JP2007037006A - 超音波センサ及びその製造方法 - Google Patents

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昇穆 李
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Abstract

【課題】残響振動を短くするとともに、残留応力を低減することで感度を向上させ、且つ、共振周波数の均一化を図った超音波センサ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】超音波センサAは、支持層11の一部を絶縁層12に達するまでエッチングすることによってメンブレン15が形成されたSOI基板10を備え、活性層13の表面を熱酸化してシリコン酸化膜14を形成するとともに、シリコン酸化膜14の表面に下部電極16、圧電薄膜17および上部電極18を積層してある。メンブレン15上に形成された下部電極16および圧電薄膜17は、上部電極18とSOI基板10との間に存在する部分のみが残るようにパターニングされ、圧電薄膜17及び両電極16,18を覆うようにしてシリコン酸化膜14の表面全体にFC薄膜19を形成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波センサ及びその製造方法に関するものである。
従来より、半導体基板に薄膜を形成するとともに、薄膜の上面に圧電体を形成した超音波センサが提供されている(例えば特許文献1参照)。
また、図12(a)(b)は従来の超音波センサAの一例を示しており、SOI基板30の支持層31を異方性エッチングすることによってダイアフラム構造を形成するとともに、活性層33の表面(図12(a)中の上面)にPt,Tiからなる下部電極35と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のような圧電薄膜36と、Ptからなる上部電極37とを形成して構成される。図12(b)はSOI基板30のメンブレン34付近の平面図であり、上部電極37は34の一部(中央部)のみに存在するようにパターニングされているのに対して、下部電極35および圧電薄膜36はSOI基板30(つまり活性層33)の上面全体に蒸着されている。なお上部電極37は矩形板状であって、左右両側辺から幅狭の導電パターン37aが延出している。この導電パターン37aはメンブレン34の外側まで延長形成されており、メンブレン34の外側部分においてボンディングワイヤ40がワイヤボンドされている。また下部電極35には、圧電薄膜36に形成されたコンタクトホール36aを通してボンディングワイヤ40がワイヤボンドされている。
この超音波センサAは、例えば空気中に送波された超音波の反射波を受波することによって、超音波の伝搬時間から三次元空間における物体の位置や形状を検出するものであって、超音波を受波する際にメンブレン34が振動して、メンブレン34に撓みが発生すると、圧電薄膜36の圧電効果によって電極35,37間に電圧が発生するので、受波した超音波振動を電気信号として取り出すことができる。
特開平10−256570号公報
上述した超音波センサAが備えるメンブレン34は、圧電薄膜36と、両電極35,37と、Siの活性層33と、SiOの絶縁層32とで構成される多層膜構造となっていた。メンブレン34が上述のような多層膜構造となっている場合は、各々の薄膜層毎に熱膨張率やヤング率やポアソン比が異なり、また製造プロセス中に高温の作製工程が存在するため、最終的に製造されるデバイス構造には相当の残留応力が発生していた。ここで、多層膜構造に発生する残留応力は、作製温度と、各薄膜の熱膨張率の差と、界面の面積とに比例している。なお超音波センサAの製造プロセスでは、シリコンウェハーの表面を熱酸化する工程と、PZTからなる圧電薄膜36の蒸着工程とがそれぞれ1140℃と600℃で行われるため、これらの製造工程が残留応力の発生する主な要因となっていた。
ところで、メンブレン34に発生する残留応力としては引張応力と圧縮応力とがあるが、メンブレン34に引張応力又は圧縮応力が発生する場合、センサの特性に以下のような影響が発生する。
メンブレン34に発生する残留応力が引張応力の場合、メンブレン34の剛性が高まり、機械的振動に対する抵抗が増加するため、感度が低下する。一方、メンブレン34に発生する残留応力が圧縮応力の場合は、メンブレン34の剛性が低下して、機械的振動に対する抵抗が減少するため、感度が向上する。
またメンブレン34が音圧によって振動する際には、メンブレン34の伸びが発生し、メンブレン34の変位量と与えられる圧力(音圧)とに比例した引張応力がメンブレン34のエッジ部分に発生する。この引張応力は、メンブレン34が機械的に振動する際に抵抗として働くが、残留応力として圧縮応力が発生している場合はメンブレン34に撓みが発生し、この撓みによってエッジ部分の応力が分散されて抵抗が減少するので、音圧によってメンブレン34が撓みやすくなる、つまり感度が向上するという利点がある。尚、メンブレン34が撓む方向は応力状態によって決定されるのであるが、上下何れの方向に撓んだとしても、メンブレン34の振動に対する抵抗が撓み量に比例して減少されるのである。
また更に、圧電薄膜36の圧電特性は、メンブレン34に発生する引張応力に比例して低下する。メンブレン34に引張応力が発生した場合、各原子レベルのセルが圧縮され、分極特性を決定する内部の電子とイオンが非常に動き難い状態になる。一方、メンブレン34に圧縮応力が発生した場合、セル内部のイオン等が動きやすい状態になるから、分極特性が向上し、残留分極量Prや抗電界Ecが非常に増加することになる。
以上説明したようにメンブレン34に発生する残留応力が圧縮応力の場合は、超音波センサAの感度が高くなり、残留応力が引張応力の場合は感度が低下する傾向があるが、上述の超音波センサAではSOI基板30の表面全体に下部電極35と圧電薄膜36とを形成しているために界面の面積が広く、且つ、高温の製造工程が存在するために、熱膨張率の差によってメンブレン34に非常に大きな引張応力が発生し、感度が低下するという問題があった。
また、上述の超音波センサAは共振型のメンブレン34を有しており、Q値が比較的高く、リンギング(残響振動)が長いので(約1.5mS以上)、リアルタイムで信号処理を行うことが困難であった。
また、SOI基板30は、例えば表面を酸化したSi基板をもう1枚のSi基板と貼り合わせて作製されるのであるが、貼り合わせの際に行う熱処理により応力が発生して、支持層に歪が発生する場合がある。そのため、ダイアフラム作製時に支持層を結晶異方性エッチングすると、エッチングの深さにばらつきが生じて、ダイアフラムの形状にばらつきが発生し、ダイアフラムの振動の共振周波数にばらつきが生じるという問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、残響振動を短くするとともに、残留応力を低減することで感度を向上させた超音波センサ及びその製造方法を提供するにある。さらに、請求項3の発明の目的とするところは、上記の目的に加えて、共振周波数の均一化を図った超音波センサを提供するにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、裏面をエッチングすることによってメンブレンが形成された半導体基板と、半導体基板の表面においてメンブレン上に少なくとも一部が形成された下部電極と、下部電極の表面に形成された圧電薄膜と、圧電薄膜の表面に形成された上部電極とを備え、メンブレン上に形成された下部電極および圧電薄膜は、上部電極と半導体基板との間に存在する部分のみが残るようにパターニングされ、且つ、圧電薄膜および両電極を覆うようにして半導体基板の表面の略全体に形成されたフロロカーボンの薄膜を備えて成ることを特徴とする。
この発明によれば、メンブレンに形成された下部電極および圧電薄膜は、上部電極と半導体基板との間に存在する部分のみが残るようにパターニングされているので、半導体基板の表面全体に下部電極および圧電薄膜が形成された場合に比べて、残留応力が発生しやすい界面の面積を小さくでき、その結果残留応力として発生する引張応力が低減されるから、感度の低下を抑制した超音波センサを実現できる。しかも、半導体基板の他面側の略全体にフロロカーボンの薄膜を形成しているので、この薄膜によってメンブレンのダンピング効果を得ることができ、超音波を受波した際の残響振動を抑制できるから、従来の超音波センサに比べて比較的短い時間で信号処理を行える超音波センサを実現できる。さらに、フロロカーボンの薄膜は高分子ポリマーであり、圧電薄膜に比べて低密度で薄膜内部の音速が遅くなるから、この薄膜の音響インピーダンスが非常に小さくなり、空気との音響マッチングが良いので、音圧に対する受信感度を向上させた超音波センサを提供できる。さらに半導体基板の他面側の略全体をフロロカーボンの薄膜で覆っているので、異方性エッチングによりダイアフラム構造を作製する際にフロロカーボンの薄膜を圧電薄膜や両電極の保護膜として利用することができ、且つ、実環境で使用する際に空気中の様々な不純物や水分から圧電薄膜を保護することもでき、さらにフロロカーボンは絶縁性が高いため、圧電薄膜を電気的に絶縁することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、半導体基板が、支持層と活性層との間に絶縁層が形成されるとともに、支持層の一部を絶縁層に到達するまでエッチングすることによってメンブレンが形成されたSOI基板からなることを特徴とする。
この発明によれば、エッチングによりメンブレンを形成する際に、SOI基板の絶縁層がエッチングのストッパとして機能するから、エッチングストッパを別途形成する必要が無く、より少ない製造工程で製造可能な超音波センサを実現できる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、半導体基板が、表面にシリコン酸化膜が形成されるとともに、裏面側からシリコン酸化膜に到達するまでエッチングすることによってメンブレンが形成されたシリコン単結晶基板からなることを特徴とする。
この発明によれば、SOI基板に比べて安価なシリコン単結晶基板を用いているので、製造コストの安価な超音波センサを実現できる。さらに、2枚の基板を貼り合わせて作製されるSOI基板のように基板を貼り合わせる工程がないから、貼り合わせの際の熱処理によって生じる基板の歪みがないので、ダイアフラムの形状のばらつきが小さく、ダイアフラムの振動の共振周波数を均一にできる。
請求項4の発明は、請求項3記載の超音波センサの製造方法であって、シリコン単結晶基板の表面にシリコン酸化膜を形成するとともに、シリコン酸化膜の表面に下部電極と圧電薄膜と上部電極とを積層し、圧電薄膜および下部電極を、上部電極とシリコン単結晶基板との間に存在する部分のみが残るようにパターニングした後、圧電薄膜および上下の両電極を覆うようにしてシリコン単結晶基板の表面の略全体にフロロカーボンの薄膜を形成し、フロロカーボンの薄膜をエッチングの保護膜として、シリコン単結晶基板を裏面側から異方性エッチングすることでメンブレンを形成することを特徴とすることを特徴とする。
この発明によれば、半導体基板としてシリコン単結晶基板を用い、シリコン単結晶基板の表面にシリコン酸化膜を形成するとともに、シリコン単結晶基板を裏面側からシリコン酸化膜に達するまでエッチングすることでメンブレンを形成しており、メンブレンの膜厚がシリコン酸化膜とフロロカーボンの薄膜の膜厚で決定されるから、メンブレンの膜厚を精度良く制御することができ、且つ、SOI基板に比べてシリコン単結晶基板は安価なので、超音波センサの製造コストを低減できる。さらにシリコン酸化膜の表面にフロロカーボンの薄膜を形成しているので、フロロカーボンの薄膜によってメンブレンの機械的強度を確保でき、またシリコン単結晶基板をエッチングする際の保護膜として利用でき、さらに実使用時に圧電薄膜や上下両電極の保護膜としても用いることができる。また、フロロカーボンは絶縁性が高いため、圧電薄膜を電気的に絶縁することができる。
請求項1の発明によれば、メンブレンに形成された下部電極および圧電薄膜は、上部電極と半導体基板との間に存在する部分のみが残るようにパターニングされているので、半導体基板の表面全体に下部電極および圧電薄膜が形成された場合に比べて、残留応力が発生しやすい界面の面積を小さくでき、その結果残留応力として発生する引張応力が低減されるから、感度の低下を抑制した超音波センサを実現できる。しかも、半導体基板の他面側の略全体にフロロカーボンの薄膜を形成しているので、この薄膜によってメンブレンのダンピング効果を得ることができ、超音波を受波した際の残響振動を抑制できるから、従来の超音波センサに比べて比較的短い時間で信号処理を行える超音波センサを実現できる。さらに、フロロカーボンの薄膜は高分子ポリマーであり、圧電薄膜に比べて低密度で薄膜内部の音速が遅くなるから、この薄膜の音響インピーダンスが非常に小さくなり、空気との音響マッチングが良いので、音圧に対する受信感度を向上させた超音波センサを提供できる。さらに半導体基板の他面側の略全体をフロロカーボンの薄膜で覆っているので、異方性エッチングによりダイアフラム構造を作製する際にフロロカーボンの薄膜を圧電薄膜や両電極の保護膜として利用することができ、且つ、実環境で使用する際に空気中の様々な不純物や水分から圧電薄膜を保護することもでき、さらにフロロカーボンは絶縁性が高いため、圧電薄膜を電気的に絶縁することができる。
請求項2の発明によれば、エッチングによりメンブレンを形成する際に、SOI基板の絶縁層がエッチングのストッパとして機能するから、エッチングストッパを別途形成する必要が無く、より少ない製造工程で製造可能な超音波センサを実現できる。
請求項3の発明によれば、SOI基板に比べて安価なシリコン単結晶基板を用いているので、製造コストの安価な超音波センサを実現できる。さらに、2枚の基板を貼り合わせて作製されるSOI基板のように基板を貼り合わせる工程がないから、貼り合わせの際の熱処理によって生じる基板の歪みがないので、ダイアフラムの形状のばらつきが小さく、ダイアフラムの振動の共振周波数を均一にできる。
請求項4の発明によれば、半導体基板としてシリコン単結晶基板を用い、シリコン単結晶基板の表面にシリコン酸化膜を形成するとともに、シリコン単結晶基板を裏面側からシリコン酸化膜に達するまでエッチングすることでメンブレンを形成しており、メンブレンの膜厚がシリコン酸化膜とフロロカーボンの薄膜の膜厚で決定されるから、メンブレンの膜厚を精度良く制御することができ、且つ、SOI基板に比べてシリコン単結晶基板は安価なので、超音波センサの製造コストを低減できる。さらにシリコン酸化膜の表面にフロロカーボンの薄膜を形成しているので、フロロカーボンの薄膜によってメンブレンの機械的強度を確保でき、またシリコン単結晶基板をエッチングする際の保護膜として利用でき、さらに実使用時に圧電薄膜や上下両電極の保護膜としても用いることができる。また、フロロカーボンは絶縁性が高いため、圧電薄膜を電気的に絶縁することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態の超音波センサAの断面図を図1(a)に、メンブレン付近の平面図を図1(b)に、要部拡大断面図を図2にそれぞれ示す。この超音波センサAは、Siからなる支持層11及び活性層13の間にSiOからなる絶縁層12が形成されたSOI基板10を用いて形成され、支持層11の一部を絶縁層12に到達するまでエッチングすることによってダイアフラム構造を形成してある。活性層13の表面(図1(a)中の上面)には熱酸化によってシリコン酸化膜14が形成されており、シリコン酸化膜14においてメンブレン15に対応する部位には、PtとTi薄膜とを積層して形成される下部電極16と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のような圧電材料からなる圧電薄膜17と、Pt単体、或いは、PtとTi薄膜とを積層して形成される上部電極18とが積層されている。ここで、メンブレン15上に形成された下部電極16および圧電薄膜17は、上部電極18とSOI基板10との間に存在する部分(すなわち上部電極18の投影範囲内に存在する部分)のみを残し、それ以外の部分をエッチングして除去してある。尚、圧電薄膜17及び上下両電極16,18の形状は実施形態の形状に限定されるものではなく、測定対象の波長や使用用途に応じて適宜の形状に設定すれば良い。
そして、SOI基板10において活性層13側の表面(つまりシリコン酸化膜14の表面)の略全体に、圧電薄膜17および上下両電極16,18を覆うようにして、例えばフロロカーボン(FC)のようなフッ素系樹脂からなるFC薄膜19を形成してある。而して、メンブレン15は、圧電薄膜17が存在する部位はFC/Pt/PZT/Pt/Ti/SiO/Si/SiOの多層膜構造となり、圧電薄膜17が存在しない部位(図1(b)中の斜線部分)はFC/SiO/Si/SiOの多層膜構造となっている。
この超音波センサAは、例えば空気中に送波された超音波の反射波を受波することによって、超音波の伝搬時間から三次元空間における物体の位置や形状を検出するものであって、メンブレン15が超音波を受波した場合、音圧によってメンブレン15が撓められ、圧電薄膜17の圧電効果によって撓み量に応じた電圧が電極16,18間に発生するので、受波した超音波振動を電気信号として取り出すことができる。
次に、本実施形態の超音波センサAの製造プロセスについて図3〜図6を参照して説明する。
先ず、面方位が(100)の4インチSOIウェハ10’を用意し(図3(a)参照)、このSOIウェハ10’を熱酸化炉に入れ、水蒸気雰囲気下で炉内を約1140℃に加温した状態で約3時間保持して、熱酸化を行い、SOIウェハ10’の上下両面に厚さが約1μmのシリコン酸化膜14,14aを形成する(図3(b)参照)。そして、活性層13側のシリコン酸化膜14の表面に、下部電極16となるPt/Ti薄膜16aをRFマグネトロンスパッタにて作製する(図3(c)参照)。
次に、シリコン異方性エッチング窓のフォトリソグラフを行い、レジストをマスクとして、下側のシリコン酸化膜14aを例えばBHF(弗酸系緩衝溶液)によりエッチングし、エッチング窓を作製した後(図3(d)参照)、SOIウェハ10’を例えば濃度約25%、約90℃のTMAH溶液(水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液)に浸して、支持層11の異方性エッチングを途中まで行い、ダイアフラム構造11aを形成する(図3(e)参照)。
ダイアフラム構造11aが形成されると、Pt/Ti薄膜16aの上面に、圧電薄膜17となるPZT(Pb(Zr0.52Ti0.48)O3)薄膜17aをゾルゲル法により成膜する(図4(a)参照)。ここで、PZT薄膜17aの形成にあたってはPZTのゾルゲル液を12層塗布することで、膜厚が約0.8μmのPZT薄膜17aを作製する。乾燥は1層毎に約400℃で約10分間行い、燒結は4層毎に酸素雰囲気下約600℃で約10分間行う。その後、PZT薄膜17aの上面に上部電極18となるPt薄膜18aをRFマグネトロンスパッタにて作製する(図4(b)参照)。なおPt薄膜18aに加えてTi薄膜を積層し、PtおよびTiの薄膜から上部電極18を形成しても良い。
Pt薄膜18aの成膜が終了すると、エッチング窓のフォトリソグラフを行い、レジストをマスクとして、ICP−RIEを用いたドライエッチングを行い、上部電極18を所望の形状、大きさに形成する(図4(c)参照)。
次に、PZT薄膜17aのエッチング窓をフォトリソグラフにより作製し、レジストをマスクとして、希フッ硝酸を用いたウェットエッチングを行い、圧電薄膜17を所望の形状、大きさに形成する(図4(d)参照)。
その後、Pt/Ti薄膜16aのエッチング窓をフォトリソグラフにより作製し、レジストをマスクとして、ICP−RIEを用いたドライエッチングを行い、下部電極16を所望の形状、大きさに形成する(図4(e)参照)。
以上のようにして圧電薄膜17および上下両電極16,18を所望の形状に形成すると、フロロカーボンのようなフッ素系樹脂をスピンコート法により塗布して、SOI基板10の表面全体にFC薄膜19を形成する(図5(a)参照)。FC薄膜19の作製にあたっては、1層塗布する毎に約100℃の温度で約10分間乾燥を行い、キュアを約200℃の温度で約120分間行った後、全2層塗布することにより、膜厚が約6μmのFC薄膜19を作製する。
FC薄膜19の作製が終了すると、FC薄膜19をエッチング保護膜とし、SOIウェハ10’をTMAH溶液(濃度25%、90℃)に浸して、絶縁層12に達するまで支持層11の異方性エッチングを行い、メンブレン15を形成する(図5(b)参照)。その後、下部電極16および上部電極18とのコンタクトのために、FC薄膜19にコンタクトホール19a,19bを酸素プラズマアッシングにより作製し(図5(c)参照)、ダイシングを行って個々のチップに分割した後、コンタクトホール19a,19b内にそれぞれ臨む電極16,18の部位にボンディングワイヤ20,20ボンディングして、組立を終了する(図5(d)参照)。
以上説明したように本実施形態の超音波センサAでは、音圧によって撓みが発生するメンブレン15上に形成された下部電極16および圧電薄膜17が、上部電極18とSOI基板10との間に存在する部分(上部電極18の投影範囲内に存在する部分)のみを残し、それ以外の部分をエッチングにより除去しているので、SOI基板10の表面全体に下部電極16および圧電薄膜17が形成された場合に比べて、残留応力の発生しやすい界面の面積を小さくでき、その結果残留応力として引張応力の発生する部位が小さくなるから、感度の低下を抑制することができる。また下部電極16を、圧電薄膜17および上部電極18が存在する部分だけ残してエッチングにより除去することで、メンブレン15の引張応力が低減し、圧縮応力が増加する。すなわち、下部電極16が除去された部位では、メンブレン15がFC/SiO/Si/SiOの多層構造となっているので、製造プロセス中の加熱工程により残留応力として圧縮応力が発生し、メンブレン15が上方向に撓むことになり、センサの感度が向上するという利点がある。
また、活性層13の表面の略全体にFC薄膜19を形成しているので、メンブレン15のダンピング効果を得ることができ、超音波を受波した際の残響振動を抑制できるから、従来の超音波センサAに比べて比較的短い時間で信号処理を行うことができる。図6(a)(b)は膜厚が約6μmのFC薄膜19を形成した場合の測定データを示しており、同図(a)のイは、超音波を受波した際に電極16,18間に発生する出力電圧、同図(b)のロは、センサの出力電圧をFFT処理した結果をそれぞれ示している。これらの結果より本実施形態の超音波センサAでは、Q値が11〜15と比較的低いものの、残響振動が約300〜400μSと非常に短いので、従来に比べて比較的短時間で信号処理が行える。
またFC薄膜19は高分子ポリマーであるから、PZTのような圧電薄膜17に比べて密度が低く、そのためFC薄膜19内での音速が遅くなる。その結果、FC薄膜19の音響インピーダンスが非常に小さく、空気との音響マッチングが良いので、音圧に対する受信感度が良くなるという利点もある。また、活性層13の表面の略全体をFC薄膜19で覆っているので、TMAHを用いた異方性エッチングによりダイアフラム構造を形成する際に、圧電薄膜17や上下の電極16,18を保護する保護膜としてFC薄膜19を利用でき、エッチングの保護膜を別途成膜して除去する工程が不要になる。また超音波センサAを実環境で使用する際に、空気中の様々な不純物や水分が圧電薄膜17に接触するのをFC薄膜19で遮断しているので、FC薄膜19を保護膜としても利用することができ、且つ、FC薄膜19は絶縁性が高いので、圧電薄膜17を電気的に絶縁することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図7〜図11に基づいて説明する。本実施形態の超音波センサAの断面図を図7(a)に、メンブレン付近の平面図を図7(b)に、要部拡大断面図を図8にそれぞれ示す。この超音波センサAは、シリコン単結晶基板(以下、Si基板と言う)10aを用いて形成され、Si基板10aの表面(図7(a)中の上面)を熱酸化してシリコン酸化膜14を形成するとともに、Si基板10aの一部をシリコン酸化膜14に到達するまでエッチングすることによってダイアフラム構造を形成してある。シリコン酸化膜14の表面において少なくともメンブレン15に対応する部位には、PtとTi薄膜とを積層して形成される下部電極16と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のような圧電材料からなる圧電薄膜17と、Pt単体、或いは、PtとTi薄膜とを積層して形成される上部電極18とが積層されている。ここで、メンブレン15上に形成された下部電極16および圧電薄膜17は、上部電極18とSi基板10aとの間に存在する部分(すなわち上部電極18の投影範囲内に存在する部分)のみを残し、それ以外の部分を略全てエッチングにより除去してある。尚、圧電薄膜17及び上下両電極16,18の形状は実施形態の形状に限定されるものではなく、測定対象の波長や使用用途に応じて適宜の形状に設定すれば良い。
そして、Si基板10aの表面(つまりシリコン酸化膜14の表面)の略全体に、圧電薄膜17および上下両電極16,18を覆うようにして、例えばフロロカーボン(FC)のようなフッ素系樹脂からなるFC薄膜19を形成してある。而して、メンブレン15は、圧電薄膜17が存在する部位はFC/Pt/PZT/Pt/Ti/SiOの多層膜構造となり、圧電薄膜17が存在しない部位(図7(b)中の斜線部分)はFC/SiOの積層構造となっている。
この超音波センサAは、例えば空気中に送波された超音波の反射波を受波することによって、超音波の伝搬時間から三次元空間における物体の位置や形状を検出するものであって、メンブレン15が超音波を受波した場合、音圧によってメンブレン15が撓められ、圧電薄膜17の圧電効果によって撓み量に応じた電圧が電極16,18間に発生するので、受波した超音波振動を電気信号として取り出すことができる。
次に、本実施形態の超音波センサAの製造プロセスについて図9〜図11を参照して説明する。
先ず、面方位が(100)の4インチSiウェハ10”を用意し(図9(a)参照)、このSiウェハ10”を熱酸化炉に入れ、水蒸気雰囲気下で炉内を約1140℃に加温した状態で約3時間保持して、熱酸化を行い、Siウェハ10”の上下両面に厚さが約1μmのシリコン酸化膜14,14aを形成する(図9(b)参照)。そして、シリコン酸化膜14の表面に、下部電極16となるPt/Ti薄膜16aをRFマグネトロンスパッタにて作製する(図9(c)参照)。
次に、シリコン異方性エッチング窓のフォトリソグラフを行い、レジストをマスクとして、下側のシリコン酸化膜14aをエッチング液(例えばBHF)にてエッチングし、エッチング窓を作製した後(図9(d)参照)、Siウェハ10”をTMAH溶液(例えば濃度約25%、約90℃)に浸して、支持層11の異方性エッチングを途中まで行い、ダイアフラム構造10bを形成する(図9(e)参照)。
ダイアフラム構造10bが形成されると、Pt/Ti薄膜16aの上面に、圧電薄膜17となるPZT(Pb(Zr0.52Ti0.48)O3)薄膜17aをゾルゲル法により成膜する(図10(a)参照)。ここで、PZT薄膜17aの形成にあたってはPZTのゾルゲル液を12層塗布することで、膜厚が約0.8μmのPZT薄膜17aを作製する。乾燥は1層毎に約400℃で約10分間行い、燒結は4層毎に酸素雰囲気下約600℃で約10分間行う。その後、PZT薄膜17aの上面に上部電極18となるPt薄膜18aをRFマグネトロンスパッタにて作製する(図10(b)参照)。なおPt薄膜18aに加えてTi薄膜を積層し、PtおよびTiの薄膜から上部電極18を形成しても良い。
Pt薄膜18aの成膜が終了すると、エッチング窓のフォトリソグラフを行い、レジストをマスクとして、ICP−RIEを用いたドライエッチングを行い、上部電極18を所望の形状、大きさに形成する(図10(c)参照)。
次に、PZT薄膜17aのエッチング窓をフォトリソグラフにより作製し、レジストをマスクとして、希フッ硝酸を用いたウェットエッチングを行い、圧電薄膜17を所望の形状、大きさに形成する(図10(d)参照)。
その後、Pt/Ti薄膜16aのエッチング窓をフォトリソグラフにより作製し、レジストをマスクとして、ICP−RIEを用いたドライエッチングを行い、下部電極16を所望の形状、大きさに形成する(図10(e)参照)。
以上のようにして圧電薄膜17および上下両電極16,18を所望の形状に形成すると、フロロカーボンのようなフッ素系樹脂をスピンコート法により塗布して、SOI基板10の表面全体にFC薄膜19を形成する(図11(a)参照)。FC薄膜19の作製にあたっては、1層塗布する毎に約100℃の温度で約10分間乾燥を行い、キュアを約200℃の温度で約120分間行った後、全2層塗布することにより、膜厚が約6μmのFC薄膜19を作製する。
FC薄膜19の作製が終了すると、FC薄膜19をエッチング保護膜とし、Siウェハ10”をTMAH溶液(濃度25%、90℃)に浸して、シリコン酸化膜14に達するまでSiウェハ10”のシリコン異方性エッチングを行い、メンブレン15を形成する(図11(b)参照)。その後、下部電極16および上部電極18とのコンタクトのために、FC薄膜19にコンタクトホール19a,19bを酸素プラズマアッシングにより作製し(図11(c)参照)、ダイシングを行って個々のチップに分割した後、コンタクトホール19a,19b内にそれぞれ臨む電極16,18の部位にボンディングワイヤ20,20ボンディングして、組立を終了する(図11(d)参照)。
以上説明したように本実施形態の超音波センサAでは、音圧によって撓みが発生するメンブレン15上に形成された下部電極16および圧電薄膜17が、上部電極18とSOI基板10との間に存在する部分(上部電極18の投影範囲内に存在する部分)のみを残し、それ以外の部分をエッチングにより除去しているので、SOI基板10の表面全体に下部電極16および圧電薄膜17が形成された場合に比べて、残留応力の発生しやすい界面の面積を小さくできる。したがって、残留応力として引張応力の発生する部位が小さくなり、圧縮応力が相対的に増加するので、メンブレン15の振動に対する抵抗が小さくなり、且つ、圧電薄膜17の圧電特性が向上するから、センサの感度が向上する。
また、本実施形態の超音波センサAでは、半導体基板としてSi基板10aを用い、Si基板10aの表面にシリコン酸化膜14を形成するとともに、Si基板10aを裏面側からシリコン酸化膜14に達するまでエッチングすることでメンブレン15を形成している。実施形態1の超音波センサAでは、メンブレン15の膜厚が、SOI基板10の絶縁層12および活性層13とシリコン酸化膜14とFC薄膜19の膜厚で決定されるが、活性層13の膜厚のばらつきが比較的大きいため、メンブレン15の膜厚のばらつきも大きくなる。それに対して、本実施形態ではメンブレン15の膜厚がシリコン酸化膜14とFC薄膜19の膜厚だけで決定されることになり、シリコン酸化膜14とFC薄膜19の膜厚は比較的高精度に制御できるので、メンブレン15の膜厚のばらつきを低減することが可能になる。またSOI基板10は、例えば表面を酸化したSi基板ともう一枚のSi基板とを貼り合わせて作製されるため、貼り合わせの際の熱処理により応力が発生して、支持層に歪みが生じる可能性があるが、Si基板10aを用いる場合はSOI基板10のように基板を貼り合わせる製造工程が無く、貼り合わせによって発生する基板の歪が無い。したがって、結晶異方性エッチングの際に、エッチングの深さのばらつきが抑制され、ダイアフラムの形状のばらつきが低減されるから、ダイアフラムの振動の共振周波数を均一化できる。また本実施形態ではSOI基板10に比べて安価なSi基板10aを用いているので、超音波センサAの製造コストを低減することもできる。
また、本実施形態ではシリコン酸化膜14の表面の略全体にFC薄膜19を形成しているので、FC薄膜19によりメンブレン15の機械的強度を確保するとともに、メンブレン15のダンピング効果を高めることができ、超音波を受波した際の残響振動を抑制できるから、実施形態1と同様に、従来の超音波センサAに比べて比較的短い時間で信号処理を行うことができる。
また、FC薄膜19は高分子ポリマーであるから、PZTのような圧電薄膜17に比べて密度が低く、そのためFC薄膜19内での音速が遅くなる。その結果、FC薄膜19の音響インピーダンスが非常に小さく、空気との音響マッチングが良いので、音圧に対する受信感度が良くなるという利点もある。また、シリコン酸化膜14の表面の略全体をFC薄膜19で覆っているので、TMAHを用いた異方性エッチングによりダイアフラム構造を形成する際に、圧電薄膜17や上下の電極16,18を保護する保護膜としてFC薄膜19を利用でき、エッチングの保護膜を別途成膜して除去する工程が不要になる。また超音波センサAを実環境で使用する際に、空気中の様々な不純物や水分が圧電薄膜17に接触するのをFC薄膜19で遮断しているので、FC薄膜19を保護膜としても利用することができる。
なお、本発明の精神と範囲に反することなしに、広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は、特定の実施形態に制約されるものではない。
実施形態1の超音波センサを示し、(a)は断面図、(b)は要部の平面図である。 同上の超音波センサを示し、図1(b)中の断面B−B’図である。 (a)〜(e)は同上の製造プロセスを説明する断面図である。 (a)〜(e)は同上の他の製造プロセスを説明する断面図である。 (a)〜(d)は同上のまた別の製造プロセスを説明する断面図である。 (a)(b)は同上の超音波センサの出力特性を示す図である。 実施形態2の超音波センサを示し、(a)は断面図、(b)は要部の平面図である。 同上の超音波センサを示し、図1(b)中の断面B−B’図である。 (a)〜(e)は同上の製造プロセスを説明する断面図である。 (a)〜(e)は同上の他の製造プロセスを説明する断面図である。 (a)〜(d)は同上のまた別の製造プロセスを説明する断面図である。 従来の超音波センサを示し、(a)は断面図、(b)は要部の平面図である。
符号の説明
A 超音波センサ
10 SOI基板
11 支持層
12 絶縁層
13 活性層
14 シリコン酸化膜
15 メンブレン
16 下部電極
17 圧電薄膜
18 上部電極
19 FC薄膜
20 ボンディングワイヤ

Claims (4)

  1. 裏面をエッチングすることによってメンブレンが形成された半導体基板と、半導体基板の表面において前記メンブレン上に少なくとも一部が形成された下部電極と、下部電極の表面に形成された圧電薄膜と、圧電薄膜の表面に形成された上部電極とを備え、前記メンブレン上に形成された前記下部電極および前記圧電薄膜は、前記上部電極と前記半導体基板との間に存在する部分のみが残るようにパターニングされ、且つ、前記圧電薄膜および前記両電極を覆うようにして前記半導体基板の表面の略全体に形成されたフロロカーボンの薄膜を備えて成ることを特徴とする超音波センサ。
  2. 前記半導体基板が、支持層と活性層との間に絶縁層が形成されるとともに、支持層の一部を絶縁層に到達するまでエッチングすることによってメンブレンが形成されたSOI基板からなることを特徴とする請求項1記載の超音波センサ。
  3. 前記半導体基板が、表面にシリコン酸化膜が形成されるとともに、裏面側からシリコン酸化膜に到達するまでエッチングすることによってメンブレンが形成されたシリコン単結晶基板からなることを特徴とする請求項1記載の超音波センサ。
  4. 請求項3記載の超音波センサを製造するに当たり、シリコン単結晶基板の表面にシリコン酸化膜を形成するとともに、シリコン酸化膜の表面に下部電極と圧電薄膜と上部電極とを積層し、圧電薄膜および下部電極を、上部電極とシリコン単結晶基板との間に存在する部分のみが残るようにパターニングした後、圧電薄膜および上下の両電極を覆うようにしてシリコン単結晶基板の表面の略全体にフロロカーボンの薄膜を形成し、フロロカーボンの薄膜をエッチングの保護膜として、シリコン単結晶基板を裏面側から異方性エッチングすることでメンブレンを形成することを特徴とすることを特徴とする超音波センサの製造方法。
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