JP2007052320A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 メンテナンス時に使用する端子を、通常使用時に操作させ難くするための適切な構成とすることで、メンテナンス時に使用する端子の安全性の向上を図った電子機器を提供することである。
【解決手段】 電子機器1の本体にメンテナンス用の端子部100と、開閉可能なカバー部材200と、外部機器とデータのやりとりを行うコネクタ端子を有するインターフェース部とは異なる構成部としての光源構成部300とを有し、カバー部材200は、端子部100を覆うと共に、光源構成部300を覆う。また、電子機器2の本体にメンテナンス用の端子部600と、開閉可能なカバー部材500と、カバー部材500とは異なる開閉可能な別部材としてのスピーカ構成部400を構成するスピーカカバー部材410を有し、カバー部材500は、端子部600を覆うと共に、スピーカカバー部材410により開閉を抑制される。
【選択図】 図2
【解決手段】 電子機器1の本体にメンテナンス用の端子部100と、開閉可能なカバー部材200と、外部機器とデータのやりとりを行うコネクタ端子を有するインターフェース部とは異なる構成部としての光源構成部300とを有し、カバー部材200は、端子部100を覆うと共に、光源構成部300を覆う。また、電子機器2の本体にメンテナンス用の端子部600と、開閉可能なカバー部材500と、カバー部材500とは異なる開閉可能な別部材としてのスピーカ構成部400を構成するスピーカカバー部材410を有し、カバー部材500は、端子部600を覆うと共に、スピーカカバー部材410により開閉を抑制される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電子機器に関する。
電子機器の有する接続端子に対するカバー部材に関しての特許は、従来から多数提案されている。その中で、特許文献1では、主カバー部と副カバー部とがヒンジ部によって相互に回転自在に結合されたコネクタカバーを具備して、コネクタカバーの主カバー部で使用頻度の高い主コネクター部を独立して開閉し、主カバー部と副カバー部とを一体に開閉することで使用頻度の低いコネクター部を開閉できるようにしている。また、特許文献2では、端子接続機構は、複数の端子に対してスライドや回転移動する端子カバーを有して、端子カバーの移動位置に応じて各端子を選択的に露出させる構造のものが提案されている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2で対象とする接続端子は、ユーザの使用頻度の差は有るものの、全てユーザが使用する接続端子である。したがって、ユーザが通常使用する端子とメンテナンス作業者がメンテナンス時に使用する端子とを電子機器の本体に有する場合には、通常使用時(ユーザの使用時)にユーザにメンテナンス用の端子を操作されてしまうなどの課題が発生する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、メンテナンス時に使用する端子を、通常使用時に操作させ難くするための適切な構成とすることで、メンテナンス時に使用する端子の安全性の向上を図った電子機器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の電子機器は、電子機器の本体にメンテナンス用の端子部と、開閉可能なカバー部材と、外部機器とデータのやりとりを行うコネクタ端子を有するインターフェース部とは異なる構成部とを有し、カバー部材は、端子部を覆うと共に、構成部を覆うことを特徴とする。
このような電子機器によれば、メンテナンス用の端子部は、インターフェース部とは異なる構成部と共にカバー部材で覆われる。そのため、メンテナンス用の端子部は、通常使用するインターフェース部のコネクタ端子とは分離して設置し、また、メンテナンス用の端子部を操作する場合は、カバー部材を開放して操作することになる。よって、ユーザに対して、メンテナンス用の端子部を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子部を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。
上述した目的を達成するために、本発明の電子機器は、電子機器の本体にメンテナンス用の端子部と、開閉可能なカバー部材と、当該カバー部材とは異なる開閉可能な別部材とを有し、カバー部材は、端子部を覆うと共に、別部材により開閉を抑制されることを特徴とする。
このような電子機器によれば、メンテナンス用の端子部は、カバー部材に覆われる。そして、カバー部材は、開閉可能な別部材によってカバー部材の開閉を抑制される。そのため、メンテナンス用の端子を操作する場合は、別部材を開放した後、カバー部材を開放して操作することになる。よって、ユーザに対して、メンテナンス用の端子を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。
上記電子機器において、別部材とは、他の構成部を覆う開閉可能な別カバー部材であることが好ましい。
このような電子機器によれば、上記と同様に、ユーザに対して、メンテナンス用の端子を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。また、別部材として、他の構成部を覆う開閉可能な別カバー部材を共用できるため、他の部材を用いる必要がなくなり、部品やコストの低減を図ることができる。
上記電子機器において、電子機器は、映像を投写するプロジェクタ機能を有しており、コネクタ端子を有するインターフェース部とは異なる構成部は、プロジェクタ機能を実現するための光を射出する光源構成部であることが好ましい。
このような電子機器によれば、メンテナンス用の端子部は、光源構成部と共にカバー部材で覆われる。そのため、光源構成部(例えばランプ)の交換時に開閉して使用するカバー部材と共通となる。なお、カバー部材は、光源構成部の交換時に開閉するものであり、また、光源構成部の交換は、例えば、光源構成部の点灯累積時間が、設定する累積時間になった際にユーザが行うものであり、その交換頻度は低くなる。よって、カバー部材を開閉する頻度も低くなる。これにより、ユーザに対して、メンテナンス用の端子部を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子部を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。
上記電子機器において、他の構成部は、音声を出力するスピーカ構成部であり、別カバー部材は、スピーカ構成部を覆うスピーカカバー部材であっても良い。
このような電子機器によれば、スピーカ構成部を覆うスピーカカバー部材を別カバー部材として使用することにより、メンテナンス用の端子を覆うカバー部材の開閉を抑制することができ、同様の作用および効果を奏することができる。
上記電子機器は、映像を投写するプロジェクタ機能を有していることが好ましい。
このような電子機器によれば、プロジェクタ機能により、映像をスクリーンなどの投影面に投写して視聴することができる。また、上述したと同様に、ユーザに対して、メンテナンス用の端子を操作させ難くするための適切な構成を実現できることにより、メンテナンス用の端子を簡単に操作させないための安全性の向上を図ったプロジェクタ機能を有する電子機器を実現できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子機器の概略斜視図であり、背面側から見た斜視図である。図2は、図1において、メンテナンス用の端子部及び光源構成部を覆うカバー部材を開放した状態の斜視図である。図1及び図2を用いて、電子機器1における実施形態での構成及び動作を説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の電子機器1は、略直方体の外装である外装ケース50の内部に、電子機器1の本体として、映像を拡大投写するプロジェクタ本体(図示省略)と、プロジェクタ本体が投写する映像に関連する画像を再生する画像再生装置本体(図示省略)とを収容している。また、プロジェクタ本体は、図中において、外装ケース50の内部上側に収容され、画像再生装置本体は、外装ケース50の内部下側に収容されている。ここで、本実施形態でのプロジェクタは、透過型液晶方式のプロジェクタを採用している。また、画像再生装置として、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤを採用している。
外装ケース50の背面側1aの中央部下側には、画像再生装置としてのDVDプレーヤの記録媒体を投入する投入部13や動作中の表示を行う表示部14などが設置されている。また、背面側1aと右面側1bとのコーナー部、及び、背面側1aと左面側1cとのコーナー部にそれぞれ1組ずつスピーカ構成部400が設置されている。なお、スピーカ構成部400のスピーカカバー部材410が外装ケース50の外面に固定されている。
外装ケース50の上面側1eには、電子機器1の操作部10が設置されている。また、電子機器1の外部に設置されるスクリーン800などの投影面に投写される投写映像の焦点調整やズーム調整を行う調整部12が設置されている。そして、光を射出する光源構成部300としてのランプ310の交換時に開閉するカバー部材200が設置されている。なお、ランプ310は、カバー部材200を開放して、プロジェクタ本体内部の所定の場所に差込む構造で収容されている。
外装ケース50の右面側1bには、プロジェクタ本体および画像再生装置本体を冷却するための排気口15,16が、スリット状孔を複数形成して設置されている。外装ケース50の左面側1cには、右面側1bと同様に、プロジェクタ本体および画像再生装置本体を冷却するための外気を吸気する吸気口17,18(図3〜図5に示す)が、スリット状孔を複数形成して設置されている。
外装ケース50の前面側1dには、投写レンズユニット11が、外装ケース50に形成した円状口から突出して備えられている。また、前面側1dには、インターフェース部(図示省略)が構成されており、外部の機器からの入力信号形式に対応した各種接続用のコネクタ端子(図示省略)が設置されている。ユーザは、通常このコネクタ端子を用いて外部機器と接続する。
このように構成された電子機器1は、画像再生装置本体で再生された画像データをプロジェクタ本体により光学変換し、投写レンズユニット11を介して電子機器1の外部に映像光(図中において二点鎖線で示す)として射出する。射出された映像光は、スクリーン800などの投写面に映像として拡大投写される。また、電子機器1は、画像再生装置本体で再生される画像データと共に再生される音声データをD/A変換や増幅など行いスピーカ構成部400を介して電子機器1の外部に音声を出力する。
図2を用いて、メンテナンス用の端子部100及びカバー部材200に関して詳細に説明する。
プロジェクタ本体は、画像データを光学変換するための基となる光を射出する光源構成部300としてのランプ310を収容している。上述したように、ランプ310は、カバー部材200の下に位置するプロジェクタ本体に収容されている。なお、光源構成部300は、電子機器1と外部機器とのデータのやりとりを行う後述するコネクタ端子を有するインターフェース部とは異なる構成部でもある。そして、本実施形態では、ランプ310が収容される近傍に回路基板(図示省略)に実装されたメンテナンス用の端子部100が設置されている。なお、端子部100として、本実施形態では、Dsub端子110及びリセット端子120が設置されている。また、端子部100の周囲の回路基板領域は、外装ケース50の上面側1eの外面から一段凹ませたカバー部材受面部55によって覆われ、外部からの静電気などを回路基板に進入させない構造となっている。これにより、端子部100は、カバー部材受面部55の開口部59の内部に位置する構成となる。
プロジェクタ本体は、画像データを光学変換するための基となる光を射出する光源構成部300としてのランプ310を収容している。上述したように、ランプ310は、カバー部材200の下に位置するプロジェクタ本体に収容されている。なお、光源構成部300は、電子機器1と外部機器とのデータのやりとりを行う後述するコネクタ端子を有するインターフェース部とは異なる構成部でもある。そして、本実施形態では、ランプ310が収容される近傍に回路基板(図示省略)に実装されたメンテナンス用の端子部100が設置されている。なお、端子部100として、本実施形態では、Dsub端子110及びリセット端子120が設置されている。また、端子部100の周囲の回路基板領域は、外装ケース50の上面側1eの外面から一段凹ませたカバー部材受面部55によって覆われ、外部からの静電気などを回路基板に進入させない構造となっている。これにより、端子部100は、カバー部材受面部55の開口部59の内部に位置する構成となる。
カバー部材200は、光源構成部300及び端子部100を覆い、カバー部材受面部55の外周部となるカバー部材案内口56に案内され、外装ケース50に固定される。詳細には、カバー部材200は、引掛用の爪210,211と、突起213を有した略U字状の固定部212とを有して板状に構成されている。また、カバー部材受面部55とカバー部材案内口56のコーナー部には、穴部57,58と、固定用穴部(図示省略)とが形成されている。ここで、カバー部材200の爪210,211を穴部57,58に引掛ける。そして、固定部212を固定用穴部に押圧して挿入することで、固定部212は、弾性変形して突起213が固定用穴部の裏面側に引っ掛かる。これにより、カバー部材200は、カバー部材受面部55に載置され固定される。
このような構成により、メンテナンス用の端子部100を使用してメンテナンス作業を行う場合には、メンテナンス作業者は、カバー部材200の固定部212を弾性変形させて引っ張り、突起213を固定用穴部の裏面側から外すことで、カバー部材200を開放する。そして、ランプ310の近傍に設置された端子部100としてのリセット端子120の操作及びDsub端子110に対応するDsub端子を挿入しての操作を行う。
ユーザは、ランプ310の交換時にカバー部材200の開閉を行うことになる。なお、電子機器1には、ランプ310の点灯時間の累積を計測する累積時間計測機能が内蔵されている。そして、ランプ310の交換時期は、累積時間計測機能の動作により設定された累積時間になると交換時期になったと判断され、ランプ310の交換時期である事をユーザに表示などの手段で知らせる。ユーザは、その知らせを視認し、カバー部材200を開放して、新しいランプ310に交換する。交換は、具体的には、使用しているランプ310を抜出し、新しいランプ310を差込むという動作で行われる。ランプ310の交換頻度は、インターフェース部の各種コネクタ端子の使用頻度に比べて、はるかに低くなる。従って、ユーザは、誤ってメンテナンス用の端子部100を操作する機会もインターフェース部の各種コネクタ端子の操作する機会に比べて、はるかに低くなる。
ここで、メンテナンスに関して概要を説明する。
メンテナンスとは、本発明においては、電子機器1に内蔵されるROMまたはフラッシュメモリなどに記憶されているファームウェアに対して、プロジェクタ機能や画像再生機能などの機能を動作させる上での不具合修正や機能追加を行うために書替えなどの作業を行うことである。この作業は、電子機器1の出荷前と出荷後の双方の段階で行われる。詳細には、メンテナンス作業として、出荷前の段階では、出荷用の最終のファームウェアに書替える作業を行う。また、出荷後の段階では、出荷後に発見された不具合に対する修正、機能の追加およびバージョンアップなどに対してのファームウェアの書替え作業を行う。書替えの際には、端子部100であるリセット端子120及びDsub端子110を使用して書替える。
メンテナンスとは、本発明においては、電子機器1に内蔵されるROMまたはフラッシュメモリなどに記憶されているファームウェアに対して、プロジェクタ機能や画像再生機能などの機能を動作させる上での不具合修正や機能追加を行うために書替えなどの作業を行うことである。この作業は、電子機器1の出荷前と出荷後の双方の段階で行われる。詳細には、メンテナンス作業として、出荷前の段階では、出荷用の最終のファームウェアに書替える作業を行う。また、出荷後の段階では、出荷後に発見された不具合に対する修正、機能の追加およびバージョンアップなどに対してのファームウェアの書替え作業を行う。書替えの際には、端子部100であるリセット端子120及びDsub端子110を使用して書替える。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の電子機器1によれば、インターフェース部とは異なる構成部としての光源構成部300と共にカバー部材200で覆われる。そのため、メンテナンス用の端子部100は、通常使用するインターフェース部のコネクタ端子とは分離して光源構成部300の近傍に設置し、また、メンテナンス用の端子部100を操作する場合は、カバー部材200を開放して操作することになる。よって、ユーザに対して、メンテナンス用の端子部100を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子部100を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。
(1)本実施形態の電子機器1によれば、インターフェース部とは異なる構成部としての光源構成部300と共にカバー部材200で覆われる。そのため、メンテナンス用の端子部100は、通常使用するインターフェース部のコネクタ端子とは分離して光源構成部300の近傍に設置し、また、メンテナンス用の端子部100を操作する場合は、カバー部材200を開放して操作することになる。よって、ユーザに対して、メンテナンス用の端子部100を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子部100を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。
(2)本実施形態によれば、メンテナンス用の端子部100は、光源構成部300のランプ310の交換時に開閉して使用するカバー部材200と共通となる。なお、カバー部材200は、ランプ310の交換時に開閉するものであり、また、ランプ310の交換は、ランプ310の点灯累積時間が設定する累積時間になった際にユーザが行うものであり、その交換頻度は低くなる。よって、カバー部材200を開閉する頻度も低くなる。これにより、ユーザに対して、メンテナンス用の端子部100を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子部100を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る電子機器の概略斜視図であり、左面側から見た斜視図である。図4は、図3において、メンテナンス用の端子部を覆うカバー部材及びスピーカ構成部を覆う別カバー部材を開放した状態の斜視図である。図5は、カバー部材と別カバー部材を取外した状態(メンテナンス作業を行う状態)での斜視図である。図3、図4及び図5を用いて、電子機器2における実施形態での構成及び動作を説明する。
第1実施形態では、メンテナンス用の端子部100は、光源構成部300の近傍に設置されたが、第2実施形態では、メンテナンス用の端子部600が、外装ケース50の左面側1cのスピーカ構成部400が設置される近傍に設置される。また、メンテナンス用の端子部600を覆うカバー部材500は、スピーカ構成部400を覆う別カバー部材としてのスピーカカバー部材410により、カバー部材500の開閉が抑制される形態で設置される。別カバー部材としてのスピーカカバー部材410は、カバー部材500に対しての別部材でもある。なお、前述以外の構成部などに関しては、第1実施形態での電子機器1と同様に構成される。同様の構成部には、第1実施形態と同様の符号を付記している。
図4を用いて、メンテナンス用の端子部600及びカバー部材500と、スピーカ構成部400及びスピーカカバー部材410とに関して詳細に説明する。
最初に、スピーカ構成部400及びスピーカカバー部材410に関して説明する。
外装ケース50には、背面側1aと隣合う左面側1cとが交差するコーナー部において、それぞれの面側(1a,1c)に一段凹ませて形成される平面領域となるスピーカカバー固定面部60が形成されている。また、スピーカ構成部400を構成するスピーカ部420は、略四角柱の枠体で、背面側1a及び左面側1cにそれぞれ1つのスピーカ(背面側1aには、スピーカ421、左面側1cには、スピーカ422)を有して構成されている。
外装ケース50には、背面側1aと隣合う左面側1cとが交差するコーナー部において、それぞれの面側(1a,1c)に一段凹ませて形成される平面領域となるスピーカカバー固定面部60が形成されている。また、スピーカ構成部400を構成するスピーカ部420は、略四角柱の枠体で、背面側1a及び左面側1cにそれぞれ1つのスピーカ(背面側1aには、スピーカ421、左面側1cには、スピーカ422)を有して構成されている。
スピーカカバー固定面部60には、スピーカ421,422に相対して略円形状の開口部61,62とが形成されている。そして、スピーカカバー固定面部60の内側にスピーカ構成部400のスピーカ部420を収納し固定される。この構成により、スピーカ421は、開口部61を介して音声を背面側1aの方向に出力し、スピーカ422は、開口部62を介して音声を左面側1cの方向に出力する。
スピーカカバー固定面部60には、スピーカ構成部400を構成するスピーカカバー部材410を固定するための、固定部としてのブッシュ70(70a,70b,70c,70d)が設置されている。
スピーカカバー部材410は、断面略L字形状の枠の外面に、細かい網目状のシート材のネットを固着して構成されている。また、スピーカカバー部材410の内面側には、ブッシュ70に相対する位置に固定用の突出部(図示省略)が形成されている。そして、スピーカカバー部材410の突出部をブッシュ70に対応させて差込むことにより、スピーカカバー部材410がスピーカカバー固定面部60に固定される。
次に、メンテナンス用の端子部600及びカバー部材500に関して説明する。
外装ケース50には、背面側1aにおいて、上述したスピーカカバー固定面部60の上部側に接続させて、外装ケース50を一段凹ませて形成される平面領域となるカバー部材受面部80が形成されている。カバー部材受面部80は、スピーカカバー固定面部60の外装ケース50の外面との段差(深さ)量に比べて浅く形成されている。
外装ケース50には、背面側1aにおいて、上述したスピーカカバー固定面部60の上部側に接続させて、外装ケース50を一段凹ませて形成される平面領域となるカバー部材受面部80が形成されている。カバー部材受面部80は、スピーカカバー固定面部60の外装ケース50の外面との段差(深さ)量に比べて浅く形成されている。
カバー部材受面部80の中央部には開口部81が形成されている。開口部81の内部には、メンテナンス用の端子部600が回路基板(図示省略)に実装されて設置されている。なお、端子部600としては、第1実施形態と同様に、Dsub端子610及びリセット端子620が設置される。
カバー部材500は、爪510,511及び爪520を有して板状に形成されている。そして、カバー部材受面部80の外装ケース50との境界部分には、カバー部材500の爪510,511を引掛けるための穴部82,83が形成される。また、スピーカカバー固定面部60のカバー部材受面部80との境界部分には、カバー部材500の爪520を逃げるための穴部63が形成される。
カバー部材500をカバー部材受面部80に固定するには、爪510,511を穴部82,83に引掛ける。また、爪520を穴部63に押圧して挿入し、爪520をスピーカカバー固定面部60の裏面側に引掛けることによりカバー部材500をカバー部材受面部80に載置させる。これにより、カバー部材500は固定される。その後、スピーカカバー部材410の各突起部を相対する各ブッシュ70に押圧して挿入することにより、カバー部材500の爪520をスピーカカバー部材410で覆う。この構成により、カバー部材500の開閉は、スピーカカバー部材410により抑制されることになる。
このような構成により、メンテナンス用の端子部600を使用してメンテナンス作業を行う場合には、メンテナンス作業者は、最初にカバー部材500の開放を抑制しているスピーカカバー部材410を開放する(取外す)。その後、カバー部材500の爪520を押圧して弾性変形させて引っ張ることでカバー部材500を開放する。このように、スピーカカバー部材410及びカバー部材500を開放した後、端子部600としてのリセット端子620の操作及びDsub端子610に対応するDsub端子を挿入して第1実施形態と同様の操作を行う。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の電子機器2によれば、メンテナンス用の端子部600は、カバー部材500に覆われる。そして、カバー部材500は、開閉可能な別部材としてのスピーカ構成部400を構成するスピーカカバー部材410によってカバー部材500の開閉を抑制される。そのため、メンテナンス用の端子部600を操作する場合は、スピーカカバー部材410を開放した後、カバー部材500を開放して操作することになる。よって、ユーザに対して、メンテナンス用の端子部600を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子部600を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。
(1)本実施形態の電子機器2によれば、メンテナンス用の端子部600は、カバー部材500に覆われる。そして、カバー部材500は、開閉可能な別部材としてのスピーカ構成部400を構成するスピーカカバー部材410によってカバー部材500の開閉を抑制される。そのため、メンテナンス用の端子部600を操作する場合は、スピーカカバー部材410を開放した後、カバー部材500を開放して操作することになる。よって、ユーザに対して、メンテナンス用の端子部600を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子部600を簡単に操作させないための安全性の向上を図ることができる。
(2)本実施形態の電子機器2によれば、カバー部材500を抑制する別部材として、スピーカ構成部400を覆う開閉可能な別カバー部材としてのスピーカカバー部材410を使用している。従って、別部材として、スピーカカバー部材410を共用できるため、他の部材を用いる必要がなくなり、部品やコストの低減を図ることができる。
(3)本実施形態の電子機器2によれば、映像を投写するプロジェクタ機能を有している。このプロジェクタ機能により、映像をスクリーン800などの投影面に投写して視聴することができる。また、上述したと同様に、ユーザに対して、メンテナンス用の端子部600を操作させ難くするための適切な構成を実現できることにより、メンテナンス用の端子部600を簡単に操作させないための安全性の向上を図ったプロジェクタ機能を有する電子機器2を実現できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態での電子機器1,2において、メンテナンス用の端子部100,600は、Dsub端子110,610を用いているが、これに限らず、その他のコネクタ端子を用いても良い。例えば、RS232C端子などでも良い。
(変形例1)前記実施形態での電子機器1,2において、メンテナンス用の端子部100,600は、Dsub端子110,610を用いているが、これに限らず、その他のコネクタ端子を用いても良い。例えば、RS232C端子などでも良い。
(変形例2)前記第1実施形態での電子機器1において、メンテナンス用の端子部100は、光源構成部300と共に、カバー部材200に覆われており、カバー部材200を開放すると端子部100を操作することができる。しかし、これに限らず、カバー部材200の他に、端子部100のみを覆うカバー部材を更に設置する構造としても良い。このような構成により、ユーザに対して、更に、メンテナンス用の端子部100を操作させ難くするための適切な構成を実現できる。従って、メンテナンス用の端子部100を簡単に操作させないための安全性の向上を更に図ることができる。
(変形例3)前記第1実施形態での電子機器1において、メンテナンス用の端子部100は、光源構成部300と共に、カバー部材200に覆われている。しかし、これに限らず、メンテナンス用の端子部100を覆うカバー部材と、光源構成部300を覆うカバー部材とを別に設けて、端子部100を覆うカバー部材が、光源構成部300を覆うカバー部材によって、開閉を抑制される構造としても良い。このような構成により、前記第2実施形態での効果と同様の効果を奏することができる。
(変形例4)前記第2実施形態での電子機器2において、端子部600を覆うカバー部材500は、スピーカカバー部材410により開閉を抑制された構成となっている。しかし、これに限らず、端子部600をカバー部材受面部80に設置する構造とすることで、端子部600をカバー部材500で覆うのではなく、スピーカカバー部材410によって覆う構成とすることでも良い。このような構成により、前記第1実施形態での効果と同様の効果を奏することができる。
(変形例5)前記実施形態および変形例3,4において、端子部100,600を覆うカバー部材が併せて覆う構成部として、光源構成部300やスピーカ構成部400を例にしているが、この他の構成部であっても良い。また、カバー部材の開閉を抑制する別部材として、光源構成部300を覆う別のカバー部材やスピーカカバー部材410を例にしているが、この他の部材であっても良い。
(変形例6)前記実施形態での電子機器1,2におけるプロジェクタは、透過型液晶方式のプロジェクタを採用している。しかし、これに限らず、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)方式及び反射型液晶方式であるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式などを採用したプロジェクタであっても良い。
(変形例7)前記実施形態での電子機器1,2における画像再生装置として、メモリ媒体としてDVDを用いたDVDプレーヤを採用している。しかし、これに限らず、ビデオテープなどの各種のメモリ媒体を用いて、電子機器に差込む等することで、メモリ媒体に記録された画像や音声を再生する画像再生部を有して構成される画像再生装置でも良い。または、テレビジョン信号を受信して映像や音声に変換するチューナ部を有して構成される画像再生装置でも良い。
(変形例8)前記実施形態での電子機器1,2は、プロジェクタ機能を有するプロジェクタ本体と、画像を再生する画像再生装置本体とを収容した電子機器である。しかし、これに限らず、様々な機能を有する電子機器であっても、本発明の技術的思想にそって構成される電子機器であれば良い。
1,2…電子機器、10…操作部、11…投写レンズユニット、12…調整部、13…投入部、14…表示部、15,16…排気口、17,18…吸気口、50…外装ケース、55…カバー部材受面部、56…カバー部材案内口、57,58…穴部、59…開口部、60…スピーカカバー固定面部、61,62…開口部、63…穴部、70…ブッシュ、80…カバー部材受面部、81…開口部、82,83…穴部、100…端子部、110…Dsub端子、120…リセット端子、200…カバー部材、210,211…爪、212…固定部、213…突起、300…光源構成部、310…ランプ、400…スピーカ構成部、410…スピーカカバー部材、420…スピーカ部、421,422…スピーカ、500…カバー部材、510,511,520…爪、600…端子部、610…Dsub端子、620…リセット端子、800…スクリーン。
Claims (6)
- 電子機器の本体にメンテナンス用の端子部と、開閉可能なカバー部材と、外部機器とデータのやりとりを行うコネクタ端子を有するインターフェース部とは異なる構成部とを有し、
前記カバー部材は、前記端子部を覆うと共に、前記構成部を覆うことを特徴とする電子機器。 - 電子機器の本体にメンテナンス用の端子部と、開閉可能なカバー部材と、当該カバー部材とは異なる開閉可能な別部材とを有し、
前記カバー部材は、前記端子部を覆うと共に、前記別部材により開閉を抑制されることを特徴とする電子機器。 - 請求項2に記載の電子機器であって、
前記別部材とは、他の構成部を覆う開閉可能な別カバー部材であることを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
前記電子機器は、映像を投写するプロジェクタ機能を有しており、
前記他の構成部は、前記プロジェクタ機能を実現するための光を射出する光源構成部であることを特徴とする電子機器。 - 請求項3に記載の電子機器であって、
前記他の構成部は、音声を出力するスピーカ構成部であり、前記別カバー部材は、前記スピーカ構成部を覆うスピーカカバー部材であることを特徴とする電子機器。 - 請求項2、請求項3、請求項5のいずれか一項に記載の電子機器は、映像を投写するプロジェクタ機能を有していることを特徴とする電子機器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015040974A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 三菱電機株式会社 | プロジェクタ |
-
2005
- 2005-08-19 JP JP2005238348A patent/JP2007052320A/ja not_active Withdrawn
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