JP2008202427A - 電磁駆動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁力の向上および消費電力の低減が図られる電磁駆動弁、を提供する。
【解決手段】電磁駆動弁は、ディスク21と電磁石とを備える。ディスク21は、回転自在に支持される支持部23を含み、支持部23を支点に揺動することによりバルブを往復運動させる。電磁石は、ディスク21に対向して配置されるコア52と、コア52に巻回されるコイル53とを含み、ディスク21に電磁力を作用させる。コイル53への電流供給時、コア52およびディスク21を通り、相対的に大きい磁束が流れる磁気回路61と、コア52およびディスク21を通り、相対的に小さい磁束が流れる磁気回路62とが形成される。コア52は、磁気回路61と磁気回路62とが合流する第1延伸部52hを有する。第1延伸部52hには、磁気回路61に流れる磁束と磁気回路62に流れる磁束とを分離するスリット58が形成される。
【選択図】図4

Description

この発明は、一般的には、電磁駆動弁に関し、より特定的には、内燃機関のバルブを開閉駆動させる回転駆動式の電磁駆動弁に関する。
従来の電磁駆動弁に関して、たとえば米国特許第6467441号明細書には、電磁力とスプリングの弾性力との協働によって内燃機関のバルブが作動する電磁アクチュエータが開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された電磁アクチュエータは、ステムを有するバルブと、揺動アームとを備える。揺動アームは、サポートフレームに揺動自在に支持され、円筒形状に形成された第1端部と、ステムの先端に当接された第2端部とを有する。揺動アームの上下には、コアと、そのコアの周りに巻かれたコイルとからなる電磁石が配置されている。
電磁アクチュエータは、揺動アームの第1端部に設けられ、バルブを開状態に向けて付勢するトーションバーと、ステムの外周に配置され、バルブを閉状態に向けて付勢する渦巻きばねとをさらに備える。電磁石で発生する電磁力と、トーションバーおよび渦巻きばねの弾性力とによって、揺動アームは、上下に配置された電磁石のコアに交互に引き寄せられる。
また、同様の回転駆動式の電磁駆動弁が、独国特許出願公開第10025491号明細書(特許文献2)、米国特許第7088209号明細書(特許文献3)、米国特許第6571823号明細書(特許文献4)および米国特許第6481396号明細書(特許文献5)に開示されている。
米国特許第6467441号明細書 独国特許出願公開第10025491号明細書 米国特許第7088209号明細書 米国特許第6571823号明細書 米国特許第6481396号明細書
上述の特許文献1に開示された電磁アクチュエータでは、電磁石のコアと揺動アームとを通る磁束流れが形成され、揺動アームをコアに引き寄せる電磁力が発生する。しかしながら、揺動アームとコアとの間のエアギャップが一様でないと、コア内に、相対的に大きい磁束が流れる磁気回路と相対的に小さい磁束が流れる磁気回路とが形成される場合がある。この場合、両方の磁気回路が合流する位置で磁束密度の最適化が難しくなる。その結果、揺動アームに作用させる電磁力の低減や、電磁石で消費される電力の増大を招く懸念が生じる。
また、揺動アームとコアとの間のエアギャップが一様でないと、揺動アーム内でも、相対的に大きい磁束が流れる部位と相対的に小さい磁束が流れる部位とが生じる場合がある。この場合、相対的に大きい磁束が流れる部位で磁気飽和が発生するおそれがあり、先と同様の懸念が生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、電磁力の向上および消費電力の低減が図られる電磁駆動弁を提供することである。
この発明の1つの局面に従った電磁駆動弁は、ディスクと、電磁石とを備える。ディスクは、回転自在に支持される支持部を含み、支持部を支点に揺動することによりバルブを往復運動させる。電磁石は、ディスクに対向して配置されるコアと、コアに巻回されるコイルとを含み、ディスクに電磁力を作用させる。コイルへの電流供給時、コアおよびディスクを通り、相対的に大きい磁束が流れる第1磁気回路と、コアおよびディスクを通り、相対的に小さい磁束が流れる第2磁気回路とが形成される。コアは、第1磁気回路と第2磁気回路とが合流するコア部分を有する。コア部分には、第1磁気回路に流れる磁束と第2磁気回路に流れる磁束とを分離するスリットが形成される。
このように構成された電磁駆動弁によれば、コア部分にスリットを形成することによって、第1磁気回路および第2磁気回路の磁路を互いから独立させ、各磁気回路の磁束密度を最適化できる。これにより、ディスクに作用させる電磁力の向上や、電磁石で消費される電力の低減を図ることができる。
また好ましくは、第1磁気回路は、支持部から相対的に遠くに位置し、第2磁気回路は、支持部から相対的に近くに位置する。このように構成された電磁駆動弁によれば、コア部分にスリットを形成することによって、第2磁気回路を流れる磁束の影響を受けて第1磁気回路の磁束密度が減少することを防ぐ。これにより、回転モーメントの大きい位置で、ディスクにより大きい電磁力を作用させることができる。
また好ましくは、コアは、支持部の回転軸に直交する平面で切断された場合に、ディスクから離れて配置される基部と、基部からディスクに向けて延伸し、コイルが巻回される第1延伸部と、第1延伸部に対して支持部と同じ側に配置され、基部からディスクに向けて延伸する第2延伸部と、第1延伸部に対して第2延伸部とは反対側に配置され、基部からディスクに向けて延伸する第3延伸部とを含む。第1磁気回路は、ディスク、第3延伸部、基部および第1延伸部を含む環状経路に沿って形成される。第2磁気回路は、ディスク、第2延伸部、基部および第1延伸部を含む環状経路に沿って形成される。コア部分は、第1延伸部である。このように構成された電磁駆動弁によれば、電磁石のコアが「E」字の断面形状を有する回転駆動式の電磁駆動弁において、電磁力の向上および消費電力の低減を図ることができる。
また好ましくは、第2延伸部は、支持部と対向して設けられる。ディスクが電磁石に引き寄せられた時に、支持部と第2延伸部との間の隙間が、第1延伸部および第3延伸部とディスクとの間の隙間よりも大きい。このように構成された電磁駆動弁によれば、コアおよびディスク間の隙間が一様でないことを理由に、相対的に大きい磁束が流れる第1磁気回路と、相対的に小さい磁束が流れる第2磁気回路とが形成される。
この発明の別の局面に従った電磁駆動弁は、ディスクと、電磁石とを備える。ディスクは、回転自在に支持される支持部を含み、支持部を支点に揺動することによりバルブを往復運動させる。電磁石は、ディスクに磁束流れを形成し、電磁力を作用させる。ディスクは、相対的に大きい磁束が流れる高磁束部位と、相対的に小さい磁束が流れる低磁束部位とを含む。高磁束部位は、低磁束部位を形成する磁性材料よりも大きい飽和磁束密度を有する高飽和磁束密度材から形成される。
このように構成された電磁駆動弁によれば、相対的に大きい磁束が流れる高磁束部位での磁気飽和の発生を防ぎ、電磁力の向上および消費電力の低減を図ることができる。また、高飽和磁束密度材は高磁束部位に選択的に用いられるため、材料コストの増大を最小限に抑えることができる。
また好ましくは、高磁束部位は、支持部から相対的に遠くに位置し、低磁束部位は、支持部から相対的に近くに位置する。このように構成された電磁駆動弁によれば、回転モーメントの大きい位置で、磁気飽和の発生を防ぎ、ディスクにより大きい電磁力を作用させることができる。
また好ましくは、高磁束部位は、スリットにより隔てられた第1分割体および第2分割体を有する。スリットには、高飽和磁束密度材よりも小さい飽和磁束密度を有する磁性材料が配置される。このように構成された電磁駆動弁によれば、高磁束部位で生じる渦電流損を低減し、消費電力の低減および磁気応答性の向上を図ることができる。
また好ましくは、ディスクは、第1分割体および第2分割体が配置された部位で相対的に小さい磁路面積を有し、スリットが形成された部位で相対的に大きい磁路面積を有する。このように構成された電磁駆動弁によれば、高飽和磁束密度材により形成される第1分割体および第2分割体では、磁路面積を小さくしつつ、磁気飽和の発生を防ぐ。これにより、ディスクの重量を小さくし、消費電力の低減をさらに効果的に図ることができる。
また好ましくは、電磁石は、第1電磁石と、ディスクに対して第1電磁石の反対側に配置される第2電磁石とを含む。ディスクは、第1電磁石および第2電磁石に交互に引き寄せられる。高磁束部位は、スリットにより隔てられた第1分割体および第2分割体を有する。第1分割体は第1電磁石に向い合って配置され、第2分割体は第2電磁石に向い合って配置される。このように構成された電磁駆動弁によれば、ディスクが第1電磁石および第2電磁石に交互に引き寄せられる間に、第1電磁石とディスクとの間に流れる磁束と、第2電磁石とディスクとの間に流れる磁束とが干渉し合うことを防ぐ。これにより、電磁駆動弁の磁気応答性を向上させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、電磁力の向上および消費電力の低減が図られる電磁駆動弁を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における電磁駆動弁を示す断面図である。本実施の形態における電磁駆動弁は、車両に搭載されるガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関の機関バルブ(吸気バルブまたは排気バルブ)に用いられる。本実施の形態では、電磁駆動弁が吸気バルブに用いられる場合を説明するが、排気バルブに用いられる場合であっても、電磁駆動弁は同様の構造を備える。
図1を参照して、電磁駆動弁10は、電磁力と弾性力との協働によって駆動する回転駆動式の電磁駆動弁である。
電磁駆動弁10は、吸気バルブ14と、仮想軸である中心軸25を中心に揺動運動するディスク21と、ディスク21に電磁力を作用させる閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nとを含む。吸気バルブ14は、一方向に延びるステム11を含む。吸気バルブ14は、ディスク21の揺動運動を受けて、ステム11が延びる方向(矢印101に示す方向)に往復運動する。
吸気バルブ14は、吸気ポート16が形成されたシリンダヘッド18に搭載されている。吸気ポート16から燃焼室17に連通する位置には、バルブシート19が設けられている。吸気バルブ14は、ステム11の先端に形成された傘部12を含む。吸気バルブ14の往復運動に伴って、傘部12がバルブシート19に密着したり、バルブシート19から離脱することによって、吸気ポート16の開閉が行なわれる。
電磁駆動弁10には、ステム11を軸方向に摺動可能なように案内するバルブガイド41および42が設けられている。バルブガイド41および42は、ステム11との高速摺動に耐えられるように、たとえばステンレスなどの金属から形成されている。
ステム11の外周上には、鍔状のロアリテーナ44により、第1ばね部材としてのロアスプリング43が支持されている。ロアスプリング43は、コイルばねから形成されている。ロアスプリング43は、ステム11を上昇させる方向の弾性力を吸気バルブ14に作用させている。
図2は、図1中の電磁石を示す斜視図である。図1および図2を参照して、シリンダヘッド18の頂面上には、支持台48が固定されている。支持台48には、閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nが支持されている。閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nは、ディスク21の上下にそれぞれ配置されている。
閉弁側電磁石51mと開弁側電磁石51nとは同一形状を有する。代表的に開弁側電磁石51nの形状について説明すると、開弁側電磁石51nは、コイル53およびコア52を含む。コイル53は、コア52に巻回されている。
コア52は、中心軸25に直交する平面で切断された場合に、略E字状の断面形状を有する。コア52は、基部52gと、第1延伸部52hと、第2延伸部52jと、第3延伸部52kとを含む。第1延伸部52h、第2延伸部52jおよび第3延伸部52kは、互いに間隔を設けて配置されている。第1延伸部52h、第2延伸部52jおよび第3延伸部52kは、基部52gからディスク21に向けて延伸する。第2延伸部52jは、第1延伸部52hに対して支持部23と同じ側に配置されている。第2延伸部52jは、支持部23に対向して配置されている。第3延伸部52kは、第1延伸部52hに対して第2延伸部52jの反対側に配置されている。第2延伸部52jは中心軸25から最も近くに配置され、第3延伸部52kは中心軸25から最も遠くに配置されている。第1延伸部52hは、中心軸25から、第2延伸部52jよりも遠く第3延伸部52kよりも近い位置に配置されている。
コイル53は、第1延伸部52hに巻回されている。コイル53は、第1延伸部52hと第2延伸部52jとの間の隙間および第1延伸部52hと第3延伸部52kとの間の隙間を通るように巻回されている。中心軸25の軸方向のコア52の長さ、つまりコア52の奥行きは、一定である。
コア52は、磁性材料から形成されており、本実施の形態では、積層された複数の電磁鋼板から形成されている。コア52は、電磁鋼板以外の磁性材料、たとえば磁性粉末の圧粉体から形成されてもよい。閉弁側電磁石51mのコイル53と、開弁側電磁石51nのコイル53とは、連続する単一のコイル線から形成されてもよいし、別々のコイル線から形成されてもよい。
図3は、図1中のディスクを示す斜視図である。図1および図3を参照して、支持台48には、ディスク21が支持されている。ディスク21は、磁性材料から形成されている。ディスク21は、強度を確保するためバルク材から形成されている。ディスク21は、コア52と比較して小さい透磁率を有する。ディスク21は、支持部23と連結部22とを含む。支持部23には、中心軸25が規定されている。ディスク21は、支持部23から連結部22に向けてステム11に交差する方向に延在する。
支持部23には、貫通孔24が形成されている。支持部23は、円筒形状を有する。支持部23は、中心軸25に軸周りで延在する円周面を含む。貫通孔24には、第2ばね部材としてのトーションバー31が圧入されている。トーションバー31は、中心軸25の軸方向に延びている。支持部23は、トーションバー31を介して支持台48に回転自在に支持されている。連結部22には、傘部12が形成された先端とは反対側のステム11の先端11cが連結されている。
トーションバー31は、中心軸25を中心に反時計周りに回転させる方向の弾性力をディスク21に作用させている。つまり、トーションバー31は、ディスク21を介してステム11を下降させる方向の弾性力を吸気バルブ14に作用させている。電磁力がディスク21に作用していない状態で、ディスク21は、ロアスプリング43およびトーションバー31の弾性力によって、開弁位置と閉弁位置との間の中間位置に位置決めされる。
閉弁側電磁石51mのコイル53に電流が供給されると、閉弁側電磁石51mのコア52とディスク21とを通る磁束流れが形成される。これにより、閉弁側電磁石51mは、ディスク21を引き寄せる電磁力を発生させる。開弁側電磁石51nのコイル53に電流が供給されると、開弁側電磁石51nのコア52とディスク21とを通る磁束流れが形成される。これにより、開弁側電磁石51nは、ディスク21を引き寄せる電磁力を発生させる。
ディスク21が閉弁側電磁石51mまたは開弁側電磁石51nに引き寄せられた時、第1延伸部52hおよび第3延伸部52kとディスク21との間に相対的に小さい隙間が形成され、第2延伸部52jとディスク21との間に相対的に大きい隙間が形成される。本実施の形態では、第1延伸部52hおよび第3延伸部52kとディスク21とが密着し、第2延伸部52jと支持部23との間に隙間が形成される。
なお、図2中では、支持部23と対向する第2延伸部52jの端面が平面形状を有するが、これに限られず、たとえば支持部23の円周面に沿って延在する湾曲面形状を有してもよい。
閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nで発生する電磁力と、ロアスプリング43およびトーションバー31の弾性力とによって、ディスク21は、閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nに交互に引き寄せられ、中心軸25を中心に揺動する。ディスク21が閉弁側電磁石51mに引き寄せられると、ステム11が上昇し、吸気バルブ14が閉弁位置へと位置決めされる。ディスク21が開弁側電磁石51nに引き寄せられると、ステム11が下降し、吸気バルブ14が開弁位置へと位置決めされる。
図4は、図1中の電磁駆動弁の駆動状態を示す断面図である。以下、ディスク21が閉弁側電磁石51mに引き寄せられる場合について説明するが、ディスク21が開弁側電磁石51nに引き寄せられる場合についても同様である。
図4を参照して、ディスク21が閉弁側電磁石51mに引き寄せられる時、コイル53に電流が供給されることによって、コア52およびディスク21には、相対的に大きい磁束が流れる磁気回路61と、相対的に小さい磁束が流れる磁気回路62とが形成される。
磁気回路61では、磁束が、基部52g、第1延伸部52h、ディスク21および第3延伸部52kを含む環状経路を流れながら、コイル53の周りを周回する。磁気回路62では、磁束が、基部52g、第1延伸部52h、ディスク21および第2延伸部52jを含む環状経路を流れながら、コイル53の周りを周回する。磁気回路62では、磁束が支持部23を通る。磁気回路61と磁気回路62とは、第1延伸部52hで合流する。
磁気回路61は、支持部23から相対的に遠い位置に形成され、磁気回路62は、支持部23から相対的に近い位置に形成される。第1延伸部52hおよび第3延伸部52kとディスク21との間に相対的に小さい隙間が形成され、第2延伸部52jとディスク21との間に相対的に大きい隙間が形成されることに起因し、磁気回路61に流れる磁束は、磁気回路62に流れる磁束よりも大きくなる。
図3および図4を参照して、ディスク21は、磁気回路61が形成される経路上に第1部位26と、第2部位27および28とを含む。第1部位26は、コイル53に対向して配置されている。第2部位27および第2部位28は、それぞれ第1延伸部52hおよび第3延伸部52kに対向して配置されている。第1部位26における磁路面積S1が、第2部位27および28における磁路面積S2およびS3よりも大きくなるように、ディスク21の厚みが変化する。すなわち、第1部位26における厚みT1が、第2部位27および28における厚みT2およびT3よりも大きくなる。
ディスク21の厚みが一定である場合を想定すると、第2部位27および28における磁束密度は、第1部位26における磁束密度よりも小さくなる。本実施の形態では、磁束密度が大きくなる第1部位26において、ディスク21の厚みT1を大きく設定し、磁束密度が小さくなる第2部位27および28において、ディスク21の厚みT2およびT3を小さく設定する。これにより、ディスク21の内部で磁気飽和を発生させることなく、ディスク21の重量を低減させることができる。ディスク21の重量の低減により、電磁駆動弁10の静粛性を向上させることができる。また、消費電力および遷移時間の低減を図るとともに、耐久性の向上を図ることができる。
なお、電磁駆動弁10に設けられるディスク21は、一定の厚みを有してもよい。
図2および図4を参照して、コア52には、スリット58が形成されている。スリット58は、磁気回路61に流れる磁束と磁気回路62に流れる磁束とを分離するように形成されている。スリット58には、空気層が形成されている。スリット58には、非磁性部材が配置されてもよい。スリット58には、樹脂が配置されてもよい。
スリット58は、磁気回路61と磁気回路62とが合流する第1延伸部52hに形成されている。スリット58は、コア52の奥行き方向の全幅に渡って形成されている。スリット58は、第1延伸部52hを、支持部側部分66と連結部側部分67とに分断する。磁気回路61は、連結部側部分67を含む経路上に形成される。磁気回路62は、支持部側部分66を含む経路上に形成される。
コア52にスリット58が形成されていない場合を想定すると、この場合、磁気回路61に流れる磁束と磁気回路62に流れる磁束とが、第1延伸部52hで均一化される。この際、磁気回路62に流れる磁束は磁気回路61に流れる磁束よりも小さいため、両者が均一化されることによって、磁気回路61の経路上における磁束密度が減少する。
これに対して、本実施の形態では、コア52にスリット58を形成することによって、磁気回路61の磁路を磁気回路62の磁路から独立させる。これにより、磁気回路61の経路上で第1延伸部52h内の磁束密度が大きく保たれ、その結果、回転モーメントの大きい位置でより大きい電磁力をディスク21に作用させることができる。
また、スリット58は、磁気回路61を流れる磁束が磁気飽和が起こさない範囲内で連結部側部分67の磁路面積が可能な限り小さくなるように形成される。ディスク21に作用する電磁力Fは、((磁束密度B)×磁路面積S)の値に比例する。すなわち、電磁力Fの増大には、磁路面積Sを増加させるよりも磁束密度Bを増加させる方が効果的である。このため、上記の通りスリット58を形成することによって、回転モーメントの大きい位置でより大きい電磁力をディスク21に作用させることができる。
この発明の実施の形態1における電磁駆動弁10は、ディスク21と、電磁石としての閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nとを備える。ディスク21は、回転自在に支持される支持部23を含み、支持部23を支点に揺動することによりバルブとしての吸気バルブ14を往復運動させる。閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nは、ディスク21に対向して配置されるコア52と、コア52に巻回されるコイル53とを含み、ディスク21に電磁力を作用させる。コイル53への電流供給時、コア52およびディスク21を通り、相対的に大きい磁束が流れる第1磁気回路としての磁気回路61と、コア52およびディスク21を通り、相対的に小さい磁束が流れる第2磁気回路としての磁気回路62とが形成される。コア52は、磁気回路61と磁気回路62とが合流するコア部分としての第1延伸部52hを有する。第1延伸部52hには、磁気回路61に流れる磁束と磁気回路62に流れる磁束とを分離するスリット58が形成される。
このように構成された、この発明の実施の形態1における電磁駆動弁10によれば、ディスク21に作用させる電磁力を増大させるとともに、消費電力を低減させることができる。
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2における電磁駆動弁を示す断面図である。図5は、実施の形態1における図4に対応する図である。本実施の形態では、実施の形態1における電磁駆動弁10と比較して重複する構造については、説明を繰り返さない。
図5を参照して、本実施の形態における電磁駆動弁は、ディスク121を含む。ディスク121は、高磁束部位71と低磁束部位72とを含む。高磁束部位71には相対的に大きい磁束が流れ、低磁束部位72には相対的に小さい磁束が流れる。高磁束部位71および低磁束部位72には、それぞれ磁気回路61および磁気回路62が形成されている。高磁束部位71は、第1延伸部52hおよび第3延伸部52kに対向して配置されている。低磁束部位72は、第1延伸部52hおよび第2延伸部52jに対向して配置されている。高磁束部位71は、中心軸25から相対的に遠くに配置され、低磁束部位72は、中心軸25から相対的に近くに配置されている。
図6は、図5中のディスクを形成する磁性材料のB−H曲線を表わすグラフである。図6を参照して、曲線201は、高磁束部位71を形成する磁性材料のB−H曲線を表わし、曲線202は、低磁束部位72を形成する磁性材料のB−H曲線を表わす。高磁束部位71は、飽和磁束密度B1を有する高飽和磁束密度材から形成されている。低磁束部位72は、飽和磁束密度B2を有する磁性材から形成されている。飽和磁束密度B1は、飽和磁束密度B2よりも大きい。一例を挙げれば、B1は2.2Tであり、B2は1.6〜1.8Tである。
相対的に大きい磁束が流れる高磁束部位71を高飽和磁束密度材によって形成することによって、高磁束部位71で磁気飽和が発生することを防ぐ。一方、高飽和磁束密度材は非常に高価である。本実施の形態では、高飽和磁束密度材をディスク21の中の高磁束部位71に選択的に用いることにより、材料コストの増加を最小限に抑える。
この発明の実施の形態2における電磁駆動弁は、ディスク121と、電磁石としての閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nとを備える。ディスク121は、回転自在に支持される支持部23を含み、支持部23を支点に揺動することによりバルブとしての吸気バルブ14を往復運動させる。閉弁側電磁石51mおよび開弁側電磁石51nは、ディスク121に磁束流れを形成し、電磁力を作用させる。ディスク121は、相対的に大きい磁束が流れる高磁束部位71と、相対的に小さい磁束が流れる低磁束部位72とを含む。高磁束部位71は、低磁束部位72を形成する磁性材料よりも大きい飽和磁束密度を有する高飽和磁束密度材から形成される。
このように構成された、この発明の実施の形態2における電磁駆動弁によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。
なお、図5中のディスク121にはスリット58が形成されているが、スリット58は形成されなくてもよい。ディスク121は、一定の厚みを有してもよい。
図7は、図5中の電磁駆動弁の第1変形例を示す断面図である。図8は、図7中のディスクの斜視図である。図7および図8を参照して、本変形例では、高磁束部位71が、スリット75によって隔てられた分割体76および分割体77を含む。分割体76および分割体77は、磁気回路61の経路上においてスリット75によって分断されている。
分割体76および77は、高飽和磁束密度材から形成されている。スリット75には、分割体76および77を形成する高飽和磁束密度材よりも小さい飽和磁束密度を有する磁性材78が配置されている。磁性材78は、低磁束部位72を形成する磁性材料と同じ材料から形成されてもよいし、異なる材料から形成されてもよい。分割体76および77、磁性材78ならびに低磁束部位72間は、たとえば溶接によって接合されている。
ディスク121の内部において磁界に変化が生じる時、その変化を妨げる方向に流れる渦電流79が発生する。高飽和磁束密度材は、磁気特性に優れる反面、渦電流による損失が大きいという特性を備える。これに対して、本実施の形態では、より小さい飽和磁束密度を有する磁性材78を高磁束部位71に配置することによって、渦電流の発生量を抑えることができる。また、スリット75を高飽和磁束密度材から形成された分割体76および分割体77を分断するように形成することにより、渦電流79の流れを積極的に断ち切ることができる。結果、渦電流による損失を減少させ、消費電力の低減および磁気応答性の向上を図ることができる。
また、分割体76および分割体77は、それぞれ第2部位28および第2部位27に形成されている。磁性材78は、第1部位26に形成されている。すなわち、ディスク21は、高飽和磁束密度材から形成された分割体76および77で相対的に小さい厚みT3およびT2を有し、より小さい飽和磁束密度を有する磁性材78で相対的に大きい厚みT1を有する。このため、ディスク21内での磁気飽和の発生を抑えながら、ディスク21の重量を低減させることができる。
図9および図10は、図5中の電磁駆動弁の第2変形例を示す断面図である。図9中には、ディスク121が閉弁側電磁石51mに引き寄せられた状態が示され、図10中には、ディスク121が開弁側電磁石51nに引き寄せられた状態が示されている。
図9および図10を参照して、高磁束部位71は、スリット80によって隔てられた分割体81および分割体82を含む。分割体81は、閉弁側電磁石51mに対向して配置されている。分割体82は、開弁側電磁石51nに対向して配置されている。スリット80には、分割体81および82を形成する高飽和磁束密度材よりも小さい飽和磁束密度を有する磁性材83が配置されている。磁性材83は、低磁束部位72と一体に設けられている。すなわち、磁性材83を形成する磁性材料は、低磁束部位72を形成する磁性材料と同じである。分割体81および82は、低磁束部位72および磁性材83に対して、焼き嵌め、溶接、かしめ等の手段により接合されている。
ディスク121は、数msecという短時間で開弁位置および閉弁位置間を往復する。このため、たとえば、ディスク121を閉弁側電磁石51mに引き寄せる際に、ディスク121を開弁側電磁石51nに引き寄せるための磁束がディスク121内に残留磁束として残る。この結果、ディスク121に形成される磁束流れの立ち上げりが、その残留磁束によって妨げられる。特に高飽和磁束密度材を用いた場合、残留磁束が大きくなる傾向がある。
これに対して、本実施の形態では、分割体81と分割体82とを隔てるようにスリット80が形成され、そのスリット80により小さい飽和磁束密度を有する磁性材83が配置される。このため、ディスク121を閉弁側電磁石51mに引き寄せる際に分割体81に形成される磁束と、ディスク121を開弁側電磁石51nに引き寄せる際に分割体82に形成される磁束との干渉を抑制できる。これにより、磁気応答性を向上させることができる。
スリット80には、磁性材83に替えて樹脂等の非磁性材が配置されてもよい。この場合、分割体81および分割体82間における磁束の干渉をより効果的に防ぐことができる。一方、スリット80に磁性材83を配置した場合、ディスク121の厚みを小さく抑えつつ、ディスク121内での磁気飽和の発生を防ぐことができる。
図11は、図5中の電磁駆動弁の第3変形例を示す断面図である。図11を参照して、本変形例では、高磁束部位71が、分割体91,92,93,94を含む。分割体91および94と分割体92および93とは、スリット75によって隔てられている。スリット75には磁性材78が配置されている。分割体91および92と分割体93および94とは、スリット80によって隔てられている。スリット80には磁性材83が配置されている。本変形例におけるディスク121は、図7中の第1変形例におけるディスク121の特徴と、図9および図10中の第2変形例におけるディスク121の特徴とを併せ持つ。このような構成により、第1変形例による効果と第2変形例による効果との両方を奏することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における電磁駆動弁を示す断面図である。 図1中の電磁石を示す斜視図である。 図1中のディスクを示す斜視図である。 図1中の電磁駆動弁の駆動状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2における電磁駆動弁を示す断面図である。 図5中のディスクを形成する磁性材料のB−H曲線を表わすグラフである。 図5中の電磁駆動弁の第1変形例を示す断面図である。 図7中のディスクの斜視図である。 図5中の電磁駆動弁の第2変形例を示す断面図であり、ディスクが閉弁側電磁石に引き寄せられた状態を示す図である。 図5中の電磁駆動弁の第2変形例を示す断面図であり、ディスクが開弁側電磁石に引き寄せられた状態を示す図である。 図5中の電磁駆動弁の第3変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 電磁駆動弁、14 吸気バルブ、21,121 ディスク、23 支持部、51m 閉弁側電磁石、51n 開弁側電磁石、52 コア、52g 基部、52h 第1延伸部、52j 第2延伸部、52k 第3延伸部、53 コイル、58 スリット、61,62 磁気回路、71 高磁束部位、72 低磁束部位、75,80 スリット、76,77,81,82,91〜94 分割体、78,83 磁性材。

Claims (9)

  1. 回転自在に支持される支持部を含み、前記支持部を支点に揺動することによりバルブを往復運動させるディスクと、
    前記ディスクに対向して配置されるコアと、前記コアに巻回されるコイルとを含み、前記ディスクに電磁力を作用させる電磁石とを備え、
    前記コイルへの電流供給時、前記コアおよび前記ディスクを通り、相対的に大きい磁束が流れる第1磁気回路と、前記コアおよび前記ディスクを通り、相対的に小さい磁束が流れる第2磁気回路とが形成され、
    前記コアは、前記第1磁気回路と前記第2磁気回路とが合流するコア部分を有し、
    前記コア部分には、前記第1磁気回路に流れる磁束と前記第2磁気回路に流れる磁束とを分離するスリットが形成される、電磁駆動弁。
  2. 前記第1磁気回路は、前記支持部から相対的に遠くに位置し、前記第2磁気回路は、前記支持部から相対的に近くに位置する、請求項1に記載の電磁駆動弁。
  3. 前記コアは、前記支持部の回転軸に直交する平面で切断された場合に、前記ディスクから離れて配置される基部と、前記基部から前記ディスクに向けて延伸し、前記コイルが巻回される第1延伸部と、前記第1延伸部に対して前記支持部と同じ側に配置され、前記基部から前記ディスクに向けて延伸する第2延伸部と、前記第1延伸部に対して前記第2延伸部とは反対側に配置され、前記基部から前記ディスクに向けて延伸する第3延伸部とを含み、
    前記第1磁気回路は、前記ディスク、前記第3延伸部、前記基部および前記第1延伸部を含む環状経路に沿って形成され、前記第2磁気回路は、前記ディスク、前記第2延伸部、前記基部および前記第1延伸部を含む環状経路に沿って形成され、
    前記コア部分は、前記第1延伸部である、請求項1または2に記載の電磁駆動弁。
  4. 前記第2延伸部は、前記支持部と対向して設けられ、
    前記ディスクが前記電磁石に引き寄せられた時に、前記支持部と前記第2延伸部との間の隙間が、前記第1延伸部および前記第3延伸部と前記ディスクとの間の隙間よりも大きい、請求項3に記載の電磁駆動弁。
  5. 回転自在に支持される支持部を含み、前記支持部を支点に揺動することによりバルブを往復運動させるディスクと、
    前記ディスクに磁束流れを形成し、電磁力を作用させる電磁石とを備え、
    前記ディスクは、相対的に大きい磁束が流れる高磁束部位と、相対的に小さい磁束が流れる低磁束部位とを含み、
    前記高磁束部位は、前記低磁束部位を形成する磁性材料よりも大きい飽和磁束密度を有する高飽和磁束密度材から形成される、電磁駆動弁。
  6. 前記高磁束部位は、前記支持部から相対的に遠くに位置し、前記低磁束部位は、前記支持部から相対的に近くに位置する、請求項5に記載の電磁駆動弁。
  7. 前記高磁束部位は、スリットにより隔てられた第1分割体および第2分割体を有し、
    前記スリットには、前記高飽和磁束密度材よりも小さい飽和磁束密度を有する磁性材料が配置される、請求項5または6に記載の電磁駆動弁。
  8. 前記ディスクは、前記第1分割体および前記第2分割体が配置された部位で相対的に小さい磁路面積を有し、前記スリットが形成された部位で相対的に大きい磁路面積を有する、請求項7に記載の電磁駆動弁。
  9. 前記電磁石は、第1電磁石と、前記ディスクに対して前記第1電磁石の反対側に配置される第2電磁石とを含み、
    前記ディスクは、前記第1電磁石および前記第2電磁石に交互に引き寄せられ、
    前記高磁束部位は、スリットにより隔てられた第1分割体および第2分割体を有し、
    前記第1分割体は前記第1電磁石に向い合って配置され、前記第2分割体は前記第2電磁石に向い合って配置される、請求項5から8のいずれか1項に記載の電磁駆動弁。
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