における摺動体の案内機構。
- 前記一対の脚部の外側面を前記一対の水平ガイド部材の内側面に案内し、前記水平ガイド部材が前記摺動体を水平方向に案内する水平案内部の高さ位置と前記水平ガイド部材が前記摺動体を直進方向に案内する直進案内部の高さ位置と前記電磁コイルと前記磁石板ユニットとの対向部の高さ位置とを同一高さとしたことを特徴とする請求項4記載の工作機械における摺動体の案内装置。
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