JP2007039264A - レゾルシノール系ポリマーを前駆体としたワイヤー状炭素粒子とその製造方法及び用途 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 塩基性縮合剤の存在下、アルキルアンモニウム塩、アルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤と水を特定モル比で混合した溶液に、反応して特定のポリマーを形成するモノマーを加え、前記界面活性剤をテンプレートとして共重合反応させてワイヤー状ポリマーを生成し、この生成物を分離回収し、精製して界面活性剤を分離除去し、または分離除去することなく界面活性剤を結合したまま該共重合体を不活性雰囲気下で焼成して炭素化する。
【選択図】 図1
Description
しかし、RF共重合体をナノオーダーで精密に制御することに成功したとの報告はない。
すなわち、第1の発明は、
(1)レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーと、ホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーとの共重合体を骨格成分とするワイヤー状の化合物を不活性雰囲気下で焼成することにより得られる直径0.5〜50μm、長さ20〜300μmのワイヤー状の形態を有することを特徴とするワイヤー状炭素粒子。
第2の発明は、
(2)レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーと、ホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーとの共重合体と、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上の界面活性剤との結合によって成るワイヤー状の化合物を不活性雰囲気下で焼成することにより得られる直径0.5〜50μm、長さ20〜300μmのワイヤー状の形態を有することを特徴とするワイヤー状炭素粒子。
第3の発明は、
(3)レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーと、ホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーとの共重合体を骨格成分とするワイヤー状の化合物を不活性雰囲気下で焼成することにより得られる直径10〜300nm、長さ1〜100μmのワイヤー状の形態を有することを特徴とするワイヤー状炭素粒子。
第4の発明は、
(4)レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーと、ホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーとの共重合体ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上の界面活性剤との結合によって成るワイヤー状の化合物を不活性雰囲気下で焼成することにより得られる直径10〜300nm、長さ1〜100μmのワイヤー状の形態を有することを特徴とするワイヤー状炭素粒子。
すなわち、第5の発明は、
(5)塩基性縮合剤の存在下、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤と水を1:120〜1200のモル比で混合した溶液に、レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーとホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーを加え、反応させることで得られる生成物を、エタノール等のアルコール類よりなる群から選択された1種類以上の溶媒と塩酸等の酸よりなる群から選択された1種類以上の酸の混合溶液で処理することによって得られた化合物を不活性雰囲気下で焼成することを特徴とする前記(1)項に記載するワイヤー状炭素粒子の製造方法である。
第6の発明は、
(6)塩基性縮合剤の存在下、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤と水を1:120〜1200のモル比で混合した溶液に、レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーとホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーを加え、反応させることによって得られた化合物を不活性雰囲気下で焼成することを特徴とする前記(2)項に記載するワイヤー状炭素粒子の製造方法である。
第7の発明は、
(7)塩基性縮合剤とヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤とメシチレン等のアルキルベンゼンよりなる群から選択された1種類以上の添加剤存在下で、レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーとホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーを反応させることで得られる生成物を、エタノール等のアルコール類よりなる群から選択された1種類以上の溶媒と塩酸等の酸よりなる群から選択された1種類以上の酸の混合溶液で処理することによって得られた化合物を不活性雰囲気下で焼成することを特徴とする前記(3)項に記載するワイヤー状炭素粒子の製造方法。
第8の発明は、
(8)塩基性縮合剤とヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤とメシチレン等のアルキルベンゼンよりなる群から選択された1種類以上の添加剤存在下で、レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーとホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーを反応させることによって得られた化合物を不活性雰囲気下で焼成することを特徴とする前記(4)項に記載するワイヤー状炭素粒子の製造方法である。
すなわち、第9の発明は、
(9)前記(1)ないし(4)に記載する何れか1項に記載するワイヤー状炭素粒子を含んで成り、各種物質の分離剤、吸着剤・貯蔵剤、あるいは繊維、ゴム、フィルムあるいはプラスチック製品などの添加剤・充填財、あるいはまた、塗料、インキ、接着剤あるいは紙塗工剤などの液体製品への添加剤、電池材料、電気二重層キャパシタ材料、の多用途に使用されることを特徴とした、汎用性機能材料。
(10)その用途が各種物質の分離剤、吸着剤または貯蔵剤として供され、使用されることを特徴とした(9)項に記載する汎用性機能性材料。
(11)その用途が繊維、ゴム、フィルムあるいはプラスチック製品などの添加剤として使用されることを特徴とした(9)項に記載する汎用性機能性材料。
(12)その用途が塗料、インキ、接着剤あるいは紙塗工剤などの液体製品への添加剤として使用されることを特徴とした(9)項に記載する汎用性機能性材料。
(13)その用途が電池材料として使用されることを特徴とした(9)項に記載する汎用性機能性材料。
(14)その用途が電気二重層キャパシタ材料として使用されることを特徴とした(9)項に記載する汎用性機能性材料。
(1)これを物質分離材として用いた場合、酸・アルカリ領域において化学的に安定でかつ粒子形態・サイズが制御されたクロマトグラフィーの担体、イオン交換樹脂等への応用が期待できる。
(2)これを物質貯蔵材として用いた場合、その特異な形状により、水素等の小分子やイオンの貯蔵に効果的に働くことが期待される。
(3)これを繊維、ゴム、フィルムあるいはプラスチック製品などの添加剤として用いた場合、化学的熱的に安定でその特異な形状より、製品の改質、補強に大きく貢献できる。
(4)これを塗料、インキ、接着剤あるいは紙塗工剤などの液体製品への添加剤として用いた場合、化学的熱的に安定でその特異な形状より、製品の改質に大きく貢献できる。
(5)これを電池材料として用いた場合、粒子の特異な形状・組成より、電極材料として高性能化が期待できる。
(6)これを電気二重層キャパシタ材料として用いた場合、粒子の特異な形状・組成より、高性能化が期待できる。
レゾルシノール、水酸化ナトリウム、セチルトリメチルアンモニウムブロミドおよび水1:1:1:360のモル比の溶液を調製した。この溶液を撹拌しながら、レゾルシノール:ホルムアルデヒド1:4(モル比)の溶液を添加して50℃で2時間、続いて90℃で72時間反応させた後、パラホルムアルデヒド(モル比4)と共にさらに150℃で24時間水熱処理した。得られた固相を遠心分離、洗浄し、減圧乾燥を行い、固体生成物を得た。得られた生成物を窒素雰囲気下で600℃6時間焼成した。
走査型電子顕微鏡(SEM)像より、この炭素は前駆体高分子の形態は層状構造を構成単位とするひも状粒子であることが分かった(図1(a))。また、炭化した高分子の形態は、前駆体構造を反映していることが分かった(図1(b))。
レゾルシノール、水酸化ナトリウム、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、メシチレンおよび水1:0.25:1:1:360のモル比の溶液を調製した。この溶液を撹拌しながら、レゾルシノール:ホルムアルデヒド1:4(モル比)の溶液を添加して50℃で2時間、続いて90℃で72時間反応させた後、パラホルムアルデヒド(モル比4)と共にさらに150℃で24時間水熱処理した。得られた固相を遠心分離、洗浄し、減圧乾燥を行い、固体生成物を得た。得られた生成物を窒素雰囲気下で600℃6時間焼成した。
走査型電子顕微鏡(SEM)像より、前駆体高分子の形態は平均直径80nmのワイヤー状粒子の集合体であることが分かった(図2(a))。また、炭化した高分子の形態は、前駆体構造を反映していることが分かった(図2(b))。
その反応条件は、例示的に要約すると以下の通りである。
レゾルシノール1モルに対し、セチルトリメチルアンモニウムブロミドを0.1〜2モル好ましくは1モル、水酸化ナトリウムを0.01〜3モル好ましくは1モルおよび水を120〜1200モル好ましくは360モルを加えた溶液に、ホルムアルデヒドを1〜6モル好ましくは4モルおよびレゾルシノールを0〜2モル好ましくは1モルを加え、撹拌しながら40〜100℃好ましくは50℃で0〜3時間好ましくは2時間続いて、40〜100℃好ましくは90℃で0〜100時間好ましくは72時間反応させたのち、パラホルムアルデヒドを2〜6モル好ましくは4モルと共に、90〜180℃好ましくは150℃で0〜48時間好ましくは24時間反応した。以降、2通りの焼成操作を行った。
レゾルシノール1モルに対し、セチルトリメチルアンモニウムブロミドを0.1〜2モル好ましくは1モル、水酸化ナトリウムを0.01〜3モル好ましくは0.25モル、メシチレンを0.1〜10好ましくは1および水を120〜1200モル好ましくは360モルを加えた溶液に、ホルムアルデヒドを1〜6モル好ましくは4モルおよびレゾルシノールを0〜2モル好ましくは1モルを加え、撹拌しながら40〜100℃好ましくは50℃で1〜3時間好ましくは2時間続いて、40〜100℃好ましくは90℃で0〜100時間好ましくは72時間反応させたのち、パラホルムアルデヒドを2〜6モル好ましくは4モルと共に、90〜180℃好ましくは150℃で0〜48時間好ましくは24時間反応した。以降、2通りの焼成操作を行った。
以上のことを踏まえて、まず、始めにレゾルシノール、界面活性剤、水酸化ナトリウム、水から成る均一組成の溶液を調製する。この溶液にホルムアルデヒド溶液を添加することで反応開始とし、溶液全体が均一に混合されるように攪拌することが望ましい。
(1) これを物質分離材として用いた場合、酸・アルカリ領域において化学的に安定でかつ粒子形態・サイズが制御されたクロマトグラフィーの担体、イオン交換樹脂等への応用が期待できる。
(2) これを物質貯蔵材として用いた場合、その特異な形状により、水素等の小分子やイオンの貯蔵に効果的に働くことが期待される。
(3)これを繊維、ゴム、フィルムあるいはプラスチック製品などの添加剤として用いた場合、化学的熱的に安定でその特異な形状より、製品の改質、補強に大きく貢献できる。
(4)これを塗料、インキ、接着剤あるいは紙塗工剤などの液体製品への添加剤として用いた場合、化学的熱的に安定でその特異な形状より、製品の改質に大きく貢献できる。
(5)これを電池材料として用いた場合、粒子の特異な形状・組成より、電極材料として高性能化が期待できる。
(6)これを電気二重層キャパシタ材料として用いた場合、粒子の特異な形状・組成より、高性能化が期待できる。
Claims (14)
- レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーと、ホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーとの共重合体を骨格成分とするワイヤー状の化合物を不活性雰囲気下で焼成することにより得られる直径0.5〜50μm、長さ20〜300μmのワイヤー状の形態を有することを特徴とするワイヤー状炭素粒子。
- レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーと、ホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーとの共重合体と、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上の界面活性剤との結合によって成るワイヤー状の化合物を不活性雰囲気下で焼成することにより得られる直径0.5〜50μm、長さ20〜300μmのワイヤー状の形態を有することを特徴とするワイヤー状炭素粒子。
- レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーと、ホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーとの共重合体を骨格成分とするワイヤー状の化合物を不活性雰囲気下で焼成することにより得られる直径10〜300nm、長さ1〜100μmのワイヤー状の形態を有することを特徴とするワイヤー状炭素粒子。
- レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーと、ホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーとの共重合体ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上の界面活性剤との結合によって成るワイヤー状の化合物を不活性雰囲気下で焼成することにより得られる直径10〜300nm、長さ1〜100μmのワイヤー状の形態を有することを特徴とするワイヤー状炭素粒子。
- 塩基性縮合剤の存在下、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤と水を1:120〜1200のモル比で混合した溶液に、レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーとホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーを加え、反応させることで得られる生成物を、エタノール等のアルコール類よりなる群から選択された1種類以上の溶媒と塩酸等の酸よりなる群から選択された1種類以上の酸の混合溶液で処理することによって得られた化合物を不活性雰囲気下で焼成することを特徴とする請求項1に記載するワイヤー状炭素粒子の製造方法である。
- 塩基性縮合剤の存在下、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤と水を1:120〜1200のモル比で混合した溶液に、レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーとホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーを加え、反応させることによって得られた化合物を不活性雰囲気下で焼成することを特徴とする請求項2に記載するワイヤー状炭素粒子の製造方法である。
- 塩基性縮合剤とヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤とメシチレン等のアルキルベンゼンよりなる群から選択された1種類以上の添加剤存在下で、レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーとホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーを反応させることで得られる生成物を、エタノール等のアルコール類よりなる群から選択された1種類以上の溶媒と塩酸等の酸よりなる群から選択された1種類以上の酸の混合溶液で処理することによって得られた化合物を不活性雰囲気下で焼成することを特徴とする請求項3に記載するワイヤー状炭素粒子の製造方法。
- 塩基性縮合剤とヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩、ヘキサデシルアミン等のアルキルアミンよりなる群から選択された1種以上界面活性剤とメシチレン等のアルキルベンゼンよりなる群から選択された1種類以上の添加剤存在下で、レゾルシノール類の芳香族環に2個以上のヒドロキシル基が置換した構造を持つフェノール類の中から選択された1種類以上のモノマーとホルムアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類の中から選択された1種以上のモノマーを反応させることによって得られた化合物を不活性雰囲気下で焼成することを特徴とする請求項4記載するワイヤー状炭素粒子の製造方法である。
- 前記請求項1ないし4の何れか1項に記載するワイヤー状炭素粒子を含んで成り、各種物質の分離剤、吸着剤・貯蔵剤、あるいは繊維、ゴム、フィルムあるいはプラスチック製品などの添加剤・充填財、あるいはまた、塗料、インキ、接着剤あるいは紙塗工剤などの液体製品への添加剤、電池材料、電気二重層キャパシタ材料、の多用途に使用されることを特徴とした、汎用性機能材料。
- その用途が各種物質の分離剤、吸着剤または貯蔵剤として供され、使用されることを特徴とした請求項9に記載する汎用性機能性材料。
- その用途が繊維、ゴム、フィルムあるいはプラスチック製品などの添加剤として使用されることを特徴とした請求項9に記載する汎用性機能性材料。
- その用途が塗料、インキ、接着剤あるいは紙塗工剤などの液体製品への添加剤として使用されることを特徴とした請求項9に記載する汎用性機能性材料。
- その用途が電池材料として使用されることを特徴とした請求項9に記載する汎用性機能性材料。
- その用途が電気二重層キャパシタ材料として使用されることを特徴とした請求項9に記載する汎用性機能性材料。
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