JP2009066920A - 木質マット - Google Patents

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Abstract

【課題】
樹皮、製材残材、間伐材のチップ、おが屑を有効利用して、生分解性の木質マット或いは木質板を得るとともに、ヒバ(ヒノキアスナロ)や檜等に顕著なフィトンチッド或いはヒノキチオール効果で、シックハウス症候群等の除去、芳香によりストレスの解消、精神安定を図り、抗菌、防ダニ、防カビ、消臭作用を発揮し得る木質マット或いは木質板製造方法の提供を図る。
【解決手段】
製材所で発生する樹皮を解繊して得られた樹皮繊維と、残材のチップ、おが屑に結合材としてデンプンとを加え加水して混練し、成型、加圧、加熱しながら熱圧してから冷まし、乾燥させ木質マットを得ることができ、主要材料をヒバ或いは檜とすることで健康志向の木質マット或いは木質板が得られる。
【選択図】なし

Description

本発明は、木質のマットに関するものであり、殆ど廃棄物となっている製材残材や山の間伐材を有効利用でき、生分解性を促進する効果も高く、健康志向でもある木質マット或いは木質板の製造方法に関するものである。
従来、この種の木質板として、インシュレーションボード或いはパーティクルボード等が見られるが、昨今の住環境の変化、特に気密性の向上やエアコン等の普及が、室内へのダニの侵入や、アトピー性皮膚炎や喘息の原因なり、新築の建築物ではシックハウス症候群等の健康被害の原因になったり、使用する建材が問題となっている場合がある。
そこで本発明は、木材、特にヒバ(ヒノキアスナロ)や檜材に含有されるフィトンチッドやヒノキチオールの抗菌、防カビ、防ダニ作用や、森林浴にも酷似した芳香によるストレスの解消や精神安定効果等の薬効と、結合材として各種デンプンに着目し、生分解性であり、昨今の住環境においても健康生活に資する木質マット或いは木質板を得ようとするものである。
2000−220225号広報 2003−231107号広報 2007−40009号広報
本発明は、かかる従来からあった問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、昨今の建築物に使用される建材がシックハウス症候群等の原因となったり、空調機器の普及や建物の気密性の向上に伴って、ダニやシロアリ、カビ、雑菌等の繁殖に適した場所にもなっていることから、木材産業で発生する樹皮や製材残材,間伐材等の有効利用を図るとともに、生分解性であることに加え、これらの防止や忌避効果のある建材やマット、ボード、畳等にも応用できる製造方法を提供することにある。
請求項1に係る発明は、製材所で発生する残材や山林に取り残された間伐材のチップと、製材時に排出されるおが屑と、製材前の原木から得られる樹皮を解繊した樹皮繊維に、結合材としてデンプン、デンプン誘導体とに加水して混練し、成型、圧縮、加熱してから冷まし、乾燥させ固体化するものである。
請求項2に係る発明は、前記マットの主材料に、木工所等で発生するカンナ屑や稲藁、麻、ケナフ等の繊維材を加え、本マットに引っ張り強度や弾力性を加味したものである。
請求項3に係る発明は、請求項1乃至2記載の主材料の全部或いは何れかが、健康素材であるヒバ(ヒノキアスナロ)或いは檜材からなるものである。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3記載の主材料に、空気浄化や脱臭効果が顕著な粒状或いは粉状の木炭、竹炭を混入させるものである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4記載の木質マットの上、下両面に、自然素材の麻やケナフ、藁等織布或いは不織布を、成型、圧縮、加熱の工程でマットと一体化させるもので、マットの表面保護や装飾、全体の補強にもなる。
以上説明したように、本発明によれば、製材所で発生し殆どが廃棄物となっている製材残材或いはおが屑、原木の樹皮等の他、山地の取り残された間伐材、木工所で排出されるカンナ屑等の有効利用を図ることができ、製造された木質マット或いは木質板は、樹木の薬効効果で抗菌、防虫、防ダニ効果、精神安定効果を十分発揮することができ、結合材に天然由来のデンプンを使用することで生分解性の木質マット或いは木質板を得ることが出来る。
以上、多様的状態における、それぞれ本発明の特定の手段を説明したが、以下、特許請求範囲により提供される本発明の精神や分野を逸れぬ限度内で、本発明が多様に改良及び変化が可能なものである。
製材所で排出されるヒバ(ヒノキアスナロ)樹皮を解繊した樹皮繊維を乾燥重量100とした場合、ヒバの製材残材のチップ130乃至180、ヒバのおが屑30乃至60、デンプン(ポテトスターチ)60乃至100と水100乃至160を混練し、型枠に入れ成型、100kg/m乃至500kg/mで加圧しながら100度乃至140度で20分乃至40分間蒸気或いは熱気加熱、或いは電磁式の場合5分乃至15分間加熱して冷まし乾燥させることで、健康志向の木質マット或いは木質板が製造できる。また、それぞれマットの厚さや必要硬度や柔軟度は、材料構成や熱圧方法を変化させることで得られる。

Claims (5)

  1. 木材を破砕したチップとおが屑と、樹皮を解繊して得られた樹皮繊維と、結合剤としてデンプンとに加水して混練し、成形、圧縮、加熱してから冷まし乾燥させ固体化したことを特徴とする木質マット。
  2. 前記マットの主材料に、カンナ屑や植物からなる天然由来の繊維材を混練したことを特徴とする請求項1記載の木質マット。
  3. 前記マット形成部の主材料の全部或いは何れかが、健康素材であるヒバ(ヒノキアスナロ)或いは檜材であることを特徴とする請求項1乃至2記載の木質マット。
  4. 前記マットの主材料の他に健康素材として、粒状或いは粉状の木炭或いは竹炭を混入させたことを特徴とする請求項1乃至3記載の木質マット。
  5. 前記マット形成部の上、下両面に、自然素材の織布を取り付け、成型、圧縮、加熱して冷まし乾燥させ固体化したことを特徴とする請求項1乃至4記載の木質マット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013540618A (ja) * 2010-09-21 2013-11-07 ストラ エンソ ウッド プロダクツ オーワイ リミテッド 複合材
JP2016179625A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 地方独立行政法人青森県産業技術センター 成形用混合物、成形物、成形用混合物製造方法および成形物製造方法

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