JP2007040044A - 係留装置 - Google Patents

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俊則 木原
Hiroshi Kono
博 河野
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Abstract

【課題】 係留杭に対する係留装置の着脱を容易にすることで、台風や高波等による被害が予想される場合の退避行動を迅速かつ安全に行える係留装置を提供する。
【解決手段】 係留杭2に浮桟橋1を水位に応じて上下動可能に係留する係留装置3において、浮桟橋1に取り付けられて係留杭2の外周に廻されるフレーム3dと、このフレーム3dの一端側を浮桟橋1に回動可能に取り付ける第1取付部(軸付きブラケット3a等)と、フレーム3dの他端側を浮桟橋1に着脱自在に取り付ける第2取付部(リリースピン用ブラケット3c等)とを備えた。また、係留杭2の周囲と上下方向に回動可能に当接するローラ3e〜3gをフレーム3dと共に浮桟橋1に備えた。
【選択図】 図5

Description

本願発明は、海底に打ち込まれた係留杭や護岸等に固定された係留杭に浮桟橋等の被係留物を係留するための係留装置に関するものである。
浮桟橋は、船舶の係留、船舶への人員の乗降や荷物の搬入搬出等を容易にするため、潮位による海面の変位に追従して、船舶との相対距離を常に一定に保つものである。
潮位に追従しながら浮遊する浮桟橋自身の2次元平面上の位置を固定する方法として、錨もしくはコンクリート方塊を海底に沈め、その形状による海底との抵抗及び摩擦力により発生する抵抗力をロープ又はチェーン等を介して浮桟橋に伝え固定するものと、海底に打ち込まれた係留杭や護岸等に固定された係留杭により浮桟橋を固定する方法がある。
本願発明が対象とする後者において、係留杭と浮桟橋は浮桟橋側に取り付けられた係留装置で2次元平面上の動きを規制され、潮位の変動による鉛直(上下)方向への動きはローラやスライド摺等により極力抵抗を受けないものになっている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
特開昭64−14408号公報 特開平11−256514号公報
上記のような係留装置は、通常の運用では取外しの必要がないため浮桟橋本体に多数のボルト等で固定されており、専門の業者等でなければ移動や撤去が非常に難しい。
ところが、台風や高波が襲来することが予想される場所では、事前に浮桟橋を陸上や港内に避難させるケースがあり、簡単に着脱の可能な係留装置が望まれている。
この種の係留装置としては、上記特許文献1の「浮体構造物の係留装置」や特許文献2の「浮体構造物の係留支持具」等が開示されているが、いずれも簡易な着脱は考慮されていない。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、係留杭に対する係留装置の着脱を容易にすることで、台風や高波等による被害が予想される場合の退避行動を迅速かつ安全に行える係留装置を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明は、係留杭に浮桟橋等の被係留物を水位に応じて上下動可能に係留する係留装置において、前記被係留物に取り付けられて前記係留杭の外周に廻されるフレームと、このフレームの一端側を前記被係留物に回動可能に取り付ける第1取付部と、前記フレームの他端側を前記被係留物に着脱自在に取り付ける第2取付部とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記係留杭の周囲と上下方向に回動可能に当接するローラを前記フレームと共に前記被係留物に備えたことを特徴とするものである。
さらに、前記フレームは、前記被係留物の上面縁部に前記第1取付部により回動可能に取り付けられ、前記第2取付部の取り外し時には前記被係留物の上面内に収まるように構成されて成ることを特徴とするものである。
本願発明によれば、着脱自在に構成された第2取付部を取り外して、係留杭の外周に回されたフレームを第1取付部を支点に回動することにより、係留杭と浮桟橋等の被係留物の拘束を容易に解除することができ、台風や高波等による被害が予想される場合の退避行動を迅速かつ安全に行える。
また、上記のようなフレーム構成にすると、フレームと共に被係留物が係留杭に当接して上下動の大きな抵抗となる虞があるが、係留杭の周囲と上下方向に回動可能に当接するローラをフレームと共に被係留物に備えたことにより、水位の変動による上下方向への動きは上記ローラにより極力抵抗を受けないものとなる。
さらに、上記フレームは、被係留物の上面縁部に第1取付部により回動可能に取り付けられ、第2取付部の取り外し時には被係留物の上面内に収まるように構成されて成るものであるから、係留杭が特異な配置で設置されている場合でも、退避時には係留装置のフレームを被係留物の上面内に収めることができるので、係留杭間を円滑に移動することができる。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本願発明の一実施形態による係留装置を備えた浮桟橋の係留状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面図である。
本願発明は、従来脱着が困難であった係留杭と係留装置の着脱操作を簡便にしたものであり、新規に製作する浮桟橋はもとより既設の浮桟橋にも取り付け可能なものである。
図1に示す浮桟橋1は、例えば幅2000mm、長さ10000mmの大きさのもので、海底に打ち込まれた2本の係留杭2,2の配置に対応して、一端側の幅方向中央部と他端側の長手方向一端部にそれぞれ係留装置3が取り付けられている。この浮桟橋1と陸地L間には可変階段4が架け渡されて、浮桟橋1に係留された船舶(図示せず)への人員の乗降や荷物の搬入搬出等を行うことができるようになる。
図2は、上記実施形態の係留装置3の拡大斜視図である。この係留装置3は、浮桟橋1に固定するための浮桟橋取付ブラケット3a,3b,3cと、荷重を受け持つ略U字状のフレーム3dと、係留杭2と当接して2次元平面上の荷重を受けながら上下方向の荷重を逃がすためのローラ3e,3f,3gと、拘束を解除するためのリリースピン3h等から成っている。
図3は上記図2の分解斜視図である。浮桟橋取付ブラケット3a〜3cは、鋼,ステンレス,アルミ等の金属で製作され、図の右側から順に、軸付きブラケット3a、ローラ付きブラケット3b、リリースピン用ブラケット3cとなっている。
フレーム3dも、鋼,ステンレス,アルミ等の金属で製作されており、上記ローラ付きブラケット3bに水平軸を介して回動自在に取り付けられたローラ3eと共に三角形の頂点に位置するように配置された2個のローラ3f,3gが水平軸を介して回動自在に設置されている。このフレーム3dの一端側は、POM(ポリオキシメチレン)等で製作されたベアリング3iを介して軸付きブラケット3aの軸3jに回動可能に取り付けられ、抜け止めとして軸3jの上端部に金属製のナット3kが取り付けられており、これらにより本願発明の第1取付部が構成されている。
ローラ3e〜3gは、浮桟橋1にかかる大きな荷重を直接受けるため、圧縮強度が高く摺動性の良いナイロン等で製作される。また、衝撃力を緩和するためローラ表面にゴム被覆を施したものを用いることも有効である。
リリースピン用ブラケット3cは、図4に示すようにフレーム3dのリリースピン孔3mの下端部に形成された凹部3nに嵌合する凸部3pを設けて、水平力がリリースピン3hに直接作用しない構造になっている。リリースピン用ブラケット3cとリリースピン3hは、上記凸部3pに形成された雌ねじ部3qとリリースピン3hの雄ねじ部3rによる締結で着脱自在に固定されるようになっており、これらにより本願発明の第2取付部が構成されている。なお、リリースピン3hの大きな頭部3sには、手で回転させる際の滑り止めとしてローレット加工が施されている。また、1aは当該リリースピン用ブラケット3cを含む各ブラケット3a〜3cが取り付けられる浮桟橋メインビームである。
図5は、浮桟橋1が係留杭2に係留されている時の1つの係留装置3の状態を示しており、浮桟橋1の拘束を解除する際は、リリースピン3hのローレット加工が施された大きな頭部3sを手で回してリリースピン3hを外し、図6に示すようにフレーム3dを180°以上回動させて、浮桟橋1の上面に移動させる。
これにより、係留杭2と浮桟橋1の拘束を工具を用いずに容易に解除することができ、台風や高波等による被害が予想される場合の退避行動を迅速かつ安全に行うことができる。
また、上記のようなフレーム構成にすると、フレーム3dと共に浮桟橋1が係留杭2に当接して上下動の大きな抵抗となる虞があるが、係留杭1の周囲と上下方向に回動可能に当接するローラ3e〜3gをフレーム3dと共に浮桟橋1に備えたことにより、潮位の変動による上下方向への動きは上記ローラ3e〜3gにより極力抵抗を受けないものとなる。
また、図7に示すような特異な配置で浮桟橋1と係留杭2が設置されている場合、取り外して退避するときに係留装置3が浮桟橋1より外側にあると浮桟橋1を移動させることができなくなる。
このような場合にも、本実施形態の係留装置3であれば、フレーム3dが、浮桟橋1の上面縁部(浮桟橋メインビーム1a)に軸付きブラケット3aにより回動可能に取り付けられ、リリースピン用ブラケット3cによる取り外し時には浮桟橋1の上面内に収まるように構成されて成るものであるから、図8に示すように各フレーム3dを回動して浮桟橋1上面内に移動させることができるため、浮桟橋1は図示の矢印方向の上下に容易に移動させることが可能となる。
なお、上記実施形態においては、本願発明を海面に設置される浮桟橋の係留装置に適用した場合について説明したが、本願発明はこれに限らず、例えば養殖生け簀の係留装置や湖水に設置される浮桟橋等の係留装置にも適当可能である。
本願発明の一実施形態による係留装置を備えた浮桟橋の係留状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面図。 上記実施形態の係留装置の拡大斜視図。 上記図2の分解斜視図。 着脱自在な第2取付部の要部構成を示す縦断面図。 上記実施形態において浮桟橋が係留杭に係留されている時の1つの係留装置の状態を示す斜視図。 同じく、その係留装置が係留杭から解除された時の状態を示す斜視図。 浮桟橋と係留杭が特異な配置で設置されている場合を示す上面図。 同じく、その係留装置が係留杭から解除された時の状態を示す上面図。
符号の説明
1 浮桟橋(被係留物)
1a 浮桟橋メインビーム
2 係留杭
3 係留装置
3a 軸付きブラケット
3b ローラ付きブラケット
3c リリースピン用ブラケット
3d フレーム
3e〜3g ローラ
3h リリースピン
3i ベアリング
3j 軸
3k ナット
3m リリースピン孔
3n 凹部
3p 凸部
3q 雌ねじ部
3r 雄ねじ部
3s 頭部
4 可変階段

Claims (3)

  1. 係留杭に浮桟橋等の被係留物を水位に応じて上下動可能に係留する係留装置において、
    前記被係留物に取り付けられて前記係留杭の外周に廻されるフレームと、このフレームの一端側を前記被係留物に回動可能に取り付ける第1取付部と、前記フレームの他端側を前記被係留物に着脱自在に取り付ける第2取付部とを備えたことを特徴とする係留装置。
  2. 前記係留杭の周囲と上下方向に回動可能に当接するローラを前記フレームと共に前記被係留物に備えたことを特徴とする請求項1記載の係留装置。
  3. 前記フレームは、前記被係留物の上面縁部に前記第1取付部により回動可能に取り付けられ、前記第2取付部の取り外し時には前記被係留物の上面内に収まるように構成されて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の係留装置。
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