JP2007034389A - ライセンス認証装置及びライセンス認証方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
ネットワークを介して接続されるクライアントとライセンス認証サーバからなるソフトウェアライセンス認証システムにおいて、ライセンスの管理機構を備えて、ライセンス発行及び解除をできるようにする。また、ライセンスの解除又は発行を実現するために生ずる不正ライセンス取得や転用を防止する機構を提供する。
【選択図】図5
Description
一方、店頭でCD(Compact Disc)等の記憶媒体を購入したり、ネットワークによるダウンロードサービスを受けてソフトウェアを正当に取得したユーザは、開発者が用意したWebサイトにアクセスしてソフトウェアの使用許諾を受けることで使用制限を解除することができる。以下に、図00のフロー図を用いて従来のライセンス認証システムの概要を説明する。なお、図11において、クライアントとライセンス管理サーバはインターネットを通じて電子情報の送受信を可能とする。
ライセンス管理サーバは、供給された問い合わせコードの解析を行い(ステップS201)、ユーザ情報、商品特定情報、ハードウェア特定情報及び発行するライセンスコード等の登録を行った後クライアントにライセンスコードを送信する(ステップS202)。
ユーザにより、送信されたライセンスコードが入力されると(ステップS205)、クライアントは所定の演算処理を行い、演算結果が予めソフトウェアに記憶されたコードと一致するかを判別し(ステップS206)、一致する場合に(ステップS206:YES)ソフトウェアの使用制限を解除してソフトウェアプログラム本体の読み込みを行う(ステップS207)。
前記クライアントは、ネットワーク通信アドレスデータから前記実行ライセンス発行要求データを生成し前記ライセンス管理サーバに送信する送信手段を備え、
前記ライセンス管理サーバは、
前記実行ライセンス発行要求データから前記ネットワーク通信アドレスデータを抽出する抽出手段と、
前記実行ライセンスコードの発行先を予め記憶したデータベースから前記ネットワーク通信アドレスデータと一致するデータを検索する検索手段と、
前記検索手段による検索の結果、前記ネットワーク通信アドレスデータと一致するデータが無い場合に、前記実行ライセンスコードを前記クライアントに通知するライセンス発行手段とを備えることを特徴とする。
前記クライアントは、前記ソフトウェアとの対応を示した照合キーが更に設けられており、
前記実行ライセンスコードの発行要求データに前記照合キーのデータを含み、
前記抽出手段は、前記照合キーのデータを更に抽出し、
前記検索手段は、前記照合キーのデータを更に記憶した前記データベースから前記実行ライセンス発行要求データに含まれる照合キーを更に検索し、
該検索の結果、前記照合キーのデータに一致する照合キーのデータがない場合に、前記実行ライセンスコードを前記クライアントに通知するライセンス発行手段を備えることを特徴とする。
前記クライアントは、前記実行ライセンスコードを取得した後、該実行ライセンスコードの解除を前記ライセンス認証サーバに要求する実行ライセンス解除要求手段を更に備え、
前記ライセンス管理サーバは、前記実行ライセンス解除要求手段による前記実行ライセンスコードの解除要求データを受け、前記データベースに記憶したライセンスデータ、ネットワーク通信アドレスデータ及び照合キーのいずれかを削除する実行ライセンス情報削除手段を更に備えることを特徴とする。
前記クライアントは、前記実行ライセンス解除要求手段が前記ライセンス管理サーバに前記実行ライセンスコードの解除要求をする際、前記クライアントの照合キーを異なる照合キーに書き換えることを特徴とする。
前記ライセンス管理サーバは、前記実行ライセンスの解除要求データから前記クライアントの照合キーを更に抽出して前記データベースに記憶する解除照合キー記憶手段と、
前記実行ライセンスの解除要求データを受信した場合に、該実行ライセンスの解除要求データに含まれる照合キーと、前記解除照合キー記憶手段に記憶された照合キーとが一致するかを比較する照合キー比較手段と、
前記照合キー比較手段の比較の結果、一致する場合に、前記実行ライセンスの解除を行う実行ライセンス解除手段を更に備えることを特徴とする。
前記クライアントがシステムのバックアップを行う際、前記実行ライセンスがある場合に前記実行ライセンスの取得済みであることを記憶する実行ライセンス取得状況確認手段と、
前記クライアントが前記ソフトウェアの起動を行う度に前記実行ライセンス取得状況手段を参照し、前記実行ライセンスが取得済みである場合、前記実行ライセンスコードを削除する実行ライセンス削除手段とを更に備えることを特徴とする。
前記実行ライセンス削除手段が実行ライセンスコードを削除した後、前記実行ライセンスの再発行要求をソフトウェアの使用者に示唆する警告手段を更に備えることを特徴とする。
前記クライアントにて、少なくとも前記クライアントが有するネットワーク通信アドレスデータを含ませて前記実行ライセンスコードの生成を行い前記ライセンス管理サーバに送信し、
前記ライセンス管理サーバにて、
前記実行ライセンス発行要求に含まれる前記ネットワーク通信アドレスデータを抽出し、
前記実行ライセンスの発行先を予め記憶したデータベースから前記ネットワーク通信アドレスデータと一致するデータを検索し、
該検索の結果、前記ネットワーク通信アドレスデータと一致するデータが無い場合に、前記実行ライセンスコードを前記クライアントに通知することを特徴とする。
前記クライアントは、前記ソフトウェアとの対応を示した照合キーが更に設けられており、
前記実行ライセンス発行要求に前記照合キーのデータを更に含み、
前記ライセンス管理サーバにて、前記実行ライセンス発行要求から前記照合キーを更に抽出し、
前記照合キーを更に記憶した前記データベースから前記ライセンス発行要求に含まれる照合キーを更に検索し、
該検索の結果、前記照合キーに一致する照合キーがない場合に、前記実行ライセンスコードを前記クライアントに通知することを特徴とする。
前記クライアントにて、前記実行ライセンスコードを取得した後、該実行ライセンスコードの解除を前記ライセンス認証サーバに要求し、
前記ライセンス認証サーバにて、前記実行ライセンス解除要求による前記実行ライセンスコードの解除要求を受け、前記データベースに記憶したライセンスデータ、ネットワーク通信アドレスデータ及び照合キーのいずれかを削除することを特徴とする。
前記クライアントにて、前記実行ライセンス管理サーバに前記実行ライセンスコードの解除要求をする際、前記クライアントの照合キーを異なる照合キーに書き換えることを特徴とする。
前記ライセンス認証サーバにて、前記実行ライセンスの解除要求から前記クライアントの照合キーを更に抽出して前記データベースに記憶し、
前記実行ライセンスの解除要求を受信した場合に、該実行ライセンスの解除要求に含まれる照合キーと、前記データベースに記憶された照合キーとが一致するかを比較し、
該比較の結果、一致する場合に、前記実行ライセンスの解除を行うことを特徴とする。
前記クライアントがシステムのバックアップを行う際、前記実行ライセンスがある場合に前記実行ライセンスが取得済みであることを記憶する実行ライセンス取得状況確認手段を更に備え、
前記クライアントが前記ソフトウェアの起動を行う度に前記実行ライセンス取得状況手段を参照し、前記実行ライセンスが取得済みである場合、前記実行ライセンスコードを削除することを特徴とする。
実行ライセンスコードを削除した後、前記実行ライセンスの再発行要求をソフトウェアの使用者に警告することを特徴とする。
また、クライアント毎にユニークな照合キーを付与し、この照合キーを実行ライセンス発行要求データに含ませ、過去のアドレス発行先を記憶したデータベースからクライアントの検索を行う際に、更に確実な特定を行うことができる。
また、実行ライセンスの解除を行うことができる構成とすることで、従来一度実行ライセンスを発行したら永続的にクライアントを拘束していたライセンス認証装置と異なり、実行ライセンスの取得、解除及び再登録を行うことができる。これにより、ソフトウェアの流通の妨げとなっていたソフトウェアの実行ライセンスによる拘束を解消することができる。
更には、実行ライセンスの取得、解除及び再登録を可能とする構成としたことで生ずるソフトウェアの実行ライセンスフリー(不当解除)という問題に対し、実行ライセンスの解除時にクライアントあるいはライセンス管理サーバのデータベース内の照合キーを他の照合キーに書き換えを行う等の処理を行い、クライアントでのソフトウェアの際起動時又はライセンス管理サーバでの実行ライセンス発行要求データの受信時に照合キーを比較し、不当なライセンス情報を有する場合にソフトウェアの使用制限又は実行ライセンスコードの発行禁止を行うことができる。この結果、ネットワークを利用したソフトウェアの実行ライセンスの管理において、信頼性が著しく向上し、開発者のソフトウェア開発に対する正当な対価の獲得機会を確保するとともに、ソフトウェア流通における流通業者の販売促進コストの低減を実現することができる。
次に、図を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。第1の実施の形態では、ソフトウェアの使用ライセンス要求を行うクライアントとこの要求を受けてソフトウェアの使用ライセンスの発行を行うサーバマシンとから構成されるライセンス認証システムにおいて、クライアントから送信するライセンス要求にユニークな情報を付加し、サーバマシンにて同一のクライアントに対し重複したライセンスの発行を防止するものである。
ライセンス認証システム1は、クライアント2とライセンス管理サーバ3とが網5を介して接続され、双方向に通信可能に構成されている。少なくとも1つのクライアントを備えて構成され、網5やライセンス管理サーバ3の種々の規約や処理能力に応じて複数設置することができる。
クライアント2は、PC、ワークステーション、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)及びゲーム機等が適用できる。
ライセンス管理サーバ3は、大型サーバを始めワークステーションやPCを適用する構成としても良い。クライアント2同様に、網5やクライアント2との規約や処理能力に応じて適宜変更することができる。本実施の形態では大型のサーバマシンを適用する。また、ライセンス管理サーバ3は、過去に各クライアントに発行したソフトウェアライセンス情報、各クライアントの情報、新規にライセンス認証を要求するクライアント及びそのライセンス情報を記憶するデータベース4を備える。
網5は、LAN(Local Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)及びインターネット等の通信網(通信ネットワーク)から構成される。本発明ではインターネットを適用して説明する。
クライアント2は、CPU6、RAM7、記憶部8、表示部9、入力部10、通信部11から構成される。CPU6は、オペレーションプログラム及び種々のアプリケーションプログラムをワークエリアとしてのRAM7に展開しクライアント2の全体制御を行う。後述するライセンスの要求信号の生成、この要求信号の送信及びライセンス管理サーバ3からのライセンス信号の受信等を行う。
記憶部8は、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)やハードディスク等の不揮発性メモリから構成される。クライアント2で使用されるオペレーションプログラムやアプリケーションプログラムを始め、これらソフトウェアとの協働により生成された各種のデータを記憶するものであり、使用ライセンス要求の対象となるアプリケーションソフトウェアが記憶される。
ライセンス要求ファイル15は、ラインナップコード20、CDキー21、MACアドレスデータ22、照合キー23及びライセンスコード24から構成される。
ラインナップコード20は、ソフトウェアに付された商品コードである。予め独自規格のコードを設ける構成としてもよいし、既存の規格化されたコード(例えば、JAN(Japanese Article Number)コード)等を利用する構成としても良い。ラインナップコード20はソフトウェアの種類やバージョン毎に異なる番号を付与するのが好ましい。ユニーク性を担保するためである。例えば、流通段階では複数のソフトウェアをパッケージングしたセット販売を行うことがあるが、ユーザは同梱された一部のソフトウェアのみの使用を所望する場合がある。このような場合に、使用を所望する一部のソフトウェアを個別に特定することができるようになる。
CDキー21は、ソフトウェアに付されたシリアル番号である。原則として、同一ソフトウェアにおいて同一のシリアル番号はなくユニーク性が担保できる。
MAC(Media Access Control)アドレスデータ22は、網5の通信規約に基づいて通信部11に付与されたアドレスである。本実施の形態ではインターネットプロトコルに基づき、クライアント2に付与されたインターネットアドレスに相当する。同一規約下の通信環境では、同一のMACアドレスは存在せずユニーク性が担保できる。
照合キー23は、アプリケーションソフトウェアがクライアント2の各種設定を管理する管理データベース(例えば、レジストリ等)に記憶させた特定のコードである。ユーザによりアプリケーションソフトウェアが記憶された記録ディスク等が挿入されると、この管理データベースに照合キーとして特定のコードの書込みが行われる。照合キーは、数字、記号、文字コード又はこれらの組合せとしてなんでも良いが、同一のものが存在しないように夫々異なるコードとすることが好ましい。ユニーク性を担保し、以後のソフトウェアのライセンス処理に関し、ライセンス管理サーバ3でクライアントを特定する要素の一つとなるためである。
ライセンスコード24は、ソフトウェアの使用ライセンスを取得したときに、使用制限の解除を行うライセンスコードが記憶される領域である。従前に使用ライセンスを入手している場合は、その後ソフトウェアの使用時にこのライセンスコードを入力することによりソフトウェアの使用制限を解除することができる。
ライセンス発行ファイル16は、商品マスターテーブル26、ライセンス発行テーブル25、顧客データテーブル27を格納する。
商品マスターテーブル26は、ライセンス対象とするソフトウェア毎のラインナップコードN1a、N1b、N1n等のラインナップコード群32、各ラインナップコードと対応付けて記憶されているCDキーN1a、N1b及びN1n等のCDキー群33から構成される。即ち、ソフトウェア商品の出荷時に、個々のソフトウェア商品毎のラインナップコード及びCDキーがデータベース4に記憶されたものである。
ライセンス発行テーブル25は、ライセンス発行を行う際に、MACアドレスN1a、N1b及びN1n等のMACアドレス群30及び照合キーN1a、N1b及びN1n等の照合キー群31を記憶したものである。MACアドレスデータN1a、N1b及びN1n及び照合キーN1a、N1b及びN1nは、商品マスターテーブル26内に記憶されたラインナップコードN1a、N1b及びN1nと夫々対応付けがなされている。
また、ライセンス要求の対象となるソフトウェアは、網5等の通信網(通信ネットワーク)を経由して外部装置からダウンロードされ、起動可能な状態にインストールが完了しているものでもよい。
ライセンス管理サーバ3は、暗号化されたライセンス要求データの復号化処理を行い、ラインナップコード20、CDキー21、MACアドレスデータ22及び照合キー23を取得する(ステップS401)。その後、ラインナップコード20を検索キーとしてラインナップコード群32から対応するラインナップコードN00aを検索し、更にこのラインナップコードN1aと対応するCDキー群33の検索を行い取得する、(ステップS402)。即ち、特定の種類やバージョンのソフトウェア商品の各々に付されたシリアル番号群を取得する。
MACアドレスデータ22とMACアドレスデータN1aとが一致するか又はライセンス発行テーブル25にMACアドレスデータN1aが存在しない場合は(ステップS405:YES)、ステップS406に進む。逆に、MACアドレスデータN1aとMACアドレスデータ22が不一致となる場合には(ステップS405:NO)、ライセンスの重複取得と判断し、実行ライセンス不正取得手続としてステップS409の処理を行う。
次に、本発明を実施するための第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、各種のユニークコードを含ませてライセンス要求データを生成し、このライセンス要求データとデータベース4に登録された各種のデータを照合してクライアント2を確実に特定することで重複ライセンス等の不正ライセンス取得を防止するものであった。
これに対し第2の実施形態では、一度取得したライセンスコードを解除する処理を行うものである。ライセンスコードの解除を行うことで、ソフトウェア毎のライセンスが特定のクライアントに拘束されることが無くなり、又ライセンスコードの再取得を容易にするため、開発者のソフトウェア開発の対価を担保しつつソフトウェア流通を円滑に行うことが可能となる。
しかしながら、単にライセンスコードを解除する処理構成とすると、単一のクライアントで複数のライセンスコードを取得することができる等のライセンス不正取得という問題が生ずる。
そこで、第2の実施形態のライセンス認証システム1では、一度ライセンスコードの解除要求を行うと、従前のライセンスコードによるソフトウェアの使用制限を解除できない機能をクライアントに設けるものである。
なお、以下の説明で第1の実施形態と同一の機能を有するものは同一符号をもって示し詳細な説明を省略する。
ユーザの操作により、ライセンスの解除アプリケーションが起動すると(ステップS501)、CPU6は設定管理データベースにアクセスし、照合キー23及びMACアドレスを読み込み取得する(ステップS502)。その後、ライセンスコード24、ラインナップコード20、CDキー21及び照合キー23からライセンス解除要求コードを生成して所定の方法により暗号化を行う(ステップS503)。
ライセンスの解除を行った後、ソフトウェアプログラムを起動すると(ステップS701)、CPU6はプログラムに従いソフトウェア使用制限管理ツールを展開し、クライアント2のソフトウェア使用ライセンスの確認を開始する(ステップS702)。
ステップS704の判別にて、不一致となるコード等がある場合は(ステップS704:NO)、ライセンスコードがエラーであると認識し(ステップS705)、ソフトウェアの起動を禁止する警告表示を行う(ステップS706)。つまり、仮に照合キー23が照合キー23Bであったとすると、ソフトウェアのライセンスコードがエラーであると認識する。
ステップS704の判断でライセンスコード24を構成する各要素データが一致する場合は、ライセンスコードが正当なものであると認識し(ステップS707)、使用制限を解除してソフトウェア本体の起動を開始する。
次に、本発明を実施するための第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、クライアント2がソフトウェアのライセンス要求を行った後、一度ライセンスの解除要求を行い、再びライセンスの要求を行ってソフトウェアの使用を行っている状況を前提とする。このときのソフトウェアの使用は正当なライセンスに基づくものであり正当なものである。
しかしながら、一度ライセンス解除を行ったのち再びライセンスの要求を行った状態において、前回ライセンスの解除要求を行った際に、クライアント2からライセンス管理サーバ3に送信したライセンス解除要求データ(以下、「ライセンス解除要求データA」という。)を使用して、ライセンス解除要求を行った場合に生ずる問題がある。即ち、クライアント2のライセンス解除要求時にライセンス管理サーバ3に送信されるライセンス解除要求データは、何度ライセンスの取得及び解除を行っても同一内容である。
したがって、上述したように一度ライセンスコードの要求を行い、ライセンスコードの発行を受けた後ライセンスの解除要求を生成しライセンス解除要求データをライセンス管理サーバ3に送信する。このときライセンス解除要求データをバックアップしておく(つまり、ライセンス解除要求データAをバックアップする)。その後、再びライセンス発行要求を行い、ライセンスコードを取得する。そして、バックアップしておいたライセンス解除要求データAを使用してライセンスの解除要求を行う。このとき、ライセンス管理サーバ3では、クライアント2のライセンスコードを解除するが、クライアント2は、実際には2回目に取得したライセンスコードに基づいて使用制限管理ツールを展開しているため従来と変わりなくソフトウェアを使用することができてしまう。
そこで、第3の実施形態では、ライセンス管理サーバ3に送信されたライセンス解除要求データが正当なライセンス解除データであるかを判別し、不当なライセンス解除要求データである場合は、解除要求を受け付けないようにすることを特徴とする。
同一のデータがある場合には(ステップS903:YES)、照合キーN1のうち最新の照合キーN1bを取得する(ステップS904)。即ち、第3の実施形態では、クライアント2は2回目のライセンス発行要求を行い、ライセンス発行テーブル25には、書き換えられた照合キー23Bが格納されている。
次に、本発明を実施するための第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、クライアントが一度ライセンス発行要求データを送信してソフトウェアの使用ライセンスを取得した後、クライアントをリストアした状態を前提とする。
リストアとは、クライアントのコンピュータシステムを一旦デフォルト状態にし、その後デフォルト状態にする前等にバックアップしたデータからクライアントのシステムを再構築することである。クライアントをデフォルト状態にすることにより設定管理データベースに記憶されたライセンスコード等のライセンス情報もデフォルト(つまり削除)される。このため、一旦ソフトウェアのライセンスコードを取得してライセンスコードが記憶された状態でシステムのバックアップを光ディスク等に行う。その後、ライセンス管理サーバにライセンス解除要求データを送信し、サーバ上でのライセンスを解除した状態にする。ライセンスの解除要求を行った後、クライアントを一旦デフォルトする。このときライセンスデータもデフォルト(削除)される。その後、バックアップを採った光ディスクでクライアントのシステムをリストアする。リストア後は、デフォルト前のシステム状態即ちライセンス管理サーバにソフトウェアの解除要求を出す前の状態となる。クライアントでは、ライセンス管理サーバ上ではライセンスが解除されているのにも関わらず、ソフトウェアの起動を行うことができるという問題が生ずる。
そこで、第4の実施形態では、クライアントのリストアを行った場合にソフトウェアの使用制限を行うことを特徴とする。
2、40 クライアント
3 ライセンス管理サーバ
4 データベース
5 網
6 CPU
7 RAM
8 記憶部
9 表示部
10 入力部
11 通信部
15 ライセンス要求ファイル
16 ライセンス発行ファイル
20 ラインナップコード
21 CDキー
22 MACアドレス
23 照合キー
24 ライセンスコード
25 ライセンス発行テーブル
26 商品マスターテーブル
27 顧客データテーブル
41 NVRAM
Claims (14)
- ネットワークを介して接続され、クライアントにて実行されるソフトウェアの実行ライセンスコードの発行要求データの送信を行うクライアントと、該実行ライセンス発行要求データを受けて前記クライアントに前記実行ライセンスコードの通知を行うライセンス管理サーバとを備えるソフトウェアのライセンス認証装置において、
前記クライアントは、ネットワーク通信アドレスデータを含む前記実行ライセンス発行要求データを生成し前記ライセンス管理サーバに送信する送信手段を備え、
前記ライセンス管理サーバは、
前記実行ライセンス発行要求データから前記ネットワーク通信アドレスデータを抽出する抽出手段と、
前記実行ライセンスコードの発行先を予め記憶したデータベースから前記ネットワーク通信アドレスデータと一致するデータを検索する検索手段と、
前記検索手段による検索の結果、前記ネットワーク通信アドレスデータと一致するデータが無い場合に、前記実行ライセンスコードを前記クライアントに通知するライセンス発行手段と、
を備えることを特徴とするライセンス認証装置。 - 請求項1記載のライセンス認証装置において、
前記クライアントは、前記ソフトウェアとの対応を示した照合キーが更に設けられており、
前記実行ライセンスコードの発行要求データに前記照合キーのデータを含み、
前記抽出手段は、前記照合キーのデータを更に抽出し、
前記検索手段は、前記照合キーのデータを更に記憶した前記データベースから前記実行ライセンス発行要求データに含まれる照合キーを更に検索し、
該検索の結果、前記照合キーのデータに一致する照合キーのデータがない場合に、前記実行ライセンスコードを前記クライアントに通知するライセンス発行手段を備えることを特徴とするライセンス認証装置。 - 請求項1又は2に記載のライセンス認証装置において、
前記クライアントは、前記実行ライセンスコードを取得した後、該実行ライセンスコードの解除を前記ライセンス認証サーバに要求する実行ライセンス解除要求手段を更に備え、
前記ライセンス管理サーバは、前記実行ライセンス解除要求手段による前記実行ライセンスコードの解除要求データを受け、前記データベースに記憶したライセンスデータ、ネットワーク通信アドレスデータ及び照合キーのいずれかを削除する実行ライセンス情報削除手段を更に備えることを特徴とするライセンス認証装置。 - 請求項3記載のライセンス認証装置において、
前記クライアントは、前記実行ライセンス解除要求手段が前記ライセンス管理サーバに前記実行ライセンスコードの解除要求をする際、前記クライアントの照合キーを異なる照合キーに書き換えることを特徴とするライセンス認証装置。 - 請求項3又は4に記載のライセンス認証装置において、
前記ライセンス管理サーバは、前記実行ライセンスの解除要求データから前記クライアントの照合キーを更に抽出して前記データベースに記憶する解除照合キー記憶手段と、
前記実行ライセンスの解除要求データを受信した場合に、該実行ライセンスの解除要求データに含まれる照合キーと、前記解除照合キー記憶手段に記憶された照合キーとが一致するかを比較する照合キー比較手段と、
前記照合キー比較手段の比較の結果、一致する場合に、前記実行ライセンスの解除を行う実行ライセンス解除手段とを更に備えることを特徴とするライセンス認証装置。 - 請求項3〜5のいずれか一項に記載のライセンス認証装置において、
前記クライアントがシステムのバックアップを行う際、前記実行ライセンスがある場合に前記実行ライセンスの取得済みであることを記憶する実行ライセンス取得状況確認手段と、
前記クライアントが前記ソフトウェアの起動を行う度に前記実行ライセンス取得状況手段を参照し、前記実行ライセンスが取得済みである場合、前記実行ライセンスコードを削除する実行ライセンス削除手段とを更に備えることを特徴とするライセンス認証装置。 - 請求項6記載のライセンス認証装置において、
前記実行ライセンス削除手段が実行ライセンスコードを削除した後、前記実行ライセンスの再発行要求をソフトウェアの使用者に示唆する警告手段を更に備えることを特徴とするライセンス認証装置。 - ネットワークを介して接続され、クライアントにて実行されるソフトウェアの実行ライセンスコードの発行要求を行うクライアントと、該ライセンス発行要求データを受けて前記クライアントに前記実行ライセンスコードの通知を行うライセンス管理サーバとを備えてなるソフトウェアのライセンス認証方法において、
前記クライアントにて、少なくとも前記クライアントが有するネットワーク通信アドレスデータを含ませて前記実行ライセンスコードの生成を行い前記ライセンス管理サーバに送信し、
前記ライセンス管理サーバにて、
前記実行ライセンス発行要求に含まれる前記ネットワーク通信アドレスデータを抽出し、
前記実行ライセンスの発行先を予め記憶したデータベースから前記ネットワーク通信アドレスデータと一致するデータを検索し、
該検索の結果、前記ネットワーク通信アドレスデータと一致するデータが無い場合に、前記実行ライセンスコードを前記クライアントに通知することを特徴とするライセンス認証方法。 - 請求項8記載のライセンス認証方法において、
前記クライアントは、前記ソフトウェアとの対応を示した照合キーが更に設けられており、
前記実行ライセンス発行要求に前記照合キーのデータを更に含み、
前記ライセンス管理サーバにて、前記実行ライセンス発行要求から前記照合キーを更に抽出し、
前記照合キーを更に記憶した前記データベースから前記ライセンス発行要求に含まれる照合キーを更に検索し、
該検索の結果、前記照合キーに一致する照合キーがない場合に、前記実行ライセンスコードを前記クライアントに通知することを特徴とするライセンス認証方法。 - 請求項8又は9に記載のライセンス認証方法において、
前記クライアントにて、前記実行ライセンスコードを取得した後、該実行ライセンスコードの解除を前記ライセンス認証サーバに要求し、
前記ライセンス認証サーバにて、前記実行ライセンス解除要求による前記実行ライセンスコードの解除要求を受け、前記データベースに記憶したライセンスデータ、ネットワーク通信アドレスデータ及び照合キーのいずれかを削除することを特徴とするライセンス認証方法。 - 請求項10記載のライセンス認証方法において、
前記クライアントにて、前記実行ライセンス管理サーバに前記実行ライセンスコードの解除要求をする際、前記クライアントの照合キーを異なる照合キーに書き換えることを特徴とするライセンス認証方法。 - 請求項10又は11に記載のライセンス認証方法において、
前記ライセンス認証サーバにて、前記実行ライセンスの解除要求から前記クライアントの照合キーを更に抽出して前記データベースに記憶し、
前記実行ライセンスの解除要求を受信した場合に、該実行ライセンスの解除要求に含まれる照合キーと、前記データベースに記憶された照合キーとが一致するかを比較し、
該比較の結果、一致する場合に、前記実行ライセンスの解除を行うことを特徴とするライセンス認証方法。 - 請求項8〜12のいずれか一項に記載のライセンス認証方法において、
前記クライアントがシステムのバックアップを行う際、前記実行ライセンスがある場合に前記実行ライセンスが取得済みであることを記憶する実行ライセンス取得状況確認手段を更に備え、
前記クライアントが前記ソフトウェアの起動を行う度に前記実行ライセンス取得状況手段を参照し、前記実行ライセンスが取得済みである場合、前記実行ライセンスコードを削除することを特徴とするライセンス認証方法。 - 請求項13記載のライセンス認証方法において、
実行ライセンスコードを削除した後、前記実行ライセンスの再発行要求をソフトウェアの使用者に警告することを特徴とするライセンス認証方法。
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