JP2007041268A - 光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】屈曲光学系を備え、収納時における外形をコンパクトにした光学装置を提供する。
【解決手段】第1の光軸I1上に配置された光学素子を有する第1の光学素子群L1,L2と、少なくとも撮影時において第1の光軸I1と異なった方向に延在する第2の光軸I2上に配置された光学素子を有する第2の光学素子群L4,L5と、第1の光学素子群L1,L2と第2の光学素子群L4,L5との間に設けられ、像光を屈曲させる屈曲部L3とを有する光学装置1において、第1の光学素子群L1,L2は、その少なくとも一部が第2の光軸I2方向において第2の光学素子群L4,L5と重なった収納位置と、この収納位置に対して第1の光軸I1と第2の光軸I2とがなす角度が大きくされた撮影位置との間において、第2の光学素子群L4,L5に対して相対的に回転可能に支持された構成とする。
【選択図】図3
【解決手段】第1の光軸I1上に配置された光学素子を有する第1の光学素子群L1,L2と、少なくとも撮影時において第1の光軸I1と異なった方向に延在する第2の光軸I2上に配置された光学素子を有する第2の光学素子群L4,L5と、第1の光学素子群L1,L2と第2の光学素子群L4,L5との間に設けられ、像光を屈曲させる屈曲部L3とを有する光学装置1において、第1の光学素子群L1,L2は、その少なくとも一部が第2の光軸I2方向において第2の光学素子群L4,L5と重なった収納位置と、この収納位置に対して第1の光軸I1と第2の光軸I2とがなす角度が大きくされた撮影位置との間において、第2の光学素子群L4,L5に対して相対的に回転可能に支持された構成とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、光学系の中間部において光軸方向を転換する屈曲光学系を備えた光学装置に関するものである。
カメラは、撮像光学系としてその中間部に光軸方向を転換するプリズム等の屈曲部を備えた屈曲光学系を用いることによって、その薄型化を図ったものが知られている。
また、従来、屈曲光学系を備えたカメラは、その屈曲部よりも対物側の光学系を、像側の光学系の光軸回りに回転可能に支持したものが知られている(例えば、特許文献1)。
また、従来、屈曲光学系を備えたカメラは、その屈曲部よりも対物側の光学系を、像側の光学系の光軸回りに回転可能に支持したものが知られている(例えば、特許文献1)。
屈曲光学系を備えたカメラ等の光学装置は、その撮影時に屈曲部よりも対物側の光学系が被写体側に突き出すものがある。このような光学装置において、その収納時に対物レンズ光軸方向の厚みを小さくしてコンパクト化することが要望されている。
特開2001−128038号公報
本発明の課題は、屈曲光学系を備え、収納時における外形をコンパクトにした光学装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、第1の光軸上に配置された光学素子を有する第1の光学素子群と、少なくとも撮影時において前記第1の光軸と異なった方向に延在する第2の光軸上に配置された光学素子を有する第2の光学素子群と、前記第1の光学素子群と前記第2の光学素子群との間に設けられ、像光を屈曲させる屈曲部とを備える光学装置において、前記第1の光学素子群は、この第1の光学素子群に含まれる光学素子の少なくとも一部が前記第2の光軸方向において前記第2の光学素子群に含まれる光学素子と重なった収納位置と、前記収納位置に対して前記第1の光軸と前記第2の光軸とがなす角度が大きくされた撮影位置との間において、前記第2の光学素子群に対して相対的に回転可能に支持されることを特徴とする光学装置である。
請求項1の発明は、第1の光軸上に配置された光学素子を有する第1の光学素子群と、少なくとも撮影時において前記第1の光軸と異なった方向に延在する第2の光軸上に配置された光学素子を有する第2の光学素子群と、前記第1の光学素子群と前記第2の光学素子群との間に設けられ、像光を屈曲させる屈曲部とを備える光学装置において、前記第1の光学素子群は、この第1の光学素子群に含まれる光学素子の少なくとも一部が前記第2の光軸方向において前記第2の光学素子群に含まれる光学素子と重なった収納位置と、前記収納位置に対して前記第1の光軸と前記第2の光軸とがなす角度が大きくされた撮影位置との間において、前記第2の光学素子群に対して相対的に回転可能に支持されることを特徴とする光学装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光学装置において、前記第1の光学素子群、前記第2の光学素子群の少なくとも一方は、前記収納位置と前記撮影位置との間の移行時にその光軸方向に移動する可動光学素子を備えることを特徴とする光学装置である。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1の光学素子群を第2の光学素子群に対して相対的に回転させ、第1の光学素子群に含まれる光学素子の少なくとも一部が、第2の光学素子群に含まれる光学素子と第2の光軸方向に重なった状態で収納することによって、第2の光学素子群が収容されるスペースと共通のスペースに第1の光学素子群を収容することができるから、一方の光学素子群が光学装置の外部側に突き出すことを防止して、屈曲光学系を備えた光学装置をコンパクトに収納することができる。
(2)第1の光学素子群、第2の光学素子群の少なくとも一方に、収納位置、撮影位置の変移時に光軸方向に移動する可動光学素子を設けたから、収納位置における第1の光学素子群、第2の光学素子群の光学素子相互間の干渉を防止することができる。
(1)第1の光学素子群を第2の光学素子群に対して相対的に回転させ、第1の光学素子群に含まれる光学素子の少なくとも一部が、第2の光学素子群に含まれる光学素子と第2の光軸方向に重なった状態で収納することによって、第2の光学素子群が収容されるスペースと共通のスペースに第1の光学素子群を収容することができるから、一方の光学素子群が光学装置の外部側に突き出すことを防止して、屈曲光学系を備えた光学装置をコンパクトに収納することができる。
(2)第1の光学素子群、第2の光学素子群の少なくとも一方に、収納位置、撮影位置の変移時に光軸方向に移動する可動光学素子を設けたから、収納位置における第1の光学素子群、第2の光学素子群の光学素子相互間の干渉を防止することができる。
本発明は、屈曲光学系を備え、収納時における外形をコンパクトにした光学装置を提供するという目的を、プリズムよりも対物側に設けられる第1レンズ群、第2レンズ群をプリズム付近に設けた回転軸回りに回転させ、プリズムよりも像側に設けられるコンペンセータレンズ群がその光軸方向に退避して得られた空間部内に収納することによって解決する。
以下、本発明を適用した光学装置であるカメラの実施例1について説明する。
図1は、実施例1のカメラの外観を示す図であって、対物レンズである第1レンズ群の光軸方向から見た立面図である。図2は、図1のカメラのレンズ鏡筒のII部矢視断面図であって、カメラの撮影状態を示すものである。図3は、カメラのレンズ鏡筒の収納状態を示す断面図である。
図1は、実施例1のカメラの外観を示す図であって、対物レンズである第1レンズ群の光軸方向から見た立面図である。図2は、図1のカメラのレンズ鏡筒のII部矢視断面図であって、カメラの撮影状態を示すものである。図3は、カメラのレンズ鏡筒の収納状態を示す断面図である。
カメラ1は、撮影用レンズ群としていわゆる屈曲光学系を備えたデジタルスチルカメラであって、筐体2と、レリーズスイッチ3と、レンズ鏡筒10とを備えている。
筐体2は、略直方体の容器状に形成され、カメラ1の各構成部材を収容するものであって、その対物レンズ群である第1レンズ群L1の光軸方向における厚みを、他の2方向の寸法よりも小さくしたカード型のものである。
筐体2は、その被写体側の面部に、第1レンズ群L1が露出する矩形の開口部2aが形成されている。
レリーズスイッチ3は、ユーザがカメラ1のレリーズ操作を入力する押しボタンスイッチであって、筐体2の通常撮影時における上面部に設けられている。
筐体2は、略直方体の容器状に形成され、カメラ1の各構成部材を収容するものであって、その対物レンズ群である第1レンズ群L1の光軸方向における厚みを、他の2方向の寸法よりも小さくしたカード型のものである。
筐体2は、その被写体側の面部に、第1レンズ群L1が露出する矩形の開口部2aが形成されている。
レリーズスイッチ3は、ユーザがカメラ1のレリーズ操作を入力する押しボタンスイッチであって、筐体2の通常撮影時における上面部に設けられている。
レンズ鏡筒10は、屈曲光学系である撮影用レンズ群を備えている。
図2、図3に示すように、レンズ鏡筒10は、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、プリズムL3、コンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5、対物側レンズ室11、像側レンズ室12、撮像部13を備えている。
図2、図3に示すように、レンズ鏡筒10は、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、プリズムL3、コンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5、対物側レンズ室11、像側レンズ室12、撮像部13を備えている。
第1レンズ群L1は、最も対物側に設けられるレンズ群であって、対物側レンズ室11に形成された開口11aに固定されている。
第2レンズ群L2は、第1レンズ群L1の射出側にその光軸I1に沿って配列され、第1レンズ群L1及びプリズムL3に対して光軸I1方向に移動可能に支持されている。
第2レンズ群L2は、第1レンズ群L1の射出側にその光軸I1に沿って配列され、第1レンズ群L1及びプリズムL3に対して光軸I1方向に移動可能に支持されている。
プリズムL3は、第2レンズ群L3の射出側に設けられ、撮影状態において像光の進行方向を例えば90度変化させる屈曲部である。これによって、プリズムL3の射出側以降の光軸I2は、通常撮影時において上述した光軸I1と直交しかつ略鉛直に配置されている。ここで、通常撮影時とは、対物レンズの光軸を略水平としかつ画面の長辺方向を水平とした画像を撮影する際のカメラ1の姿勢を指すものとする。
このプリズムL3は、対物側レンズ室11に対して固定されている。
このプリズムL3は、対物側レンズ室11に対して固定されている。
コンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5は、プリズムL3の射出側に設けられ、その光軸を上述した光軸I2と一致させて順次配列されている。
コンペンセータレンズ群L4は、プリズムL3及び撮像部13に対して光軸I2方向に移動可能に支持されている。
フォーカシングレンズ群L5は、像側レンズ室12内に挿入され、この像側レンズ室12に対して光軸I2方向に移動可能に支持されている。
コンペンセータレンズ群L4は、プリズムL3及び撮像部13に対して光軸I2方向に移動可能に支持されている。
フォーカシングレンズ群L5は、像側レンズ室12内に挿入され、この像側レンズ室12に対して光軸I2方向に移動可能に支持されている。
対物側レンズ室11は、上述した第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、プリズムL3を収容し支持する部材であって、筐体2に対して、光軸I1と光軸I2との交点を通りかつ通常撮影時における水平方向に配置された回転軸A回りに回転可能に支持されている。
対物側レンズ室11は、その対物側の端部に第1レンズ群L1が収容される開口11aが形成され、その通常撮影時における下部には、筐体2の開口2aの通常撮影時における下側の開口縁部からの漏光を防止するための遮光板11bが設けられている。
遮光板11bは、対物側レンズ室11に対して光軸I1と直交しかつ通常撮影時における水平方向に延在する回転軸B回りに揺動可能に支持されている。
対物側レンズ室11は、その対物側の端部に第1レンズ群L1が収容される開口11aが形成され、その通常撮影時における下部には、筐体2の開口2aの通常撮影時における下側の開口縁部からの漏光を防止するための遮光板11bが設けられている。
遮光板11bは、対物側レンズ室11に対して光軸I1と直交しかつ通常撮影時における水平方向に延在する回転軸B回りに揺動可能に支持されている。
像側レンズ室12は、光軸I2と略同心に形成された円筒状の部材であって、上述したフォーカシングレンズ群L5をその内径側に収容するものである。
撮像部13は、上述した撮影用レンズ群が結像する被写体像を電気的な信号に変換して取得するものであって、像側レンズ室12の光軸I2方向像側の端部に固定され、例えばCCD、CMOS等の光―電気変換素子を有する撮像素子を備えている。
撮像部13は、上述した撮影用レンズ群が結像する被写体像を電気的な信号に変換して取得するものであって、像側レンズ室12の光軸I2方向像側の端部に固定され、例えばCCD、CMOS等の光―電気変換素子を有する撮像素子を備えている。
図4は、レンズ鏡筒10における駆動装置の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、レンズ鏡筒10は、第2レンズ群駆動装置21、コンペンセータレンズ群駆動装置22、フォーカシングレンズ群駆動装置23、対物側レンズ室駆動装置24、制御装置25を備えている。
図4に示すように、レンズ鏡筒10は、第2レンズ群駆動装置21、コンペンセータレンズ群駆動装置22、フォーカシングレンズ群駆動装置23、対物側レンズ室駆動装置24、制御装置25を備えている。
第2レンズ群駆動装置21は、第2レンズ群L2を光軸I1方向に駆動するアクチュエータを備えている。
コンペンセータレンズ群駆動装置22、フォーカシングレンズ群駆動装置23は、それぞれコンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5を光軸I2方向に駆動するアクチュエータを備えている。
コンペンセータレンズ群駆動装置22、フォーカシングレンズ群駆動装置23は、それぞれコンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5を光軸I2方向に駆動するアクチュエータを備えている。
対物側レンズ室駆動装置24は、対物側レンズ室11を上述した回転軸A回りに回転駆動するアクチュエータを備えている。
制御装置25は、上述した第2レンズ群駆動装置21、コンペンセータレンズ群駆動装置22、フォーカシングレンズ群駆動装置23、対物側レンズ室駆動装置24を総括的に制御するCPUを備え、カメラ1の筐体2に設けられた図示しない操作部からの入力に応じて各レンズ群を駆動し、撮影用レンズ群の焦点距離を変更するズーミング動作、被写体距離を変更するフォーカシング動作を制御するものである。
さらに、制御装置25は、以下説明するカメラ1の撮影状態と収納状態との間の移行動作を制御する機能を備えている。
制御装置25は、上述した第2レンズ群駆動装置21、コンペンセータレンズ群駆動装置22、フォーカシングレンズ群駆動装置23、対物側レンズ室駆動装置24を総括的に制御するCPUを備え、カメラ1の筐体2に設けられた図示しない操作部からの入力に応じて各レンズ群を駆動し、撮影用レンズ群の焦点距離を変更するズーミング動作、被写体距離を変更するフォーカシング動作を制御するものである。
さらに、制御装置25は、以下説明するカメラ1の撮影状態と収納状態との間の移行動作を制御する機能を備えている。
以下、上述したカメラ1の撮影状態と収納状態との間の移行動作について説明する。
カメラ1は、例えば図示しない主電源スイッチのオンオフ操作に応じて、図2に示す撮影状態と、図3に示す収納状態との間を移行する。
図3に示すように、収納状態においては、対物側レンズ室11は、回転軸A回りに第1レンズ群L1が撮像部13側に近づく方向に例えば90度回転し、これによって光軸I1と光軸I2とは略一致した状態となる。
カメラ1は、例えば図示しない主電源スイッチのオンオフ操作に応じて、図2に示す撮影状態と、図3に示す収納状態との間を移行する。
図3に示すように、収納状態においては、対物側レンズ室11は、回転軸A回りに第1レンズ群L1が撮像部13側に近づく方向に例えば90度回転し、これによって光軸I1と光軸I2とは略一致した状態となる。
このとき、コンペンセータレンズ群L4及びフォーカシングレンズ群L5は、光軸I2方向像側に移動し、コンペンセータレンズ群L4は、フォーカシングレンズ群L5の移動によって確保された対物側レンズ室12内径側の空間部内に収容される。このようなフォーカシングレンズ群L5、コンペンセータレンズ群L4の移動量は、対物側レンズ室11との干渉を防止することを考慮して設定される。
ここで、カメラ1の主電源スイッチがオンからオフに切換えられた場合には、制御装置25は、先ずコンペンセータレンズ群駆動装置22、フォーカシングレンズ群駆動装置23に制御信号を出力し、コンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5を撮像部側に退避させ、続いて対物側レンズ室駆動装置21に制御信号を出力して対物側レンズ室11を回転させる。これによって、カメラ1は撮影状態から収納状態へ移行する。
また、カメラ1の主電源スイッチがオフからオンに切換えられた場合には、上述した動作とは逆の動作によって、カメラ1は収納状態から撮影状態に移行する。
また、カメラ1の主電源スイッチがオフからオンに切換えられた場合には、上述した動作とは逆の動作によって、カメラ1は収納状態から撮影状態に移行する。
また、対物側レンズ室11の遮光板11bは、筐体2の背面部(撮影者側の面部)との干渉を防止するため、対物側レンズ室11に対して回転軸B回りにその先端縁部がプリズムL3側に近づく方向に揺動する。また、レンズ鏡筒10は、対物側レンズ室11の回転に連動して、この遮光板11bの回転を案内する図示しないガイド部が設けられる。
以上のように、実施例1によれば、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2をプリズムL3付近に配置された回転軸A回りに回転させて、コンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5と光軸I2方向から見て重なった状態で収容しているから、カメラ1の収納状態における厚さを小さくしてコンパクトにすることができる。
また、上述した第1レンズ群L1、第2レンズ群L2の回転と連動して、コンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5を光軸I2方向に移動させることによって、各レンズ群相互間の干渉を防止することができる。
また、上述した第1レンズ群L1、第2レンズ群L2の回転と連動して、コンペンセータレンズ群L4、フォーカシングレンズ群L5を光軸I2方向に移動させることによって、各レンズ群相互間の干渉を防止することができる。
次に、本発明を適用した光学装置であるカメラの実施例2について説明する。以下、上述した実施例1と同様の部分については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図5は、実施例2のカメラのレンズ鏡筒の収納状態を示す断面図である。実施例2においては、カメラ1が撮影状態から収納状態に移行する際に、第2レンズ群L2を光軸I1方向にプリズムL3側に移動させ、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間に形成された空間部内にコンペンセータレンズ群L4を収容するようにしている。
このような実施例2においても、上述した実施例1と同様の効果を奏することができる。
図5は、実施例2のカメラのレンズ鏡筒の収納状態を示す断面図である。実施例2においては、カメラ1が撮影状態から収納状態に移行する際に、第2レンズ群L2を光軸I1方向にプリズムL3側に移動させ、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間に形成された空間部内にコンペンセータレンズ群L4を収容するようにしている。
このような実施例2においても、上述した実施例1と同様の効果を奏することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した各実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例は、例えばデジタルスチルカメラのレンズ鏡筒に関するものであったが、これに限らず、本発明は、例えばフィルムカメラ、ムービーカメラのレンズ鏡筒、観察装置、プロジェクタ装置等の他の光学装置にも適用することができる。
(2)実施例は、収納状態において第1の光軸I1と第2の光軸I2とが一致するようにしているが、これに限らず、収納状態において第1、第2の光軸がずれていてもよい。また、収納状態において第1の光軸が第2の光軸に対して傾斜するようにしてもよい。
(3)実施例は、撮影状態と収納状態との移行時における各光学系の相対移動を、アクチュエータによって駆動して行っているが、これに限らず、このような相対移動を例えばユーザの手動によって行うようにしてもよい。この場合、例えば光学素子群の相対回転を検出するスイッチを設けて、その出力に応じて光軸方向に退避が必要な光学素子群の駆動を行うようにしてもよい。また、手動による光学素子群の相対回転と機械的に連動して、退避が必要な光学素子群を光軸方向に移動させるようにしてもよい。
本発明は、以上説明した各実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例は、例えばデジタルスチルカメラのレンズ鏡筒に関するものであったが、これに限らず、本発明は、例えばフィルムカメラ、ムービーカメラのレンズ鏡筒、観察装置、プロジェクタ装置等の他の光学装置にも適用することができる。
(2)実施例は、収納状態において第1の光軸I1と第2の光軸I2とが一致するようにしているが、これに限らず、収納状態において第1、第2の光軸がずれていてもよい。また、収納状態において第1の光軸が第2の光軸に対して傾斜するようにしてもよい。
(3)実施例は、撮影状態と収納状態との移行時における各光学系の相対移動を、アクチュエータによって駆動して行っているが、これに限らず、このような相対移動を例えばユーザの手動によって行うようにしてもよい。この場合、例えば光学素子群の相対回転を検出するスイッチを設けて、その出力に応じて光軸方向に退避が必要な光学素子群の駆動を行うようにしてもよい。また、手動による光学素子群の相対回転と機械的に連動して、退避が必要な光学素子群を光軸方向に移動させるようにしてもよい。
1 カメラ: 10 レンズ鏡筒: 11 対物側レンズ室: 12 像側レンズ群保持筒: 13 撮像部: L1 第1レンズ群: L2 第2レンズ群: L3 プリズム: L4 コンペンセータレンズ群: L5 フォーカシングレンズ群: A 回転軸
Claims (2)
- 第1の光軸上に配置された光学素子を有する第1の光学素子群と、
少なくとも撮影時において前記第1の光軸と異なった方向に延在する第2の光軸上に配置された光学素子を有する第2の光学素子群と、
前記第1の光学素子群と前記第2の光学素子群との間に設けられ、像光を屈曲させる屈曲部と
を備える光学装置において、
前記第1の光学素子群は、この第1の光学素子群に含まれる光学素子の少なくとも一部が前記第2の光軸方向において前記第2の光学素子群に含まれる光学素子と重なった収納位置と、前記収納位置に対して前記第1の光軸と前記第2の光軸とがなす角度が大きくされた撮影位置との間において、前記第2の光学素子群に対して相対的に回転可能に支持されること
を特徴とする光学装置。 - 請求項1に記載の光学装置において、
前記第1の光学素子群、前記第2の光学素子群の少なくとも一方は、前記収納位置と前記撮影位置との間の移行時にその光軸方向に移動する可動光学素子を備えること
を特徴とする光学装置。
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