JP2002084877A - 人工ゼオライト混合園芸用培養土 - Google Patents

人工ゼオライト混合園芸用培養土

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JP2002084877A JP2000277140A JP2000277140A JP2002084877A JP 2002084877 A JP2002084877 A JP 2002084877A JP 2000277140 A JP2000277140 A JP 2000277140A JP 2000277140 A JP2000277140 A JP 2000277140A JP 2002084877 A JP2002084877 A JP 2002084877A
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藤 博 仁 森
Etsuro Sakagami
上 越 朗 坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 園芸栽培用の混合用土に陽イオン置換され
た人工ゼオライト混合し、過剰施肥による肥料焼けや、
栽培植物より産出される有機酸を吸着または中和して担
子菌類の増殖を抑制し、根ぐされを防止する人工ゼオラ
イト混合園芸用用培養土を提供する。 【解決手段】 軽石、ピートモス、堆肥、パーライ
ト、赤玉土、バーミキュライト、バーク、椰子がら、く
ん炭から選択された複数の単用土を混合してなる混合用
土に、Ca2+またはMg2+等の多価陽イオンで置換
された人工ゼオライトを混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、園芸で用いられる
種々の単体用土を混合してなる混合用土に人工ゼオライ
トを混合した園芸用培養土に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、園芸用培養土は、鉢やプラン
ターなどのコンテナ(容器)用土として使用される基本
の用土と、基本の用土の欠点を補い、通気性、排水性、
保水性、酸性度等の特性を改善する改良用土とを、配合
比を変え、混合して用いてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の園芸用
培養土では、この培養土を構成する基本の用土と改良用
土が自然界のものであるため、品質が一定でなく、通気
性、排水性、保水性、酸性度等の特性が同時に満足され
る培養土を得ることが難しく、更に、栽培者の過剰施肥
により肥料焼けを起こしたり、栽培植物より産出される
有機酸によって、担子菌類が繁殖し、根ぐされを生じる
という問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1の発明は、軽石、ピートモス、堆肥、パーライト、
赤玉土、バーミキュライト、バーク、椰子がら、くん炭
から選択された複数の単用土を混合してなる混合用土に
人工ゼオライトを混合する。請求項2は、混合用土が、
軽石、ピートモス、堆肥、パーライトとを混合したもの
であり、重量%で軽石30%、ピートモス30%、堆肥
30%、パーライト10%からなるものとする。請求項
3は、混合用土が、軽石、バーミキュライト、パーライ
トとを混合したものであり、重量%で軽石70%、バー
ミキュライト25%、パーライト5%からなるものとす
る。請求項4は、混合用土が、軽石、バーク、椰子がら
とを混合したものであり、重量%で軽石80%、バーク
10%、椰子がら10%からなるものとする。請求項5
は、混合用土が、赤玉土、ピートモス、バーミキュライ
ト、くん炭、パーライトとを混合したものであり、重量
%で赤玉土30%、ピートモス30%、バーミキュライ
ト20%、くん炭10%、パーライト10%からなるも
のとする。請求項6は、人工ゼオライトが、カルシウム
イオンおよび/もしくはマグネシウムイオンで置換され
たものを混合用土に混合したものを培養土とする。請求
項7は、人工ゼオライトが、直径2.3〜7.3mm、
高さ7〜8mmの円筒状に造粒されたものを混合用土に
混合したものを培養土とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0006】本発明にのべる培養土とは、複数の単用土
を混合してなる混合用土に、人工ゼオライトを混合させ
たものである。前記の単用土としては、軽石、ピートモ
ス、堆肥、パーライト、赤玉土、バーミキュライト、バ
ーク、椰子がら、くん炭等を例示することができる。
【0007】前記の軽石とは、火山から溶岩が急冷され
る際に含有されるガスが放散して多孔質の海綿状となっ
た岩石のことであり、通気性に優れている。
【0008】前記のピートモスは、湿地の水ゴケ類など
が堆積して泥炭化したもので、腐葉土と類似した性質を
有しており、均質でほぼ無菌であり、室内栽培養土とし
て適している。しかしながら、前記のピートモスは、強
酸性で微量元素をほとんど含有せず、微生物を活性化す
る力が弱い点で腐葉土とは異なっている。
【0009】前記の堆肥は、わら、ごみ、落葉、排せつ
物等を積み重ね、腐らせて作った肥料のことをいい、牛
ふんを発酵・乾燥させた牛ふん肥料等を例示することが
できる。堆肥には若干の肥料分が含有されているが、植
物を生育させるに足る量ではない。また、改良用土とし
ては、腐葉土と同様の働きをするものである。
【0010】前記のバークは、バークチップ(針葉樹類
の樹皮のチップ)を砕き、細片化したもので、通気性に
優れており、軽石よりも保肥性がある。改良土として
は、椰子がらと同様の働きを有するものである。
【0011】前記の椰子がらは、椰子の殻を砕き、細片
化したものであり、作用としては、通気性に優れ、バー
クよりも若干保肥性、保水性に優れている。
【0012】前期のくん炭は、籾殻をいぶし焼きにし、
炭化させたものであり、作用としては、通気に優れてお
り、根ぐされ防止効果を有するものである。
【0013】前記のパーライトは、黒曜石や真珠岩を細
かく砕き高温高圧で処理して得られた多孔質で軽い人工
の砂礫である。通気性、排水性に優れ、通気性の悪い用
土の物理的特性を改善するのに効果的である。また、前
記のパーライトは、鉢土の軽量化にも利用できるが、保
水性、保肥性は良くないので保水性、保肥性を向上させ
る場合には、粒子サイズを細かくする必要がある。
【0014】前記の赤玉土は、関東ローム層において、
黒土の下層、鹿沼土の上層に存在し、有機物を含まず、
弱酸性の粘質の火山灰土を大、中、小の粒径にふるい分
けたものである。前記の赤玉土は、赤土を乾燥後、大
(直径10mm)、中(直径5mm)、小(直径1〜2
mm)の粒径に分別したものである。赤土そのものは粒
度が小さく通気性が良くないが、粒状の赤玉土は、ほぼ
無菌の弱酸性土で、通気性、保水性、保肥性に富み、コ
ンテナ用土として優れている。
【0015】前記のバーミキュライトは、蛭石を高温処
理し、膨張させたものであり、無菌で、均質的なものが
得られる。前記の蛭石は、薄板が層状に集まった形状を
しており、その層間に水分や養分を蓄えることができ、
通気性も備えている。
【0016】本発明にのべる人工ゼオライトは、珪酸成
分および/またはアルミニウム成分を含有する産業廃棄
物、珪酸およびアルミニウムを非結晶性の珪酸アルミニ
ウム塩として含む自然廃棄物、産業廃棄物の焼却灰また
は可燃性廃棄物の焼却灰等に珪酸富化材あるいはアルミ
ニウム富化材を混合してアルカリ条件下で加熱または加
圧反応させて得られた陽イオン交換能を有する物質であ
る。
【0017】生成する人工ゼオライトは、原料の珪礬
比、即ちSiOとAlのモル比によって変わ
り、主として生成するのは、ヒドロキシソーダライト、
フィリップサイト、ホージャサイトなどである。また、
その他の生成物としては、ゼオライトAなどを少量含む
こともあり、非ゼオライト成分として、未燃焼炭素由来
の活性炭類似物質、鉄分、その他の不純物及びゼオライ
トに至るまでの中間生成物なども共存する。本発明を実
施するに際しては、吸着能力に優れたフィリップサイト
を主とする人工ゼオライトを用いるのが好ましく、混合
用土の総重量に対して2〜20%程度混合すれば、本発
明の目的を達成する事ができる。
【0018】本発明にのべる人工ゼオライトを置換する
陽イオンとは、生物の生育上必要な多価の陽イオンのこ
とであり、多価陽イオンとしては、Ca2+,Mg2+
等を例示することができる。
【0019】本発明にのべる人工ゼオライトが造粒され
たものとは、造型材に人工ゼオライトを混入させ、粒状
に成型したものであり、直径2.3〜3.0mm、高さ
7.3mm〜10.0mmの円筒状に造粒されたものを
混合用土に混合したものを培養土とするものであるが、
混合用土の特性に応じて粒径は選択されるものであるの
でこの例に限定されるものではない。
【0020】本発明にのべる人工ゼオライト混合園芸用
培養土とは、複数の単用土を混合した混合用土に、Ca
2+イオン、Mg2+イオン等の多価陽イオンで置換し
た人工ゼオライトを混合して得られた園芸用培養土であ
る。
【0021】前記の陽イオンで置換された人工ゼオライ
トを混合用土に混合すると、培養土中の人工ゼオライト
および人工ゼオライト中に含有される活性炭様の未燃焼
炭素が過剰施肥による余剰の窒素成分を吸着して肥料焼
けを防止し、更に、植物から生じた有機酸を吸着或いは
中和することにより、培養土の酸性化を抑制することが
できるため、根ぐされの原因となる担子菌類の繁殖を防
止することができる。また、前記の陽イオンで置換した
人工ゼオライトを造型材に混合し、造粒したものを前記
の混合用土に混合した場合には、粒径によって通気性、
排水性を変える事ができる。
【0022】本発明における軽石、ピートモス、堆肥、
パーライトとを混合したものからなる混合用土に陽イオ
ン置換した人工ゼオライトを混合して得られた園芸用培
養土とは、重量%で、軽石30%、ピートモス30%、
堆肥30%、パーライト10%からなる混合用土に、当
該混合用土の総重量に対してCaまたはMg置換型人工
ゼオライトを2〜20%混合したものである。前記の混
合用土は、排水性、保肥性、保水性に富む点では従来と
同様であるが、軽石を混合した事によって混合用土の重
量を重くし、根の張り具合をよくし、散水時に土が水に
浮くのを防止する事ができる。
【0023】また、当該混合用土に混合されたCaまた
はMg置換型人工ゼオライトは、栽培者の過剰施肥によ
る余剰窒素成分を吸着するため、肥料焼けを防止する事
ができ、また、植物体より生じた有機酸を吸着または中
和することができるので、根ぐされの原因となる担子菌
の繁殖をおさえることができる。前記のCaまたはMg
置換型人工ゼオライトとしては、粉末状でも、粒状でも
本発明を達成する上では差し支えないが、通気性、排水
性を向上させる必要性がある場合には粒状であることが
好ましい。
【0024】本発明にのべる軽石、バーミキュライト、
パーライトとを混合したものからなる混合用土に陽イオ
ン置換した人工ゼオライトを混合して得られた園芸用培
養土とは、重量%で、軽石70%、バーミキュライト2
5%、パーライト5%からなる混合用土に、当該混合用
土の総重量に対してCaまたはMg置換型人工ゼオライ
トを2〜20%混合したものである。本発明の培養土
は、サボテンなどの多肉植物等、あまり水分を必要とし
ない植物に用いる専用土で、排水性を重視するために軽
石を70%、パーライトを5%を混合し、保肥性を持た
せるために、バーミキュライトを25%混合した混合用
土に人工ゼオライトを混合したものである。
【0025】また、当該混合用土に混合されたCaまた
はMg置換型人工ゼオライトは、栽培者の過剰施肥によ
る余剰栄養物を吸着するため、肥料焼けを防止する事が
でき、また、植物体より生じた有機酸を吸着または中和
できるので、根ぐされの原因となる担子菌類の繁殖をお
さえることができる。前記のCaまたはMg置換型人工
ゼオライトとしては、粉末状でも、粒状でも本発明を達
成する上では差し支えないが、通気性、排水性を向上さ
せる必要性がある場合には粒状であることが好ましい。
【0026】本発明にのべる、軽石、バーク、椰子がら
とを混合したものからなる混合用土に陽イオン置換した
人工ゼオライトを混合して得られた園芸用培養土とは、
重量%で軽石80%、バーク10%、椰子がら10%か
らなる混合用土に、当該混合用土の総重量に対してCa
またはMg置換型人工ゼオライトを2〜20%混合した
ものである。本発明の培養土は、ラン科の植物の栽培に
適した混合用土である。ラン科の植物は、地生するもの
と木の上の苔などに着生するものがあり、どちらも水は
けの良い場所を好むため、栽培に適する混合用土として
は、排水性を備えたものでなくてはならない。その為
に、軽石を80%、若干の保水性を持たせる為にバーク
と椰子がらを、それぞれ10%としたものを混合用土と
している。
【0027】また、当該混合用土に混合されたCaまた
はMg置換型人工ゼオライトは、栽培者の過剰施肥によ
る窒素成分を吸着するため、肥料焼けを防止することが
でき、また、植物体より生じた有機酸を吸着または中和
できるので、根ぐされの原因となる担子菌の繁殖をおさ
えることができる。前記のCaまたはMg置換型人工ゼ
オライトとしては、粉末状でも、粒状でも本発明を達成
する上では差し支えないが、通気性排水性を向上させる
必要性がある場合には粒状であることが好ましい。
【0028】本発明にのべる、赤玉土、ピートモス、バ
ーミキュライト、くん炭、パーライトからなる混合用土
に、陽イオン置換した人工ゼオライトを混合して得られ
た園芸用培養土とは、重量%で赤玉土30%、ピートモ
ス30%、バーミキュライト20%、くん炭10%、パ
ーライト10%からなる混合用土に、当該混合用土の総
重量に対してCaまたはMg置換型人工ゼオライトを2
〜20%混合するものである。前記の園芸用培養土は、
排水性、保肥性、保水性に富む点では従来と同様である
が、軽石を混合した事によって混合用土の重量を重く
し、根の張り具合をよくし、散水時に土が水に浮くのを
防止する事ができる。当該園芸用培養土は、軽石と堆肥
の代わりに赤玉土とバーミキュライトを混合させること
により保水性と保肥性を上げたものである。
【0029】また、当該混合用土に混合されたCaまた
はMg置換型人工ゼオライトは、栽培者の過剰施肥によ
る余剰窒素成分を吸着するため、肥料焼けを防止する事
ができ、また、植物体より生じた有機酸を吸着または中
和することができるので、根ぐされの原因となる担子菌
の繁殖をおさえることができる。前記のCaまたはMg
置換型人工ゼオライトとしては、粉末状でも、粒状でも
本発明を達成する上では差し支えないが、通気性、排水
性を向上させる必要性がある場合には粒状であることが
好ましい。
【0030】
【実施例】(実施例1)重量%で軽石30%、ピートモ
ス30%、堆肥30%、パーライト10%からなる混合
用土にCa置換型の造粒人工ゼオライト(直径2.3m
m,高さ7〜8mmの円筒状)を混合用土の総重量に対
して5%混合した培養土を用い、パンジーの栽培を行っ
た。栽培時の条件としては、気温23〜28℃のもとで
8号鉢を用い、移植する苗の本数を20本(1本/1
鉢)とした。比較例として人工ゼオライトを含有しない
混合用土も準備し、それぞれの土にパンジーの苗を前記
と同様に移植し、通常施肥量と通常の3倍の施肥量で栽
培を行った。使用する肥料としては、重量%で窒素8%
(好ましくは、硝酸性窒素:アンモニア窒素=1:3の
混合比)、燐酸8%、カリウム8%を含有する化成肥料
を使用し、通常の施肥量としては、10g/鉢、過剰施
肥量を30g/鉢とした。この結果、通常施肥量のもの
に関しては、苗の生育状態に異変は認められなかった
が、3倍施肥のものに関しては、人工ゼオライトを混合
していない混合用土において、肥料焼け、根ぐされの発
生したものが存在した。
【0031】(実施例2)重量%で軽石70%、バーミ
キュライト25%、パーライト5%からなる混合用土に
Ca置換型の人工ゼオライトを混合用土の総重量に対し
て20%混合した培養土を用い、うちわサボテンの栽培
を行った。栽培時の条件としては、気温23〜28℃の
もとで8号鉢を用い、移植する苗の本数を20本(1本
/鉢)とした。比較例として人工ゼオライトを含有しな
い混合用土も準備し、それぞれの土にうちわサボテンの
苗を20本ずつ(1本/1鉢)移植し、実施例1と同様
に通常施肥量を10g/鉢、過剰施肥量を30g/鉢と
して栽培を行った。この結果、通常施肥量のものに関し
ては、苗の生育状態に異変は認められなかったが、3倍
施肥のものに関しては、人工ゼオライトを混合していな
い混合用土において、肥料焼け、根ぐされの発生したも
のが存在した。
【0032】(実施例3)重量%で軽石80%、バーク
10%、椰子がら10%からなる混合用土にMg置換型
の人工ゼオライトを混合用土の総重量に対して10%混
合した培養土を用い、シンビジウムの栽培を行った。栽
培時の条件としては、気温23〜28℃のもとで8号鉢
を用い、移植する苗の本数を20本(1本/1鉢)とし
た。比較例として人工ゼオライトを含有しない混合用土
も準備し、それぞれの土にシンビジウムの苗を前記と同
様に移植し、通常の施肥量としては、8g/鉢、過剰施
肥量を24g/鉢として栽培を行った。この結果、この
結果、通常施肥量のものに関しては、苗の生育状態に異
変は認められなかったが、3倍施肥のものに関しては、
人工ゼオライトを混合していない混合用土において、肥
料焼け、根ぐされの発生したものが存在した。
【0033】(実施例4)重量%で赤玉土30%、ピー
トモス30%、バーミキュライト20%、くん炭10
%、パーライト10%からなる混合用土にMg置換型の
人工ゼオライトを混合用土の総重量に対して20%混合
した培養土を用い、カモミールの栽培を行った。栽培時
の条件としては、気温23〜28℃のもとで8号鉢を用
い、移植する苗の本数を20本(1本/鉢)とした。比
較例として人工ゼオライトを含有しない混合用土も準備
し、それぞれの土にカモミールの苗を前記と同様に移植
し、通常の施肥量としては、10g/鉢、過剰施肥量を
30g/鉢として栽培を行った。この結果、通常施肥量
のものに関しては、苗の生育状態に異変は認められなか
ったが、3倍施肥のものに関しては、人工ゼオライトを
混合していない混合用土において、肥料焼け、根ぐされ
の発生したものが存在した。
【0034】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、混合用
土に陽イオン置換された人工ゼオライトを混合して、園
芸用の培養土とすることにより、人工ゼオライトの吸着
能により過剰施肥による肥料焼けがなくなり、更に、栽
培時に植物から生じる土中の有機酸等の有害物質が除か
れるので、培養土の酸性化が抑制され、担子菌類の繁殖
を抑えることができるので、植物の根ぐされを防止する
ことができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽石、ピートモス、堆肥、パーライト、
    赤玉土、バーミキュライト、バーク、椰子がら、くん炭
    から選択された複数の単用土を混合してなる混合用土に
    人工ゼオライトを混合したことを特徴とする人工ゼオラ
    イト混合園芸用培養土。
  2. 【請求項2】 混合用土が、軽石、ピートモス、堆肥、
    パーライトとを混合したものからなり、重量%で軽石3
    0%、ピートモス30%、堆肥30%、パーライト10
    %からなる請求項1記載の人工ゼオライト混合園芸用培
    養土。
  3. 【請求項3】 混合用土が、軽石、バーミキュライト、
    パーライトとを混合したものからなり重量%で軽石70
    %、バーミキュライト25%、パーライト5%からなる
    請求項1記載の人工ゼオライト混合園芸用培養土。
  4. 【請求項4】 混合用土が、軽石、バーク、椰子がらと
    を混合したものからなり、重量%で軽石80%、バーク
    10%、椰子がら10%からなる請求項1記載の人工ゼ
    オライト混合園芸用培養土。
  5. 【請求項5】 混合用土が、赤玉土、ピートモス、バー
    ミキュライト、くん炭、パーライトからなり、重量%で
    赤玉土30%、ピートモス30%、バーミキュライト2
    0%、くん炭10%、パーライト10%からなる請求項
    1記載の人工ゼオライト混合園芸用培養土。
  6. 【請求項6】 人工ゼオライトが、カルシウムイオンお
    よび/もしくはマグネシウムイオンで置換されたもので
    ある請求項1に記載の人工ゼオライト混合園芸用培養
    土。
  7. 【請求項7】 人工ゼオライトが、直径2.3〜3.0
    mm、高さ7.3mm〜10.0mmの円筒状に造粒さ
    れたものである請求項6記載の人工ゼオライト混合園芸
    用培養土。
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