JP2007032611A - トルク調整ボルト - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の保管スペースを不要にすることができると共に、回転操作用のスペースを減少することができ、クランプする物品の制約を緩和することができるトルク調整クランプボルトを提供する。
【解決手段】ボルト本体12の軸部12bの外周に回転操作つまみ13を回転可能に装着する。回転操作つまみ13の右端面の嵌入穴13cに駆動摩擦板14を収容し雄ねじ部12aに螺合された被動摩擦部材16の被動摩擦係合面16eに対し駆動摩擦板14の駆動摩擦係合面14cを接触させる。前記回転操作つまみ13と、駆動摩擦板14との間にコイルばね18を介在し、駆動摩擦板14を被動摩擦部材16側に付勢する。前記ボルト本体12の軸部12bと回転操作つまみ13の収容孔13fとの間にワンウェイクラッチ21を介在する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば各種の物品をクランプする際に用いられるクランプ装置に適したトルク調整ボルトに関する。
上記クランプ装置は、物品を支持する支持台の上面に物品の片面を位置規制する位置規制部材を設け、この位置規制部材から所定距離離れた位置に、クランプボルトを螺合して水平に支持するクランプボルト支持部材を設け、前記位置規制部材とクランプボルトの先端面との間に物品を介在して、該クランプボルトを螺進方向に回動することにより物品をクランプするようになっている。物品をクランプする力をほぼ一定にすることにより物品の損傷を防止するため、従来、前記クランプボルトの頭部をトルクレンチを用いて回動する方法が採られている。特許文献1には、被締付体としてのボルトの頭部にソケットを装着し、該ソケットにトルク調整機能付締付装置の回転軸を係合して、前記ボルトを回転する構成が開示されている。
一方、トルク制限式回転締付け装置として、特許文献2に開示されたものも提案されている。この締付け装置は、特許文献2の公報の図1に示すようにねじ軸(5)にねじ筒(2)を螺合し、このねじ筒(2)にトルク付加部(1A)を有する本体(1)を嵌合し、前記ねじ筒(2)の外周面と、前記本体(1)の内周面との間に係止爪(12)及びラチェット(23)を介在している。又、本体(1)の内周面に形成された摩擦係合面(13)に対し、前記ねじ筒(2)の外周面に形成された摩擦係合面(21)を接触させ、前記ねじ筒(2)と本体(1)との間に押圧バネ(3)を設けて前記両摩擦係合面(13,21)が互いに圧接されるようになっている。そして、トルク付加部(1A)を回動することにより所定位置に保持されたねじ軸(5)上でねじ筒(2)を螺動し、そのねじ筒(2)の先端面によって物品を適正な締め付け力により締め付けるようになっている。
特開平8−132354号公報 特開2000−27886号公報
ところが、特許文献1に開示されたトルクレンチを用いる方法は、トルクレンチ自体が、ボルトと別体で形成されているため、トルクレンチを保管する専用のスペースが必要であり、ボルトの回動操作も面倒であるという問題があった。又、トルクレンチを回転操作するための大きな操作用スペースも必要であるという問題があった。
一方、特許文献2に開示されたトルク制限式回転締付け装置は、ねじ軸(5)に一体的に装着されているので、別体のトルクレンチを用いる方法に存する問題点を解消することができる。しかしながら、ねじ軸(5)にねじ筒(2)を螺合しているので、ねじ軸(5)自体の先端部により物品をクランプすることができず、クランプする物品の形状及び大きさに制約が生じるという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、専用の保管スペースを不要にすることができると共に、回転操作するための操作用スペースを減少することができ、押圧する物品の制約を緩和することができるトルク調整ボルトを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、雄ねじ部と軸部を備えたボルト本体の前記軸部の外周面又は内周面に相対回転可能に回転操作つまみを装着し、前記回転操作つまみと前記軸部との間に該つまみの回転運動を伝達する回転運動伝達機構を設け、該回転運動伝達機構に対し、前記ボルト本体に作用する締付けトルクが設定値を越えたとき、トルクを遮断するトルク遮断機構を設け、前記回転操作つまみと前記軸部との間に該操作つまみを前記ボルト本体の螺進方向に回転する際に空転を許容し、かつ操作つまみをボルト本体の螺退方向に回転する際に前記軸部を強制回転させるワンウェイクラッチを設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記回転運動伝達機構は、前記回転操作つまみに設けられた駆動摩擦部材と、前記ボルト本体に取り付けられた被動摩擦部材と、前記駆動摩擦部材を被動摩擦部材に圧接するための付勢部材とにより構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記駆動摩擦部材は、回転操作つまみに対し、ボルト本体の軸方向の相対移動可能に、かつ相対回転不能に装着され、前記回転操作つまみと前記駆動摩擦部材との間には付勢部材が介在されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記回転運動伝達機構は、前記締付けトルクの前記設定値を変更するためのトルク変更機構を備えていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記トルク変更機構は、前記ボルト本体の雄ねじ部に螺合された被動摩擦部材と、該被動摩擦部材を任意の螺合位置に位置決めする位置決め部材とによって構成されていることを要旨とする。
請求項1記載の発明によれば、ボルト本体自体に操作つまみを装着し、ボルト本体と操作つまみの間にトルク遮断機構を備えた回転運動伝達機構を設けたので、トルクレンチを用いなくても済み、それを保管する専用のスペースが不要となる。又、回転操作用スペースを減少することができる。さらに、ねじ軸にねじ筒を螺合する構造と比較して、ボルト本体の先端部を押圧しようとする物品の表面に接触させることができ、ボルト本体により押圧する物品の形状や大きさの制約を緩和することができる。
請求項2に記載の発明は、駆動摩擦部材と被動摩擦部材の摩擦係合力によって締付けトルクの遮断を円滑に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、駆動摩擦部材と付勢部材を小スペースに収容することができる。
請求項4に記載の発明は、トルク変更機構により締付けトルクの設定値を変更調整することができる。
請求項5に記載の発明は、トルク変更機構の構成を簡素化することができる。
以下、本発明をクランプ装置に用いられるトルク調整クランプボルトに具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図4に示すように、クランプ装置1は、工作機械によって加工されるワーク等の各種の物品3を支持するテーブル2と、このテーブル2の右端部上面に取り付けられ、かつ物品3を位置規制するための位置規制部材4と、この位置規制部材4から左方向に所定間隔をおいて取り付けられたクランプボルト支持部材5と、該ボルト支持部材5に形成された雌ねじ5aに螺合された手動式のトルク調整クランプボルト11とによって構成されている。そこで、このトルク調整クランプボルト11について以下に説明する。
図1に示すように、トルク調整クランプボルト11を構成するクランプボルト本体12は、右ねじの雄ねじ部12a、軸部12b及びフランジ部12cとにより構成され、前記軸部12bの外周面には、回転操作つまみ13が相対回転可能に装着されている。前記ボルト本体12の軸部12bは、回転操作つまみ13の挿入孔13aに嵌入され、フランジ部12cは、前記回転操作つまみ13の左端寄りの位置規制面13bに接触され、ボルト本体12が図1において回転操作つまみ13の右方向に抜け出るのを規制している。前記回転操作つまみ13の右端面には嵌入穴13cが形成され、この嵌入穴13cには、駆動摩擦部材としての駆動摩擦板14がボルト本体12の軸線方向の往復動可能に収容されている。前記回転操作つまみ13の嵌入穴13cの底面には係止孔13dが形成され、この係止孔13dと対応するように、前記駆動摩擦板14には挿入孔14aが形成され、この挿入孔14aに対し係止孔13dに挿入係止された回り止めピン15を軸方向の往復動可能に挿入することにより前記回転操作つまみ13と駆動摩擦板14が同期回転するようにしている。
前記ボルト本体12の雄ねじ部12aには、図3に示す被動摩擦部材16の雌ねじ16aが螺合されている。この被動摩擦部材16にはその外周面から前記雌ねじ16aに至るスリット16bが形成され、このスリット16bと対応して、位置決め部材としてのロックボルト17を挿入する挿入孔16cが形成され、この挿入孔16cと対応して、被動摩擦部材16には前記ロックボルト17を螺合する雌ねじ16dが形成されている。そして、前記ロックボルト17を六角レンチにより螺進方向に回転することにより被動摩擦部材16をクランプボルト本体12の雄ねじ部12a上の任意の位置にロックするようにしている。
前記回転操作つまみ13の嵌入穴13cには、収容穴13eが複数箇所(例えば六箇所:図1に一箇所のみ図示)に形成され、これらの収容穴13eには付勢部材としてのコイルばね18が収容され、各コイルばね18は、前記駆動摩擦板14に形成した係止凹部14bに係止されている。そして、各コイルばね18によって、駆動摩擦板14の右端面の駆動摩擦係合面14cを、前記被動摩擦部材16の左端面の被動摩擦係合面16eに押圧接触するようになっている。
この実施形態では、前記駆動摩擦板14、被動摩擦部材16及びコイルばね18により操作つまみ13の回転運動をクランプボルト本体12に伝達するためのトルク遮断機構を備えた回転運動伝達機構が構成されている。又、この実施形態では、雄ねじ部12aに螺合された前記被動摩擦部材16及び該被動摩擦部材16を任意の螺合位置にロックするロックボルト17によって、前記駆動摩擦係合面14cと被動摩擦係合面16eとの摩擦係合力、つまりボルト本体12による物品3の締付けトルクの設定値を変更調整するトルク変更機構が構成されている。
前記軸部12bの外周面と前記回転操作つまみ13の収容孔13fの内周面との間には、ワンウェイクラッチ21が介在されている。このワンウェイクラッチ21は図2に示すように、回転操作つまみ13の収容孔13fに嵌入固定されたボールホルダ22と、このボールホルダ22の内周面に複数箇所(例えば6箇所)に形成された収容凹所22aに収容されたボール23と、このボール23を軸部12bの外周面に付勢するコイルばね24と、そのばね24のホルダ25とによって構成されている。そして、前記回転操作つまみ13が図2の時計回り方向に回転される際には、前記ボール23の動力伝達機能が失われて回転操作つまみ13と軸部12bとの相対回動が許容され、操作つまみ13が反時計回り方向に回転される際には、前記ボール23の動力伝達機能により回転操作つまみ13が軸部12bと一体に回転される。
図1に示すように、前記回転操作つまみ13の位置規制面13bから左方向に所定距離だけ離隔した取付面13gには蓋板26が接触され、この蓋板26と取付面13gは、該取付面13gに形成した環状溝13hに収容されたシールリング27によってシールされている。前記蓋板26は回転操作つまみ13に形成した環状溝13iに係止したC型クリップ28によって位置規制されている。前記ボルト本体12の軸部12bの外周面には環状溝12dが形成され、この環状溝12dに収容されたシールリング29を前記回転操作つまみ13の挿入孔13aの内周面に接触している。
前記ボルト本体12の雄ねじ部12aの外周面には、例えばスパナ等を係合するための平行な平面部12eが二箇所(一箇所のみ図示)に形成されている。回転操作つまみ13の外周面には滑り止め用のローレット13jが形成されている。
次に、前記のように構成されたトルク調整クランプボルト11について、その動作を説明する。
図4において、テーブル2の上面に支持された物品3を位置規制部材4とボルト本体12の先端面との間で挟着した状態で、回転操作つまみ13を手で把持し、該回転操作つまみ13をボルト本体12を中心に図2及び図4において時計回り方向に回転すると、回転操作つまみ13の回転運動がコイルばね18によって被動摩擦部材16側に付勢された駆動摩擦板14の駆動摩擦係合面14cと、被動摩擦部材16の被動摩擦係合面16eとの摩擦係合力によって、ボルト本体12が時計回り方向に回転される。そして、ボルト本体12の先端面によって、物品3が位置規制部材4側に押圧され、物品3は所定の位置にクランプされる。この回転操作つまみ13の回転運動が継続して行われ、ボルト本体12に作用する締付けトルクが増大して設定値に達すると、回転操作つまみ13が駆動摩擦板14及びピン15とともに空回転される。従って、ボルト本体12による物品3の過大な締付力が作用するのを防止することができる。
物品3のクランプ状態を解除するには、前記回転操作つまみ13を図2において反時計回り方向に回動すればよい。この場合には、回転操作つまみ13の回転運動がワンウェイクラッチ21を介してボルト本体12の軸部12bに作用するので、ボルト本体12は反時計回り方向に強制的に回転され、物品3のクランプが解除される。
上記実施形態のトルク調整クランプボルト11によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ボルト本体12の軸部12bに対し、回転操作つまみ13を装着し、回転操作つまみ13に駆動摩擦板14を設け、ボルト本体12の雄ねじ部12aに被動摩擦部材16を螺合し、回転操作つまみ13と駆動摩擦板14の間にコイルばね18を介在した。このため、ボルト本体12を回転操作つまみ13によって直接回転することができ、物品3をトルク調整クランプボルト11によって適正にクランプすることができる。又、トルクレンチを用いなくても済み、それを保管する専用のスペースが不要となるとともに、回転操作用のスペースを減少することができる。さらに、ねじ軸にねじ筒を螺合する背景の技術で述べた構造と比較して、ボルト本体12の先端部をクランプしようとする物品3の表面に接触させることができ、クランプする物品3の形状や大きさの制約を緩和することができる。
(2)上記実施形態では、前記ボルト本体12の雄ねじ部12aに対し、被動摩擦部材16を螺合すると共に、該被動摩擦部材16に対しスリット16bを形成し、ロックボルト17を挿入孔16cから雌ねじ16dに螺合することにより被動摩擦部材16を雄ねじ部12a上の任意の位置に螺動してロックするようにした。このため、コイルばね18による駆動摩擦板14の駆動摩擦係合面14cと被動摩擦部材16の被動摩擦係合面16eとの摩擦係合力、つまり物品3の締付けトルクの設定値を調整することができる。
(3)上記実施形態では、ボルト本体12の雄ねじ部12aの外表面に平面部12eを形成した。このため、前記平面部12eにスパナ等を係合してボルト本体12を回転しない状態に保持し、前記ロックボルト17を緩めて被動摩擦部材16を雄ねじ部12a上で容易に螺動することができ、物品3の締め付けトルクの設定値の変更調整を迅速に行うことができる。
(4)上記実施形態では、前記回転操作つまみ13の取付面13gに対しシールリング27を介して蓋板26を取り付けると共に、前記軸部12bの外周面と挿入孔13aの内周面との間にシールリング29を介在させた。このため、回転操作つまみ13内に収容されたワンウェイクラッチ21を水分や塵埃等から保護することができ、ワンウェイクラッチ21の耐久性を向上することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。前記実施形態と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付して説明を簡略あるいは省略する。
・ 図5及び図6に示すように、前記ワンウェイクラッチ21の構成を変更してもよい。このワンウェイクラッチ21は、前記回転操作つまみ13の内部に前記フランジ部12cと対応して凹部13kを形成すると共に、この凹部13kの内部にクラッチ爪31を軸32により回動可能に支持し、このクラッチ爪31の先端の斜面31aを、前記フランジ部12cの外周面12fに接触させる。又、クラッチ爪31と凹部13kの内側面との間に前記クラッチ爪31を図6において軸32を中心に反時計回り方向に付勢して斜面31aを外周面12fに押圧する付勢部材としてのコイルばね33を介在する。
上記の実施形態においては、前記回転操作つまみ13が図6において、時計回り方向に回転された場合には、コイルばね33の付勢力に抗してクラッチ爪31が軸32を中心に時計回り方向に回動されるので、回転操作つまみ13とボルト本体12の相対回転が許容される。反対に、回転操作つまみ13が反時計回り方向に回転された場合には、前記クラッチ爪31の斜面31aがボルト本体12の外周面12fに押圧されて前記回転操作つまみ13によってボルト本体12が強制的に回転される。
この別例においては、ワンウェイクラッチ21の構造を簡素化することができ、部品点数を低減して、製造及び組み付け作業を容易に行い、コストを低減することができる。
・ 図7に示す別例は、前記ボルト本体12のフランジ部12cを操作つまみ13の外部に移動し、該フランジ部12cと回転操作つまみ13の左端面との間にコイルばね18を介在すると共に、前記フランジ部12c及びコイルばね18を遮蔽するカバー34を装着したものである。
この別例においては、コイルばね18及びワンウェイクラッチ21をカバー34によって遮蔽することができるので、コイルばね18及びワンウェイクラッチ21の耐久性を向上することができる。
・ 図8に示すように、前記ボルト本体12の基端部に大径の筒状軸部12gを形成すると共に、回転操作つまみ35に連結した軸部36の先端部に駆動摩擦板37を連結する。この駆動摩擦板37の駆動摩擦面37aを前記筒状軸部12gの嵌入穴12hの内底面の被動摩擦面12iに接触させ、前記筒状軸部12gの開口側の外周面に蓋38を螺合する。この蓋38の中心孔と、前記軸部36の外周面との間にワンウェイクラッチ21を介在する。
この別例においては、操作つまみ35を回動操作すると、軸部36及び駆動摩擦板37を介して、回転運動がボルト本体12に伝達される。
この別例では、ボルト本体12の筒状軸部12gの内底面を被動摩擦面12iとしているので、部品点数を低減することができる。
・ 図示しないが、前記ワンウェイクラッチ21の構成を、ラチエットと、ラチエット爪を用いた構成に変更してもよい。
・ 図示しないが、トルク遮断機構を備えた回転運動伝達機構として、例えば回転操作つまみ13の回転運動をボールプランジヤー機構によってボルト本体12に伝達するようにしたり、その他の任意の回転運動伝達機構に変更したりしてもよい。
・ 図示しないが、前記被動摩擦部材16をナットにより形成し、ボルト本体12の雄ねじ部12aに前記ナットを所定位置にロックするための位置決め部材としてのロックナットを螺合してもよい。
・ 図示しないがクランプボルト本体12の雄ねじ部12aを左ねじとしてもよい。この場合にはワンウェイクラッチ21の機能を右ねじの場合と逆にする。
・ クランプ装置以外の例えば物品に所定の押圧力を付与して品質を検査する検査装置や、物品を変形させる成形装置等の各種の装置のトルク調整ボルトとして具体化してもよい。
この発明をクランプ装置のトルク調整クランプボルトに具体化した一実施形態を示す中央部縦断面図。 トルク調整クランプボルトのワンウェイクラッチを示す拡大横断面図。 トルク調整クランプボルトの分解斜視図。 トルク調整クランプボルトを用いたクランプ装置を示す正面図。 この発明の別例を示すトルク調整クランプボルトの中央部縦断面図。 図5に示すトルク調整クランプボルトのワンウェイクラッチを示す正面図。 この発明の別例を示すトルク調整クランプボルトの中央部縦断面図。 この発明の別例を示すトルク調整クランプボルトの中央部縦断面図。
符号の説明
12…ボルト本体としてのクランプボルト本体、12a…雄ねじ部、12b…軸部、12f…外周面、14…駆動摩擦部材としての駆動摩擦板、16…被動摩擦部材、18…付勢部材としてのコイルばね、21…ワンウェイクラッチ。

Claims (5)

  1. 雄ねじ部と軸部を備えたボルト本体の前記軸部の外周面又は内周面に相対回転可能に回転操作つまみを装着し、前記回転操作つまみと前記軸部との間に該つまみの回転運動を伝達する回転運動伝達機構を設け、該回転運動伝達機構に対し、前記ボルト本体に作用する締付けトルクが設定値を越えたとき、トルクを遮断するトルク遮断機構を設け、前記回転操作つまみと前記軸部との間に該操作つまみを前記ボルト本体の螺進方向に回転する際に空転を許容し、かつ操作つまみをボルト本体の螺退方向に回転する際に前記軸部を強制回転させるワンウェイクラッチを設けたトルク調整ボルト。
  2. 請求項1において、前記回転運動伝達機構は、前記回転操作つまみに設けられた駆動摩擦部材と、前記ボルト本体に取り付けられた被動摩擦部材と、前記駆動摩擦部材を被動摩擦部材に圧接するための付勢部材とにより構成されているトルク調整ボルト。
  3. 請求項2において、前記駆動摩擦部材は、回転操作つまみに対し、ボルト本体の軸方向の相対移動可能に、かつ相対回転不能に装着され、前記回転操作つまみと前記駆動摩擦部材との間には付勢部材が介在されているトルク調整ボルト。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記回転運動伝達機構は、前記締付けトルクの前記設定値を変更するためのトルク変更機構を備えているトルク調整ボルト。
  5. 請求項4において、前記トルク変更機構は、前記ボルト本体の雄ねじ部に螺合された被動摩擦部材と、該被動摩擦部材を任意の螺合位置に位置決めする位置決め部材とによって構成されているトルク調整ボルト。
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