JP2007036011A - 半導体チップおよびこれを用いた電気部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異方性導電材による接続信頼性の向上を容易に図ることのできる半導体チップおよび電気部品を提供する。
【解決手段】 半導体チップ4のパッシべーション膜12の表面に樹脂製保護膜13を分割形成し、この半導体チップ4のバンプ5と基板2の接続端子3とを異方性導電材6により接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】 半導体チップ4のパッシべーション膜12の表面に樹脂製保護膜13を分割形成し、この半導体チップ4のバンプ5と基板2の接続端子3とを異方性導電材6により接続する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、異方性導電材により半導体チップのバンプを接続端子に接続するのに好適な半導体チップおよびこれを用いた電気部品に関する。
従来から半導体チップを搭載した電気部品が知られている。例えば、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、ELパネルなどの電気光学表示パネルにおいては、基板の端子形成部に配置されている接続端子に、駆動用LSI、駆動用IC、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータなどのベアチップと称される半導体チップのバンプ(突起電極)を異方性導電材を用いて直接接続するCOG(Chip On Glass)実装方式の電気光学表示パネルがある。
また、部品間の電気的な接続を行う可撓配線板においては、可撓配線板の端子形成部に設けられた接続端子としてのチップ部品搭載用ランドに、半導体チップのバンプを異方性導電材を用いて実装したCOF(Chip On Film)方式の実装可撓配線板がある。この種の実装可撓配線板としては、半導体チップだけでなく、LED、抵抗、コンデンサなどの各種のチップ化されたチップ部品が実装されているものもある。
さらに、プリント配線板などの回路基板の端子形成部に設けられた接続端子としてのチップ部品搭載用ランドに、異方性導電材を用いて半導体チップを含む各種のチップ部品が実装されているものもある。
異方性導電材としては、フィルム状に形成されている異方性導電膜(ACF:Anisotropic Conductive Film )や、ペースト状に形成されている異方性導電ペーストなどを挙げることができる。このような異方性導電材は、熱硬化型樹脂および/または熱可塑性樹脂などの樹脂を主成分とする絶縁性を具備する接着剤(バインダ)と導電粒子とにより構成されたものが一般的であり、絶縁性を有する接着剤中に導電粒子が分散されていることにより、厚み方向(接続方向)に導電性を有し、面方向(水平方向)に絶縁性を有する電気的異方性を備えたものである。そして、異方性導電材による接続は、基本的には熱圧着であり、導電粒子が電気的な接続の機能を分担し、加熱により硬化した接着剤が圧接状態を保持する機能を分担するようになっている。
従来の半導体チップを異方性導電材により実装した電気部品について、液晶パネル、ELパネル、プラズマパネルなどの電気光学表示パネルを例示して説明する。
図3および図4は、従来の半導体チップを異方性導電材により実装した電気部品の一例を示すものであり、図3は全体構成の要部を示す概略断面図、図4は図3の半導体チップを回路形成面側から見て示す概略平面図である。
図3に示すように、電気部品としての電気光学表示パネル101において、ガラスなどにより形成された基板102の端子形成部102aの上面には、複数の接続端子103(一部のみ図示)が所定のパターンで配置されている。これらの接続端子103には、接続対象となるほぼ直方体状に形成された半導体チップ104のバンプ105が異方性導電材としてのACF106の一部を構成する導電粒子107を介して個別に接続されており、この接続状態は、ACF106の他の一部を構成する樹脂を主成分とする接着剤108によって保持されるようになっている。
半導体チップ104は、シリコン基体109の一面たる下面に所望の回路110が形成されており、この回路110の形成されている面は、回路形成面111とされている。そして、回路形成面111の周辺部には、図4に示すように、複数のバンプ105が全体としてほぼ四角枠状に設けられている。また、回路形成面111のバンプ105の形成部位を除く部位には、回路110を保護するための表面保護用のパッシべーション膜112が設けられている。このパッシべーション膜112は、例えば、厚さ1μm程度の窒化ケイ素(Si3N4)により形成されており、回路110を被覆するようになっている。
また、近年の半導体チップ104においては、例えば、接続端子103とバンプ105とのACF106による接続時における熱圧着時において、半導体チップ104が長手方向に反るような変形によりパッシべーション膜112にクラックが入るなどの、半導体チップ104に加わる外部からの機械的なストレスによりパッシべーション膜112がダメージを受けるのを防止することが容易にできるなどの理由により、パッシべーション膜112の表面に、樹脂製保護膜113が設けられている。この樹脂製保護膜113は、例えば、厚さ2〜5μm程度のポリイミドなどにより形成されている。また、樹脂製保護膜113は、パッシべーション膜112の表面のうちのバンプ105の形成されている部位の内側に横長矩形状に設けられている。なお、樹脂製保護膜113としてポリイミドを用いることにより、外部からのアルファ線を遮断することができるので、半導体チップ104の誤動作などの不具合を防止することもできるようになっている。
しかしながら、前述した従来の電気光学表示パネル101においては、ACF106による接続端子103とバンプ105との電気的な接続の信頼性に劣るという問題点があった。
すなわち、半導体チップ104のパッシべーション膜112の表面に樹脂製保護膜113を設けた構成の場合には、ACF106の導電粒子107により電気的に接続されるバンプ105と接続端子103との複数の接続部分の一部が剥離して断線が発生する場合があるという問題点があった。
特に、近年のスリムパッケージと称される厚さが薄く、長さの長い直方体状の半導体チップ104において長手方向の両端側などに配置されている接続部分の剥離による断線が顕著である。
このような接続部分の剥離の原因としては、樹脂製保護膜113を設けた構成の場合において、バンプ105と接続端子103との接続部分の一部が剥離して断線が発生するという現象から、無アルカリガラスなどの透明なガラスにより形成されている基板102の線膨張係数(2.2×10−6/℃程度)と、シリコンにより形成されている半導体チップ104の線膨張係数(3.5×10−6/℃程度)とがほぼ同一であるのに対して、ポリイミドにより形成されている樹脂製保護膜113の線膨張係数(2.2×10−5/℃程度)が基板102および半導体チップ104のそれぞれの線膨張係数より一桁大きく、ACF106の熱圧着時、詳しくは、ACF106の接着剤108が硬化した後の樹脂製保護膜113の熱膨張または熱収縮による影響を受けるためと考えられる。
すなわち、ACF106の接着剤108が熱硬化性樹脂を主成分とする場合には、接着剤108を加熱により架橋させて硬化した状態において、ガラス転移温度を越えた加熱による樹脂製保護膜113の熱膨張が半導体チップ104の熱膨張より大きいために、半導体チップ104は長手方向の中央部が基板102に接近するように下方に凸となるように反るように変形する。これは、ACF106に対する加熱温度が、接着剤108を確実に架橋させるために、接着剤108のガラス転移温度より高く設定されていることに起因している。
また、加熱後の冷却により室温に戻るまでの樹脂製保護膜113の熱収縮が半導体チップ104の熱収縮より大きいために、半導体チップ104は長手方向の中央部が基板102から離間するように上方に凸となるように反るように変形する。このような半導体チップ104の変形により、硬化したACF106の接着剤108により保持されている接続部分、特に、長手方向の両端側に配置されている接続部分に大きなストレスが加わって接続部分の剥離が発生するものと考えられる。
ACF106の接着剤108が熱可塑性樹脂を主成分とする場合には、加熱により可塑化させた後の冷却による硬化(固化)状態において、冷却によりガラス転移温度から室温に戻るまでの樹脂製保護膜113の熱収縮が半導体チップ104の熱収縮より大きいために、半導体チップ104は長手方向の中央部が基板102から離間するように上方に凸となるように反るように変形する。このような半導体チップ104の変形により、硬化したACF106の接着剤108により保持されている接続部分、特に、長手方向の両端側に配置されている接続部分に大きなストレスが加わって接続部分の剥離が発生するものと考えられる。
したがって、ACF106の接着剤108が熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂のいずれであっても、ACF106の接着剤108が硬化して導電粒子107による接続端子103とバンプ105との接続状態を保持している状態において、冷却による樹脂製保護膜113の熱収縮により、接続端子103とバンプ105との接続部分に悪影響を及ぼす半導体チップ4の変形が生じているものと考えられる。
なお、異方性導電材としてACF106の代わりに異方性導電ペーストを用いた場合にも、ACF106を用いた場合と同様に、接続部分に剥離が発生する場合があるという問題点があった。
そこで、接続部分に剥離が発生するのを確実に防止することのできる異方性導電材による電気的な接続の信頼性に優れた半導体チップおよびこれを用いた電気部品が求められている。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、異方性導電材による接続信頼性の向上を容易に図ることのできる半導体チップおよびこれを用いた電気部品を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明に係る半導体チップの特徴は、接続対象となる電気部品の接続端子に接続されるバンプが設けられている回路形成面に、表面保護用のパッシべーション膜が設けられているとともに、前記パッシべーション膜の表面に樹脂製保護膜が設けられている半導体チップにおいて、前記樹脂製保護膜が分割形成されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、分割形成された樹脂製保護膜は、それぞれの熱膨張および熱収縮を分割形成しない場合に比べて小さくすることができるので、樹脂製保護膜の熱膨張または熱収縮により生じる半導体チップの変形を小さくすることができる。
本発明に係る電気部品の特徴は、端子形成部に配置されている接続端子に、本発明の半導体チップのバンプが異方性導電材により接続されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、半導体チップの樹脂製保護膜が分割形成されているので、接続端子に半導体チップのバンプを異方性導電材の熱圧着により接続する場合、それぞれの樹脂製保護膜の熱膨張および熱収縮を小さくすることができる。その結果、異方性導電材の熱圧着時における樹脂製保護膜の熱膨張または熱収縮により生じる半導体チップの変形を無視しうる程度に小さくすることができるので、硬化した異方性導電材の接着剤により保持されている接続部分に加わるストレスにより接続端子とバンプとの接続部分に剥離が発生するのを確実に防止することができる。
本発明に係る半導体チップによれば、樹脂製保護膜が分割形成されているので、それぞれの樹脂製保護膜の熱膨張または熱収縮を小さくすることができるので、樹脂製保護膜の熱膨張または熱収縮により生じる半導体チップの変形を小さくすることができる。
また、本発明に係る電気部品によれば、樹脂製保護膜が分割形成されている半導体チップが用いられているので、接続端子に半導体チップのバンプを異方性導電材の熱圧着により接続する場合、それぞれの樹脂製保護膜の熱膨張および熱収縮を小さくすることができる。その結果、異方性導電材の熱圧着時における樹脂製保護膜の熱膨張または熱収縮により生じる半導体チップの変形を無視しうる程度に小さくすることができるので、硬化した異方性導電材の接着剤により保持されている接続部分に加わるストレスにより接続端子とバンプとの接続部分に剥離が発生するのを確実に防止することができる。
したがって、本発明の半導体チップおよびこれを用いた電気部品によれば、異方性導電材による接続信頼性の向上を容易に図ることができる。
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
図1および図2は本発明に係る半導体チップを異方性導電材により実装した電気部品の実施形態を示すものであり、図1は全体構成の要部を示す概略断面図、図2は図1の半導体チップを回路形成面側から見て示す概略平面図である。
本実施形態は、基板の端子形成部に半導体チップとしての駆動用LSIを異方性導電材としてのACFによりCOG実装した電気光学表示パネルを例示している。
図1に示すように、本実施形態の電気部品としての電気光学表示パネル1において、無アルカリガラスなどにより形成された基板2の端子形成部2aの上面には、複数の接続端子3(一部のみ図示)が所定のパターンで配列されている。これらの接続端子3には、接続対象となるほぼ直方体状に形成された半導体チップ4のバンプ5が異方性導電材としてのACF6の一部を構成する導電粒子7を介して個別に接続されており、この接続状態は、ACF6の他の一部を構成する樹脂を主成分とする接着剤8によって保持されている。
なお、電気光学表示パネル1としては、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、ELパネルなどの各種のものから選択使用することができる。また、異方性導電材としては、異方性導電ペーストを用いてもよい。
前記半導体チップ4は、シリコン基体9の一面たる下面に所望の回路10が形成されており、この回路10の形成されている面は、回路形成面11とされている。そして、回路形成面11の周辺部には、図2に示すように、複数のバンプ5が全体としてほぼ四角枠状に設けられている。
前記回路形成面11のバンプ5の形成部位を除く面には、回路10を保護するための表面保護用のパッシべーション膜12が設けられている。このパッシべーション膜12は、例えば、窒化ケイ素(Si3N4)により厚さ1μm程度に形成されており、回路10を保護するように被覆している。
前記パッシべーション膜12の表面には、例えば、厚さ2〜5μm程度のポリイミドなどにより分割形成された樹脂製保護膜13が設けられている。
本実施形態の樹脂製保護膜13は、図2に詳示するように、平面ほぼ矩形状をなす3つの小面積体13aによって左右方向に3分割形成されている。また、各小面積体13aは、左右方向に示す長辺の長さが5mm以下で、左右方向に相互に隣位する小面積体13aの相互間の間隔が長さの1/150以上で、上下方向に示す短辺の長さが5mm以下となるように形成されている。
具体的には、各小面積体13aとして、長辺が3mm、短辺が2mm、間隔が20μmに形成されている。この小面積体13aおよびその間隔としては、ACF6の熱圧着時における樹脂製保護膜13の熱膨張または熱収縮により、導電粒子7を介した接続端子3とバンプ5との接続部位に剥離などの悪影響を及ぼさないサイズであればよく、仕様や設計コンセプトなどの必要に応じて設定することができる。
なお、樹脂製保護膜13の配列パターンとしては、マトリックス状、ストライプ状、モザイク状などの各種のパターンから選択することができる。
また、樹脂製保護膜13を構成する小面積体13aの平面形状としては、正方形、長方形、三角形などの各種の形状を単独もしくは組み合わせて用いることができる。この場合、間隔の形状としては、直線状、曲線状などを単独もしくは組み合わせて用いることができる。
さらにまた、樹脂製保護膜13の形成方法としては、パッシべーション膜12の表面の予め設定された部分に印刷した後にイミド化して硬化させたり、パッシべーション膜12の表面の全面にコーティングした後に不要部分をエッチングにより除去するなどの各種の方法から選択使用することができる。
またさらに、半導体チップ4としては、駆動用LSI、駆動用IC、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータなどのベアチップと称される各種のものから選択使用することができる。
その他の構成については、従来公知の電気光学表示パネルおよび半導体チップと同様とされているので、その詳しい説明および図示は省略する。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の半導体チップ4によれば、樹脂製保護膜13が3つの小面積体13aに3分割形成されているので、分割形成された樹脂製保護膜13、すなわち各小面積体13aは、それぞれの熱膨張および熱収縮を分割形成しない従来の樹脂製保護膜113に比べて小さくすることができるので、ACF6の熱圧着時における樹脂製保護膜13の熱膨張または熱収縮により生じる半導体チップ4の変形を小さくすることができる。
また、本実施形態の電気部品としての電気光学表示パネル1によれば、端子形成部2aに配置されている接続端子3に、本実施形態の半導体チップ4のバンプ5が異方性導電材としてのACF6により接続されているので、半導体チップ4の分割形成された樹脂製保護膜13、すなわち、小面積体13aは、接続端子3に半導体チップ4のバンプ5をACF6の熱圧着により接続した場合、それぞれの熱膨張および熱収縮を小さくすることができる。その結果、ACF6の熱圧着時における樹脂製保護膜13の熱膨張または熱収縮により生じる半導体チップ4の変形を無視しうる程度に小さくすることができるので、硬化したACF6の接着剤8により保持されている接続部分に加わるストレスにより接続端子3とバンプ5との接続部分に剥離が生じて断線が発生するのを確実に防止することができる。
したがって、本実施形態の半導体チップ4およびこの半導体チップ4をCOG実装した電気光学表示パネル1によれば、ACF6による接続信頼性の向上を容易に図ることができる。
なお、ACF6の熱圧着時における樹脂製保護膜13の熱膨張および熱収縮による半導体チップ4の変形については、発明が解決しようとする課題の欄に記載してあるので、その詳しい説明については省略する。
また、本実施形態の電気光学表示パネル1によれば、半導体チップ4のパッシべーション膜12の表面に3つの小面積体13aにより3分割形成された樹脂製保護膜13が設けられているので、ACF6により接続端子3に半導体チップ4のバンプ5を接続する際に、ACF6の接着剤8が相互に隣位する小面積体13aの相互間の間隔に入り込んでアンカー効果を発揮するので接着強度が増加するという副次的な効果を得ることができる。
本発明は、電気光学表示パネルに限らず、異方性導電材により半導体チップを搭載する可撓配線板、実装回路基板などの各種の電気部品に用いることができる。
そして、本発明の電気部品を電気光学表示パネルとした場合には、電気光学表示パネルにおける異方性導電材を用いた半導体チップのCOG実装などの接続信頼性を容易に向上することができる。
また、本発明の電気部品を可撓配線板とした場合には、可撓配線板における異方性導電材を用いた半導体チップのCOF実装などの接続信頼性を容易に向上することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
1 電気光学表示パネル
2 基板
2a 端子形成部
3 接続端子
4 半導体チップ
5 バンプ
6 ACF
7 導電粒子
8 接着剤
9 シリコン基体
10 回路
11 回路形成面
12 パッシべーション膜
13 樹脂製保護膜
13a 小面積体
2 基板
2a 端子形成部
3 接続端子
4 半導体チップ
5 バンプ
6 ACF
7 導電粒子
8 接着剤
9 シリコン基体
10 回路
11 回路形成面
12 パッシべーション膜
13 樹脂製保護膜
13a 小面積体
Claims (2)
- 接続対象となる電気部品の接続端子に接続されるバンプが設けられている回路形成面に、表面保護用のパッシべーション膜が設けられているとともに、前記パッシべーション膜の表面に樹脂製保護膜が設けられている半導体チップにおいて、
前記樹脂製保護膜が、分割形成されていることを特徴とする半導体チップ。 - 端子形成部に配置されている接続端子に、請求項1に記載の半導体チップのバンプが、異方性導電材により接続されていることを特徴とする電気部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005218668A JP2007036011A (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | 半導体チップおよびこれを用いた電気部品 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021009811A1 (ja) * | 2019-07-12 | 2021-01-21 | シャープ株式会社 | 表示装置 |
-
2005
- 2005-07-28 JP JP2005218668A patent/JP2007036011A/ja active Pending
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