JP2007045235A - ステアリング装置 - Google Patents

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Takeshi Fujiwara
健 藤原
Masahito Iwakawa
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Abstract

【課題】 二次衝突の初期にステアリングホイールに作用する曲げモーメントによって、離脱方向とは逆方向の離脱荷重が離脱部に作用しても、安定した離脱荷重で離脱部が離脱するようにしたステアリング装置を提供する。
【解決手段】 衝突事故に伴う二次衝突の初期に、ステアリングホイール8に車体上方側への曲げモーメントMが作用し、この曲げモーメントMによって、ねじ杆18に車体後方側への引張り力Fが作用する。この引張り力Fによって、ハウジング部30には車体後方側への力が加わるが、ハウジング部30の当接部42の車体後方側当接面421が、アウターコラム2aの当接部43の車体前方側当接面431に隙間無く密着しているため、ハウジング部30は車体後方側に移動することは無い。
【選択図】 図2

Description

本発明はステアリング装置、特に、運転者の体格や運転姿勢に応じて、電動アクチュエータを動力源として、ステアリングホイールのテレスコピック位置を調整することができるテレスコピック位置調整式のステアリング装置であって、二次衝突時に運転者に加わる衝撃を緩和するようにしたステアリング装置に関する。
運転者の体格や運転姿勢に応じてステアリングホイールの前後方向位置を調整する為の装置として、テレスコピック式ステアリング装置と呼ばれるステアリング装置がある。また、ステアリングホイールの前後方向位置と上下方向位置の両方の位置を調整する為の装置として、チルト・テレスコピック式ステアリング装置と呼ばれるステアリング装置がある。
また、ステアリングホイールの位置調整を、スイッチ操作に基づいて電動アクチュエータにより行なう、ステアリングホイールの電動式位置調整装置も、従来から広く使用されている。例えば、図12は、特許文献1に記載されているステアリングホイールの電動式の前後位置調整装置を示している。
特許文献1に示す従来構造の場合、コラム1が、車体前方側(図12の左側)に配置されたアウターコラム(ロアーコラム)2に、車体後方側(図12の右側)に配置されたインナーコラム(アッパーコラム)3の車体前方側を内嵌する事により、全長を伸縮自在とした伸縮式ステアリング装置である。このうちのインナーコラム3の車体後方側寄り部分に固定した結合板4に、駆動ロッド5の車体後方側端部(図12の右端部)を結合固定している。
また、この駆動ロッド5の車体前方側(図12の左半部)に設けた雄ねじ部6と、上記アウターコラム2の外周面に固定されたハウジング7内に回転のみ自在に設けられて、電動アクチュエータにより所望の方向に回転するナットとを螺合させて、送りねじ機構を構成している。
ステアリングホイール8の前後方向位置を調整する際には、この送りねじ機構により上記インナーコラム3を軸方向(図12の左右方向)に押し引きして、上記コラム1を伸縮させる。上記ステアリングホイール8をその車体後方側端部に固定したステアリングシャフト9は、上記インナーコラム3の内側に回転のみ自在に軸支されており、かつ、スプライン係合部により伸縮自在とされている。従って、上記コラム1を伸縮させる事に伴い、上記ステアリングホイール8の前後位置を調整することができる。
電動式のステアリングホイールの前後位置調整装置の構成及び作用は上述の通りであるが、衝突事故の際に運転者の保護を図る面から、上記駆動ロッド5の存在に拘らず、上記ステアリングホイール8を車体前方側に変位させる為の構造が必要になる。
即ち、衝突事故の際には、自動車が他の自動車等に衝突する、いわゆる一次衝突に続いて、運転者の身体(主として胸部若しくは頭部)が上記ステアリングホイール8にぶつかる、いわゆる二次衝突が発生する。この二次衝突の際、運転者の身体に加わる衝撃を緩和する為には、この二次衝突に伴って上記ステアリングホイール8が車体前方側に変位する構造とする必要がある。
上記図12に示した構造の場合、コラム1及びステアリングシャフト9は、何れも伸縮自在な構造であるから、そのままでも、上記二次衝突に伴って上記ステアリングホイール8が車体前方側に変位する構造を容易に構成できる。これに対して、上記駆動ロッド5は、そのままでは全長が縮まる事がなく、上記コラム1を構成するアウターコラム2とインナーコラム3との間で突っ張る為、このコラム1が縮まらなくなる。
もちろん、上記アウターコラム2は、例えば特許文献2、3に記載されている様な構造により、上記二次衝突に伴って車体前方側に離脱する様に、車体に対して支持されている。従って、上記駆動ロッド5が存在するとしても、上記ステアリングホイール8の車体前方側への変位が全く行なわれなくなる訳ではない。
ただし、上記コラム1が縮まらなくなる分だけ、二次衝突の初期段階で、衝撃荷重のピークが発生し易くなるだけでなく、上記ステアリングホイール8の車体前方側への変位量が少なくなる為、運転者の保護を充実させる面からは不利である。
この為、上記特許文献1には、例えば図13に示す様な構造により、二次衝突時に加わる衝撃荷重により全長を縮める、駆動ロッド5aに関する発明が記載されている。この駆動ロッド5aは、円管状の外筒10と内軸11とを、合成樹脂若しくは軟質金属製のピン12により結合して構成している。
この様な駆動ロッド5aは、二次衝突時に加わる衝撃荷重により内軸11が車体前方側に移動して、ピン12が剪断されることによって、その全長を縮めて、車体前方側に離脱することができる。このため、駆動ロッド5aがアウターコラム2とインナーコラム3との間で突っ張る事はなく、二次衝突時に上記コラム1が縮まる事を許容する。
しかし、二次衝突の初期には、ステアリングホイール8には車体上方側への曲げモーメントが作用するため、この曲げモーメントによって、内軸11が離脱方向とは逆方向の車体後方側に引張られて、ピン12に剪断力が作用し、ピン12に亀裂が生じる場合がある。そのため、ステアリングホイール8に、車体前方側への衝撃荷重が作用して、内軸11が車体前方側に移動した際、離脱荷重が安定しない場合があった。
特開2003−276616号公報 特開平11−165643号公報 特開2000−233758号公報
本発明は、二次衝突の初期にステアリングホイールに作用する曲げモーメントによって、離脱方向とは逆方向の離脱荷重が離脱部に作用しても、離脱部が離脱方向と逆方向に移動するのを阻止することで、安定した離脱荷重で離脱部が離脱するようにしたステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体に固定可能なロアーコラム、上記ロアーコラムにテレスコピック位置調整可能に嵌合されたアッパーコラム、上記アッパーコラムに取り付けられた被駆動部材、上記アッパーコラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、上記ロアーコラムに車体前方側に離脱可能に取り付けられた電動アクチュエータ、上記電動アクチュエータの駆動力を上記被駆動部材に伝達して、上記アッパーコラムをテレスコピック移動する駆動部材、上記ロアーコラムと電動アクチュエータとの間に形成され、車体後方側への電動アクチュエータの移動を阻止する当接面を備えたことを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記ロアーコラムまたは電動アクチュエータのいずれか一方に設けられ、二次衝突時の衝撃荷重によって、上記電動アクチュエータがロアーコラムから離脱して車体前方側に移動する時、電動アクチュエータの車体前方側への移動を案内する案内部を備え、該案内部に上記車体後方側への電動アクチュエータの移動を阻止する当接面が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、第2番目の発明のステアリング装置において、上記案内部は、上記ロアーコラムまたは電動アクチュエータのいずれか一方に形成されたガイド溝であり、上記ロアーコラムまたは電動アクチュエータのいずれか他方には、上記ガイド溝に嵌合するガイド突起が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、車体に固定可能なロアーコラム、上記ロアーコラムにテレスコピック位置調整可能に嵌合されたアッパーコラム、上記アッパーコラムに離脱可能に取り付けられた被駆動部材、上記アッパーコラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、上記ロアーコラムに取り付けられた電動アクチュエータ、上記電動アクチュエータの駆動力を上記被駆動部材に伝達して、上記アッパーコラムをテレスコピック移動する駆動部材、上記アッパーコラムと被駆動部材との間に形成され、車体後方側への被駆動部材の移動を阻止する当接面を備えたことを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第4番目の発明のステアリング装置において、上記アッパーコラムまたは被駆動部材のいずれか一方に設けられ、二次衝突時の衝撃荷重によって、上記被駆動部材がアッパーコラムから離脱してアッパーコラムが車体前方側に移動する時、被駆動部材に対するアッパーコラムの車体前方側への移動を案内する案内部を備え、該案内部に上記車体後方側への被駆動部材の移動を阻止する当接面が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第6番目の発明は、第5番目の発明のステアリング装置において、上記案内部は、上記アッパーコラムまたは被駆動部材のいずれか一方に形成されたガイド溝であり、上記アッパーコラムまたは被駆動部材のいずれか他方には、上記ガイド溝に嵌合するガイド突起が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第7番目の発明は、車体に固定可能なロアーコラム、上記ロアーコラムにテレスコピック位置調整可能に嵌合されたアッパーコラム、上記アッパーコラムまたはロアーコラムのいずれか一方に取り付けられた被駆動部材、上記アッパーコラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、上記ロアーコラムまたはアッパーコラムのいずれか他方に取り付けられた電動アクチュエータ、上記電動アクチュエータの駆動力を上記被駆動部材に伝達して、上記アッパーコラムをテレスコピック移動する駆動部材を備え、二次衝突時、上記被駆動部材または電動アクチュエータのいずれか一方が、上記アッパーコラムまたはロアーコラムに対して離脱可能に結合されており、上記離脱可能に結合された被駆動部材または電動アクチュエータには、二次衝突時に離脱する方向と反対の方向への移動を阻止する当接面が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、二次衝突時の衝撃で、ロアーコラムに取り付けられた電動アクチュエータがロアーコラムから離脱して車体前方側に移動するようにすると共に、電動アクチュエータの車体後方側への移動を阻止する当接面を、ロアーコラムと電動アクチュエータとの間に設けている。従って、二次衝突の初期にステアリングホイールに作用する曲げモーメントによって、離脱方向とは逆方向の離脱荷重が電動アクチュエータに作用しても、電動アクチュエータが離脱方向と逆方向に移動するのを阻止するため、安定した離脱荷重で電動アクチュエータを離脱させることが可能となる。
また、二次衝突時の衝撃で、アッパーコラムに取り付けられた被駆動部材がアッパーコラムから離脱するようにすると共に、被駆動部材の車体後方側への移動を阻止する当接面を、アッパーコラムと被駆動部材との間に設けている。従って、二次衝突の初期にステアリングホイールに作用する曲げモーメントによって、離脱方向とは逆方向の離脱荷重が被駆動部材に作用しても、被駆動部材が離脱方向と逆方向に移動するのを阻止するため、安定した離脱荷重で被駆動部材を離脱させることが可能となる。
* 第1の実施形態
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態のステアリング装置を示す全体側面図である。図2は図1の要部を示し、(1)は要部の縦断面図、(2)は(1)のQ部の拡大図である。図3は図2(1)のA−A断面図である。図4は図2(1)のP矢視図である。第1の実施形態は、ステアリングホイール8の前後方向位置と上下方向位置の両方の位置を調整する、チルト・テレスコピック式のステアリング装置に、本発明を適用した場合について示している。
ステアリングホイール8は、ステアリングシャフト9aの車体後方端(右端)で、コラム1aの車体後方端部(図1、図2の右端部)から車体後方側に突出した部分に固定している。このコラム1aは、車体前方側(図1、図2の左側)に配置されたアウターコラム(ロアーコラム)2aの車体後方側に、インナーコラム(アッパーコラム)3aの車体前方側を、がたつきなく、かつ、車体前後方向に摺動可能に内嵌することにより、全長を伸縮自在とされた、伸縮式コラムである。
この様なコラム1aは、アウターコラム2aとインナーコラム3aとの軸方向の嵌合長さを変化させる事により、その全長を伸縮する。従って、上記コラム1aの伸縮に基づき、上記インナーコラム3aが車体前後方向に変位する。
アウターコラム2aの車体前方側端部には、電動式パワーステアリング装置(操舵力補助装置)25のギヤボックス26が取付けられ、ギヤボックス26には電動モータ27が取付けられている。
電動モータ27を回転してギヤボックス26の減速機構に伝達し、ステアリングシャフト9aに加えられた操舵力に比例した補助操舵トルクを、ギヤボックス26の車体前方側端部の出力軸28に伝える。出力軸28の回転は、図示しないラック・ピニオン式のステアリングギヤに伝達され、車輪の操舵を小さなトルクで行えるようにしている。
ギヤボックス26の車体前方側端部は、枢動ピン26aを中心として、車体に枢動可能に支承されている。また、アウターコラム2aの車体後方側端部には、アッパーブラケット23が図示しない車体に取付けられている。また、アウターコラム2aは、アッパーブラケット23に、電動モータ24によって駆動される図示しない送りねじ機構によって、車体上下方向に調整可能に支承されている。
そして、電動モータ24を駆動して、送りねじ機構を回転駆動することによって、アウターコラム2aの車体後方側端部はアッパーブラケット23に対して車体上下方向に変位し、ステアリングホイール8のチルト位置が調整可能である。
又、上記ステアリングシャフト9aは、車体後方側に設けた円管状のアウターシャフト13の車体前方側端部と、車体前方側に設けたインナーシャフト14の車体後方側端部とをスプライン係合させている。従って、これら両シャフト13、14は、回転力の伝達が自在であると同時に、伸縮が自在である。
この様なステアリングシャフト9aを構成する、上記アウターシャフト13の中間部車体後方端寄り部分は、軸受15により上記インナーコラム3aの車体後方端部内側に、回転のみ自在に(軸方向の変位を阻止した状態で)支持されている。従ってアウターシャフト13は、その車体後方端部に固定した上記ステアリングホイール8と共に、インナーコラム3aの車体前後方向への変位に伴って、車体前後方向に変位する。上記軸受15は、ころ軸受や玉軸受等の転がり軸受でもよいし、すべり軸受でもよい。
このインナーコラム3aを車体前後方向に変位させる為に、このインナーコラム3aと上記アウターコラム2aとの間に、電動式の送りねじ機構16を設けている。この送りねじ機構16を構成するナット17とねじ杆18とのうち、ねじ杆18はその車体後方側端部(図1、図2の右端部)をインナーコラム3aに対し、結合ブラケット19を介して結合固定している。
従って、本実施形態の場合、上記ねじ杆18は回転しない。即ち、このねじ杆18及び結合ブラケット19が、特許請求の範囲に記載した被駆動部材に相当する。特許請求の範囲に記載した駆動部材であるナット17は、ハウジング部30内に回転のみ自在に支持された状態で、上記ねじ杆18と螺合している。
上記ナット17は、減速機を構成するウォームホイール32の中心部にねじ孔を形成する事により、このウォームホイール32と一体に設けている。ウォームホイール32は、軸受31、31によって、ハウジング部30に回転可能に軸支されている。軸受31、31は、ハウジング部30にねじ込まれたベアリングキャップ39によって、スラスト方向の位置が固定されている。
そして、上記ウォームホイール32を、電動モータ(電動アクチュエータ)33の出力軸に固定したウォーム34により回転駆動自在としている。この様に構成するため、この電動モータ33に通電し、上記ウォームホイール32を回転駆動させる事により、上記ねじ杆18及び上記結合ブラケット19が車体前後方向に変位する。上記軸受31、31は、ころ軸受や玉軸受等の転がり軸受でもよいし、すべり軸受でもよい。
この結果、この結合ブラケット19を結合固定したインナーコラム3aと共にステアリングシャフト9aが車体前後方向に変位し、このステアリングシャフト9aの車体後方端部に固定された、ステアリングホイール8の前後方向位置を調整できる。
また、二次衝突時に上記電動モータ33を、上記駆動部材であるナット17と一体とされたウォームホイール32と共に、上記アウターコラム2aから離脱させる離脱部を備えている。このために本実施形態の場合には、上記ハウジング部30に形成されたフランジ部35を、上記アウターコラム2aの外周面の下面20に、二次衝突時に加わる衝撃荷重に基づいて離脱可能に装着している。
このために、上記フランジ部35に、車体後方側(図2、図4の右端縁)に開口した切り欠き状の取付孔36を形成している。そして、この取付孔36にねじ37を挿通して、アウターコラム2aの外周面のねじ孔に、このねじ37を螺合緊締している。
なお、上記フランジ部35の両面と、上記アウターコラム2aの外周面の下面20及び上記ねじ37の頭部との間には、低摩擦材を被覆したコーティングプレート38を介在させて、これら各当接面同士の間の摩擦低減を図り、所定の離脱荷重でフランジ部35をアウターコラム2aから離脱させるようにしている。フランジ部35の離脱方法の変形例として、フランジ部35とアウターコラム2aの外周面の下面20とを樹脂ピンによって結合し、二次衝突時の衝撃力によって樹脂ピンを剪断させて、フランジ部35をアウターコラム2aから離脱させてもよい。
また、図3及び図4に示すように、アウターコラム2aの外周面の下面20には、アウターコラム2aの中心軸線に平行な2本の矩形のガイド溝(案内部)21、21が形成され、ハウジング部30の上面に形成されたガイド突起22、22がこのガイド溝21、21に内嵌している。ガイド溝21、21の車体前後方向の長さは、二次衝突時にインナーコラム3aが車体前方側に変位して、結合ブラケット19がアウターコラム2aの車体後方端に当接するまで、ハウジング部30のガイド突起22を案内可能な長さだけ形成されている。
また、二次衝突の初期には、図1に示すように、ステアリングホイール8には車体上方側への曲げモーメントMが作用する。そして、この曲げモーメントMによって、インナーコラム3aに結合ブラケット19によって結合されたねじ杆18には、車体後方側(図1の右方)への引張り力Fが作用する。
この引張り力Fによって、ハウジング部30に形成されたフランジ部35に車体後方側への力が加わり、フランジ部35の取付孔36とねじ37との間の隙間分だけ、フランジ部35が車体後方側に移動してしまい、車体前方側への荷重が加わった時に、所定の離脱荷重よりも小さな離脱荷重でフランジ部35が車体前方側に移動してしまうことになる。
このための対策として、本発明の第1の実施形態の場合には、ハウジング部30には、アウターコラム2aの外周面の側面41(図3参照)に沿って車体上方側に突出する当接部42が形成されている。アウターコラム2aの外周面の側面41には、側面41から図3の右側に突出する当接部43が形成されている。
ハウジング部30をねじ37でアウターコラム2aに緊締する際、当接部42の車体後方側当接面421を、当接部43の車体前方側当接面431に隙間無く密着させている。そして、上記当接部42に、車体後方側(図2(2)参照)に開口した切り欠き状の取付孔422を形成している。そして、この取付孔422にねじ44を挿通して、アウターコラム2aの側面41のねじ孔に、このねじ44を螺合することで、当接部42をアウターコラム2aの外周面の側面41に緊締している。ねじ44の緊締状態で、取付孔422とねじ44の外周との間には、若干の隙間dが形成されている。
上述の様に構成される本発明の第1の実施形態の場合、通常時に、前記ステアリングホイール8を所望位置に移動させる際には、図示しないスイッチを操作する事により、上記電動モータ33に通電し、上記ナット17を所望方向に所望量だけ回転駆動する。そして、前記ねじ杆18をこのナット17に沿って移動させ、上記結合ブラケット19を介して上記インナーコラム3aを押し引きし、このインナーコラム3aを車体前後方向に所望量だけ変位させる。
この結果、このインナーコラム3aの内側に回転のみ自在に支持された、アウターシャフト13がこのインナーコラム3aと共に車体前後方向に所望量だけ変位し、このアウターシャフト13の車体後方側端部に固定されたステアリングホイール8の車体前後方向位置が、所望の位置に調整される。
また、図示しないスイッチを操作する事により、上記電動モータ24に通電すると、アウターコラム2aの車体後方側端部が、アッパーブラケット23に対して車体上下方向に変位して、ステアリングホイール8のチルト位置を調整可能となる。
衝突事故に伴う二次衝突の初期に、図1に示すようにステアリングホイール8に車体上方側への曲げモーメントMが作用し、この曲げモーメントMによって、ねじ杆18に車体後方側(図1の右方)への引張り力Fが作用する。この引張り力Fによって、ハウジング部30には車体後方側への力が加わるが、ハウジング部30の当接部42の車体後方側当接面421が、アウターコラム2aの当接部43の車体前方側当接面431に隙間無く密着しているため、ハウジング部30は車体後方側に移動することは無い。
二次衝突の初期状態が過ぎ、ステアリングホイール8に車体前方側への衝撃荷重が加わると、上記アウターシャフト13及び前記軸受15を介して、上記インナーコラム3aに車体前方側(図1、2の左方)への衝撃荷重が加わり、アウターコラム2aはそのままの位置に保持された状態で、インナーコラム3aが車体前方側に変位する。
インナーコラム3aのみが前方に変位する際、インナーコラム3aに結合ブラケット19によって結合されたねじ杆18が、車体前方側(図2の左方)に変位する。このねじ杆18の車体前方側への変位によって、上記アウターコラム2aの側に螺着された上記ねじ37から取付孔36が抜け出ると共に、上記フランジ部35が上記コーティングプレート38から抜け出て、上記ハウジング部30を上記アウターコラム2aから所定の離脱荷重で離脱させる。
また、ハウジング部30の当接部42の車体後方側当接面421が、アウターコラム2aの当接部43の車体前方側当接面431から車体前方側に離間する。従って、アウターコラム2aに対するフランジ部35の離脱は、所定の離脱荷重で円滑に行なわれる。図2及び図4に実線で示す位置が二次衝突後の状態であり、二点鎖線で示す位置が二次衝突前の状態である。
また、ハウジング部30は、ハウジング部30の上面に形成されたガイド突起22、22が、アウターコラム2aの外周面の下面20に形成されたガイド溝21、21に案内されて、車体前方側に円滑に変位する。
従って、このガイド突起22、22とガイド溝21、21によって、ハウジング部30がアウターコラム2aから離脱した後のハウジング部30の移動経路が確実に定まり、上記アウターコラム2aに対してインナーコラム3aは、そのコラプス移動の全ストロークにわたって円滑に変位して、ステアリングホイール8が車体前方側に変位する事に対して抵抗にはならなくなる。
* 第2の実施形態
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図5は本発明の第2の実施形態を示し、図2のP矢視図相当である。図6は図5のB−B断面図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態の車体後方側当接面421と車体前方側当接面431を、ガイド溝21とガイド突起22に形成した例である。
すなわち、図5及び図6に示すように、アウターコラム2aの外周面の下面20には、第1の実施形態と同様に、アウターコラム2aの中心軸線に平行な2本の矩形のガイド溝(案内部)21、21が形成され、ハウジング部30の上面に形成されたガイド突起22、22がこのガイド溝21、21に内嵌している。このガイド突起22、22の車体後方側(図5の右側)には、車体後方側当接面221、221が形成され、ガイド溝21、21の車体後方側(図5の右側)には、車体前方側当接面211、211が形成されている。
ハウジング部30をねじ37、37でアウターコラム2aに緊締する際、ガイド突起22、22の車体後方側当接面221、221を、ガイド溝21、21の車体前方側当接面211、211に隙間無く密着させている。
上述の様に構成される本発明の第2の実施形態の場合、衝突事故に伴う二次衝突の初期に、図1に示すようにステアリングホイール8に車体上方側への曲げモーメントMが作用し、この曲げモーメントMによって、ねじ杆18に車体後方側(図1の右方)への引張り力Fが作用する。
この引張り力Fによって、ハウジング部30には車体後方側への力が加わるが、ガイド突起22、22の車体後方側当接面221、221が、ガイド溝21、21の車体前方側当接面211、211に隙間無く密着しているため、ハウジング部30は車体後方側に移動することは無い。
二次衝突の初期状態が過ぎ、ステアリングホイール8に車体前方側への衝撃荷重が加わると、アウターコラム2aに螺着された上記ねじ37、37から取付孔36、36が抜け出ることで、ハウジング部30を上記アウターコラム2aから所定の離脱荷重で離脱させることができる。
また、ガイド突起22、22の車体後方側当接面221、221が、ガイド溝21、21の車体前方側当接面211、211から車体前方側に離間する。従って、アウターコラム2aに対するフランジ部35の離脱は、所定の離脱荷重で円滑に行なわれる。
* 第3の実施形態
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図7は本発明の第3の実施形態を示し、図2のP矢視図相当である。図8は図7のC−C断面図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
第3の実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態の車体後方側当接面421と車体前方側当接面431を、幅の広い1本のガイド溝と、この1本のガイド溝に案内される1本のガイド突起に形成した例である。
すなわち、図7及び図8に示すように、アウターコラム2aの外周面の下面20には、アウターコラム2aの中心軸線に平行な幅の広い1本の矩形のガイド溝(案内部)21aが形成され、ハウジング部30の上面に形成された幅の広い1本のガイド突起22aがこのガイド溝21aに内嵌している。このガイド突起22aの車体後方側(図7の右側)には、車体後方側当接面221aが形成され、ガイド溝21aの車体後方側(図7の右側)には、車体前方側当接面211aが形成されている。
ハウジング部30をねじ37、37でアウターコラム2aに緊締する際、ガイド突起22aの車体後方側当接面221aを、ガイド溝21aの車体前方側当接面211aに隙間無く密着させている。
上述の様に構成される本発明の第3の実施形態の場合、衝突事故に伴う二次衝突の初期に、図1に示すようにステアリングホイール8に車体上方側への曲げモーメントMが作用し、この曲げモーメントMによって、ねじ杆18に車体後方側(図1の右方)への引張り力Fが作用する。この引張り力Fによって、ハウジング部30には車体後方側への力が加わるが、ガイド突起22aの車体後方側当接面221aが、ガイド溝21aの車体前方側当接面211aに隙間無く密着しているため、ハウジング部30は車体後方側に移動することは無い。
二次衝突の初期状態が過ぎ、ステアリングホイール8に車体前方側への衝撃荷重が加わると、アウターコラム2aに螺着された上記ねじ37、37から取付孔36、36が抜け出ることで、ハウジング部30を上記アウターコラム2aから所定の離脱荷重で離脱させることができる。
また、ガイド突起22aの車体後方側当接面221aが、ガイド溝21aの車体前方側当接面211aから車体前方側に離間する。従って、アウターコラム2aに対するフランジ部35の離脱は、所定の離脱荷重で円滑に行なわれる。
* 第4の実施形態
次に本発明の第4の実施形態について説明する。図9は本発明の第4の実施形態のステアリング装置の要部を示す縦断面図である。図10は図9のR矢視図である。図11は図9のD−D断面図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に、ステアリングホイール8の前後方向位置と上下方向位置の両方の位置を調整する、チルト・テレスコピック式のステアリング装置に、適用した場合について示している。また、第4の実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、ハウジング部30をアウターコラム2aに緊締する2箇所のボルト37、44が、等しい離脱荷重で離脱するようにした例である。
第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に、二次衝突時に電動モータ33を、駆動部材であるナット17と一体とされたウォームホイール32と共に、アウターコラム2aから離脱させる様にしている。このために本実施形態の場合には、ハウジング部30に形成されたフランジ部35及びフランジ部45を、上記アウターコラム2aの外周面の下面20及び側面41に、二次衝突時に加わる衝撃荷重に基づいて離脱可能に装着している。
フランジ部35は、アウターコラム2aの外周面の下面20側に形成され、フランジ部45は、アウターコラム2aの外周面の側面41に沿って車体上方側に突出して形成され、側面41の接合面47に接合している。
フランジ部35及びフランジ部45には、車体後方側(図9の右端縁)に開口した切り欠き状の取付孔36、46を形成している。そして、この取付孔36、46にねじ37、44を挿通して、アウターコラム2aの外周面のねじ孔に、このねじ37及びねじ44を螺合緊締している。
また、図9から図11に示すように、アウターコラム2aの外周面の下面20には、アウターコラム2aの中心軸線に平行な2本の矩形のガイド溝(案内部)21、21が形成され、ハウジング部30の上面に形成されたガイド突起22、22がこのガイド溝21、21に内嵌している。
ガイド溝21、21の車体前後方向の長さは、二次衝突時にインナーコラム3aが車体前方側に変位して、結合ブラケット19がアウターコラム2aの車体後方端に当接するまで、ハウジング部30のガイド突起22を案内可能な長さだけ形成されている。
図11に示すように、第4の実施形態の場合には、ねじ杆18の中心からねじ37の締結部までの距離よりも、ねじ杆18の中心からねじ44の締結部までの距離が大部離れている。その結果、二次衝突時にねじ杆18に車体前方側への衝撃荷重が作用すると、ねじ杆18に近いねじ37の締結部の方が、ねじ杆18から遠いねじ44の締結部よりも衝撃荷重が伝わりやすいので、ねじ37の締結部の方が先に離脱してしまい、2箇所の締結部を等しい離脱荷重で離脱させることができない。
このための対策として、本発明の第4の実施形態の場合には、ねじ杆18から遠いねじ44の締付けトルクを、ねじ杆18に近いねじ37の締付けトルクよりも小さな締付けトルクで締付けるようにしている。
衝突事故に伴う二次衝突時に、ステアリングホイール8に車体前方側への衝撃荷重が加わると、ねじ杆18から遠いねじ44の締付けトルクを、ねじ杆18に近いねじ37の締付けトルクよりも小さな締付けトルクで締付けているため、ねじ37の締結部にねじ44の締結部よりも大きな衝撃荷重が作用しても、2箇所のねじ締結部を同時に離脱させることが可能となる。ねじ杆18の中心から2箇所のボルト37、44までの距離が等しい場合等、2箇所のボルト37、44の離脱荷重が等しい場合には、2箇所のボルト37、44の締付けトルクを同一にしてもよい。
上記実施形態では、ガイド溝21、21aをアウターコラム2a側に形成し、ガイド突起22、22aを離脱する側のハウジング部30に形成しているが、ガイド溝21、21aを離脱する側のハウジング部30に形成し、ガイド突起22、22aをアウターコラム2a側に形成してもよい。
また、上記実施形態では、二次衝突時に、駆動部材側のナット17、ウォームホイール32、電動モータ33を、アウターコラム2aから離脱させる様にしている。他の例として、二次衝突時に、被駆動部材側のねじ杆18及び結合ブラケット19を、インナーコラム3aから離脱させる様にしてもよい。その場合、インナーコラム3a側にガイド溝を形成し、離脱する側の結合ブラケット19にガイド突起を形成してもよいし、離脱する側の結合ブラケット19にガイド溝を形成し、インナーコラム3a側にガイド突起を形成してもよい。
また、駆動部材側のナット17、ウォームホイール32、電動モータ33をアッパーコラム側に取付け、被駆動部材側のねじ杆18及び結合ブラケット19をロアーコラム側に取付けてもよい。
さらに、上記実施形態では、アウターコラム2aがロアーコラム、インナーコラム3aがアッパーコラムで構成されているが、アウターコラム2aをアッパーコラム、インナーコラム3aをロアーコラムにしてもよい。また、アウターシャフト13がアッパー側ステアリングシャフト、インナーシャフト14がロアー側ステアリングシャフトで構成されているが、アウターシャフト13をロアー側ステアリングシャフト、インナーシャフト14をアッパー側ステアリングシャフトにしてもよい。
また、上記実施形態では、チルト・テレスコピック式のステアリング装置に適用した例について説明したが、テレスコピック位置の調整だけを行うステアリング装置に適用してもよい。
本発明の第1の実施形態のステアリング装置を示す全体側面図である。 図1の要部を示し、(1)は要部の縦断面図、(2)は(1)のQ部の拡大図である。 図2(1)のA−A断面図である。 図2(1)のP矢視図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図2のP矢視図相当である。 図5のB−B断面図である。 本発明の第3の実施形態を示し、図2のP矢視図相当である。 図7のC−C断面図である。 本発明の第4の実施形態のステアリング装置の要部を示す縦断面図である。 図9のR矢視図である。 図9のD−D断面図である。 従来のステアリング装置を示す要部の側面図である。 従来の駆動ロッドを示す一部を断面した拡大図である。
符号の説明
1、1a コラム
2、2a アウターコラム
3、3a インナーコラム
4 結合板
5、5a 駆動ロッド
6 雄ねじ部
7 ハウジング
8 ステアリングホイール
9、9a ステアリングシャフト
10 外筒
11 内軸
12 ピン
13 アウターシャフト
14 インナーシャフト
15 軸受
16 送りねじ機構
17 ナット
18 ねじ杆
19 結合ブラケット
20 下面
21、21a ガイド溝
211 車体前方側当接面
211a 車体前方側当接面
22、22a ガイド突起
221 車体後方側当接面
221a 車体後方側当接面
23 アッパーブラケット
24 電動モータ
25 電動式パワーステアリング装置
26 ギヤボックス
26a 枢動ピン
27 電動モータ
28 出力軸
30 ハウジング部
31 軸受
32 ウォームホイール
33 電動モータ
34 ウォーム
35 フランジ部
36 取付孔
37 ねじ
38 コーティングプレート
39 ベアリングキャップ
41 側面
42 当接部
421 車体後方側当接面
422 取付孔
43 当接部
431 車体前方側当接面
44 ねじ
45 フランジ部
46 取付孔
47 接合面

Claims (7)

  1. 車体に固定可能なロアーコラム、
    上記ロアーコラムにテレスコピック位置調整可能に嵌合されたアッパーコラム、
    上記アッパーコラムに取り付けられた被駆動部材、
    上記アッパーコラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、
    上記ロアーコラムに車体前方側に離脱可能に取り付けられた電動アクチュエータ、
    上記電動アクチュエータの駆動力を上記被駆動部材に伝達して、上記アッパーコラムをテレスコピック移動する駆動部材、
    上記ロアーコラムと電動アクチュエータとの間に形成され、車体後方側への電動アクチュエータの移動を阻止する当接面を備えたこと
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記ロアーコラムまたは電動アクチュエータのいずれか一方に設けられ、二次衝突時の衝撃荷重によって、上記電動アクチュエータがロアーコラムから離脱して車体前方側に移動する時、電動アクチュエータの車体前方側への移動を案内する案内部を備え、
    該案内部に上記車体後方側への電動アクチュエータの移動を阻止する当接面が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項2に記載されたステアリング装置において、
    上記案内部は、上記ロアーコラムまたは電動アクチュエータのいずれか一方に形成されたガイド溝であり、
    上記ロアーコラムまたは電動アクチュエータのいずれか他方には、上記ガイド溝に嵌合するガイド突起が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. 車体に固定可能なロアーコラム、
    上記ロアーコラムにテレスコピック位置調整可能に嵌合されたアッパーコラム、
    上記アッパーコラムに離脱可能に取り付けられた被駆動部材、
    上記アッパーコラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、
    上記ロアーコラムに取り付けられた電動アクチュエータ、
    上記電動アクチュエータの駆動力を上記被駆動部材に伝達して、上記アッパーコラムをテレスコピック移動する駆動部材、
    上記アッパーコラムと被駆動部材との間に形成され、車体後方側への被駆動部材の移動を阻止する当接面を備えたこと
    を特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項4に記載されたステアリング装置において、
    上記アッパーコラムまたは被駆動部材のいずれか一方に設けられ、二次衝突時の衝撃荷重によって、上記被駆動部材がアッパーコラムから離脱してアッパーコラムが車体前方側に移動する時、被駆動部材に対するアッパーコラムの車体前方側への移動を案内する案内部を備え、
    該案内部に上記車体後方側への被駆動部材の移動を阻止する当接面が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項5に記載されたステアリング装置において、
    上記案内部は、上記アッパーコラムまたは被駆動部材のいずれか一方に形成されたガイド溝であり、
    上記アッパーコラムまたは被駆動部材のいずれか他方には、上記ガイド溝に嵌合するガイド突起が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  7. 車体に固定可能なロアーコラム、
    上記ロアーコラムにテレスコピック位置調整可能に嵌合されたアッパーコラム、
    上記アッパーコラムまたはロアーコラムのいずれか一方に取り付けられた被駆動部材、
    上記アッパーコラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、
    上記ロアーコラムまたはアッパーコラムのいずれか他方に取り付けられた電動アクチュエータ、
    上記電動アクチュエータの駆動力を上記被駆動部材に伝達して、上記アッパーコラムをテレスコピック移動する駆動部材を備え、
    二次衝突時、上記被駆動部材または電動アクチュエータのいずれか一方が、上記アッパーコラムまたはロアーコラムに対して離脱可能に結合されており、上記離脱可能に結合された被駆動部材または電動アクチュエータには、二次衝突時に離脱する方向と反対の方向への移動を阻止する当接面が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
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WO2023228447A1 (ja) * 2022-05-23 2023-11-30 日本精工株式会社 ステアリング装置

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