JP2007045133A - 印刷装置及印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明はテキストデータの周囲を囲むドットを白抜きにすることによりウォーターマークとテキストデータとの違いを明確にし、見易い印刷イメージを得ることができる印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 ホストコンピュータ37から送信される印刷データを受信するデータ受信部53と、ウォーターマークが記憶されたウォーターマーク記憶部54と、複数のフォントが記憶されたフォントROM33と、印刷データに対応するフォントをフォントROM33から選択するフォント選択部55と、選択したフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成する白抜きデータ生成部56と、ウォーターマークと白抜きデータと選択したフォントから印刷イメージを印刷イメージ記憶部に生成する印刷イメージ生成部57と、印刷イメージを基に画像記録を行う印刷ヘッドを備えている。

Description

本発明は、ウォーターマークとテキストデータとを重ねて印刷する印刷装置及び印刷方法に関する。
テキストデータとビットマップデータとを同行に重ねて印刷するウォーターマーク印刷機能を備えた印刷装置が知られている。
一般にウォーターマーク印刷機能を有する印刷装置は、テキストデータとウォーターマークを同色で印刷するため、印刷結果のうちテキストデータとウォーターマークが重なる部分が非常に見づらくなってしまうという問題があった。
このため、ウォーターマークを設定する際にウォーターマークを構成するドットの間引き処理を行ってウォーターマークの濃度を調整し、ウォーターマークとテキストデータが重なる部分を見やすくする等の対応がとられていた。
特開2004−86477号公報
しかしながら、ウォーターマークを構成するドットの間引き処理は、オペレータが予め間引き率を設定しなければならず印刷する際に前処理が必要であり、また間引き率の設定もオペレータの裁量にゆだねられるので、見易い印刷イメージを生成するのに手間がかかっていた。
上記課題を解決すべく、ウォーターマークとテキストデータとの違いを明確にし、見易い印刷イメージを得ることができる印刷装置及び印刷方法を提供することを目的とする。
上記課題は、以下の手段により解決される。
(1)印刷データとウォーターマークとを重ねて印刷する印刷装置であって、
ホストコンピュータから送信される印刷データを受信するデータ受信部と、
ウォーターマークが記憶されたウォーターマーク記憶部と、
複数のフォントが記憶されたフォント記憶部と、
前記印刷データに対応するフォントを前記フォント記憶部から選択するフォント選択部と、
前記選択したフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成する白抜きデータ生成部と、
前記ウォーターマークと前記白抜きデータと前記選択したフォントから印刷イメージを印刷イメージ記憶部に生成する印刷イメージ生成部と、
前記印刷イメージを基に画像記録を行う記録部と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
(2)前記白抜きデータ生成部は、前記フォント選択部が選択した各フォントに対して、白抜きイメージを生成することを特徴とする(1)に記載の印刷装置。
(3)前記印刷イメージ生成部は、前記白抜きデータを基に前記ウォーターマークを白抜きし、そして前記選択したフォントを重ねあわせることにより前記印刷イメージを生成することを特徴とする(2)に記載の印刷装置。
(4)前記印刷イメージ生成部は、前記選択したフォントを前記印刷イメージ記憶部に展開し、
前記白抜きデータ生成部は、前記展開されたフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成することを特徴とする(1)に記載の印刷装置。
(5)前記印刷イメージ生成部は、前記ウォーターマークを前記印刷イメージ記憶部に展開し、そして前記白抜きデータを基に前記ウォーターマークを白抜きすることにより前記印刷イメージを生成することを特徴とする(4)に記載の印刷装置。
(6)前記白抜きデータ生成部は、前記フォントの周りを囲むドットを前記白抜きデータとすることを特徴とする(1)〜(5)の何れか1に記載の印刷装置。
(7)前記白抜きデータ生成部は、前記フォントを構成するドットを行または列単位で走査し、前記フォントを構成するドットに隣接し、かつ前記フォントを構成しないドットを白抜きデータとすることを特徴とする(6)に記載の印刷装置。
(8)前記ウォーターマークと前記フォントの印刷色が異なることを特徴とする(1)〜(7)の何れか1に記載の印刷装置。
(9)前記記録部は、ラインサーマル方式の印刷ヘッドであることを特徴とする(1)〜(8)の何れか1に記載の印刷装置。
(10)印刷データとウォーターマークとを重ねて印刷する印刷方法であって、
ホストコンピュータから送信される印刷データを受信する受信ステップと、
前記印刷データに対応するフォントをフォント記憶部から選択する選択ステップと、
前記選択したフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成する白抜きデータ生成ステップと、
前記ウォーターマークと前記白抜きデータと前記選択したフォントとから印刷イメージを印刷イメージ記憶部に生成する印刷イメージ生成ステップと、
前記印刷イメージを基に画像記録を行う記録ステップと、を備えたことを特徴とする印刷方法。
(11)前記白抜きデータ生成ステップは、前記フォント選択部が選択した各フォントに対して、白抜きイメージを生成することを特徴とする(10)に記載の印刷方法。
(12)前記印刷イメージ生成ステップは、前記白抜きデータを基に前記ウォーターマークを白抜きし、そして前記選択したフォントを重ねあわせることにより前記印刷イメージを生成することを特徴とする(11)に記載の印刷方法。
(13)前記印刷イメージ生成ステップは、前記選択したフォントを前記印刷イメージ記憶部に展開し、
前記白抜きデータ生成ステップは、前記展開されたフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成することを特徴とする(10)に記載の印刷方法。
(14)前記印刷イメージ生成ステップは、前記ウォーターマークを前記印刷イメージ記憶部に展開し、そして前記白抜きデータを基に前記ウォーターマークを白抜きすることにより前記印刷イメージを生成することを特徴とする(13)に記載の印刷方法。
(15)前記白抜きデータ生成部は、前記フォントの周りを囲むドットを前記白抜きデータとすることを特徴とする(10)〜(14)の何れか1に記載の印刷方法。
(16)前記白抜きデータ生成部は、前記フォントを構成するドットを行または列単位で走査し、前記フォントを構成するドットに隣接し、かつ前記フォントを構成しないドットを白抜きデータとすることを特徴とする(15)に記載の印刷方法。
(17)前記ウォーターマークと前記フォントの印刷色が異なることを特徴とする(10)〜(16)の何れか1に記載の印刷方法。
本発明によれば、印刷装置は、フォント記憶部から選択したフォントを参照しながら該フォントの白抜きデータを生成する白抜きデータ生成部と、ウォーターマークと白抜きデータと選択したフォントから印刷イメージを印刷イメージ記憶部に生成する印刷イメージ生成部と、印刷イメージを基に画像記録を行う記録部とを備えている。具体的には、白抜きデータ生成部は、フォント選択部が選択した各フォントに対して、白抜きイメージを生成するように構成されている。したがって、フォントの周囲が白抜きデータによって白抜きされるので、フォントとウォーターマークとを容易に識別でき見易くかつ美しい印刷イメージを印刷することが可能である。また、この処理においては、この白抜き処理においては、特別な設定値等を設定してやる必要がないので、ユーザは白抜き処理の実行を指定してやるだけで、簡単に処理を実行することができる。
また、本発明によれば、印刷装置の印刷イメージ生成部は、白抜きデータを基にウォーターマークを白抜きし、そしてフォント選択部が選択したフォントを重ねあわせることにより印刷イメージを生成するように構成することも可能である。
また、本発明によれば、印刷装置の印刷イメージ生成部は、選択したフォントを印刷イメージ記憶部に展開し、白抜きデータ生成部は、展開されたフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成するように構成することも可能である。
また、本発明によれば、印刷装置の白抜きデータ生成部は、フォントの周りを囲むドットを白抜きデータとし、フォントを構成するドットを行または列単位で走査し、フォントを構成するドットに隣接し、かつフォントを構成しないドットを白抜きデータとするように構成することも可能である
また、本発明によれば、ウォーターマークとフォントの印刷色が異なるように設定されている。したがって、ウォーターマークとフォントとの違いが明確になり、さらにフォント部分を強調させて際立たせる印刷も可能である。
以下、本発明に係る印刷装置及び印刷方法の一実施形態についてプリンタを例に挙げて説明する。
(プリンタの構成について)
図1は、本実施形態のプリンタを示す斜視図である。
本実施形態のプリンタ10は、小切手等のスリップ紙の表面および裏面への印刷と、レシート発行用のロール紙へのロール紙印字が可能な複合型のプリンタである。プリンタ10は、本体部11と、本体部11の上面に開閉可能に設けられた正面側カバー12及び背面側カバー13とを備えている。
プリンタ10の本体部11内部には、図示せぬロール紙が装填されている。ロール紙は、本体部11内部に設けられたロール紙搬送路(不図示)を搬送されて、印刷が行われる。そして印刷されたロール紙は、本体部12の上面に開口したロール紙排出口19より排出される。
また、プリンタ10の正面側には、スリップ紙を挿入可能なスリップ挿入口16が設けられている。スリップ挿入口16から挿入されたスリップは、本体部11に設けられたスリップ搬送路17を搬送されて、正面側カバー12と背面側カバー13との間に設けられたスリップ排出口18から排出される。本実施形態のプリンタ10は、このスリップ搬送路17に沿ってスリップを搬送しながらスリップへの印刷、小切手の画像読み取り、スリップ(特に小切手)上に印字されたMICRの読み取り等を行う。
また、背面側カバー13内部には、クレジットカードやIDカード(身分証明書)等のカードの画像読み取り等を行う画像読み取りセンサ(画像読取スキャナ)が設けられている。カードは、背面側カバー13の正面側に設けられたカード挿入口20から挿入されて、画像読み取りセンサに読み取られ、同じくカード挿入口20から排出される。
このように、本実施形態のプリンタ10は、スリップ紙に対して表面及び裏面の印刷、スリップ紙に形成された磁気文字の読み取り及びスリップ紙のスキャンを行って画像を取得するとともに、ロール紙に対して印刷を行い、そしてカードのスキャンを行って画像を取得することが可能な多機能プリンタである。
図2は、本実施形態のプリンタの制御構造を示すブロック図である。
本実施形態のプリンタ10は、外部のホストコンピュータと通信可能に接続され、ホストコンピュータから送信される各種コマンドに応じて動作し、印刷や画像読み取りを実行する。プリンタ10は、主として、CPU31、RAM32、フォントROM33、フラッシュROM34、画像ROM35、通信インターフェース36、印刷ヘッド駆動機構41、印刷媒体搬送機構42、センサ類43を備え、それぞれは内部バス60により電気的に接続されている。なお、図2では、模式的に一つの内部バス60で各部が接続されているとして説明しているが、各部が機能する限りにおいて、他の構成で接続されていてもよい。
CPU31は、プリンタ10の制御中枢であって、フラッシュROM34に書き込まれたファームウェアを実行することにより、印刷ヘッド駆動機構41、印刷媒体搬送機構42、センサ類43等の動作を制御する。
RAM32は、プリンタ10における揮発性の記憶領域である。図2では、模式的に一つのRAM32が描かれているが用途に応じて複数のRAMチップが設けられていてもよい。このRAM32には、ホストコンピュータから受信したデータを一時的に保存する受信バッファ51、ウォーターマークが記憶されたウォーターマーク記憶部50、ウォーターマーク、白抜きデータ及び印刷データが展開されて一時的に保存される行バッファ52等が設けられている。これらについては、後ほど詳述する。
フォントROM33は、様々な書体のフォントが格納された不揮発性メモリである。本実施形態においてはホストコンピュータ37から印刷データが送信されると、後に説明するフォント選択部55によって印刷データに対応するコードのフォントが選択される。
フラッシュROM34は、所定のセクタ単位でデータを消去しつつ、書き換え可能な不揮発性メモリであり、内部にプリンタ制御用のファームウェアが書き込まれている。
画像ROM35は、不揮発性メモリであり、画像データが格納された領域である。例えば、本実施形態においては、後に説明するウォーターマーク設定部54によってウォーターマークとして設定する画像データに対応した設定コードの画像データが参照される。
通信インターフェース36は、外部のホストコンピュータ37との通信を行うインターフェースである。ホストコンピュータ37から受信するデータ及びホストコンピュータへ送信されるデータは、すべてこの通信インターフェースを介して送受信される。
印刷ヘッド駆動機構41は、1ドットライン分の印字データを同時に印刷するための発熱部として働く複数個の発熱素子から構成される発熱体を有している。発熱体は、感熱紙の幅方向に沿って延びる印刷ヘッドの先端に配列される。発熱体を選択的に加熱駆動することによって、感熱紙上に1ドットライン分の印刷画素を形成する。発熱体には、発熱素子をそれぞれ独立に加熱駆動するための発熱駆動部として働く複数の駆動回路が接続されている。また、駆動回路を選択的に駆動することによって、接続されている対応の発熱素子が通電加熱され、発熱素子に接触している感熱紙上の領域が発色する。本実施形態では、この発熱素子への通電量を制御することにより、赤・黒の2色印刷が可能である。
このように、本実施形態におけるプリンタ10はサーマルヘッドを備えた2色サーマルプリンタである。
印刷媒体搬送機構42は、モータ、モータの駆動回路、モータの動力を搬送ローラや送りローラ等の各種ローラに伝達するベルト等から構成され、ロール紙やスリップ紙の搬送を制御する。
センサ類43は、ロール紙のニアエンド/エンドを検出するロール紙ニアエンド/エンドセンサ、搬送路内にスリップ紙が搬送されたか否かを検出するTOF(Top of Form)検出器あるいはBOF(Bottom of Form)検出器等から構成されている。
図3は、本実施形態のプリンタの機能ブロックを示す図である。
プリンタ10は、データ受信部53、ウォーターマーク設定部54、フォント選択部55、白抜きデータ生成部56、印刷イメージ生成部57の複数の機能部を備えるほか、RAM32には各機能を実現する際に必要なデータを格納する領域として、ウォーターマーク記憶部50、受信バッファ51及び行バッファ52が設けられている。これらは、CPU31がフラッシュROM34内のファームウェアを実行することにより実現される。
データ受信部53は、通信インターフェース36を介してホストコンピュータ37から受信した印刷コマンド、印刷データ等の印刷制御情報を受信バッファ51に格納する。
ウォーターマーク設定部54は、ホストコンピュータ37から送信されるウォーターマーク設定コマンドにしたがってウォーターマークとして設定する画像データを画像ROM35から読み出し、ウォーターマークの拡大率、ドットの間引き率、印刷色、配列パターン及びウォーターマークの配列ピッチ等を設定し、設定されたウォーターマークをウォーターマーク記憶部50に格納する。なお、これらの設定は、オペレータがホストコンピュータ37の設定画面を確認しながらプリンタ10に指示することが可能である。
フォント選択部55は、印刷データに対応するフォントをフォントROM33から選択する。
白抜きデータ生成部56はフォント選択部55によって選択されたフォントを参照しながら、フォントの白抜きイメージを生成する。なお、本実施形態において、白抜きデータ生成部56は、選択されたフォントの周りを囲むドットを白抜きデータとするように設定されている。これについては後ほど説明する。
印刷イメージ生成部57は、ウォーターマーク記憶部50に格納されたウォーターマークを行バッファ52に展開し、さらに白抜きデータ生成部56によって生成された白抜きデータ及びホストコンピュータ37から送信された印刷データに対応したフォントを行バッファ52に展開することによって印刷イメージを生成する。
ここで行バッファ52とは、テキスト1行分に相当する印刷イメージが生成される領域であり、テキストのドット数に応じて高さが可変に設定されており、図5の場合は例えば、24ドットである。また、行バッファ52の幅方向のドット数は、印刷幅に対応して可変であり、最大で印刷ヘッドの発熱素子の個数分(例えば、512個)である。
次に、印刷イメージを印刷するまでの処理の流れについて図4〜図5を用いて説明する。
図4は印刷イメージを印刷するまでの流れを示したフローチャートであり、図5は印刷イメージ及び白抜きイメージを示した図である。
まず、ホストコンピュータ37から送信された印刷データをデータ受信部53が受信すると、印刷データは受信バッファ51に一時的に格納される。プリンタ10は受信バッファ51に格納された印刷データが文字データか否かを判断する(ステップS1)。文字データであると判断すると(ステップS1:Yes)、文字データが印刷する行の先頭にくる文字か否かを判断する(ステップS2)。ステップS2で先頭文字であると判断されると(ステップS2:Yes)、文字データを展開するための領域として行バッファを確保する(ステップS3)。
次に、ウォーターマーク記憶部50に記憶されたウォーターマークを行バッファ52に展開する(ステップS4)。なお、行バッファ52にウォーターマークが展開された模式図を図5(c)に示す。図5では、印刷される領域を黒で、非印刷ドットを白で模式的に表している。
図5(c)に示すように、本実施形態において所定の行に展開されたウォーターマークはほぼ黒であるが、他の行においてはウォーターマークが展開されない行もあり、そのような場合には図5(c)がほぼ白になることもあり得る。また図5(a)〜図5(e)は説明をわかりやすくするため所定の行における先頭文字部分のみを示したが、行バッファ52にはプリンタ10のサーマルヘッドによって1行に印刷可能なフォント数分が展開される。
ステップS5で、フォント選択部55が文字データに対応するフォントをフォントROM33から選択する(ステップS5)。そして白抜きデータ生成部56がフォント選択部55によって選択されたフォントから白抜きデータ(白抜きイメージ)を生成する(ステップS6)。
ここで、白抜きデータ生成部56は、フォント選択部55によって選択されたフォントを参照し、フォントを構成するドットを行または列単位で走査する。そして、例えば、あるドットが白ドットであれば、その白ドットの周囲8ドットに黒ドットがあるかどうか確認し、黒ドットが存在すれば、その白ドットを白抜きドットとして設定する。この処理を全ドットについて行うことにより白抜きデータが生成される。
ここで、図5(a)にフォント選択部55によって選択されたフォントを示し、図5(b)に選択されたフォントを基に得られた白抜きデータ(白抜きイメージ)を示す。本実施形態においては行の先頭文字が「1」である場合について説明する。
生成された白抜きデータによって、行バッファ52に展開されたウォーターマークを白抜きし(ステップS7)、さらにステップS5で選択されたフォントを行バッファ52に展開して印刷イメージを生成する(ステップS8)。白抜きデータで白抜きされたイメージを図5(d)に示し、生成された印刷イメージを図5(e)に示す。
なお、本実施形態においてステップS8で、行バッファ52に展開されたフォントは赤色印刷に設定されており、ウォーターマークは黒色印刷に設定されている。このようにウォーターマークとフォントの印刷色を異なる色に設定すれば互いに差別化されるので、容易に印刷文字を把握することが可能である。なお、本実施形態では、白抜き処理を行うので、フォントとウォーターマークとを同一色で印刷するように設定してもよい。
なお、ステップS2で行の先頭文字にあたらない場合(ステップS2:No)には、次に展開されるフォントをフォントROMから選択し(ステップS5)、その後ステップS6〜ステップS8の処理が行われる。
1行分の文字データの処理が終わると、受信バッファ51を確認し、次の行に対応する印刷データが印刷コマンドであると判断されると(ステップS1:No、ステップS9:Yes)、行バッファに展開された印刷イメージが印刷ヘッドへ送られ、印刷される(ステップS10)。
一方、ホストコンピュータからの印刷データが文字データあるいは印刷コマンドでもない場合には指示に応じた処理が行われる(ステップS11)。
このように、本実施形態によれば、白抜きデータ生成部56がフォントROM33から選択したフォントを参照しながらフォントの白抜きデータを生成し、印刷イメージ生成部57がウォーターマークと白抜きデータと選択したフォントから印刷イメージを行バッファ52が生成するので、フォントとウォーターマークの境界を明確化することができる。したがって、フォントの周囲が白抜きデータによって白抜きされるので、フォントとウォーターマークとを容易に識別でき見易くかつ美しい印刷イメージを印刷することが可能である。また、この処理においては、この白抜き処理においては、特別な設定値等を設定してやる必要がないので、ユーザは白抜き処理の実行を指定してやるだけで、簡単に処理を実行することができる。
(変形例)
次に、本実施形態のプリンタ10が行う白抜きデータ生成に関する変形例について図6及び図7を用いて説明する。図6は印刷イメージを印刷するまでの流れを示したフローチャートであり、図7(a)は選択されたフォントを行バッファ52に展開した図であり、図7(b)は選択されたフォントから生成した白抜きイメージを示した図であり、図7(c)は行バッファ52に展開された印刷イメージを示した図である。
本変形例では、まず、ホストコンピュータ37から送信された印刷データをデータ受信部53が受信すると、印刷データは受信バッファ51に一時的に格納される。プリンタ10は受信バッファ51に格納された印刷データが文字データか否かを判断する(ステップS21)。文字データであると判断すると(ステップS21:Yes)、文字データが印刷する行の先頭にくる文字か否かを判断する(ステップS22)。ステップS2で先頭文字であると判断されると(ステップS22:Yes)、文字データを展開するための領域として行バッファを確保する(ステップS23)。
ステップS24で、フォント選択部55が文字データに対応するフォントをフォントROM33から選択し(ステップS24)、行バッファ52にフォントを展開する(ステップS25)。なお、ステップS22で印刷する行の先頭文字にあたらない場合(ステップS22:No)には、次に展開されるフォントをフォントROMから選択し(ステップS24)、その後ステップS5の処理が行われる。行バッファ52に1行分の文字データが展開された状態を図8(a)に示す。
1行分の文字データの受信が終わると、ホストコンピュータ37から再び印刷データが送信され印刷データが印刷コマンドであると判断されると(ステップS21:No、ステップS26:Yes)、白抜きデータ生成部56が、行バッファに展開された1行分のフォントについて1ドットライン単位で白抜きデータを生成する(ステップS27)。図8(b)に5ドットライン目まで白抜きデータを生成した状態を示す
次に、ウォーターマーク記憶部50に記憶されたウォーターマークを行バッファ52に展開し(ステップS28)、ステップS27で生成された白抜きデータによって、行バッファ52を白抜きした後(ステップS29)、行バッファ52に展開された印刷イメージが印刷ヘッドへ送られ、印刷される(ステップS30)。なお、行バッファ52に展開された印刷イメージを図8(c)に示す。
以上説明したように、本実施形態において印刷装置10は、フォントROM33から選択したフォントを参照しながら該フォントの白抜きデータを生成する白抜きデータ生成部56と、ウォーターマークと白抜きデータと選択したフォントから印刷イメージを行バッファ52に生成する印刷イメージ生成部57と、印刷イメージを基に画像記録を行う記録部とを備えている。そして、白抜きデータ生成部56は、フォント選択部55が選択した各フォントに対して、白抜きイメージを生成するように構成されている。したがって、フォントの周囲が白抜きデータによって白抜きされるので、フォントとウォーターマークとを容易に識別できるので見易い印刷イメージを得ることが可能である。
また、本実施形態において印刷装置10は、ウォーターマークとフォントの印刷色が異なるように設定されている。したがって、ウォーターマークとフォントとの違いが明確になり、さらにフォント部分を強調させて印刷させることも可能である。
本実施形態のプリンタを示す斜視図である。 本実施形態のプリンタの制御構造を示すブロック図である。 本実施形態のプリンタの機能ブロックを示す図である。 印刷イメージを印刷するまでの流れを示したフローチャートである。 印刷イメージ及び白抜きデータを示した図である。 印刷イメージを印刷するまでの変形例を示したフローチャートを示した図である フォント、白抜きデータ及び印刷イメージを示した図である
符号の説明
10 プリンタ
31 CPU
32 RAM
33 フォントROM
34 フラッシュROM
35 画像ROM
36 通信インターフェース
37 ホストコンピュータ
50 ウォーターマーク記憶部
51 受信バッファ
52 行バッファ
53 データ受信部
54 ウォーターマーク設定部
55 フォント選択部
56 白抜きデータ生成部
57 印刷イメージ生成部

Claims (17)

  1. 印刷データとウォーターマークとを重ねて印刷する印刷装置であって、
    ホストコンピュータから印刷データを受信するデータ受信部と、
    ウォーターマークが記憶されたウォーターマーク記憶部と、
    複数のフォントが記憶されたフォント記憶部と、
    前記印刷データに対応するフォントを前記フォント記憶部から選択するフォント選択部と、
    前記選択したフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成する白抜きデータ生成部と、
    前記ウォーターマークと前記白抜きデータと前記選択したフォントから印刷イメージを印刷イメージ記憶部に生成する印刷イメージ生成部と、
    前記印刷イメージを基に画像記録を行う記録部と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記白抜きデータ生成部は、前記フォント選択部が選択した各フォントに対して、白抜きイメージを生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷イメージ生成部は、前記白抜きデータを基に前記ウォーターマークを白抜きし、そして前記選択したフォントを重ねあわせることにより前記印刷イメージを生成することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷イメージ生成部は、前記選択したフォントを前記印刷イメージ記憶部に展開し、
    前記白抜きデータ生成部は、前記展開されたフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷イメージ生成部は、前記ウォーターマークを前記印刷イメージ記憶部に展開し、そして前記白抜きデータを基に前記ウォーターマークを白抜きすることにより前記印刷イメージを生成することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記白抜きデータ生成部は、前記フォントの周りを囲むドットを前記白抜きデータとすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記白抜きデータ生成部は、前記フォントを構成するドットを行または列単位で走査し、前記フォントを構成するドットに隣接し、かつ前記フォントを構成しないドットを白抜きデータとすることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記ウォーターマークと前記フォントの印刷色が異なることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記記録部は、ラインサーマル方式の印刷ヘッドであることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の印刷装置。
  10. 印刷データとウォーターマークとを重ねて印刷する印刷方法であって、
    ホストコンピュータから送信される印刷データを受信する受信ステップと、
    前記印刷データに対応するフォントをフォント記憶部から選択する選択ステップと、
    前記選択したフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成する白抜きデータ生成ステップと、
    前記ウォーターマークと前記白抜きデータと前記選択したフォントとから印刷イメージを印刷イメージ記憶部に生成する印刷イメージ生成ステップと、
    前記印刷イメージを基に画像記録を行う記録ステップと、を備えたことを特徴とする印刷方法。
  11. 前記白抜きデータ生成ステップは、前記フォント選択部が選択した各フォントに対して、白抜きイメージを生成することを特徴とする請求項10に記載の印刷方法。
  12. 前記印刷イメージ生成ステップは、前記白抜きデータを基に前記ウォーターマークを白抜きし、そして前記選択したフォントを重ねあわせることにより前記印刷イメージを生成することを特徴とする請求項11に記載の印刷方法。
  13. 前記印刷イメージ生成ステップは、前記選択したフォントを前記印刷イメージ記憶部に展開し、
    前記白抜きデータ生成ステップは、前記展開されたフォントを参照しながら、該フォントの白抜きデータを生成することを特徴とする請求項10に記載の印刷方法。
  14. 前記印刷イメージ生成ステップは、前記ウォーターマークを前記印刷イメージ記憶部に展開し、そして前記白抜きデータを基に前記ウォーターマークを白抜きすることにより前記印刷イメージを生成することを特徴とする請求項13に記載の印刷方法。
  15. 前記白抜きデータ生成部は、前記フォントの周りを囲むドットを前記白抜きデータとすることを特徴とする請求項10〜14の何れか1項に記載の印刷方法。
  16. 前記白抜きデータ生成部は、前記フォントを構成するドットを行または列単位で走査し、前記フォントを構成するドットに隣接し、かつ前記フォントを構成しないドットを白抜きデータとすることを特徴とする請求項15に記載の印刷方法。
  17. 前記ウォーターマークと前記フォントの印刷色が異なることを特徴とする請求項10〜16の何れか1項に記載の印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015093466A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
US10315436B2 (en) 2016-03-31 2019-06-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Control device and method for printing first image and second image
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