JP6135285B2 - 後処理装置および画像形成システム - Google Patents

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本発明は、後処理装置および画像形成システムに関し、さらに詳しくは、画像形成後の用紙を対象とした綴じ処理時での用紙の搬送制御に関する。
複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置により、いわゆる、プリントアウトされた記録紙などの用紙は、画像形成装置から排出される場合の他に、画像形成装置に付設されている用紙後処理装置によって折り加工や綴じ処理などの処理を行われた後、排出される場合がある。
用紙の後処理を行う際には、先行する用紙群が後処理されている間、後続の用紙群を後処理装置に導入することができないことに鑑み、後続の用紙群を一時的に滞留させて待機させるプレスタック方式を採用することがある(例えば、特許文献1)。
この方式では、後処理加工が行われる位置の前段に用紙群を滞留できるバッファ部を設け、先行する用紙群の後処理時には後続の用紙をバッファ部に向け搬送して滞留させ、後処理終了後に後処理部に向け繰り出す方式である。
この方式においては、先行する用紙群の後処理時に後続の用紙群の搬送を待機することがなく、生産性を低下させないようにできる利点がある。
プレスタック方式においてバッファ部から繰り出される用紙群に含まれる用紙同士の端部にずれを設けステイプルトレイ上を移動する際に叩きコロにより最下位の用紙から順に後端揃えのための搬送が行われる構成も提案されている(例えば、特許文献2)。
ところで、バッファ部において滞留させた用紙群をステイプルトレイに搬送し、後処理が実行されると、後処理対象の用紙束はステイプルトレイから排出される。このとき次のJOBに用いられる用紙の導入があると排出過程にある先行JOBの用紙束後端に後続用紙が衝突することがある。この場合のJOBとは、綴じ処理作業などの後処理作業を指している。
一般に複数の用紙束を連続的に後処理する場合、用紙の搬送時間を長大化させないで生産性が低下しないようにすることが望まれる。
このため、用紙束の排出期間内に次のJOBに用いられる用紙を搬送するなど用紙同士の搬送間隔を短くすることが考えられる。
しかし、先行JOBの用紙群がステイプルトレイから排出されるタイミングに合わせて後続JOBの用紙が導入されると、排出過程にある用紙束の排出タイミングの一部に後続JOBの用紙の導入タイミングが重なることがある。つまり、排出される過程にある用紙束の後端がステイプルトレイから抜け出るタイミングと同じタイミングで後続JOBの用紙先端が導入されると用紙束後端に対して後続JOBの用紙先端が衝突し、ジャムの原因となる。
このような不具合を解消するには先行JOBでの用紙束の排出が完了するまでの間、後続JOBの用紙の搬送を待機させることも考えられるが、これでは生産性の悪化は否めない。
本発明の目的は、上記従来の後処理装置における搬送時での問題に鑑み、搬送間隔を短くした場合でも後処理部から排出される用紙束の後続の用紙との衝突を防止してジャムなどの搬送異常を防止できる構成を備えた後処理装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、導入される用紙をステイプルトレイに向け搬送可能な第1の搬送路、第1の搬送路の途中で分岐して前記用紙を一旦待機させてプレスタック可能な第2の搬送路、前記第1の搬送路および第2の搬送路にそれぞれ設けられて前記用紙の搬送が可能な第1,第2の搬送手段、前記第1の搬送路で搬送される用紙を前記第2の搬送路に向け逆方向に搬送可能なプレスタック搬送手段、前記第1の搬送路に導入される用紙の移動を検知する第1の用紙センサ、前記第2の搬送路に位置する用紙を検知可能な第2の用紙センサ、前記分岐位置後方で前記第2の搬送路に向け搬送される用紙を検知可能な第3の用紙センサ、前記分岐位置に設けられて前記用紙の搬送方向を前記ステイプルトレイに向けた方向および前記第2の搬送路に向けた方向に切り換え可能な用紙案内手段、前記各センサが入力側に接続され、前記第1,第2の搬送手段およびプレスタック搬送手段と前記ステイプルトレイに設けられている用紙束放出手段の駆動部が出力側に接続されている制御部を備え、
前記制御部は、前記ステイプルトレイ上に綴じ処理後の用紙束が載置されている場合、前記第1の搬送路に導入される用紙を前記第1の用紙センサにより検知したタイミングから、該用紙の導入方向先端が前記ステイプルトレイから放出される用紙束の後端に衝突するタイミングであることが判別された場合に前記ステイプルトレイ上の用紙束の放出を禁止し、前記第1の搬送路に導入された用紙の搬送のみを許可することを特徴とする後処理装置にある。
本発明によれば、ステイプルトレイから処理を終えた用紙束が繰り出される際に後続の用紙が連続して導入されるとき、後続の用紙先端が用紙束の後端に衝突する搬送タイミングである場合に用紙束の繰り出しを禁止することができる。これにより、搬送間隔を短くして生産性を上げる際に繰り出される用紙束の後端と後続用紙の先端とが衝突してジャムを起こしてしまうのを未然に防止できる。
本発明の実施形態に係る後処理装置を用いる画像形成システムの構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る後処理装置の構成を説明するための図である。 図2に示した後処理装置における搬送系統を説明するための図である。 図2に示した後処理装置に用いられる制御部の構成を説明するためのブロック図である。 図3に示した搬送系統で実行される搬送形態において先行する用紙がステイプルトレイに搬送され、この状態で後続用紙が導入されている場合を示す図である。 図5に示した状態から先行用紙がステイプルトレイに導入されるときの後続用紙の搬送位置を示す図である。 図5に示した先行用紙と後続用紙とが重送される状態を示す図である。 図2に示した後処理装置の搬送路に用いられる分岐爪の動作を説明するための図である。 ステイプルトレイから繰り出される用紙束と後続用紙が導入される際の両方の用紙の位置関係を説明するための図である。 図9に示した位置関係の経時的変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る後処理装置の特徴を説明するための図である。 図10に示した経時的変化における不具合を説明するための図である。 図4に示した制御部の作用を説明するためのフローチャートである。
以下、図示実施例により本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る用紙後処理装置を用いる画像形成システムを説明するための模式図である。
同図において画像形成システム100は、複写機、プリンタあるいは印刷機などの画像形成装置1における用紙排出部に連続して付設接続された用紙処理に用いられる後処理装置2を備えている。
画像形成システム100に用いられる後処理装置2は、複数枚の用紙を纏めて綴じる綴じ処理や中折りなどの折り加工を行う後処理装置としての機能を有する。
画像形成システム100では、画像形成装置1において用紙Pに画像を形成した後、後処理装置2が画像形成装置1から用紙Pを受け入れ、受け入れた用紙Pに各種の後処理を施す。
各種の後処理には、例えば、端部綴じ処理、中折り処理等がある。中折り処理は、中綴じ処理が含まれる。
本実施形態では、端部綴じ処理および中綴じ処理において、シート後処理装置300が画像形成装置1に付設されており、針を用いない代わりに用紙束の一部を用いて綴じる。
このような各種の後処理を行なう後処理装置2は、動作モードとして、排出モードと、端部綴じモードと、中折りモードとを有している。
画像形成装置1は、公知の構成を有し、一例としては、電子写真方式のカラー画像形成装置が対象となる。
画像形成装置1では、例えば、制御手段や、作像部、光書き込み部、給紙部、給紙搬送路、画像読取部、中間転写部、定着部、排紙搬送路、両面搬送路等(いずれも図示せず)を有して、用紙の両面または片面に画像を形成する。
図2において、後処理装置2の原理構造について作用と共に説明すると次の通りである。
後処理装置2には、画像形成装置1から排紙されてきた画像形成済みの用紙Pを受け入れて搬送可能な第1の搬送路に相当する水平搬送路3が設けられている。
水平搬送路3は、途中に分岐部が設けられており、分岐部から上方に延長されたプルーフ搬送路4,下方向に延長されて用紙を一旦待機させてプレスタック可能な第2の搬送路に相当する下搬送路5が連通している。
プルーフ搬送路4は、プルーフトレイ6に向け用紙を搬送するために設けられており、用紙の搬送および排出を行うプルーフ搬送ローラ4A、プルーフ排出ローラ4Bが配置されている。
水平搬送路3においてプルーフ搬送路4および下搬送路5への分岐部である分岐位置には、用紙の搬送方向を切り換え可能な用紙案内手段としての分岐爪7,8が配置されている。
分岐爪7,8のうちで、分岐爪7は、水平搬送路3とプルーフ搬送路4とを対象に、そして水平搬送路3と第2の搬送路である下搬送路5とを対象にそれぞれ配置されている。
水平搬送路3と下搬送路5とを対象とする分岐爪8は、図3に示すように、水平搬送路3と下搬送路5とを開放した状態を初期状態に設定されており、この状態から用紙の搬送方向に応じて方向切り換えされる部材である。分岐爪7,8の位置切り換えのための駆動源としては、モータあるいはソレノイドなどが用いられる。
一方、分岐位置を境にして用紙の導入方向(矢印Aで示す方向)上流側には第1の搬送手段である水平搬送ローラ9が、導入方向下流側には第2の搬送手段であるスイッチバックローラ10が配置されている。
水平搬送路3から分岐する下搬送路5には、分岐位置近傍にプレスタック搬送手段であるプレスタックローラ11が配置されている。
上記各ローラのうちで、スイッチバックローラ10およびプレスタックローラ11は、正逆転可能なローラであり、その回転方向は次の条件とされている。
つまり、スイッチバックローラ10は、用紙を上記導入方向(矢印A)に搬送する回転方向が正転方向とされ、プレスタックローラ11は用紙を下搬送路5に導入する方向(矢印Bで示す方向)を正転方向とされている。
用紙Pの導入方向における末端部、つまりスイッチバックローラ10の後方には、ステイプルトレイ12が設けられている。
ステイプルトレイ12には、その上方叩きコロ13が、また、ステイプルトレイ12における用紙導入方向下流側には用紙の後端揃えを行う後端フェンス14が、そして用紙の側縁を揃える端縁フェンス15が設けられている。
ステイプルトレイ12に導入された用紙束は、後端および側縁をそれぞれ後端フェンス14および端縁フェンス15により揃えられた状態でステイプル装置16により綴じ処理が行われる。
ステイプルトレイ12の下方には、ベルト17に取り付けられて周回可能な放出爪18が配置されており、さらに、導入方向と逆方向に相当する放出方向下流側には、一方が揺動可能な排紙ローラ対19が配置されている。
排紙ローラ対19は、揺動ガイド19Aに支持されており、水平搬送路3からステイプルトレイ12に向け導入される用紙の邪魔にならない位置とステイプルトレイ12から用紙束を挟持搬送する位置とに揺動することができる部材である。
ステイプルトレイ12に向けて導入された用紙群により構成された用紙束は、ステイプル装置16による綴じ処理が終了すると、放出爪18により後端を押し動かされてステイプルトレイ12から排紙ローラ対19を介して排紙トレイ20に排出される。
なお、図2において符号21は穿孔装置を、そして符号22は水平搬送路3の用紙導入口側には位置された入口ローラをそれぞれ示している。
図3は、図2に示した搬送路の系統を説明するための図である。
同図において、水平搬送路3および下搬送路5には、用紙の通過を検知するための複数のセンサが設けられておりその内容は次の通りである。
用紙の導入口側に用紙の導入を検知する導入センサS1、用紙の導入方向(矢印A)の分岐位置上流側で用紙を検知可能な第1のセンサである用紙通過センサS2、分岐位置下流側に第2のセンサであるスイッチバック検知センサS3がそれぞれ配置されている。
一方、水平搬送路3の分岐位置から延長されている搬送路のうちで下搬送路5には、分岐位置後方でプレスタック搬送路である下搬送路5への用紙の導入を検知する第3のセンサであるプレスタックセンサS4が配置されている。
上述した各センサは、図4に示す制御部200の入力側に接続され、制御部200による用紙の搬送形態の設定に用いられる。
図4において制御部200は、画像形成装置1と通信可能とされ、画像形成装置1の操作パネル側で設定される用紙の搬送内容情報を受け取れるようになっている。この場合の搬送内容情報とは、綴じ処理、折り加工処理などの要否、さらにはこれらの処理を実行する場合の用紙束に用いられる用紙枚数等である。
制御部200は、画像形成装置1から出力される情報内容に応じて用紙の搬送形態を設定するデータが保存されているCPUが用いられている。
CPUの入力側には上述した各センサS1〜S4が接続され、出力側には、用紙搬送に係る第1,第2の搬送手段およびプレスタック搬送手段の駆動部が接続されている。なお図4では、上述した駆動部の他に、後処理装置で用いられる部材の駆動部を纏めて後処理装置用駆動部として示している。又、図4において、搬送手段ニップ離間手段は、排紙ローラ対19の接離揺動を行う部材を意味している。
制御部200では、画像形成装置1において用紙束を用いる場合の指令が出力されると、図5乃至図7に示す搬送形態が設定される。
図5は、綴じ処理された用紙束がステイプルトレイ12上に載置されている状態で次JOBの用紙群が導入される状態を示している。
同図において、次JOBでプレスタック対象となる1枚目の用紙P1が導入されると、水平搬送ローラ9,スイッチバックローラ10が正転して用紙P1が搬送される。
このとき、用紙P1が分岐位置を通過したことを分岐位置近傍に配置されている用紙通過センサS2により検知されると、この検知タイミングを基準として用紙サイズに応じた搬送量に達すると、水平搬送ローラ9およびスイッチバックローラ10が停止される。
スイッチバックローラ10が停止すると、用紙P1は、図5に示すように、移動方向先端がステイプルトレイ12上の用紙束の後端を超えた位置にある。なお、水平搬送路3に用紙が導入されるときには、用紙案内手段の一つである分岐爪8が水平搬送路3を用紙が移動できる位置に位置決めされている。
一方、1枚目の用紙P1が停止されると、分岐爪8が用紙P1を下搬送路5に向け導入できる位置に切り換えられ、次いでスイッチバックローラ10が逆転方向に回転を開始する。
分岐爪8の方向切り換えタイミングおよびスイッチバックローラ10の逆転開始タイミングは、スイッチバック検知センサS2により用紙P1に同方向後端が検知されたタイミングを基準に設定されている。
分岐爪8が切り換えられ、そしてスイッチバックローラ10が逆転を開始するタイミングに合わせて下搬送路5内のプレスタックローラ11が下搬送路5内に用紙を導入できる方向に正転する。下搬送路5への用紙P1の導入量は、図5において矢印Bで示す下搬送路5への用紙導入方向の後端がスイッチバックローラ10の近傍に位置する量とされている。
一方、用紙P1の一部が下搬送路5内に導入される間に、次JOBでプレスタック対象となる2枚目の用紙P2が、図5に示すように、後処理装置2内に導入される。
2枚目の用紙P2が分岐位置を通過したことを用紙通過検知センサS2により検知されると、2枚目の用紙P1の導入方向先端がスイッチバックローラ10の近傍で停止している1枚目の用紙P1の端部と整合するタイミングが割り出される。割り出されたタイミングに基づきスイッチバックローラ10が正転方向に回転を再開させると共に、下搬送路5に位置するプレスタックローラ11が逆転方向に回転する。
これにより、図7に示すように、1枚目の用紙P1と2枚目の用紙P2とが矢印Aで示す導入方向で先端をほぼ整合された状態となるように、1枚目の用紙P1が下搬送路5から繰り出される。
用紙同士がその端部を整合された状態で重送されると、ステイプルトレイ12に向け搬送され、ステイプルトレイ12上で端縁および後端が後端フェンス14および端縁フェンス15により揃えられてステイプル装置16により綴じ処理される。
綴じ処理を完了した用紙束は、放出爪18によってステイプルトレイ12から放出され、排紙ローラ対19を介して排紙トレイ20に排出される。
図8は、上述した分岐爪7,8の位置切り換え状態を説明するための図である。
同図において、分岐爪のうちで水平搬送路3と下搬送路5とを対象として用紙の搬送方向を設定するために位置を切り換えられる分岐爪8の初期状態は、水平搬送路3および下搬送路5への搬送が可能なように両方の搬送路を開放した状態である(図8(A)参照)。
用紙をプレスタックするために下搬送路5に向け用紙を導入する場合には、図8(B)に示すように、水平搬送路3のうちで、スイッチバックローラ10側の水平搬送路3と下搬送路5とを連通するように下搬送路5側を開放される。
以上の構成を対象として本実施例での特徴について説明する。
本実施例での特徴は、綴じ処理を終えてステイプルトレイ12上に積載されている綴じ処理後の用紙束を放出する際に、後続の用紙と衝突する搬送タイミングである場合に用紙束の放出を禁止する点にある。
以下、この特徴の前提となる問題点について図9、図10により説明すると次の通りである。
図9は、綴じ処理を終えてステイプルトレイに搭載されている用紙束が放出される前の状態を示している。
用紙束は綴じ処理が終了すると放出される。
このとき、生産性を低下させない目的で次JOBの用紙の搬送間隔を短くして連続的に搬送する場合、用紙束の放出タイミングによっては、次JOBでの1枚目の用紙の先端が、図10に示すように、用紙束の後端に衝突することがある。用紙束綴じJOBでの1枚目の用紙が衝突すると、次JOBでの1枚目の用紙がジャムを生じ、搬送不良となる虞がある。
そこで、本実施例では、図11に示すように、用紙束の後端に次JOBでの1枚目の用紙の先端が衝突するタイミングである場合に用紙束の放出を禁止し、次JOBの1枚目の用紙の搬送を継続させるようになっている。これにより、次JOBでの1枚目の用紙は、用紙束上面に積載されることが可能となり、用紙束の後端への衝突は避けられることになる。
この特徴を発揮させるために本実施例では、制御部200において次の処理が実行される。
次JOBでの1枚目の用紙先端が水平搬送路3内の用紙通過センサS2を通過するタイミングを検知し、用紙通過センサS2の位置からステイプルトレイ12の位置までの距離で上記1枚目の用紙がステイプルトレイ12に到達する距離を割り出す。
この割り出された距離に用紙束の放出が開始されると用紙束の後端と衝突する虞があるので、この距離を基準として設定した範囲内での用紙束の放出を行わないようにする。
具体的には、次JOBでの1枚目の用紙先端が検知された時点からX1mm以上X2mm未満では用紙束の放出を禁止する。
X1mm未満での用紙束の放出開始であれば、次JOBでの1枚目の用紙が未だステイプルトレイ12に到達していないことになるので、そのまま用紙束の放出を許可する。
また、X2mm以上の場合、つまり、用紙束の放出開始よりも遅くステイプルトレイ12に次JOBでの1枚目の用紙が到達することになるので、この場合にも用紙束の後端に次JOBでの1枚目の用紙の衝突が生じない。
図13は、制御部200での作用を説明するためのフローチャートである。
同図において、次JOBでの1枚目の用紙の先端を用紙通過センサS2により検知したかどうかが判別され(ST1)、先端検知が行われない場合には用紙束の放出を許可する(ST2)。
先端検知が行われたことが判別されると、先端検知からの経過距離に基づき、用紙束の放出禁止、あるいは放出許可のいずれかが経過距離の対比により判別される(ST3)。
ステップST3において、経過距離がX1mm以上X2mm未満の間は、用紙束の放出を禁止する(ST4)。また、上記時間範囲外に相当している場合には、前述した理由により用紙束の放出を許可する(ST2)。
用紙束放出を禁止した場合(ST4)には、用紙束の後端二次JOBでの1枚目用紙の先端が衝突しえない条件である、X2mmを経過してから用紙束の放出を許可する。
以上の構成においては、後処理での生産性、具体的には綴じ処理を終えた用紙束が放出される期間内に次の綴じ処理対象との用紙を導入することで搬送待機などに要する時間的ロスを少なくする際の搬送不良を未然に防止することができる。
つまり、ステイプルトレイ12に搭載されている用紙束の放出時期が第1の搬送路である水平搬送路3に導入されてステイプルトレイ12に到達する時期以外に相当する時期に限り用紙束の放出を許可するようになっている。
これにより、既存の搬送構造を用いて用紙束放出条件を設定するだけの簡単な構成により、生産性を落とすことなく用紙の搬送不良を防止することが可能となる。
1 画像形成装置
2 後処理装置
3 第1の搬送路である水平搬送路
5 第2の搬送路である下搬送路
7,8 分岐爪
9 第1の搬送手段である水平搬送ローラ
10 第2の搬送手段であるスイッチバックローラ
11 プレスタックローラ
12 ステイプルトレイ
特開2009−292639号公報 特開2012−254872号公報

Claims (3)

  1. 導入される用紙をステイプルトレイに向け搬送可能な第1の搬送路、第1の搬送路の途中で分岐して前記用紙を一旦待機させてプレスタック可能な第2の搬送路、前記第1の搬送路および第2の搬送路にそれぞれ設けられて前記用紙の搬送が可能な第1,第2の搬送手段、前記第1の搬送路で搬送される用紙を前記第2の搬送路に向け逆方向に搬送可能なプレスタック搬送手段、前記第1の搬送路に導入される用紙の移動を検知する第1の用紙センサ、前記第2の搬送路に位置する用紙を検知可能な第2の用紙センサ、前記分岐位置後方で前記第2の搬送路に向け搬送される用紙を検知可能な第3の用紙センサ、前記分岐位置に設けられて前記用紙の搬送方向を前記ステイプルトレイに向けた方向および前記第2の搬送路に向けた方向に切り換え可能な用紙案内手段、前記各センサが入力側に接続され、前記第1,第2の搬送手段およびプレスタック搬送手段と前記ステイプルトレイに設けられている用紙束放出手段の駆動部が出力側に接続されている制御部を備え、
    前記制御部は、前記ステイプルトレイ上に綴じ処理後の用紙束が載置されている場合、前記第1の搬送路に導入される用紙を前記第1の用紙センサにより検知したタイミングから、該用紙の導入方向先端が前記ステイプルトレイから放出される用紙束の後端に衝突するタイミングであることが判別された場合に前記ステイプルトレイ上の用紙束の放出を禁止し、前記第1の搬送路に導入された用紙の搬送のみを許可することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の搬送路からの用紙束の放出を禁止した場合、前記ステイプルトレイに搭載されている用紙束の放出時期が前記第1の搬送路に導入された用紙が前記ステイプルトレイに到達する時期以外に相当する時期に限り用紙束の放出を許可することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の後処理装置を画像形成装置に付設することを特徴とする画像形成システム。
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