JP4475133B2 - 光ディスク装置及び光ディスク検査方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスク検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスクへの記録及び/又は再生を行う光ディスク装置及び光ディスク検査方法に関し、特に、光ディスクの汚れ検査を行う技術に関する。
近年、映像、音声等のデジタルデータを記録する小型で大容量の記録媒体として、DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクが実用化されている。DVDは、ビデオテープと比べると、ランダムアクセスによる頭出し、あるいは、編集作業等を容易に行うことができ、操作性に優れており、広く一般に用いられるようになってきた。
また、従来、ビデオカメラとVTR(Video Tape Recorder)を一体に組み込んだカメラ一体型VTRが広く一般に普及しており、屋内外で使用されていた。そして近年では、DVD等の光ディスクを記録媒体として用いたカメラ一体型光ディスク記録装置も市場に登場してきた。記録媒体に光ディスクを用いる場合、デジタルデータを記録再生するため、画質/音声が向上すると共に、記録データの保存にも優れ、また、各種AV機器との接続も容易に行うことが可能である。
DVDの記録媒体には数種類あるが、DVD−R(追記型ディスク)、DVD−RW(書換え型ディスク)、DVD−RAM(書換え型ディスク)等の記録媒体が用いられている。
光ディスクの記録には、記録面に形成された記録用の膜に対し、レーザ光源よりレーザ光を照射して、生じる変化を利用する。追記型ディスクでは、この記録膜に、レーザ光を照射すると化学変化が生じる素材を使用しており、一度化学変化を起こすと、元には戻らないため一回限りの記録となる。書換え型ディスクでは、この記録膜に、レーザ光の強さによって、結晶状態と非結晶状態の2つの状態を遷移できるような素材が使用されているため、繰返し記録再生が可能となっている。
光ディスク記録装置において、記録媒体である光ディスクに指紋等の汚れが付着した状態で記録を行うと、記録面に当たるべきレーザ光が汚れに阻害されて正確な記録が行えなくなってしまう。このような記録が行われた光ディスクを再生する場合には、信号レベルの自動補正や誤り訂正等の技術によりある程度はデータを回復することが可能である。しかしながら、付着した汚れの度合いがひどいと再生画像に乱れを生じたり、最悪の場合は、再生不能に陥ることが考えられる。また、汚れが付着しているうちは再生可能であるが、汚れを拭き取ると読取りレーザ光の反射状態が変わるため、正常な再生ができなくなるという場合もある。
どの程度の汚れまで耐えられるかは、光ディスクによって千差万別であるが、例えばCDよりもDVDの方が汚れの付着に弱いというように、一般的に情報量がより高密度になると共に汚れに弱くなる。このような汚れの付着に対する一般ユーザの認識は低く、指紋等の汚れが記録面に付着することについて十分な注意は払われていない。さらに、両面ディスクにおいては、より指紋等の汚れが付着しやすい使われ方となる。
このような光ディスクの記録面に付着される汚れに対して、従来から汚れの検査技術と汚れ検出時の対処に関する提案が成されている。例えば、特許文献1では、反射光の光量を分析することで光学系や媒体の汚れを検出して記録不能にすることが述べられている。また、特許文献2では、間欠記録において書込み動作を行っていないうちに次に書く予定の領域の物理アドレスが読めるかを調べることで汚れを検出して記録動作を停止し警告することが述べられている。
特開昭62-173629号公報(第2図) 特開2001−160216号公報(図4)
上述した特許文献1及び2に示したような、光ディスクに付着した汚れに対する検査は、不正常な光ディスクを作らないためには、確かに有効である。しかしながら、データの記録動作と並行して汚れ検査を行っており、記録チャンス時に汚れを検出した場合は、所定の記録不能処理を行うため、書込み動作が遅れてしまう。これにより、記録チャンスを逃す可能性がある点において、ユーザにとって十分有効な対処とは言いがたい。このような課題に対して、記録前に検査を実行することを考えた場合、記録チャンスを逃さないことと、ユーザに検査待ちのストレスを与えないことの二点において高速に検査することが重要になってくる。
なお、ここまでの説明では記録を行う場合の問題について説明したが、ディスクからの再生時にも同様に汚れに対する問題がある。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、光ディスクの汚れ検査を効果的に行うようにすることを目的とする。
本発明は、検出した光ディスクからの戻り光と、保持された光ディスクの汚れに関する検査パラメータに応じて、光ディスクの汚れ検査を制御し、光ディスクの記録可能領域に対して所定数のトラックごとの第1のトラック間隔で検査を実行し、第1のトラック間隔での検査の結果、汚れの可能性がある箇所には、第1のトラック間隔よりも狭い第2のトラック間隔で検査し、光ディスクの管理領域とユーザデータ記録領域とで、第1のトラック間隔を決めるトラック数を変化させ、判定した汚れ検査に関する情報として、制御手段で汚れが検出された場合に、検出された汚れの光ディスクの記録面上のおよその位置と共に、検出された汚れの度合いによって異なる記録可能時間を表示手段に表示し、表示手段に表示された異なる記録可能時間に基づいて、許容する記録可能時間における記録を選択指示するようにしたものである。
このようにしたことで、光ディスクの汚れ検査を行う場合に、大まかにラフ検査を行い、汚れを検出した後に詳細検査を行うことが可能となった。
本発明によれば、汚れ検査を時間を掛けずに行うことが可能となったため、ユーザに検査待ちのストレスを与えることがないという効果がある。
この場合、光ディスクの管理領域とユーザデータ記録領域とで、大まかにラフ検査を行うトラック数を変化させることで、それぞれの領域ごとに適正な汚れ検査が行える。
また、記録を行うための汚れ検査である場合に、光ディスクの記録可能領域だけを検査することで、記録のための汚れ検査を効率良く行える。ここで記録可能領域とは、追記型ディスクの場合は未記録領域を指し、書き換え型ディスクの場合は、未記録領域に加え記録済領域で削除された領域も含む。
また、再生を行うための汚れ検査である場合に、ディスクの記録済で有効なデータ領域だけを検査することで、再生のための汚れ検査を効率良く行える。
また、汚れが検出された場合には、光ディスクの記録面上の位置を表示する汚れ警告を行うため、光ディスクの汚れを具体的に知ることができ、光ディスクの掃除を的確に行うことができるという効果がある。
また、検出された汚れに達するまでの記録時間を表示することで、汚れで記録データに影響が及ぶまでの時間を知ることができるため、ユーザは光ディスクの取替えタイミングを適切に把握することができるという効果がある。
また、汚れ警告後に汚れを含む記録可能領域を記録禁止できるため、記録可能時間を具体的に知ることができるという効果がある。
また、光ディスクを記録可能な状態に装填したとき、又はフォーマットしたとき、又は記録済み領域を削除したときに自動的に汚れ検査を行うよう設定した場合、常に所定の動作後に汚れ検査を行うことが可能であるという効果がある。
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。本実施の形態では、映像、音声データを光ディスクに記録し、その記録データを再生する、カメラ一体型光ディスク記録装置に適用した例としてある。
まず、本例のカメラ一体型光ディスク記録装置の内部構成例について説明する。図1は、本例のカメラ一体型光ディスク記録装置1の内部構成例を示したブロック図である。カメラ一体型光ディスク記録装置1は、ケースが合成樹脂等で小型、薄型に形成しており、大容量の光ディスク15を着脱可能とし、光ディスク15の記録再生を行う機能を有している。
カメラ一体型光ディスク記録装置1は、ユーザが操作を行う操作部2と、被写体を撮像すると共にその映像信号を生成するカメラブロック5と、カメラブロック5で撮像された映像、又は光ディスク15の再生画像等を表示させる出力部4と、機器制御を行うヒューマンインターフェイス(Human Interface)処理ブロック3と、撮像画像の圧縮処理等を行うデータ処理ブロック6と、光ディスク15の記録再生を行うドライブブロック7から構成される。
操作部2には、メニュー選択用のカーソルボタン等が配してあり、カメラ一体型光ディスク記録装置1の操作を行うことができる。そして、ヒューマンインターフェイス処理ブロック3は、ヒューマンインターフェイスを処理するブロックであり、カメラ一体型光ディスク記録装置1に対するユーザ操作を解釈し、カメラ一体型光ディスク記録装置1全体の電子機器を制御したり、出力部4への表示制御を行う。出力部4は、LCD(Liquid Crystal Display)パネルやビューファインダ用LCD、スピーカ、外部出力端子等で構成され、撮影/再生画像、及び操作メニューアイコン、環境数値等が表示される。
映像/音声の記録時には、図示しないCCD(Charge Coupled Device)イメージャ等の撮像素子とレンズ、及びマイクロフォン等を備えたカメラブロック5が、映像や音声として取り込んだアナログデータをデジタルデータに変換して、データ処理ブロック6に供給する。データ処理ブロック6は、カメラブロック5から供給されたデータに対して、ファイル圧縮のためのエンコード処理を施し、バッファメモリ8aに蓄えていく。バッファメモリ8aに蓄えられたデータは、所定の量に達するとドライブブロック7内のバッファメモリ8bに転送される。この転送速度は、データ処理ブロック6における圧縮処理によるデータ生成速度より十分に速いものである。データ処理ブロック6は、このカメラ一体型光ディスク記録装置1に装着された光ディスク15の表面の汚れを検出する際の制御手段としても機能する。
ドライブブロック7は、バッファメモリ8bに蓄えたデータを読み出して記録信号を作成し、その記録信号でピックアップ10内のレーザ光源の駆動を行い、レーザ光源から照射されるレーザ光によって光ディスク15に書込む。この書込み速度は前出の圧縮処理によるデータ生成速度より十分に速いものである。この結果、次のデータが送られてくるまで、ドライブブロック7は待機状態となり、書込み動作と待機状態が繰返されるため、いわゆる間欠記録が行われる。なお、ピックアップ10は、後述する汚れ検出を行う際には、ピックアップ10からディスクに照射したレーザ光のディスクからの戻り光を検出して、汚れを検出する汚れ検出手段としても機能する。戻り光のレベルについては、例えばドライブブロック7が備えるエンベロープ検出手段などで検出され、データ処理ブロック6などで汚れの状態が判断される。
一方、映像/音声の再生時には、ドライブブロック7内のピックアップ10によって光ディスク15の記録データを読込む。読込まれた記録データは、データ処理ブロック6に供給され、デコード処理が施された後、映像データは出力部4に供給され、LCDパネルやビューファインダで映像表示が行われる。また、音声データは出力部4のスピーカによって放音される。あるいは、出力部4内の外部出力端子によって、外部のAV機器に映像/音声データを供給することも可能である。また、データ処理ブロック6は、読み込んだ光ディスク15の管理情報を元に、ドライブブロック7の動作をコントロールする役目も持つ。出力部4が備えるLCDパネルやビューファインダによる表示手段は、後述する汚れ検出時の警告表示を行う手段としても使用する。
なお、本例のカメラ一体型光ディスク記録装置1は、不揮発性メモリ20を備えることで、ヒューマンインターフェイス処理ブロック3を介して、ビデオデータやオーディオデータなどを記録し再生することもできる構成としてある。また、不揮発性メモリ20には、ユーザ設定データも格納してあり、随時読み出すことが可能である。不揮発性メモリ20に格納されるユーザ設定データとしては、ユーザ操作などで設定されたどのように検査を行うかのデータなどがある。また、データ処理ブロック6は図示しない不揮発性メモリを有し、汚れ検査のために必要なディスク種類ごとの汚れ判定に必要なパラメータを格納している。ディスク種類ごとの汚れ判定に必要なパラメータとしては、装着された光ディスク15の製造メーカごとに異なるパラメータを設定する場合もある。
次に、図2の光ディスク15上の検査イメ−ジを参照して、光ディスク15上に汚れが付着した場合の汚れ検出の例について説明する。図2(a)は、汚れが付着した光ディスク15を示してある。ここで示した光ディスク15は、内側に記録済み領域15a、外側に記録可能領域15b(記録可能領域)が存在する。さらに記録済み領域15aよりも内周側には、管理情報を記録するための管理領域が存在する。管理領域以外の領域が、ビデオデータなどのユーザデータを記録するユーザデータ記録領域である。図2(a)に示すように、本例の光ディスク15では、汚れ30が記録可能領域15bの所定の複数トラックに付着しているものとする。
ここで、本例においては、データ処理ブロック6などの制御で、光ディスク15上の汚れ検査を行う際に、最初にラフ検査を行い、その後、汚れが検出された領域について詳細検査を行うようにしてある。図2(b)は、ラフ検査の例を示してあり、記録可能領域15bのトラックを、例えば100トラック毎の大まかな値で検査する。このラフ検査で汚れの可能性がある場合には、更に検査トラックの幅を狭めて、詳細検査が行われる。図2(c)は、詳細検査の例を示してあり、ラフ検査で汚れの可能性があるトラックを詳細に、例えば1トラック毎に検査して汚れにより、記録に支障をきたす汚れがあるトラックを検出する。
次に、図3に示した汚れ検査のフローチャートを参照して、映像の記録前に自動的に光ディスク15の汚れ検査を行う自動汚れ検査の処理例について説明する。
予めユーザは、操作部2より汚れ検査の設定を行った状態で本例の汚れ検査を開始する。なお、本例の汚れ検査は光ディスク15が記録可能に挿入されることで自動的に開始される。まず、光ディスク15が挿入されると(ステップST1)、ドライブブロック7は光ディスク15に書かれている管理領域データから管理情報を読み取り(ステップST2)、データ処理ブロック6へ渡す。データ処理ブロック6は、読取った管理情報から書込み可能領域を抽出し、更にラフ検査として所定のトラック間隔を算出し(ステップST3)、ドライブブロック7にラフ検査の実行を指示する(ステップST4)。このとき、書込み可能領域としては管理領域とユーザデータ領域とがあるが、管理領域が読み出し不能となる方が、データの再生ができない等の被害が大きいので、管理領域のトラック間隔は狭くするように、管理領域とユーザデータ領域とでトラック間隔を使い分ける。例えば、ユーザデータ領域については、100トラック間隔でラフ検査を行い、管理領域についてはそれよりも狭いトラック間隔でラフ検査を行う。
そして、ドライブブロック7は、指定されたトラックに対してレーザ反射光量のエンベロープの変化を分析する。レーザ反射光量のエンベロープに落ち込みを検出すると、汚れの可能性ありとみなし(ステップST5)、エンベロープが低下した区間の始まりと終わりのアドレス情報をデータ処理ブロック6へ渡す。また、記録済領域でのセクタ番号や未記録領域での物理アドレスが読み取れない場合も汚れの可能性ありとみなしてアドレス情報を渡す。一方、レーザ反射光量のエンベロープに落ち込み等の異常を検出しない場合は、ドライブブロック7は異常検出無しであることをデータ処理ブロック6へ渡し、データ処理ブロック6はこれを受けて記録面に汚れなしと判断し、ヒューマンインターフェイス処理ブロック3へ渡すことで、ヒューマンインターフェイス処理ブロック3はユーザ操作待ちに入る(ステップST9)。このラフ検査で、記録可能領域15b上に汚れの可能性が発見された場合、該当アドレス付近に対して詳細検査を行うこととなる(ステップST6)。
詳細検査において、データ処理ブロック6は検査するトラック間隔を狭め、検査トラック複数本に渡る検査領域を割り出して、ドライブブロック7に検査実行を指示する。ドライブブロック7は指示された検査領域に対して、先のラフ検査と同様に、レーザ反射光量のエンベロープの変化を分析する。そして、複数本分のトラックに対する光量のへこみのアドレス情報と、光量のへこみの深さ情報をデータ処理ブロック6へ渡す。データ処理ブロック6は、このデータを分析して検査領域が汚れに対して狭かった場合は、新たな検査領域を設定して、上記と同様な手順で再検査を行う。この処置は検査していない領域に物理アドレスが読めないようなひどい汚れが存在する可能性もあるためである。
そして、データ処理ブロック6が得られたデータから最終的な汚れ判定を行い(ステップST7)、汚れ検出された場合はヒューマンインターフェイス処理ブロック3に判定データを渡す。詳細検査で汚れが検出されない場合は、ユーザ操作待ちに入る(ステップST9)。ヒューマンインターフェイス処理ブロック3は、判定データを元に光ディスク15の掃除を促す警告表示、及び警告音の放音を出力部4で行い(ステップST8)、ユーザ操作待ちに入る(ステップST9)。この汚れ検査は、フォーマット実行直後の記録可能領域、あるいは、編集可能フォーマットの書換え型ディスクにおいて、削除実行後の削除領域に対しても自動的に実行される。
ここで、光ディスク15上に汚れを検出した場合に、出力部4に表示される警告画面の例を図4に示す。ヒューマンインターフェイス処理ブロック3は、出力部4を構成するLCDパネルなどの表示画面上に円盤状の光ディスクを図形表示し、その図形表示されたディスク上に、検出された汚れのおよその位置と、汚れのおよその外形形状をイメージ表示する。このとき、汚れの強さを色分け、又は色の濃淡等で表現するようにしてもよい。例えば、図4の例では、強い汚れ30aと弱い汚れ30bがディスクイメージに表示してある。同時に、出力部4が備えるスピーカで警告音を鳴らすことで、ユーザに注意を促すようにしてもよい。
また、出力部4を構成する表示手段には、例えば図4に示すように、光ディスクを掃除すべきメッセージ(例えば、「ディスクを掃除して下さい」)を表示し、ユーザは以下の選択メニューM1〜M4の内から処理を選択することができる。
M1.ディスクを取り出す
M2.強い汚れを記録禁止にする
M3.全ての汚れを記録禁止にする
M4.戻る(何もしない)
なお、メニューM2及びM3には記録可能時間がどれだけ減少するかを表示する。本例の光ディスク15では、今ユーザが、メニューM2を選択した場合、記録可能時間が10分から6分になり、メニューM3を選択した場合、記録可能時間が10分から3分になることが分かる。
ユーザが、メニューM2又はM3を選んだ場合、ヒューマンインターフェイス処理ブロック3は、データ処理ブロック6に検出した汚れ領域を記録禁止とすることを指示する。データ処理ブロック6は光ディスク15の管理情報に対して汚れを含むトラックを記録禁止領域として割り当てる処理を行う。ここで、記録禁止とは一時的な禁止を意味し、光ディスク15を取り出して掃除して再び挿入し、汚れが検出されなければ同じ箇所でも記録禁止にはならず、記録可能時間も復活し得る。但し、記録禁止領域をまたいで記録が行われると、この記録禁止領域にダミーデータを書き込むパディング処理が必要な場合があり、例えば、追記型ディスクの場合はこれによって記録可能時間は復活できなくなる。また、ユーザが、汚れ領域を記録禁止とした場合には、出力部4で残りの記録可能領域について容量の変化を表示する。なお、パディング処理は記録中に施す必要はなく、後から、例えばディスクを装置から取り出すイジェクト処理又はディスクのファイナライズ処理のときに行われる。
また、以下の条件下で記録を開始した場合は、画面上に汚れに達するまでの記録時間を表示する。
a.ユーザがメニューM4(戻る)を選んだ場合
b.ユーザがメニューM2(強い汚れを記録禁止にする)を選び、かつ、強以外の汚れ判定がある場合
c.ユーザが何も選ばずに記録開始操作をした場合
なお、光ディスクの種類やメーカによってレーザ書込みに対する特性が異なること、及び書換え型ディスクは追記型ディスクと比べて何度も使用される可能性が高く、指紋が付着しやすいことを考慮して、検査のパラメ−タを使い分けるようにする。検査パラメータには、例えば、ラフ検査、詳細検査におけるレーザ反射光量のエンベロープの落ち込みの深さと幅に関する判定閾値を光ディスクの種類やメーカ毎に設定する。この検査パラメータをデータ処理ブロック6内の図示しない不揮発性メモリに保持し、装填された光ディスク毎に使い分けることで、適切な汚れ検査を行うことができる。また、この判定閾値は汚れのレベルごとに複数の値を持ちうる。なお、データ処理ブロック6内の図示しない不揮発性メモリには、例えばフラッシュメモリを使うようにする。
このようにしたことで、上述した実施の形態では、記録開始前に自動的に、かつ、短い時間で汚れ検査を実施することができる。また、本例の汚れ検査により検出した汚れ箇所を含む領域を記録禁止にすることをユーザが選択できることで、ディスクを掃除する時間的余裕がない場合でも、不正常な光ディスクを作らないことと、記録チャンスを逃さないこととを両立させている。また、ラフ検査と詳細検査について検査するトラック間隔を使い分けることで、短い検査時間でも十分な検査精度を得ることができる。さらに、記録済み領域は検査せず、検査対象領域を記録可能領域に絞ることで検査時間を短縮することが可能である。このように短い時間で処理できることは、ユーザにストレスを与えないためにも重要であると言える。
また、汚れ検査のレベル設定はユーザの意思で、出力部4に表示されたメニュースイッチ、あるいは筐体外部に取り付けられた物理スイッチによって選択できる。高いレベルを選択すると、検出感度が上がるため、例えば、新品の光ディスクで記録面が曇っていたりするような軽度の汚れでも検出することができ、光ディスクに対する記録の信頼性向上に貢献する。一方、低いレベルを選択すると、検出感度が下がるため、例えば、何度も書換えた光ディスクで記録面が傷ついていたり、重度の汚れが付着しているような全く記録が行えないような汚れのみ、汚れありとして優先的に検出する。このように粗い検査であるため、詳細検査に至る場合が減り、処理時間は短くなる。
また、上述した、自動汚れ検査機能はユーザの意思でメニュースイッチあるいは物理スイッチを用いてオン/オフする構成としてもよい。このようにすることで、比較的時間に余裕があるときは光ディスクの汚れ検査を自動的に行うことができる。あるいは、光ディスクを装填後、すぐに記録を開始したいように時間に余裕がない場合は、自動汚れ検査機能をオフにすることで汚れ検査を行わずに記録動作を開始できる。
また、汚れ検査機能は自動的に実行される以外に、メニュースイッチ、あるいは物理スイッチによるユーザ操作でも実行することが可能である。こうすることで、例えば、余裕のある空き時間に光ディスクの汚れ検査を行うことができ、汚れの検出時には光ディスクを掃除する、又は光ディスクを新しく取り替えるといった対応をとることができる。
また、汚れ検査機能は不正常なディスクを作らないための予防措置としての機能であるが、ユーザにとっては記録チャンスを逃してまでこれを行わなければならない機能ではない。ユーザによる設定によっては処理時間が長くなることも考慮して、汚れ検査中であることを出力部4に表示し、メニュースイッチあるいは物理スイッチによるユーザ操作で、随時汚れ検査を中断することができるようにしてある。
また、本例の汚れ検査は、片面記録可能な光ディスクに対する片面検査だけでなく、両面記録可能な光ディスクに対する検査に適用してもよい。この両面記録可能な光ディスクに対する検査を行った際には、図4に示した警告画面で、いずれの面に汚れがあるかを表示するようにすればよい。
また、記録モードに応じて検査領域を切替えるようにしてもよい。例えば、HQモードでは、記録可能領域の消費が早いため多めに汚れ検査を行い、LPモードでは、記録可能領域の消費が遅いため少な目に汚れ検査を行うことで、予め撮影時間を設定しておく場合などにそれぞれの記録モードに対する対応する記録可能領域のみを速やかに検査できるという効果がある。
また、汚れ検査終了後に汚れを検出しなかった場合には、「汚れ検査終了」、又は「汚れなし」といったメッセージを出力部4に表示させるようにしてもよい。こうすることで、ユーザは、光ディスク15に対して、確かに汚れ検査を実施したことが分かるため、安心して撮影を行うことができる。
また、上述した実施の形態での自動汚れ検査機能では記録可能領域のみを検査する構成としたが、メニュースイッチあるいは物理スイッチによるユーザ操作によってディスク全域の検査実行も可能である。上述した実施の形態では、汚れ検査において、まず、所定のトラック間隔毎にラフ検査することによって処理時間を短縮しているが、検査の精密性をやや犠牲にしていると言える。そこで、メニュースイッチによるユーザ操作で、このトラック間隔を変えることができる。このことはつまり、トラック間隔を1にすれば全域を精密に検査することを意味する。例えば、結婚式などの重要な撮影を行う前に精密な検査をすることで、撮影失敗の可能性を減少させたい時などに効果がある。
また、上述した実施の形態では、汚れの検査として管理領域とユーザデータ領域の検査を行うものとして説明したが、例えば、記録を行うための汚れ検査である場合(例えばファイナライズされていないディスクが装着された場合など)には、光ディスクの記録可能領域だけを検査するようにして、既に記録が行われ有効データが残っているユーザデータ領域については検査を省略してもよい。管理領域についても、既に管理情報の書込みが行われたトラックの検査を省略してもよい。
なお、追記型ディスクの場合は記録済データの削除ができないので記録済データが全て有効データであり、未記録領域と記録可能領域は一致する。これに対して書き換え型ディスクの場合は、削除があり得るので記録済データ全てが有効データとは限らない。データの削除にはチャプターやタイトル等の小さなデータ領域単位での削除やフォーマットによるディスク全域に渡る削除がある。データの削除は、通常は管理情報の書換えだけで処理され、実際にはディスク上にデータが残っていても無効データ扱いとなり上書き可能領域となる。つまり書き換え型ディスクの場合は、上書き可能領域とは未記録領域に加えて記録済領域で削除された領域も指す。
また、上述した実施の形態では、記録前の検査を前提として説明したが、再生前の汚れ検査にも適用してもよい。この場合には、例えばファイナライズされたディスクが装着された場合のように、再生を前提としてディスクの装填があった場合に、そのディスクの有効データ記録済み領域だけを検査するようにして、検査する領域を制限するようにしてもよい。あるいは、ファイナライズされていないディスクであっても、再生モードに入ったときに有効データ記録済み領域だけを検査するようにしてもよい。
また、本発明は、記録媒体としてDVDを使用したカメラ一体型光ディスク記録装置だけでなく、カメラ一体型でないDVDレコーダにも本発明は適用可能であると共に、DVD以外の光ディスクに記録又は再生を行う光ディスク装置にも本発明は適用可能である。光ディスクに記録するデータについても、映像・音声データ以外のデータにも、適用可能である。
本発明の一実施の形態における光ディスク記録装置の内部構成例を示したブロック図である。 本発明の一実施の形態における光ディスク上の検査イメージ例を示した説明図である。 本発明の一実施の形態における汚れ検査の例を示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態における警告画面の例を示した説明図である。
符号の説明
1…カメラ一体型光ディスク記録装置、2…操作部、3…ヒューマンインターフェイス処理ブロック、4…出力部、5…カメラブロック、6…データ処理ブロック、7…ドライブブロック、8a,8b…バッファメモリ、10…ピックアップ、15…光ディスク、15a…記録済み領域、15b…記録可能領域、20…不揮発性メモリ、30,30a,30b…汚れ、M1〜M4…メニュー

Claims (4)

  1. 光ディスクにレーザ光源よりレーザ光を照射して記録又は再生を行う記録及び/又は再生手段と、
    前記レーザ光源から光ディスクに照射したレーザ光の光ディスクからの戻り光を検出する検出手段と、
    前記光ディスクの汚れに関する検査パラメータを保持するメモリと、
    前記検出手段が検出した戻り光と、前記メモリに保持された検査パラメータに応じて、光ディスクの汚れ検査を制御し、前記光ディスクの記録可能領域に対して所定数のトラックごとの第1のトラック間隔で検査を実行し、前記第1のトラック間隔での検査の結果、汚れの可能性がある箇所には、前記第1のトラック間隔よりも狭い第2のトラック間隔で検査し、前記光ディスクの管理領域とユーザデータ記録領域とで、前記第1のトラック間隔を決めるトラック数を変化させる制御手段と、
    前記制御手段が判定した汚れ検査に関する情報として、前記制御手段で汚れが検出された場合に、前記検出された汚れの前記光ディスクの記録面上のおよその位置と共に、前記検出された汚れの度合いによって異なる記録可能時間を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記異なる記録可能時間に基づいて、許容する記録可能時間における記録を選択指示する操作部と、を備える
    光ディスク装置。
  2. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    前記制御手段は、前記記録及び/又は再生手段で記録を行うための汚れ検査である場合に、光ディスクの記録可能領域、及び/又は前記光ディスクの記録済で有効なデータ領域だけを検査する
    光ディスク装置。
  3. 請求項1又は2記載の光ディスク装置において、
    前記制御手段は、汚れが検出された記録可能領域を記録禁止にする
    光ディスク装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ディスク装置において、
    前記制御手段は、前記光ディスクが装填された場合、前記光ディスクをフォーマットした場合、前記光ディスクの記録済み領域を削除した場合のうち、いずれかの場合に前記汚れ検査を行う
    光ディスク装置。
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