JP2007046796A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、構成部品の配置を考慮して装置本体の小型化を得られ、よってユニット化した状態での有利条件を図れるようにした空気調和装置を提供する。
【解決手段】前面に設けられる吸込み口3と、上面に設けられる吹出し口4を有する筐体1内に、電気部品箱20と、圧縮機21と、ファンコイル11と、空気熱交換器12と、吹出し口と連通するファンケーシング18、ファン17、ファンモータ16からなる送風機15とを収容し、電気部品箱を吸込み口の下方位置に設け、ファンコイルを電気部品箱の上部で吸込み口に対向して設け、空気熱交換器をファンコイルの空気流通方向下流側にファンコイルと並列して設け、ファンモータをファンコイルおよび空気熱交換器の上方に設け、ファンケーシングの下端部が空気熱交換器の上端部よりも下方位置となるように設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、いわゆる床置きダクトタイプと呼ばれる一体型の空気調和装置に係り、特に各構成部品の配置構造の改良に関する。
たとえばホテルなどを対象とする業務用として、床置きダクトタイプの空気調和装置が多用される傾向にある。この種の空気調和装置として[特許文献1]には、循環冷媒を介して熱源水と空調用空気を熱交換する水熱源ヒートポンプ式空調機が開示されていて、空調用空気を冷却または加熱して、冷房と暖房および除湿を行うようになっている。
なお説明すると、ケーシング内を上下に段違いで二段に仕切るとともに、段違い部分を境にしてケーシング内を左右に仕切っている。下段の一方室には水熱源ヒートポンプを構成する圧縮機、水熱交換器などを配置し、下段の他方室(空室部)には水熱源ヒートポンプの電気制御部品を収容する制御装置を配置している。
上段一方室には空気熱交換器およびファンコイルと加湿器を並行して配置し、上面に吸込みダクトを接続している。上段他方室には送風機を配置していて、この送風機の吸込み口部を室内に開口し、吹出し口部は筐体上面に接続する吹出しダクトと連通している。
特開2005−172264号公報
このように[特許文献1]によれば、ケーシング内を上下と左右に合計4室に仕切り、圧縮機と水熱交換器、空気熱交換器とファンコイル、制御装置、送風機をそれぞれ配置している。そのため、ケーシング自体が左右の幅方向に大きくなるとともに、上下の高さ方向が高くなる。すなわち、装置全体の寸法が大になって全体的に大型化が避けられない。
上述したように、この空気調和装置は、たとえばホテルなどを対象とする業務用として備えられ、複数台の空気調和装置を並べて配置したり、複数台の空気調和装置を同一の架台内に組み込んで1ユニットとなし、複数ユニットを専用の機械室に配置している。そのため、単体の空気調和装置の大型化はユニット全体の大型化に影響し、複数ユニットを配置するための機械室は極めて大なるスペースを確保しなければない。
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、収容する構成部品の配置を考慮して装置本体の小型化を図り、よってユニット化した状態での有利条件を得られるようにした空気調和装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため本発明は、吸込み口と、吹出し口を有する筐体内に、電気部品箱と、圧縮機と、ファンコイルと、空気熱交換器と、吹出し口と連通するファンケーシング、ファン、ファンモータからなる送風機とを収容する空気調和装置において、
上記電気部品箱を吸込み口の下方位置に設け、上記ファンコイルを電気部品箱の上部で吸込み口に対向して設け、上記空気熱交換器をファンコイルの空気流通方向下流側にファンコイルと並列して設け、上記ファンモータをファンコイルおよび空気熱交換器の上方に設け、上記ファンケーシングの下端部が空気熱交換器の上端部よりも下方位置となるように設ける。
本発明によれば、装置本体の小型化を図り、よってユニット化した状態での有利条件を得られるなどの効果を奏する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は床置きダクトタイプの空気調和装置の正面図、図2は同空気調和装置内部を模式的に示す背面図、図3は同空気調和装置内部を模式的に示す側面図である。
ここで説明する床置きダクトタイプの空気調和装置は、たとえば複数台の空気調和装置を同一の架台内に組み込んで1ユニットとなし、被空調室とは別途備えられる専用の機械室に複数ユニットが配置されるようになっている。
筐体(本体)1は、金属製の枠体を前後と左右および天地とも矩形状に組立て、その表面に板金からなる板材が取付けられてなる。筐体1の前面略中央部に、吸込みグリル2が着脱自在に嵌め込まれる吸込み口3が設けられる。
筐体1の天板部1aで、略隅部には吹出し口4が開口されていて、この吹出し口4に一部のみ示す吹出しダクト5が挿入し接続される。上記吹出しダクト5は、機械室から出て被空調室の天井裏へ延出され、天井板に設けられる複数の室内吹出し口に連通するよう分岐される。
筐体1内は、水平仕切り板6によって上下二段に仕切られるとともに、この水平仕切り板6の下部側は垂直仕切り板7によって前後二室に仕切られる。水平仕切り板6から上部側は仕切られておらず、全てが上部室8Aとなっている。したがって、筐体1内部は上部室8Aと、下部前室8Bおよび下部後室8Cの合計三室を備えている。
上部室8A前面の上記吸込みグリル2と対向する筐体1内部位置に、フィルタ9が着脱自在に取付けられる。上記フィルタ9の背面側に所定間隔を存してファンコイル11と空気熱交換器12が並置されていて、これらファンコイル11と空気熱交換器12は第1のドレンパン13上に載置される。第1のドレンパン13には、図示しないドレンホースが接続される。
上記筐体天板部1a下面には、送風機15が吊持されている。この送風機15の具体的な吊持構造については後述する。上記送風機15は、筐体1の背面側へ突出する回転軸aを備えたファンモータ16と、このファンモータ16の回転軸aに嵌着固定されるファン17およびファン17を囲むファンケーシング18とから構成される。上記ファン17は、回転にともなって中心軸方向から空気を吸込んで周方向へ吹出す多翼型をなす。
天板部1a下面にはファンケーシング18が取付けられていて、上記ファン17の周囲を囲む。上記ファンケーシング18は、ファンモータ16の回転軸a方向に対向して開口する吸込み口部18aと、ファン17の周部に開口する吹出し口部18bを備えている。ファンケーシング18の吸込み口部18aは上部室8Aに開口し、吹出し口部18bは天板部1aに設けられる上記吹出し口4に接続されていて、上記吹出しダクト5と連通する。
上記送風機15を駆動することにより、筐体1外部の機械室空気が吸込みグリル2とフィルタ9を介して筐体1内の上部室8Aに吸込まれる。そして、ファンコイル11と空気熱交換器12を流通し、一旦上部室8Aに充満してから、送風機ファンケーシング18の吸込み口部18aと吹出し口部18bを介して吹出しダクト5に導かれ、被空調室へ吹出されるようになっている。
一方、筐体1内の下部前室は電気部品室8Bであって、ここには電気部品箱20が収容される。この電気部品箱20は矩形の箱体であり、内部には多数の電気部品と、電気部品を接続する配線コードおよびプリント基板等が収容されている。これらの電気部品等は、後述する冷凍サイクル部の電動部品を電気的に制御するためのものである。
上記電気部品のほとんどは、作用にともなって発熱するが、たとえばパワートランジスタモジュールのように、特に発熱量の大なる電気部品も含まれる。そこで、特に図示していないが、電気部品箱20内に放出される電気部品の排熱を、電気部品箱20外へ排出し、さらに電気部品室8Bから上部室8Aへ導いて、電気部品箱20内の温度上昇を規制する手段が備えられる。
筐体1内の下部後室8Cには圧縮機21と水対冷媒熱交換器22Aと水対水熱交換器22B他が配置される。特に、上記水対冷媒熱交換器22Aと水対水熱交換器22Bは第2のドレンパン23上に載置される。この第2のドレンパン23には、図示しないドレンホースが接続される。さらに、下部後室8Cには、図示しない気液分離器、電子膨張弁、三方切換え弁および配管類が配置される。
上記圧縮機21、気液分離器、電子膨張弁、水対冷媒熱交換器22Aおよび空気熱交換器12は冷媒管を介して連通され、これらでヒートポンプ式の冷凍サイクル回路を構成する。上記ファンコイル11、水対冷媒熱交換器22A、水対水熱交換器22Bは三方切換え弁とともに水配管を介して連通されていて、これらで熱源水循環回路を構成する。
このような床置きダクトタイプの空気調和装置であり、特に図3に示すように、上記電気部品箱20は吸込み口3の下方位置に設けられ、上記ファンコイル11は電気部品箱20の上部で、かつ吸込み口3に対向して設けられる。上記空気熱交換器12はファンコイル11の空気流通方向下流側に、ファンコイル11と並列して設けられる。上記ファンモータ16はファンコイル11および空気熱交換器12の上方に設けられ、上記ファンケーシング18は下端部が空気熱交換器12の上端部よりも下方位置となるように設けられる。
しかして、圧縮機21を駆動して冷凍サイクル運転を開始すると、圧縮機21において冷媒が圧縮され、冷凍サイクル回路に沿って循環する。同時に、送風機15が駆動され、筐体1外部の機械室空気が吸込みグリル2からフィルタ9とファンコイル11を介して空気熱交換器12に導かれ、ここに循環する冷媒と熱交換する。
空気熱交換器12で熱交換した空気は、送風機15を構成するファンケーシング18の吸込み口部18aと吹出し口部18bから吹出しダクト5に沿って導かれ、被空調室に設けられる室内吹出し口から吹出されて室内の暖房作用もしくは冷房作用をなす。
通常運転時は、給水源から水配管の水入口に導かれる水は、水対水熱交換器22Bを通過したのち、ファンコイル11に導かれて、ここに導かれた空気と熱交換をなす。そのあと、水対冷媒熱交換器22Aを介して水出口に熱源水循環回路に沿って導かれる。
中間期の冷房もしくは暖房運転時は、給水源から水配管の水入口に導かれる水は、水対水熱交換器22Bを通過したのち、ファンコイル11に導かれて、ここに導かれた空気と熱交換をなす。そのあと、ファンコイル11から水対水熱交換器22Bに導くよう三方切換え弁が切換えられ、水入口側の水と熱交換をなしたのち、水対冷媒熱交換器22Aを介して水出口に熱源水循環回路に沿って導かれる。
あるいは、被空調室の室温が設定温度に到達したとき圧縮機21の運転を停止し、代ってファンコイル11のみの運転をなすようにしてもよい。このとき、冷房時はクーリングタワーから冷水をファンコイル11に導き、暖房時にはボイラーから温水をファンコイル11に導く。送風機15を継続して駆動することで、冷風もしくは温風が被空調室内へ吹出される。
または、通常はファンコイル11のみの運転を行い、設定温度と被空調室温度との差が大きくなりファンコイル機能のみでは能力不足になった場合に、圧縮機21を駆動し冷凍サイクル運転を行って能力を増加する運転をなすようにしてもよい。
上述したように、この空気調和装置において筐体1内を上部室8Aと下部前室8Bおよび下部後室8Cの三室構成となしている。上部室8Aには、ファンコイル11と空気熱交換器12および送風機15が配置され、下部前室8Bに電気部品箱20が配置され、下部後室8Cに圧縮機21および水熱交換器22と弁類および配管類が配置される。
そして、電気部品箱20は吸込み口3の下方位置に設けられ、ファンコイル11は電気部品箱20の上部で、かつ吸込み口3に対向して設けられ、空気熱交換器12はファンコイル11の空気流通方向下流側に、ファンコイル11と並列して設けられ、ファンモータ16はファンコイル11および空気熱交換器12の上方に設けられ、ファンケーシング18は下端部が空気熱交換器12の上端部よりも下方位置となるように設けられる。
以上のごとき筐体1内の室構成および構成部品の配置構成により、筐体1内部の簡素化を図れるとともに、筐体1の小型化を得られる。複数台の空気調和装置をユニット内に収容した状態で、ユニットの小型化を図れる。そして、複数ユニットを配置する機械室のスペース低減化をなす。
特に、送風機15を構成するファンケーシング18はファン17を囲むので大型化が避けられず、上部室8Aにおいて大きなスペースを占める。ここでは、ファンモータ16がファンコイル11と空気熱交換器12の上方に設けられ、ファンケーシング18の下端部が空気熱交換器12の上端部よりも下方位置になるよう位置をずらせた。
したがって、ファンコイル11と空気熱交換器12の必要高さを確保し、ファンケーシング18の必要スペースを確保できる。空気調和装置としての性能向上を図れるとともに、装置のより小型化を推進できる。
図4は、装置構成の変形例である。先に説明したものと同一部品については同番号を付して新たな説明を省略する。(以下、同じ)
筐体1内を上下に仕切る水平仕切り板6Aが、下部前室8Bと下部後室8C前端において、先に図3で示した高さ位置よりも低く設定される。その分、電気部品箱20と水熱交換器22の上端面との間隙が短縮されるが、吸込み口3、吸込みグリル2、フィルタ9、ファンコイル11および空気熱交換器12のそれぞれ下端部を下方に延長できる。特に、ファンコイル11と空気熱交換器12の熱交換面積の増大化を得られ、熱交換効率の向上に寄与する。
上記水平仕切り板6Aは、ファンコイル11と空気熱交換器12を載置した第1のドレンパン13の後端部から上方へ折曲され、所定高さで水平方向に延出される。したがって、所定高さの部位に対向して配置される圧縮機21および、圧縮機21上端面に接続される吐出管bの上端と、上記水平仕切り板6Aとの間が充分に確保され、これらの筐体1内へのセット作業が容易化する。
図5はさらに異なる装置構成の変形例、図6は第1のドレンパン13Aの背面図、図7はドレンガイド6Bの平面図である。
ここでは、ファンコイル11と空気熱交換器12を載置する第1のドレンパン13Aは、前面側である吸込み口3側の立上り片部d高さが先に説明したものよりも高く設定され、かつ水平に形成される。背面側の立上り片部eは両側端において前面側の立上り片部dよりもわずかに低く、中央部に向かって下方に傾斜している。中央部において最も低く、かつ半円状の切欠き部25が設けられる。
上記水平仕切り板6Bはドレンガイドとして用いられる。このドレンガイド6Bは、第1のドレンパン13Aにおける背面側立上り片部eの略直下部が最も低くなるように、前端側から斜めに傾斜している。最深部から背面側に向かって斜めに高く傾斜し、所定位置で水平に折曲される。最深部にはドレン回収孔26が設けられていて、このドレン回収孔26は上記水熱交換器22の上端部と対向する位置にあり、したがって水熱交換器22を載置する第2のドレンパン23の上方部位に相当する。
このように構成することで、たとえばファンコイル11に破水事故が生じた場合に、第1のドレンパン13Aは前後の立上り片部d,eに高さの差を設けているので、ドレンホースから排出されてもなお溜る水は背面側の立上り片部e上端縁からオーバーフローする。しかも、この立上り片部eの中央部に半円状の切欠き部25を設けたから、オーバーフロー位置を拘束できる。
第1のドレンパン13Aからオーバーフローした水は、一旦、ドレンガイド6Bに受け入れられるが、このドレンガイド6Bの形状からしてドレン回収孔26に集められ、ここから水熱交換器22へ流下する。結局、オーバーフローした水は第2のドレンパン23に集溜され、第2のドレンパン23に接続されるドレンホースから排水される。このようにして、ドレン回収ルートを確保できるとともに、筐体1内の各室8A,8B,8Cが水浸しになることを防止できて電気部品箱20内の電気部品を確実に保護する。
なお、上述した空気調和装置では、全て筐体1内を上下に仕切る水平仕切り板6,6A,6Bを備えたが、これに限定されるものではなく、この水平仕切り板を備えていない空気調和装置であっても支障がない。
図8は送風機15の吊持構造を説明する正面図、図9はファンモータ16に沿う空気流れの状態を説明する図、図10は組立てられた送風機15の側面図、図11(A)(B)は送風機15の組立てを説明する図である。実際には、ファンモータ16の回転軸aにファン17が取付けられているが、図10を除く各図においては図示していない。
上述したように、上記送風機15はファンモータ16とファン17およびファン17を囲むファンケーシング18とから構成される。上記ファンモータ16は筐体1の前面側に位置し、ファン17とファンケーシング18は筐体1の背面側に位置する。結局、ファンモータ16とファン17およびファンケーシング18の軸方向は、筐体1の前後方向に一致する。
上記ファンモータ16は、モータベース31に取付け固定される。すなわち、上記筐体天板部1a下面に、筐体1の左右幅方向に所定間隔を存して平行に、筐体1の前後方向に亘って一対の案内レール30が設けられ、ここにモータベース31の上端片部がスライド自在に掛止される。上記モータベース31は、内部にファンモータ16を収容するよう少なくとも略コ字状に折曲形成され、上面開口部には補強用枠fが左右方向に亘って架設される。ファンモータ16の両側面に設けられる軸受部gが、モータベース31の支持部hに支持固定される。
上記案内レール30にスライド自在に掛合されるモータベース31の上端片部において、上記ファンモータ16の回転軸aの突出方向とは反対方向の端部に、板片からなる位置決め用ストッパ32が設けられる。
つぎに、上記送風機15の組立て工程について説明する。
図11(A)に示すように、予め天板部1aにファンケーシング18が取付けられている。この状態でモータベース31に支持されたファンモータ16を対向する。先に説明したように、ファンケーシング18は筐体1の背面側に位置していて、ファンモータ16は筐体1の前面側から筐体上部室8A内に挿入することになる。
図11(B)に示すように、モータベース31の上端片部を案内レール30に掛合し、モータベース31を案内レール30に沿って筐体1の背面側方向へ押し込む。ファンモータ16の回転軸aに嵌着されるここでは図示しないファン17はファンケーシング18内に挿入されていく。
図10に示すように、モータベース31に設けられる位置決め用ストッパ32が案内レール30の端縁に当接することで、モータベース31のそれ以上の挿入が規制される。すなわち、単純にファンモータ16をモータベース31ごと押し込む作業だけで、ファンモータ16に一体に取付けたファン17の上記ファンケーシング18に対する位置が精度よく設定される。
メンテナンス作業など、必要に応じてファンモータ16とファン17を筐体1から取外す場合は、上述した説明とは逆の作業をすればよい。いずれにしてもファンモータ16の脱着は、筐体1の前面側から作業を行うことができるので作業性がよい。
そして、ファンモータ16の脱着作業時には、ファンモータ16の重量を案内レール30が受け持つため、一人の作業者で容易に実施できる。ファン17を取付けたファンモータ16は案内レール30を介して筐体天板部1aに取付け固定され、ファンケーシング18は直接天板部1aに取付けられるため、組込みバラツキによる回転中心のずれが最小限に抑えられて、安定した送風性能を確保できる。
位置決め用ストッパ32によってモータベース31の位置決めを確実になしたあと、取付けねじを介してモータベース31を筐体天板部1aに取付け固定する。モータベース31と筐体天板部1aに設けられる取付け用孔を下方から見上げた状態で取付けねじを挿入するが、すでにモータベース31の位置が正確に出ているので取付けねじに対する作業が容易であり、円滑に行える。
特に図9に示すように、送風機15を駆動して送風作用を行うと、送風機15周辺の空気がファンケーシング18の吸込み口部18aに吸込まれる。同時に、ファンモータ16をモータベース31で囲んだから、ファンモータ16周面とモータベース31との間の空気が吸込み口部18aに吸込まれる。
上記ファンモータ16の駆動にともなって発生する熱が周辺に放散されるが、モータベース31がない従来構成ではファンモータ16の熱がそのまま周辺に留まってしまう。しかしながら、上述したように、ここではファンモータ16を隙間を介してモータベース31で囲うので、これらの間から温まった空気が吸込み口部18aに流れて排気される。すなわち、ファンモータ16の周面に設けられる冷却フィンj回りの風速を高めることができ、ファンモータ16を効率よく冷却して熱変換率の改善化を図れる。
図12は送風機15を構成するファンケーシング18の吹出し口部18bを筐体1の右側面板1bに取付けて右側吹出しをなす空気調和装置の一部正面図、図13は送風機15を構成するファンケーシング18の吹出し口部18bを筐体1の左側面板1cに取付けて左側吹出しをなす空気調和装置の一部正面図である。
この空気調和装置は先に説明したように、たとえば複数台の空気調和装置を同一の架台内に組み込んで1ユニットとなし、複数ユニットが専用の機械室に配置される。したがって、ユニットの最上段部に配置される空気調和装置もあれば、中段、もしくは最下段に配置される空気調和装置もある。
先に図1〜図4で説明した空気調和装置は、筐体天板部1aに吹出しダクト5が接続される構成であるから、架台の最上段部に配置する場合は都合が良いが、中段もしくは最下段に配置する場合は吹出しダクト5が邪魔になってしまう。
そこで、図12に示すように筐体1の右側面板1bに補助ダクト35を介してファンケーシング18の吹出し口部18bを接続する。もしくは図13に示すように筐体1の左側面板1cに補助ダクト35を介してファンケーシング18の吹出し口部18bを接続する。
特に図3のように、送風機15を構成するファンケーシング18の吹出し口部18bを筐体天板部1aの吹出し口4に接続し吹出しダクト5と連通する上面吹出しばかりでなく、図12のような右側面吹出しや、図13のような左側面吹出しのいずれも選択可能であれば、現地でのダクト設計に合せて吹出し方向の変更が容易化して、作業性の容易化が得られる。
なお、上面吹出しと、左右側面吹出しのいずれも選択可能とするためには、ファン17(ファンモータ16)の回転中心Oを同一位置とする必要がある。具体的には、ファン17の回転中心Oが筐体1の左右幅方向の正しく中央にあり、かつこの回転中心O位置を変えずに、ファンケーシング18の吹出し口部18bが天板部1aに接触するように構成しなければならない。
したがって、図3に示す上面吹出しの場合は、ファンケーシング18の吹出し口部18b端面が直接、筐体天板部1aに取付けられ、図12および図13のように右側面吹出しと左側面吹出しの場合は、ファンケーシング18の吹出し口部18bと側面板1b,1cとの間に補助ダクト35が介在するが、いずれにしてもファン17の回転中心Oは常に同一位置にある。
また、筐体天板部1aからファン17の回転中心Oまでの距離はファンケーシング18の曲率半径よりも長く設定されていて、吹出し方向に応じてファンケーシング18を回動変位しても、ファンケーシング18が筐体天板部1aに接触することはない。
さらに、複数台の空気調和装置を同一の架台内に組み込んで1ユニットとなし、複数ユニットを専用の機械室に配置するようにしたので、空気調和装置の故障の場合は、ユニット毎に交換して対応できる。したがって、空調作用の中断時間がほとんどなくてすみ、故障装置は別途修理を行える。
本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
本発明の実施の形態に係る、床置きダクトタイプの空気調和装置の正面図。 同実施の形態に係る、空気調和装置の内部を模式的に示す背面図。 同実施の形態に係る、空気調和装置の概略側面図。 同実施の形態の変形例に係る、空気調和装置の概略側面図。 同実施の形態さらに異なる変形例の、空気調和装置の概略側面図。 同変形例の、第1のドレンパンの背面図。 同変形例の、ドレンガイドの平面図。 同実施の形態に係る、送風機の支持構造を示す正面図。 同実施の形態に係る、送風機ファンモータに対する冷却空気の流れを説明する図。 同実施の形態に係る、送風機の支持構造を示す側面図。 同実施の形態に係る、送風機のファンケーシングに対するファンモータの組立て説明図。 同実施の形態の変形例に係る、ファンケーシングの取付け構造を示す正面図。 さらに異なる変形例の、ファンケーシングの取付け構造を示す正面図。
符号の説明
3…吸込み口、4…吹出し口、1…筐体、20…電気部品箱、21…圧縮機、11…ファンコイル、12…空気熱交換器、17…ファン、16…ファンモータ、15…送風機。

Claims (3)

  1. 吸込み口と、吹出し口を有する筐体内に、電気部品箱と、圧縮機と、ファンコイルと、空気熱交換器と、上記吹出し口と連通するファンケーシング、ファン、ファンモータからなる送風機とを収容する空気調和装置において、
    上記電気部品箱は、上記吸込み口の下方位置に設けられ、
    上記ファンコイルは、上記電気部品箱の上部で、かつ吸込み口に対向して設けられ、
    上記空気熱交換器は、ファンコイルの空気流通方向下流側に、ファンコイルと並列して設けられ、
    上記ファンモータは、ファンコイルおよび空気熱交換器の上方に設けられ、
    上記ファンケーシングは、下端部が空気熱交換器の上端部よりも下方位置となるように設けられる
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 上記ファンモータは、上記筐体の前面から着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 上記吹出し口は、上記筐体の上面、左側面、右側面のいずれか一面に設けられ、
    上記送風機は、上記いずれの面に対しても同一回転中心を有し、上記吹出し口に接続可能であることを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の空気調和装置。
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