JP2007038878A - 報知装置 - Google Patents

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Takeshi Sugano
健 菅野
Kazunobu Kawabata
一信 川畑
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Abstract

【課題】 障害物の存在の報知時に、自車両の存在を当該障害物側に報知すること。
【解決手段】 自車両の走行状態に影響を及ぼす可能性のある障害物が検出されると(ステップS1)、その障害物に光を照射すると共に、当該光の照射位置を上下方向に変化させるようにした(ステップS3、S6)。そのため、前記影響を及ぼす可能性のある障害物を照らし出すことで、自車両の運転者に、当該障害物の存在を報知することができる。
また、その際、障害物への光の照射位置及び当該光の光量が変化されることで、当該障害物に照射される光の強さが変化する。そのため、例えば、当該障害物が自車両の走行車線の隣接車線を走行している車両である場合に、当該車両の室内の明るさを変化させることや、サイドミラーを介して当該車両の運転者の目に入る光の強さを変化させることができ、その結果、自車両の存在を当該障害物側(当該運転者)に報知することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば、自車両の進行方向の障害物の存在を運転者に報知する、あるいは障害物側(例えば、割り込み車両)に自車両の存在を報知する報知装置に関する。
従来、この種の報知装置としては、自車両の前方部分の左右部位に補助灯を備え、自車両の進行方向に障害物が検出された場合に、当該障害物側の補助灯で、車両前方の路面上で運転者が参照可能な場所を照らし出すことで、進行方向の当該照らし出された側に障害物が存在すること(例えば、自車両の走行車線に、隣接車線を走行している他車両が進入しつつあること)を運転者に報知するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−208367号公報
しかしながら、上記従来の報知装置にあっては、自車両の車両前方の路面を照らし出すようになっているため、前記報知があったことを障害物側に気づかせることができなかった(例えば、自車両の走行車線に進入(割り込み)しつつある他車両の運転手に、当該他車両が割り込みを行おうとしていることを気づかせることができなかった)。
また、単に車両前方の路面を照らし出すことで前記報知を行う方法では、前記報知があったことを自車両の運転者が気づかない(見落としてしまう)恐れもあった。
本発明は、上記従来の報知装置の未解決の課題を解決することを目的とするものであって、自車両の進行方向の障害物の存在を運転者により確実に気づかせることや、障害物側に自車両の存在を気づかせることが可能な報知装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の報知装置は、自車両の走行状態に影響を及ぼす可能性のある障害物を特定障害物として検出する検出手段と、前記検出手段で検出された特定障害物に光を照射する照射手段と、を備えたことを特徴とする。
したがって、本発明によれば、自車両の走行状態に影響を及ぼす可能性のある障害物(特定障害物)に対して光を照射するため、自車両の進行方向の障害物に存在を運転者により確実に気づかせることや、特定障害物が歩行者や走行車量である場合に、その特定障害物側に自車両の存在を気づかせることができる。また、特定障害物にのみ光を照射するので、様々な障害物に対して頻繁に制御が介入し、運転者に違和感を与えることもない。
以下、本発明の報知装置を適用した報知装置を、図面に基づいて説明する。
即ち、この報知装置は、自車両の走行状態に影響を及ぼす可能性のある障害物が検出された場合に、その障害物(特定障害物)にヘッドランプの光軸を向け且つ当該光軸を上下方向に振るようにした。そのため、報知装置は、特定障害物である車両の運転者あるいは歩行者の目に入る光の強さを周期的に変化させることができ、その結果、自車両の存在を当該運転者あるいは当該歩行者に気づかせることができる。
なお、本明細書でいう「自車両の走行状態に影響を及ぼす可能性のある障害物」とは、自車両の走行車線外に存在し、自車両の走行車線方向に向かって接近している障害物をいい、走行車線を走行する先行車、走行車線内に停止している物体、走行車線外で停止又は走行車線と並行に移動している車両や歩行者は、障害物ではあっても特定障害物と判断しないものとする。また、走行車線に向かって接近している接近度合いも考慮して特定障害物か否かを判断している。なお、以下の実施形態の説明では、「特定障害物」を「自車両に影響を及ぼす可能性のある障害物」、「自車両の走行車線への進入傾向がある障害物」等とも記している。
<報知装置の構造>
図1は、本実施形態の報知装置の内部構成を示すブロック図である。この図1に示すように、報知装置1は、車速センサ2、レーザレーダ3、カメラ装置4、画像処理装置5、コントロールユニット6、上下方向モータ制御部7、左右方向モータ制御部8、レンズ駆動モータ制御部9、及びヘッドランプ10a、10bを含んで構成される。
車速センサ2は、自車両の走行速度を検出し、その検出結果をコントロールユニット6に出力する。
レーザレーダ3は、自車両の進行方向にレーザ光を照射して障害物からの反射光を受光することで、自車両と障害物との間の距離及び相対速度(障害物に対する自車両の移動速度。即ち、障害物に対して自車両が接近する場合に正値となり、離れる場合に負値となる)を検出し、その検出結果をコントロールユニット6に出力する。
カメラ装置4は、自車両前方の画像(自車両の走行車線内の画像、及び当該走行車線外の画像)を撮像し、その撮像結果を画像処理装置5に出力する。
画像処理装置5は、カメラ装置4から出力される画像(自車両前方の画像)に画像処理を実行し、図2に示すように、その画像から車両や歩行者それぞれが占める長方形状領域、及び自車両の走行車線の両脇に設けられている道路白線を検出する。また、画像処理装置5は、その検出された長方形状領域の下端の中心位置Pと前記道路白線との位置関係に基づいて、前記車両や歩行者が自車両の走行車線外に存在するか否かを判定する。
また、画像処理装置5は、前記道路白線から走行車線の中央位置を検出し、その検出された中央位置と前記長方形状領域の下端の中心位置Pとの間の距離(障害物の横位置)E、及び横位置Eの時間変化(横速度v)を算出する。そして、画像処理装置5は、その判定結果及び検出結果(横速度v)をコントロールユニット6に出力する。
コントロールユニット6は、自車両の走行車線外に障害物が存在することを示す判定結果が画像処理装置5から出力されると、照射処理(後述)を実行する。そして、照射処理により、自車両の走行状態に前記障害物が影響を及ぼすか否かを判定し、影響を及ぼす場合には、前記障害物にヘッドランプ10a、10bの光軸を向け且つ当該光軸を上下方向に振らせる上下方向駆動指令(後述)を上下方向モータ制御部7に出力する。
自車両の走行状態に障害物が影響を及ぼすか否かを判定する方法としては、自車両と障害物との接近度合いが大きいか否かを判定する方法が挙げられる。具体的には、まず、自車両と障害物との接近度合いを示す第1の物理量(レーザレーダ3からの出力(自車両と障害物との間の相対速度))が第1のしきい値以下であるか否かを判定することで、接近度合いが大きいか否かを判定する。ここで、第1のしきい値は、自車両と障害物との間の距離に基づき、図3の制御マップに従って算出される。なお、この図3の制御マップでは、自車両と障害物との間の距離が小さいほど第1のしきい値が小さく設定される。
次に、前記第1の物理量が第1のしきい値以下である障害物について、自車両と障害物との接近度合いを示す第2の物理量(自車両の走行車線に障害物が進入するまでに要する時間(自車両の走行車線外に存在する車両、歩行者が道路白線を踏むまでの時間))が第2のしきい値より大きいか否かを判定する。ここで、障害物が進入するまでに要する時間は、画像処理装置5からの出力(障害物の横位置E、横速度v)に基づき、自車両の走行車線から障害物までの横方向距離(横位置Eから走行車線幅の1/2を差し引いた値)を障害物の横速度vで除して算出する。また、第2のしきい値は、自車両と障害物との間の距離に基づき、図4の制御マップに従って算出される。なお、この図4の制御マップでは、自車両と障害物との間の距離が小さいほど第2のしきい値が大きく設定される。
即ち、コントロールユニット6は、自車両の走行車線への進入傾向がある障害物が検出されると、当該進入前に、ヘッドランプ10a、10bの光の照射動作を開始する。
上下方向モータ制御部7は、コントロールユニット6から出力される上下方向駆動指令に基づいて、ヘッドランプ10a、10bの上下方向モータ14(後述)を制御する。
左右方向モータ制御部8は、ヘッドランプ10a、10bの光軸を左右方向に振らせる指令に基づいてヘッドランプ10a、10bの左右方向モータ15(後述)を制御する。
レンズ駆動モータ制御部9は、ヘッドランプ10a、10bのレンズ11の駆動指令に基づいて、ヘッドランプ10a、10bのレンズ駆動モータ16(後述)を制御する。
ヘッドランプ10a、10bは、図5に示すように、レンズ11、リフレクタ12、ヘッドランプバルブ13、上下方向モータ14、左右方向モータ15、レンズ駆動モータ16を含んで構成される。そして、ヘッドランプ10a、10bは、ヘッドランプバルブ13による光をリフレクタ12で反射し、レンズ11を透過して車両前方に照射する。
上下方向モータ14は、上下方向モータ制御部7で制御され、ヘッドランプ10a、10bの光軸を上下方向に駆動する。具体的には、レンズ11、リフレクタ12、左右方向モータ15及びレンズ駆動モータ16は、ブラケット17に取り付けられている。ブラケット17は、車両後方上側の支点17aによって、上下方向(図5の上下方向)に回動可能に支えられている。また、ブラケット17には、外周にねじ部18aが形成されたギア18が車両後方下側に螺号されている。ギア18は、軸19を介して、車体(不図示)に固定された上下方向モータ14によって回転駆動される。即ち、上下方向モータ14が、軸19を介してギア18を回転駆動すると、ブラケット17と共に、レンズ11、リフレクタ12及びヘッドランプバルブ13が支点17aを中心として、車両の上下方向に回動し、その結果、ヘッドランプ10a、10bの光軸が車両の上下方向に駆動される。
左右方向モータ15は、左右方向モータ制御部8で制御され、ヘッドランプ10a、10bの光軸を左右方向に駆動する。具体的には、リフレクタ12は、ブラケット17に各々軸示されている上下一対の軸20によって車両の左右方向(図3の紙面の表裏方向)に回動可能に支えられている。また、軸20は、左右方向モータ15によって回転駆動される。即ち、左右方向モータ15が、軸20を回転駆動すると、リフレクタ12が軸20を中心として回動し、ヘッドランプ10a、10bの光軸が車両の左右方向に駆動される。
レンズ駆動モータ16は、レンズ駆動モータ制御部9で制御され、レンズ11をヘッドランプ10a、10bの光軸方向に駆動する。具体的には、レンズ11は、内周に形成された雌ねじ部21をリフレクタ12の外周に形成された雄ねじ部22に螺号している。また、レンズ11の雌ねじ部21の外周には、ギア23が形成されている。ギア23は、軸24を介してレンズ駆動モータ16により回転駆動されるギア25と噛み合っている。即ち、レンズ駆動モータ16が、ギア25を回転駆動すると、レンズ11が回転し、リフレクタ12に対してレンズ11は、光軸方向(図2の左右方方向)に移動する。これにより、レンズ11を介して射出される光の焦点距離が変化し、配光範囲が変更される。そのため、例えば、光軸を下方向に駆動するときには、レンズ11をヘッドランプバルブ13に近づく方向に移動させて焦点距離を短くして照射範囲を広げることができる。
<コントロールユニットの動作>
次に、コントロールユニット6で実行される照射処理をフローチャートに基づいて説明する。この照射処理は、自車両の走行車線外に障害物が検出されると実行される処理であって、図6に示すように、まずそのステップS1で、前記検出された障害物が、自車両の走行状態に影響を及ぼす障害物(特定障害物)であるか否か(自車両の走行車線への進入傾向があるか否か)を検出する。そして、影響を及ぼす障害物である場合には(Yes)ステップS2に移行し、影響を及ぼす障害物でない場合には(No)この演算処理を終了する。
前記ステップS2では、画像処理装置5からの出力に基づき、前記検出された障害物が車両であるか否かを判定する。そして、車両である場合には(Yes)ステップS3に移行し、歩行者である場合には(No)ステップS6に移行する。
前記ステップS3では、ヘッドランプ10a、10bの光を障害物(車両)に照射する動作を開始する。具体的には、図7に示すように、障害物の左端あるいは右端のうち、自車両に近い端の上下方向中央(障害物である車両のサイドミラー付近)にヘッドランプ10a、10bの光軸を向け且つ当該光軸を上下方向に周期的に振らせる上下方向駆動指令を上下方向モータ制御部7に出力する。なお、その際、自車両の走行状態への影響度合いが大きいほど(自車両と障害物との接近度合いが大きいほど)、ヘッドランプ10a、10bの光軸を上下方向に振る周期を短くする。
次に、ステップS4に移行して、前記障害物が自車両の走行状態に影響を及ぼすものではなくなったか否か(前記障害物による進入傾向がなくなったか否か)を判定する。そして、影響を及ぼすものである場合には(No)ステップS5に移行し、影響を及ぼすものではなくなった場合には(Yes)ステップS9に移行する。
前記ステップS5では、ヘッドランプ10a、10bの光を障害物に照射する動作の開始時から、所定時間(光の照射で煩わしさを与えない時間。例えば、3秒)経過したか否かを判定する。そして、所定時間が経過していない場合には(No)前記ステップS3に移行し、所定時間が経過した場合には(Yes)前記ステップS9に移行する。
一方、前記ステップS6では、ヘッドランプ10a、10bの光を障害物(歩行者)に照射する動作を開始する。具体的には、図8に示すように、障害物の中央にヘッドランプ10a、10bの光軸を向け且つ当該光軸を上下方向に周期的に振らせる上下方向駆動指令を上下方向モータ制御部7に出力する。なおその際、自車両の走行状態への影響度合いが大きいほど(自車両と障害物との接近度合いが大きいほど)、ヘッドランプ10a、10bの光軸を上下方向に振る周期を短くする。
次に、ステップS7に移行して、自車両が障害物(歩行者)の横を通り過ぎたか否かを判定する。そして、通り過ぎていない場合には(No)ステップS8に移行し、通り過ぎた場合には(Yes)前記ステップS9に移行する。
前記ステップS8では、前記障害物が自車両の走行状態に影響を及ぼすものではなくなったか否か(前記障害物による進入傾向がなくなったか否か)を判定する。そして、影響を及ぼすものである場合には(No)前記ステップS6に移行し、影響を及ぼすものではなくなった場合には(Yes)前記ステップS9に移行する。
前記ステップS9では、前記ステップS3又はS6による障害物への照射動作の開始前の方向にヘッドランプ10a、10bの光軸を向けさせる指令を上下方向モータ制御部7に出力してから(前記照射動作を停止させてから)、この演算処理を終了する。
<報知装置の具体的動作>
次に、本発明の報知装置の動作を、具体的状況に基づいて詳細に説明する。
まず、ヘッドランプ10a、10bを点灯させながら走行しているときに、自車両の走行車線(以下、「自車線」とも呼ぶ。)に隣接する右車線に自車両前方のごく近いところを走行する車両(以下、「他車両」とも呼ぶ。)が現れたとする。そして、その他車両が自車線への車線変更を開始し、画像処理装置5によって、自車両の走行車線外に障害物が存在することを示す判定結果がコントロールユニット6に出力されたとする。
すると、コントロールユニット6によって、照射処理が実行され、図4に示すように、まず、そのステップS1及びS2の判定が「Yes」となる。次に、ステップS3で、障害物の左端の上下方向中央にヘッドランプ10a、10bの光軸を向けさせ、且つ、当該光軸を上下方向に振らせる上下方向駆動指令が上下方向モータ制御部7に出力される。そして、ステップS4及びS5の判定が「No」となり、前記ステップS3から上記フローが繰り返し実行され、前記上下方向駆動指令が継続して出力される。
そして、上下方向モータ制御部7によって、上下方向モータ14が駆動され、図7に示すように、他車両の左側のサイドミラー付近にヘッドランプ10a、10bの光軸が向けられる。そのため、ヘッドランプ10a、10bから照射される光で他車両を照らし出すことができ、自車両の運転者に、当該他車両の存在を報知することができる。
また、その際、ヘッドランプ10a、10bの光軸が上下方向に振られる。そのため、ヘッドランプ10a、10bから照射される光を他車両の左側のサイドミラーに周期的に入射させ、サイドミラーを介して、他車両の運転者の目に入る光の強さを周期的に変化させることができ、その結果、自車両の存在を当該運転者に報知することができる。
上記フローが繰り返されるうちに、ヘッドランプ10a、10bの光を他車両に照射する動作の開始時から3秒経過したとする。すると、前記ステップS5の判定が「Yes」となり、ステップS9で、前記動作の開始前の方向にヘッドランプ10a、10bの光軸を向けさせる指令が上下方向モータ制御部7に出力され、この演算処理を終了する。
一方、ヘッドランプ10a、10bを点灯させながら走行しているときに、自車線に隣接する左車線に自車両前方のごく近いところを歩いている歩行者が現れたとする。そして、その歩行者が自車線への進入を開始し、画像処理装置5によって、自車両の走行車線外に障害物が存在することを示す判定結果がコントロールユニット6に出力されたとする。
すると、コントロールユニット6によって、照射処理が実行され、図4に示すように、まず、前記ステップS1を経て、前記ステップS2の判定が「No」となる。次に、ステップS6で、障害物の中央にヘッドランプ10a、10bの光軸を向けさせ、且つ、当該光軸を上下方向に振らせる上下方向駆動指令が上下方向モータ制御部7に出力される。そして、ステップS7及びS8の判定が「No」となり、前記ステップS6から上記フローが繰り返し実行され、前記上下方向駆動指令が継続して出力される。
そして、上下方向モータ制御部7によって、上下方向モータ14が駆動され、図8に示すように、歩行者の腰付近にヘッドランプ10a、10bの光軸が向けられる。そのため、ヘッドランプ10a、10bから照射される光で歩行者を照らし出すことができ、自車両の運転者に、当該歩行者の存在を報知することができる。またその際、ヘッドランプ10a、10bの光軸が上下方向に振られる。そのため、ヘッドランプ10a、10bから照射される光を歩行者の顔に周期的に入射させ、歩行者の目に入る光の強さを周期的に変化させることができ、その結果、自車両の存在を当該歩行者に報知することができる。
このように、本実施形態によれば、自車両の走行車線外に存在する障害物の横速度v及び横位置E、自車両と前記障害物との相対速度、並びに自車両と前記障害物との間の距離に基づいて、自車両への接近度合いが大きい障害物を検出するようにした。そのため、自車両に影響を及ぼす可能性のある障害物を容易に且つ確実に検出することができる。
さらに、自車両の走行車線外を走行する他車両が障害物として検出された場合には、その他車両の端部にヘッドランプ10a、10bの光を照射し且つ当該光の照射位置を上下方向に移動させるようにした。そのため、前記端部にある他車両のサイドミラーに当該光を照射することができ、その結果、他車両の運転者の注意喚起を行うことができる。
また、自車両の走行車線への進入傾向がある障害物を検出し、その障害物が自車両の走行車線に進入する前にヘッドランプ10a、10bの光を照射する動作を開始するようにした。そのため、自車両に影響を及ぼす可能性のある障害物の視認性を向上できる。
以上、上記実施形態では、図1のレーザレーダ3、カメラ装置4、画像処理装置5が特許請求の範囲に記載の検出手段を構成し、以下同様に、図1の上下方向モータ制御部7、ヘッドランプ10a、10b、上下方向モータ14、図6のステップS3及びS6が特許請求の範囲に記載の照射手段を構成する。
なお、本発明の報知装置は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、ヘッドランプ10a、10bの光軸を振る例を示したが、これに限られるものではない。例えば、ヘッドランプ10a、10bの光の光量を変化させるようにしてもよく、光軸を振る動作と光量を変化させる動作との両方を行ってもよい。また、前記光量を変化させる場合には、障害物の自車両への接近度合いが大きいほど、ヘッドランプ10a、10bの光の光量の変化周期を短くしてもよく、また、当該光の光量の変化における照度差(最大照度と最小照度との差)を大きくするようにしてもよい。
また、光軸を自車両の上下方向に振る例を示したが、これに限られるものではない。例えば、光軸を左右方向に振るようにしてもよく、斜め方向に振るようにしてもよい。また、単にパッシングをするだけであってもよい。
さらに、障害物が車両である場合には、障害物の左端あるいは右端(前記車両のサイドミラー付近)に光を照射し且つ当該光の照射位置を上下方向に移動させることで、サイドミラーに光を照射する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、自車両前方の画像から、障害物である車両のサイドミラーを画像処理装置5で検出し、検出されたサイドミラーにヘッドランプ10a、10bで直接に光を照射するようにしてもよい。
また、例えば、障害物の高さ方向中央(前記車両のリフレクタの高さ)に光を照射し且つ当該光の照射位置を左右方向に移動させるようにしてもよく、左右端に照射する動作と中央付近の高さに照射する動作とを交互に行うようにしてもよい。そのようにすれば、自車両に影響を及ぼす可能性のある障害物の視認性を向上できる。また、例えば、自車両前方の画像から、障害物である車両のリフレクタを画像処理装置5で検出し(例えば、反射光等による輝度が大きい部位をリフレクタとして検出し)、検出されたリフレクタにヘッドランプ10a、10bで直接に光を照射するようにしてもよい。
さらに、単に、自車両の走行車線外に障害物が検出された場合には当該障害物に光を照射する例を示したが、これに限られるものではない。例えば、一度、光を照射した障害物に対しては再度照射しない(当該障害物を対象とする照射処理を実行しない)ようにしてもよい。そのようにすれば、障害物である車両あるいは歩行者に頻繁に光が照射されることで、当該車両の運転者あるいは歩行者に違和感を与えてしまうことを防止できる。
本発明の報知装置の一実施形態の内部構成を示すブロック図である。 図1の画像処理装置による処理結果を説明するための説明図である。 照射処理で用いられる制御マップである。 照射処理で用いられる制御マップである。 図1のヘッドランプを破断して示す要部拡大図である。 照射処理の動作を示すフローチャートである。 報知装置の動作を説明するための説明図である。 報知装置の動作を説明するための説明図である。
符号の説明
1は報知装置、2は車速センサ、3はレーザレーダ、4はカメラ装置、5は画像処理装置、6はコントロールユニット、7は上下方向モータ制御部、8は左右方向モータ制御部、9はレンズ駆動モータ制御部、10a、10bはヘッドランプ、11はレンズ、12はリフレクタ、13はヘッドランプバルブ、14は上下方向モータ、15は左右方向モータ、16レンズ駆動モータ、17はブラケット、17aは支点、18はギア、18aはねじ部、19、20は軸、21は雌ねじ部、22は雄ねじ部、23はギア、24は軸、25はギア

Claims (9)

  1. 自車両の走行状態に影響を及ぼす可能性のある障害物を特定障害物として検出する検出手段と、前記検出手段で検出された特定障害物に光を照射する照射手段と、を備えたことを特徴とする報知装置。
  2. 前記特定障害物に光を照射している最中に、前記光の照射状態を変動させることを特徴とする請求項1に記載の報知装置。
  3. 前記検出手段は、前記特定障害物が歩行者であるか、他の車両であるかを判断する判断手段を備え、前記照射手段は、前記判断手段の判断結果に応じて前記照射状態の変動を変更することを特徴とする請求項2に記載の報知装置。
  4. 前記検出手段は、自車両の走行車線外に存在する障害物の自車両への接近度合いを判断し、その接近度合いが高い障害物を前記特定障害物として検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の報知装置。
  5. 前記検出手段は、前記接近度合いとして自車両の走行車線への進入方向を判断し、前記照射手段は、自車両の走行車線への進入傾向がある前記特定障害物が前記検出手段で検出されたときには、その特定障害物が自車両の走行車線に進入する前に前記光の照射を開始することを特徴とする請求項4に記載の報知装置。
  6. 前記照射手段は、前記照射状態の変動動作として、前記光の照射位置を上下方向に周期的に変化させること、左右方向に周期的に変化させること、及び前記光の光量を周期的に変化させることの少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の報知装置。
  7. 前記照射手段は、前記特定障害物の自車両への影響度合いに基づいて、前記光の照射位置の変化周期、前記光の光量の変化周期、及び前記光の光量の変化における照度差の少なくとも1つを設定することを特徴とする請求項6に記載の報知装置。
  8. 前記照射手段は、自車両の走行車線外を走行する車両が前記特定障害物として検出されたときに、その車両のサイドミラーに前記光を照射することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の報知装置。
  9. 前記照射手段は、自車両の走行車線外を走行する車両が前記特定障害物として検出されたときに、その車両のリフレクタに前記光を照射することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の報知装置。
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