JP2007046820A - ホットアンドコールドショーケース - Google Patents

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隆幸 矢野
Kazuyuki Yamaguchi
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Abstract

【課題】ホットアンドコールド運転時の冷却運転を適正に行えるようにする。
【解決手段】商品陳列室1を上部のホット室1Aと下部のコールド室1Bとに分ける着脱可能な中間ダクト9を有し、ダンパ10の操作により中間ダクト9の一端から商品陳列室1の周囲を循環する冷気を取り込んで他端から吹き出し、ホット室1Aへの冷気の流入を遮断してコールド室1Bのみを冷却するように構成され、商品棚2のヒータの通電制御及びダンパ10の操作に応じて、商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転とホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、ホットアンドコールド運転時にはオールコールド運転時よりも冷気の循環風量を減らすようにファン3の回転数を制御するとともに、その際、ヒータが通電される商品棚2の棚数に基づいて循環風量を変える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ホット商品とコールド商品とを同時に陳列できるホットアンドコールドショーケースに関する。
複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける中間ダクトを有し、この中間ダクトのダンパ操作と上部ホット室の商品棚に設けられたヒータの通電制御とにより、商品陳列室全体が冷却されるオールコールド運転と、ホット室が加温されコールド室が冷却されるホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースが知られており、このようなショーケースについては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されている。
特開平7−103643号公報 特開2002−168554号公報
ところで、上記したホットアンドコールドショーケースの冷却負荷は、コールド室のみが冷却されるホットアンドコールド運転では、商品陳列室全体が冷却されるオールコールド運転よりも小さく、またホットアンドコールド運転においても、例えば5段の商品棚の上部1段のみを加温して下部4段を冷却する場合と上部4段を加温して下部1段のみを冷却する場合とでは、後者の方が冷却負荷が小さくなる。ところが、従来のショーケースはこれらの運転モードに関係なく、オールコールド運転に対応して定めた設定温度、冷気循環風量、冷媒循環量で一律に冷却運転を行っている。そのため、ホットアンドコールド運転では、商品が冷え過ぎる、冷凍機の起動・停止回数が多くなる、などの問題があり、また冷気の循環経路が短くなるため吹出し風速が早くなり、外気の巻き込みや漏れ冷気が増え、着霜や結露が多くなるという問題があった。
一方、通常のコールド専用ショーケースにおいては、循環冷気の温度を検知する温調センサは通風路天井部の冷気吹出口付近に設置され、この温調センサからの温度信号により冷気温度を制御している。しかし、ホットアンドコールドショーケースにおいては、ホットアンドコールド運転時に中間ダクトのダンパにより通風路天井部への冷気の移動が遮断されるため、通常のショーケースのように通風路天井部に温調センサを設置することができず、中間ダクトの空気取込口よりも下方に位置する冷却器出口付近に設置している。ところが、オールコールド運転時には、冷却器出口付近の温度センサから通風路天井部の吹出口までの距離が長くなるため、冷却器出口付近の温度センサで温度制御した冷気は通風路天井部の吹出口に達するまでに温度が変化し、庫内温度が不安定になるという問題があった。
この発明は、上記した問題に対処し、ホットアンドコールドショーケースにおける冷却運転をより適正に行えるようにすることにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、ヒータを内蔵した複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、前記商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける着脱可能な中間ダクトを有し、この中間ダクトはダンパの操作により前記通風路の冷気を一端から取り込んで他端から吹き出し、前記ホット室への冷気の流入を遮断して前記コールド室のみを冷却するように構成され、前記ヒータの通電制御及び前記ダンパの操作に応じて、前記商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転と前記ホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、前記ホットアンドコールド運転時には前記オールコールド運転時よりも冷気の循環風量を減らすように前記ファンの回転数を制御するとともに、その際、前記ヒータが通電される前記商品棚の棚数に基づいて前記循環風量を変える制御手段を設けるものとする。
請求項1の発明は、ホットアンドコールド運転時にはオールコールド運転時よりも冷気の循環風量を減らすもので、これにより風速を抑えて外気の巻き込み等の不都合を防止することができる。しかも、ヒータに通電する商品棚の棚数、つまり残余となるコールド室の棚数(コールド室の容積)に基づいてきめ細かく循環風量を変えるので、中間ダクトの装着位置に関わらず常に適正な風速を得ることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は運転モード切換スイッチからの運転モード信号を入力して前記運転モードを認識するとともに、前記ヒータの通電回路に挿入された操作スイッチのオン・オフ信号を入力して前記ヒータが通電される前記商品棚の棚数を認識するようにするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記商品棚別に前記中間ダクトの装着位置を検知する中間ダクト検知スイッチを設け、前記制御手段は前記中間ダクト検知スイッチのオン・オフ信号を入力して、前記運転モード及び前記ヒータが通電される前記商品棚の棚数を認識するようにするものである。
更に、上記課題を解決するために、請求項4の発明は、ヒータを内蔵した複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、前記商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける着脱可能な中間ダクトを有し、この中間ダクトはダンパの操作により前記通風路の冷気を一端から取り込んで他端から吹き出し、前記ホット室への冷気の流入を遮断して前記コールド室のみを冷却するように構成され、前記ヒータの通電制御及び前記ダンパの操作に応じて、前記商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転と前記ホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、前記ホットアンドコールド運転時には前記オールコールド運転時よりも高い設定温度で前記通風路を循環する冷気の温度を制御する制御手段を設けるものとする
請求項4の発明は、冷却負荷の小さいホットアンドコールド運転時にはオールコールド運転時よりも設定温度を高くして循環冷気の温度制御を行うもので、これにより商品を冷やし過ぎることなく適正に冷却することができる。
更に、上記課題を解決するために、請求項5の発明は、ヒータを内蔵した複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、前記商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける着脱可能な中間ダクトを有し、この中間ダクトはダンパの操作により前記通風路の冷気を一端から取り込んで他端から吹き出し、前記ホット室への冷気の流入を遮断して前記コールド室のみを冷却するように構成され、前記ヒータの通電制御及び前記ダンパの操作に応じて、前記商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転と前記ホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、前記冷気の温度を検知する温度センサを前記冷却器の冷気出口付近と、前記通風路天井部の冷気吹出口付近の2箇所に設置し、前記ホットアンドコールド運転時には前記冷却器出口付近の温度センサを用いて制御を行い、前記オールコールド運転時には前記吹出口付近の温度センサを用いて制御を行う制御手段を設けるものとする。
請求項5の発明は、温調センサを2個設けてホットアンドコールド運転とオールコールド運転とで温調センサを使い分けるもので、オールコールド運転時には通風路天井部の冷気吹出口付近の温調センサを用いることにより、温調センサから冷気吹出口までの距離を短縮し、冷気吹出口から吹き出す冷気の温度を安定させることができる。
更に、上記課題を解決するために、請求項6の発明は、ヒータを内蔵した複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、前記商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける着脱可能な中間ダクトを有し、この中間ダクトはダンパの操作により前記通風路の冷気を一端から取り込んで他端から吹き出し、前記ホット室への冷気の流入を遮断して前記コールド室のみを冷却するように構成され、前記ヒータの通電制御及び前記ダンパの操作に応じて、前記商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転と前記ホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、ホットアンドコールド運転時にはオールコールド運転時よりも前記冷却器に供給する冷媒の量を減らす制御手段を設けるものとする。
請求項6の発明は、冷却負荷の小さいホットアンドコールド運転では、オールコールド運転よりも冷却器に供給する冷媒の量を減らすもので、これにより冷媒の蒸発温度を適正にして冷え過ぎを防止するとともに冷凍効率を高めることができる。
上記の通り、この発明によれば、冷却負荷の小さいホットアンドコールド運転時においては、オールコールド運転時よりも循環冷気の設定温度を高くし、冷気循環風量あるいは冷媒供給量を減らし、更にはオールコールド運転時にはホットアンドコールド運転時と異なる温調センサを用いて循環冷気の温度制御を行うことにより、運転モードに関わらず適正な冷却が可能となり、また高い冷凍効率が得られるようになる。
以下、図1〜図8に基づいて、この発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2はホットアンドコールドオープンショーケースの縦断面図で、図1はホットアンドコールド運転時を示し、図2はオールコールド運転時を示している。図1及び図2において、前面が開口した商品陳列室1には商品棚2が多段(図示は6段)に設置され、商品陳列室1の周囲にはファン3の運転により、図2に矢印で示すように冷却器4を通して冷気を循環させる通風路5が形成されている。図2において、冷却器4を出た冷気は冷気吹出口6から吹き出されて商品陳列室1の開口面にエアカーテン7を形成した後、再び冷気吸込口8から吸い込まれる循環をして商品陳列室1を冷却する。各商品棚2には図示しないがヒータが内蔵され、このヒータの通電により棚上の図示しない商品が加温される。冷却器4には図示しない冷凍機回路から、電磁弁を介して冷媒が供給される。
商品陳列室1には、庫内を上部のホット室1Aと下部のコールド室1Bとに分ける中間ダクト9が着脱可能に設けられている。図示の場合、中間ダクト9は商品棚2の棚板を支えるブラケットに着脱自在に嵌め込まれるようになっており、上3段のいずれかの商品棚2に装着される。中間ダクト9は一端(図1の左端)から他端(同じく右端)に至る通風ダクトを形成し、左端には手動操作により水平に出し入れされる塞ぎ板からなるダンパ10が設けられ、右端には冷気吹出口11が設けられている。
図1に示すようにダンパ10が引き出し操作されると、冷気はホット室1Aへの流入が遮断されて中間ダクト9の左端から取り込まれ、右端の冷気吹出口11から吹き出される。これにより、コールド室1Bのみが冷却される一方、ホット室1Aは上3段の商品棚2のヒータに通電されることにより加温される(ホットアンドコールド運転)。図1において、中間ダクト9は上から3段目の商品棚2に装着されているが、2段目に装着されれば上2段のヒータに通電され、1段目に装着されれば上1段のヒータに通電されることになる。すなわち、中間ダクト9の装着位置によりホット室1Aとコールド室1Bの容積割合が変化する。なお、図1のショーケースでは中間ダクト9の最下位置は上から3段目までで、冷却器4より低くなる4段目以下には装着されない。
一方、図2に示すようにダンパ10が引き入れ操作されると、冷気は通常のコールド専用ショーケースと同じように、通風路5の天井部を通って冷気吹出口6から吹き出され、商品陳列室1の全体が冷却される(オールコールド運転)。なお、図示ショーケースは商品棚2の6段全部にヒータが設けられており、ファン3及び冷却器4の運転が停止され、全棚のヒータに通電されることにより、商品陳列室1の全体が加温される(オールホット運転)。
ホットアンドコールド運転時及びオールコールド運転時の循環冷気の温度制御は、温調センサからの冷気温度の検知信号に基づいて行われるが、この温調センサは図1に示すように、通風路5内における冷却器4の冷気出口付近(温調センサ12)と、通風路天井部の冷気吹出口付近(温調センサ13)の2箇所に設置されている。そして、後述するようにホットアンドコールド運転時には冷却器出口付近の温調センサ12を用いて制御が行われ、オールコールド運転時には吹出口付近の温調センサ13を用いて制御が行われる。
図3は、図1のショーケースの制御ブロック図である。図3において、ホットアンドコールド、オールコールド及びオールホットの運転モードは、運転モード切換スイッチ14の操作により切り換えられる。コントローラ15は運転モード切換スイッチ14からの運転モード信号により、ホットアンドコールド運転時には、電磁弁出力部16を介して電磁弁17を開くとともに、モータ運転出力部18を介してファン3のファンモータ19を回転させ、また加温電源出力部20を介して商品棚2のヒータ21に通電する。
ここで、コントローラ15には循環冷気の設定温度として、オールコールド運転用の設定値と、これよりも例えば3〜4℃高いホットアンドコールド運転用の設定値とが設定入力されている。また、ファンモータ19には直流モータが用いられるとともに、このファンモータ19の設定回転数として、オールコールド運転用の設定値と、これよりも低いホットアンドコールド運転用の設定値とが設定入力されている。このホットアンドコールド運転用設定値は、ヒータに通電されるホット室1Aの商品棚2の棚数、換言すればコールド室1Bの棚数別に定められ、例えばオールコールド運転時が1500回転/分とすれば、ヒータ通電が上1段で1400回転/分、同じく上2段で1300回転/分、同じく上3段で1200回転/分に定められている。
図4は、図3の制御ブロック図の要部を示すシーケンス図である。以下、図4に基づいて図1のショーケースの運転制御について説明する。図4において、運転モード切換スイッチ14はホットアンドコールド運転位置にあり、加温電源出力部20はヒータ21に給電している。また、運転モード検知用リレー22が付勢され、その常開接点x2がオンしている。この接点x2のオンにより、コントローラ15は運転モードをホットアンドコールド運転として認識する。一方、各ヒータ21の通電回路には、個別に手動開閉される操作スイッチ23がそれぞれ挿入され、図示の場合、操作スイッチ23は上3段(ホット室1A)の商品棚2がオンされ、下3段(コールド室1B)の商品棚2はオフされている。コントローラ15は操作スイッチ23のオン・オフ信号から、ヒータ21が通電される棚数(図示は3段)を認識する。
コントローラ15は上記した運転モード及びヒータ通電棚数からモータ運転出力部18を制御し、ファンモータ19を例えば上記した1200回転/分で回転させる。また、電磁弁17は温調接点24を介してオン・オフされるが、コントローラ15は冷却器出口付近の温調センサ12からの温度信号と、オールコールド運転時よりも高いホットアンドコールド運転用の設定温度とに基づいて温調接点24をオン・オフ制御する。これにより、冷却負荷の小さいコールド室1Bは、オールコールド運転時よりも高い設定温度で循環冷気温度が制御され、商品の冷え過ぎが防止される。また、コールド室1Bを循環する冷気の風量はオールコールド運転時より少なく、風速が早くなり過ぎることによる外気の巻き込みや漏れ冷気の増加が抑えられる。なお、通電されたヒータ21は、ヒータ温調接点25を介して所定の設定温度でオン・オフ制御される。
次に、図4において、運転モード切換スイッチ14がオールコールド運転位置に切り換えられると、加温電源出力部20が遮断されるとともに接点x2がオフし、コントローラ15はオールコールド運転であると認識する。そこで、コントローラ15はファンモータ19を例えば上記した1500回転/分で回転させる。また、通風路天井部の冷気吹出口付近の温調センサ13からの温度信号と、オールコールド運転用の温度設定値とに基づいて電磁弁通電回路の温調接点24をオン・オフ制御する。これにより、冷却負荷の大きいオールコールド運転時において、ホットアンドコールド運転時より低い設定温度と充分な循環風量とにより適正な冷却が行われる。更に、温調センサ13から冷気吹出口6(図2)までの距離が短いので、冷気吹出口6から吹き出される冷気温度は通常のコールド専用ショーケースと同様に安定する。
更に、図4において、運転モード切換スイッチ14がオールホット運転位置に切り換えられると、加温電源出力部20が投入される一方、運転モード検知用リレー26が付勢され、その常閉接点x1がオフする。この接点x1のオフにより電磁弁出力部16が遮断され、電磁弁17は閉状態に保持されるとともに、モータ運転出力部18が遮断されてファンモータ19は停止状態となる。また、ヒータ21の操作スイッチ23は予め全棚がオンされており、全棚のヒータ21に通電されて商品陳列室1の全体が加温される。
上述した実施例1によれば、冷却負荷がオールコールド運転時よりも小さいホットアンドコールド運転時には、ヒータ21に通電される商品棚2の棚数、つまりコールド室1Bの棚数に基づいてファンモータ19の回転数が変えられるため、冷気循環経路の長さに応じて冷気循環風量がきめ細かく調整され、風速が過大になることによる外気の巻き込みや結露、着霜が抑えられる。また、ホットアンドコールド運転時にはオールコールド運転時よりも高い設定温度で冷気温度が制御されるため、冷え過ぎにより商品が凍結する等の不具合が生じない。
図5はショーケースの要部縦断面図、図6は制御回路のシーケンス図で、図5(A)及び図6はホットアンドコールド運転時を示し、図5(B)オールコールド運転時を示している。実施例2は実施例1の運転モード検知用リレー22(図4)に代えて、中間ダクトの装着位置を検知する中間ダクト検知スイッチを設けたものである。すなわち、図5において、通風路5の背面壁には、上3段の商品棚2に対応するように、例えば押ボタン式のマイクロスイッチからなる中間ダクト検知スイッチ27がそれぞれ取り付けられている。中間ダクト検知スイッチ27は図5(A)に示すように、中間ダクト9からダンパ10が引き出されると押圧操作され、コントローラ15はその操作信号からヒータ21が通電される棚数(図示は3段)を認識する。中間ダクト検知スイッチ27には、近接スイッチなど他の形式のスイッチが使用可能である。
図6において、運転モード切換スイッチ14はホットアンドコールド運転位置にあり、同時に上から3番目の中間ダクト検知スイッチ27が操作されている。なお、図6においては、図4の操作スイッチ23に代えて、ヒータ制御接点28がヒータ21の通電回路に挿入されている。さて、コントローラ15は中間ダクト検知スイッチ27がオンしており、かつオンしている位置が上から3番目であることから、ホットアンドコールド運転であること、及びヒータ21に通電される商品棚2は上3段であることを認識し、上3段の商品棚2に対応するヒータ制御接点28をオンするとともに、実施例1と同様にファンモータ19を1200回転/分で回転させ、また温調センサ12からの温度信号とオールコールド運転時よりも高いホットアンドコールド運転用の設定温度とに基づき、電磁弁通電回路の温調接点24をオン・オフ制御する。
次に、図6において、オールコールド運転時には、運転モード切換スイッチ14はオールコールド位置に切り換えられ、加温電源出力部20が遮断される一方、図5(B)に示すように中間ダクト検知スイッチ27はすべて不操作状態となる。そこで、コントローラ15はオールコールド運転と認識し、ファンモータ19を例えば上記した1500回転/分で回転させ、また通風路天井部の温調センサ13からの温度信号と、オールコールド運転用の温度設定値とに基づいて電磁弁通電回路の温調接点24をオン・オフ制御する。更に、運転モード切換スイッチ14がオールホット位置に切り換えられると、運転モード検知用リレー26の接点x1がオフし、電磁弁出力部16及びモータ運転出力部18が遮断され、全棚のヒータ21に通電される。実施例2によれば、中間ダクト検知スイッチ27からのオン・オフ信号により、各運転モードでのヒータ通電が制御され、ヒータ通電回路の操作スイッチを手動操作する手間が不要になる。
図7はショーケースの制御ブロック図、図8は図7における冷却器の配管構成図である。この場合、商品陳列室1内の棚数は5段で、通風路5内の冷却器4は最下段の商品棚2よりも低い位置に収められている。中間ダクト9は全5段のいずれの商品棚2にも装着でき、例えば最下段の商品棚2に装着し、コールド室1Bの棚数を1段にすることも可能である。また、図示の場合もヒータ21は全棚に内蔵され、オールホット運転が可能である。一方、図8に示すように、冷却器4には2系統の冷媒回路29(29A及び29B)が互いに並列に設けられ、それぞれに電磁弁17(17A及び9B)、膨張弁30(30A及び30B)が挿入されている。
図7において、ホットアンドコールド、オールコールド及びオールホットの運転モードは、運転モード切換スイッチ14の操作により切り換えられる。コントローラ15は運転モード切換スイッチ14からの運転モード信号により、ホットアンドコールド運転時には、電磁弁出力部16を介して電磁弁17A,17Bを開くとともに、モータ運転出力部18を介してファンモータ19を回転させ、また加温電源出力部20を介して商品棚2のヒータ21に通電する。
ここで、コントローラ15は、オールコールド運転時には冷却器3の2系統の冷媒回路29A,29Bに冷媒を流すものとし、温調センサ13からの温度信号と設定温度とに基づいて、電磁弁17A,17Bを同時にオン・オフ制御する。一方、ホットアンドコールド運転時には冷媒回路29Aにのみ冷媒を流すものとし、電磁弁17Bを閉じた状態で、温調センサ12からの温度信号と設定温度とに基づいて電磁弁17Aのみをオン・オフ制御する。
この実施例3によれば、冷却負荷の小さいホットアンドコールド運転時に、冷却器8の冷媒回路を制限することにより冷媒循環量を抑え、蒸発温度を適正にして冷え過ぎを防ぐとともに冷凍効率を向上させることができる。実施例3においても、オールコールド運転とホットアンドコールド運転とにより、循環冷気の設定温度やファンモータ19の回転数を変える制御を組み合わせ、循環冷気の温度や風量を運転モードに応じてより適正にすることが可能である。
この発明の実施例1を示すショーケースのホットアンドコールド運転時の縦断面図である。 図1のショーケースのオールコールド運転時を示す図である。 図1のショーケースの制御ブロック図である。 図3の制御ブロック図の要部のシーケンス図である。 この発明の実施例2を示すショーケース縦断面図で、(A)はホットアンドコールド運転時、(B)はオールコールド運転時を示す。 図5のショーケースにおける制御回路のシーケンス図である。 この発明の実施例3を示すショーケースの制御ブロック図である。 図7のショーケースにおける冷却器の冷媒回路図である。
符号の説明
1 商品陳列室
2 商品棚
3 ファン
4 冷却器
5 通風路
9 中間ダクト
10 ダンパ
12 温調センサ
13 温調センサ
14 運転モード切換スイッチ
15 コントローラ
21 ヒータ
27 中間ダクト検知スイッチ

Claims (6)

  1. ヒータを内蔵した複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、前記商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける着脱可能な中間ダクトを有し、この中間ダクトはダンパの操作により前記通風路の冷気を一端から取り込んで他端から吹き出し、前記ホット室への冷気の流入を遮断して前記コールド室のみを冷却するように構成され、前記ヒータの通電制御及び前記ダンパの操作に応じて、前記商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転と前記ホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、
    前記ホットアンドコールド運転時には前記オールコールド運転時よりも冷気の循環風量を減らすように前記ファンの回転数を制御するとともに、その際、前記ヒータが通電される前記商品棚の棚数に基づいて前記循環風量を変える制御手段を設けたことを特徴とするホットアンドコールドショーケース。
  2. 前記制御手段は運転モード切換スイッチからの運転モード信号を入力して前記運転モードを認識するとともに、前記ヒータの通電回路に挿入された操作スイッチのオン・オフ信号を入力して前記ヒータが通電される前記商品棚の棚数を認識するようにしたことを特徴とする請求項1記載のホットアンドコールドショーケース。
  3. 前記商品棚別に前記中間ダクトの装着位置を検知する中間ダクト検知スイッチを設け、前記制御手段は前記中間ダクト検知スイッチのオン・オフ信号を入力して、前記運転モード及び前記ヒータが通電される前記商品棚の棚数を認識するようにしたことを特徴とする請求項1記載のホットアンドコールドショーケース。
  4. ヒータを内蔵した複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、前記商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける着脱可能な中間ダクトを有し、この中間ダクトはダンパの操作により前記通風路の冷気を一端から取り込んで他端から吹き出し、前記ホット室への冷気の流入を遮断して前記コールド室のみを冷却するように構成され、前記ヒータの通電制御及び前記ダンパの操作に応じて、前記商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転と前記ホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、
    前記ホットアンドコールド運転時には前記オールコールド運転時よりも高い設定温度で前記通風路を循環する冷気の温度を制御する制御手段を設けたことを特徴とするホットアンドコールドショーケース。
  5. ヒータを内蔵した複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、前記商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける着脱可能な中間ダクトを有し、この中間ダクトはダンパの操作により前記通風路の冷気を一端から取り込んで他端から吹き出し、前記ホット室への冷気の流入を遮断して前記コールド室のみを冷却するように構成され、前記ヒータの通電制御及び前記ダンパの操作に応じて、前記商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転と前記ホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、
    前記冷気の温度を検知する温度センサを前記通風路内の前記冷却器の冷気出口付近と、前記通風路天井部の冷気吹出口付近の2箇所に設置し、前記ホットアンドコールド運転時には前記冷却器出口付近の温度センサを用いて制御を行い、前記オールコールド運転時には前記吹出口付近の温度センサを用いて制御を行う制御手段を設けたことを特徴とするホットアンドコールドショーケース。
  6. ヒータを内蔵した複数の商品棚が多段に設置された商品陳列室の周囲に、ファンにより冷却器を通して冷気を循環させる通風路を備えるとともに、前記商品陳列室を上部のホット室と下部のコールド室とに分ける着脱可能な中間ダクトを有し、この中間ダクトはダンパの操作により前記通風路の冷気を一端から取り込んで他端から吹き出し、前記ホット室への冷気の流入を遮断して前記コールド室のみを冷却するように構成され、前記ヒータの通電制御及び前記ダンパの操作に応じて、前記商品陳列室全体を冷却するオールコールド運転と前記ホット室を加温しコールド室を冷却するホットアンドコールド運転とに切換運転されるホットアンドコールドショーケースにおいて、
    前記ホットアンドコールド運転時には前記オールコールド運転時よりも前記冷却器に供給する冷媒の量を減らす制御手段を設けたことを特徴とするホットアンドコールドショーケース。


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