JP2007036933A - 電子機器 - Google Patents

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照夫 桜井
Akiyoshi Kuroda
明寿 黒田
Toshimitsu Watanabe
利光 渡辺
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Abstract

【課題】 第1の目的は、スピーカカバー部材を利用して、設計の自由度と製品外観面の美観を向上させた電子機器を提供することであり、第2の目的は、スピーカ構成部の配置とスピーカカバー部材の固定の最適化を図った電子機器を提供することである。
【解決手段】 スピーカネット230を固着してスピーカ部220の前面に配設されるスピーカカバー本体240を有するスピーカカバー部材210とスピーカ部220とを備えたスピーカ構成部200を構成し、電子機器1の本体とスピーカ部220とを収容する外装ケース100のスピーカカバー固定部領域120には、スピーカカバー部材210を固定するブッシュ130と、スピーカ構成部200とは異なる別の構成部の有する別構成部材とが配設され、スピーカカバー部材210がブッシュ130に固定されることにより、スピーカカバー部材210は、スピーカ部220および別構成部材を覆う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子機器に関する。特に、スピーカを有する電子機器に関する。
スピーカを有する電子機器において、スピーカの前面を覆うスピーカネットの取付(固定)構造は、特許文献1に示すように、スピーカエンクロージャー側に孔部を設け、スピーカネット側に断面放射形状の突柱を設け、孔部に突柱がねじれた状態で圧入されることで固定する構造が知られている。また、特許文献2に示すように、スピーカの組立作業を簡易化するために、フロントキャビネットに内広がりのテーパ部をもつ開口部を設けて、前記テーパ部に対応する外広がりのテーパ部を設けて、開口部の内側からスピーカネットを装着しこの後部からスピーカユニットを取付ける構造のものが知られている。
特開平5−268687号公報 実開平5−80086号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2によると、スピーカネットは1平面に設けられる構成であるが、電子機器の小型化により、多平面に設けられる場合が出てくる。その場合には、スピーカネットの固定構造などに課題が出る。また、各機能の複合化及び小型化により各構成部の構造も複雑となり、各構成部を外装ケースに組込む場合に、構成部分の案内用孔や固定用ネジなどを外観面に配設する設計を行わざるを得ない状況が出て来ている。そのことが、電子機器の製品外観面の美観を損ねてしまう原因となっている。特に電子機器としてのAV(Audio-Visual)機器などでは、外観も製品の重要な要素となるため、外観面の美観を向上させることは、重要な課題となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の目的は、スピーカカバー部材を利用して、設計の自由度と製品外観面の美観を向上させた電子機器を提供することであり、第2の目的は、スピーカ構成部の配置とスピーカカバー部材の固定の最適化を図った電子機器を提供することである。
上述した目的を達成するために、本発明の電子機器は、報音するためのスピーカ部を有する電子機器であって、スピーカネットを固着してスピーカ部の前面に配設されるスピーカカバー本体を有するスピーカカバー部材とスピーカ部とを備えたスピーカ構成部と、電子機器の外装を構成し、電子機器の本体とスピーカ部とを収容する外装ケースとを有し、前記外装ケースの外観面側には、スピーカカバー部材を固定する固定部と、スピーカ構成部とは異なる別の構成部を有する別構成部材とが配設され、スピーカカバー部材が固定部に固定されることにより、スピーカカバー部材は、スピーカ部および別構成部材を覆うことを特徴とする。
このような電子機器によれば、スピーカカバー部材が固定部に固定されると、スピーカ部と電子機器の外装ケースの外観面側に配設される別構成部材とを覆う。これにより、スピーカカバー部材の有するスピーカネットを介して別構成部材が目立たなくなり、外装ケースの外観面側に配設される別構成部材を直接見る場合に比べて美観を向上させることができる。また、別構成部材をスピーカカバー部材に覆われる領域に配設することができるため、電子機器の設計における自由度も併せて向上することができる。
上記電子機器において、別の構成部は、複数の部材を有して外装を構成する外装構成部であり、別構成部材は、外装構成部の部材を固定する固定部材であることが好ましい。
このような電子機器によれば、外装構成部の固定部材をスピーカカバー部材が覆うことにより、美観を向上させることができる。
上記電子機器において、スピーカ構成部は、電子機器の外観面となる外装ケースの少なくとも隣合う2つの面が交差するコーナー部に配設され、少なくとも2つの面と交差する方向に報音することが好ましい。
このような電子機器によれば、スピーカ構成部を電子機器の外装ケースの少なくとも隣合う2つの面が交差するコーナー部に配設し、その2つの面と交差する方向に報音する。これにより、スピーカ構成部から出力される音を、例えば、外装ケースの前面方向(前面と交差する方向)のみならず隣合う側面方向(側面と交差する方向)にも報音することができ、聴取範囲が拡大される。これにより、スピーカ構成部の配置の最適化が図れる。
上記電子機器において、スピーカ構成部は、電子機器の外観面となる外装ケースの少なくとも隣合う2つの面が交差するコーナー部に配設され、スピーカカバー部材は、少なくとも2つの面を有して、電子機器のコーナー部の外観面を構成することが好ましい。
このような電子機器によれば、電子機器の外装ケースのコーナー部にスピーカカバー部材を配設する場合に、外装ケースの形状に合わせて2つの面を有して電子機器のコーナー部の外観面を構成しても良いし、3つ以上の面を有して電子機器のコーナー部の外観面を構成しても良く、スピーカ構成部の有するスピーカカバー部材の配置の最適化が図れる。
上記電子機器において、スピーカカバー部材は、スピーカカバー部材本体を固定部に固定するための突出部を有し、突出部は、少なくとも2つの面のそれぞれの面に略垂直に突出して設けられていることが好ましい。
このような電子機器によれば、スピーカカバー部材の突出部は、少なくとも前記2面のそれぞれの面に略垂直に突出して設けたので、スピーカカバー部材を固定部に固定する場合には、スピーカカバー部材の弾性を利用して固定部に固定することにより確実に固定できる。これにより、スピーカカバー部材の固定の最適化が図れる。
上記電子機器において、スピーカカバー部材は、スピーカカバー部材本体を固定部に固定するための突出部を有し、突出部は、スピーカカバー本体の成形時に、成形用金型の可動方向に略平行となるように、少なくとも2面のそれぞれの面に形成されることが好ましい。
このような電子機器によれば、スピーカカバー本体の突出部の成形における金型構造が、入れ子など使用する必要もなく、シンプルになるため、金型コストひいては部品コストを低減することが可能になる。また、スピーカカバー部材を固定部に固定する場合には、スピーカカバー部材の弾性を利用して固定部に固定することにより確実に固定できる。
上記電子機器は、映像を投写するプロジェクタの機能を有していることが好ましい。
このような電子機器によれば、プロジェクタ機能により、映像をスクリーンなどの投影面に投写して視聴することができる。また、上述したと同様にスピーカ構成部の配置の最適化などにより、聴取範囲が拡大され、電子機器の設置位置や、視聴者の位置や人数などに影響されず使用できる。また、上述したと同様に美観を向上させたプロジェクタ機能を有する電子機器が実現できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子機器の概略斜視図であり、スピーカが配設される側(背面側)から見た斜視図である。図2は、図1において、外装ケースの外面側に配設されたスピーカカバー部材を取外した状態を示す斜視図である。図3は、スピーカカバー部材の斜視図であり、図3(a)は、スピーカカバー部材を上方から見た図であり、図3(b)は、スピーカカバー部材を内面側から見た斜視図である。図1、図2及び図3を用いて、電子機器1の構成を説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の電子機器1は、略直方体の外装である外装ケース100の内部に、電子機器1の本体として、映像を拡大投写するプロジェクタ本体と、プロジェクタ本体が投写する映像に関連する画像を再生する画像再生装置本体とを収容している。また、外装ケース100の内部に、画像再生装置本体からの音声を報音するスピーカ構成部200を収容している。ここで、本実施形態では、画像再生装置としてDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤを採用している。なお、本実施形態でのプロジェクタは、透過型液晶方式のプロジェクタを採用している。
プロジェクタ本体は、図中において、外装ケース100の内部上側に収容され、画像再生装置本体は、外装ケース100の内部下側に収容されている。また、スピーカ構成部200は、背面側1aと右面側1bとのコーナー部、及び、背面側1aと左面側1cとのコーナー部にそれぞれ1組ずつ収容されている。本発明の電子機器1は、プロジェクタ本体と画像再生装置本体とが複合化された一体型の電子機器(プロジェクタ機能付き電子機器)1となっている。
電子機器1のプロジェクタ本体から投写された映像光(図中において二点鎖線で示す)は、前面側1dに配設される投写レンズ(図示省略)を介して、電子機器1の外部に備えられたスクリーン500などの投写面に映像として拡大投写される。
外装ケース100の背面側1aの中央部下側には、画像再生装置としてのDVDプレーヤの記録媒体を投入するDVD投入部300や動作中の表示を行う表示部310などが配設されている。また、上述したコーナー部には、スピーカ構成部200(右側のスピーカ構成部200aと左側のスピーカ構成部200b)が配設されている。
外装ケース100の上面側1eには、電子機器1の操作部10が配設されている。また、プロジェクタの光源用ランプの交換時に開閉するカバー部11が配設され、投写レンズの焦点調整やズーム調整を行う調整部12なども配設されている。
外装ケース100の右面側1bには、プロジェクタ本体および画像再生装置本体を冷却するための排気口15,16が、スリット状孔を複数形成して配設されている。
外装ケース100の前面側1dには、上述した投写レンズが、外装ケース100に形成した円状口から若干突出して備えられている。また、前面側1dには、インターフェイス部が構成されており、外部の装置からの入力信号形式に対応した各種接続端子が配設されている。また、左面側1cにはプロジェクタ本体および画像再生装置本体を冷却するための外気を吸気する吸気口なども配設されている。
図2を用いて、スピーカ構成部200(200a,200b)に関して詳細に説明する。なお、右側のスピーカ構成部200aと左側のスピーカ構成部200bとは、左右対称に構成されており構成や作用も同様のため、右側のスピーカ構成部200aを中心に説明する。図2においては、左側のスピーカ構成部200bのスピーカカバー部材は図示を省略している。
外装ケース100は、外観面外装ケース110とベース用外装ケース(図示省略)とを有して構成される。外観面外装ケース110は、合成樹脂で略箱状に形成され、電子機器1の下面側1fを除く外観面を構成する。また、ベース用外装ケースは、金属薄板で略箱状に形成され、電子機器1の下面側1fを構成し、電子機器1の各構成部を支えると共に組立てのベースとなる。外装ケース100は、外観面外装ケース110がベース用外装ケースを覆う形態でネジなどの固定部材で固定され組立てられる。
外観面外装ケース110には、背面側1aと隣合う右面側1bとが交差するコーナー部において、それぞれ一段凹ませて形成される平面領域となるスピーカカバー固定部領域120が形成されている。ここで、スピーカカバー固定部領域120の背面側1aを背面側スピーカカバー固定部領域120a、右面側1bを右面側スピーカカバー固定部領域120bと称することとする。なお、スピーカカバー固定部領域120は、一方でスピーカ構成部200を構成する部分ともなる。
電子機器1の背面側1aの中央下側には、DVD投入部300や表示部310を配設され、外装ケース100を構成するDVD外装ケース111が備えられている。また、DVD外装ケース111は、両側面(左右)の下側に一段下がった面を有するDVD外装ケース固定部112(112b,112a)が形成されている。DVD外装ケース固定部112により、DVD外装ケース111は、ベース用外装ケースに固定される。詳細には、DVD外装ケース固定部112aは、円形上の孔を有し、外観面外装ケース110の背面側スピーカカバー固定部領域120aを挟み込み、その内側に位置するベース用外装ケースに形成したタップ加工部にネジ150によりネジ止めされることにより固定される。従って、ネジ150は、DVD外装ケース固定部112aと共に背面側スピーカカバー固定部領域120aの外観面上に配設される構造となる。
なお、外観面外装ケース110、ベース用外装ケース及びDVD外装ケース111等の外装ケース100は、電子機器1の外装を構成する外装構成部であり、外装構成部を構成する各外装ケース(110,111等)を固定する固定部材としてネジ150などを使用している。よって、スピーカ構成部200とは異なる別の構成部としての外装構成部が有する別構成部材としてのネジ150が、スピーカ構成部200を一方で構成する背面側スピーカカバー固定部領域120aの外観面上に配設されることになる。
スピーカ構成部200のスピーカ部220は、略四角柱の枠体で、背面側1a及び右面側1bにそれぞれ1つのスピーカ(背面側1aには、スピーカ221、右面側1bには、スピーカ222)を有して構成されている。
スピーカカバー固定部領域120の背面側スピーカカバー固定部領域120aと右面側スピーカカバー固定部領域120bとには、スピーカ221とスピーカ222とに相対して略円形状の開口部121と開口部122とが形成されている。そして、外観面外装ケース110のスピーカカバー固定部領域120の内側にスピーカ構成部200のスピーカ部220を収納し固定される。この構成により、スピーカ221は、開口部121を介して音声を背面側1aの方向(背面と交差する方向)に報音し、スピーカ222は、開口部122を介して音声を右面側1bの方向(右面と交差する方向)に報音する。
スピーカカバー固定部領域120の背面側スピーカカバー固定部領域120aと右面側スピーカカバー固定部領域120bとには、スピーカ構成部200を構成するスピーカカバー部材210を固定するための、固定部としてのブッシュ130が配設されている。詳細には背面側スピーカカバー固定部領域120aには、ブッシュ130a及びブッシュ130bが配設され、右面側スピーカカバー固定部領域120bには、ブッシュ130c及びブッシュ130dが配設されている。また、ブッシュ130は、スピーカカバー固定部領域120の各領域(120a,120b)外観面に垂直方向に配設されている。
図2及び図3に示すように、スピーカカバー部材210は、スピーカネット230とスピーカカバー本体240とを有して構成される。スピーカカバー部材210は、細かい網目状のシート材で形成される。スピーカカバー本体240は、合成樹脂材料により断面略L字形状で剛性上必要な部分以外を開口部とする枠として形成される。また、スピーカネット230は、スピーカカバー本体240の外観面側に固着されている。これにより、スピーカカバー部材210は、2つの面(第1の面211と第2の面212)を持つ形態となる。また、スピーカカバー本体240の内面側の4つのコーナー部には、内面側を向き、2つの面に略垂直となる突出部241が形成されている。詳細には、第1の面211に略垂直方向に、突起241a,241bが形成され、第2の面212に略垂直方向に、突起241c,241dが形成されている。
スピーカカバー部材210の突出部241の4つの突起(241a,241b,241c,241d)をスピーカカバー固定部領域120に配設された固定部としての4つのブッシュ130(130a,130b,130c,130d)に対応させて差込むことにより、スピーカカバー部材210がスピーカカバー固定部領域120に固定される。詳細には、スピーカカバー部材210の第1の面211は、背面側スピーカカバー固定部領域120aを覆い、第2の面212は、右面側スピーカカバー固定部領域120bを覆う形態で固定される。また、差込時には、スピーカカバー部材210の弾性変形を利用して差込まれるため、若干変形して固定されることにより強固に固定される。
スピーカカバー部材210がスピーカカバー固定部領域120に固定されることにより、第1の面211は、外観面外装ケース110の背面側1aの外観面を構成することになる。また、第2の面212は、外観面外装ケース110の右面側1bの外観面を構成することになる。また、スピーカカバー部材210がスピーカカバー固定部領域120に固定されることにより、スピーカ221,222及び開口部121,122等が覆われるのと併せて、背面側スピーカカバー固定部領域120aの外観面上に固定されるDVD外装ケース固定部112a及びネジ150もスピーカカバー部材210により覆われる。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態によれば、スピーカカバー部材210の突出部241がスピーカカバー固定部領域120の固定部としてのブッシュ130に固定される。それにより、スピーカ部220と外装ケース100の外観面外装ケース110に形成されるスピーカカバー固定部領域120に配設されるDVD外装ケース固定部112及びネジ150とを覆う。これにより、スピーカカバー部材210の有するスピーカネット230を介してDVD外装ケース固定部112及びネジ150が目立たなくなる。外観面外装ケース110の外観面側に配設されるDVD外装ケース固定部112及びネジ150を直接見る場合に比べて美観を向上させることができる。また、DVD外装ケース固定部112及びネジ150をスピーカカバー部材210に覆われる領域に配設することができるため、電子機器1の設計における自由度も併せて向上することができる。
(2)本実施形態によれば、スピーカ構成部200は、電子機器1の外観面外装ケース110の背面側1aと右面側1bとが交差するコーナー部、及び、背面側1aと左面側1cとが交差するコーナー部に配設し、背面側1aと右面側1b、及び、背面側1aと左面側1cの方向(各面とは交差する方向)に報音する。これにより、スピーカ(221,222等)から出力される音を、前面方向(本実施形態の場合は背面側1a方向)のみならず側面方向(本実施形態の場合には右面側1b及び左面側1c方向)にも報音することができ、聴取範囲が拡大される。これにより、スピーカ構成部200の配置の最適化が図れる。
(3)本実施形態によれば、スピーカカバー部材210は、2つの面(第1の面211と第2の面212)を持つ形態であり、電子機器1のコーナー部の外観面を構成している。これにより、外装ケース100のコーナー部の形状に対応したスピーカカバー部材210の配置の最適化が図れる。
(4)本実施形態によれば、スピーカカバー部材210は、スピーカカバー部材210本体を固定部としてのブッシュ130に固定するための突出部241を有し、突出部241は、2つの面(第1の面211と第2の面212)のそれぞれの面に略垂直に突出して設けられている。これにより、スピーカカバー部材210の突出部241をブッシュ130に固定する場合には、スピーカカバー部材210の弾性を利用してブッシュ130に固定することにより確実に固定できる。これにより、スピーカカバー部材210の固定の最適化が図れる。
(5)本実施形態によれば、電子機器1は、映像を投写するプロジェクタ本体を有している。これにより、映像をスクリーンなどの投影面に投写して視聴することができる。また、上述したと同様にスピーカ構成部の配置の最適化などにより、聴取範囲が拡大され、電子機器の設置位置や、視聴者の位置や人数などに影響されず使用できる。また、上述したと同様に美観を向上させたプロジェクタ機能を有する電子機器が実現できる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るスピーカカバー部材の概略斜視図であり、図4(a)は、スピーカカバー部材のスピーカカバー本体の成形時における型構造の概略説明図であり、図4(b)は、スピーカカバー部材を内面側から見た斜視図である。図4を用いて、スピーカカバー部材250の構成を説明する。
第1実施形態でのスピーカ構成部200を構成するスピーカカバー部材210において、突出部241は、2つの面(第1の面211と第2の面212)のそれぞれの面に略垂直に突出して設けられている。これに対して、本実施形態でのスピーカカバー部材250に形成される突出部271は、スピーカカバー本体270の成形時に、成形用金型(キャビまたはコア)の可動方向に略平行となるように設けられることが異なっている。
図4(b)に示すように、スピーカカバー部材250は、第1実施形態と同様に、細かい網目状のシート材で形成されるスピーカネット260と、断面略L字形状で剛性上必要な部分以外を開口部とする枠として形成されるスピーカカバー本体270とで構成されている。また、スピーカネット260は、スピーカカバー本体270の外観面側に固着されている。これにより、スピーカカバー部材250は、2つの面(第1の面251と第2の面252)を持つ形態となる。
図4(a)に示すように、スピーカカバー本体270は、合成樹脂材料を用いて射出成形により成形されている。そして、スピーカカバー本体270を成形する成形用金型の構造は、スピーカカバー本体270の内面側となる領域は、成形用金型の可動側(コア側)の金型で成形し、外面側(スピーカネット260が固着される側)となる領域は、固定側(キャビ側)の金型で成形する構造となっている。
上記、成形用金型の構造に合わせて、コア側の移動方向と同一方向(平行)に突出部271を配設している。詳細には、突出部271は、スピーカカバー本体270のコア側の移動方向となる内面側の4つのコーナー部において、コア側の移動方向と同一方向(平行)に突起271a,271b,271c,271dを形成している。なお、突起271a,271bは、第1の面251に相対して設けられ、突起271c,271dは、第2の面252に相対して設けられている。詳細には、本実施形態では、2つの面(第1の面251と第2の面252)に対して内面側で略45度の方向に形成されることになる。
外観面外装ケース110に配設され、スピーカカバー部材250を固定するためのブッシュは、スピーカカバー固定部領域120の外観面に対して略45度の方向で配設される(図示省略)。このように配設されたブッシュに対して、スピーカカバー部材250の弾性を利用して突出部271を挿入することにより、スピーカカバー部材250は外観面外装ケース110に固定される。なお、その他の構成は、第1実施形態と同様に構成される。
上述した、第2実施形態によれば、第1実施形態での効果を同様に得られる他に、以下の効果が得られる。
(1)本実施形態によれば、スピーカカバー本体270の突出部271は、成形用金型構造においてコア側の移動方向と同一方向(平行)となるように形成されている。これにより、突出部271の成形において、入れ子金型などを用いる成形用金型を使用する必要がなく、成形用金型の構造がシンプルになるため、金型コストひいては部品コストを低減することが可能になる。また、スピーカカバー部材250を固定部としてのブッシュに固定する場合には、スピーカカバー部材250の弾性を利用してブッシュに固定することにより確実に固定できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態での電子機器1において、スピーカカバー部材210,250が、外観面外装ケース110のスピーカカバー固定部領域120に配設される外装構成部のDVD外装ケース固定部112及びネジ150を覆うことにより、美観を向上させている。しかし、これに限らず、スピーカカバー固定部領域120に、プロジェクタ本体やDVDプレーヤ本体を外装ケース100に収容する際に、組立て用の案内孔などを形成しても、スピーカカバー部材210,250が覆うことにより、同様に美観を向上させることができる。または、スピーカカバー固定部領域120に、別の構成部を構成する場合に必要となる部材が配設されていても、スピーカカバー部材210,250が覆うことにより、同様に美観を向上させることができる。
(変形例2)前記実施形態での電子機器1において、スピーカ構成部200は、背面側1aと右面側1bとのコーナー部、及び、背面側1aと左面側1cとのコーナー部にそれぞれ1組ずつ収容されている。しかし、これに限らず、背面側1aと右面側1bと上面側1e、及び、背面側1aと左面側1cと上面側1eとの3つの面の交差するコーナー部にそれぞれ収容されても良い。その場合、スピーカは、上面側1eの方向に報音させることで、聴取範囲が更に拡大できる。
(変形例3)前記実施形態での電子機器1において、スピーカ構成部200を構成するスピーカカバー部材210,250は、背面側1aと右面側1bとのコーナー部、及び、背面側1aと左面側1cとのコーナー部に、それぞれの面(2つの面)に対応して2つの面を有して配設されている。しかし、これに限らず、背面側1aと右面側1bと上面側1e、及び、背面側1aと左面側1cと上面側1eとのコーナー部に、それぞれの面(3つの面)に対応して3つの面を有して配設されても良い。
(変形例4)前記実施形態での電子機器1は、プロジェクタ及び画像再生装置が一体化されたものであるが、これに限られるものではなく、スピーカ構成部200を備える必要がある電子機器であるならば本発明を実施することにより同様の効果を奏することができる。
(変形例5)前記実施形態での電子機器1における画像再生装置として、DVDプレーヤを採用している。しかし、これに限らず、ビデオテーププレーヤを採用しても良い。また、DVDやビデオテープなどのメモリ媒体以外の各種のメモリ媒体を用いて、電子機器に差込む等することで、メモリ媒体に記録された画像や音声を再生する画像再生部を有して構成される画像再生装置でも良い。または、テレビジョン信号を受信して映像や音声に変換するチューナ部を有して構成される画像再生装置でも良い。
(変形例6)前記第2実施形態でのスピーカカバー本体270は、成形時に、内面側となる領域は、成形用金型の可動側(コア側)の金型で成形し、外面側(スピーカネット260が固着される側)となる領域は、固定側(キャビ側)の金型で成形する構造となっている。しかし、これに限らず、内面側となる領域は、成形用金型の固定側(キャビ側)の金型で成形し、外面側となる領域は、可動側(コア側)の金型で成形する構造としても良い。
(変形例7)前記実施形態での電子機器1におけるプロジェクタは、透過型液晶方式のプロジェクタを採用している。しかし、これに限らず、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)方式及び反射型液晶方式であるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式などを採用したプロジェクタであっても良い。
本発明の第1実施形態に係る電子機器の概略斜視図であり、スピーカが配設される側から見た斜視図である。 外装ケースの外面側に配設されたスピーカカバー部材を取外した状態を示す斜視図である。 スピーカカバー部材の斜視図であり、図3(a)は、スピーカカバー部材を上方から見た図であり、図3(b)は、スピーカカバー部材を内面側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るスピーカカバー部材の概略斜視図であり、図4(a)は、スピーカカバー部材のスピーカカバー本体の成形時における型構造の概略説明図であり、図4(b)は、スピーカカバー部材を内面側から見た斜視図である。
符号の説明
1…電子機器、100…外装ケース、110…外面側外装ケース、111…DVD外装ケース、112…DVD外装ケース固定部、120…スピーカカバー固定部領域、120a…背面側スピーカカバー固定部領域、120b…右面側スピーカカバー固定部領域、121,122等…開口部、130…ブッシュ、150…ネジ、200…スピーカ構成部、210…スピーカカバー部材、211…第1の面、212…第2の面、220…スピーカ部、221,222…スピーカ、230…スピーカネット、240…スピーカカバー本体、241…突出部、250…スピーカカバー部材、251…第1の面、252…第2の面、260…スピーカネット、270…スピーカカバー本体、271…突出部、300…DVD投入部、310…表示部、500…スクリーン。

Claims (7)

  1. 報音するためのスピーカ部を有する電子機器であって、
    スピーカネットを固着して前記スピーカ部の前面に配設されるスピーカカバー本体を有するスピーカカバー部材と前記スピーカ部とを備えたスピーカ構成部と、
    前記電子機器の外装を構成し、前記電子機器の本体と前記スピーカ部とを収容する外装ケースとを有し、
    前記外装ケースの外観面側には、前記スピーカカバー部材を固定する固定部と、前記スピーカ構成部とは異なる別の構成部を有する別構成部材とが配設され、
    前記スピーカカバー部材が前記固定部に固定されることにより、前記スピーカカバー部材は、前記スピーカ部および前記別構成部材を覆うことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記別の構成部は、複数の部材を有して前記外装を構成する外装構成部であり、前記別構成部材は、前記外装構成部の前記部材を固定する固定部材であることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器であって、
    前記スピーカ構成部は、前記電子機器の外観面となる前記外装ケースの少なくとも隣合う2つの面が交差するコーナー部に配設され、少なくとも前記2つの面と交差する方向に報音することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1または請求項2に記載の電子機器であって、
    前記スピーカ構成部は、前記電子機器の外観面となる前記外装ケースの少なくとも隣合う2つの面が交差するコーナー部に配設され、
    前記スピーカカバー部材は、少なくとも2つの面を有して、前記電子機器の前記コーナー部の外観面を構成することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器であって、
    前記スピーカカバー部材は、当該スピーカカバー部材本体を前記固定部に固定するための突出部を有し、当該突出部は、少なくとも前記2つの面のそれぞれの面に略垂直に突出して設けられていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項4に記載の電子機器であって、
    前記スピーカカバー部材は、当該スピーカカバー部材本体を前記固定部に固定するための突出部を有し、当該突出部は、前記スピーカカバー本体の成形時に、成形用金型の可動方向に略平行となるように、少なくとも前記2つの面のそれぞれの面に形成されることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電子機器は、映像を投写するプロジェクタの機能を有していることを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009157149A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Seiko Epson Corp 電子機器筐体用カバー、電子機器、およびプロジェクタ
IT201800003611A1 (it) * 2018-03-15 2019-09-15 Mario Lemorini Struttura di console multimediale.

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