JP2007046353A - ディスクタンブラ型シリンダ錠 - Google Patents

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Akihiko Shirozoe
昭彦 城添
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】正規のキーコードを有しないキーの半挿入によって、誤解錠が発生することがないディスクタンブラ型錠装置を提供する。
【解決手段】サイドタンブラ格納孔12をディスクタンブラ格納孔4に交差させてロータ2に設け、固定外筒1の内周面にサイドタンブラ係脱溝13を設け、サイドタンブラ11の基端部14が係脱する制止溝15をキー8の腹部に形成し、サイドタンブラ係脱溝13の内側稜線部13aに押される従動カム斜面17をサイドタンブラ11の先端部に形成してあり、キー8がロータ2のキーウェイ3に所定深さまで挿入されたとき、キー8の制止溝15がサイドタンブラ11の基端部14に対面した待機位置に来ており、キー8でロータ2を回したとき、サイドタンブラ11がロータ2の中心方向に移動し、サイドタンブラ11の先端部がロータ2の外周面以下に退没する。
【選択図】図1

Description

本発明は、正規のキーコードを有しない異別のキーの半挿入によって誤解錠となることがないようにしたディスクタンブラ型シリンダ錠装置に関するものである。
従来のディスクタンブラ型シリンダ錠装置は、固定外筒にロータを軸方向に移動不能に収容し、ロータの軸方向のキーウェイに交差するようにディスクタンブラ格納孔をロータの直径方向に設け、ディスクタンブラ格納孔に移動可能に格納したディスクタンブラを、固定外筒の内周面のディスクタンブラ係脱溝に先端部が係合するようにバネによって移動付勢し、キーのエッジ部に凹凸形成したキーコード部を、ディスクタンブラのキー通し孔の縁面に当接させて、ディスクタンブラの先端部をタンブラ係脱溝から脱出させてディスクタンブラの全体をタンブラ格納孔に退没させるようになっている。
このシリンダ錠装置では、キーコード部の先端とキー中心軸線との間の距離の大小、別の言い方をするとキーコード部の高低によって1個のキーコード情報が設定され、複数のディスクタンブラのそれぞれについて設定されたキーコード情報の組み合わせによって1本のキーの属性が決定される。1つの属性のキーは特定の1つの錠装置にしか適用できない。ロータの直径と軸方向長さ、ディスクタンブラの枚数と配置間隔を特定したとき、属性の相異なるキーを何本作ることができるかが、いわゆる鍵違い数であり、可能な限り多数の同一種の機器等を最終的には1本のマスタキーで管理できるようにするために、鍵違い数の多い錠装置がユーザーによって望まれている。
鍵違い数の増大を図るために錠装置のメーカーでは、キーコード部の高低差を設定する基準単位を短く決める傾向にあり、現在では0.5mm以下という極限の数値まで最小化されている。このような状況に加えてディスクタンブラの組み込み枚数に制約のある中で鍵違い数を増やそうとすると、キーコード部の高低差が前記最小化された基準単位で1つしか違わないか、高低差の同じキーコード部が、キーの長さ方向にいくつも隣接していたり、あるいは1つ又は二つ置いた隣にいくつも存在しているケースが現れてくる。
通常、キーによってロータを施錠位置に回転させた後、ロータのキーウェイからキーを抜き取ると、ディスクタンブラの先端部がロータのタンブラ格納孔から突出して固定外筒のタンブラ係脱溝に係合することによって、ロータは回転を制止され、施錠位置に保持されるのであるが、前記ケースにおいては、キーを僅かに引き出した状態でも、ディスクタンブラがロータ側に退没して解錠状態となる組み合わせがいくつも発生することがある。固定外筒の内周面とロータの外周面間の製作公差によるギャップが、長期使用による摩耗によって拡大することによって、このような傾向はさらに助長される。
そのような場合、通常通りキーを施錠位置に回転させてから抜き取ったことによって施錠が確かに成立したものと誤認した操作者は、そのまま立ち去ってしまうのであるが、実際においては、ロータはディスクタンブラによって固定外筒に対して錠止されていないのであるから、ロータは回転可能であり、ロータに連結された止め金板と固定枠体側の受金とのせり合い係合による反力、あるいは操作者の抜き取るときの手の動きによって、ロータが施錠位置から逆戻り回転させられることがあり、これによってその錠装置が装着されている機器は無施錠状態に放置されることになり、セキュリティの確保上致命的な事態となる。
このような施錠成立の誤認問題に対する対策としては、一対のキーパータンブラが格納されるキーパータンブラ格納孔をロータの直径方向に設け、固定外筒の内周面にキーパータンブラの先端部が係脱するキーパータンブラ係脱溝を設け、対向配置した一対のキーパータンブラをバネによって逆方向に移動付勢し、キーのエッジ部に形成したキーパーキーコード部をキーパータンブラのキー通し孔の縁面aに当接させて、キーパータンブラの先端部をキーパータンブラ係脱溝から脱出させるようにしたディスクタンブラ型シリンダ錠装置が既に提案されている(特許文献1参照)。
この施錠成立の誤認問題とは別に、前記のようにキーコード部の高低差が前記最小化された基準単位で1つしか違わないか、高低差の同じキーコード部がキーの長さ方向にいくつも隣接していたり、あるいは1つ又は二つ置いた隣にいくつも存在している異別のキーを、錠装置のロータにある段階まで挿入したとき、全てのディスクタンブラがロータ側に退没してシャーラインが揃い、固定外筒に対するロータの拘束が解除されて、ロータを解錠方向に回すことが可能となってしまう問題、すなわち、正規のキーコードを有しない異別のキーの半挿入による誤解錠の問題がある。
特開2002-47834号公報
本発明の課題は、上記した正規のキーコードを有しない異別のキーの半挿入による誤解錠の問題を解決することにある。
本発明の主たる特徴は、固定外筒1にロータ2を軸方向に移動不能に収容し、ロータ2の軸方向のキーウェイ3に交差するようにディスクタンブラ格納孔4をロータ2の直径方向に設け、固定外筒1の内周面にディスクタンブラ係脱溝6を設け、ディスクタンブラ格納孔4に移動可能に格納したディスクタンブラ5をディスクタンブラ係脱溝6に先端部が係合するようにバネ7によって移動付勢し、キー8のエッジ部に凹凸形成したキーコード部9を、ディスクタンブラ6のキー通し孔10の縁面10aに当接させて、ディスクタンブラ5の先端部をディスクタンブラ係脱溝6から脱出させるようにしたディスクタンブラ錠装置において、
サイドタンブラ11が移動可能に格納されるサイドタンブラ格納孔12をディスクタンブラ格納孔4に交差させてロータ2に設け、固定外筒1の内周面にサイドタンブラ11の先端部が係脱するサイドタンブラ係脱溝13を設け、サイドタンブラ11の基端部14が係脱する制止溝15をキー8の腹部に形成し、バネ部材16によってサイドタンブラ11を固定外筒1の内周面に向かって移動付勢し、サイドタンブラ係脱溝13の内側稜線部13aに押される従動カム斜面17をサイドタンブラ11の先端部に形成してあり、
キー8がロータ2のキーウェイ3に所定深さまで適正に挿入されたとき、キー8の制止溝15がサイドタンブラ11の基端部14に対面した待機位置に来ており、当該待機位置においてキー8でロータ2を回したとき、サイドタンブラ係脱溝13の内側稜線部13aで従動カム斜面17を押されたサイドタンブラ11が、ロータ2の中心方向に移動し、サイドタンブラ11の先端部がロータ2の外周面以下に退没するようにしたことである。
本発明のシリンダ錠装置では、キー8がロータ2のキーウェイ3に所定深さまで適正に挿入されたとき、キー8の制止溝15がサイドタンブラ11の基端部14に対面した待機位置に来ており、当該待機位置においてキー8でロータ2を回したとき、サイドタンブラ係脱溝13の内側稜線部13aが従動カム斜面17を押すことによって、サイドタンブラ11がバネ部材16の付勢に抗してロータ2の中心方向に移動し、固定外筒1のサイドタンブラ係脱溝13から押し出されたサイドタンブラ11の先端部が、ロータ2の外周面以下に退没して、固定外筒1に対するロータ2の拘束が解除され、ロータ2を解錠方向に回すことが可能となる。
他方、キーコード自体は正規のキー8に近似したものとなっているが、制止溝15を所定位置に正確に形成していない異別のキーをロータ2のキーウェイ3に挿入してロータ2を回そうとしたとき、従動カム斜面17gをサイドタンブラ係脱溝13の内側稜線部13aに押されたサイドタンブラ11は、基端部14において当該異別キーの腹部に押し付けられるだけであり、サイドタンブラ11の先端部が固定外筒1のサイドタンブラ係脱溝13から押し出されることがなく、前記したキーコードの近似性によって仮に全てのディスクタンブラ5がロータ2の外周面以下に退没させられていても、固定外筒1に対するロータ2の回転拘束は依然として有効に維持されている。
よって、正規のキーコードを有しない異別のキーの半挿入による誤解錠の問題が本発明によって解決された。
サイドタンブラ11はキーコード形成要素ともなっているので、サイドタンブラ11の組み込み枚数、サイドタンブラ11の配置位置を変えることによって、鍵違いの数を更に増加されることができる。
また、バネ部材16によってサイドタンブラ11を常に突出方向に移動付勢しているため、キー8の抜き差し時におけるサイドタンブラ11と制止溝15等との引掛かりを防止し、円滑な作動を可能にする。
前記固定外筒1、ロータ2、ディスクタンブラ5、サイドタンブラ11、バネ部材16などの各構成部品を金属材料やエンジニアリングプラスチックで製作すれば、使用中の機械的な打撃や歪曲変形に対して強くなる。
図示の実施例では、サイドタンブラ11は本来のディスクタンブラ5と重なり合ってT字状をなすように配置されている。サイドタンブラ格納孔12は、ロータ2の軸線方向に沿って前後に隣り合う2つのディスクタンブラ格納孔4、4の間の仕切り壁部に形成されている。サイドタンブラ11は正面視茸状の板材で構成され、サイドタンブラ11の先端部片側は少し大きく張り出してバネ受けアーム部18を構成している。バネ部材16は圧縮コイルバネで構成され、前記仕切り壁部のポケット部19に挿入され、バネ受けアーム部18に当接している。
キー8の腹面部に形成した制止溝15は、底面が湾曲面に形成された円弧状溝に構成されており、サイドタンブラ11の基端部14も基端面が円弧状に形成されている。
サイドタンブラ11はキーウェイ3を挟んで一対に設けられ、キー8の制止溝15も両側のの腹面部に設けられている。
本発明の一実施例に係るディスクタンブラ型シリンダ錠装置の要部横断面図である。 図1のシリンダ錠装置に組み合わせて使用されるキーの左側面図である。 図2に示したキーの平面図である。 図1のシリンダ錠装置に組み込んだロータの左側面図である。 図4のロータの中央縦断面図である。
符号の説明
1 固定外筒
2 ロータ
3 キーウェイ
4 ディスクタンブラ格納孔
5 ディスクタンブラ
6 ディスクタンブラ係脱溝
7 ディスクタンブラ付勢用バネ
8 キー
9 キーコード部
10 キー通し孔
10a キー通し孔の縁面
11 サイドタンブラ
12 サイドタンブラ格納孔
13 サイドタンブラ係脱溝
13a サイドタンブラ係脱溝の内側稜線部
14 サイドタンブラの基端部
15 制止溝
16 サイドタンブラ付勢用バネ部材
17 サイドタンブラの従動カム斜面
18 サイドタンブラのバネ受けアーム部
19 ロータのバネ部材用ポケット部

Claims (1)

  1. 固定外筒1にロータ2を軸方向に移動不能に収容し、ロータ2の軸方向のキーウェイ3に交差するようにディスクタンブラ格納孔4をロータ2の直径方向に設け、固定外筒1の内周面にディスクタンブラ係脱溝6を設け、ディスクタンブラ格納孔4に移動可能に格納したディスクタンブラ5をディスクタンブラ係脱溝6に先端部が係合するようにバネ7によって移動付勢し、キー8のエッジ部に凹凸形成したキーコード部9を、ディスクタンブラ6のキー通し孔10の縁面10aに当接させて、ディスクタンブラ5の先端部をディスクタンブラ係脱溝6から脱出させるようにしたディスクタンブラ錠装置において、
    サイドタンブラ11が移動可能に格納されるサイドタンブラ格納孔12をディスクタンブラ格納孔4に交差させてロータ2に設け、固定外筒1の内周面にサイドタンブラ11の先端部が係脱するサイドタンブラ係脱溝13を設け、サイドタンブラ11の基端部14が係脱する制止溝15をキー8の腹部に形成し、バネ部材16によってサイドタンブラ11を固定外筒1の内周面に向かって移動付勢し、サイドタンブラ係脱溝13の内側稜線部13aに押される従動カム斜面17をサイドタンブラ11の先端部に形成してあり、
    キー8がロータ2のキーウェイ3に所定深さまで適正に挿入されたとき、キー8の制止溝15がサイドタンブラ11の基端部14に対面した待機位置に来ており、当該待機位置においてキー8でロータ2を回したとき、サイドタンブラ係脱溝13の内側稜線部13aで従動カム斜面17を押されたサイドタンブラ11が、ロータ2の中心方向に移動し、サイドタンブラ11の先端部がロータ2の外周面以下に退没するようにしたことを特徴とするディスクタンブラ型シリンダ錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104763233A (zh) * 2015-04-15 2015-07-08 李建元 锁三点双片反向防盗门锁芯

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