JP2007040162A - 電磁駆動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力を低減することが可能な電磁駆動弁を提供する。
【解決手段】 電磁駆動弁1は、バルブステム12を有し、バルブステム12が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁14と、駆動弁14と距離を隔てた位置に設けられた本体51と、バルブステム12と連動する一方端32と、本体51に揺動自在に支持された他方端33とを有し、他方端33で延びる中心軸35を中心に揺動するディスク30と、ディスク30と向かい合うように配置される下側電磁石160とを備える。下側電磁石160は、磁性体からなるコア161と、そのコアに巻かれたコイル162とを有し、中心軸35はディスク30の一部分を構成する円筒形状の磁性材料から構成される軸受部38で取り囲まれる。軸受部38と向かい合うコア161の部分は円筒面5161で形成される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、一般的には、電磁駆動弁に関し、より特定的には、内燃機関に用いられる、弾性力と電磁力とによって駆動する回転式の電磁駆動弁に関するものである。
従来、電磁駆動弁は、たとえば米国特許第6,467,441号明細書(特許文献1)に開示されている。
米国特許第6,467,441号明細書
従来の電磁駆動弁では、回転軸側でのディスクと電磁石との間の隙間(ギャップ)が大きく、電磁力が小さいので初期駆動力を得にくい。初期駆動力を得るためには電流量を大きくする必要があり、消費電力が増大するという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、消費電力の低減を図ることができる電磁駆動弁を提供することを目的とする。
この発明に従った電磁駆動弁は、電磁力により作動する電磁駆動弁であって、弁軸を有し、弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、弁軸と連動する一方端から他方端まで延び、他方端で延びる中心軸を中心に揺動する揺動部材と、揺動部材を支持する支持部材と、揺動部材と向かい合うように配置される電磁石とを備える。電磁石は、磁性体からなるコアと、そのコアに巻かれたコイルとを有し、中心軸は揺動部材の一部分を構成する円筒形状の磁性材料で取り囲まれ、コアの円筒形状と向かい合う揺動部材の部分は円筒形状に構成される。
このように構成された電磁駆動弁では中心軸側およびコア側の両方が円筒形状で構成されるため、揺動部材が最大限に駆動してもこれらの二つの円筒形状の間の距離を小さいまま一定に保つことができ、必要な電磁力を確保することができる。その結果、消費電力を低減させることができる。
好ましくは、電磁駆動弁は、揺動部材の上側と下側とに位置する二つの電磁石と、二つの電磁石の一方端側に設けられて揺動部材に向かって延びる磁性材料からなる突起とを備え、揺動部材の中立位置において、揺動部材の円筒形状と対向するコアの円筒形状との距離、および、上下のコアの一方端側に設けられた突起と揺動部材との距離は、上下方向で異なる。この場合、上下方向での距離の違いにより中立位置での電磁力を一方側に強くすることで、初期駆動時の消費電力を低減することができる。
好ましくは、揺動部材の円筒形状とコアの円筒形状との距離は、揺動部材の揺動により変化する。この場合所定の回転角度で必要な電磁力が得られる。
好ましくは、揺動部材の円筒形状にスリットが設けられている。この場合、漏れ磁束を低減し、電磁力を確保することができる。
この発明に従えば、消費電力を低減させることが可能な電磁駆動弁を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った電磁駆動弁の断面図である。図1を参照して、電磁駆動弁1は、本体51と、本体51に取付けられた上側電磁石60および下側電磁石160と、上側電磁石60および下側電磁石160に挟まれた位置に設けられるディスク30と、ディスク30により駆動される駆動弁14とを有する。
「コ」の字形の本体51はベース部材であり、本体51にさまざまな機器が取付けられる。上側電磁石60および下側電磁石160の各々は、磁性体からなるコア61,161と、そのコア61,161に巻付けられたコイル62,162とを有する。コイル62,162に通電されることで磁界が発生し、この磁界によりディスク30を駆動させる。ディスク30は上側電磁石60および下側電磁石160の間に配置されて、上側電磁石60および下側電磁石160の吸引力によりいずれか一方に吸引される。これにより、上側電磁石60および下側電磁石160間でディスク30が往復運動する。ディスク30の往復運動はバルブステム12に伝えられる。
電磁駆動弁1は電磁力により作動する電磁駆動弁であって、弁軸としてのバルブステム12を有し、バルブステム12が延びる方向(矢印10)に沿って往復運動する複数の駆動弁14と、駆動弁14と距離を隔てた位置に設けられた支持部材としての本体51と、バルブステム12に連動する一方端32と、本体51に揺動自在に支持された他方端33とを有し、他方端33で延びる中心軸35を中心に揺動する揺動部材としてのディスク30と、ディスク30と向かい合うように配置される上側電磁石60および下側電磁石160とを備える。上側電磁石60および下側電磁石160は、磁性体からなるコア61,161と、そのコア61,161に巻かれたコイル62,162とを有する。中心軸35は、ディスク30の一部分を構成する円筒形状の磁性材料である軸受部38で取り囲まれ、軸受部38と向かい合うコア61,161の部分は円筒形状の円筒面5061,5161によって構成される。本実施の形態における電磁駆動弁1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関の吸排気バルブ(吸気弁または排気弁)を構成している。この実施の形態では、吸気ポート18に設けられる吸気弁としての駆動弁14の場合を説明するが、排気弁としての駆動弁に本発明を適用してもよい。
電磁駆動弁1は、回転駆動式の電磁駆動弁であり、その運動機構としてディスク30を用いている。本体51はシリンダヘッド41上に設けられる。本体51では、下側に下側電磁石160が設けられ、上側に上側電磁石60が設けられる。下側電磁石160は鉄製のコア161と、コア161に巻かれたコイル162とを有する。コイル162に電流を流すことによりコイル162で囲まれた領域に磁界が発生し、この磁界によりディスク30を引付けることが可能である。上側電磁石60は鉄製のコア61と、コア61に巻付けられたコイル62とを有する。コイル62に電流を流すことによってコイル62で取り囲まれた領域に磁界が発生し、この磁界によりディスク30を引寄せることが可能である。
上側電磁石60のコイル62と下側電磁石160のコイル162とは接続されていてもよく、また分離されていてもよい。コア61,161に巻付けられるコイル62,162のターン数は、特に限定されるものではない。
ディスク30はアーム部31と軸受部38とを有し、アーム部31が一方端32から他方端33へ延びている。アーム部31は上側電磁石60および下側電磁石160により吸引されて矢印30dで示す方向に揺動(回動)する部材である。アーム部31の端部に軸受部38が取付けられている。アーム部31は軸受部38を中心として回動する。アーム部31の上側表面131は上側電磁石60と当接可能であり、下側表面231は下側電磁石160と当接可能である。また、下側表面231は非磁性体112と接触している。
軸受部38は円筒形状であり、その内部にはトーションバー36が収納されている。トーションバー36の第一の端部は本体51にスプライン嵌合で嵌め合わされ、他方の端部は軸受部38に嵌め合わせられている。これにより軸受部38が回動しようとすると、この回動に逆らう力がトーションバー36から軸受部38へ加えられる。そのため、軸受部38は常に中立状態で位置決めされる。
一方端32側では非磁性体112を介してディスク30がバルブステム12を押圧している。バルブステム12はステムガイド43により案内される。
シリンダヘッド41上に本体51が取付けられる。シリンダヘッド41の下部には吸気ポート18が設けられ、吸気ポート18は吸気を燃焼室内へ導入するための経路であり、吸気ポート18内を混合気または空気が通過する。吸気ポート18と燃焼室との間にはバルブシート42が設けられ、バルブシート42により駆動弁14の密閉性を高めることができる。
シリンダヘッド41は、吸気バルブとしての駆動弁14が取付けられている。駆動弁14は長手方向に延びるバルブステム12と、バルブステム12の端部に取付けられた傘部13とを有する。バルブステム12はステムガイド43により案内される。駆動弁14は矢印10で示す方向に往復運動することが可能である。
上側電磁石60および下側電磁石160には、磁性体からなる突起661,761が設けられて、突起661,761はディスク30に向かって延びている。
図2は、図1中の下側電磁石およびディスクの斜視図である。図2を参照して、下側電磁石160は凹部を有するコア161と、前記凹部に巻付けられたコイル162とを有し、コア161に突起761が取付けられる。突起761はたとえば電磁鋼板からなるコア161に溶接される磁性材料であり、一方端32側で延びている。突起761はディスク30との距離(ギャップ)を小さくするための部材であり、必ずしも突起761を設ける必要がない。なお、図1中の突起661も必ずしも設ける必要はない。突起761はディスク30と接触しないように設けられる。
図3は、下側電磁石およびディスクを拡大して示す断面図である。図3を参照して、下側電磁石160は「E」形状のコア161と、コア161に巻かれるコイル162とを有する。コア161において、軸受部38近傍に円筒面5161が形成されている。円筒面5161は円筒形状の軸受部38の外周面に沿った形状であり、点線で示す磁気回路2161の一部分を構成している。磁気回路2161が通過する部分は磁性材料で構成される。この磁気回路が形成されることでアーム部31が下側電磁石160に引付けられる。ディスク30と下側電磁石160との距離(ギャップ)が小さいほど強い電磁力が働く。この実施の形態では、トーションバー36の周囲を円筒形状の磁性体からなる軸受部38で構成している。軸受部38に向かい合うコア161の部分も円筒面5161であり、円筒面5161と軸受部38との距離は小さく、常にこの距離が一定である。そのため、ディスク30がいかなる位置にあったとしても、常にギャップが小さくなり、磁束密度が向上する。すなわち、図3で示すようにディスク30とコア161が離れている状態での電磁力を向上させ、使用電流および消費電力を低減する構成となる。
図4は、比較例に従った下側電磁石およびディスクの断面図である。図4を参照して、従来の構成では、ディスク30がリフトした場合、コア161の中心部および他方端33側でギャップが大きくなる。その際の電磁力は小さくなる。このような電磁力が小さくなることを補うためには大きな電流を流す必要があり、消費電力が大きくなる。
次に、実施の形態1に従った電磁駆動弁の動作について説明する。まず、電磁駆動弁1を駆動させる場合には、上側電磁石60および下側電磁石160のいずれかを構成するコイル62,162のいずれかに電流を流す。たとえば、実施の形態1では、コイル62に電流を流すこととする。これにより、コイル62において磁界が発生し、磁性体から構成されるディスク30のアーム部31は上側電磁石60に引付けられる。アーム部31が上方向へ回動すれば、トーションバー36がねじられて、このトーションバー36が逆方向へアーム部31を動かそうとする。しかしながら、上側電磁石60による引付け力が強いため、アーム部31は上方向へ回動し、最後には上側表面131が上側電磁石60と接触する。アーム部31が上方向に動くにつれて、非磁性体112およびバルブステム12も上方向に移動する。これにより駆動弁14が閉じられる。
駆動弁14を開ける場合には、アーム部31を下方向へ動かす必要がある。この場合には、まずコイル62に流れる電流を止めるか、または小さくする。これにより、上側電磁石60とアーム部31とで働く電磁力が小さくなる。アーム部31には、トーションバー36によりねじれ力が働いているため、このねじり力(弾性力)が電磁力に打ち勝ち、アーム部31は図1中の中立位置まで移動する。次に、下側電磁石160を構成するコイル162に電流を流す。これにより、コイル162の周囲で磁界が発生し、磁性体からなるアーム部31は下側電磁石160に引付けられる。なお、このときも駆動弁14のバルブステム12がアーム部31に押されるため下方向に移動する。コイル162による引付け力がトーションバー36によるねじり力に打ち勝ち、最終的には、下側電磁石160に下側表面231が接触する。このとき駆動弁14の下方向へ動き開弁状態となる。
このように、上方向の動きと下方向の動きとを繰返すことにより、アーム部31は矢印30dで示す方向に往復運動して回動する。アーム部31が回動すると、アーム部31と接続される軸受部38も回動する。
以上のように、実施の形態1では、トーションバー36周囲を磁性材で円筒状に構成することにより、ギャップ量を低減させ、電磁力を向上させる。その結果、消費電力を低減することができる。
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2に従った電磁駆動弁の断面図である。図5を参照して、この発明の実施の形態2に従った電磁駆動弁では、上下のギャップd1、d2、d3およびd4に差が生じている。コア61の円筒面5061と軸受部38との距離(ギャップ)をd1とし、下側電磁石160のコア161と軸受部38との距離(ギャップ)をd2とし、突起661とアーム部31との距離(ギャップ)をd3とし、突起761とアーム部31との間の距離(ギャップ)をd4とすると、d1をd2より小さくし、d3をd4より小さくしている。すなわち、実施の形態2に従った電磁駆動弁1は、上側電磁石60および下側電磁石160の一方端32側に設けられてディスク30に向かって延びる突起661,761を備える。ディスク30の中立位置において、ディスク30の円筒状の軸受部38と対向するコア161の円筒面5061,5161との距離d1,d2、および、上下のコア61,161の一方端32側に設けられた突起661,761とアーム部31との距離d3,d4は上下方向で異なる。この実施の形態では、上側の距離d1,d3を短くしているが、下側の距離d2,d4を短くしてもよい。ギャップ量を上下のコア61,161で異ならせることにより、上下での電磁力の差を発生させ、初期駆動時の電流を低減し消費電力を低減する。
図6は、図5で示す電磁駆動弁でのリフト量と電磁力との関係を示すグラフである。図6中の点線は上下のギャップが等しい電磁駆動弁のリフト量と電磁力との関係を示し、実線は図5で示す電磁駆動弁のリフト量と電磁力との関係を示す。図6を参照して、実施の形態2に従った電磁駆動弁1では、中立位置での電磁力が大きくなっている。これは、中立位置において、上側のギャップd1,d3が小さいため、上側で電磁力が大きく働くためである。すなわち、初期駆動時(中立時)に大きな電磁力を発生させることができ、消費電力を低減することができる。
(実施の形態3)
図7は、この発明の実施の形態3に従った電磁駆動弁の断面図である。図7を参照して、この発明の実施の形態3に従った電磁駆動弁1では、軸受部38に凹部138が設けられている点で、実施の形態1に従った電磁駆動弁1と異なる。凹部138は軸受部38の本体51側で設けられており、この部分では、軸受部38の外周径が小さくなっている。
図8は、図7で示すディスクを拡大して示す断面図である。図8を参照して、ディスク30の軸受部38の円筒面に段差としての凹部138が設けられている。さらに、中心軸35と円筒の中心とがオフセットしている。これにより、図7中のコア61,161の円筒面5061,5161と軸受部38の外周面との間のギャップがリフト中に可変する。なお、中心軸35と円筒中心とは必ずしもオフセットしている必要はない。
図9および図10は、図7で示す電磁駆動弁の動作を説明するための断面図である。図9を参照して、閉弁時には、ディスク30が上側電磁石60に引付けられる。この場合には、磁気回路2161はコア61、軸受部38およびアーム部31を通って構成される。このとき、上側電磁石60の円筒面5061と軸受部38との距離が小さいので、この部分のギャップにおいてこのギャップを磁気回路が容易に通過することができる。これに対して、下側電磁石160における円筒面5161と軸受部38とのギャップが大きくなるため、下側電磁石160には磁気回路が発生しない。
図10を参照して、開弁状態では、図9とは逆に下側電磁石160のコア161と軸受部38との距離(ギャップ)が小さく、上側電磁石60のコア61と軸受部38との距離が大きい。これにより、下側電磁石160側で磁気回路2161が確実に形成され、上側電磁石60側では磁気回路が形成されない。
このように構成された電磁駆動弁1では、可変ギャップを用いることにより、電磁力をアップさせ、使用電力および消費電力を低減することができる。
(実施の形態4)
図11は、この発明の実施の形態4に従って電磁駆動弁の断面図である。図12は、図11中のディスクを拡大して示す図である。図11および図12を参照して、この発明の実施の形態4に従った電磁駆動弁1では、軸受部38にスリット238が設けられている点で、実施の形態1に従った電磁駆動弁と異なる。スリット238は軸受部38の一部分を完全に断ち切っており、スリット238によりトーションバー36が露出している。軸受部38は「C」形状となり、スリット238は円筒形状の軸受部38のうち、アーム部31が設けられる側と反対に設けられる。スリット238を設けることで、トーションバー36および中心軸35を取り囲むような磁界の発生を防止する。また、軸受部38の後側(アーム部31と反対側)へ流れる磁界の発生を防止することができる。
図13は、図11で示す電磁駆動弁の動作を説明するための断面図である。図13を参照して、ディスク30が上側電磁石60に引付けられたコア61、軸受部38およびアーム部31を経由するように磁界が発生する。このとき、軸受部38を通過する磁束がトーションバー36の後側(スリット238が設けられた側)へ回り込むことがない。そのため、磁束の漏れを防止することができ、電磁力を向上させることができる。なお、ディスク30が下側電磁石160に引付けられた場合であっても、スリット238により、磁束の漏れを低下させることができる。
図14は、別の電磁駆動弁の断面図である。図14を参照して、スリットが設けられていない場合には、点線で示すように磁束が漏れ、磁気回路3161が生じる。この漏れた磁束により、下側電磁石160がディスク30を引付けようとするため、電磁力が低下するおそれがある。
このように構成された実施の形態4に従った電磁駆動弁では、軸受部38外側にスリット238を設けることにより、漏れ磁束を低減し、電磁力を向上させ、消費電力を低減することができる。
(実施の形態5)
図15は、この発明の実施の形態5に従った電磁駆動弁の断面図である。図15を参照して、この発明の実施の形態5に従った電磁駆動弁1では、ディスク30が上下で2枚設けられている点で、実施の形態1に従った電磁駆動弁1と異なる。それぞれのディスク30はステム1012により連結されている。円筒形状の軸受部38にコア61の円筒面5061,5161が向かい合っている。
このように構成された実施の形態5に従った電磁駆動弁1でも実施の形態1に従った電磁駆動弁1と同様の効果がある。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。実施の形態1から4においては、1枚のディスク30を用いた例を示したが、実施の形態5のように2枚のディスクを用いてもよい。
また、上側電磁石60および下側電磁石160を構成するコイル62,162は1本のコイルで構成されていてもよく、別のコイルで構成されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば車両に搭載される内燃機関の電磁駆動弁の分野で用いることができる。
この発明の実施の形態1に従った電磁駆動弁の断面図である。 図1中の下側電磁石およびディスクの斜視図である。 下側電磁石およびディスクを拡大して示す断面図である。 比較例に従った下側電磁石およびディスクの断面図である。 この発明の実施の形態2に従った電磁駆動弁の断面図である。 図5で示す電磁駆動弁におけるリフト量と電磁力との関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態3に従った電磁駆動弁の断面図である。 図7で示すディスクを拡大して示す断面図である。 図7で示す電磁駆動弁の動作を説明するための断面図である。 図7で示す電磁駆動弁の動作を説明するための断面図である。 この発明の実施の形態4に従った電磁駆動弁の断面図である。 図11中のディスクを拡大して示す断面図である。 図11で示す電磁駆動弁の動作を説明するための断面図である。 別の電磁駆動弁の断面図である。 この発明の実施の形態5に従った電磁駆動弁の断面図である。
符号の説明
1 電磁駆動弁、12 バルブステム、13 傘部、14 駆動弁、30 ディスク、31 アーム部、35 中心軸、36 トーションバー、38 軸受部、60 上側電磁石、61,161 コア、62,162 コイル、160 下側電磁石、5061,5161 円筒面。

Claims (4)

  1. 電磁力により作動する電磁駆動弁であって、
    弁軸を有し、前記弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、
    前記弁軸と連動する一方端から他方端まで延び、前記他方端で延びる中心軸を中心に揺動する揺動部材と、
    前記揺動部材を支持する支持部材と、
    前記揺動部材と向かい合うように配置される電磁石とを備え、
    前記電磁石は、磁性体からなるコアと、そのコアに巻かれたコイルとを有し、前記中心軸は前記コアの一部分を構成する円筒形状の磁性材料で取り囲まれ、
    前記コアの前記円筒形状と向かい合う前記揺動部材の部分は円筒形状に構成される、電磁駆動弁。
  2. 前記揺動部材の上側と下側とに位置する二つの前記電磁石と、前記二つの電磁石の一方端側に設けられて前記揺動部材に向かって延びる磁性材料からなる突起とを備え、
    前記揺動部材の中立位置において、前記揺動部材の円筒形状と対向する前記コアの円筒形状との距離、および、前記上下のコアの一方端側に設けられた突起と前記揺動部材との距離は、上下方向で異なる、請求項1に記載の電磁駆動弁。
  3. 前記揺動部材の円筒形状と前記コアの円筒形状との距離は、前記揺動部材の揺動により変化する、請求項1に記載の電磁駆動弁。
  4. 前記揺動部材の円筒形状にスリットが設けられている、請求項1に記載の電磁駆動弁。
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