JP2007064474A - 電磁駆動弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】大きな電磁力を発生させることが可能な電磁駆動弁を提供する。
【解決手段】電磁駆動弁1は、バルブステム12を有し、バルブステム12が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁14と、バルブステム12と連動する一方端32から他方端33へ延び、他方端33で延びる中心軸35を中心に揺動するディスク30と、ディスク30とバルブステム12との間に介在する非磁性体112とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】電磁駆動弁1は、バルブステム12を有し、バルブステム12が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁14と、バルブステム12と連動する一方端32から他方端33へ延び、他方端33で延びる中心軸35を中心に揺動するディスク30と、ディスク30とバルブステム12との間に介在する非磁性体112とを備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、一般的には電磁駆動弁に関し、より特定的には、内燃機関に用いられる、弾性力と電磁力とによって駆動する回転式の電磁駆動弁に関するものである。
従来、電磁駆動弁は、たとえば米国特許第6,467,441号明細書(特許文献1)に開示されている。
米国特許第6,467,441号明細書
従来の電磁駆動弁では、実機に搭載する場合には、高出力化と搭載性(小型化)を両立する必要があったが、高出力化すれば大型化し、小型化すれば高出力化ができないという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、高出力化と搭載性を両立することが可能な電磁駆動弁を提供することを目的とする。
この発明の1つの局面に従った電磁駆動弁は、電磁力により作動する電磁駆動弁であって、弁軸を有し、弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、弁軸と連動する一方端から他方端へ延び、他方端で延びる中心軸を中心に揺動する揺動部材と、揺動部材と弁軸との間に介在する非磁性体とを備える。
このように構成された電磁駆動弁では、揺動部材と弁軸との間に非磁性体が介在するため、弁軸側へ磁束が漏れることを防止することができる。その結果、電磁力を確保しつつ小型化を達成することができる。
この発明の別の局面に従った電磁駆動弁は、電磁力により作動する電磁駆動弁であって、弁軸を有し、弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、弁軸と連動する一方端から他方端へ延び、他方端で延びる中心軸を中心に揺動する揺動部材とを備え、弁軸と連動する揺動部材の部分は、他の部分に比べて一方端側へ突出している。このように構成された電磁駆動弁では、一方端側へ突出した揺動部材の部分が弁軸と連動するため、この連動する部分が磁気回路の妨げになることを防止することができる。その結果、磁路の面積を確保し、電磁力を向上させるとともに、搭載性を向上することができる。
好ましくは、電磁駆動弁は、揺動部材を駆動する電磁石をさらに備える。電磁石は磁性材料からなるコアと、コアに巻付けられたコイルとを有し、一方端側のコアの一部分が他方端側へ向かって切り欠かれて凹部が設けられ、凹部にステムが配置される。この場合一方端から他方端へ向かう幅方向の小型化が可能となる。
好ましくは、電磁駆動弁は、揺動部材を保持するトーションバーをさらに備える。トーションバーのゼロ荷重点は、揺動部材の中立点にほぼ一致する。この場合駆動弁を押圧するばねが不要となり、駆動弁の軸方向の小型化が可能となる。
この発明に従えば、高出力化と小型化が可能な電磁駆動弁を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った電磁駆動弁の断面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従った電磁駆動弁1は、本体51と、本体51に取付けられた上側電磁石60および下側電磁石160と、上側電磁石60および下側電磁石160に挟まれた位置に設けられるディスク30と、ディスク30により駆動される駆動弁14とを有する。
図1は、この発明の実施の形態1に従った電磁駆動弁の断面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従った電磁駆動弁1は、本体51と、本体51に取付けられた上側電磁石60および下側電磁石160と、上側電磁石60および下側電磁石160に挟まれた位置に設けられるディスク30と、ディスク30により駆動される駆動弁14とを有する。
「コ」の字形の本体51はベース部材であり、本体51にさまざまな機器が取付けられる。上側電磁石60および下側電磁石160の各々は、磁性体からなるコア61,161と、そのコア61,161に巻付けられたコイル62,162とを有する。コイル62,162に通電されることで磁界が発生し、この磁界によりディスク30を駆動させる。ディスク30は上側電磁石60および下側電磁石160の間に配置されていて、上側電磁石60および下側電磁石160の吸引力により、いずれか一方に吸引される。これにより、上側電磁石60および下側電磁石160間でディスク30が往復運動する。ディスク30の往復運動はバルブステム12に伝えられる。
電磁駆動弁1は、電磁力により駆動する電磁駆動弁であって、弁軸としてのバルブステム12を有し、バルブステム12が延びる方向(矢印10)に沿って往復運動する駆動弁14と、バルブステム12と連動する一方端32から他方端33へ延び、他方端33で延びる中心軸35を中心に揺動する揺動部材としてのディスク30と、ディスク30とバルブステム12との間に介在する非磁性体112とを備える。
本実施の形態における電磁駆動弁1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関の吸排気バルブ(吸気弁または排気弁)を構成している。この実施の形態では、吸気ポート18に設けられる吸気弁としての駆動弁14を説明しているが、排気弁としての駆動弁に本発明を適用してもよい。
電磁駆動弁1は、回転駆動式の電磁駆動弁であり、その運動機構としてディスク30を用いている。本体51はシリンダヘッド41上に取付けられる。本体51では、下側に下側電磁石160が設けられ、上側に上側電磁石60が設けられる。下側電磁石160は鉄製のコア161と、コア161に巻かれたコイル162とを有する。コイル162に電流を流すことによってコイル162で取り囲まれた領域に磁界が発生し、この磁界によりディスク30を引付けることが可能である。上側電磁石60は鉄製のコア61と、コア61に巻付けられたコイル62とを有する。コイル62に電流を流すことによってコイル62で取り囲まれた領域に磁界が発生し、この磁界によりディスク30を引付けることが可能である。
上側電磁石60のコイル62と下側電磁石160のコイル162とは接続されていてもよく、また分離されていてもよい。コア61,161に巻き付けられるコイル62,161のターン数は、特に限定されるものではない。
ディスク30はアーム部31と軸受部38とを有し、アーム部31が一方端32から他方端33へ延びている。アーム部31は上側電磁石60および下側電磁石160により吸引されて矢印30aで示す方向に揺動(回動)する部材である。アーム部31の端部に軸受部38が取付けられている。アーム部31は軸受部38を中心として回動する。アーム部31の上側表面131は上側電磁石60と当接可能であり、下側表面231は下側電磁石160と当接可能である。また、下側表面231は非磁性体112と接触している。
軸受部38は円筒形状であり、その内部にはトーションバー36が収納されている。トーションバー36の第一の端部は本体51にスプライン嵌合で嵌め合わされ、他方の端部は軸受部38に嵌め合わせられている。これにより、軸受部38が回動しようとすると、この回動に逆らう力がトーションバー36から軸受部38へ加えられる。そのため、軸受部38は常に中立位置で位置決めされる。
一方端32側では非磁性体112を介してディスク30がバルブステム12を押圧している。バルブステム12はステムガイド43により案内される。
シリンダヘッド41に本体51が固着されている。シリンダヘッド41の下部には吸気ポート18が設けられ、吸気ポート18は吸気を燃焼室内へ導入するための経路であり、吸気ポート18内を混合気または空気が通過する。吸気ポート18と燃焼室との間にはバルブシート42が設けられ、バルブシート42により駆動弁14の密閉性を高めることができる。
シリンダヘッド41には、吸気バルブとしての駆動弁14が取付けられている。駆動弁14は長手方向に延びるバルブステム12と、バルブステム12の端部に取付けられた傘部13とを有する。駆動弁14は、矢印10で示す方向に往復運動することが可能である。
図2は、図1中のIIで囲んだ部分を拡大して示す断面図である。コイル162に電流が流れると、矢印で示すように磁気回路1161が発生する。この磁気回路1161を構成する磁束が漏れなければ大きな電磁力を発生し、ディスク30のアーム部31を強い力で引付けることができる。非磁性体112は磁気的なバリアとなり、非磁性体から外部へ磁気が漏れることがない。すなわち、点線で示すようにバルブステム12側へ磁束が漏れると電磁力が低下するが、本発明では、SUS材(ステンレス鋼)などの非磁性体112を一方端32側でバルブステム12を覆うように設けているため、磁束の漏れを防止することができる。図2で示すように、非磁性体112はバルブステム12の頭部に被せられキャップ形状となっている。実施の形態1では、ディスク30の出力端と、バルブステム12の力の伝達部材を非磁性体112で構成することにより、漏れ磁束を低減し、電磁力を向上させ、消費電力を低減している。
次に、実施の形態1に従った電磁駆動弁1の動作について説明する。まず、電磁駆動弁1を駆動させる場合には、上側電磁石60および下側電磁石160のいずれかを構成するコイル62,162のいずれかに電流を流す。たとえば、実施の形態1では、コイル62に電流を流すこととする。これにより、コイル62において磁界が発生し、磁性体から構成されるディスク30のアーム部31は上側電磁石60に引付けられる。アーム部31が上方向へ回動すれば、トーションバー36がねじられて、このトーションバー36が逆方向へアーム部31を動かそうとする。しかしながら、上側電磁石60による引付け力が強いため、アーム部31は上方向へ回動し、最後には上側表面131が上側電磁石60と接触する。アーム部31が上方向に動くにつれて、アーム部31と接続された非磁性体112およびバルブステム12も上方向に移動する。これにより駆動弁14が閉じられる。
駆動弁14を開ける場合には、アーム部31を下方向へ動かす必要がある。この場合には、まずコイル62に流れる電流を止めるか、または小さくする。これにより、上側電磁石60とアーム部31とで働く電磁力が小さくなる。アーム部31には、トーションバー36によりねじり力が働いているため、このねじり力(弾性力)が電磁力に打ち勝ち、アーム部31は図1中の中立位置まで移動する。次に、下側電磁石160を構成するコイル162に電流を流す。これにより、コイル162の周囲で磁界が発生し、磁性体からなるアーム部31は下側電磁石160に引付けられる。なお、このときも駆動弁14のバルブステム12がアーム部31に押されるため下方向に移動する。コイル162による引付け力がトーションバー36によるねじり力に打ち勝ち、最終的には、下側電磁石160に下側表面231が接触する。このとき、駆動弁14が下方向へ動き開弁状態となる。
このように、上方向の動きと下方向の動きとを繰返すことにより、アーム部31は矢印30aで示す方向に往復運動して回動する。アーム部31が回動すると、アーム部31と接続される軸受部38も回動する。
このように構成された、実施の形態1に従った電磁駆動弁1では非磁性体112により磁束の漏れを防ぎ、電磁力を向上させ、消費電力を低減するとともに、対角の増加を防止することができる。
(実施の形態2)
図3は、この発明の実施の形態2に従った電磁駆動弁の断面図である。図4は、図3中の矢印IVで示す方向から見た電磁駆動弁の平面図である。図3および図4を参照して、この発明の実施の形態2に従った電磁駆動弁1では、ディスク30に突出部2031が設けられ、この突出部2031が非磁性体112を介してバルブステム12を押圧している。突出部2031はアーム部31の一部分であり、アーム部31の回転軸としての中心軸35方向のほぼ中央に位置している。アーム部31の上側表面131よりも一方端32側へ突出している。すなわち、実施の形態2に従った電磁駆動弁1は、電磁力により作動する電磁駆動弁1であって、バルブステム12を有し、バルブステム12が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁14と、バルブステム12と連動する一方端32から他方端33へ延び、他方端33で延びる中心軸35を中心に揺動するディスク30とを備え、バルブステム12と連動するディスク30の突出部2031は、他の部分に比べて一方端32側へ突出している。
図3は、この発明の実施の形態2に従った電磁駆動弁の断面図である。図4は、図3中の矢印IVで示す方向から見た電磁駆動弁の平面図である。図3および図4を参照して、この発明の実施の形態2に従った電磁駆動弁1では、ディスク30に突出部2031が設けられ、この突出部2031が非磁性体112を介してバルブステム12を押圧している。突出部2031はアーム部31の一部分であり、アーム部31の回転軸としての中心軸35方向のほぼ中央に位置している。アーム部31の上側表面131よりも一方端32側へ突出している。すなわち、実施の形態2に従った電磁駆動弁1は、電磁力により作動する電磁駆動弁1であって、バルブステム12を有し、バルブステム12が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁14と、バルブステム12と連動する一方端32から他方端33へ延び、他方端33で延びる中心軸35を中心に揺動するディスク30とを備え、バルブステム12と連動するディスク30の突出部2031は、他の部分に比べて一方端32側へ突出している。
中心軸35から突出部2031を除いたアーム部31の端面までの距離Lを十分確保している。この上側表面131と上側電磁石60との向かい合う面積は、上側電磁石60とディスク30とが引き合う力に関連し、この面積が大きくなるほど引き合う力が大きくなる。この発明では、アーム部31からバルブステム12への力の伝達部位をアーム部31の外側へ配置している。これにより、上側電磁石60の磁気回路の妨げとなることなくバルブステム12を配置することができ、磁路の面積を確保できる。その結果、電磁力を向上させ、使用電流および消費電力を低減することができる。
(実施の形態3)
図5は、この発明の実施の形態3に従った電磁駆動弁の断面図である。図6は、図5中の矢印VIで示す方向から見た下側電磁石の平面図である。図5および図6を参照して、この発明の実施の形態3に従った電磁駆動弁1では、下側電磁石160のコア161に切り込み形状の凹部165が設けられている点で、実施の形態1に従った電磁駆動弁1と異なる。電磁鋼板を積層して構成されるコア161の一部分に逃がし部としての凹部165を設ける。凹部165はコア161の一方端32側の端面から他方端33へ延びるように向かって切り欠かれて構成しており、凹部165はコイル162に達している。凹部165にバルブステム12および非磁性体112が配置されており、凹部165内で非磁性体112およびバルブステム12が上下方向に往復運動する。すなわち、積層体からなるコア161に逃がし部を設け、そこへバルブステム12を配置している。
図5は、この発明の実施の形態3に従った電磁駆動弁の断面図である。図6は、図5中の矢印VIで示す方向から見た下側電磁石の平面図である。図5および図6を参照して、この発明の実施の形態3に従った電磁駆動弁1では、下側電磁石160のコア161に切り込み形状の凹部165が設けられている点で、実施の形態1に従った電磁駆動弁1と異なる。電磁鋼板を積層して構成されるコア161の一部分に逃がし部としての凹部165を設ける。凹部165はコア161の一方端32側の端面から他方端33へ延びるように向かって切り欠かれて構成しており、凹部165はコイル162に達している。凹部165にバルブステム12および非磁性体112が配置されており、凹部165内で非磁性体112およびバルブステム12が上下方向に往復運動する。すなわち、積層体からなるコア161に逃がし部を設け、そこへバルブステム12を配置している。
このように構成された、実施の形態3に従った電磁駆動弁は、ディスク30を駆動する下側電磁石160をさらに備え、下側電磁石160は磁性材料からなるコア161と、コア161に巻かれたコイル162とを有し、一方端32側のコア161の一部分が他方端33側へ向かって切り欠かれて凹部165が設けられており、凹部165にバルブステム12が配置されている。
このように構成された実施の形態3に従った電磁駆動弁1では、幅方向の対角を低減することができる。その結果搭載性を向上させることができる。
(実施の形態4)
図7は、この発明の実施の形態4に従った電磁駆動弁の断面図である。図8は、図7中のディスクを拡大して示す断面図である。図7および図8を参照して、この発明の実施の形態4に従った電磁駆動弁1では、トーションバー36の荷重が0の点をリフトの中立もしくはこの周辺に位置決めすることにより、駆動弁14を駆動するためのスプリングを廃止し、高さを低減しておりアクチュエータの搭載性を向上させている。すなわち、図8で示すように、ディスク30がねじられるとばねトルクが+Aから−Aまで発生する。すなわち、電磁駆動弁1はディスク30を保持するトーションバー36をさらに備え、トーションバー36のゼロ荷重点はディスク30の中立点(上側電磁石60と下側電磁石160との中間点)にほぼ一致している。このように構成された実施の形態4に従った電磁駆動弁では、実施の形態1に従った電磁駆動弁と同様の効果がある。
図7は、この発明の実施の形態4に従った電磁駆動弁の断面図である。図8は、図7中のディスクを拡大して示す断面図である。図7および図8を参照して、この発明の実施の形態4に従った電磁駆動弁1では、トーションバー36の荷重が0の点をリフトの中立もしくはこの周辺に位置決めすることにより、駆動弁14を駆動するためのスプリングを廃止し、高さを低減しておりアクチュエータの搭載性を向上させている。すなわち、図8で示すように、ディスク30がねじられるとばねトルクが+Aから−Aまで発生する。すなわち、電磁駆動弁1はディスク30を保持するトーションバー36をさらに備え、トーションバー36のゼロ荷重点はディスク30の中立点(上側電磁石60と下側電磁石160との中間点)にほぼ一致している。このように構成された実施の形態4に従った電磁駆動弁では、実施の形態1に従った電磁駆動弁と同様の効果がある。
(実施の形態5)
図9は、この発明の実施の形態5に従った電磁駆動弁の断面図である。図9を参照して、この発明の実施の形態5に従った電磁駆動弁1では、ディスク30が上下で2枚設けられている点で、実施の形態1に従った電磁駆動弁1と異なる。それぞれのディスク30はステム1012によって連結されている。下側のディスク30とバルブステム12との間に非磁性体112が設けられている。
図9は、この発明の実施の形態5に従った電磁駆動弁の断面図である。図9を参照して、この発明の実施の形態5に従った電磁駆動弁1では、ディスク30が上下で2枚設けられている点で、実施の形態1に従った電磁駆動弁1と異なる。それぞれのディスク30はステム1012によって連結されている。下側のディスク30とバルブステム12との間に非磁性体112が設けられている。
このように構成された実施の形態5に従った電磁駆動弁1でも、実施の形態1に従った電磁駆動弁1と同様の効果がある。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。実施の形態1から4において、1枚のディスク30を用いる例を示したが、実施の形態5のように2枚のディスクを用いてもよい。
また、上側電磁石60および下側電磁石160を構成するコイル62,162は1本のコイルで構成されていてもよく、別のコイルで構成されてそれぞれ別に制御されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば車両に搭載される内燃機関の電磁駆動弁の分野で用いることができる。
1 電磁駆動弁、12 バルブステム、13 傘部、14 駆動弁、30 ディスク、31 アーム部、35 中心軸、36 トーションバー、38 軸受部、60 上側電磁石、61,161 コア、62,162 コイル、112 非磁性体、160 下側電磁石。
Claims (4)
- 電磁力により作動する電磁駆動弁であって、
弁軸を有し、前記弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、
前記弁軸と連動する一方端から他方端へ延び、前記他方端で延びる中心軸を中心に揺動する揺動部材と、
前記揺動部材と前記弁軸との間に介在する非磁性体とを備えた、電磁駆動弁。 - 電磁力により作動する電磁駆動弁であって、
弁軸を有し、前記弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、
前記弁軸と連動する一方端から他方端へ延び、前記他方端で延びる中心軸を中心に揺動する揺動部材とを備え、
前記弁軸と連動する前記揺動部材の部分は、他の部分に比べて一方端側へ突出している、電磁駆動弁。 - 前記揺動部材を駆動する電磁石をさらに備え、前記電磁石は磁性材料からなるコアと、前記コアに巻付けられたコイルとを有し、前記一方端側の前記コアの一部分が前記他方端側へ向かって切り欠かれて凹部が設けられ、前記凹部に前記弁軸が配置される、請求項1または2に記載の電磁駆動弁。
- 前記揺動部材を保持するトーションバーをさらに備え、前記トーションバーのゼロ荷重点は、前記揺動部材の中立点にほぼ一致する、請求項1または2に記載の電磁駆動弁。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080904 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081031 |