JP2007038785A - 列車運行管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 運行管理制御データ作成装置で作成した運行管理制御データを人手で運行管理システムに登録しているため、登録する装置の誤りや最新でないバージョンのデータの登録、および登録工数が大きいといった問題があった。
【解決手段】 連動図表を作成時に出力される略図ファイルや連動データベースを使用し、運行管理の制御条件を作成するために使用する路線図ファイルを自動作成する手段を設け、合わせて運行管理の制御条件を作成する手段を具備し、同手段が連動データと路線図ファイルを使用することで運行管理制御データを自動作成することで人間の試行錯誤を低減させる。また、運行管理制御データのバージョンを管理し、かつ運行管理システムを構成する各装置に運行管理制御データを配信する手段を具備することにより、上記課題の登録先装置の誤りや作業工数の低減を実現するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、信号設備の制御を行なう連動装置および乗客へ列車運行情報を提供する旅客案内装置に対し、列車の運行計画に基づき制御情報を出力する列車運行管理システムに関するもので、特に、運行管理システムで使用する路線条件や監視条件を連動表および連動図をもとに作成する運行管理制御データ作成機能、および運行管理制御データの自動登録に関するものである。
駅や車庫などで列車の進路を安全に確保するために信号設備の制御を行なう連動装置が使用され、この連動装置は信号設備条件を規定した連動図表を基に設計される。従来の運行管理システムでは連動図表を基に運行管理データを人手で作成していた。
昨今では、連動図表を連動図表作成装置で自動作成し、その自動作成されたデータ(連動データベース)を基に運行管理制御データを作成する路線図作成装置が実現されている。
特許文献1には、連動図表を連動図表作成装置で自動作成する路線図作成装置が記載されている。上記路線図作成装置のハードウェア構成と概略処理フローを図3及び図4に示す。
図3において、情報処理装置は、略図の作成を制御する略図作成機能と作成した略図を連結して路線図を作成する路線図作成機能とを備えており、図4の処理フローでは、路線図をA駅区間,B駅区間,C駅区間の3区間に分割して、利用者がA駅の略図を作成すると、その略図をA駅略図ファイルとして保存し、以下同様にB駅の略図を作成してB駅略図ファイルとして保存し、C駅の略図を作成してC駅略図ファイルとして保存し、その後、利用者が路線図作成を指示する指示入力を行うと、本装置は、上記3つのファイルを連結して路線図を表示し、路線図ファイルとして保存する。
特開2003−220951号公報
しかし、従来は、この運行管理制御データ作成装置で作成した運行管理制御データを人手で運行管理システムに登録しているため、登録する装置の誤りや最新でないバージョンのデータの登録、および登録工数が大きいといった問題点があった。
本発明は、連動図表を作成時に出力される略図ファイルや連動データベースを使用し、運行管理の制御条件を作成するために使用する路線図ファイルを自動作成する手段を設け、合わせて運行管理の制御条件を作成する手段を具備し、同手段が上記連動データベースと路線図ファイルを使用することで運行管理制御データベースを自動作成することで人間の試行錯誤を低減させる。
また、運行管理制御データベースのバージョンを管理し、また運行管理システムを構成する各装置に運行管理制御データを配信する手段を具備することにより、上記課題の登録先装置の誤りや作業工数の低減を実現するものである。
本発明では、運行管理制御データ作成装置で作成した運行管理制御データを基に、運行管理システムを構成する装置で使用するデータを運行管理サーバにおいて自動作成し、かつデータの各装置への登録およびバージョン管理を実施する手段を具備しているため、登録する装置の誤りや最新でないバージョンのデータの登録、および登録工数を大幅に削減できる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の第1の実施例の概要を図1に示す。この運行管理システムは、運行管理制御データ124を運行管理サーバ105に格納し、バージョン管理および各装置への運行管理制御情報の配布を行う実施例を示している。
中央処理装置101は、運行管理サーバ105で作成された制御条件データ121を使用し、列車の運行計画に従って信号設備の制御データを作成し連動インタフェース装置106へ制御データを送信するとともに、路線内の列車位置情報を運行管理LAN114に送信する手段を具備している。
指令装置102は、表示条件データ122に従い、列車の運行状況のモニタ、連動装置108〜110から送信される信号設備の動作状態のモニタ、中央処理装置101から連動装置108〜110へ送信される制御データのモニタおよび列車運行計画の変更などを実施する手段を具備している。
表示制御装置103は、運行表示条件データ123に従い、中央処理装置101から送信される路線内の列車位置情報および連動装置108〜110から送信される信号設備の動作状態情報より運行表示盤データを作成する手段を具備している。
運行表示盤104は、表示制御装置103で作成した運行表示盤データを基に路線内の運行状況を表示する手段を具備している。
運行管理サーバ105は、運行管理制御データ作成装置107により作成された運行管理制御データ124を格納し、その運行管理制御データ124から運行管理システムに接続されている装置が必要とするフォーマットのデータ(制御条件データ121、表示条件データ122、運行表示条件データ123)を作成する手段131、および運行管理サーバ105は、作成したデータのバージョン管理と各装置に送信したデータのバージョンを管理する手段132を具備している。
連動インタフェース装置106は、中央処理装置101と連動装置108、109、110との間のインタフェース装置であり、中央処理装置101からの制御データ、連動装置108,109,110からの信号設備データを各々のシステムへ送信する手段を具備している。
運行管理制御データ作成装置107は、連動図表を作成時に出力される略図ファイルや連動データを駅の配置順に連結して、運行管理制御データ124を作成するために使用する路線図ファイルを自動作成する手段を具備し、合わせて、運行管理制御データ124を作成する手段を具備している。
連動装置108、109、110は、各駅の信号設備の条件をデータ化した連動データ125、126、127を基に、信号機および転てつ器などの信号設備を制御する制御データを作成し、その制御データを信号LAN115を介し現場機器インタフェース装置へ送信する。安全な列車運行を確保するための保安装置である。
現場機器インタフェース装置111,112,113は、信号機や転てつ器などと接続され、連動装置108、109、110からの制御データを基に各々の機器を制御する。また、各々の現場機器の状態を、信号LAN115を介し連動装置111,112,113へ送信する。
信号LAN115は、連動装置108、109、110と現場機器インタフェース装置111、112、113を結ぶネットワークである。
第1の実施例の運行管理システムでは、運行管理制御データ作成装置107により運行管理制御データ124を作成し、作成された運行管理制御データ124を運行管理サーバ106へ運行管理LAN114を介し送信する。
運行管理サーバ105は、運行管理システムに接続されている装置が必要とするフォーマットのデータ(制御条件データ121、表示条件データ122、運行表示条件データ123)を作成する手段131を具備し、また、作成したデータのバージョン管理と各装置に送信したデータのバージョンを管理する手段132を具備している。中央処理装置101、指令装置102、表示制御装置103は、各々使用する制御データ121、表示条件データ122、運行表示条件データ123を受信し、自装置内に登録する手段を具備している。
これにより、運行管理制御データ作成装置107で作成した運行管理制御データ124を、運行管理サーバ105で中央処理装置101、指令装置102、表示制御装置103で使用できるデータ変換(作成)し、そのデータを運行管理LAN114を介し中央処理装置101、指令装置102、表示制御装置103に送信し、各々の装置でデータを登録、使用することにより、列車運行計画に従った信号設備の制御が実施できる。
本発明の第2の実施例の概要を図2に示す。この運行管理システムでは、運行管理サーバ105は、前記の制御条件データ121と表示条件データ122と運行表示条件データ123と運行管理制御データ124と、制御条件データ121と表示条件データ122および運行表示条件データ123を作成する手段131と制御条件データ121と表示条件データ122および運行表示条件データ123と運行管理制御データ124のバージョンを管理する手段132と出力装置への出力手段201および出力装置202から成る。
出力手段201により出力装置202へ、制御条件データ121と表示条件データ122と運行表示条件データ123と運行管理制御データ124と各々のデータのバージョン情報および各装置へ登録したデータのバージョン情報を出力することができる。
本発明による運行管理システム構成図(実施例1)。 出力装置への各種情報出力を説明する図(実施例2)。 従来の路線図作成装置のハードウェア構成を示す図。 従来の路線図作成装置の概略処理フローを示す図。
符号の説明
101 信号機への制御情報および列車の運行情報を作成する中央処理装置
102 列車の運行状況のモニタや101で作成した信号機への盛業情報のモニタおよび列車の運行計画の変更を行なう指令装置
103 運行表示盤105へ表示する表示データを作成する表示制御装置
104 列車の運行状況を表示する運行表示盤
105 運行管理システムに関する動作状況を記憶する運行管理サーバ
106 連動装置と運行管理システムのインタフェース装置である連動インタフェース装置
107 運行管理システムで使用する各種データを作成する運行管理制御データ作成装置
108、109、110 列車運行の保安を司る連動装置
111、112、113 信号機や転てつ器などの設備とのインタフェース装置である現場機器インタフェース装置
114 運行管理システム内の装置を結ぶ運行管理LAN
115 信号システム内の各装置を結ぶ信号LAN
121 信号機の制御条件を記録した制御条件データ
122 各種情報の表示条件を記録した表示条件データ
123 運行表示盤へ表示条件を記録した運行表示条件データ
124 運行管理システムで使用するデータを記録した運行管理制御データ
125、126、127 連動装置が現場機器を制御するための制御条件を記録した連動データ
131 制御条件データ121と表示条件データ122および運行表示条件データ123を作成する手段
132 制御条件データ121と表示条件データ122および運行表示条件データ123と運行管理制御データ124のバージョン管理手段

Claims (3)

  1. 運行管理制御データを作成する手段を具備した運行管理制御データ作成装置と、運行管理システムに関する動作状況を記憶する運行管理サーバと、連動装置からの信号設備の情報と列車運行計画を基に信号設備の制御情報を作成する中央処理装置と、列車の運行状況のモニタや中央処理装置で作成した信号機への制御情報のモニタおよび列車の運行計画の変更を行なう指令装置と、運行表示盤へ表示する表示データを作成する表示制御装置と、上記表示データを表示する運行表示盤と、連動装置と運行管理システムのインタフェース装置である連動インタフェース装置とを備えた運行管理システムにおいて、運行管理制御データ作成装置で作成された運行管理制御データより、運行管理システムに関る装置が使用するデータを作成する手段を備えたことを特徴とする運行管理システム。
  2. 請求項1記載の運行管理システムにおいて、運行管理サーバで作成した運行管理システムに関る装置が使用するデータを各装置に登録する手段とそのバージョン管理を実施する手段を備えたことを特徴とする運行管理システム。
  3. 請求項2記載の運行管理システムにおいて、運行管理システムの各装置が使用するデータを出力装置に出力する手段を備えたことを特徴とする運行管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102963400A (zh) * 2012-09-10 2013-03-13 中国铁道科学研究院 一种实现进路指令图形化展示的方法及装置
CN102963400B (zh) * 2012-09-10 2015-04-22 中国铁道科学研究院 一种实现进路指令图形化展示的方法及装置

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