JP2007043956A - シート回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のシート回収装置1は、回収中のマルチフィルムSの途中部位へ往復移動可能に支持されるとともに、該途中部位に当接してマルチフィルムSの弛みをとるように構成されたテンションローラ13と、テンションローラ13の移動状態を感知するセンサ手段6,7と、マルチフィルムSを巻取ドラム21に巻き取るように構成され、直流モータ23を動力源とする回収機構5と、前記センサ手段6,7により感知されたテンションローラ13の移動状態に基づいて直流モータ23を作動又は停止させる制御部8とを備えている。そして、制御部8は、直流モータ23を停止させるときは、該直流モータ23の入力端子間を短絡させるように構成されている。
【選択図】 図1
Description
圃場に張られたシートに沿って走行可能に支持された作業機に搭載され、前記シートの一端側から他端側へ向かって進行しながら、該シートの一端側から該シートを順次回収するように構成されたシート回収装置であって、
回収中のシート途中部位におけるシート送り方向に対する略直交方向へ往復移動可能に支持されるとともに、前記途中部位に当接し、該途中部位を押圧することにより、前記進行に伴って生ずる前記シートの弛みをとるように構成されたテンション部材と、
前記テンション部材の移動状態を感知するセンサ手段と、
前記シートを巻取ドラムに巻き取るように構成され、直流モータを動力源とする回収機構と、
前記センサ手段により感知されたテンション部材の移動状態に基づいて前記直流モータを作動又は停止させる制御部とを備え、
前記制御部は、前記直流モータを停止させるときは、該直流モータの入力端子間を短絡させるように構成されている。
(1)前記テンション部材は、往動方向及び復動方向へ往復移動可能に支持されるとともに、該往動方向への移動により前記途中部位に当接し、該途中部位を押圧するように構成され、
前記センサ手段は、前記テンション部材の移動範囲における往動側端部に該テンション部材が位置した第一状態を感知する第一センサと、前記テンション部材の移動範囲における復動側端部に該テンション部材が位置した第二状態を感知する第二センサとを備え、
前記回収機構は、少なくとも前記テンション部材を前記復動方向に移動させ得る張力を前記シートに付与しながら該シートを巻取ドラムに巻き取るように構成され、
前記制御部は、前記第一センサが前記第一状態を感知すると前記直流モータを作動させ、前記第二センサが前記第二状態を感知すると前記直流モータを停止させるように構成された態様。
前記センサ手段は、前記テンション部材が前記往動方向へ所定量以上移動した状態を感知するセンサを備え、
前記回収機構は、少なくとも前記テンション部材を前記復動方向に移動させ得る張力を前記シートに付与しながら該シートを巻取ドラムに巻き取るように構成され、
前記制御部は、前記センサが前記状態を感知すると前記直流モータを作動させ、前記状態を感知しなくなると前記直流モータを停止させるように構成された態様。
(1)直列接続された手元スイッチ30、ヒューズ31、及び第一パワーリレー32の接点32aを介して直流モータ23の一方の入力端子23aがバッテリー25の一方の極端子25aに接続されるとともに、直流モータ23の他方の入力端子23bがバッテリー25の他方の極端子25bに接続されている。
(2)第一パワーリレー32の接点32aを駆動するコイル32bは、第一センサ6、第二センサ7、及び第二パワーリレー33により構成されるセット・リセット回路36により通電・非通電制御されるように構成されている。このセット・リセット回路36は、第一センサ6が第一状態P1を感知すると、通電状態(セット状態)となるとともに第一センサ6が第一状態P1を感知しなくなっても該通電状態を保持し、また、第二センサ7が第二状態P2を感知すると非通電状態(リセット状態)になるとともに第二センサ7が第二状態を感知しなくなっても該非通電状態を保持するようになっている。
(3)第一パワーリレー32の接点32aは、切換接点となっている。該第一パワーリレー32のコイル32bが通電すると、直流モータ23の一方の入力端子23aをバッテリー25の一方の極端子25aに接続し、該コイル32bが非通電になると、逆転防止スイッチ34を介して直流モータ23の一方の入力端子23aを該直流モータ23の他方の入力端子23bに短絡する短絡回路37に接続する。
(4)第一パワーリレー32の接点32a及び直流モータ23と並列に接続されたパイロットランプ35を備えている。
(1)畝に敷設しているマルチフィルムS端を数m分を剥がし、固定ローラ11の上側、テンションローラ13の下側の順に通し、巻取ドラム21に固定する(図1参照)。このとき、逆転防止スイッチ34がOFFになっているので、直流モータ23の制動作用が解除され、巻取ドラム21を容易に回転させることができ、作業性がよい。
(2)シート回収装置1の逆転防止スイッチ34をONにしておき、手元スイッチ30をONにすると、回収機構5が作動して巻取ドラム21が回転し、マルチフィルムSの回収を開始する。
(3)マルチフィルムSの巻取りと同時にテンションローラ13も上方に移動する。
(4)テンションローラ13がその移動範囲における上側端部に到達した第二状態P2になると(図4(a)参照)、それを第二センサ7が感知し、制御部8が回収機構5を停止させる。すると、巻取ドラム21が停止し、マルチフィルムSの巻取が中止される。
(5)回収機構5が停止した状態で、芋類収穫機2の前進に伴ってシート回収装置1が前進すると、回収するマルチフィルムSに弛みが生じ、テンションローラ13を付勢する引きバネ15の力により、弛み分だけテンションローラ13が下方に移動して行く(図4(b)参照)。このように回収機構5が停止した状態では、逆転防止スイッチ34(ON状態)を介して直流モータ23の一方の入力端子を該直流モータ23の他方の入力端子に短絡しているので、直流モータ23が制動作用を奏して巻取ドラム21の逆転を抑制する。これにより、回収済みのマルチフィルムSが引き出されてしまうことを防止している。
(6)シート回収装置1のさらなる前進とともにマルチフィルムSの弛みが増大し、テンションローラ13がその移動範囲における下側端部に到達した第一状態P1になると(図4(c)参照)、それを第一センサ6が感知し、制御部8が回収機構5を再び作動させる。すると、巻取ドラム21が回転し、マルチフィルムSの巻取が再開される。
(7)以後、芋類収穫機2の連続的な前進に伴って、前記(3)〜(6)の動作を繰り返しマルチフィルムSを回収する。
(2)圃場を走行可能に構成された機体に本発明のシート回収装置を搭載することにより、シート回収専用機として構成すること。
(3)テンションローラ13を上下にスライド移動可能に支持するように構成すること。
(4)テンションローラ13の移動方向を上下方向以外の方向(水平方向等)に変更すること。
(5)固定ローラ11及び/又はテンションローラ13をブラシローラにすること。
2 芋類収穫機
3 機体
4 ガイド機構
5 回収機構
6 第一センサ
7 第二センサ
8 制御部
13 テンションローラ
21 巻取ドラム
22 駆動機構
23 直流モータ
24 動力伝動機構
25 バッテリー
32 第一パワーリレー
33 第二パワーリレー
34 逆転防止スイッチ
37 短絡回路
P1 第一状態
P2 第二状態
S マルチフィルム
Claims (4)
- 圃場に張られたシートに沿って走行可能に支持された作業機に搭載され、前記シートの一端側から他端側へ向かって進行しながら、該シートの一端側から該シートを順次回収するように構成されたシート回収装置であって、
回収中のシート途中部位におけるシート送り方向に対する略直交方向へ往復移動可能に支持されるとともに、前記途中部位に当接し、該途中部位を押圧することにより、前記進行に伴って生ずる前記シートの弛みをとるように構成されたテンション部材と、
前記テンション部材の移動状態を感知するセンサ手段と、
前記シートを巻取ドラムに巻き取るように構成され、直流モータを動力源とする回収機構と、
前記センサ手段により感知されたテンション部材の移動状態に基づいて前記直流モータを作動又は停止させる制御部とを備え、
前記制御部は、前記直流モータを停止させるときは、該直流モータの入力端子間を短絡させるように構成されたシート回収装置。 - 前記直流モータの入力端子間の短絡を解除するための解除スイッチを備えた請求項1記載のシート回収装置。
- 前記テンション部材は、往動方向及び復動方向へ往復移動可能に支持されるとともに、該往動方向への移動により前記途中部位に当接し、該途中部位を押圧するように構成され、
前記センサ手段は、前記テンション部材の移動範囲における往動側端部に該テンション部材が位置した第一状態を感知する第一センサと、前記テンション部材の移動範囲における復動側端部に該テンション部材が位置した第二状態を感知する第二センサとを備え、
前記回収機構は、少なくとも前記テンション部材を前記復動方向に移動させ得る張力を前記シートに付与しながら該シートを巻取ドラムに巻き取るように構成され、
前記制御部は、前記第一センサが前記第一状態を感知すると前記直流モータを作動させ、前記第二センサが前記第二状態を感知すると前記直流モータを停止させるように構成された請求項1又は2記載のシート回収装置。 - 前記テンション部材は、往動方向及び復動方向へ往復移動可能に支持されるとともに、該往動方向への移動により前記途中部位に当接し、該途中部位を押圧するように構成され、
前記センサ手段は、前記テンション部材が前記往動方向へ所定量以上移動した状態を感知するセンサを備え、
前記回収機構は、少なくとも前記テンション部材を前記復動方向に移動させ得る張力を前記シートに付与しながら該シートを巻取ドラムに巻き取るように構成され、
前記制御部は、前記センサが前記状態を感知すると前記直流モータを作動させ、前記状態を感知しなくなると前記直流モータを停止させるように構成された請求項1又は2記載のシート回収装置。
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