JP2007032749A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フルタイム4WD車用として、動力の取り出し経路を簡略化する事により、小型・軽量化と伝達効率の向上とを可能にできる構造を実現する。
【解決手段】 第一トロイダル型無段変速ユニット36部分の変速比と、第二トロイダル型無段変速ユニット37部分の変速比とを、互いに独立して調節可能とする。このうち、上記第一トロイダル型無段変速ユニット36を構成する第一出力側ディスク11の軸方向他面と、上記第二トロイダル型無段変速ユニット37を構成する第二入力側ディスク10の軸方向他面とを対向させる。そして、上記第一出力側ディスク11に、前輪を駆動する動力を取り出す為の出力歯車29を設ける。又、上記第二トロイダル型無段変速ユニット37を構成する第二出力側ディスク12に、後輪を駆動する動力を取り出す為の第二プロペラシャフト45を接続する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、常時四輪に駆動力を伝達する四輪駆動車(フルタイム4WD車)用、或は前置エンジン前輪駆動車(FF車)用の変速機として利用するトロイダル型無段変速機の改良に関する。具体的には、動力の取り出し経路を簡略化する事により、小型・軽量化と伝達効率の向上とを可能にするものである。
フルタイム4WD車用、或はFF車用のトロイダル型無段変速機として従来から、特許文献1、2に記載されたものが知られている。図3は、このうちの特許文献1に記載された構造を示している。この従来構造は、フルタイム4WD車の駆動を、センターデフを使用せず、しかも少ない動力損失で行なえる様にする為のもので、1本の入力軸1の両端部に2個の入力側ディスク2a、2bを固定している。又、この入力軸1の周囲に、それぞれが円管状である2本の出力軸3a、3bを、独立して回転自在に支持している。更に、これら両出力軸3a、3bに固定の出力側ディスク4a、4bと上記両入力側ディスク2a、2bとの間に、それぞれ複数個ずつのパワーローラ5a、5bを設けている。そして、上記両出力軸3a、3bの回転力を、1対の伝達軸6a、6bに、互いに独立して取り出し自在としている。
上述した様な構成を有する従来のトロイダル型無段変速機の場合、一方の出力側ディスク4aから一方の伝達軸6aに取り出した回転運動により前輪を、他方の出力側ディスク4bから他方の伝達軸6bに取り出した回転運動により後輪を、それぞれ駆動する事で、四輪駆動車の駆動を行なう。この場合に於いて、進路変更時には、上記各パワーローラ5a、5bを回転自在に支持した各トラニオン7a、7bのうち、一方のトラニオン7a、7aの傾斜角度と、他方のトラニオン7b、7bの傾斜角度とを異ならせる制御を行なう。この様な制御により、進路変更時に於ける前輪と後輪との回転速度差を吸収しつつ、四輪駆動車の駆動を行なえる。
上述の様な特許文献1に記載された従来構造の場合、1対の出力側ディスク4a、4bの回転を前輪駆動用及び後輪駆動用として取り出す為に、何れも歯車伝達機構を使用し、互いに独立した伝達軸6a、6bに取り出す様にしている。歯車伝達機構を多用する事は、歯車同士の噛合部での摩擦損失に基づく効率低下の割合を多くする。又、前輪駆動用と後輪駆動用とに、互いに独立した伝達軸6a、6bを、それぞれ前記入力軸1と平行に設ける事は、構造を複雑にし、四輪駆動車用のトロイダル型無段変速機の大型化、重量増大に結び付く為、好ましくない。特許文献2に記載された従来構造の場合も、同様の問題を有する。
特開平5−157151号公報 特開2001−165266号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、動力の取り出し経路を簡略化する事により、小型・軽量化と伝達効率の向上とを可能にできる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のトロイダル型無段変速機は、1本の入力軸と、第一、第二両入力側ディスクと、第一、第二両出力側ディスクと、第一、第二各パワーローラと、第一、第二両出力手段とを備える。
このうちの入力軸は、一端を動力源に接続された状態で、この動力源により回転駆動される。
又、上記第一、第二両入力側ディスクは、上記入力軸の周囲に、この入力軸の回転に伴って回転駆動される状態に設けられており、それぞれの軸方向片面を断面が円弧形の入力側凹面としている。
又、上記第一、第二両出力側ディスクは、それぞれの軸方向片面を断面が円弧形の出力側凹面としており、この出力側凹面と上記入力側凹面とを対向させた状態で、上記入力軸に対する回転を自在としてこの入力軸の周囲に支持されている。
又、上記第一、第二各パワーローラは、部分球面状凸面であるそれぞれの周面を上記各入力側、出力側両凹面に転がり接触させた状態で、上記第一、第二両入力側ディスクと上記第一、第二両出力側ディスクとの間に、それぞれ複数個ずつ挟持されている。
又、上記第一、第二両出力手段は、上記第一、第二両出力側ディスクの回転運動を互いに独立して取り出す為のものである。
そして、上記動力源側に配置された第一入力側ディスクと第一出力側ディスクと第一パワーローラとで、第一トロイダル型無段変速ユニットを構成している。
又、上記動力源から遠い側に配置された第二入力側ディスクと第二出力側ディスクと第二パワーローラとで、第二トロイダル型無段変速ユニットを構成している。
更に、上記第一トロイダル型無段変速ユニット部分の変速比と、上記第二トロイダル型無段変速ユニット部分の変速比とを、互いに独立して調節可能としている。
特に、本発明のトロイダル型無段変速機に於いては、上記第一出力側ディスクの軸方向他面と上記第二入力側ディスクの軸方向他面とを対向させている。これと共に、この第一出力側ディスクに上記第一出力手段の入力部を設け、上記第二出力側ディスクに上記第二出力手段の入力部を設けている。
上述の様な本発明のトロイダル型無段変速機は、例えば前述の特許文献1に記載された従来構造の場合と同様に、第一、第二両入力側ディスクから第一、第二両出力側ディスクに伝達された回転運動を、互いに独立して取り出す。この為、一方の出力側ディスクから取り出した回転運動により前輪を、他方の出力側ディスクから取り出した回転運動により後輪を、それぞれ駆動する様に構成すれば、第一、第二両トロイダル型無段変速ユニットの変速比を互いに異ならせる制御を行なう事で、進路変更時に於ける前輪と後輪との回転速度差を吸収しつつ、四輪駆動車の駆動を行なえる。
特に、本発明のトロイダル型無段変速機の場合には、動力源から遠い側に配置された上記第二トロイダル型無段変速ユニットを構成する第二出力側ディスクを、入力軸のうちで上記駆動源と反対側端部に配置しているので、この第二出力側ディスクからの動力の取り出し機構を簡単に構成できる。即ち、出力軸或いは伝達軸を、上記入力軸と同心に配置し、この出力軸或いは伝達軸と上記第二出力側ディスクとを係合させれば、この第二出力側ディスクからの動力の取り出しを行なえる。この為、この第二出力側ディスクからの動力の取り出しを行なう為の取り出し機構を簡単に構成して、小型・軽量化と伝達効率の向上とを図れる。
図1〜2は、本発明トロイダル型無段変速機の実施の形態の1例を示している。尚、図1は、本発明のトロイダル型無段変速機を組み込んだ、フルタイム4WD車用駆動系の全体構成を略示しており、図2はこのうちのトロイダル型無段変速機部分の具体的構造を示している。トロイダル型無段変速機部分の基本的構成に就いては、一部を除いて、図1と図2とで同じであるから、同等部分には同一符号を付して、以下の説明を行なう。
本例のトロイダル型無段変速機は、1本の入力軸8と、第一、第二両入力側ディスク9、10と、第一、第二両出力側ディスク11、12と、第一、第二各パワーローラ13、14と、第一、第二両出力手段15、16とを備える。
このうちの入力軸8の一端(図1〜2の左端)は、トルクコンバータ或いは電磁クラッチ等の発進クラッチ17と、遊星歯車機構等の前後進切換機構18とを介して、動力源であるエンジン19のクランクシャフトに接続されている。この構成により上記入力軸8を、上記発進クラッチ17の接続時に伴って、上記前後進切換機構18の切り換え状態に応じた方向に回転駆動自在としている。又、上記入力軸8は、ハウジングの内側に設けた複数の支持壁に対し、それぞれが複列或いは単列のアンギュラ型である、複数の転がり軸受20a〜20eにより、直接又は他の部材を介して、回転のみ自在に(軸方向の変位を阻止した状態で)支持している。
又、上記第一、第二両入力側ディスク9、10は、それぞれの軸方向片面(図1〜2の右側面)を、断面が円弧形のトロイド曲面である入力側凹面としたもので、上記入力軸8の周囲に、この入力軸8の回転に伴って回転駆動される状態に設けられている。この為に本例の場合には、この入力軸8の中間部2個所位置に、第一、第二両カム板21、22を固定している。このうちの前段側(上記エンジン19側)の第一カム板21は、背面(図2の左面)の内径寄り部分を上記入力軸8の中間部外周面に形成した鍔部23に突き当てた状態で、この入力軸8の中間部にスプライン係合させている。そして、互いに対向する上記第一カム板21の前面(図2の右面)に形成した駆動側カム面と、上記第一入力側ディスク9の外側面(図2の左面)に形成した被駆動側カム面との間に複数のローラを挟持して、ローディングカム式の、第一押圧装置24を構成している。
これに対して、後段側(上記エンジン19から遠い側)の第二カム板22は、上記入力軸8の中間部にスプライン係合した状態で、上記各転がり軸受20a〜20eのうちの転がり軸受20cと止め輪25とにより、上記ハウジングの内側に設けた支持壁に対し、軸方向の変位を阻止した状態(スラスト荷重を支承可能な状態)で、回転自在に支持している。そして、互いに対向する上記第二カム板22の前面(図2の右面)に形成した駆動側カム面と、上記第二入力側ディスク10の外側面(図2の左面)に形成した被駆動側カム面との間に複数のローラを挟持して、ローディングカム式の、第二押圧装置26を構成している。
上記第一、第二両入力側ディスク9、10を上記入力軸8の中間部周囲に、ラジアルニードル軸受27a、27bを介して、この入力軸8に対する若干の回転及び軸方向の変位を可能に支持すると共に、これら両入力側ディスク9、10と上記入力軸8との間に上記第一、第二両押圧装置24、26を設けている。そして、この構成により、上記入力軸8の回転に伴って上記両入力側ディスク9、10を、前記第一、第二両出力側ディスク11、12に向け押圧しつつ回転駆動する様に構成している。尚、上記入力軸8と上記第一、第二両入力側ディスク9、10との間に設ける押圧装置は、図2に示す様なローディングカム式のものに限らず、図1に示す様な油圧式の押圧装置24a、26aであっても良い。
又、上記第一、第二両出力側ディスク11、12は、それぞれの軸方向片面(図1〜2の左側面)を、断面が円弧形のトロイド曲面である出力側凹面としたもので、この出力側凹面と上記第一、第二両入力側ディスク9、10の入力側凹面とを対向させた状態で、上記入力軸8の中間部周囲に、この入力軸8に対する回転を自在として支持している。この為に本例の場合には、この入力軸8の中間部外周面と上記第一、第二両出力側ディスク11、12との間にラジアルニードル軸受28a、28bを介して、これら両出力側ディスク11、12を、上記入力軸8に対する回転及び若干の軸方向変位を可能に支持している。
上記第一、第二両出力側ディスク11、12のうち、前段側の第一出力側ディスク11の軸方向他面(図1〜2の右側面)には出力歯車29を、キー30を介して同心に結合している。従って、この出力歯車29は、上記第一出力側ディスク11と、同期して回転する。又、この出力歯車29を、前記各転がり軸受20a〜20eのうちの転がり軸受20bと前記止め輪25とにより、前記ハウジングの内側に設けた支持壁に対し、軸方向の変位を阻止した状態(スラスト荷重を支承可能な状態)で、回転自在に支持している。
これに対して、後段側の第二出力側ディスク12の軸方向他面(図2の右側面)には出力スリーブ31を、キー30aを介して同心に、この第二出力側ディスク12の軸方向他面とこの出力スリーブ31の前面(図2の左側面)とを当接させた状態で、結合している。従って、この出力スリーブ31は、上記第二出力側ディスク12と、同期して回転する。又、この出力スリーブ31を、前記各転がり軸受20a〜20eのうちの転がり軸受20d、20eにより、前記ハウジングの内側に設けた支持壁及び上記入力軸8の後端部(図1〜2の右端部)に対し、軸方向の変位を阻止した状態(スラスト荷重を支承可能な状態)で、回転自在に支持している。即ち、上記出力スリーブ31の背面(図2の右側面)の径方向中間部に形成した支持筒部32の外周面と上記支持壁との間に上記転がり軸受20dを、この支持筒部32の内周面と上記入力軸8の後端部に螺着したローディングナット33の外周面との間に上記転がり軸受20eを、それぞれ上記第二出力側ディスク12に加わるスラスト荷重を支承可能な状態で設けている。
又、前記第一、第二各パワーローラ13、14のうち、各第一パワーローラ13、13は、それぞれ第一トラニオン34、34の内側面に回転自在に支持した状態で、前記第一入力側ディスク9と上記第一出力側ディスク11との間に挟持している。この状態で、部分球面状凸面である、上記各第一パワーローラ13、13の周面を、それぞれ、上記第一入力側ディスク9の入力側凹面及び上記第一出力側ディスク11の出力側凹面とに転がり接触させている。これら第一入力側ディスク9及び第一出力側ディスク11と、上記各第一パワーローラ13、13とが、第一トロイダル型無段変速ユニット36を構成する。
一方、各第二パワーローラ14、14は、それぞれ第二トラニオン35、35の内側面に回転自在に支持した状態で、前記第二入力側ディスク10と上記第二出力側ディスク12との間に挟持している。この状態で、部分球面状凸面である、上記各第二パワーローラ14、14の周面を、それぞれ、上記第二入力側ディスク10の入力側凹面及び上記第二出力側ディスク12の出力側凹面とに転がり接触させている。これら第二入力側ディスク10及び第二出力側ディスク12と、上記各第二パワーローラ14、14とが、第二トロイダル型無段変速ユニット37を構成する。この第二トロイダル型無段変速ユニット37の変速比と、上記第一トロイダル型無段変速ユニット36の変速比とは、互いに独立して調節自在としている。変速比の調節機構に就いては、従来から広く知られている構造と同じである。
又、前記第一、第二両出力手段15、16のうち、前輪を回転駆動する為の第一出力手段15は、前記出力歯車29を含んで構成している。即ち、この出力歯車29の回転を、アイドル歯車38、第一被駆動歯車39、第一プロペラシャフト40を介して、第一デファレンシャルギヤ41に伝達する様にしている。そして、この第一デファレンシャルギヤ41の出力部である1対の第一駆動軸42、42により、フルタイム4WD車の前輪を回転駆動する様に構成している。
一方、上記第一、第二両出力手段15、16のうち、後輪を回転駆動する為の第二出力手段16は、前記出力スリーブ31を含んで構成している。この為に、ハウジングの端部等に、深溝型玉軸受等の転がり軸受43により回転自在に支持した出力軸44の前端部(図2の左端部)と上記出力スリーブ31の背面に形成した前記支持筒部32の先端部(図2の右端部)とを凹凸係合させている。即ち、上記出力軸44の前端部に形成したトルク爪48、48の先端に設けた係止凸部と、上記支持筒部32の先端縁に設けた係止凹部とを、回転方向に関して凹凸係合させ、上記出力スリーブ31から上記出力軸44への動力伝達を可能にしている。更に、この出力軸44の回転は、図示しない自在継手及び第二のプロペラシャフト45を介して、第二デファレンシャルギヤ46に伝達する様にしている。そして、この第二デファレンシャルギヤ46の出力部である1対の第二駆動軸47、47により、フルタイム4WD車の後輪を回転駆動する様に構成している。
上述の図1〜2に示す様な構造を有するトロイダル型無段変速機は、例えば前述の特許文献1に記載された従来構造の場合と同様に、第一、第二両入力側ディスク9、10から第一、第二両出力側ディスク11、12に伝達された回転運動を、互いに独立して取り出す。即ち、この第一出力側ディスク11から前記出力歯車29を含む第一出力手段15により取り出した回転運動により前輪を、上記第二出力側ディスク12から上記出力スリーブ31を含む第二出力手段16により取り出した回転運動により後輪を、それぞれ駆動する。又、前記エンジン19の動力を上記前輪に伝達する為の前記第一トロイダル型無段変速ユニット36の変速比と、同じく後輪に伝達する第二トロイダル型無段変速ユニット37の変速比とは、互いに独立して調節自在である。従って、これら第一、第二両トロイダル型無段変速ユニット36、37の変速比を互いに異ならせる制御を行なう事で、進路変更時に於ける前輪と後輪との回転速度差を吸収しつつ、四輪駆動車の駆動を行なえる。
特に、図示のトロイダル型無段変速機の場合には、動力源である上記エンジン19から遠い側に配置された、上記第二トロイダル型無段変速ユニット37を構成する上記第二出力側ディスク12を、前記入力軸8のうちで上記エンジン19と反対側端部に配置しているので、この第二出力側ディスク12からの動力の取り出し機構を簡単に構成できる。例えば、図示の例では、前記出力軸44を上記入力軸8と同心に配置し、この出力軸44の前端部に設けたトルク爪48、48の先端部と、上記第二出力側ディスク12に結合した出力スリーブ31の支持筒部32の先端縁とを係合させている。この様な構造は、前述の特許文献1、2に記載された従来構造の様な、歯車伝達機構に比べて簡単に構成でき、しかも伝達ロスも殆どない。この為、上記第二出力側ディスク12からの動力の取り出しを行なう為の取り出し機構を簡単に構成すると共に、この機構部分での伝達ロスを低減して、小型・軽量化と伝達効率の向上とを図れる。
本発明の実施の形態の1例を示す略断面図。 同じく要部断面図。 従来構造の1例を示す略断面図。
符号の説明
1 入力軸
2a、2b 入力側ディスク
3a、3b 出力軸
4a、4b 出力側ディスク
5a、5b パワーローラ
6a、6b 伝達軸
7a、7b トラニオン
8 入力軸
9 第一入力側ディスク
10 第二入力側ディスク
11 第一出力側ディスク
12 第二出力側ディスク
13 第一パワーローラ
14 第二パワーローラ
15 第一出力手段
16 第二出力手段
17 発進クラッチ
18 前後進切換機構
19 エンジン
20a〜20e 転がり軸受
21 第一カム板
22 第二カム板
23 鍔部
24、24a 第一押圧装置
25 止め輪
26、26a 第二押圧装置
27a、27b ラジアルニードル軸受
28a、28b ラジアルニードル軸受
29 出力歯車
30、30a キー
31 出力スリーブ
32 支持筒部
33 ローディングナット
34 第一トラニオン
35 第二トラニオン
36 第一トロイダル型無段変速ユニット
37 第二トロイダル型無段変速ユニット
38 アイドル歯車
39 被駆動歯車
40 第一プロペラシャフト
41 第一デファレンシャルギヤ
42 第一駆動軸
43 転がり軸受
44 出力軸
45 第二プロペラシャフト
46 第二デファレンシャルギヤ
47 第二駆動軸
48 トルク爪

Claims (1)

  1. 一端を動力源に接続されてこの動力源により回転駆動される1本の入力軸と、この入力軸の周囲に、この入力軸の回転に伴って回転駆動される状態に設けられ、それぞれの軸方向片面を断面が円弧形の入力側凹面とした、第一、第二両入力側ディスクと、それぞれの軸方向片面を断面が円弧形の出力側凹面とし、この出力側凹面と上記入力側凹面とを対向させた状態で、上記入力軸に対する回転を自在としてこの入力軸の周囲に支持された第一、第二両出力側ディスクと、部分球面状凸面であるそれぞれの周面を上記各入力側、出力側両凹面に転がり接触させた状態で、上記第一、第二両入力側ディスクと上記第一、第二両出力側ディスクとの間にそれぞれ複数個ずつ挟持された第一、第二各パワーローラと、これら第一、第二両出力側ディスクの回転運動を互いに独立して取り出す為の第一、第二両出力手段とを備え、上記動力源側に配置された第一入力側ディスクと第一出力側ディスクと第一パワーローラとで第一トロイダル型無段変速ユニットを構成し、上記動力源から遠い側に配置された第二入力側ディスクと第二出力側ディスクと第二パワーローラとで第二トロイダル型無段変速ユニットを構成し、上記第一トロイダル型無段変速ユニット部分の変速比と、この第二トロイダル型無段変速ユニット部分の変速比とを、互いに独立して調節可能としたトロイダル型無段変速機に於いて、上記第一出力側ディスクの軸方向他面と上記第二入力側ディスクの軸方向他面とを対向させると共に、この第一出力側ディスクに上記第一出力手段の入力部を設け、上記第二出力側ディスクに上記第二出力手段の入力部を設けた事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
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