JP2007038767A - 車両の油圧制御装置の取付構造 - Google Patents

車両の油圧制御装置の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】パワートレインが後退するような車両衝突時において衝撃力とモータ部の重量とを有効利用して、油圧制御装置が好適な方向に移動すべく構成する。
【解決手段】エンジンルーム1内に設けられた車両の油圧制御装置15の取付構造であって、車両前後方向に延びる左右一対のフロントフレーム2と、フロントフレーム2,2間に位置するパワートレイン3と、パワートレイン3後方に設けられると共に、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管19を有する油圧制御装置15とを備え、油圧制御装置15は、車体2に固定される取付部14aより車両内側に設けられた制御部16と、制御部16よりも車両内側に設けられると共に、制御部16よりも重量が大きいモータ部18とを有し、モータ部18は正面視でパワートレイン3とオーバラップするように設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

この発明は、制動油圧力をコントロールするABS機能または/およびダイナミック・スタビリティ・コントロール機能等を有する油圧制御装置(ハイドロリックユニットいわゆるHU)を、エンジンルーム内に取付けるような車両の油圧制御装置の取付構造に関する。
一般に、左右の前輪および左右の後輪に対する制動油圧力をコントロールする油圧制御装置は軽衝突時に損傷しないようにエンジンルーム内の後部に設けられる。
特許文献1には上述の油圧制御装置をダッシュパネルの前部と、サスタワー部の後部との間に配設し、該油圧制御装置を軽衝突時の衝撃力から保護すべく構成したものが開示されている。
しかし、上述のダッシュパネル前部とサスタワー部の後部との間に、エンジンCPUまたはバッテリ等の他のパワートレイン補機が配設された場合、この場所以外に油圧制御装置を配置する必要がある。
この場合、エンジンルーム内に搭載されるパワートレイン(エンジンとトランスミッション)のミッションケースの真後ろに油圧制御装置を配設する構造が考えられるが、このような配設構造を採用すると、パワートレインが後退するような車両衝突時において、上述の油圧制御装置はトランスミッションとダッシュパネルとの間で挟まれ、これにより、ダッシュパネルの車室側への変形量が大となる問題点があった。
特許第3401038号公報
そこで、この発明は、油圧制御装置を構成する制御部とモータ部との重量関係に着目し、制御部よりも重量が大きいモータ部が車両の正面視でパワートレインとオーバラップするように配設することで、パワートレインが後退するような車両衝突時において衝撃力とモータ部の重量とを有効利用して、油圧制御装置が好適な方向に移動すべく構成し、これにより、ダッシュパネルの車室側への変形量を低減させる車両の油圧制御装置の取付構造の提供を目的とする。
この発明による車両の油圧制御装置の取付構造は、エンジンルーム内に設けられた車両の油圧制御装置の取付構造であって、車両前後方向に延びる左右一対のフロントフレームと、上記フロントフレーム間に位置するパワートレインと、該パワートレイン後方に設けられると共に、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管を有する油圧制御装置とを備え、上記油圧制御装置は、車体に固定される取付部より車両内側に設けられた制御部と、該制御部よりも車両内側に設けられると共に、該制御部よりも重量が大きいモータ部とを有し、上記モータ部は正面視で上記パワートレインとオーバラップするように設けられたものである。
上記構成によれば、エンジンとトランスミッションとを含むパワートレインが後退するような車両衝突時には、このパワートレインと車両正面視にてオーバラップする油圧制御装置のモータ部に後退したパワートレインが干渉し、制御部よりも重量が大きいモータ部を介して油圧制御装置全体を好適な方向に移動させる。
これにより、パワートレインとダッシュパネルとの間に油圧制御装置が挟まれるのを防止し、ダッシュパネルの車室側への変形量を低減させて、車室内空間の確保と、乗員の安全性確保との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記油圧制御装置は、衝突時に後退するパワートレインと、上記モータ部とが当接することで、車両後方かつ車両外方に移動すべく構成したものである。
上記構成によれば、車両衝突時に上述の油圧制御装置を車両後方で、かつ車両外方(すなわち、パワートレインとダッシュパネルとの間に挟み込まれなくなる方向)に移動させることができる。
この発明の一実施態様においては上記油圧制御装置の車両後方かつ車両外方には該油圧制御装置の移動を許容する空間部が形成されたものである。
上記構成によれば、油圧制御装置の移動を許容する空間部が形成されているので、車両衝突時における油圧制御装置の車両後方かつ車両外方への移動が確実となり、また該空間部を油圧制御装置の組付け時の作業用空間として兼用することができ、油圧制御装置の良好な組付け性をも確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記油圧制御装置は、車両内方で、かつ車両前方に指向するように配設されたものである。
上記構成によれば、油圧制御装置の指向配置構造によりパワートレインとモータ部とが当接した時、回転モーメントが発生しやすくなり、これにより該油圧制御装置の退避方向への回転を促進することができる。
この発明の一実施態様においては、上記油圧制御装置は、取付部を有すると共に、該油圧制御装置を車体に支持させる固定ブラケットを備え、該固定ブラケットは油圧制御装置が車両後方で、かつ車両外方に回転するのを許容すべく形成されたものである。
上記構成によれば、固定ブラケットで通常時(非衝突時)における油圧制御装置の車体への支持と、衝突時における油圧制御装置の回転許容との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記固定ブラケットは車両内方に延びて油圧制御装置を受ける受け部を備え、上記受け部に油圧制御装置の移動許容部を介して該油圧制御装置を支持させたものである。
上記構成によれば、固定ブラケットの受け部で油圧制御装置を受け止めて支持することができると共に、衝突時には受け部に設けられた移動許容部により油圧制御装置を退避方向に逃がして移動させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記移動許容部は移動許容方向が開放するU字状の溝部に設定されたものである。
上記構成によれば、U字状の溝部により移動許容部を簡単に形成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記固定ブラケットは、車両後方に対する支持剛性が下方向の支持剛性に対して小さく設定されたものである。
上記構成によれば、油圧制御装置を車両後方に回転移動させるために、固定ブラケットの当該支持剛性を小さく設定したので、衝突時における油圧制御装置の後方への回転を促進させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記固定ブラケットは、油圧制御装置の所定角度以上の回転を抑制する抑制部を備えたものである。
上記構成によれば、抑制部が油圧制御装置の所定角度以上の回転を抑制するので、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管に対する悪影響を可及的防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記油圧制御装置はフロントフレームの後方が下方となるように傾斜して延びるキックアップ部に設けられたものである。
上記構成によれば、車両衝突時に油圧制御装置をキックアップ部の上部空間に回転移動させることができるので、油圧制御装置とフロントフレームとの干渉を回避して、該油圧制御装置を車両後方かつ車両外方に回転移動させることができる。また、油圧制御装置の適切な退避空間を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記油圧制御装置の移動方向にはパワートレイン補機が設けられたものである。
上述のパワートレイン補機はエンジンを抑制するCPU(エンジンCPU)または車両駆動用のバッテリに設定してもよい。
上記構成によれば、油圧制御装置の移動方向にパワートレイン補機が設けられていても、該油圧制御装置を車両衝突時に好適な方向に移動させるべくエンジンルーム内に配設することができる。
この発明の一実施態様においては、上記油圧制御装置は衝突時に後退するパワートレインが上記モータ部の下部に当接するように配設されたものである。
上記構成によれば、衝突時に後退したパワートレインが油圧制御装置のモータ部の下部に当接するので、重量が大きいモータ部を介して油圧制御装置全体を斜め上方かつ車両後方に退避移動させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記油圧制御装置は、パワートレインの後方の傾斜面が該油圧制御装置の下方に位置するように該傾斜面と対向して配設されたものである。
上記構成によれば、パワートレインの既存の傾斜面を有効利用して油圧制御装置を退避移動させることができる。
この発明によれば、パワートレインが後退するような車両衝突時において衝撃力とモータ部の重量とを有効利用して、油圧制御装置が好適な方向に移動すべく構成し、これにより、ダッシュパネルの車室側への変形量を低減させることができる効果がある。
車両衝突時に油圧制御装置を好適な方向に退避移動させるという目的を、エンジンルーム内に設けられた車両の油圧制御装置の取付構造において、車両前後方向に延びる左右一対のフロントフレームと、フロントフレーム間に位置するパワートレインと、パワートレイン後方に設けられると共に、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管を有する油圧制御装置とを備え、油圧制御装置は、車体に固定される取付部より車両内側に設けられた制御部と、制御部よりも車両内側に設けられると共に、制御部よりも重量が大きいモータ部とを有し、モータ部を正面視でパワートレインとオーバラップするように設けるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の油圧制御装置の取付構造を示し、図1、図2において、エンジンルーム1の左右両サイドには車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム2,2(但し、図面では片方のフロントサイドフレームのみを示す)が設けられている。
上述のフロントサイドフレーム2は、その後方が下方となるように傾斜して延びるキックアップ部2aを有する車体剛性部材(強度部材)である。
左右一対のフロントサイドフレーム2,2間には複数のエンジンマウント(図示せず)を介してパワートレイン3を搭載している。このパワートレイン3は、横置き状に配設されたエンジン4と、このエンジン4に連結されたトランスミッション5とを備えている。
図1に示すように、エンジンルーム1と車室とを前後方向に仕切るダッシュパネル6を設け、このダッシュパネル6の下端部には車両の後方に向けてほぼ水平に延びるフロアパネル7を設けると共に、このフロアパネル7の車幅方向の中央部には車室内側に突出して、車両の前後方向に延びるトンネル部8を一体または一体的に形成している。
上述のフロントサイドフレーム2のキックアップ部2aの後部はダッシュパネル6に沿って下方に延びると共に、フロアパネル7の下部に設けられたフロアフレーム(図示せず)に連続するように構成されており、図1、図2に示すようにエンジンルーム1側において、フロントサイドフレーム2の車外側にはホイールエプロン9および高剛性のサスタワー部10(サスペンション・タワー部)が設けられている。
この高剛性のサスタワー部10における車幅方向の内方側かつ車両後方側のコーナ部の直後には、パワートレイン補機としてのエンジンCPU11が配設されている。このエンジンCPU11はエンジン4およびトランスミッション5を制御する制御部であって、車幅方向の内端が車両前方に位置し、かつ車幅方向の外端が後方に位置するようにスラント配置されている。
また、上述のサスタワー部10の前方部かつ車幅方向内方側にはバッテリ支持ケース12を介してバッテリ13が配設されている。
図3は図1の要部を拡大して示す平面図、図4は図2の要部を拡大して示すエンジンルーム1側から見た状態の側面図、図5は正面図であって、車両左側のフロントサイドフレーム2のキックアップ部2aには固定ブラケット14を介して油圧制御装置15(以下単にハイドロリックユニットと略記する)が取付けられている。
上述のハイドロリックユニット15は制御部としてのCPU部16と、油圧回路部17と、CPU部16よりも重量が大きいモータ部18と、ブレーキオイルの供給用または排出用のパイプ等から成る複数の配管19とを備え、左右の前輪および左右の後輪に対する制動油圧力をコントロールするものである。
このハイドロリックユニット15は車両の軽衝突時に損傷しないように、図1、図2で示す如く、パワートレイン3におけるトランスミッション5の後方に設けられると共に、そのモータ部18は図5に正面視で示すようにトランスミッション5と前後方向にオーバラップするように設けられている。
ここで、上述のハイドロリックユニット15は、そのCPU部16が、車体としてのフロントサイドフレーム2に固定される取付部(後述するボルト21,22により固定ブラケット14がボルトアップされた部分参照)よりも車両内側に設けられており、上述のモータ部18はCPU部16よりもさらに車両内側に設けられている。
つまり、重量が大きいモータ部18を、パワートレイン3が後退するような車両衝突時において、そのトランスミッション5と敢えて干渉する位置に配設し、衝突時に後退するトランスミッション5(詳しくはそのミッションケース)とモータ部18とを当接させて、衝突時の衝撃力およびモータ部18の重量を利用して、ハイドロリックユニット15を、図3に矢印aで示すように、車両後方かつ車両外方に回動させて、ダッシュパネル6との間に挟まれないように退避移動すべく構成したものである。
このため、ハイドロリックユニット15の車両後方向かつ車両外方向には、図5に示すように、該ハイドロリックユニット15の同方向への退避移動(回転移動)を許容する空間部20が形成されている。この空間部20はフロントサイドフレーム2におけるキックアップ部2aの上方空間をそのまま有効利用するものである。
また、上述のハイドロリックユニット15は、図4に示すように衝突時に後退するパワートレイン3のトランスミッション5がモータ部18の下部に当接するように配設されている。
さらに詳しくは、該ハイドロリックユニット15は図2、図4に示すようにパワートレイン3におけるトランスミッション5の後方の曲面形状の傾斜面5aがハイドロリックユニット15のモータ部18下方に位置するように、該傾斜面5aと対向して配設されている。つまり、車両衝突時にはパワートレイン3が図4に矢印bで示すように車両後方かつ若干斜め上方に後退移動するので、この後退するパワートレイン3のトランスミッション5(特にそのミッションケース)と確実に干渉して、両者5,18が当接するような配置構造と成している。
さらに、両者5,18の当接時に回転モーメントを発生させて、ハイドロリックユニット15の図3の矢印a方向への回転移動を促進させることを目的として、
該ハイドロリックユニット15は図3に示すように、車両内方で、かつ車両前方に指向するように配設されている。
すなわち、フロントサイドフレーム2のキックアップ部2aにおいて図3に平面図で示す如く、その前方が車幅方向の外方となるように傾斜した傾斜部位に、固定ブラケット14を介してハイドロリックユニット15を取付け、このハイドロリックユニット15のモータ部18が車幅方向内方で、かつ車両前方に指向するようにスラント配置したものである。
上述の固定ブラケット14はハイドロリックユニット15を車体としての左側のフロントサイドフレーム2のキックアップ部2aに支持させるブラケットであって、この固定ブラケット14は前側の取付片14aと、後側の取付片14bと、前側の取付片14aから車幅方向の内方に延びる前片14cと、後側の取付片14bから車幅方向の内方に延びる後片14dと、前片14cの下部と後片14dの下部とを連結する下片14eと、この下片14eの車幅方向内端から上方に立上がってハイドロリックユニット15を受ける受け部片14fとを板厚が比較的薄い金属板にて一体形成したものである。
前後の各取付片14a,14bはフロントサイドフレーム2のキックアップ部2aが後方に下方傾斜する形状に対応して、前側の取付片14aが後側の取付片14bよりも高位置に位置すべく構成されており、前側の取付片14aは2本のボルト21,21を用いてフロントサイドフレーム2のキックアップ部にボルトアップされており、後側の取付片14bは1本のボルト22を用いてフロントサイドフレーム2のキックアップ部にボルトアップされている。
また車両内方に延びてハイドロリックユニット15を受ける下片14eと受け部片14fとのうち、受け部片14fには該ハイドロリックユニット15の移動許容部として上方が開放するU字状の前後一対の溝部14g,14gが形成される一方、ハイドロリックユニット15の一対の取付けボス部15B,15Bには予めボルト23,23が植設されており、上記一対の溝部14g,14gから車幅方向内方に突出する該ボルト23にナット24,24を締付けることで、固定ブラケット14にハイドロリックユニット15を支持させている。
この固定ブラケット14は車両後方に対するハイドロリックユニット15の支持剛性が、その下方向の支持剛性に対して小さくなるように設定されており、下片14eと受け部片14fとでハイドロリックユニット15を確実に受け止め、車両衝突時にはハイドロリックユニット15が車両後方で、かつ車両外方に回転するのを許容すべく構成している。
また上述の固定ブラケット14の後片14dによりハイドロリックユニット15の所定角度以上の回転を抑制する抑制部を兼ねるように構成し、この後片14d(抑制部)によりハイドロリックユニット15の回転角度または/および回転速度を調整して内部にブレーキオイルが存在する配管19に対する悪影響を防止するように構成している。
なお、図4の構成に代えて、図6に示すようにボルト21,21に対応する固定ブラケット14の取付片14aに前方が開放する横向き形状のU字溝14h,14hを形成し、車両衝突時におけるハイドロリックユニット15の回転促進をさらに向上すべく構成してもよい。図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
このように構成した車両の油圧制御装置(ハイドロリックユニット)の取付構造において、その通常時(非衝突時)には、該ハイドロリックユニット15は固定ブラケット14の下片14eと受け部片14fとで強固に支持されているので、車両の走行振動に影響されることなく、定位置に確実に固定保持される。
また、パワートレイン3が後退しない程度の車両の軽衝突時には、該ハイドロリックユニット15はトランスミッション5の後方に位置するので、該ハイドロリックユニット15が損傷することはない。
一方、パワートレイン3が後退するような車両の衝突時においては、エンジン4およびトランスミッション5が後退(図4の矢印b方向参照)し、該トランスミッション5のミッションケースにおける傾斜面5aが斜め下方からハイドロリックユニット15のモータ部18に当接(衝合)する。
この衝撃力とモータ部18の重量との両者により、ハイドロリックユニット15には該ユニット15を図3の仮想線位置αに退避移動させる回転モーメントが発生する。
このため、ハイドロリックユニット15は図3に矢印aで示すように車両後方かつ車両外方に回転移動するが、このハイドロリックユニット15は固定ブラケット14を変形させつつ、一対の溝部14g,14gに沿って上方に移動しながらフロントサイドフレーム2におけるキックアップ部2a上方の空間部20に退避移動するので該ハイドロリックユニット15がダッシュパネル6と、後退してきたトランスミッション5との間に挟み込まれるのを防止することができる。
このように上記実施例の車両の油圧制御装置の取付構造は、エンジンルーム1内に設けられた車両のハイドロリックユニット15の取付構造であって、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム2,2と、上記フロントサイドフレーム2,2間に位置するパワートレイン3と、該パワートレイン3後方に設けられると共に、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管19を有するハイドロリックユニット15とを備え、上記ハイドロリックユニット15は、車体(左側のフロントサイドフレーム2参照)に固定される取付部より車両内側に設けられた制御部(CPU部16参照)と、該制御部(CPU部16)よりも車両内側に設けられると共に、該制御部(CPU部16)よりも重量が大きいモータ部18とを有し、上記モータ部18は車両正面視で上記パワートレイン3とオーバラップするように設けられたものである。
この構成によれば、エンジン4とトランスミッション5とを含むパワートレイン3が後退するような車両衝突時には、このパワートレイン3と車両正面視にてオーバラップするハイドロリックユニット15のモータ部18に後退したパワートレイン3が干渉し、制御部(CPU部16)よりも重量が大きいモータ部18を介してハイドロリックユニット15の全体を好適な方向に移動させる。
これにより、パワートレイン3とダッシュパネル6との間にハイドロリックユニット15が挟まれるのを防止し、ダッシュパネル6の車室側への変形量を低減させて、車室内空間の確保と、乗員の安全性確保との両立を図ることができる。
また、上記ハイドロリックユニット15は、衝突時に後退するパワートレイン3と、上記モータ部18とが当接することで、車両後方かつ車両外方に移動すべく構成したものである。
この構成によれば、車両衝突時に上述のハイドロリックユニット15を車両後方で、かつ車両外方(すなわち、パワートレイン3とダッシュパネル6との間に挟み込まれなくなる方向)に移動させることができる。
しかも、上記ハイドロリックユニット15の車両後方かつ車両外方には該ハイドロリックユニット15の移動を許容する空間部20が形成されたものである。
この構成によれば、ハイドロリックユニット15の移動を許容する空間部20が形成されているので、車両衝突時におけるハイドロリックユニット15の車両後方かつ車両外方への移動が確実となり、また該空間部20をハイドロリックユニット15の組付け時の作業用空間として兼用することができ、ハイドロリックユニット15の組付け性をも確保することができる。
さらに、上記ハイドロリックユニット15は、車両内方で、かつ車両前方に指向するように配設されたものである。
この構成によれば、ハイドロリックユニット15の指向配置によりパワートレイン3とモータ部18とが当接した時、回転モーメントが発生しやすくなり、これにより該ハイドロリックユニット15の退避方向への回転を促進することができる。
また、上記ハイドロリックユニット15は、取付部(取付片14a,14b参照)を有すると共に、該ハイドロリックユニット15を車体(左側のフロントサイドフレーム2参照)に支持させる固定ブラケット14を備え、該固定ブラケット14はハイドロリックユニット15が車両後方で、かつ車両外方に回転するのを許容すべく形成されたものである。
この構成によれば、固定ブラケット14で通常時(非衝突時)におけるハイドロリックユニット15の車体への支持と、衝突時におけるハイドロリックユニット15の回転許容との両立を図ることができる。
加えて、上記固定ブラケット14は車両内方に延びてハイドロリックユニット15を受ける受け部(受け部片14f参照)を備え、上記受け部にハイドロリックユニット15の移動許容部(溝部14g参照)を介して該ハイドロリックユニット15を支持させたものである。
この構成によれば、固定ブラケット14の受け部(受け部片14f参照)でハイドロリックユニット15を受け止めて支持することができると共に、衝突時には受け部に設けられた移動許容部(溝部14g参照)によりハイドロリックユニット15を退避方向に逃がして移動させることができる。
また、上記移動許容部は移動許容方向が開放するU字状の溝部14gに設定されたものである。
この構成によれば、U字状の溝部14gにより移動許容部を簡単に形成することができる。
さらに、上記固定ブラケット14は、車両後方に対する支持剛性が下方向の支持剛性に対して小さく設定されたものである。
この構成によれば、ハイドロリックユニット15を車両後方に回転移動させるために、固定ブラケット14の当該支持剛性を小さく設定したので、衝突時におけるハイドロリックユニット15の後方への回転を促進させることができる。
加えて、上記固定ブラケット14は、ハイドロリックユニット15の所定角度以上の回転を抑制する抑制部(後片14d参照)を備えたものである。
この構成によれば、抑制部(後片14d)がハイドロリックユニット15の所定角度以上の回転を抑制するので、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管19に対する悪影響を可及的防止することができる。
しかも、上記ハイドロリックユニット15はフロントサイドフレーム2の後方が下方となるように傾斜して延びるキックアップ部2に設けられたものである。
この構成によれば、車両衝突時にハイドロリックユニット15をキックアップ部2aの上部空間に回転移動させることができるので、ハイドロリックユニット15とフロントサイドフレーム2との干渉を回避して、該ハイドロリックユニット15を車両後方かつ車両外方に回転移動させることができる。また、ハイドロリックユニット15の退避空間(空間部20参照)を確保することができる。
また、上記ハイドロリックユニット15の移動方向にはパワートレイン補機(エンジンCPU11参照)が設けられたものである。
この構成によれば、ハイドロリックユニット15の移動方向にパワートレイン補機(エンジンCPU11)が設けられていても、該ハイドロリックユニット15を車両衝突時に好適な方向に移動させるべくエンジンルーム1内に配設することができる。
さらに、上記ハイドロリックユニット15は衝突時に後退するパワートレイン3が上記モータ部18の下部に当接するように配設されたものである。
この構成によれば、衝突時に後退したパワートレイン3がハイドロリックユニット15のモータ部18の下部に当接するので、重量が大きいモータ部18を介してハイドロリックユニット15の全体を斜め上方かつ車両後方に退避移動させることができる。
そのうえ、上記ハイドロリックユニット15は、パワートレイン3の後方の傾斜面5aが該ハイドロリックユニット15の下方に位置するように該傾斜面5aと対向して配設されたものである。
この構成によれば、パワートレイン3の既存の傾斜面5aを有効利用してハイドロリックユニット15を退避移動させることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の油圧制御装置は、実施例のハイドロリックユニット15に対応し、
以下同様に、
フロントフレームは、フロントサイドフレーム2に対応し、
制御部は、CPU部16に対応し、
固定ブラケットの取付部は、取付片14a,14bに対応し、
受け部は、受け部片14fに対応し、
移動許容部は、溝部14gに対応し、
抑制部は、後片14dに対応し、
パワートレイン補機は、エンジンCPU11に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記固定ブラケット14の受け部片14fに設ける移動許容部は、溝部14gに代えて、長孔であってもよい。
車両の油圧制御装置の取付構造を示す概略平面図 油圧制御装置の取付構造をエンジンルーム側から見た状態で示す側面図 図1の要部を拡大して示す平面図 図2の要部を拡大して示す側面図 油圧制御装置の取付構造を示す正面図 車両の油圧制御装置の取付構造の他の実施例を示す側面図
符号の説明
1…エンジンルーム
2…フロントサイドフレーム(フロントフレーム)
2a…キックアップ部
3…パワートレイン
5a…傾斜面
11…エンジンCPU(パワートレイン補機)
14…固定ブラケット
14a,14b…取付片(取付部)
14d…後片(抑制部)
14f…受け部片(受け部)
14g…溝部(移動許容部)
15…ハイドロリックユニット(油圧制御装置)
16…CPU部(制御部)
18…モータ部
19…配管
20…空間部

Claims (13)

  1. エンジンルーム内に設けられた車両の油圧制御装置の取付構造であって、
    車両前後方向に延びる左右一対のフロントフレームと、
    上記フロントフレーム間に位置するパワートレインと、
    該パワートレイン後方に設けられると共に、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管を有する
    油圧制御装置とを備え、
    上記油圧制御装置は、車体に固定される取付部より車両内側に設けられた制御部と、
    該制御部よりも車両内側に設けられると共に、該制御部よりも重量が大きいモータ部とを有し、
    上記モータ部は正面視で上記パワートレインとオーバラップするように設けられた
    車両の油圧制御装置の取付構造。
  2. 上記油圧制御装置は、衝突時に後退するパワートレインと、上記モータ部とが当接することで、
    車両後方かつ車両外方に移動すべく構成した
    請求項1記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  3. 上記油圧制御装置の車両後方かつ車両外方には該油圧制御装置の移動を許容する空間部が形成された
    請求項1または2記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  4. 上記油圧制御装置は、車両内方で、かつ車両前方に指向するように配設された
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  5. 上記油圧制御装置は、取付部を有すると共に、該油圧制御部装置を車体に支持させる固定ブラケットを備え、
    該固定ブラケットは油圧制御装置が車両後方で、かつ車両外方に回転するのを許容すべく形成された
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  6. 上記固定ブラケットは車両内方に延びて油圧制御装置を受ける受け部を備え、
    上記受け部に油圧制御装置の移動許容部を介して該油圧制御装置を支持させた
    請求項5記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  7. 上記移動許容部は移動許容方向が開放するU字状の溝部に設定された
    請求項6記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  8. 上記固定ブラケットは、車両後方に対する支持剛性が下方向の支持剛性に対して小さく設定された
    請求項5記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  9. 上記固定ブラケットは、油圧制御装置の所定角度以上の回転を抑制する抑制部を備えた
    請求項5〜8の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  10. 上記油圧制御装置はフロントフレームの後方が下方となるように傾斜して延びるキックアップ部に設けられた
    請求項1〜8記載の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  11. 上記油圧制御装置の移動方向にはパワートレイン補機が設けられた
    請求項1〜10の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  12. 上記油圧制御装置は衝突時に後退するパワートレインが上記モータ部の下部に当接するように配設された
    請求項1〜11の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
  13. 上記油圧制御装置は、パワートレインの後方の傾斜面が該油圧制御装置の下方に位置するように該傾斜面と対向して配設された
    請求項12記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
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