JP2007035189A - ピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置 - Google Patents

ピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置 Download PDF

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    • G11B2220/2537Optical discs

Abstract

【課題】
別部材を用いずに、レンズの汚れの検知を自動的に行うことができるディスク再生装置を提供する。
【解決手段】
ピックアップユニット5により記憶媒体2の映像信号を読み取り、RFアンプ部8により増幅されるRF信号Bの、記憶部12に記憶される標準RF信号Aに対する減衰率を、同じく記憶部12に記憶される閾値Pと比較判定手段9aにより比較し、閾値Pを下回る場合にピックアップレンズ51が汚れていると判断し、記憶部12に記憶される警告文データ122を、再生中の映像に重畳させて表示部11に表示することにより、自動的にピックアップレンズ51の汚れを検知し、ユーザに通知することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピックアップレンズを備えたディスク再生装置、特にピックアップレンズの汚れを警告表示するように構成したピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置に関する。
従来、ディスク再生装置において、その再生のための信号を読み取るためのピックアップレンズを有し、挿入された記憶媒体に対してレーザ光を発光し、記憶媒体による反射レーザ光を受光することで、前記記憶媒体の信号の読み取りを行っている。このピックアップレンズに埃やゴミが付着することにより、記憶媒体の読み取り不良などが起こることがあり、この読み取り不良を自動的に検知するために種々の方法が開示されている。
例えば、特許文献1では、透過率の異なる領域を複数もつ光ディスクを用い、当該光ディスクを再生し、その反射率によりピックアップユニットの汚れの度合いを検出し、通知する方法が開示されている。
また、特許文献2では、発光部と、ピックアップレンズを挟んで対峙する位置に、光出力を検知する部材を配置し、発光部からのレーザ光がピックアップレンズによってどの程度減衰するかを調べ、事前に記憶装置により記憶した出力レベルと比較し、汚れていると判断される場合にその旨を通知する方法が開示されている。
特開平7−14214号公報 特開2004−39189号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示される方法では、新たに部品や部材を使用若しくは設置しなくてはならず、製造コストの上昇を招く要因となってしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、専用の媒体や外部装置を用いることなく、ピックアップレンズの汚れを自動的に検出する、ピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置を提供することを目的とする。
請求項1に係るピックアップレンズの汚れ検地機能を備えたディスク再生装置は、少なくとも記憶媒体に記憶された情報を再生するピックアップレンズを備え、このピックアップレンズから照射したレーザ光を前記記憶媒体で反射させ、その反射レーザ光からRF(Radio Frequency)信号を発生させるピックアップユニットと、前記RF信号を増幅する信号増幅手段とを備えるディスク再生装置において、前記RF信号と比較するための標準RF信号や、閾値などの各種パラメータ等を記憶する記憶手段と、前記RF信号と前記標準RF信号を比較し、前記RF信号と前記標準RF信号を比較する比較判定手段を有して前記ディスク再生装置の動作を制御するための制御手段とを備え、前記比較判定手段によって得られる比較値により前記RF信号が減衰しているかを判別し、その比較値が前記閾値を下回る場合、表示部若しくは表示装置に警告表示することを特徴とする。
請求項1の構成によれば、記憶媒体に記憶された映像データ等を読み込む際に、ピックアップユニットにより発生させ、信号増幅手段で増幅するRF信号を、予め記憶手段により記憶した標準RF信号と比較し、RF信号に顕著な減衰が見られる場合、ピックアップユニット内部若しくは記憶媒体に不具合が生じていると判断し、該不具合が生じている旨を示す警告表示が成される。
請求項2に係るピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置は、請求項1に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置において、前記ディスク再生装置は、前記比較判定手段による前記RF信号の減衰を判別する動作の回数を一時的に記憶するタイマカウント手段を備え、前記動作回数により異なる警告表示を行うことを特徴とする。
請求項2の構成によれば、RF信号の減衰が比較判定手段により確認された場合、例えば、一回目はピックアップレンズの汚れの可能性を示す警告表示を行い、二回目は記憶媒体であるディスクの汚れや歪曲の可能性を示す警告表示を行うといった、段階的に不具合の判定をすることができる。
請求項3に係るピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置は、請求項1又は2に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置において、前記RF信号と前記標準RF信号の比較は、双方の周波数波形の最大振幅時における利得幅の比較により行われることを特徴とする。
請求項3の構成によれば、予め記憶手段により記憶した標準RF信号と、記録媒体からデータを読み込む際に発生させるRF信号のそれぞれの最大振幅時の利得幅を比べることで、信号の減衰を確実に判別することができ、これにより、ピックアップレンズや記憶媒体の不具合を判断することができる。
請求項4に係るピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置は、請求項1から3の何れか1項に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置において、前記記憶手段にはピックアップレンズの汚れを示す警告文をOSD(On Screen Display)表示をするための表示データ等が記憶され、前記比較判定手段によって得られる比較値が前記閾値を下回る場合、前記表示部若しくは表示装置に警告文をOSD表示することを特徴とする。
請求項4の構成によれば、記憶手段に警告文を示すOSD表示データを予め記憶しておくことで、比較判定手段により記憶媒体の信号の読み取りに不具合が生じている場合、その要因と思われる警告文をユーザに表示することができる。
請求項1に係るピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置は、少なくとも記憶媒体に記憶された情報を再生するピックアップレンズを備え、このピックアップレンズから照射したレーザ光を前記記憶媒体で反射させ、その反射レーザ光からRF(Radio Frequency)信号を発生させるピックアップユニットと、前記RF信号を増幅する信号増幅手段とを備えるディスク再生装置において、前記RF信号と比較するための標準RF信号や、閾値などの各種パラメータ等を記憶する記憶手段と、前記RF信号と前記標準RF信号を比較し、前記RF信号と前記標準RF信号を比較する比較判定手段を有して前記ディスク再生装置の動作を制御するための制御手段とを備え、前記比較判定手段によって得られる比較値により前記RF信号が減衰しているかを判別し、その比較値が前記閾値を下回る場合、表示部若しくは表示装置に警告表示するので、ディスク等の記憶媒体を再生する際に発生させるRF信号により、ピックアップユニットやディスク自体の不具合を判別することができ、特別な装置を必要とせず、低コストでディスク再生装置若しくはディスク自体の不具合検知機能を実現することができる。
請求項2に係るピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置は、請求項1に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置において、前記ディスク再生装置は、前記比較判定手段による前記RF信号の減衰を判別する動作の回数を一時的に記憶するタイマカウント手段を備え、前記動作回数により異なる警告表示を行うので、RF信号が減衰する要因である不具合を排除するために、ユーザへの不具合の排除方法を、自動的に且つ1つずつ提示することができる。
請求項3に係るピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置は、請求項1又は2に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置において、前記RF信号と前記標準RF信号の比較は、双方の周波数波形の最大振幅時における利得幅の比較により行われるので、RF信号の減衰を確実に判別することができる。
請求項4に係るピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置は、請求項1から3の何れか1項に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置において、前記記憶手段にはピックアップレンズの汚れを示す警告文をOSD(On Screen Display)表示をするための表示データ等が記憶され、前記比較判定手段によって得られる比較値が前記閾値を下回る場合、前記表示部若しくは表示装置に警告文をOSD表示するので、ユーザは自らディスク再生装置の動作を調べることなく、ディスク再生装置を利用している最中に自動的に表示される警告文により、ピックアップレンズの汚れなどの不具合を把握することができ、ディスク再生装置の利便性が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1から図11を参照して説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、実施例において説明した以外のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1〜図11は、本発明の実施例を示し、図1は、本実施例におけるディスク再生装置の構成を示すブロック図である。図2〜6は、ディスク再生装置のレンズ汚れ検知機能の動作を示すフローチャート図である。図7〜10は、表示部若しくは表示装置に表示される警告文を示す説明図である。図11は、RF信号の波形を示す説明図である。
本実施例におけるディスク再生装置の構成について、図1に基づいて説明する。1はディスク再生装置である。2は挿入されたCD(Compact Disk)若しくはDVD(Digital Virsatile Disk)などの記憶媒体である。3は記憶媒体2を回転させるためのスピンドルモータであり、4はスピンドルモータの回転や停止などを制御するスピンドルモータドライバである。5は、ピックアップユニットであり、ピックアップレンズ51と、図示しない発光素子と、レーザ光を放射する発光部52と、図示しない受光素子及びPDIC(Photo Direct Integrated Circuit)と、受光したレーザ光をRF信号に変換する受光部53と、該ピックアップユニット5を駆動させるためのアクチュエータ部54から構成される。6は発光制御部であり、後述の制御部からの指示を受け、発光部52の制御を行う。7はドライバ部であり、後述する制御部からの指示により、アクチュエータ部54の動作を制御する。8はRFアンプ部であり、受光部53によりレーザ光を変換して発生するRF信号を増幅する信号増幅手段である。9は制御部であり、ディスク再生装置1の制御を行う制御手段であり、9aはRF信号の比較によるピックアップユニット5若しくは記憶媒体の不具合を検知する動作を担う比較判定手段である。10はタイマ部であり、不具合検知機能の動作時のパラメータを一時的に保存するタイムカウント手段である。11は表示部若しくは表示装置であり、ディスク再生装置によって再生された映像や、OSDの表示を行う。12は記憶部であり、閾値や警告文のOSD表示データなどを記憶する記憶手段である。
次に、図2〜7に基づいて、ディスク再生装置1のピックアップレンズの汚れ検知機能の動作について説明する。本実施例の説明に際し、以下の符号を用いる。尚、以下の符号に与える初期値等の数値については、本発明の趣旨を明確にするための、又、本実施例の説明を容易に理解するための便宜上の値であり、本発明をこれに限定するものではない。Pは標準RF信号Aの最大振幅に対するRF信号Bの最大振幅の割合(以降、B/Aと呼ぶ。)と比較を行う閾値であり、初期値を70(単位は%)とする。Nは警告文表示時間を示し、初期値を15(単位は秒)とする。T1、T2はそれぞれフローチャートにおいて所定の箇所の通過回数をカウントするタイムカウントであり、初期値をそれぞれ0(単位は回)とする。Q1、Q2はフローチャートにおいて所定の箇所におけるRF信号Bの最大振幅/標準RF信号Aの最大振幅の値を記憶する記憶値であり、初期値をそれぞれ70、0(単位は%)とする。尚、記憶媒体の再生に伴って発生するRF信号は図11に示すような波形となっている。
続いて、比較判定手段9aの動作をケース1から5として説明する。はじめに、ピックアップレンズ51若しくは記憶媒体2に不具合が無い状態である、B/Aの値が75%とするケース1について説明する。このケースを、記憶媒体の装填を初回とする(S0001)。ユーザがディスク等の記憶媒体2を装置に装填する(S0002)。標準RF信号Aの最大振幅と記憶媒体2のRF信号Bの最大振幅とを比較し、閾値Pを上回っているかを判断する(S0003)。本ケースは、B/Aは75%であるため、閾値Pの値を上回っており、ピックアップユニット及び記憶媒体2の双方に問題が無いと判断される。記憶値Q1、Q2及びタイムカウントT1、T2を初期設定値にリセットし(S0004)、記憶媒体2の再生を通常通り実行する。
次に、ピックアップレンズ51若しくは記憶媒体2に不具合がある場合である、B/Aの値が60%とするケース2について説明する。このケースは、ケース1と同様に記憶媒体の装填を初回とする(S0001)。ユーザがディスク等の記憶媒体2を装置に装填する(S0002)。B/Aを比較し、閾値Pを上回っているかを判断する(S0003)。本ケースは、B/A=60%であるため、閾値Pの値を下回っており、ピックアップユニット5又は記憶媒体2のどちらか、若しくは双方に不具合があると考えられるため、ステップS0006に進む。閾値Pと記憶値Q1が同じ値であるかを判断する(S0006)。初期設定として閾値P及び記憶値Q1は共に70%としており、変動は無いため、ステップS0007に進む。記憶媒体2からのRF信号Bの最大振幅が0かどうかを判断し(S0007)、RF信号Bの最大振幅≠0の場合は図3に示すフローチャートのS1001に移行する。RF信号Bの最大振幅が0の場合については後述する。
図3に示すフローチャート1において、記憶値Q1にB/Aの値を代入する(S1002)。本ケースにおいては、記憶値Q1にはB/A(本ケースでは60%)が代入されるので、記憶値Q1は初期設定値70%から60%に変更される。続いて記憶媒体2の再生を実行する(S1003)。続いて警告文OSDを表示する期間を計測するための時間計測を行う(S1004)。この時間計測をn1とし、1秒ごとにカウントアップするものとする。その後、表示部11に、図7に示すようなピックアップレンズ51のクリーニングを促す警告文OSDを記憶部12の警告文データ122から読み出し、再生中の映像に重畳して表示する(S1005)。警告文OSDを表示中にユーザが記憶媒体2を取り出すかを判断し(S1006)、取り出しを指示した場合、時間計測n1を停止し(S1007)、時間計測n1をリセットし(S1008)、更に警告文OSDを停止する(S1009)。また、S1008にてユーザが記憶媒体2の取り出しを指示しない場合、時間計測n1が初期設定値N(15秒)に達するまで映像の再生を継続し(S1010)、時間計測n1=Nとなったら、時間計測n1をリセットし(S1011)、警告文OSDの表示を停止し(S1012)、ユーザが記憶媒体2を取り出すまで(S1013)、記憶媒体2の再生を継続する(S1014)。ステップS1009の処理の後、若しくはステップS1013にて記憶媒体2の取り出しが指示された後、B/A≦Q1となるかを判断する(S1015)。本ケースにおいて、B/Aの値は再生中に改善されておらず、60%であるとすると、B/A=Q1となり、タイムカウントT1は0のままとなり、記憶媒体2が排出される(S1017)。
また、ステップS0007で記憶媒体2からのRF信号Bの最大振幅が0と判断された場合は、明らかにピックアップユニット5の不具合であることから、図6に示すフローチャート4へ進む(S4001)。まず時間計測n4を開始し、1秒毎にカウントアップを行う(S4002)。続いて、表示部11に、図10のような警告文OSDの表示を行い、ディスク再生装置1に異常が発生していることを通知する(S4003)。警告文OSDが表示されている間にユーザが記憶媒体2の排出を指示するかを判別し(S4004)、排出が指示された場合は時間計測n4を停止し(S4005)、記憶媒体2の排出が指示されない場合は、時間計測n4=N(15秒)が経過するまで警告文OSDの表示を継続する(S4006)。ステップS4005にて時間計測n4の停止処理が行われた後、若しくはステップS4006にて時間計測n4がNに達した際に、時間計測n4をリセットし(S4007)、記憶媒体2の排出を行う。すなわち、ユーザが記憶媒体2の排出の指示を行わなくても、強制的に記憶媒体2の排出を行うこととなる。
上記ケース2に続いて、記憶媒体2を排出した後、クリーニング用媒体Xを挿入するケース3について説明する。クリーニング用媒体XによるB/Aは65%と仮定する。このケースは、上記のケース2の記憶媒体2の挿入を起算として通算2回目の媒体挿入となる(S0001)。クリーニング用媒体Xを挿入する(S0002)。B/A=65%と閾値Pと比較をすると、閾値Pを5%下回っているので、閾値Pと記憶値Q1に記憶された値を比較する(S0006)。本ケースでは、閾値P=70%、記憶値Q1は先のケース2において60%が代入されているので、ステップS0008に進む。ここではB/Aが記憶値Q1以上かにより判断を行い(S0008)、本ケースではB/A=65%、Q1=60%なので、ステップS0009に進む。続いて、タイムカウントT1が1であるかを判断する(S0009)。ここで、先のケースにおいて、タイムカウントT1=0としているので、ステップS1001へと進む。タイムカウントT1=1である場合の動作の詳細はケース4の説明にて詳述する。ステップS1001以降の動作は、先のケース2とほぼ同一であるため、S1002〜S1015までの説明は省略する。クリーニング用媒体Xを再生することにより、B/Aの値は向上されるので、S1015において、B/A>Q1となり、タイムカウントT1に1が代入され(S1016)、クリーニング用媒体Xが排出される(S1017)。
上記ケース3に続き、再度記憶媒体2を挿入するケース4について説明する。ケース3のクリーニング用媒体Xの再生により、B/Aの値が68%に向上したものとする。実際にはケース2にて閾値Pの値を越えることもあり、その場合はケース1の動作を行うことになる。本ケースにおいて、記憶値Q1=65%、タイムカウントT1=1に変更された状態で動作を開始する(S0001)。ケース2で挿入した記憶媒体2を挿入する(S0002)。B/Aと閾値Pを比較する(S0003)。本ケースはB/A=68%とするので、ケース3の場合と同様にステップS0006、ステップS0008と進み、ステップS0009にてタイムカウントT1の値が1であるかを判断する。先のケース3にてタイムカウントT1には1が代入されているので、次のステップへ進み、タイムカウントT2に代入された値を判断する(S0010)。タイムカウントT2は初期値である0であるため、ステップS2001へ進む。
続いて、タイムカウントT2=1、記憶値Q1=B/Aをそれぞれ代入する(S2002)。挿入された記憶媒体2の再生を行い(S2003)、時間計測n2を1秒毎にカウントアップさせる(S2004)。表示部11に、図8のようなディスク自体のクリーニングを促す警告文OSDを記憶部12の警告文データ122から読み出し、重畳させて表示し(S2005)、ユーザに再生中の記憶媒体2の排出を促す。警告文OSDが表示中にユーザが記憶媒体2の排出を指示した場合(S2006)、時間計測n2を停止し(S2007)、時間計測n2をリセットし(S2008)、警告文OSDの表示を停止する(S2009)。また、ユーザが記録媒体2の排出を指示しない場合、時間計測n2=N(15秒)となるまで、警告文OSDを表示し(S2010)、時間計測n2=Nとなったら時間計測n2をリセットし(S2011)、警告文OSDの表示を停止する(S2012)。その後、ユーザから記憶媒体2の排出が指示されるまで(S2013)、記憶媒体2の再生を継続する(S2014)。ステップS2009により警告文OSDの表示が停止されるか、若しくはステップ2013にてユーザから記憶媒体2の排出が指示された場合、記憶値Q2にB/Aを代入し(S2015)、記憶媒体2の排出を行う(S2016)。
次にケース4の警告文に従って、ユーザが記録媒体2のクリーニングを行い、再々度ディスク再生装置1に挿入するケース5について説明する。記録媒体2のクリーニングを行ったが、B/Aの値は改善されず、68%のままであるとする。このとき、ケース4までの間に、記憶値Q1=Q2=68%、タイムカウントT1=T2=1にそれぞれ変更されている(S0001)。クリーニングされた記憶媒体2がユーザにより挿入される(S0002)。B/A、記憶値Q1の値により、ステップS0003、ステップS0006、ステップS0008、ステップS0009と順次進む。動作の詳細は、先述のケース1〜4における動作と同様であるため省略する。タイムカウントT2=1であるかを判断し(S0010)、T2=1であるので、ステップS0011に進む。続いて、B/A≦Q2であるかの判断を行う(S0011)。本ケースにおいて、B/A=68%、記憶値Q2=68%であることからステップS3001へと進む。
図5に示すフローチャートにおいて、タイムカウントT2を1から0に変更し、記憶値Q1を現在挿入中の記憶媒体2のRF信号との比較値であるB/A(68%)に変更する(S3002)。記憶媒体2の再生を行い(S3003)、時間計測n3を開始して、1秒毎にカウントアップを行う(S3004)。続いて、表示部11に、図9に示すようなディスク自体の異常を示す警告文OSDを記憶部12の警告文データ122から読み出し、再生中の映像に重畳させて表示する(S3005)。ユーザによる記憶媒体2の排出の指示の有無を判断し(S3006)、排出された場合は、時間計測n3を停止し(S3007)、時間計測n3をリセットし(S3008)、警告文OSDの表示を停止する(S3009)。ここで、ステップS3006にてユーザによる記憶媒体2の排出の指示が無い場合、時間計測n3=N(15秒)となるまで警告文OSDの表示を継続し(S3010)、時間計測n3=Nとなった時、時間計測n3をリセットし、警告文OSDの表示を停止する(S3012)。その後、ユーザにより記憶媒体2の排出の指示があるまで(S3013)、記憶媒体2に記憶された映像の再生を継続する(S3014)。ステップS3009の警告文OSDの表示の停止処理が行われた後、若しくはステップS3013にてユーザの記憶媒体2の排出の指示が行われた後、ディスク再生装置1から記憶媒体2の排出を行う(S3015)。
次に、挿入された記憶媒体2に不具合が生じていることをケース5で認識し、ユーザが別の記憶媒体である、B/A=75%と仮定する記憶媒体Yにより再生を行う、ケース6を説明する。記憶媒体Yの挿入前において、記憶値Q1及びQ2は68%、タイムカウントT1は1、タイムカウントT2は0に、それぞれ変更された状態にある(S0001)。ケース2,4,5に使用した記憶媒体2とは別の記憶媒体Yをディスク再生装置1に挿入する(S0002)。B/A≧Pであるかを判断し(S0003)、B/A=75%、閾値P=70%であることから、記憶値Q1=70%、記憶値Q2=0%、タイムカウントT1=0、タイムカウントT2=0と、それぞれ初期設定値に戻し(S0004)、記憶媒体Yに記憶された映像の再生を行う(S0005)。
次に、ケース3において、ステップS0008にてB/A<Q1となる場合の動作の説明をする。クリーニング用媒体Xの挿入時(ケース2から起算して2回目の挿入)において、ケース1にて記憶値Q1に記憶されたB/Aの値より低い数値に、現時点におけるB/Aがなってしまった場合、ピックアップユニット5や、その他のディスク再生装置1を構成する部品に不具合が生じていることが考えられる。そこで、まずクリーニング用媒体XによるRF信号Bが発生しているか否かを判別する(S0012)。RF信号Bの最大振幅が0では無い場合は、ディスク自体に汚損が生じていると判断し、ステップS3001へ進み、ケース5のステップS3001以降と同様の動作を行う。
以上のように構成されるディスク再生装置1によれば、挿入した記憶媒体2の再生時に発生するRF信号の最大振幅と、予め記憶した標準RF信号の最大振幅を比較し、所定の閾値により状態を判断することにより、別の診断用部品若しくは診断用媒体を用いずとも、自動的にピックアップユニット5の不具合若しくはピックアップレンズ51の汚れを検知することが可能となる。また、ピックアップレンズ51の汚れによるRF信号の減衰や回復の状態を記憶媒体の挿抜毎に一時的に記憶することにより、ユーザに段階的な対処の方法の通知を可能にすることができる。また、制御手段9であるマイコンや、記憶部12として用いる不揮発性媒体の他に必要となる部材がなく、低コストによってピックアップレンズ51の汚れ検知機能を実現することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、閾値Pを70%としたが、これに限定せずに本発明を適用するディスク再生装置の構造や構成により変動させても良い。また、フローチャート上での各種判断を所定の範囲を示すものにし、本発明を適用するディスク再生装置の構成に適合する条件としても何ら問題は無い。
本発明の実施例である、ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。 同上、ディスク再生装置の動作を示すフローチャート図である。 同上、ディスク再生装置の動作を示すフローチャート図である。 同上、ディスク再生装置の動作を示すフローチャート図である。 同上、ディスク再生装置の動作を示すフローチャート図である。 同上、ディスク再生装置の動作を示すフローチャート図である。 同上、ピックアップレンズのクリーニングを示す警告文OSDを表示部に表示した状態を示す説明図である。 同上、挿入された記憶媒体のクリーニングを示す警告文OSDを表示部に表示した状態を示す説明図である。 同上、挿入された記憶媒体の異常を示す警告文OSDを表示部に表示した状態を示す説明図である。 同上、ディスク再生装置自体の異常を示す警告文OSDを表示部に表示した状態を示す説明図である。 同上、RF信号の波形の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 ディスク再生装置
2 記憶媒体
5 ピックアップユニット
51 ピックアップレンズ
8 RFアンプ部(信号増幅手段)
9 制御部(制御手段)
9a 比較判定手段
10 タイマ部(タイムカウント手段)
12 記憶部(記憶手段)
121 閾値データ
122 警告文データ
123 標準RF信号データ

Claims (4)

  1. 少なくとも記憶媒体に記憶された情報を再生するピックアップレンズを備え、このピックアップレンズから照射したレーザ光を前記記憶媒体で反射させ、その反射レーザ光からRF(Radio Frequency)信号を発生させるピックアップユニットと、前記RF信号を増幅する信号増幅手段とを備えるディスク再生装置において、前記RF信号と比較するための標準RF信号や、閾値などの各種パラメータ等を記憶する記憶手段と、前記RF信号と前記標準RF信号を比較し、前記RF信号と前記標準RF信号を比較する比較判定手段を有して前記ディスク再生装置の動作を制御するための制御手段とを備え、前記比較判定手段によって得られる比較値により前記RF信号が減衰しているかを判別し、その比較値が前記閾値を下回る場合、表示部若しくは表示装置に警告表示することを特徴とするピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置。
  2. 前記ディスク再生装置は、前記比較判定手段による前記RF信号の減衰を判別する動作の回数を一時的に記憶するタイマカウント手段を備え、前記動作回数により異なる警告表示を行うことを特徴とする請求項1に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置。
  3. 前記RF信号と前記標準RF信号の比較は、双方の周波数波形の最大振幅時における利得幅の比較により行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置。
  4. 前記記憶手段にはピックアップレンズの汚れを示す警告文をOSD(On Screen Display)表示をするための表示データ等が記憶され、前記比較判定手段によって得られる比較値が前記閾値を下回る場合、前記表示部若しくは表示装置に警告文をOSD表示することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のピックアップレンズの汚れ検知機能を備えたディスク再生装置。
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