JP2007039476A - 粘着テープ及びその製造方法並びに粘着テープ原反 - Google Patents

粘着テープ及びその製造方法並びに粘着テープ原反 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、粘着剤層の厚みが薄く且つ厚み精度に優れていると共に被着体に貼着させる粘着剤層の切断面に余分な粘着剤が付着しておらず被着体の汚染を生じることがない粘着テープを提供する。
【解決手段】 本発明の粘着テープは、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に粘着剤積層体が剥離可能に積層一体化されてなる粘着テープであって、上記粘着剤積層体は、第一粘着剤層と第二粘着剤層とがセパレータを介して積層一体化されていると共に、上記セパレータの一面が離型処理面とされ、このセパレータの離型処理面を第二粘着剤層に対向させていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粘着テープ及びその製造方法並びに粘着テープ原反に関する。
従来から、両面粘着テープが種々の用途に用いられており、このような両面粘着テープとしては、特許文献1に、ポリウレタン発泡体を支持体(芯材)とし、この支持体の両面に粘着剤層を一体的に設けた両面粘着テープにおいて、上記ポリウレタン発泡体は、表面部の中心部に対する発泡倍率の比が0.8以上、中心部の発泡倍率が10〜50倍である両面粘着テープが提案されている。
一方、電子機器などの精密機器の製造においても両面粘着テープが用いられているが、近年の精密機器の小型化及び高精度化に伴い、精密機器の製造に用いられる両面粘着テープの厚みを薄くし且つ厚み精度を向上させることが要求されている。
この両面粘着テープの厚みを薄くする方法としては、粘着剤層を薄くすることと、支持体を薄くすることが考えられるが、粘着剤層を薄くすると、両面粘着テープの粘着力の低下をもたらすことから粘着剤層を薄くすることには限界がある一方、支持体は、両面粘着テープの本質的な性能を担う構成材料ではない。又、支持体を有する両面粘着テープの厚み精度を向上させるには、支持体と粘着剤層の双方の厚み精度を管理する必要があり、しかも、支持体及び粘着剤層のばらつきが積算させて必要とされる精度を確保することが困難であるといった問題点があった。
そこで、両面テープとして、芯材を有しない構造の両面粘着テープ(以下「ノンサポートタイプの両面粘着テープ」という)が開発され、このノンサポートタイプの両面粘着テープは、一対の剥離紙間に粘着剤層を介在させてなる。このノンサポートタイプの両面粘着テープは、芯材を有していない分だけ厚みを薄くすることができると共に、粘着剤層の厚み精度だけを管理すればよいという利点を有している。
そして、ノンサポートタイプの両面粘着テープは、一方の剥離紙を剥離、除去して粘着剤層の一面を全面的に露出させた上で、この粘着剤層を被着体に貼着させた後、他方の剥離紙を剥離、除去して粘着剤層の他面を全面的に露出させ、粘着剤層の他面に別の被着体を貼着させて用いられる。
又、ノンサポートタイプの両面粘着テープを使用するにあたって、上述のように、両剥離紙を粘着剤層から剥離、除去するのであるが、この際、剥離紙の全面に粘着剤層を設けていると、剥離紙を粘着剤層から剥離するのが困難となることから、剥離紙の外周端部に粘着剤層を設けない、所謂「ドライエッジタイプ」の両面粘着テープが要望されている。
このドライエッジタイプの両面粘着テープを作製するには、先ず、二枚の剥離紙間に粘着剤層を介在させてなる粘着積層体を作製し、この粘着積層体の外周部に一方の剥離紙側から粘着剤層を貫通して他方の剥離紙における粘着剤層の積層面に達する切込みを形成した後、粘着積層体の外周部に位置する、一方の剥離紙及び粘着剤層を除去し、続いて、粘着剤層上に粘着剤層よりも一回り大きな別の剥離紙を積層一体化させてドライエッジタイプの両面粘着テープを得ることができる。
しかしながら、粘着剤層は、それ自体が粘着剤のみから構成されていることから、一方の剥離紙から粘着剤層の一部を剥離、除去する際に粘着剤層が切れることが多く、粘着剤層を完全に剥離紙から剥離、除去することができずに、粘着剤層の一部が剥離紙上に残存してしまうといった問題点を有していた。
更に、粘着積層体に切込みを入れるに際して、他方の剥離紙を切断しないように調整しなければならないこともあって、粘着剤層に入れる切込みが不充分となり、剥離紙上に残存させる粘着剤層部分と、剥離紙上から剥離、除去させる粘着剤層部分との切断が不完全となり、粘着剤層の一部を剥離紙上から剥離、除去させた際に、剥離紙上に残存させる粘着剤層と、剥離紙上から剥離、除去させる粘着剤層との間において粘着剤の糸が生じる、所謂、糸引き現象が生じ、この糸状の粘着剤が剥離紙上に残存させた粘着剤層の切断面や剥離紙上に付着して、粘着剤層や剥離紙が汚染されてしまうといった問題点があった。
特に、精密機器を製造する場合のように高速な自動ラインで両面粘着テープを用いる場合、粘着剤層は、その厚みを薄くしつつ瞬時に粘着性を発揮する必要があり、そのため、粘着剤層のタック力を高めるために凝集力の低い粘着剤を用いなければならず、粘着剤層は、更に軟弱となり、上記問題点が特に顕著に生じていた。
そして、上記のような粘着剤層や剥離紙の汚染は、両面粘着テープを使用した製品を汚染し、経時的に空気中に浮遊した埃や塵、カーボンなどを製品に付着させ、製品の外観が低下するばかりでなく、精密機器においては故障の原因となるおそれがあった。
更に、精密電子部品や医療用多項目試験紙の場合、複数の部品や試験紙の配設位置が厳密に設定されており、これら複数の部品や試験紙を固着させるための粘着剤層を複数箇所に同時に精度良く転写することができるノンサポートタイプの両面粘着テープが所望されている。
このようなノンサポートタイプの両面粘着テープは、一対の剥離紙間に帯状の粘着剤層を複数列、左右方向に所定間隔を存した状態に介在させてなり、このような両面粘着テープも上述の要領で製造されるが、上述のような粘着剤層や剥離紙の汚染は、帯状の粘着剤層の形状の精度を低下させ、複数の部品の接着位置のずれの原因となったり、或いは、医療用多項目試験紙の場合にあっては検査時のノイズの原因となって誤検査率を高めてしまうといった問題点を生じていた。
特開平4−325585号公報
本発明は、粘着剤層の厚みが薄く且つ厚み精度に優れていると共に被着体に貼着させる粘着剤層の切断面に余分な粘着剤が付着しておらず被着体の汚染を生じることがない粘着テープ及びその製造方法、並びに、上記粘着テープの製造方法で用いられる粘着テープ原反を提供する。
本発明の粘着テープは、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に粘着剤積層体が剥離可能に積層一体化されてなる粘着テープであって、上記粘着剤積層体は、第一粘着剤層と第二粘着剤層とがセパレータを介して積層一体化されていると共に、上記セパレータの一面が離型処理面とされ、このセパレータの離型処理面を第二粘着剤層に対向させていることを特徴とする。
そして、本発明の粘着テープの製造方法は、第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されている粘着テープ原反に、上記表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する切込みを入れ、積層粘着体を、上記基材シートの左右端部のうちの一方或いは双方の端部上に積層された端部積層粘着体と、この端部積層粘着体以外の残余の積層粘着体とに分離した後、端部積層粘着体を該端部積層粘着体のセパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって剥離、除去すると共に、上記基材シート上に残存する積層粘着体の表面シートを剥離、除去することを特徴とする。
又、本発明の粘着テープの製造方法は、第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されている粘着テープ原反に、上記表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する切込みを複数本、左右方向に所定間隔毎に形成した後、互いに隣接する切込間に形成された複数個の帯状の積層粘着体を左右方向に一つ置き毎に上記セパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって基材シート上から剥離、除去すると共に、上記基材シート上に残存する積層粘着体の表面シートを剥離、除去することを特徴とする。
更に、本発明の粘着テープの製造方法は、第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されている粘着テープ原反に、上記表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する切込みを複数本、左右方向に所定間隔毎に形成した後、互いに隣接する切込間に形成された複数個の帯状の積層粘着体を左右方向に一つ置き毎に上記セパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって基材シート上から剥離、除去した後、上記基材シート上に残存した帯状の積層粘着体のそれぞれに、該積層粘着体の表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する切込みを複数本、上記積層粘着体の長さ方向に所定間隔毎に形成して上記積層粘着体を長さ方向に複数分割して柱状の積層粘着体を形成し、この柱状の積層粘着体を該積層粘着体の長さ方向に一つ置き毎に上記セパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって上記基材シート上から剥離、除去すると共に、上記基材シート上に残存する柱状の積層粘着体の表面シートを剥離、除去することを特徴とする。
又、本発明の粘着テープ原反は、第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されてなることを特徴とする。
本発明の粘着テープは、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に粘着剤積層体が剥離可能に積層一体化されてなる粘着テープであって、上記粘着剤積層体は、第一粘着剤層と第二粘着剤層とがセパレータを介して積層一体化されていると共に、上記セパレータの一面が離型処理面とされ、このセパレータの離型処理面を第二粘着剤層に対向させていることを特徴とするので、製造工程中に粘着剤の糸引き現象は発生せず、被着体に残存させる第二粘着剤層の端面は粘着剤によって汚染されておらず、しかも、第二粘着剤層は基材シート上に直接、積層されておらず、基材シートが粘着剤で不測に汚染されてもその影響を受けることはなく、第二粘着剤層によって被着体を汚染することなく被着体同士を精度よく一体化させることができる。
そして、本発明の粘着テープの第二粘着剤層はセパレータ上に形成されており、その製造工程において、第二粘着剤層の厚みを薄く且つ厚み精度を向上させることができ、よって、本発明の粘着テープは、精密性が要求される用途は勿論のこと、種々の用途に幅広く用いることができる。
そして、上記粘着テープにおいて、基材シートの離型処理面上に帯状の粘着剤積層体が複数列、左右方向に所定間隔を存して積層一体化されてなる場合には、被着体に帯状の粘着剤層を同時に且つ正確に貼着させることができ、被着体同士を精度よく一体化させることができる。
又、上記粘着テープにおいて、基材シートの離型処理面上に柱状の粘着剤積層体が前後左右方向に所定間隔を存して積層一体化されている場合には、被着体に柱状の粘着剤を同時に且つ正確に貼着させることができ、被着体同士を精度良く一体化させることができる。
本発明の粘着テープの製造方法によれば、積層粘着体を複数分割して粘着剤積層体を形成するにあたって、第二粘着剤シートをその両面からセパレートシート及び表面シートで支持しながら第二粘着シートの厚み方向に確実に且つ完全に切断することができ、第二粘着剤シートの切断不良による粘着剤の糸引き現象は発生せず、しかも、第一粘着シートと第二粘着シートとの間にはセパレートシートが介在されており第一、第二粘着シート同士がひっつくといった不測の事態を防止することができ、よって、第二粘着シートを複数分割して得られる第二粘着剤層の端面が粘着剤によって汚染されるようなことはなく、得られる粘着テープを用いれば、被着体同士を美麗な状態に且つ精度良く一体化させることができる。
本発明の粘着テープの一例を図面を参照しつつ説明する。粘着テープAは、図1に示したように、一面が離型処理面11とされた平面長方形状の基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b を除いた残余部分上に、全長に亘って一定幅を有する帯状(直条)の粘着剤積層体2、2・・・が複数本、左右方向(帯状の粘着剤積層体2の長さ方向に直交する方向)に所定間隔を存して互いに平行に剥離可能に積層一体化されてなる。なお、基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b のうちの少なくとも一方の端部上に帯状の粘着剤積層体2が積層されていなければよい。
上記帯状の粘着剤積層体2は、第一粘着剤層21と第二粘着剤層22とがセパレータ23を介して積層一体化されている。上記セパレータ23の一面が離型処理面23a とされており、この離型処理面23a を第二粘着剤層22に対向させ当接させた状態に、第一、第二粘着剤層21、22とセパレータ23とを積層一体化させている。
そして、基材シート1の離型処理面11上に、帯状の粘着剤積層体2がその第一粘着剤層21を基材シート1の離型処理面11に対向させ当接させた状態に剥離可能に積層一体化されており、セパレータ23と第一粘着剤層21とは剥離不能に積層一体化されている一方、基材シート1と第一粘着剤層21とは互いに剥離可能に、第二粘着剤層22とセパレータ23とも互いに剥離可能に積層一体化されている。
更に、第二粘着剤層22とセパレータ23との間の粘着力が、基材シート1と第一粘着剤層21との間の粘着力と同等か、或いは、基材シート1と第一粘着剤層21との間の粘着力よりも弱くなるように調整されている。ここで、第一、第二粘着剤層21、22を構成する粘着剤は従来公知の粘着剤を用いることができ、第一、第二粘着剤層21、22を構成する粘着剤は共に同一種類の粘着剤であってもよいが、第一粘着剤層21の粘着力と第二粘着剤層22の粘着力とに差を付けやすいので、第一、第二粘着剤層21、22を構成する粘着剤は互いに異種類の粘着剤であることが好ましい。又、基材シート1及びセパレータ23の一面に離型処理面11、23a を形成するにあたっても、従来公知の離型処理方法を用いればよい。
そして、第二粘着剤層22とセパレータ23との間の粘着力、及び、基材シート1と第一粘着剤層21との間の粘着力の調整も従来公知の方法により行えばよく、粘着剤の種類の選択や離型処理方法の選択の他、粘着剤の粘着力を粘着付与剤、充填剤、安定剤などの添加によって調整する方法などが挙げられる。
なお、第一、第二粘着剤層を構成する粘着剤としては、従来公知の粘着剤を用いることができ、このような粘着剤としては、アクリル酸2−エチルヘキシル・ビニルピロリドン共重合体などのアクリル系粘着剤、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体などのゴム系粘着剤などが挙げられる。
そして、粘着付与剤としては、例えば、ロジン、エステルガム、水素添加ロジングリセリンエステルなどのロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、クマロン−インデン樹脂、テルペン−フェノール樹脂などが挙げられ、ロジン系樹脂が好ましい。
又、上記充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸塩(カオリン、タルクなど)、ケイ酸(珪藻土、軽質無水ケイ酸、ホワイトカーボンなど)、酸化亜鉛(亜鉛華)、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウムなどが挙げられる。そして、上記安定剤としては、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ビタミンEなど挙げられる。
更に、第一、第二粘着剤層21、22の厚みは特に限定されないものの、第一粘着剤層21の厚みは、粘着テープの物性を損なわない範囲内において薄ければ薄いほど、粘着テープAの製造途上において、第一粘着剤層21に起因した粘着剤の糸引き現象を効果的に防止することができるので、少なくとも第一粘着剤層21の厚みが第二粘着剤層22の厚みよりも薄くなるように構成していることが好ましい。具体的には、第一粘着剤層21の厚みは、1〜8μmが好ましく、第二粘着剤層22の厚みは、5〜120μmが好ましく、9〜120μmがより好ましい。
そして、図2に示したように、一面が離型処理面31とされた一枚の剥離シート3をその離型処理面31が第二粘着剤層22に対向し当接した状態に且つ全ての第二粘着剤層22が被覆された状態に第二粘着剤層22上に剥離可能に積層一体化させてもよい。図2では、剥離シート3の左右端部31a 、31b の双方に帯状の粘着剤積層体2が積層一体化されないように構成されているが、剥離シート3の左右端部31a 、31b のうちの少なくとも一方の端部上に帯状の粘着剤積層体2が積層されていなければよい。
更に、剥離シート3の離型処理面31と第二粘着剤層22との間の接着力が、セパレータ23と第二粘着剤層22との間の接着力よりも弱くなるように構成されている。なお、剥離シート3の離型処理面31と第二粘着剤層22との間の接着力の調整は、上述した、第二粘着剤層22とセパレータ23との間の粘着力、及び、基材シート1と第一粘着剤層21との間の粘着力の調整方法と同様の要領で行えばよい。
ここで、上記基材シート1、セパレータ23及び剥離シート3としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどの合成樹脂からなるシート、紙、紙と合成樹脂シートとの積層シートなどが挙げられる。なお、紙の場合は、ポリビニルアルコールなどの合成樹脂を含浸させたものであってもよい。
次に、上記粘着テープAの製造方法について説明する。先ず、図3に示したような粘着テープ原反Bを用意する。この粘着テープ原反Bは、一面が離型処理面11とされた平面長方形状の基材シート1の離型処理面11の全面に、第一粘着シート41、一面が離型処理面42a に形成されたセパレートシート42、第二粘着シート43及び一面が離型処理面44a とされた表面シート44がこの順序で積層されてなる積層粘着体4が、該積層粘着体4の第一粘着シート41を基材シート1の離型処理面11に対向させ当接させた状態に剥離可能に積層されてなる。
そして、セパレートシート42の離型処理面42a 及び表面シート44の離型処理面44a を第二粘着シート43に対向し当接させた状態に剥離可能に積層一体化させており、セパレートシート42の離型処理面42a と第二粘着シート43との間の粘着力が、基材シート1の離型処理面11と第一粘着シート41との間の粘着力と同等か、或いは、セパレートシート42の離型処理面42a と第二粘着シート43との間の粘着力が、基材シート1の離型処理面11と第一粘着シート41との間の粘着力よりも弱くなるように構成されていると共に、表面シート44の離型処理面44a と第二粘着シート43との間の粘着力が、セパレートシート42の離型処理面42a と第二粘着シート43との間の粘着力よりも弱くなるように構成され、好ましくは、表面シート44の離型処理面44a と第二粘着シート43との間の粘着力が、セパレートシート42の離型処理面42a と第二粘着シート43との間の粘着力よりも弱くなるように構成されていると共に、セパレートシート42の離型処理面42a と第二粘着シート43との間の粘着力が、基材シート1の離型処理面11と第一粘着シート41との間の粘着力よりも弱くなるように構成されている。
ここで、上記粘着テープ原反Bの製造方法としては、特に限定されないが、例えば、下記の方法が挙げられる。先ず、表面シート44の離型処理面44a 上に第二粘着シート43を構成する粘着剤溶液を一定厚みとなるように塗布して乾燥させて、表面シート44の離型処理面44a 上に第二粘着シート43を剥離可能に積層一体化させ、次に、この第二粘着シート43上にセパレートシート42をその離型処理面42a が第二粘着シート43に対向した状態に積層させて第一積層体を製造する。一方、基材シート1の離型処理面11上に第一粘着シート41を構成する粘着剤溶液を一定厚みとなるように塗布して乾燥させて、基材シート1の離型処理面11上に第一粘着シート41を剥離可能に積層一体化させて第二積層体を製造する。しかる後、第一積層体のセパレートシート42上に第二積層体をその第一粘着シート41が対向した状態に積層一体化させて粘着テープ原反Bを製造することができる。なお、粘着剤溶液は、粘着剤を溶剤に溶解させることによって製造することができ、粘着剤溶液には、粘着剤の他に、粘着付与剤、充填剤、安定剤などの添加剤が添加されてもよい。
次に、図4に示したように、上記粘着テープ原反Bに、この表面シート44の表面から基材シート1の離型処理面11に達する複数本の直条の切込みB1、B1・・・を粘着テープ原反Bの前後方向の全長に亘って且つ左右方向に等間隔毎に互いに平行となるように入れて積層粘着体4を複数分割し、左右方向に互いに隣接する切込みB1、B1間のそれぞれに帯状の積層粘着体B2を形成する。なお、基材シート1をその厚み方向に完全に切断しないように調整する必要がある。
この際、粘着テープ原反Bの第二粘着シート43は、その両面が表面シート44及びセパレートシート42によって支持された状態となっており、直条の切込みB1によってその厚み方向に確実に且つ完全に切断される。
しかも、第一粘着シート41と第二粘着シート43とは、セパレートシート42を介して積層一体化されていることから、第一粘着シート41と第二粘着シート43とをこれらの厚み方向に切断する際に互いに接触し合うのを防止して、第一粘着シート41と第二粘着シート43との間における粘着剤の糸引き現象を防止することができる。
しかる後、図5に示したように、基材シート1の離型処理面11上に積層一体化された、複数本の帯状の積層粘着体B2、B2・・・のうち、基材シート1の何れかの端部11a (11b) 上にある帯状の端部積層粘着体B21 及びこの端部積層粘着体B21 から左右方向に一つ置き毎にある帯状の積層粘着体B22 、B22 ・・・を、これらのセパレートシート42、42・・・を把持して基材シート1から離間する方向に変位させることによって基材シート1上から剥離、除去すると共に、基材シート1上に残存した各帯状の積層粘着体B22 の表面シート44を剥離、除去して粘着テープAを製造する。なお、図5では、基材シート1の左右端部11a 、11b の双方の端部上に積層一体化された帯状の端部積層粘着体B21 、B21 が基材シート1上から剥離、除去されるように、粘着テープ原反Bに入れる切込みB1の数が調整されているが、基材シート1の左右端部11a 、11b のうちの何れか一方の端部11a (11b) 上に積層一体化された帯状の端部積層粘着体B21 のみが基材シート1上から剥離、除去されてもよい。
この粘着テープAは、基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b を除いた残余部分上に、第一粘着シートを左右方向に所定幅でもって切断してなる第一粘着剤層21、セパレートシート42を左右方向に所定幅でもって切断してなるセパレータ23、及び、第二粘着シート43を左右方向に所定幅でもって切断してなる第二粘着剤層22をこの順序に積層一体化してなる帯状の粘着剤積層体2、2・・・が複数個、左右方向に等間隔を存して互いに平行に剥離可能に積層一体化されてなる。
得られた粘着テープAの第二粘着剤層22は、上述のように、その製造過程において、第二粘着シート43をその厚み方向に完全に切断することによって形成されたものであり、帯状の積層粘着体B2、B2・・・を一つ置きに基材シート1上から剥離、除去する際に、互いに隣接する帯状の積層粘着体B2、B2の第二粘着シート43、43間において切断不良に伴う糸引き現象を生じておらず、更に、第二粘着剤層22と第一粘着剤層21との間にはセパレータ23が介在し、第二粘着剤層22と第一粘着剤層22との接触が防止されており、よって、得られた粘着テープAの第二粘着剤層22の端面は糸を引いた粘着剤によって汚染されておらず、粘着テープAの第二粘着剤層22が、使用にあたって被着体を汚染するようなことはない。
続いて、上記粘着テープAにおける粘着剤積層体2の第二粘着剤層22上に、一面が離型処理面31とされ且つ基材シートと同一形状、同一大きさの平面長方形状の一枚の剥離シート3をその離型処理面31が上記第二粘着剤層22に対向して当接した状態に且つ全ての第二粘着剤層22が被覆された状態に剥離可能に積層一体化させて図2に示した粘着テープAを製造することができる。なお、図2では、剥離シート3の離型処理面31における左右端部31a 、31b 上に粘着剤積層体2が積層されていない場合を示したが、剥離シート3における離型処理面31の左右端部31a 、31b の何れか一方の端部上に粘着剤積層体2が積層されていなければよい。
次に、上記粘着テープAの使用要領の一例について説明する。先ず、粘着テープAから剥離シート3を全面的に剥離、除去して粘着剤積層体2の第二粘着剤層22が全面的に露出した状態とする。
そして、平面長方形状の合成樹脂製シート体C上に粘着テープAをその第二粘着剤層22の粘着力によって貼着一体化させる。しかる後、基材シート1と第一粘着剤層21との間の粘着力よりもセパレータ23と第二粘着剤層22との間の粘着力の方が弱い場合には、粘着テープAの基材シート1を把持してシート体Cから離間する方向に変位させる。すると、基材シート1と第一粘着剤層21との間の粘着力よりもセパレータ23と第二粘着剤層22との間の粘着力の方が弱いので、セパレータ23と第二粘着剤層22とが互いに剥離して分離し、図6に示したように、シート体C上に、帯状の第二粘着剤層22が複数本、左右方向に所定間隔を存して互いに平行に同時に貼着された状態となる。一方、基材シート1と第一粘着剤層21との間の粘着力と、セパレータ23と第二粘着剤層22との間の粘着力とが同等である場合には、各帯状の粘着剤積層体22のセパレータ23を把持してシート体Cから離間する方向に変位させて、セパレータ23と第二粘着剤層22とを互いに剥離して分離させ、上述と同様に、シート体C上に、帯状の第二粘着剤層22を複数本、左右方向に所定間隔を存して互いに平行に同時に貼着させることができる。
しかる後、シート体C上に貼着した帯状の第二粘着剤層22上のそれぞれに、互いに異なる帯状の尿検査薬紙を貼着した後、シート体Cを第二粘着剤層22の長さ方向に直交する方向に所定幅毎に切断して、図7に示したような、長さ方向に各種尿検査薬紙D1、D2・・・が配列されて各種尿検査を同時に行うことができる尿検査試験紙Dを正確に作製することができる。
上記粘着テープAでは、基材シート1の離型処理面11上に帯状の粘着剤積層体2、2・・・が複数本、左右方向に所定間隔毎に剥離可能に積層一体化してなる場合を説明したが、図8に示したように、一面が離型処理面11とされた平面長方形状の基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b を除いた残余部分上に、一つの粘着剤積層体2aが剥離可能に積層一体化されてなる粘着テープA'であってもよい。なお、基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b のうちの少なくとも一方の端部上に粘着剤積層体2aが積層されていなければよい。図1に示した粘着テープAと同一の構造部分については同一符号を付してその説明を省略する。
更に、図9に示したように、一面が離型処理面31とされ且つ基材シート1と同一形状、同一大きさの平面長方形状の剥離シート3をその離型処理面31が第二粘着剤層22に対向し当接した状態に且つ第二粘着剤層22が全面的に被覆された状態に第二粘着剤層22上に剥離可能に積層一体化させてもよい。図9では、剥離シート3の左右端部31a 、31b の双方に粘着剤積層体2aが積層一体化されないように構成されているが、剥離シート3の左右端部31a 、31b のうちの少なくとも一方の端部上に粘着剤積層体2aが積層されていなければよい。
次に、粘着テープA'の製造方法について説明する。先ず、図3に示した上述の粘着テープ原反Bを用意する。そして、図10に示したように、上記粘着テープ原反Bの左右端部のそれぞれに、この表面シート44の表面から基材シート1の離型処理面11に達する二本の直条の切込みB1、B1を粘着テープ原反Bの前後方向の全長に亘って入れて、積層粘着体4を、上記基材シート1の離型処理面11の左右端部11a 、11b 上に積層一体化された端部積層粘着体B21 、B21 と、基材シート1の中央部に積層一体化された積層粘着体B23 とに分離する。なお、基材シート1をその厚み方向に完全に切断しないように調整する必要がある。
しかる後、図11に示したように、基材シート1の左右端部11a 、11b 上の端部積層粘着体B21 、B21 を、これらのセパレートシート42、42を把持して基材シート1から離間する方向に変位させることによって基材シート1上から剥離、除去すると共に、基材シート1上に残存した積層粘着体B23 の表面シート44を剥離、除去して粘着テープA'を製造することができる。
この粘着テープA'は、基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b を除いた残余部分上に、第一粘着シートを左右方向に所定幅でもって切断してなる第一粘着剤層21、セパレートシート42を左右方向に所定幅でもって切断してなるセパレータ23、及び、第二粘着シート43を左右方向に所定幅でもって切断してなる第二粘着剤層22をこの順序に積層一体化してなる粘着剤積層体2aが剥離可能に積層一体化されてなる。
続いて、上記粘着テープAにおける粘着剤積層体2aの第二粘着剤層22上に、一面が離型処理面31とされ且つ基材シート1と同一形状、同一大きさの平面長方形状の一枚の剥離シート3をその離型処理面31が上記第二粘着剤層22に対向し当接した状態に且つ第二粘着剤層22が全面的に被覆された状態に剥離可能に積層一体化させて図9に示した粘着テープAを製造することができる。
更に、図12に示したように、一面が離型処理面11とされた平面長方形状の基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b を除いた残余部分上に、四角柱状の粘着剤積層体2bが前後左右に所定間隔を存して格子状に剥離可能に積層一体化されてなる粘着テープA” であってもよい。なお、基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b のうちの少なくとも一方の端部上に四角柱状の粘着剤積層体2bが積層されていなければよい。図1に示した粘着テープAと同一の構造部分については同一符号を付してその説明を省略する。
更に、図13に示したように、一面が離型処理面31とされた剥離シート3をその離型処理面31が第二粘着剤層22に対向し当接した状態に且つ全ての第二粘着剤層22が被覆された状態に第二粘着剤層22上に剥離可能に積層一体化させてもよい。図13では、剥離シート3の左右端部31a 、31b の双方に粘着剤積層体2bが積層一体化されないように構成されているが、剥離シート3の左右端部31a 、31b のうちの少なくとも一方の端部上に四角柱状の粘着剤積層体2bが積層されていなければよい。
次に、粘着テープA” の製造方法について説明する。先ず、図1の粘着テープAを製造する際の要領と同様の要領で、図14に示したように、基材シート1の離型処理面11上に積層一体化された、複数本の帯状の積層粘着体B2、B2・・・のうち、基材シート1の何れかの端部11a (11b) 上にある帯状の端部積層粘着体B21 及びこの端部積層粘着体B21 から左右方向に一つ置き毎にある帯状の積層粘着体B22 、B22 ・・・を、これらのセパレートシート42、42・・・を把持して基材シート1から離間する方向に変位させることによって基材シート1上から剥離、除去する。
続いて、基材シート1上に残存した帯状の積層粘着体B22 にその表面シート44から基材シート1の離型処理面11に達する切込みを帯状の積層粘着体B22 の長さ方向に所定間隔毎に形成して積層粘着体B22 を複数分割して柱状の積層粘着体B23 、B23 ・・・を形成する。なお、基材シート1をその厚み方向に完全に切断しないように調整する必要がある。
そして、図15に示したように、柱状の積層粘着体B23 を帯状の積層粘着体B22 の長さ方向に一つ置き毎にセパレートシート42を把持して基材シート1から離間する方向に変位させることによって上記基材シート1上から剥離、除去し、基材シート1上に柱状の積層粘着体B23 、B23 ・・・が複数個、前後左右方向に所定間隔毎に格子状に積層された状態とする。
続いて、図16に示したように、一面が粘着面E1に形成された一枚の粘着除去シートEを柱状の積層粘着体B23 の表面シート44上に全ての積層粘着体B23 の表面シート44が被覆され且つ粘着面E1を表面シート44に対向させた状態に貼着一体化させる。
しかる後、上記粘着除去シートEを積層粘着体B23 から剥離、除去することにより、粘着除去シートEの粘着面E1上に積層粘着体B23 の表面シート44の全てを貼着させて剥離、除去し、図12に示したような粘着テープA” を製造することができる。
この粘着テープA” は、基材シート1の離型処理面11における左右端部11a 、11b を除いた残余部分上に、第一粘着シートを前後左右方向に所定寸法でもって切断してなる平面四角形状の第一粘着剤層21、セパレートシート42を前後左右方向に所定寸法でもって切断してなる平面四角形状のセパレータ23、及び、第二粘着シート43を前後左右方向に所定寸法でもって切断してなる第二粘着剤層22をこの順序に積層一体化してなる四角柱状の粘着剤積層体2b、2b・・・が複数個、前後左右方向に等間隔を存して格子状に剥離可能に積層一体化されてなる。
続いて、上記粘着テープAにおける四角柱状の粘着剤積層体2bの第二粘着剤層22上に、一面が離型処理面31とされた一枚の剥離シート3をその離型処理面31が上記第二粘着剤層22に対向して当接した状態に且つ全ての第二粘着剤層22が被覆された状態に剥離可能に積層一体化させて図13に示した粘着テープAを製造することができる。
又、上記粘着テープA” の製造方法としては下記の方法であってもよい。先ず、図17に示したような、基材シート1と同程度の大きさを有する平面長方形状の基板F1の一面における四方外周部を除いた残余部分に、前後左右方向に所定間隔毎に格子状に、先端縁が全周に亘って刃部とされた四角筒状の切断刃F2、F2・・・を複数個、一体的に設けてなる切断具Fを用意する。
そして、図18に示したように、図3に示した粘着テープ原反Bにその表面シート44側から切断具Fの切断刃F2、F2・・・を押し付け、粘着テープ原反Bにおける四方外周部を除いた残余部分にその表面シート44側から基材シート1の離型処理面11に達する四角筒状の切込み部を前後左右方向に所定間隔毎に格子状に形成し、積層粘着体4を、四角筒状の切込み部内に存する柱状の積層粘着体B24 、B24 ・・・と、残余の枠状の積層粘着体B25 とに分離する。なお、切断具Fの切断刃F2が基材シート1をその厚み方向に完全に切断しないように調整する。
しかる後、切断具Fを粘着テープ原反Bから抜き取り、除去した後、図19に示したように、枠状の積層粘着体B25 のセパレートシート42をそのセパレートシート42を把持して基材シート1から離間する方向に変位させることによって基材シート1上から剥離、除去し、基材シート1上に柱状の積層粘着体B24 、B24 ・・・が複数個、前後左右方向に所定間隔毎に格子状に積層された状態とする。
次に、上述した要領で粘着除去シートEを用いて、柱状の積層粘着体B23 の表面シート44を全て剥離、除去して図12に示したような粘着テープA” を製造することができる。
本発明の粘着テープを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの他の一例を示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープ原反を示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの使用方法の一例を示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープを用いて得られた尿検査試験紙を示した斜視図である。 本発明の粘着テープの他の一例を示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの他の一例を示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの他の一例を示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 切断具を示した斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。 本発明の粘着テープの製造工程の一つを示した模式斜視図である。
符号の説明
1 基材シート
2 粘着剤積層体
2a 粘着剤積層体
2b 粘着剤積層体
3 剥離シート
4 積層粘着体
11 離型処理面
11a,11b 左右端部
21 第一粘着剤層
22 第二粘着剤層
23 セパレータ
23a 離型処理面
31 離型処理面
31a,31b 左右端部
41 第一粘着シート
42 セパレートシート
42a 離型処理面
43 第二粘着シート
44 表面シート
44a 離型処理面
A,A’,A” 粘着テープ
B 粘着テープ原反
B2 積層粘着体
B21 端部積層粘着体
B22〜B25 積層粘着体
C シート体
D 尿検査試験紙
D1 各種尿検査紙
E 粘着除去シート
E1 粘着面

Claims (17)

  1. 一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に粘着剤積層体が剥離可能に積層一体化されてなる粘着テープであって、上記粘着剤積層体は、第一粘着剤層と第二粘着剤層とがセパレータを介して積層一体化されていると共に、上記セパレータの一面が離型処理面とされ、このセパレータの離型処理面を第二粘着剤層に対向させていることを特徴とする粘着テープ。
  2. 基材シートの離型処理面上に帯状の粘着剤積層体が複数列、左右方向に所定間隔を存して剥離可能に積層一体化されてなることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ。
  3. 基材シートの離型処理面上に柱状の粘着剤積層体が前後左右方向に所定間隔を存して剥離可能に積層一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ。
  4. セパレータと第二粘着剤層との間の接着力が、基材シートと第一粘着剤層との間の接着力と同等か或いはそれよりも弱くなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の粘着テープ。
  5. 一面が離型処理面とされた剥離シートをその離型処理面が第二粘着剤層に対向させた状態に剥離可能に積層一体化しており、上記剥離シートの離型処理面と上記第二粘着剤層との間の接着力が、上記セパレータと上記第二粘着剤層との間の接着力よりも弱くなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の粘着テープ。
  6. 基材シートの左右端部のうちの少なくとも一方の端部上に粘着剤積層体が積層されていないことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の粘着テープ。
  7. 剥離シートの左右端部のうちの少なくとも一方の端部上に粘着剤積層体が積層されていないことを特徴とする請求項5に記載の粘着テープ。
  8. 第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されている粘着テープ原反に、上記表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する切込みを入れ、積層粘着体を、上記基材シートの左右端部のうちの一方或いは双方の端部上に積層された端部積層粘着体と、この端部積層粘着体以外の残余の積層粘着体とに分離した後、端部積層粘着体を該端部積層粘着体のセパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって剥離、除去すると共に、上記基材シート上に残存する積層粘着体の表面シートを剥離、除去することを特徴とする粘着テープの製造方法。
  9. 第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されている粘着テープ原反に、上記表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する切込みを複数本、左右方向に所定間隔毎に形成した後、互いに隣接する切込間に形成された複数個の帯状の積層粘着体を左右方向に一つ置き毎に上記セパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって基材シート上から剥離、除去すると共に、上記基材シート上に残存する積層粘着体の表面シートを剥離、除去することを特徴とする粘着テープの製造方法。
  10. 第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されている粘着テープ原反に、上記表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する切込みを複数本、左右方向に所定間隔毎に形成した後、互いに隣接する切込間に形成された複数個の帯状の積層粘着体を左右方向に一つ置き毎に上記セパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって基材シート上から剥離、除去した後、上記基材シート上に残存した帯状の積層粘着体のそれぞれに、該積層粘着体の表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する切込みを複数本、上記積層粘着体の長さ方向に所定間隔毎に形成して上記積層粘着体を長さ方向に複数分割して柱状の積層粘着体を形成し、この柱状の積層粘着体を該積層粘着体の長さ方向に一つ置き毎に上記セパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって上記基材シート上から剥離、除去すると共に、上記基材シート上に残存する柱状の積層粘着体の表面シートを剥離、除去することを特徴とする粘着テープの製造方法。
  11. 第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されている粘着テープ原反における外周部を除いた残余部に、上記表面シートの表面から上記基材シートの離型処理面に達する筒状の切込み部を複数本、前後左右方向に所定間隔毎に形成して、上記積層粘着体を、上記切込み部内の柱状の積層粘着体と、残余の枠状の積層粘着体とに分離した後、この枠状の積層粘着体を上記セパレートシートを上記基材シートから離間する方向に引き離すことによって上記基材シート上から剥離、除去すると共に、上記基材シート上に残存する柱状の積層粘着体の表面シートを剥離、除去することを特徴とする粘着テープの製造方法。
  12. 全ての柱状の積層粘着体における表面シート上に一枚の粘着除去シートを貼着した後、この粘着除去シートを剥離、除去することによって積層粘着体の表面シートを剥離、除去することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の粘着テープの製造方法。
  13. 基材シートの左右端部の一方或いは双方の端部上に形成された帯状の積層粘着体を、該積層粘着体のセパレートシートを基材シートから離間する方向に引き離して基材シートから剥離、除去することを特徴とする請求項9乃至請求項11の何れか1項に記載の粘着テープの製造方法。
  14. 一面が離型処理面とされた剥離シートをその離型処理面が表面シートを剥離、除去した後の積層粘着体に対向した状態に剥離可能に積層させることを特徴とする請求項8乃至請求項13の何れか1項に記載の粘着テープの製造方法。
  15. 剥離シートの左右端部の何れか一方或いは双方の端部に積層粘着体が積層しないように、上記剥離シートを、表面シートを剥離、除去した後の積層粘着体上に積層させることを特徴とする請求項14に記載の粘着テープの製造方法。
  16. 第一粘着シート、一面が離型処理面に形成されたセパレートシート、第二粘着シート及び一面が離型処理面とされた表面シートがこの順序で積層され且つ上記セパレートシート及び上記表面シートの離型処理面を上記第二粘着シートに対向させてなる積層粘着体が、一面が離型処理面とされた基材シートの離型処理面上に、上記積層粘着体の第一粘着シートを対向させた状態に剥離可能に積層一体化されてなり、上記表面シートと上記第二粘着シートとの間の接着力が、上記セパレートシートと上記第二粘着シートとの間の粘着力よりも弱くなるように構成されてなることを特徴とする粘着テープ原反。
  17. セパレートシートと第二粘着シートとの間の粘着力が、基材シートと第一粘着シートとの間の粘着力と同等か或いはそれよりも弱くなるように構成されてなることを特徴とする請求項16に記載の粘着テープ原反。
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