JP2007039143A - シート処理装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】後処理位置に向けシート材を搬入する第1の搬送路と第1の搬送路から分岐され、シート材を搬入方向と逆方向に反転移動させて一時的に退避させる第2の搬送路と、第1、第2の搬送路との分岐位置を境に、シートの搬入方向前方側および後方側にそれぞれ配置され、シート材を挟持搬送可能な搬送部材とを備え、上記搬送部材のうちで、第1,第2の搬送路が分岐する位置よりもシート材の搬入方向前方側に配置されている搬送部材は、正逆移動可能な部材であり、シートの搬入順序に応じて該シート材の挟持搬送態位と非挟持搬送態位とに切換可能であり、第2の搬送路に退避したシート材の退避状態から再繰り出しのための挟持搬送駆動部材として用いられることを特徴としている。
【選択図】 図5
Description
記録シートは画像形成装置から排出トレイ上に向けて順次排出される場合とは別に、排出された記録シートを対象として綴じ穴を設けたり、製本のための綴じ処理などを始めとする後処理を実行される場合がある。
後処理のための装置、いわゆる後処理装置は、画像形成装置の排出部に一体化あるいは連結可能に設けられており、内部に後処理工程を実施するための装置が装備されている。
ところで、後処理行程を実施される記録シートは、後処理を行わないままで排出される場合、後処理装置に付設されている排出トレイに排出されるが、後処理装置への排出状態が設定された場合には、先行する一群の記録シート束が後処理作業を施されている間に後続の記録シート群を束状に纏めて待機させておき(プレスタック)、先行する記録シート束の後処理作業が行われた後に繰り出すことで、先行する記録シート群を対象とした後処理時間内に後続の記録シート群を対象とした纏め作業を行えるようにして後続の記録シート群の纏め作業時間を短縮する場合がある(例えば、特許文献1)。
図13(A)に示す場合には、最上位に位置する記録シートS2が叩きコロAの接触回転により下位の記録シートS1上を滑落して後端を図示しないエンドフェンスに向け移動させやすいが、図(B)に示す場合には、叩きコロAの作用が下位に位置する小サイズの記録シートS1に及びにくくなることから小サイズの記録シートS1が、例えば、処理トレイとの間および上位の記録シートとの間での摩擦関係の違いにより滑落しにくくなると後端がエンドフェンスに向けて移動しにくくなり、結果として、積載された記録シート同士の後端を揃え得ることができなくなる。このため、後処理される後端位置が記録シート毎で不揃いとになり、綴じた際の見栄えなどが悪くなる虞がある。
用紙Sは、受入口2aから用紙後処理装置1に入り、入口センサSN1により導入されたことが検知され、搬送部材である搬送ローラ4及び5によって搬送され、分岐爪2eを図示反時計方向に回動させることにより下搬送路2bに導かれる。
下搬送路2bに導かれた用紙Sは、自身の移動力で切換爪9を図示反時計方向に回動させ、それにより確保された第1の搬送路Aを通り、搬送部材である搬送ローラ6、7及び8により処理トレイ13へ搬送される。
切換爪9は用紙Sが通過した後、図示していないスプリングの張力により図示位置に復帰する。
第1の搬送路Aを搬送された用紙Sは処理トレイ13内に導入されると矢印C方向へ自重落下し、また、叩きコロ14で下方に叩き落とされ、後端フェンス11で搬送方向の後端が揃えられる。そして、予め用紙Sの後端がセンサSN2で検知されると、用紙搬送方向が揃えられ得る時間の後、整合フェンス10により幅方向端縁が揃えられる。この動作を繰り返して処理トレイ13内に整合された用紙束1zを形成する。
放出爪15は、ローラ16a及び16b間に這い回してある放出ベルト17を介して図示していない駆動系により動作する。
第2の搬送路Bは、分岐位置から分岐し、分岐位置から逆U字状に迂回された反転経路を構成しており、その分岐位置には、前述した切換爪9が配置されている。
各搬送ローラのうちで、第2の搬送路Bとの分岐位置よりも用紙Sの移動方向前方側に位置する搬送ローラ6,7は正逆転可能なローラであり、さらにそれらローラのうちで、切換爪9の近傍に位置する搬送ローラ6は、互いに当接して用紙Sの挟持搬送が可能な挟持搬送態位と離間して用紙の挟持搬送が行えない非挟持搬送態位とを選択できるように接離可能な構成とされている。なお、搬送部材としては、ローラに限らずベルトなどを用いることも可能である。
これら後端を保持するシート100あるいは転動部材101は、逆U字状の迂回路で構成される反転経路内に退避した用紙がその長手方向中央をU字部頂点に位置させないで長手方向両端間で後端位置が偏倚した場合に重量バランスが崩れて滑落するのを保持によって防止することができるようになっている。特にシート100の場合には、簡易な構成によって撓んだ状態の後端部を保持することができ、また転動部材101の場合には後端位置のずれを低負荷状態で吸収することにより後端部を含めた用紙に屈曲変形などを生じないようにすることができる。なお、図2および3において符号L/2は、用紙の長手方向長さの半分の長さを示しており、長手方向中央部がU字部頂点に位置することで第2の搬送路B内にスイッチバックされた用紙の重量バランスが採れるような関係を設定されている。
図4において制御部200は、画像形成装置500における画像形成処理シーケンスを実行する制御部が用いられ、本実施例と関係する構成として、入力側には、操作パネル201,入口センサSN1,第1の搬送路Aにおける所定位置を用紙Sの後端が通過したことを検知可能な後端検知センサSN2が接続され、出力側には、ステープル12の駆動部、正逆移動用搬送部材6の駆動部(便宜所、図4では各部材の名称が示してある)がそれぞれ接続されている。
(1)第1の搬送路Aに搬入される用紙Sが小サイズ、大サイズの順に搬入される場合。
(2)第1の搬送路Aに搬入される用紙Sが小サイズ、大サイズそしてこれら先行および後続の用紙Sとは別に新たに後続のシートと同サイズ(大サイズ)の用紙Sが搬入される場合。
(3)第1の搬送路Aに対して用紙Sが小サイズ、大サイズそして小サイズの順で搬入される場合。
(4)第1の搬送路Aに対して用紙Sが大サイズ、小サイズ、大サイズの順に搬入される場合である。
このような手順を実行するに当たり、制御部200では、第1の搬送路Aに搬入される用紙のサイズが操作パネル201から入力されるとともに、後端検知センサSN2からの検知信号に基づき、正逆移動用搬送部材6の回転方向、回転量および挟持搬送態位と非挟持搬送態位との切換設定が行われる。
図5は、(1)に挙げた制御対象での用紙の移動状態を説明するための図であり、同図(A)において、先行の用紙S1の後端が第1の搬送路Aに搬入されて切換爪9を通過すると、正逆移動用搬送部材6が挟持態位を設定されるとともに搬送ローラ7がそれぞれ用紙S1の搬入時の回転方向と逆方向への回転に切り換えられて用紙S1が第2の搬送路Bに向け移動する(図5(B)参照)。
後続の用紙S2が第1の搬送路A内に搬入される過程で、第2の搬送路Bから再繰り出しされる先行の用紙S1の後端位置と第1の搬送路A内を移動する後続の用紙S2における後端位置が合致するタイミング、つまり、図5(D)において符号L1で示すように、先行の用紙S1における正逆移動用搬送部材6から後端位置までの長さと後続の用紙S2における正逆移動用搬送部材6から後端位置までの長さが合致するタイミングにおいて正逆移動用搬送部材6が非挟持態位から挟持態位に切り換えられて先行および後続の用紙S1,S2をともに挟持搬送する。
図6は、(2)に挙げた制御対象での用紙に移動状態を示す図であり、図6(A)は、図5(D)に示した状態から連続する手順である。
図6(A)において、図5に示したように先行および後続の用紙S1,S2が後端を揃えられて正逆移動用搬送部材6によって重ねられた状態で第1の搬送路A内に搬入されると、図6(B)に示すように、正逆移動用搬送部材6および搬送ローラ7が逆転することにより先行および後続の用紙S1,S2が第2の搬送路Bに向けスイッチバックされる。
先行(1枚目)および後続(2枚目)の用紙同士の後端が揃えられた状態で新たに第1の搬送路Aへ用紙S3が搬入される場合には、新たな用紙S3のサイズと後続の用紙S2とのサイズが比較され(ST5)、後続の用紙S2よりも大きいサイズである場合には、正逆搬送ローラ6が非挟持搬送態位に切り換えられて(ST6)、図6(C)に示す状態とされる。
この状態において、新たに搬入された用紙S3の後端と第2の搬送路Bに退避している先行および後続の用紙S1,S2の後端とが合致するタイミングが設定され(ST7)、そのタイミングに基づき正逆搬送ローラ6が挟持搬送態位に切り換えられて3者の用紙がともに後端を合致させた状態で給送されることになる
(ST8)。この状態は図6(D)に示す状態である。
つまり、図8において、図6に示したような、後続の大サイズの用紙S2を先行の小サイズの用紙S1とともに第2の搬送路Bに退避させる代わりに、図5(D)に示した状態、つまり、第1の搬送路Aに搬入された後続の用紙S2の後端と第2の搬送路Bに退避している小サイズの先行の用紙S1とが正逆搬送ローラ6から後端までの長さが合致するタイミングで正逆ローラ6を挟持搬送態位に切り換えるのを中断して切り換えないままとし(図8(A)参照)、この状態で後続の用紙S2と同じサイズである大サイズの用紙S3を第1の搬送路Aに搬入し、後続の用紙S2と先端が合致した時点で正逆搬送ローラ6を挟持搬送態位に切り換えて3者の用紙の後端を合致させた状態で給送する(図8(B)参照)。
ステップST11において、新たに搬入される用紙S3が後続(2枚目)の用紙S2と同じく大サイズである場合には、新たに搬入される用紙S3の後端と先行(1枚目)および後続(2枚目)の用紙S1,S2の後端との合致状態が判別され(ST12)、合致タイミングに合わせて正逆搬送ローラ6が挟持搬送態位に切り換えられて3者の用紙の後端を合致させた状態で給送する(ST13)。この状態が図8(B)に示す状態である。
図10はこの場合の用紙の移動状態を示しており、同図において、先行の用紙S1と後続の用紙S2との後端を合致させる状態は、図6に示したように、先行(1枚目)の用紙S1と後続(2枚目)の用紙S2とが第2の搬送路Bに退避する(図10(A)参照)。
図11において、大サイズを有する先行の用紙S1が第1の搬送路Aに搬入されるときには正逆移動用搬送部材(正逆搬送ローラ)6が、先行の用紙S1の後端が到達するまで間、挟持搬送態位とされ、先行の用紙S1がその先端を搬送ローラ7により挟持搬送されて後端が切換爪9の位置を外れると、非挟持搬送態位に設定される(図11(A)参照)。
先行の用紙S1がその先端を搬送ローラ7により挟持搬送されて後端が切換爪9の位置を外れると、先行の用紙S1は第2の搬送路Bに向けスイッチバックされる(図11(B)、(C)参照)。第2の搬送路Bに先行する用紙S1の後端が退避するときの退避量は、正逆移動用搬送部材(正逆搬送ローラ)6から後端までの長さが後続の小サイズ用紙S2が正逆移動用搬送部材(正逆搬送ローラ)6から後端までの長さと同じとなる量とされる(図11(D)参照)。本実施例では、先行の大サイズ用紙S1の長さが420mm(A3長辺)、後続の小サイズ用紙S2の長さが210mm(A4短辺)の場合、先行の大サイズ用紙S1における退避量が正逆移動用搬送部材(正逆搬送ローラ)6から後端までの長さをおおよそ210mmに設定した量に相当させてある。そしてこのときの先行の大サイズ用紙S1の先端は搬送ローラ7によって挟持された状態を維持している。
先行(1枚目)の大サイズ用紙S1が後端を第2の搬送路Bに退避させると、後続(2枚目)の小サイズ用紙S2が第1の搬送路Aへの搬入を開始され(ST24)、先行(1枚目)の大サイズ用紙S1の後端と合致するタイミングで正逆移動用搬送部材(正逆搬送ローラ)6が挟持搬送態位に切り換えられて後続(2枚目)の小サイズ用紙S2が後端を合致させた状態で第1の搬送路A内に搬入される(ST25)。この状態が図11(D)に示す状態である。
新たな大サイズ用紙S3が第1の搬送路Aに搬入される過程で後続の(2枚面)の大サイズ用紙S2トン後端が合致するタイミングで正逆移動用搬送部材(正逆搬送ローラ)6が挟持態位に切り換えられ、後端を合致させている先行および後続の用紙S1,S2に対して後端を合致させた状態で新たな用紙S3が先行および後続の用紙S1,S2とともに給送される(ST30,ST31)。この状態が図11(H)に示す状態である。
2 画像形成装置
6 正逆移動用搬送部材
7 搬送ローラ
9 切換爪
12 ステープル
13 処理トレイ
200 制御部
A 第1の搬送路
B 第2の搬送路
Claims (15)
- 搬送されてくるシートを後処理するためのシート処理装置において、
上記後処理するための経路として、上記後処理位置に向けシート材を搬入する第1の搬送路と、
上記第1の搬送路から分岐され、上記シート材を搬入方向と逆方向に反転移動させて一時的に退避させる第2の搬送路と、
上記第1の搬送路おける上記第2の搬送路との分岐位置を境に、上記シートの搬入方向前方側および後方側にそれぞれ配置されて上記シート材を挟持搬送可能な搬送部材とを備え、
上記搬送部材のうちで、上記第1,第2の搬送路が分岐する位置よりも該シート材の搬入方向前方側に配置されている搬送部材は、正逆移動可能な正逆移動用搬送部材であり、シートの搬入順序に応じて該シート材の挟持搬送態位と非挟持搬送態位とに切換可能であり、上記第2の搬送路に退避したシート材の退避状態から再繰り出しのための挟持搬送駆動部材として用いられることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1記載のシート処理装置において、
上記正逆移動用搬送部材は、上記シート材のサイズに応じて挟持搬送態位と非挟持搬送態位とを切り換えられることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1または2記載のシート処理装置において、
上記各搬送部材は、搬入されるシート材の類別判別が可能な制御部により駆動対を設定可能な部材であり、
上記制御部は、入力側に上記シートの後端が上記第1の搬送路における所定位置を通過したことを検知可能な後端検知手段が接続され、出力側に少なくとも上記正逆移動用搬送部材の駆動部が接続されており、先行するシート材と後続のシート材との後端が合致した状態で重送することができるタイミングを設定して上記正逆移動用搬送部材の挟持搬送態位を設定可能であることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3記載のシート処理装置において、
上記制御部は、先行するシート材が上記第1の搬送路の搬入されるときおよび第1の搬送路から第2の搬送路にスイッチバックされるときには上記正逆移動用搬送部材を挟持搬送態位に設定し、上記シート材が第2の搬送路に退避している時点で後続のシート材が先行のシート材よりも大きいサイズである場合に該後続のシート材が第1の搬送路に搬入されるときには上記正逆移動用搬送部材を非挟持搬送態位に設定し、先行のシート材が第2の搬送路から再繰り出しされる際の後端位置と搬入過程にある後続のシート材における後端位置とが合致するタイミングで上記正逆移動用搬送部材を挟持搬送態位に切り換えることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項4記載のシート処理装置において、
上記制御部は、後端を合致させた状態で上記先行のシート材と後続のシート材とが上記第1の搬送路内に搬入された時点で、後続のシート材と同じく先行のシート材よりも大きいサイズのシート材が新たに第1の搬送路に搬入されるときには上記正逆移動用搬送部材を非挟持搬送態位に設定した後、先行および後続そして新たなシート材の後端が合致するタイミングに基づいて上記正逆移動用搬送部材を挟持搬送態位に切り換えることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3記載のシート処理装置において、
上記制御部は、先行するシート材が上記第1の搬送路の搬入されるときおよび第1の搬送路から第2の搬送路にスイッチバックされるときには上記正逆移動用搬送部材を挟持搬送態位に設定し、上記シート材が第2の搬送路に退避している時点で後続のシート材が先行のシート材よりも大きいサイズである場合に該後続のシート材が第1の搬送路に搬入されるときには上記正逆移動用搬送部材を非挟持搬送態位に設定し、上記第2の搬送路から再繰り出しされる先行のシート材との後端を合致させるまで搬入された時点で一旦後続のシート材を停止させた上で、新たに後続のシートと同サイズのシート材が第1の搬送路に搬入されるときには、該新たに搬入されるシートン材の先端が後続のシート材における先端と合致した時点で上記正逆移動用搬送部材を挟持搬送態位に切り換えることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3記載のシート処理装置において、
上記制御部は、先行するシート材が上記第1の搬送路の搬入されるときおよび第1の搬送路から第2の搬送路にスイッチバックされるときには上記正逆移動用搬送部材を挟持搬送態位に設定し、上記シート材が第2の搬送路に退避している時点で後続のシート材が先行のシート材よりも大きいサイズである場合に該後続のシート材が第1の搬送路に搬入されるときには上記正逆移動用搬送部材を非挟持搬送態位に設定し、先行のシート材が第2の搬送路に退避している時点で後続のシート材が先行のシート材よりも大きいサイズである場合に該後続のシート材が第1の搬送路に搬入されるときには上記正逆移動用搬送部材を非挟持搬送態位に設定し、上記第2の搬送路から再繰り出しされる先行のシート材との後端を合致させるまで搬入された時点で一旦後続のシート材を停止させた上で、新たに先行のシート材と同サイズのシート材が第1の搬送路に搬入されるときには、該新たに搬入されるシート材の後端が先行および後続のシート材の後端と合致するタイミングで上記正逆移動用搬送部材を挟持態位に切り換えることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3記載のシート処理装置において、
上記制御部は、先行するシート材が後続のシート材よりも大きいサイズである場合に該先行のシート材が第1の搬送路内に搬入されて第2の搬送路のスイッチバックされて後端が第2の搬送路内に退避する状態となるまでの間、上記正逆移動用搬送部材を非挟持搬送態位に設定し、後続の小サイズのシート材が第1の搬送路に搬入されるときには該後続のシート材の後端が先行のシート材の再繰り出し時において後端と合致するタイミングに達するまでの間上記非挟持搬送態位を継続した上で上記後端同士が合致するタイミングにおいて先行および後続のシート材を重ねた状態で第1の搬送路内に搬入するように上記正逆移動用搬送部材を挟持搬送態位に切り換え、上記先行および後続のシート材の後端が上記正逆移動用搬送部材の位置に達した時点でこれら先行および後続のシート材をともに第2の搬送路に向けスイッチバックさせて該第2の搬送路に先行および後続のシートにおける後端を退避させた状態で上記正逆移動用搬送部材を非挟持搬送態位に切り換え、新たに先行のシートと同サイズのシート材が第1の搬送路に搬入される際には、新たに搬入されるシート材の後端と再繰り出しされる先行および後続のシート材における後端位置とが合致するタイミングで上記正逆移動用搬送部材を挟持搬送態位に切り換えることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1乃至8のうちの一つに記載のシート処理装置において、
上記第1および第2の搬送路における分岐位置には、第1の搬送路内に搬入されるシート材により押し動かされることで第1の搬送路内への搬入を許容する揺動可能な経路切換爪が設けられていることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1乃至9のうちの一つに記載のシート処理装置において、
上記第2の搬送路は、分岐位置から逆U字状に迂回された構成とされ、該迂回経路のU字部頂点の位置に小サイズの長手方向中央を位置させて第2の搬送路でシート材の後端を退避させる構成であることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項10記載のシート処理装置において、
上記小サイズのシート材は、第2の搬送路のスイッチバックされる際の移動量が、該移動方向に相当する長手方向で中央部が上記迂回経路の略半分の位置に達する移動量を上記正逆移動用搬送部材によって設定されることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1乃至11のうちの一つに記載のシート処理装置において、
上記第2の搬送路には、該搬送路内スイッチバックされるシートの後端を押圧してその位置に保持する手段が設けられていることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項12記載のシート処理装置において、
上記後端を第2の搬送路内で保持する手段として、該後端を第2の搬送路に対して摩擦的保持が可能な部材が用いられることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項12記載のシート処理装置において、
上記後端を第2の搬送路内で保持する手段として、該後端に接触しながら転動可能な部材が用いられることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1乃至14のうちの一つに記載のシート処理装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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