JP2007040009A - 畳床 - Google Patents

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Abstract

【課題】畳床自体が自然崩壊性を促進する構成のものであり、間伐材や製材、木工残材やおが屑、カンナ屑等の木材廃材の有効活用と、シックハウス症候群等の原因なっている物質をヒバ材に含まれるヒノキチオールによって減少させ、ストレスを芳香によって緩和して精神安定を図り、抗菌、防ダニ、防カビ、消臭作用を発揮し得る畳床を提供する。
【解決手段】 一定厚の畳床を形成する畳床形成部4aを、ヒノキチオールを含有するヒバ材のチップ6とおが屑7とカンナ屑8に、粒状或いは粉状の炭を加え、結合材として天然由来の水溶性糊材である澱粉とを撹拌、混練したものを成型して、圧縮、加熱してから冷まし乾燥させ固体化して得られる畳床4。
【選択図】図2

Description

本発明は畳床に関するものであり、自然崩壊性を促進する効果が高く、更に防虫効果と抗菌作用や精神安定効果等の特性を有する木材を主材料とした畳床に関するものである。
従来より、藁を縫い固めて成形した畳床を、イグサで編んだ畳表で覆ってなる日本古来の畳は、畳そのものは日本の気候風土に合って日本人の生活様式に最適なものであるにしても、昨今の住環境の変化、特に気密性の向上やエヤコン等の普及によって室内へのダニの侵入と共に、ダニの住み易い環境が創られ、ダニの発生増加に伴い前記畳に付着し或いは畳内部へと多くのダニが進入し、これによって身体に激しいかゆみを与えたり、アトピー性皮膚炎や喘息の原因となる場合や、新築の建築物ではシックハウス症候群等の健康被害が問題となる例が多く見られた。
そこで本発明は、ヒバ材に含有されるヒノキチオールの有する抗菌、防ダニ、防カビ作用や、森林浴にも酷似した芳香によりストレスの解消や精神安定効果等の薬効に注目し、昨今の住環境にも合致した畳を得ようとするものである。
特開平11−193619号広報 特開2002−235429号広報 特開2004−76255号広報 特開2004−92163号広報
本発明は、係る従来の問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、昨今の新築の建築物に使用される建材はシックハウス症候群等の健康被害の原因になったり、空調機器の普及や建物の気密性の向上に伴って、畳がダニやシロアリ、カビ等の雑菌などの繁殖に適した場所になっているともいわれており、これらダニや雑菌等は一旦繁殖すると長期にわたって生存することがあるため、畳に防虫剤や抗菌剤等を塗布・注入してもその後しばらく効果があるもののそれらの薬剤の使用量には限度があるので、長期に亘る効果は期待できず、定期的に塗布を繰り返す必要がある。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、シックハウス症候群等の原因物質の抑制と、生活害虫であるダニへの殺虫或いは忌避効果や細菌、真菌、担子菌等の雑菌に対する抗菌作用と、森林浴にも酷似した芳香によりストレスを解消し、更に畳床自体が自然崩壊性を促進する効果の高いものを提供しようとしている。
上述した目的を達成するため本発明は、一定厚の畳床4を形成する畳床形成部4aの主とする使用材料として、ヒノキチオールを含有するヒバ材から得られるチップ6とおが屑7と、カンナ屑8とを、結合材として天然由来の水溶性糊材であるの澱粉や、生分解性樹脂、澱粉と生分解性樹脂の混合物、動物性のゼラチンを主成分とするにかわ(膠)や、海藻類からとれるアルギン酸ナトリュウム等とを撹拌、混練したものを成型して、圧縮、加熱してから冷まし乾燥させ固体化してなる畳床を得ることを特徴とするものである。
本発明によれば、畳床自体が自然崩壊性を促進する効果が高く、畳床の内部には間伐材や製材、木工残材等のチップとおが屑を多量に混入させることができるので、各種の木材廃材の有効活用もでき、ヒバ材に含まれるヒノキチオールによって畳の表層や内層に棲息するダニを殺虫し、または忌避することができ、子供等のアトピー性皮膚炎や喘息を誘発せず、またそれを防止することが可能となり、更には、畳の生活様式から出現する多くの菌に対する抗菌性が生ずると共に、ストレスを緩和してリラックスさせる芳香が生じて精神安定効果が生まれ、不快臭をも消臭、脱臭する作用効果や新築建築物でのシックハウス症候群の抑制に有効な畳床となるもので、在来の畳には見られない優れた健康に対する効果が生ずる畳床となる。
次に、本発明を図面に示した実施の形態について説明すると、図1乃至図2に示すように、第1の発明は、畳床4を形成する畳床形成部4aを、ヒノキチオールを含有するヒバ材のチップ6とおが屑7とカンナ屑8を、天然由来の水溶性糊材である澱粉とを撹拌、混練したものを成型して、圧縮、加熱してから冷まして乾燥させ固体化させた点に本畳床の特徴を有する。
第2の発明は、畳床形成部4aを、ヒノキチオールを含有するヒバ材のチップとおが屑に、古紙等のパルプ質原料を加えて、糊材とを撹拌、混練したものを成型して、圧縮、加熱してから冷まし乾燥させ固体化するものである。
第3の発明は、畳床形成部4aを、ヒノキチオールを含有するヒバ材のチップとおが屑に、藁や麦等の植物の茎を切り刻んだものを加え糊材とを撹拌、混練したものを成型して、前記同様の手順で固体化するものである。
第4の発明は、請求項1乃至3記載の主材料に、ヒバ材の樹皮を切り刻み或いは破砕したチップを加え糊材とを撹拌、混練したものを成型して、前記同様の手順で固体化するものである。
第5の発明は、厚めの麻布3、5を畳床形成部4aの上、下面の両面に取り付け成型して、前記同様の手順で一体・固体化したもので、畳床自体の曲げ強度の増強と畳表並びに畳縁の縫い付けを確実にする。
第6の発明は、畳床形成部4aの主材料を、請求項1或いは4記載のヒバ材の他に、日本古来から生育している樹木で特に抗菌、防ダニ、防カビ、消臭作用等の優れた木材特性を有するヒノキやスギの他、台湾ヒノキ等のヒノキチオールを含有する木材を、畳床形成材として有効に活用した畳床を提供するものである。
第7の発明は、請求項1乃至6記載の畳床形成部4aの構成材に、脱臭や空気浄化効果が顕著で持続性がある粒状或いは粉状の木炭或いは竹炭を加え含有させるものである。
前記第1乃至7発明の製造工程による形態の畳床は、形状や寸法を変えるだけで建築物の建材になったり、カバーを取り付ければ寝具用の敷きマット等にもなる。
以上、多様な状態における、それぞれ本発明の特定な実施の形態を図示し説明したが、以下、特許請求範囲により提供される本発明の精神や分野を逸れぬ限度内で、本発明が多様に改良及び変化が可能なものである。
次いで本発明による畳床に関する実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を部分的に破断して示す斜視図を示し、また図2では畳床の縦断見取図をそれぞれ示している。4aは畳床形成部で、ヒノキチオールを含有せるヒバ材のチップとおが屑とカンナ屑が用いられ、その幅員は任意であるが、一定の幅を備えたものが実施に際して好ましい。
4はその厚さを5乃至6cmとする畳床あって、かかる畳床形成部4aはヒバ材を破砕したチップとおが屑とカンナ屑を、厚めの麻布3、5の2枚の間に、結合材として天然由来の水溶性糊材である澱粉とを撹拌、混練したものを成型して圧縮、加熱してから冷まして乾燥させ固体化したものを存在させた本畳床が得られる。
本発明の一実施形態を部分的に破断して示す斜視図。 同実施形態の縦断見取図。
符号の説明
1 畳
2 畳表
3、5 布材
4 畳床
4a 畳床形成部
6 ヒバ材を破砕したチップ
7 おが屑
8 カンナ屑

Claims (7)

  1. 一定厚の畳を形成する畳床形成部をヒバ材を主材料とし、これを破砕したチップとおが屑とカンナ屑と、結合材として天然由来の水溶性糊材とを撹拌、混練したものを成型して圧縮、加熱してから冷まし乾燥させ固体化したことを特徴とする畳床。
  2. 前記畳床形成部の主材料として、ヒバ材を破砕したチップとおが屑に古紙等のパルプ質原料を加えたことを特徴とする請求項1記載の畳床。
  3. 前記畳床形成部の主材料として、ヒバ材を破砕したチップとおが屑に植物の茎を切り刻み加えたことを特徴とする請求項1記載の畳床。
  4. 前記畳床形成部の主材料に、ヒバ材の樹皮を破砕したチップを加えたことを特徴とする請求項1乃至3記載の畳床。
  5. 前記畳床形成部の上、下両面に、織布或いは不織布からなる布材を取り付け、成型、圧縮、加熱して一体化し、冷まし乾燥させ固体化したことを特徴とする請求項1乃至4記載の畳床。
  6. 前記の主材料が、他の樹種であるヒノキやスギ、マツを含む、ヒノキチオールを含有する針葉樹であることを特徴とする請求項1乃至5記載の畳床。
  7. 前記の主材料に加えて、更に脱臭や空気浄化効果が顕著である木炭或いは竹炭等の炭材を、畳床形成内部に含有させたことを特徴とする請求項1乃至6記載の畳床。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095461A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Tamuragumi:Kk 健康機器
JP2009121202A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Byung Hun Park 鋸屑を混合した強化パルプ内装材及びその製造方法

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