JP3075172U - 木炭ペレット及び木炭ペレット製品 - Google Patents

木炭ペレット及び木炭ペレット製品

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JP3075172U
JP3075172U JP2000005324U JP2000005324U JP3075172U JP 3075172 U JP3075172 U JP 3075172U JP 2000005324 U JP2000005324 U JP 2000005324U JP 2000005324 U JP2000005324 U JP 2000005324U JP 3075172 U JP3075172 U JP 3075172U
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一樹 伊東
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有限会社イースター
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃材を用いることにより、有用な木炭材料を
実現すると共に、資源の有効活用を図る。 【解決手段】 椎茸原木の種菌移植孔からの略円柱形状
の切出し廃材を炭化した木炭ペレットである。好適に
は、木炭ペレットを水洗浄処理する。この木炭ペレット
を寝具等のカバー材内に充填して木炭ペレット製品とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、廃木材を有効利用した木炭製品に関する。
【0002】
【従来の技術】
木炭は、本来は燃料の1つであるが、近年は燃料そのものとしてよりも、むし ろその特徴的構造に起因する長所が注目されるようになり、種々の応用が提案さ れている。木炭は、多孔質素材であり、無数の微細孔を具備するため実質表面積 が極めて大きく、軽量である。このような多孔質素材であることから、吸着性に 富み、脱色、脱臭、吸湿剤としても用いられる。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】
上記の通り、木炭は非常に有用な素材である。木炭を製造するには、およそあ らゆる種類の木を利用することができ、炭化することにより木炭が作られる。本 考案は、廃材を用いることにより、有用な木炭製品を実現すると共に、資源の有 効活用を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案による木炭ペレットは、椎茸原木の種菌移植孔から の略円柱形状の切出し廃材を炭化することにより得られるペレット形状の木炭で ある。好適には、炭化後の木炭ペレットを水洗浄処理する。さらに、このような 木炭ペレットを種々のカバー材の中に充填して木炭ペレット製品とする。特にカ バー材が、枕や布団等の寝具用であるときは、木炭ペレットを充填したり敷き込 んだりして製品とする。また、木炭ペレットを粉体状とした後、カバー材に充填 して木炭製品とする。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。図1は、本考案による 木炭ペレット10の外観を示す図である。本考案による木炭ペレットは、略円柱 形状を具備する。実施例では、直径及び長さが約3mm〜10mm程度の大きさのも のが作製されたが、この寸法に限定しない。
【0006】 この程度の寸法の略円柱形状の木炭ペレットの原材料は、椎茸生産業における 原木の廃材から大量かつ容易に得ることができる。すなわち、椎茸栽培において は原木に種菌を移植するために移植孔を穿設するが、この移植孔を穿設すること により大量の細かい木片が廃材として生成される。そして、これらの切り出され た木片廃材は、通常、略円柱形状を具備する。この略円筒形状の椎茸原木廃材は 、その形状故に、本考案の木炭ペレットの原材料として極めて好適である。仮に 、このような小さい円筒形状の木片を廃材から得ずに、新規に製造する場合には 、大きなコストを要することとなる。本考案の木炭ペレットは、この椎茸原木廃 材を利用することにより、極めて低コストで作製することができる。尚、ここで 、椎茸生産業における廃材は、一例として挙げたものであり、椎茸と同様に原木 に種菌移植孔を穿設するキノコ類生産業の廃材であれば、同様に利用できること は云うまでもない。
【0007】 本考案は、椎茸原木廃材である略円柱形状の木片を炭化した木炭ペレットを実 現した。尚、木炭ペレットの形状を「略円柱形状」と称するが、実際にはかなり 円柱形状から離れた、例えば、楕円体や球形に近いもの、不規則な突起等の凹凸 を有するものも含まれるものとする。本来、炭化後の木炭は、その表面に無数の 凹凸、ひび割れ等を生じるものであり、厳密に規定された形状とはならないから である。加えて、本考案の木炭ペレットの場合、数mm〜1cm程度の大きさであ るので、通常の燃料用木炭等に比べて、その輪郭形状は一層不定形となりがちで ある。もっとも、原材料である廃材片が略円柱状であるので、炭化後もほぼ略円 柱形状に近いものが多い。
【0008】 さらに、本考案の木炭ペレットは、原材料を炭化させた後に、これを水で十分 に洗浄することが好適である。これにより、木炭の細かい微粉が除去され、種々 の用途に適用した場合にも木炭微粉が散乱して周囲を汚す虞がなくなる。
【0009】 図2及び図3は、本考案による木炭ペレットの適用例である。図2は、本考案 による木炭ペレットの適用例であり、(A)は、木炭ペレットを充填した枕20 の外観を示しており、(B)は、(A)の1−1断面図である。木炭ペレット1 0は、適宜のカバー材22内に充填される。本考案の木炭ペレットの寸法は、従 来の枕に用いられる蕎麦殻やビーズ材と同程度の大きさであるので、違和感なく 使用できる。このような枕に適用された場合、木炭の吸湿効果により湿気を吸収 し、脱臭効果により好ましくない臭いを除去することができる。また遠赤外線効 果により血行がよくなり、肩や首の凝りの緩和に効果がある。
【0010】 図3は、布団等の寝具30の下に木炭ペレット10を敷き詰め、寝具30と共 にシーツ等のカバー材32で覆ったものである。
【0011】 その他の具体的な適用例としては、住宅床下やペットの寝床等にバラで敷き込 んだり、適宜の容器に入れて置く。また、水槽にバラで敷き込んだり、ネット袋 に入れて置くことにより水質浄化用に利用できる。園芸用としては、土に直接混 ぜるか、根の周りに置くことが効果的である。また、堆肥を作る際に、原料に混 ぜるか振りかけることにより、堆肥化促進効果がある。これらは、木炭のもつ湿 気や臭気に対する吸着効果、保水効果による湿度調節効果、水の持続的浄化効果 、あるいは、花や緑の植物に対するミネラル効果を利用したものである。
【0012】 また、別の適用例として、木炭ペレットと他の素材、例えば綿等を混合して用 いてもよい。本考案の木炭ペレットは、小片であるので他の多くの素材と問題な く混合させることができる。
【0013】 また、木炭ペレットの製品規格として、一個のペレットの直径を約4mm、7 mm、9mmというように、ペレット寸法を揃えたものとすることもでき、ある いは、種々の寸法を混合したものとすることもできる。このような規格製品を設 けることにより、さらに用途を広げることが可能となる。
【0014】 本考案の木炭ペレットをさらに粉体状に加工し、木炭粉体を上記のようなカバ ー材に充填等して製品としたり、上記の他の用途と同様に利用することもできる 。木炭ペレットは、既に小片となっているので、粉体加工は容易である。
【0015】 参考のため、図4に、本考案による木炭ペレットの物性分析結果を示す。
【0016】
【考案の効果】
本考案による木炭ペレットは、そのユニークなペレット形状により、広範な用 途に適用することができ、木炭のもつ優れた特性を生かすことができる。すなわ ち、本考案の木炭ペレットは、任意の輪郭形状をもつカバー材とうに充填するこ とにより多様な形状とすることができ、また、変形自在の可撓性若しくは柔軟性 も具備させることができる。さらに、平面上に敷き詰めることも可能である。ま た、本考案の木炭ペレットは、軽量であるという長所もある。
【0017】 本考案による木炭ペレットの原材料となる椎茸原木廃材は、従来、単に廃棄さ れるのみであったが、本考案に適用することにより、資源を無駄にすることなく 有効利用できる。また、斯かる原材料を用いることから、本考案の木炭ペレット は低コストで作製することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案による木炭ペレットの外観を示
す図である。
【図2】(A)は、本考案による木炭ペレットの適用例
の外観を示す図であり、(B)は、(A)の1−1断面
図である。
【図3】本考案による木炭ペレットの別の適用例の断面
図である。
【図4】本考案による木炭ペレットの物性分析結果を示
す表である。
【符号の説明】
10 木炭ペレット 20 枕 22、32 カバー材 30 寝具

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椎茸原木の種菌移植孔からの略円柱形状
    の切出し廃材を炭化したことを特徴とする木炭ペレッ
    ト。
  2. 【請求項2】 水洗浄処理を施したことを特徴とする請
    求項1に記載の木炭ペレット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の木炭ペレットを
    カバー材内に充填したことを特徴とする木炭ペレット製
    品。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の木炭ペレットを
    寝具用カバー材内に充填し又は敷き込んだことを特徴と
    する木炭ペレット製品。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の木炭ペレットを
    粉体とし、該粉体をカバー材内に充填したことを特徴と
    する木炭製品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7450927B2 (ja) 2020-07-14 2024-03-18 株式会社総桐箪笥和光 寝具用粒状充填材、それを使用した寝具及び寝具用粒状充填材の製造方法

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