JP2007038540A - プロセス印刷方法並びに印刷データ作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 特色インキを使用せず、耐光性が高く、且つ、従来より広い色再現域を表現した印刷が可能なプロセス印刷方法及び印刷データ作成装置を提供する。
【解決手段】 色は、墨、藍、紅、黄、グリーン、オレンジであり、用いる顔料は、墨のインキがC.I.Pig.Black7と、C.I.Pig.Green 36とからなり、藍のインキがC.I.Pig.Blue 15:3からなり、紅のインキがC.I.Pig.Red 122からなり、黄のインキがC.I.Pig.Yellow 13と、C.I.Pig.Yellow 12とからなり、グリーンのインキがC.I.Pig.Green 7からなり、オレンジのインキがC.I.Pig.Orange 64からなる6色UVインキでプロセス印刷を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 色は、墨、藍、紅、黄、グリーン、オレンジであり、用いる顔料は、墨のインキがC.I.Pig.Black7と、C.I.Pig.Green 36とからなり、藍のインキがC.I.Pig.Blue 15:3からなり、紅のインキがC.I.Pig.Red 122からなり、黄のインキがC.I.Pig.Yellow 13と、C.I.Pig.Yellow 12とからなり、グリーンのインキがC.I.Pig.Green 7からなり、オレンジのインキがC.I.Pig.Orange 64からなる6色UVインキでプロセス印刷を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、6色のUVインキを用いたプロセス印刷方法並びに印刷データ作成装置に関する。
近年の画像処理ソフトの普及に伴い、製品パッケージ等のデザイン等をする際に、PC(Personal Computer)とディスプレイを使用して画像データを作成するデザイナが増えてきている。その場合、デザイナは、デザインの画像データをディスプレイに表示させて視認し、色を決定する。そして、最終的にRGB値で色を表現した画像データを作成する。デザイナは画像データを作成した後、印刷会社に画像データを送り、印刷会社は画像データに基づいて、所望の素材に印刷処理をする。
ここで、従来のパッケージ印刷においては、4色(CMYK:Cyan(藍)、Magenta(紅)、Yellow(黄)、blacK(墨))のUVインキを用いたプロセス印刷が一般的に用いられていたが、RGB値によって表現可能な色の範囲(以下、色域という)の方が、CMYKによって表現できる色再現域より広いため、RGB値で表現された画像データをCMYKで完全に再現することができなかった。ここで、UVインキとは紫外線を照射することによって硬化するインキをいう。乾燥に数時間を要する酸化重合乾燥型インキと異なり、瞬間的に乾燥し、またプラスチック、アルミ箔貼り合せ紙などの非浸透性の素材にも印刷できるので、パッケージ等の包装材料の印刷に好ましく用いられる。
また、現在では、特に彩度が要求される色(特色)のインキを個別に作成し、上記4色の他にこの特色インキを印刷機にセットして印刷を行っていた。この特色インキとは、通常のプロセス4色だけでは原稿の色の再現が困難な場合に追加される色であって、例えば、緑、紫などである。ところが、この方法では、印刷対象の画像データが変わると特色インキを変更する必要がある。このため、印刷機の操作者は、特色インキを画像データが変わる度に取りはずし、印刷機を洗浄し、更に、次の画像データ用の特色インキを印刷機にセットしなければならず、時間とコストがかかってしまい、生産性が悪いという問題があった。
一方、UVインキではない一般の酸化重合乾燥型インキでは、染料を用いた6色の印刷用インキは、市場に既に存在している(例えば、Pantone(登録商標)社製ヘキサクローム)。しかしながら、この製品は、耐光性の低い染料インキを使用した製品であるため、製品が太陽光に曝露されるような用途(例えば、商品のパッケージ、カレンダー、選挙ポスター、タイヤのタグ、自動販売機のPOP(point−of−purchase advertising:購買時点広告)等)で用いると、曝露されている時間の経過と共に、色が褪せる、或いは印刷が消えてしまう。即ち、印刷用途が限られてしまっていたため、上記の問題を完全に解決することはできなかった。
他方、関連する技術が、以下の文献で公開されている。
特開2001−260516号公報
特公平7−75908号公報
特表平9−511109号公報
この発明は上記の点を鑑みてなされたもので、特色インキを使用せず、耐光性が高く、且つ、従来より広い色再現域の印刷が可能なプロセス印刷方法及び印刷データ作成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、6色のUVインキを用いたプロセス印刷方法であって、前記6色のUVインキの色は、墨、藍、紅、黄、グリーン、オレンジであり、前記6色のUVインキに用いる顔料は、墨のインキがC.I.Pig. Black7と、C.I.Pig. Green 36とからなり、藍のインキがC.I.Pig. Blue 15:3からなり、紅のインキがC.I.Pig. Red 122からなり、黄のインキがC.I.Pig. Yellow 13と、C.I.Pig. Yellow 12とからなり、グリーンのインキがC.I.Pig.Green 7と、C.I.Pig.Yellow 17とからなり、オレンジのインキがC.I.Pig. Orange 34からなることを特徴とするプロセス印刷方法である。
これにより、特色インキを使用せず、耐光性が高く、且つ、従来より広い色再現域の印刷が可能となる。パッケージ等の包装材料は店頭陳列等で日にさらされる機会があり、耐光性が要求される。また外観の訴求力を高めるために特色を使うことが多い。従って本発明のプロセス印刷方法は包装材料の印刷に好適である。
上記のプロセス印刷方法において、好ましくは、前記6色のUVインキを、墨・藍・紅・グリーン・オレンジ・黄の刷り順で印刷することを特徴とする。
これにより、先に刷ったインキの色が薄いことによる色むら(はじき)を目立たなくすることができる。
上記のプロセス印刷方法において、好ましくは、前記6色のUVインキのタック値は、墨のインキが9.3±0.3、藍のインキが8.7±0.3、紅のインキが8.1±0.3、グリーンのインキが7.7±0.3、オレンジのインキが6.8±0.3、黄のインキが5.5±0.3である。
これにより、先に刷ったインキによって、後に刷ったインキが汚れてしまうこと、及び、紙剥けの現象を起こりにくくすることができる。
上記の色材配合率算出装置において、好ましくは、FMスクリーニングを行い、印刷する画像データのシャドー部の濃度に、予め決められた値を掛けて補正画像データを作成し、前記補正画像データを印刷する。
これにより、AMスクリーニング処理の結果と、FMスクリーニング処理の結果の濃度差を小さくすることができ、また、見た目の違いも軽減することができる。
上記の色材配合率算出装置において、好ましくは、前記6色のUVインキそれぞれのL*C*h*表色系におけるh*値は、墨のインキが79.350°±10°、藍のインキが229.160°±10°、紅のインキが353.460°±10°、グリーンのインキが157.000°±10°、オレンジのインキが58.510°±10°、黄のインキが92.710°±10°であることを特徴とする。
これにより、特色インキを使用せず、耐光性が高く、且つ、従来より広い色再現域の印刷が可能となる。
また、本発明は、5色以上のインキを用いたプロセス印刷に用いる印刷データ作成装置であって、L*a*b*値と前記5色以上のインキとの対応関係を表す対応関係データを記憶する対応関係情報記憶手段と、印刷する画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段によって入力された画像データを予め決められた色空間上の値で表現された特定色空間データに変換する変換手段と、前記変換手段によって変換された特定色空間データを前記対応関係情報記憶手段に記憶された対応関係データに基づいて前記5色以上のインキの色ごとのデータに分解した印刷データを作成する色分解手段と、前記色分解手段によって作成された印刷データを分解された5色以上のインキの色ごとのデータを出力する出力手段とを具備することを特徴とする印刷データ作成装置である。
これにより、既存の設備を利用して画像データを作成し、6色分解することができるので、新たな設備投資をせずに6色印刷の刷版用データを作成できる。
本発明によれば、前記6色のUVインキの色は、墨、藍、紅、黄、グリーン、オレンジであり、6色のUVインキに用いる顔料は、墨のインキがC.I.Pig. Black7と、C.I.Pig. Green 36とからなり、藍のインキがC.I.Pig. Blue 15:3からなり、紅のインキがC.I.Pig. Red 122からなり、黄のインキがC.I.Pig. Yellow 13と、C.I.Pig. Yellow 12とからなり、グリーンのインキがC.I.Pig.Green 7と、C.I.Pig.Yellow 17とからなり、オレンジのインキがC.I.Pig. Orange 34からなるので、特色インキを使用せず、耐光性が高く、且つ、従来より広い色再現域の印刷が可能となる。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
製品のパッケージ等の工業デザイナは、画像処理ソフトウェアをインストールしたPC(Personal Computer)を用いて、所望の画像データを作成し、それをCRT(Cathode Ray Tube)等で表示させて視認しながら、画像データを完成させる。この時、作成される画像データの色は、RGB値で表現されている。
製品のパッケージ等の工業デザイナは、画像処理ソフトウェアをインストールしたPC(Personal Computer)を用いて、所望の画像データを作成し、それをCRT(Cathode Ray Tube)等で表示させて視認しながら、画像データを完成させる。この時、作成される画像データの色は、RGB値で表現されている。
まず、インキの顔料の検討方法について説明する。図1は、従来、及び本発明の実施形態におけるプロセス印刷用のインキの顔料名とインキ作成時におけるそれらの配合率を示す表である。ここで、表中のC.I.Pig.Black 7等の表記は、C.I.(Color Index)Nameと呼ばれる、顔料を識別するためにつけられた名前を意味しており、一般に広く使用されている。また、Pig.はPigmentの略である。例えば、鉛白はPigment White 1、黄土はPigment Yellow 43であり、これらのC.I.Nameが、その顔料の化学構造と対応づいている。また、表中に記載されている割合は、インキを作成する上で配合する各顔料の、インキ成分全体に対する配合率をパーセントで表示した値であり、各色のインキに対する残りの成分は、インキ作成上必要なその他の成分を指す。また、従来におけるプロセス印刷には、図1に示すように、従来品の顔料から4色(CMYK:Cyan(藍)、Magenta(紅)、Yellow(黄)、blacK(墨))のインキを作成して印刷に用いていた。ここで、従来の4色プロセス印刷で通常行われる刷り順(墨(K)→藍(C)→紅(M)→黄(Y))において、後から刷る色は下の色を隠蔽しないように、透明性を高くする。このため、“黄”は特に“透明黄”とも呼ばれている。
前述の4色のインキを用いたプロセス印刷で表現できる色再現域は、RGB値で表現できる色再現域より狭いため、インキを更に2色追加し6色とした。インキの色の選定に際しては、既存のPantone(登録商標)社製インキ「ヘキサクローム」)が再現するL*、a*、b*値に合わせ、更に、高い耐光性が得られるUVインキ(紫外線硬化型インキ)に利用できる顔料を選択した。ここで、上述の製品「ヘキサクローム」は、染料を使用しているインキである。また、L*、a*、b*値とは、色をL*a*b*表色系で表現した時に、明度、色相、彩度を表す値である。また、L*a*b*表色系とは、CIE(国際照明委員会)が1976年に定めた色空間である。また、UVインキに用いることのできる顔料は限られているため、UVインキ用の顔料の選定は、印刷結果を視認しながら改めて行う必要がある。
特に、色空間上のグリーンの領域で、RGB値とCMYKでの色再現域の差が大きいことが分かっている。そのため、新たにグリーンのインキをプロセス印刷用に作成した。採用した顔料及び配合率は、図1の表の改良品Aの欄に示すように、C.I.Pig. Green 7を、インキ成分全体の12.8%とし、C.I.Pig. Yellow 17をインキ成分全体の6.8%とした。ここで、グリーンのインキに採用した顔料は、市場に流通していて入手コストを抑えることができ、且つ、彩度が高く、耐光性が高い顔料を選択した。
更に、従来の4色インキを混合するにつれて、オレンジの領域がくすみ易い(彩度が低くなる)ことが分かっている。広い色再現域を得るために、更にオレンジのインキをプロセス印刷用に採用した。採用した顔料及び配合率は、図1の表の改良品Aの欄に示すように、C.I.Pig.Orange 64を、インキ成分全体の19.0%とした。ここで、顔料の選定にあたっては、コストを抑え、且つ、彩度が高く、耐光性が高い顔料を選択した。
また、上記のグリーン、オレンジのインキを追加した結果できる色再現域を考慮して、従来の紅のインキに、より青みを持たせた顔料(図1の改良品AのC.I.Pig.Red 122を、インキ成分全体の17.0%)を採用した。また、黄のインキに採用した顔料及び配合率は、図1の改良品Aに示すように、従来より耐光性の高い、C.I.Pig.Yellow 35及びYellow 83を、それぞれ、インキ成分全体の7.3%及び2.0%、即ち73:20の割合で混合したものとした。また、墨のインキに採用した顔料及び配合率は、図1の改良品Aに示すように、C.I.Pig.Black 7及びGreen 36を、それぞれ、インキ成分全体の12.8%及び1.1%、即ち128:11の割合で混合したものとした。
なお、上述において、改良品Aの、紅のインキに、C.I.Pig.Violet 19を混合し、インキの色を調整しても良い。例えば、紅のインキのインキ成分全体に対してC.I.Pig.Violet 19を0.2%程度混合する。
次に、上述の、図1の改良品Aで示す顔料を用いたインキで、プロセス印刷を行う際の、刷り順の検討方法について説明する。まず、下記のような刷り順で印刷を行い、刷り順の検討を始めた。
K→Or→Y→C→M→G ・・・(ア)
上述の刷り順において、Kは墨、Orはオレンジ、Yは黄、Cは藍、Mは紅、Gはグリーンである。ここで、耐光性の高い顔料は一般に透明性が低くなる。上述のように顔料を変更した改良品Aは、黄の耐光性が従来品より高くなったことによって、透明性が低下したため、従来の4色印刷の刷り順(K→C→M→Y)と比較して、黄を藍の前へ変更した。同様に、上述のオレンジの顔料の透明性が比較的低いことも考慮した。
しかし、印刷面の下地に未硬化のUVインキ層がある場合、印刷を行うと下のインキが上のインキをはじき(以下、この現象をはじき現象という)、新たなインキが乗りにくい(トラッピングが悪いと呼ばれる)現象が起こる。図3(a)は、オレンジ、藍の順に印刷した場合の印刷面を拡大した図であり、図3(b)は、藍、オレンジの順に印刷した場合の印刷面を拡大した図である。前述のはじき現象は、図3の(a)(b)両方で確認できるが、図3(a)は図3(b)に比べて明らかにインキがはじかれているようなパターンを確認できる。
考察の結果、前述のはじき現象は、人間の感覚で見た目が薄い色(黄色やオレンジなど)を先刷りし、見た目が濃い色(藍や紅など)を後刷りした場合に、斑模様のような色むらとなって個々の色が目立つ傾向があることが分かった。
このような、見た目の色むらを軽減するように、刷り順、透明性、色再現域を総合的に鑑みて検討した結果、図1の改良品Bに示すような顔料を用い、下記のような刷り順を決定した。
このような、見た目の色むらを軽減するように、刷り順、透明性、色再現域を総合的に鑑みて検討した結果、図1の改良品Bに示すような顔料を用い、下記のような刷り順を決定した。
K→C→M→G→Or→Y ・・・(イ)
ここで、図1の改良品Aにおいて、黄はC.I.Pig.Yellow 35とYellow 83の組み合わせであったが、これは、透明性が劣り、二次色(グリーン+黄、紅+黄、オレンジ+黄、藍+黄等、黄が上刷りとなる色)の発色が悪かった。この問題に対応するため、改良品Aより耐光性が低下するものの、品質的に問題が無い耐光性レベル「3」を維持するC.I.Pig.Yellow 13とYellow 12との組み合わせを採用し、インキ成分全体の11.0%及び6.0%、即ち11:6の割合で混合したものとした。また、改良品Aのオレンジもやはり、透明性が劣り、二次色の発色が悪かった。これに対応するために、改良品Aに比べて、透明性が高く、且つ耐光性を維持できる顔料(C.I.Pig.Orange 34)を採用した。この結果を図1の改良品Bの欄に示す。
これにより、色が、墨、藍、紅、黄、グリーン、オレンジであり、顔料は、墨のインキがC.I.Pig. Black7と、C.I.Pig. Green 36とからなり、藍のインキがC.I.Pig. Blue 15:3からなり、紅のインキがC.I.Pig. Red 122からなり、黄のインキがC.I.Pig. Yellow 13と、C.I.Pig. Yellow 12とからなり、グリーンのインキがC.I.Pig. Green 7とC.I.Pig. Yellow 17とからなり、オレンジのインキがC.I.Pig. Orange 34からなる6色のUVインキを用いて印刷するので、特色インキを使用せず、耐光性が高く、且つ、従来より広い色再現域の印刷が可能となる。
また、これにより、先に刷ったインキの色が薄いことによる斑模様(はじき)を、目立たなくすることができる。
なお、上述において、改良品Bの、オレンジのインキにC.I.Pig.Red 112を混合し、インキの色を調整しても良い。例えば、オレンジのインキのインキ成分全体に対してC.I.Pig.Red 112を0.1%等と混合する。
そして、上記の改良品Bの顔料を用いて6色プロセス印刷用インキを作成する。この時、作成したインキをベタ刷りで印刷した結果を、CMYK(全吸収)のフィルターで測定する反射濃度計で測定し、その測定結果が以下に述べる濃度推奨値に近づくようにする。ここでいう濃度とは、物質から光が反射される程度を表した光学濃度Dを意味し、入射光の強度をI0、反射光の強度をIとすると、以下の式で表される値である。
D=log10(I0/I)
6色インキそれぞれの濃度推奨値は、6色プロセス印刷の墨のインキの、CMYK色分解におけるK(墨)の濃度が1.85±0.1であり、6色プロセス印刷の藍のインキの、CMYK色分解におけるC(藍)の濃度が1.60±0.1であり、6色プロセス印刷の紅のインキの、CMYK色分解におけるM(紅)の濃度が1.50±0.1であり、6色プロセス印刷のグリーンのインキの、CMYK色分解におけるC(藍)の濃度が1.35±0.1であり、6色プロセス印刷のオレンジのインキの、CMYK色分解におけるY(黄)の濃度が1.35±0.1であり、6色プロセス印刷の黄のインキの、CMYK色分解におけるY(黄)の濃度1.40±0.1である。
次に、上述したように、改良品Bの顔料を用い、上述の濃度推奨値を参考にしながら作成した6色インキをベタ刷りで印刷し、その結果を反射濃度計で測定する。図2は、改良品Bの顔料を用い、上述の濃度推奨値を参考にしながら作成した6色インキをベタ刷りで印刷し、その結果を反射濃度計で測定した結果のL*、a*、b*、C*、h*(単位:°)の値を示す表である。ここで、L*、C*、h*の値は、色を明度(L*)、彩度(座標中心からの距離)(C*)、色相角度(h*)で表したL*C*h*表色系における値であり、L*はL*a*b*表色系におけるL*と共通の値で表される。
ところで、L*値、C*値は、明度、彩度を示す値であるため、印刷対象となる画像データの色によってその都度調整が必要な、変動する値である。また、a*値、b*値は、色相の他に彩度の要素を含んでいる。そのため、6色プロセス印刷に用いる6色のインキの作成においては、色相を表すh*の値のみが、普遍的に意味を持つ値である。図2に示すように、6色インキそれぞれのh*値は、墨のインキが79.350°、藍のインキが229.160°、紅のインキが353.460°、グリーンのインキが157.000°、オレンジのインキが58.510°、黄のインキが92.710°であった。6色プロセス印刷に使用するインキのh*値は、図2に示す上述の値から±10°の範囲の値を取るように、インキを作成する。
なお、上述の濃度推奨値は、インキ作成時の初期において目標とするための参考値であり、最終的なインキの濃度が上述の濃度推奨値の範囲でなくても良い。
図4〜6は、従来のインキと刷り順で印刷した場合と、図1の改良品Bのインキを用いて、上述の(ア)、及び、(イ)の刷り順で印刷した場合のL*a*b*空間における色再現域を描画した図である。図4は、再現可能な色をa*b*平面に投影した図、図5は、同様にa*L*平面に投影した図、図6は、同様にb*L*平面に投影した図である。また、図7は、従来のインキと刷り順で印刷した場合と、図1の改良品Bのインキを用いて(ア)、及び、(イ)の刷り順で印刷した場合のL*a*b*空間における色再現域の体積を示す表である。色再現域体積の計算は、日本画像学会誌第39巻第3号「画像の色立体外郭点抽出と色域体積の算出(II)」に記載された「最外郭点抽出提案法」により求めた。図7に示すように、改良品Bの顔料で、(イ)の刷り順で印刷した結果が、最も色再現域が広い。なお、改良品Aの顔料においても(イ)の刷り順が好ましいことを確認した。
次に、紙剥け、及び、インキ汚れの対策について説明する。
6色に限らず、多色印刷においては、先刷り→後刷りの順にインキの粘度を低くする。これは、粘度の高い(以下、「硬い」という)インキの上に、粘度の低い(以下、「柔らかい」という)インキは乗りやすい(トラッピングが良い)が、逆の場合は、先刷りのインキを後刷りのインキが取ってしまう現象(バックトラッピング現象)が発生し、インキに別のインキが付着する「汚れ」の現象が発生する可能性があるからである。一方、インキが硬すぎると、印刷時の「紙剥け」が懸念される。
6色に限らず、多色印刷においては、先刷り→後刷りの順にインキの粘度を低くする。これは、粘度の高い(以下、「硬い」という)インキの上に、粘度の低い(以下、「柔らかい」という)インキは乗りやすい(トラッピングが良い)が、逆の場合は、先刷りのインキを後刷りのインキが取ってしまう現象(バックトラッピング現象)が発生し、インキに別のインキが付着する「汚れ」の現象が発生する可能性があるからである。一方、インキが硬すぎると、印刷時の「紙剥け」が懸念される。
上述のバックトラッピング、紙剥け、及び汚れの現象を回避するために、通常、インキの製造工程において、インキの粘度を最適にする。以下では、上述の改良品Bの顔料で構成した6色インキのタック値を検討する方法を説明する。
図8は、従来品と、改良品Bの顔料を用いた3種類のインキ(改良品B1、B2、B3)のタック値を示す表である。ここで、タック値とは、前述の粘度を数値化した値であり、JIS K 5701−1(平板インキ試験方法)の4.2粘着性に記載のロータリータックメータを用いて測定した結果を意味する。また、この際のインキの量は、1.3cc、設定温度は32℃、ローラの回転数は400rpmである。
インキのタック値は、印刷時で許容される範囲、即ち、紙剥けが発生しない上限値と、インキ汚れが発生しない下限値の範囲内で設定する必要がある。図7に示す従来品は、タック値の上限値と下限値の範囲を4分割するように、各色のインキのタック値を設定していた。上述の改良品Bのタック値選定においては、まず、前述の従来品と同様に、タック値の上限値と下限値の範囲を6分割するように各色のインキのタック値を設定した6色のインキを作成した。その結果を図7の改良品B1に示す。しかし、改良品B1を評価したところ、インキ汚れの発生が少ない点は良好であるが、印刷素材によっては紙剥けが発生した。
これに対応するために、更にインキが柔らかくなるようタック値を設定しなおしたインキを試作したところ、紙剥けの現象が回避できた。そのタック値を図8の改良品B2に示す。また、この改良品B2の結果、黄におけるインキの汚れが起きなかったため、更にインキを柔らかくしても問題ないことが分かった。そのため、更に柔らかいインキを試作して、汚れを評価した。そしてこのような試作品評価を重ねた結果、最終的に、汚れが発生せず、インキが柔らかくなったことによって光沢が向上したインキを作成した。その結果を、図8の改良品B3に示す。
これにより、先に刷ったインキによって、後に刷ったインキが汚れてしまうこと、及び、紙剥けの現象を起こりにくくすることができる。
ところで、印刷工程は、一般的に、製版工程、刷版工程、印刷工程等を経る。製版工程とは、刷版用フィルム又はデータを作成することを意味する。刷版工程は、刷版用データから版を作成することを意味する。印刷工程は、版を印刷機にセットして印刷することを意味する。以下では、画像データにおける各色の濃淡を、網点で表現した刷版用データを、色ごとに作成する方法について説明する。ここで、刷版用データ作成の代表的な手法としては、規則的に並べた網点の径の大きさで濃淡を表現するAM(Amplitude Modulation)スクリーニングと、全て同じ大きさの網点の密度を変化させて色の濃淡を表現するFM(Frequency Modulation)スクリーニングとがある。図9(a)は、AMスクリーニングの手法を用いた印刷結果を示す図である。9aは、本図の囲み部分の拡大図である。図9(b)は、FMスクリーニングの手法を用いた印刷結果を示す図である。9bは、本図の囲み部分の拡大図である。このAMスクリーニングの手法で多色印刷を行うと、網点の重ね合わせによる干渉縞(モアレ)が発生する問題があった。これを回避するために、以下では、FMスクリーニングで印刷する場合について説明する。
FMスクリーニングによって、モアレの問題を回避する一方、同じ画像を、AMスクリーニングとFMスクリーニングの方法で印刷した場合、暗い部分(以下、シャドー部という)において、人間の見た目上の違いが起きるという問題がある。即ち、暗い部分の黒味感が足りない傾向がある。これは、図9(a)(b)の拡大図9a、9bの比較から判るように、AMスクリーニングの方が、網点が大きいためにインキの膜厚が厚くなり、濃度が高くなることが原因である。
図10は、AMスクリーニング及びFMスクリーニングの手法を用いて同一画像を印刷した際の、1色についての網点密度と濃度との関係を示す図である。囲み部分101は、前述のシャドー部であり、本図から、網点の面積の密度が75%前後の箇所(例えば、65%±5%〜90%±5%の範囲)において、AMスクリーニングとFMスクリーニングとの濃度の差異が顕著なことが分かる。この濃度の差異を軽減するために、FMスクリーニングを施した6色の刷版用データの内、シャドー部1001のデータの網点密度を、予め設定した値の倍率で乗算することで、補正済み刷版用データを作成する。この倍率は、事前実験により定められるが、例えば、1.07程度である。なお、倍率は固定値でなく、網点密度により変化する可変値としても良い。これにより、AMスクリーニング処理の結果と、FMスクリーニング処理の結果の濃度差を小さくすることができ、また、見た目の違いも軽減することができる。
次に、デザイナが、自身の所有するPCと画像処理ソフトウェア等を用いて作成したRGB値の画像データを、上述した6色インキのプロセス印刷方法で印刷する動作について説明する。
図11は、デザイナが作成した画像データから、6色印刷用に色分解された画像データを作成するまでのデータの流れを示す図である。100は、画像データ101を上述の6色に分解した画像データを作成するPC(印刷データ作成装置)であり、PC100は、RGB値とL*a*b*値との対応を示すデータであるRGBプロファイル102と、従来のCMYKの値とL*a*b*値との対応を示すデータであるCMYKプロファイル103と、上述の図1の6色とL*a*b*値との対応を示すデータである6色プロファイル104(対応関係データ)とを記憶部(図示せず)に記憶している。また、PC100の制御部(図示せず)は、上記3つのプロファイルに従ってデータを変換する機能を持った、既存の画像変換プログラム110(変換手段、色分解手段)がインストールされている。また、PC100には、スキャナ(図示せず)が接続され、キーボード等の入力部とCRT等の表示部を持つ。
図11は、デザイナが作成した画像データから、6色印刷用に色分解された画像データを作成するまでのデータの流れを示す図である。100は、画像データ101を上述の6色に分解した画像データを作成するPC(印刷データ作成装置)であり、PC100は、RGB値とL*a*b*値との対応を示すデータであるRGBプロファイル102と、従来のCMYKの値とL*a*b*値との対応を示すデータであるCMYKプロファイル103と、上述の図1の6色とL*a*b*値との対応を示すデータである6色プロファイル104(対応関係データ)とを記憶部(図示せず)に記憶している。また、PC100の制御部(図示せず)は、上記3つのプロファイルに従ってデータを変換する機能を持った、既存の画像変換プログラム110(変換手段、色分解手段)がインストールされている。また、PC100には、スキャナ(図示せず)が接続され、キーボード等の入力部とCRT等の表示部を持つ。
まず、デザイナは、PC100に既存の画像処理ソフトウェアをインストールし、画像データ101を作成する。この時、作成される画像データはRGB値で表現されたデータである。なお、RGB値の画像データは、デジタルカメラ等で作成された画像データでも良い。デザイナは、PC100内の画像変換プログラムの起動を入力部から指示する。次いで、PC100が画像変換プログラムを起動させると、画像変換プログラム110は、表示部から、画像データを要求する。デザイナはこれを視認し、作成した画像データ101を入力部から選択し、それがRGB値データであることを示すデータを入力する。次に、画像変換プログラム110は、入力された画像データを、前述のRGBプロファイル102を用いて、L*a*b*値に変換したL*a*b*データファイル105を作成する。
なお、デザイナが紙面に作成したデザイン画等を、PC100がスキャナから取り込んでも良い。その場合、スキャナが画像を取り込むと、PC100が、CMYKまたはRGBで表現した画像データを作成する。ここでは、スキャナがCMYKまたはRGBに色分解する機能を備えているとする。そして、画像変換プログラムが、CMYKプロファイル103を用いて、上述と同様にL*a*b*データファイルを作成する。
その後、画像変換プログラム110は、6色プロファイル104に基づいて、L*a*b*データファイルを6色に分解した画像データ106を作成する。そして、色ごとに、上述のようにFMスクリーニング処理を施し、濃度補正をして、補正済み刷版用データを作成する。デザイナは、作成した色ごとの補正済み刷版用データと、6色インキの情報(顔料名、タック値)と刷り順の情報を印刷会社に送り、これに従って、印刷会社は印刷処理を行う。なお、6色インキの情報と刷り順の情報は、6色のプロファイルの付属情報として登録されているものとする。
これにより、画像処理ソフトウェア、または画像データをCMYKの4色に分解する従来のスキャナを利用して画像データを作成し、6色分解することができるので、新たな設備投資をせずに6色印刷の刷版用データを作成できる。
また、これにより、印刷の元となる画像データの表現形式(RGB値、CMYK値等)に関わらず、L*a*b*値で表現されたデータファイルに一旦変換し、その後、6色プロファイルに従って色分解をするので、ユーザの設備で表現された色を、常に再現できる統一的な環境を構築できる。
なお、上述の実施形態において、デザイナが所望の色で画像データ(或いはスキャナで読み込むデザイン画)を作成し、これをL*a*b*データファイルに変換した後、6色に分解したが、予め、6色インキで再現可能な色見本や、ライブラリ等を、デザイナが所持し、その中から色を選択して画像データを作成しても良い。これにより、6色印刷のための色分解をスムーズに行うことができる。
また、上述の実施形態において、6色に色分解する6色プロファイルを用いたが、5色、或いは6色以上に色分解しても良い。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。また、本実施形態に示す特徴が、課題を解決するために全て必須となるものではない。
100…PC
101…画像データ
102…RGBプロファイル
103…CMYKプロファイル
104…6色プロファイル
105…L*a*b*データファイル
106…6色に分解した画像データ
110…画像変換プログラム
101…画像データ
102…RGBプロファイル
103…CMYKプロファイル
104…6色プロファイル
105…L*a*b*データファイル
106…6色に分解した画像データ
110…画像変換プログラム
Claims (6)
- 6色のUVインキを用いたプロセス印刷方法であって、
前記6色のUVインキの色は、墨、藍、紅、黄、グリーン、オレンジであり、
前記6色のUVインキに用いる顔料は、
墨のインキがC.I.Pig.Black 7と、C.I.Pig.Green 36とからなり、
藍のインキがC.I.Pig.Blue 15:3からなり、
紅のインキがC.I.Pig.Red 122からなり、
黄のインキがC.I.Pig.Yellow 13と、C.I.Pig.Yellow 12とからなり、
グリーンのインキがC.I.Pig.Green 7と、C.I.Pig.Yellow 17とからなり、
オレンジのインキがC.I.Pig.Orange 34からなる
ことを特徴とするプロセス印刷方法。 - 前記6色のUVインキを、墨・藍・紅・グリーン・オレンジ・黄の刷り順で印刷することを特徴とする請求項1に記載のプロセス印刷方法。
- 前記6色のUVインキのタック値は、
墨のインキが9.3±0.3、
藍のインキが8.7±0.3、
紅のインキが8.1±0.3、
グリーンのインキが7.7±0.3、
オレンジのインキが6.8±0.3、
黄のインキが5.5±0.3である
ことを特徴とする請求項2に記載のプロセス印刷方法。 - 前記画像データにFMスクリーニングを施した6色の刷版用データの内、シャドー部のデータの網点密度を、予め設定した値の倍率で乗算して補正済み刷版データを作成し、前記補正済み刷版データを印刷する請求項1〜3に記載のプロセス印刷方法。
- 前記6色のUVインキそれぞれのL*C*h*表色系におけるh*値は、
墨のインキが79.350°±10°、
藍のインキが229.160°±10°、
紅のインキが353.460°±10°、
グリーンのインキが157.000°±10°、
オレンジのインキが58.510°±10°、
黄のインキが92.710°±10°である
ことを特徴とする請求項1に記載のプロセス印刷方法。 - 5色以上のインキを用いたプロセス印刷に用いる印刷データ作成装置であって、
L*a*b*値と前記5色以上のインキとの対応関係を表す対応関係データを記憶する対応関係情報記憶手段と、
ユーザが入力する画像データを予め決められた色空間上の値で表現された特定色空間データに変換する変換手段と、
前記変換手段によって変換された特定色空間データを前記対応関係情報記憶手段に記憶された対応関係データに基づいて前記5色以上のインキの色ごとのデータに分解した印刷データを作成する色分解手段と、
前記色分解手段によって作成された印刷データを分解された5色以上のインキの色ごとのデータを出力する出力手段と
を具備することを特徴とする印刷データ作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005225595A JP2007038540A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | プロセス印刷方法並びに印刷データ作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007038540A true JP2007038540A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37796962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005225595A Withdrawn JP2007038540A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | プロセス印刷方法並びに印刷データ作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007038540A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009012353A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Dic Corp | プロセス印刷方法並びに印刷データ作成装置 |
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WO2022163623A1 (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | 東レ株式会社 | 活性エネルギー線硬化型平版印刷用インキセット、印刷物の製造方法および活性エネルギー線硬化型平版印刷用インキ |
-
2005
- 2005-08-03 JP JP2005225595A patent/JP2007038540A/ja not_active Withdrawn
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