JP2007038767A - 車両の油圧制御装置の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジンルーム1内に設けられた車両の油圧制御装置15の取付構造であって、車両前後方向に延びる左右一対のフロントフレーム2と、フロントフレーム2,2間に位置するパワートレイン3と、パワートレイン3後方に設けられると共に、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管19を有する油圧制御装置15とを備え、油圧制御装置15は、車体2に固定される取付部14aより車両内側に設けられた制御部16と、制御部16よりも車両内側に設けられると共に、制御部16よりも重量が大きいモータ部18とを有し、モータ部18は正面視でパワートレイン3とオーバラップするように設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
上記構成によれば、油圧制御装置の移動を許容する空間部が形成されているので、車両衝突時における油圧制御装置の車両後方かつ車両外方への移動が確実となり、また該空間部を油圧制御装置の組付け時の作業用空間として兼用することができ、油圧制御装置の良好な組付け性をも確保することができる。
上記構成によれば、油圧制御装置の指向配置構造によりパワートレインとモータ部とが当接した時、回転モーメントが発生しやすくなり、これにより該油圧制御装置の退避方向への回転を促進することができる。
上記構成によれば、U字状の溝部により移動許容部を簡単に形成することができる。
上記構成によれば、油圧制御装置を車両後方に回転移動させるために、固定ブラケットの当該支持剛性を小さく設定したので、衝突時における油圧制御装置の後方への回転を促進させることができる。
上述のパワートレイン補機はエンジンを抑制するCPU(エンジンCPU)または車両駆動用のバッテリに設定してもよい。
上記構成によれば、パワートレインの既存の傾斜面を有効利用して油圧制御装置を退避移動させることができる。
図面は車両の油圧制御装置の取付構造を示し、図1、図2において、エンジンルーム1の左右両サイドには車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム2,2(但し、図面では片方のフロントサイドフレームのみを示す)が設けられている。
左右一対のフロントサイドフレーム2,2間には複数のエンジンマウント(図示せず)を介してパワートレイン3を搭載している。このパワートレイン3は、横置き状に配設されたエンジン4と、このエンジン4に連結されたトランスミッション5とを備えている。
図3は図1の要部を拡大して示す平面図、図4は図2の要部を拡大して示すエンジンルーム1側から見た状態の側面図、図5は正面図であって、車両左側のフロントサイドフレーム2のキックアップ部2aには固定ブラケット14を介して油圧制御装置15(以下単にハイドロリックユニットと略記する)が取付けられている。
該ハイドロリックユニット15は図3に示すように、車両内方で、かつ車両前方に指向するように配設されている。
この構成によれば、ハイドロリックユニット15の指向配置によりパワートレイン3とモータ部18とが当接した時、回転モーメントが発生しやすくなり、これにより該ハイドロリックユニット15の退避方向への回転を促進することができる。
この構成によれば、U字状の溝部14gにより移動許容部を簡単に形成することができる。
さらに、上記固定ブラケット14は、車両後方に対する支持剛性が下方向の支持剛性に対して小さく設定されたものである。
この構成によれば、抑制部(後片14d)がハイドロリックユニット15の所定角度以上の回転を抑制するので、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管19に対する悪影響を可及的防止することができる。
この構成によれば、衝突時に後退したパワートレイン3がハイドロリックユニット15のモータ部18の下部に当接するので、重量が大きいモータ部18を介してハイドロリックユニット15の全体を斜め上方かつ車両後方に退避移動させることができる。
この発明の油圧制御装置は、実施例のハイドロリックユニット15に対応し、
以下同様に、
フロントフレームは、フロントサイドフレーム2に対応し、
制御部は、CPU部16に対応し、
固定ブラケットの取付部は、取付片14a,14bに対応し、
受け部は、受け部片14fに対応し、
移動許容部は、溝部14gに対応し、
抑制部は、後片14dに対応し、
パワートレイン補機は、エンジンCPU11に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記固定ブラケット14の受け部片14fに設ける移動許容部は、溝部14gに代えて、長孔であってもよい。
2…フロントサイドフレーム(フロントフレーム)
2a…キックアップ部
3…パワートレイン
5a…傾斜面
11…エンジンCPU(パワートレイン補機)
14…固定ブラケット
14a,14b…取付片(取付部)
14d…後片(抑制部)
14f…受け部片(受け部)
14g…溝部(移動許容部)
15…ハイドロリックユニット(油圧制御装置)
16…CPU部(制御部)
18…モータ部
19…配管
20…空間部
Claims (13)
- エンジンルーム内に設けられた車両の油圧制御装置の取付構造であって、
車両前後方向に延びる左右一対のフロントフレームと、
上記フロントフレーム間に位置するパワートレインと、
該パワートレイン後方に設けられると共に、ブレーキオイルの供給用または排出用の配管を有する
油圧制御装置とを備え、
上記油圧制御装置は、車体に固定される取付部より車両内側に設けられた制御部と、
該制御部よりも車両内側に設けられると共に、該制御部よりも重量が大きいモータ部とを有し、
上記モータ部は正面視で上記パワートレインとオーバラップするように設けられた
車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記油圧制御装置は、衝突時に後退するパワートレインと、上記モータ部とが当接することで、
車両後方かつ車両外方に移動すべく構成した
請求項1記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記油圧制御装置の車両後方かつ車両外方には該油圧制御装置の移動を許容する空間部が形成された
請求項1または2記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記油圧制御装置は、車両内方で、かつ車両前方に指向するように配設された
請求項1〜3の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記油圧制御装置は、取付部を有すると共に、該油圧制御部装置を車体に支持させる固定ブラケットを備え、
該固定ブラケットは油圧制御装置が車両後方で、かつ車両外方に回転するのを許容すべく形成された
請求項1〜4の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記固定ブラケットは車両内方に延びて油圧制御装置を受ける受け部を備え、
上記受け部に油圧制御装置の移動許容部を介して該油圧制御装置を支持させた
請求項5記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記移動許容部は移動許容方向が開放するU字状の溝部に設定された
請求項6記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記固定ブラケットは、車両後方に対する支持剛性が下方向の支持剛性に対して小さく設定された
請求項5記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記固定ブラケットは、油圧制御装置の所定角度以上の回転を抑制する抑制部を備えた
請求項5〜8の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記油圧制御装置はフロントフレームの後方が下方となるように傾斜して延びるキックアップ部に設けられた
請求項1〜8記載の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記油圧制御装置の移動方向にはパワートレイン補機が設けられた
請求項1〜10の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記油圧制御装置は衝突時に後退するパワートレインが上記モータ部の下部に当接するように配設された
請求項1〜11の何れか1に記載の車両の油圧制御装置の取付構造。 - 上記油圧制御装置は、パワートレインの後方の傾斜面が該油圧制御装置の下方に位置するように該傾斜面と対向して配設された
請求項12記載の車両の油圧制御装置の取付構造。
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