JP2007033979A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対向電極を検出電極として使用し、対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間の短絡を検知するための自己診断機能を備えた液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の液晶表示装置10は、
表示領域のソース線及びソース線の交点近傍に設けられた薄膜トランジスタを備えるアクティブマトリクス型の液晶表示パネルを備えた液晶表示装置10において、通常動作モード時には、ソース配線、ゲート配線及びコモン線に通常のソース信号、ゲート信号及びコモン信号を出力し、自己診断モード時には、前記複数本のソース配線又はゲート配線を順次個別に選択して所定の診断信号を出力するとともに、前記コモン線37に現れた信号を検知し、前記検知した信号とコモン線に現れた信号とを比較することにより、前記液晶表示パネルの対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間の短絡を検知する自己診断手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自己診断機能を備えた液晶表示装置に関し、特に対向電極を検出電極として使用し、対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間の短絡を検知するための自己診断機能を備えた液晶表示装置に関する。
液晶表示パネルは、電極等が形成された2枚の透明基板を対向させ、その透明基板の周辺をシール材で固着し、この透明基板とシール材によって形成される空間に液晶を封入した構成を有している。ここで、近年主流となっているアクティブマトリクス型の液晶表示パネルの一具体例を図4〜図6を用いて説明する。図4は携帯電話機用の小型の液晶表示装置の第1基板側を模式的に示す平面図、図5はシール材やコンタクト材の配置を模式的に示す断面図、図6はトランスファ電極と対向電極の接続状態を模式的に示す要部拡大図である。
液晶表示装置10Aの透明基板からなる第1基板11は、表示領域12にゲート線及びソース線がマトリクス状に形成されており、ゲート線とソース線で囲まれる部分に画素電極が形成され、ゲート線とソース線の交差部に画素電極と接続されたスイッチング素子としての薄膜トランジスタが形成されている。これら各配線や薄膜トランジスタ、画素電極の具体的な構成は図示しないが、図5ではこれらを模式的に第1構造物13として示してある。
第1基板11の短辺部には液晶表示装置10Aを駆動するための画像供給装置(図示せず)と接続するためのフレキシブル配線基板14がACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)圧着法により設けられ、このフレキシブル配線基板14は画像供給装置からのデータ線及び制御線をドライバIC15に接続している。VCOM信号、ソース信号、ゲート信号はドライバIC内で生成され、それぞれ液晶表示パネル上のコモン線、ソース線、ゲート線に接続される。なお、中型ないし大型の液晶表示パネルの場合、携帯電話機用ドライバICに搭載されている機能の多くはプリント基板に搭載され、特にVCOM信号は対向電極駆動回路部で生成され、ドライバICを搭載したフレキシブル配線基板を通してコモンラインと接続されている。
第1基板11の四隅には複数のトランスファ電極17〜17が設けられている。このトランスファ電極17〜17はゲート線等を形成する工程と同一工程で形成され、ゲート線と同じ素材で構成されている。このトランスファ電極17〜17はコモン線16を介して互いに直接接続ないしはドライバIC15内で互いに接続されて同電位となるようになっている。そして、トランスファ電極17〜17は後述する対向電極18と電気的に接続され、ドライバIC15から出力される所定の電圧VCOMが対向電極18に印加されるようになっている。なお、ゲート配線16及びソース配線16の配置を逆にする場合もある。また、ドライバIC15は、短辺部のみに配置されるのではなく、長辺部に配置される場合もある。
また、透明基板からなる第2基板19には、カラーフィルタと、ブラックマトリクスが形成されている。カラーフィルタは第1基板11の画素電極と対向するように配置されるとともに各画素に応じたフィルタ層が設けられ、ブラックマトリクスは少なくとも第1基板11のゲート線やソース線に対応する位置に配置されている。これらカラーフィルタ等の具体的な構成は図示しないが、図5ではこれらを模式的に第2構造物20として示してある。また、第2基板19には更に酸化インジウム、酸化スズ等で構成された透明電極からなる対向電極18が少なくとも表示領域12の全域に亘って形成されている。
シール材21は、第1基板11の表示領域12の周囲を注入口(図示せず)を除いて塗布されており、また、コンタクト材17がトランスファ電極17〜17上に塗布されている。このシール材21は、図6に示したように、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂23に絶縁性粒体のフィラ24を混入したものであり、コンタクト材17はシール材と同様の樹脂に粒状の導電体25を混入したものである。
コンタクト材17に混入される粒状の導電体25は、例えば、球体の樹脂粒子の全面にAu等の柔軟な導電性金属をメッキしたものを使用でき、粒径は液晶表示パネルのセルギャップよりも若干大きい約6μmとする。そうすれば両基板11、19を貼り合わせたときに粒状の導電体25とトランスファ電極17〜17及び対向電極18の間に隙間ができることがなく、粒状の導電体25は確実にトランスファ電極17〜17及び対向電極18と接触する。
両基板11、19を貼り合わせるときは以下の手順で行なわれる。まず、第1基板11を第1のディスペンサ装置にセットしてシール材21を所定パターンで塗布し、次に第1基板11を第2のディスペンサ装置にセットしてコンタクト材17をトランスファ電極17〜17上に塗布する。その後、第1基板11の表示領域12にスペーサ27を均一に散布し、第2基板19のシール材21やコンタクト材17が当接する部分に仮止め用接着剤を塗布する。その後、第1基板11と第2基板19を貼り合わせ、仮止め用接着剤を硬化させて仮止めが完了する。そして仮止めされた両基板11、19を加圧しながら加熱処理するとシール材21、コンタクト材17の熱硬化性樹脂が硬化し、空の液晶表示パネルが完成する。この空の液晶表示パネル内に注入口(図示せず)から液晶28を注入し、この注入口を封止剤で塞ぐと液晶表示装置10Aが完成する。
このようなアクティブマトリクス型の液晶表示パネルの画素数は、表示画面の高精細化に伴って増大し、通常の50〜100万画素から更に多い200万画素を超える液晶表示パネルも存在し、小型の携帯電話機用液晶表示パネルにおいてもQVGA(320×240=76800画素)サイズのものが普通に使用されるようになってきている。
このように画素数が増大すると、これに比例してスイッチング素子の数及びこれらのスイッチング素子に接続される配線の本数も増大し、これらの配線は、それぞれの配線幅を極狭にするとともに線間距離も極小化し、複数個のスイッチング素子とともに基板上に密集された状態で高密度に形成する必要が生じる。これらのスイッチング素子及び配線は、半導体製造工程におけるクリーンルームにおいて、種々の成膜プロセスによりそれぞれの基板上に形成されている。しかしながら、このクリーンルームに僅かな異物やダストが存在すると、これによって共通電極と画素電極との間、共通電極とゲート線ないしソース線との間で内部短絡が発生することがある。このような内部短絡が生じると点欠陥ないしは線欠陥として認識されるため、液晶表示パネル製造時の歩留まり向上及び製造コストの高騰防止の目的で製造後に種々の検査が行われている(下記特許文献1〜3参照)。
例えば、下記特許文献1には、ドライバの実装前の液晶表示パネルを挟持し、液晶表示パネルの点灯検査を行う検査用治具の発明が開示されている。また、下記特許文献2には、液晶表示パネルの対向する電極の電極端子間に検査装置の接続端子を接続し、この検査装置から液晶表示パネルに所定の検査用電気信号を入力した状態で、液晶表示パネルの表示面に外部圧力を加えて前記検査装置の出力により内部短絡の有無を検知する液晶表示パネルの検査方法の発明が開示されている。
ここで、下記特許文献2に開示されている液晶表示パネルの検査方法を図7を用いて説明する。この液晶表示パネルの検査方法で使用する検査装置60は、図7の回路図に示すように、オペアンプOPを利用した電流一電圧変換器による検出回路となっている。すなわち、オペアンプOPの非反転入力端子61に正電圧を印加するように電源Eを接続し、更に電源Eの負極を接続端子T1に電気的に接続し、また、オペアンプOPの反転入力端子62を接続端子T2に接続するともに、電流検出抵抗Rを介してオペアンプOPの出力端子63に接続し、更にオペアンプOPの出力端子63と非反転入力端子61との間に電圧計Mを設けた構成を有している。
この検査装置60は、接続端子T1及びT2をそれぞれ液晶表示装置の対向電極の端子とゲート線ないしはソース線の端子に接続し、両端子間に予め設定した電圧Eを印加することにより、液晶表示パネルの対向電極とゲート線ないしはソース線との間の短絡を検知するようにしている。このとき、両端子間にリーク電流Irが流れると、そのリーク電流Irが電流検出抵抗Rに流れ、電流検出抵抗Rの両端にリーク電流Irによる電圧が発生し、オペアンプOPの出力端子63に出力電圧Voとして出力されるので、電圧計Mの値を読み取ることにより対向電極とゲート線ないしはソース線との間のリークの有無を判定することが可能となるというものである。
また、下記特許文献3には、奇数フィールドのスイッチング素子のオフ期間に走査ソース配線に変調信号Ve(+)を与えるとともに偶数フィールドのスイッチング素子のオフ期間に走査ソース配線に変調信号Ve(−)を与えることにより、対向電極−画素電極間の直流成分電圧を最少にするVec値の変動を監視し、その変動値を読み取ることにより対向電極とグラウンド間の短絡を検知する方法が開示されている。
特開平10− 54967号公報(特許請求の範囲、段落[0033]〜[0045]、図1〜図5) 特開2000−213323号公報(特許請求の範囲、段落[0022]〜[0025]、図2、図3) 特開平9−2 26452号公報(特許請求の範囲、段落[0017]〜[0027]、図1〜図3)
上記特許文献1ないし2に開示されている従来の液晶表示パネルの検査方法は、液晶表示パネルの基板検査工程で液晶表示パネルを検査用治具へセットしたり、あるいは、液晶表示パネルの各電極端子に検査装置の接続端子を接続するという工程が必要であり、これらの工程を採用することは手間がかかるために生産性の低下が生じたり、更には液晶表示パネルの取り扱いに際して静電気による更なる短絡や断線が発生する等の問題点が生じる。また、上記特許文献3に開示されている対向電極とグラウンド間の短絡を検知する方法においては、上述のような特殊な治具や液晶表示パネルの各電極端子に検査装置の接続端子を接続するという工程を必要とはしないが、外部から液晶表示パネル駆動用信号に検査用の信号を重畳して変調した信号を与える必要があり、大がかりで高価な検査装置が必用となるという問題点が存在している。
従って、このような大がかりな検査装置を必要とせず、しかも特殊な検査用治具や液晶表示パネルの各電極端子に検査装置の接続端子を接続するという工程を必要としない液晶表示パネルの検査方法の要望は非常に高い。本願の発明者は、このような従来技術の問題点を解決し得る液晶表示パネルの検査方法につき種々検討を重ねた結果、液晶表示パネルの必須の構成要件である共通電極を診断時には検出電極として使用することにより、簡単な構成で、対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間の短絡を検知する自己診断が可能となることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、大がかりな検査装置を必要とせず、しかも特殊な検査用治具や液晶表示パネルの各電極端子に検査装置の接続端子を接続するという工程を必要としない、自己診断機能を備えた液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は以下の構成により達成し得る。すなわち、請求項1の液晶表示装置の発明は、表示領域にマトリクス状に形成された複数本のソース線及びゲート線と、前記ソース線及びソース線の交点近傍に設けられた薄膜トランジスタと、前記ソース線及びゲート線で囲まれた領域に設けられているとともに前記薄膜トランジスタに接続された画素電極と、前記表示領域の周囲の額縁部に設けられた、トランスファ電極及びこのトランスファ電極に接続されるコモン線と、前記複数本のソース線及びゲート線にそれぞれ個別に接続された複数本のソース配線及びゲート配線を備えた第1基板と、前記第1基板に対向し、前記第1基板のトランスファ電極と電気的に接続される共通電極が形成された第2基板とを有する液晶表示パネルを備えた液晶表示装置において、通常動作モード時には、前記ソース配線、ゲート配線及びコモン線に通常のソース信号、ゲート信号及びコモン信号を出力し、自己診断モード時には、前記複数本のソース配線又はゲート配線を順次個別に選択して所定の診断信号を出力するとともに、前記コモン線に現れた信号を検知し、前記診断信号と前記コモン線に現れた信号とを比較することにより、前記液晶表示パネルの対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間の短絡を検知する自己診断手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記自己診断手段は、前記液晶表示パネルに接続されるプリント配線基板に設けられていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記自己診断手段は、前記額縁部分に載置されているドライバIC内に内蔵されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記自己診断手段は、自己診断モード時には全てのゲート線をON状態とし、前記複数のソース配線を順次個別に選択して前記診断信号を出力することにより前記対向電極と前記ソース線ないし画素電極との間の短絡を検知するようにされていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記自己診断手段は、自己診断モード時には全てのゲート線をOFF状態とし、前記複数のソース配線を順次個別に選択して前記診断信号を出力することにより前記対向電極と前記ソース線との間の短絡を検知するようにされていることを特徴とする。
更に、請求項6に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記自己診断手段は、自己診断モード時に、前記複数のゲート配線を順次個別に選択して前記診断信号を出力することにより前記対向電極と前記ゲート線との間の短絡を検知するようにされていることを特徴とする。
本発明は上記のような構成を備えることにより以下に述べるような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、自己診断モード時に複数本のソース配線又はゲート配線に順次個別に印加された所定の診断信号は、液晶表示パネルの対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間に短絡があるとそのまま対向電極に出力されるから、この対向電極に現れた信号をトランスファ電極を介して接続されているコモン線を介して検知することにより、従来技術のような大がかりな検査装置を必要とせず、しかも特殊な検査用治具や液晶表示パネルの各電極端子に検査装置の接続端子を接続するという工程を必要とせずに、簡単に液晶表示パネルの対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間に短絡が存在するか否かを判別することができるようになる。
また、請求項2の発明によれば、液晶表示パネルの各種信号入力端子は、プリント配線基板とフレキシブル配線基板を介して通常ACF圧着により電気的に接続されているため、プリント配線基板に自己診断手段を設けることにより液晶表示パネルの対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間に短絡が存在するか否かを判別することができるようになる。
また、請求項3の発明によれば、自己診断手段は液晶表示パネルに設けられたドライバIC内に内蔵されているため、単にドライバICに対して自己診断切換信号を与えるのみで自己診断モードに切り換えることができるようになる。
また、請求項4〜6の発明によれば、それぞれ簡単に対向電極とソース線ないし画素電極との間(請求項4)、対向電極とソース線との間(請求項5)又は対向電極とゲート線との間(請求項6)の短絡を検知することができるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図3を用いて詳細に説明するが、以下に述べた実施例は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置の一例を例示するものであって、本発明をこの実施例に特定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。なお、図1は実施例の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は図1のデータ線駆動回路部及び対向電極駆動回路部が内蔵する自己診断手段の概略構成を示すブロック図であり、また、図3は液晶表示パネルの各ソース線に印加される電圧とVCOM端子に現れる電圧の一例を示すタイミングチャートであり、図4〜図6に示した従来例の液晶表示装置10Aと同一の構成部分には同一の参照符号を付与して説明する。
この実施例の液晶表示装置10は、図4〜図6に示した従来の液晶表示装置10Aと同様の構成を備えているが、ドライバIC15の内部構成が相違している。
すなわち、この本実施例の液晶表示装置10はドライバIC15及び液晶表示パネル31を備えており、そのうちドライバIC15は、信号制御回路部32、電源回路部33、γ補正用階調電圧回路部34、データ線駆動回路部35、アドレス線駆動回路部36及び対向電極駆動回路部38を一体に備えており、また、液晶表示パネル31の共通電極はコモン線37を介して対向電極駆動回路部38に接続されている。
ドライバIC15の信号制御回路部32は、図示しない入力インタフェースを介して、画像供給装置、例えば、携帯電話機の画像作成部やコンピュータ、テレビジョン装置、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置等から送られてきたデータイネーブル信号DE、デジタル画素データIRD、IGD、IBD等の画像データ信号と、クロック信号DOTCL、垂直同期信号VSYN、水平同期信号HSYN等の各種制御信号を取り込んでデジタル的に信号処理し、デジタルRGB出力信号DR、DG、DBをデータ線駆動回路部35へ供給し、クロックパルスCPVを電源回路部33、対向電極駆動回路部38及びアドレス線駆動回路部36へ供給するとともに、フレーム信号(スタートパルス)FLMもアドレス線駆動回路部36へ供給する。
電源回路部33は、供給された電源電圧VIN(たとえば12V)をもとに、液晶表示装置10内で使用される各種の電圧、たとえば、信号制御回路部32、対向電極駆動回路部38、データ線駆動回路部35及びアドレス線駆動回路部36の駆動用電圧VDD、γ補正用階調電圧回路部34へ供給する基準電圧V、データ線駆動回路部35を介して液晶表示パネル31の列ライン39に印加するための電圧VGEN、アドレス線駆動回路部36を介して液晶表示パネル31の行ライン40に印加するための電圧VGH及びVGLを生成する。
γ補正用階調電圧回路部34は、電源回路部33から供給された基準電圧Vを抵抗分圧することにより複数個の階調基準電圧VGMを作成してデータ線駆動回路部35へ供給し、データ線駆動回路部35は、これらの複数個の階調基準電圧VGMを内蔵されているDA変換回路の基準電圧として利用することにより、デジタルRGB出力信号DR、DG、DBを処理して液晶表示パネル31の列ライン39にγ補正されたアナログ画像データ信号を供給する。
また、データ線駆動回路部35及び対向電極駆動回路部38は、図2に示すように、外部から入力される自己診断切換信号に対応して自己診断モードと通常動作モードとに切換る自己診断手段41を内部に備えている。この自己診断手段41は、自己診断モードと通常動作モードとに切換るための自己診断モードSW部42と、通常動作モード時に従来と同じVCOM信号を発生するVCOM信号発生部43と、自己診断モード時に使用する診断用信号とソース線のON出力を示すスキャン信号位置情報とゲート線の動作を示すゲート動作信号を発生する診断信号発生部44と、通常動作モード時に従来と同じソース信号を発生するソースS1発生部45〜ソースSn発生部45と、通常動作時にはソースS1発生部45〜ソースSn発生部45からの信号を順次ソース端子39〜39へ切り換えて出力するソース線切換回路部46と、VCOM端子38aに現れた信号と診断信号発生部44からの信号とを比較してVCOM端子38aに所定の信号が現れたか否かを判断する比較部47と、前記比較部47の出力を記憶し、外部からの要求に応じて外部に診断結果信号として出力する診断結果格納部48と、自己診断モードが選択された場合にその信号をアドレス線駆動回路部36に出力するためのゲート線制御回路部53とを備えている。
そして、自己診断モードSW部42、VCOM信号発生部43、診断信号発生部44、ソースS1信号発生部45〜ソースSn信号発生部45、VCOM端子38a、ソース線切換回路部46、ゲート線制御回路部53は、それぞれインバータ49、3ステートゲート50〜51によってそれぞれ図2に示されているように互いに接続されており、また、自己診断モードSW部42からの信号は、自己診断モード時に所定の電圧をゲート線に印加するために、ゲート線制御回路部53に入力される。
すなわち、通常動作モード時は、自己診断モードSW部42からLレベルが出力され、3ステートゲート50がON状態となり、3ステートゲート51がOFF状態となるため、VCOM信号発生部43で作成された従来と同じVCOM信号は、3ステートゲート50を経てVCOM端子38aへ出力され、液晶表示パネル31のコモン線37を経て共通電極へ印加される。それと同時に、ソースS1信号発生部45〜ソースSn信号発生部45からのソース信号は、ソース線切換回路部46を経て所定のソース端子39〜39へ供給され、液晶表示パネル31に所定の画像を表示させることができるようになる。なお、自己診断モードSW部42からのLレベルの出力はゲート線制御回路部53により、通常ゲート動作を指示するようにアドレス線駆動回路部36へ出力される。
これに対し、自己診断モード時には、自己診断モードSW部42からHレベルが出力され、3ステートゲート50がOFF状態となり、3ステートゲート51がON状態となるため、VCOM信号発生部43で生成された従来と同じVCOM信号は3ステートゲート50により阻止され、ソースS1信号発生部45〜ソースSn信号発生部45で生成された従来と同じソース信号はソース線切換回路46で阻止され、更に、診断信号発生部44で作成された診断用信号は、3ステートゲート51を経て比較部47へ印加されるとともに、ソース線切換回路部46に入力され、スキャン位置情報により所定のソース端子をONにするように、ソース端子39〜39へ供給される。このとき、自己診断モードSW部42からのHレベルの出力はゲート線制御回路部53において診断信号発生部から入力されるゲート動作信号によりゲート部の動作を決定するようにアドレス線駆動回路部36へ入力され、これによってアドレス線駆動回路部36から液晶表示パネル31の行ライン40に予め定めた所定の電圧が印加される。
すなわち、自己診断モード時には、
(1)全てのゲート線をON状態とした場合、ソース線切換回路部46によって診断用信号をソース端子39〜39に順次切換えて供給すると、共通電極とソース線ないし画素電極との間の短絡を検知することができ、また、
(2)全てのゲート線をOFF状態とした場合、ソース線切換回路部46によって診断用信号をソース端子39〜39に順次切換えて供給すると、共通電極とソース線との間の短絡を検知することができ、更には、
(3)複数のゲート配線を順次個別に選択して診断用信号を出力することにより、対向電極とゲート線との間の短絡を検知することができるようになる、
ので、必要な診断モードに応じて上記(1)から(3)のうちから少なくとも一つの形態を採用すればよく、更には、自己診断モードが選択された場合には自動的に上記(1)〜(3)の形態の全てを適宜の順番に行う構成となしてもよい。
この場合、アドレス線駆動回路部36から液晶表示パネル31の行ライン40に印加する電圧を上記の(1)〜(3)のように変えるには、上記のゲート線制御回路部53からの信号に応じて従来のアドレス線駆動回路(ゲートドライバ回路)を直接制御するようにすればよい。
ここで、この各ソース端子39〜39へ順次切換供給された診断用信号とVCOM端子38aに現れる信号の関係を図3により説明する。この図3は、ソース端子39と共通電極との間が短絡している状態において、全てのゲート線をON状態とし、ソース線切換回路部46によって診断用信号をソース端子39〜39に順次切換えて供給した場合のタイミングチャートである。
すなわち、診断用信号が所定のソース端子39〜39へ順次切換供給されると、ソース端子391、39〜39へ診断信号が印加されても、各ソース端子391、39〜39と共通電極間の抵抗が大きいために、VCOM端子38aには実質的に何も信号は現れない。しかしながら、診断用信号がソース端子39に供給された場合、この診断用信号は、ソース端子39からソース配線、共通電極を経てVCOM端子38aへ現れるから、VCOM端子38aに実質的に診断用信号と同一の信号が現れる。従って、比較部47においてVCOM端子38aからの出力電圧と診断用信号とを対比することにより、液晶表示パネル31の内部で共通電極とソース配線ないし画素電極との間で短絡が起こっていることを検知することができるようになる。
本実施例では、比較部47での診断結果を診断結果格納部48に記憶させておくようにした。このように、診断結果格納部48に診断結果を記憶しておくと、液晶表示装置の製造工程の途中で前記診断結果格納部48に記憶されている判別結果を読み出せば、その液晶表示装置が良品であるか不良品であるかがわかるため、容易に不良品の液晶表示装置を判別することができるようになる。
なお、この実施例では液晶表示パネルにドライバIC15が載置されている液晶表示装置10について説明したが、液晶表示パネルとは別の図示しない外部回路基板にドライバICが載置されている液晶表示装置に対しても適用することができる。
また、この実施例では診断にかかわる信号を外部と直接入出力するように説明したが、ドライバ内部にレジスタを配置し、画像供給装置とドライバ15の間を、例えばCPUインタフェースのごとく、アドレスとデータ等で情報を交換するようにしてもよい。
図1は実施例の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は図1のアドレス線駆動回路部が内蔵する自己診断手段の概略構成を示すブロック図である。 図3は液晶表示パネルのソース線に印加される電圧とVCOM端子に現れる電圧の一例を示すタイミングチャートである。 図4は帯電話機用の小型の液晶表示装置の第1基板側を模式的に示す平面図である。 図5はシール材やコンタクト材の配置を模式的に示す断面図である。 図6はトランスファ電極と対向電極の接続状態を模式的に示す要部拡大図である。 図7は従来の液晶表示パネルの検査方法で使用する検査装置の具体例である。
符号の説明
10、10A 液晶表示装置
15 ドライバIC
31 液晶表示パネル
32 信号制御回路部
33 電源回路部
34 γ補正用階調電圧回路部
35 データ線駆動回路部
36 アドレス線駆動回路部
37 コモン線
38 対向電極駆動回路部
38a VCOM端子
39〜39 ソース端子
41 自己診断手段
42 自己診断モードSW部
43 VCOM信号発生部
44 診断信号発生部
45〜45 ソースS1信号発生部〜ソースSn信号発生部
46 ソース線切換回路部
47 比較部
48 診断結果格納部
49 インバータ
50〜52 3ステートゲート

Claims (6)

  1. 表示領域にマトリクス状に形成された複数本のソース線及びゲート線と、前記ソース線及びソース線の交点近傍に設けられた薄膜トランジスタと、前記ソース線及びゲート線で囲まれた領域に設けられているとともに前記薄膜トランジスタに接続された画素電極と、前記表示領域の周囲の額縁部に設けられた、トランスファ電極及びこのトランスファ電極に接続されるコモン線と、前記複数本のソース線及びゲート線にそれぞれ個別に接続された複数本のソース配線及びゲート配線を備えた第1基板と、前記第1基板に対向し、前記第1基板のトランスファ電極と電気的に接続される共通電極が形成された第2基板とを有する液晶表示パネルを備えた液晶表示装置において、通常動作モード時には、前記ソース配線、ゲート配線及びコモン線に通常のソース信号、ゲート信号及びコモン信号を出力し、自己診断モード時には、前記複数本のソース配線又はゲート配線を順次個別に選択して所定の診断信号を出力するとともに、前記コモン線に現れた信号を検知し、前記診断信号と前記コモン線に現れた信号とを比較することにより、前記液晶表示パネルの対向電極と画素電極、ソース線ないしゲート線との間の短絡を検知する自己診断手段を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記自己診断手段は、前記液晶表示パネルに接続されるプリント基板に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記自己診断手段は、前記額縁部分に載置されているドライバIC内に内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記自己診断手段は、自己診断モード時には全てのゲート線をON状態とし、前記複数のソース配線を順次個別に選択して前記診断信号を出力することにより前記対向電極と前記画素電極との間の短絡を検知するようにされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 前記自己診断手段は、自己診断モード時には全てのゲート線をOFF状態とし、前記複数のソース配線を順次個別に選択して前記診断信号を出力することにより前記対向電極と前記ソース線との間の短絡を検知するようにされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 前記自己診断手段は、自己診断モード時に、前記複数のゲート配線を順次個別に選択して前記診断信号を出力することにより前記対向電極と前記ゲート線との間の短絡を検知するようにされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
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