JP2007032603A - チェーンテンショナ - Google Patents

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聡 北野
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Abstract

【課題】ねじ係合部での摩擦抵抗によるダンパ作用のみでチェーンの張力を一定に保持することができるようにしたチェーンテンショナを提供することである。
【解決手段】雌ねじ17にスクリュロッド18の外周に形成された鋸歯状雄ねじ19をねじ係合する。プランジャ14とスクリュロッド18との間にリターンスプリング20を組込んでそのプランジャ14とスクリュロッド18を伸長する方向に付勢する。プランジャ14の内周又はスクリュロッド18の外周に雌ねじ17又は雄ねじ19を周方向に分断する軸方向の溝25を形成し、チェーンからチェーンガイドを介してプランジャ14に押し込み力が負荷されたとき、雌ねじ17と雄ねじ19のねじ係合部間に介在する潤滑用のオイルを溝25内に押し出すようにしてねじ係合部に油膜が形成されるのを防止し、雌ねじ17と雄ねじ19の接触部の摩擦抵抗によるダンパ作用によりチェーンの張力を一定に保つようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、カムシャフト駆動用のチェーンやタイミングベルトの張力を一定に保つチェーンテンショナに関するものである。
一般に、タイミングベルトやタイミングチェーン(以下、総称してチェーンという)によってクランクシャフトの回転をカムシャフトに伝達するようにしたカムシャフト駆動用のチェーン伝動装置においては、チェーンの弛み側に揺動可能なチェーンガイドを接触し、そのチェーンガイドにチェーンテンショナの調整力を付与してチェーンの張力を一定に保つようにしている。
上記チェーンテンショナとして、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。そのチェーンテンショナにおいては、ハウジングに形成されたシリンダ室内に、後端が開口し、先端が閉塞する筒状のプランジャと、そのプランジャに外方向への突出性を付与するリターンスプリングとを組込み、上記プランジャの後端部内周に形成された鋸歯状の雌ねじにスクリュロッドの外周に形成された鋸歯状の雄ねじをねじ係合し、そのプランジャとスクリュロッドとの間にスプリングを組込んで、プランジャとスクリュロッドを伸長する方向に付勢している。
また、ハウジングには、プランジャの背部に形成された圧力室に連通する給油通路を設け、その給油通路のオイル出口部にチェックバルブを設け、上記給油通路から圧力室内に送り込まれるエンジンオイルによってプランジャの雌ねじとスクリュロッドの雄ねじのねじ係合部を潤滑するようにしている。
上記の構成から成るチェーンテンショナにおいては、カムシャフトの負荷の変動によりチェーンが振動し、そのチェーンに弛みが生じた場合に、リターンスプリングの押圧によりプランジャを前進させ、チェーンガイドをチェーンに押し付けてチェーンの弛みを吸収するようにしている。
一方、チェーンが緊張し、そのチェーンからチェーンガイドを介してプランジャに押し込み力が負荷されたとき、圧力室内に封入されたオイルの油圧ダンパ作用と、雌ねじと雄ねじの圧力側フランクの接触部に作用する摩擦抵抗とによって上記押し込み力を緩衝するようにしている。そして、上記押し込み力がリターンスプリングのばね力より強い場合、圧力室内のオイルをシリンダ室とプランジャの摺動面間からリークさせると共に、ねじ係合部の圧力側フランクの接触部で滑りを生じさせて、リターンスプリングと押し込み力とが釣り合う位置までプランジャを回転させつつ後退動させるようにしている。
特開2000−179632号公報
ところで、上記従来のチェーンテンショナにおいては、オイルポンプを利用してエンジンオイルを給油通路に送り込む必要があるため、上記オイルポンプとして容量の大きい大型のものが必要となり、しかも、そのオイルポンプの吐出口と給油通路とを連通させる通路を設ける必要があるため、コストが高くなるという不都合がある。
また、雌ねじと雄ねじのねじ係合部では潤滑用オイルの排除効果が乏しいため、プランジャに押し込み力が負荷された場合に、雌ねじと雄ねじの圧力側フランク間に油膜が形成される場合があり、上記油膜が形成されると、圧力側フランクの摩擦抵抗力が小さくなるため、圧力側フランクにおいて滑りが生じ、プランジャが回転しつつ後退してチェーンの張力を一定に保持することができなくなる。
ここで、近年では、摩擦低減と摺動部の直接接触を減らす目的で有機モリブデン入りのオイル(以下、FMオイルという)が使用されるようにきている。そのようなFMオイルを使うことにより、摺動部に摩擦係数の非常に低い反応膜が生成され、各部の摺動抵抗が減少するため、自動車の燃費向上に効果を挙げることができる。
なお、FMオイルに混入される有機モリブデンの代表的なものとして、モリブデンジチオカーバメイト(MoDTC)やモリブデンジチオフォスフェート(MoDTP)があり、これらは、摩擦面に二硫化モリブデン(MoS2)を含む反応膜を生成し、摩擦係数を低下させることが知られている。
上記のようなFMオイルがエンジンオイルとして使用され、そのFMオイルが従来のチェーンテンショナに供給されると、プランジャの雌ねじとスクリュロッドの雄ねじの接触部に摩擦係数のきわめて低い反応膜が形成されるため、ねじ係合部での摩擦抵抗によるダンパ効果を発揮させることができなくなる。
実開昭64−41755号公報に記載されたオートテンショナのように、プランジャの内周に形成された鋸歯状の雌ねじにスクリュロッドの外周に形成された鋸歯状の雄ねじをねじ係合し、その雌ねじと雄ねじのねじ係合部での摩擦抵抗によるダンパ作用によってチェーンの張力を一定に保つようにすると、オイルポンプを不要とすることができると共に、通路を形成する必要もなくなるため、コストの低減を図ることができるものの、特許文献1に記載されたチェーンテンショナと同様に、ねじ係合部での潤滑用オイルの排除効果が乏しいため、ねじ係合部に油膜が形成されるおそれがあり、ダンパ作用を確実に発揮させるうえにおいて改善すべき点が残されている。
この発明の課題は、ねじ係合部において摩擦抵抗によるダンパ作用を確実に発揮させることができるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、ハウジングに形成されたシリンダ室内に後端が開口する筒状のプランジャをスライド自在に挿入し、そのプランジャの後端部内周に形成された雌ねじにスクリュロッドの外周に形成された雄ねじをねじ係合し、そのスクリュロッドとプランジャとの間に、スクリュロッドとプランジャとを伸長する方向に付勢するリターンスプリングを組込み、前記雌ねじと雄ねじを、プランジャに負荷される押し込み力を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状とし、その鋸歯状ねじのねじ係合部をオイルによって潤滑するようにしたチェーンテンショナにおいて、前記プランジャの後端部内周とスクリュロッドの外周における少なくとも一方に、雌ねじまたは雄ねじを周方向に分断する軸方向の溝を形成した構成を採用したのである。
上記の構成から成るチェーンテンショナにおいては、チェーンからチェーンガイドを介してプランジャに押し込み力が負荷されると、プランジャに形成された雌ねじとスクリュロッドに形成された雄ねじの圧力側フランクが互に接触し、その接触部間に介在する潤滑用のオイルは軸方向の溝に押し出されることになる。
このため、雌ねじと雄ねじの圧力側フランク間に油膜が形成されることはなく、互に接触する圧力側フランク間の摩擦抵抗によるダンパ作用によってチェーンの張力を一定に保持することができる。
このため、オイルポンプによってシリンダ室内にエンジンオイルを送り込む必要がないため、オイルポンプを大型化する必要がなく、また、エンジンに通路を設ける必要もないため、コストの低減を図ることができる。
ここで、ハウジングの外周上部に、エンジンルーム内の飛沫オイルをシリンダ室内に導く導入口を形成すると、エンジンルーム内のオイルの飛沫が導入口からシリンダ内に流入するため、飛沫オイルで雌ねじと雄ねじのねじ係合部およびシリンダ室とプランジャの摺動部を潤滑することができる。
この発明に係るチェーンテンショナは、上記のように、プランジャの雌ねじとスクリュロッドの雄ねじのねじ係合部での摩擦抵抗によるダンパ作用によってチェーンの張力を一定に保つため、雌ねじと雄ねじのねじ係合部で摩耗が生じると、長期にわたって安定した摩擦力を得ることができなくなる。その摩擦力の低下を抑制するため、ここでは、雌ねじと雄ねじを浸炭焼入れ焼き戻し等の熱処理を行ない、あるいはショットピーニングによって微細な凹凸を形成している。また、雌ねじと雄ねじの表面にダイヤモンドライクカーボン被膜を形成して硬度を高めるようにしている。
ここで、雌ねじと雄ねじの表面にダイヤモンドライクカーボン被膜を形成すると、エンジンオイルにFMオイルが採用され、そのFMオイルによって雌ねじと雄ねじのねじ係合部が潤滑されたとしても、上記ダイヤモンドライクカーボン被膜によって摩擦係数のきわめて低い反応膜が生成されるのを防止することができる。このため、雌ねじと雄ねじの圧力側フランクによってプランジャに負荷される押し込みを確実に受けることができ、良好なダンパ効果を長期にわたって維持することができる。
この発明に係るチェーンテンショナにおいて、シリンダ室の閉塞端部にシート部材を組込み、そのシート部材にスクリュロッドの後端面外周部に形成されたテーパ面を支持するテーパ状のシート面を形成すると、スクリュロッドの衝突によるハウジング閉塞端の破損防止に効果を挙げることができる。
また、プランジャを、円筒状の胴体と、その胴体に圧入されるキャップ状のパッドとで形成すると、プランジャを簡単に形成することができる。
上記のように、プランジャの後端部内周とスクリュロッドの外周における少なくとも一方に雌ねじ又は雄ねじを周方向に分断する軸方向の溝を形成したことにより、チェーンからチェーンガイドを介してプランジャに押し込み力が負荷されたとき、雌ねじと雄ねじのねじ係合部に介在する潤滑用のオイルを軸方向の溝内に押し出すことができる。このため、雌ねじと雄ねじの圧力側フランク間に油膜が形成されることはなく、互に接触する圧力側フランクの接触部での摩擦抵抗によるダンパ作用によってチェーンの張力を一定に保つことができる。
このように、圧力側フランクの摩擦抵抗によってチェーンの張力を一定に保つため、シリンダ室内にエンジンオイルを送り込む必要がなくなり、オイルポンプを大型化する必要がなく、また、エンジンに通路を設ける必要もないため、コストの低減を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はカムシャフト駆動用チェーンの張力調整装置を示し、クランクシャフト1の端部に取付けられたスプロケット2とカムシャフト3の端部に取付けられたスプロケット4間にチェーン5をかけ渡し、そのチェーン5の弛み側チェーンにチェーンガイド6を接し、そのチェーンガイド6にチェーンテンショナ10の調整力を負荷してチェーンガイド6をチェーン5に押し付けており、上記チェーンガイド6は軸7を中心にして揺動自在とされている。
図2に示すように、チェーンテンショナ10は、ハウジング11を有し、そのハウジング11の外周にエンジンブロックにボルト止めされる取付片12が設けられている。
また、ハウジング11には一端が開口するシリンダ室13が形成され、そのシリンダ室13内にプランジャ14がスライド自在に挿入されている。
プランジャ14は、両端が開口する円筒状の胴体15と、その胴体15の先端開口に圧入されて胴体15と一体化されたキャップ状のパッド16とから成り、上記胴体15の後端部内周には雌ねじ17が形成されている。
雌ねじ17にはスクリュロッド18の外周に形成された雄ねじ19がねじ係合している。スクリュロッド18は先端が開口し、後端が閉塞する筒状をなし、そのスクリュロッド18とプランジャ14との間にリターンスプリング20と、スプリングシート21とが組込まれ、上記リターンスプリング20によってスプリングシート21の先端の球面22がパッド16の内面に押し付けられていると共に、プランジャ14とスクリュロッド18が伸長する方向に付勢されている。
プランジャ14の雌ねじ17とスクリュロッド18の雄ねじ19は、プランジャ14に負荷される押し込み力を受ける圧力側フランク23のフランク角が遊び側フランク24のフランク角より大きい鋸歯状とされ、その鋸歯状ねじにリターンスプリング20の押圧によって回転しつつ軸方向に移動するリード角が設けられている。
図2および図3に示すように、プランジャ14の後端部内周には雌ねじ17を周方向に分断する軸方向の溝25が形成されている。図4に示すように、溝25の深さは雌ねじ17のねじ山の高さより深くなっている。溝25の数は任意であり、実施の形態では複数の溝25を周方向に等間隔に形成している。
上記の軸方向の溝25は、スクリュロッド18の外周に形成してもよく、また、スクリュロッド18の外周とプランジャ14の内周の双方に形成してもよい。
ハウジング11の外周上部には、エンジンルームのエンジンオイルの飛沫をシリンダ室13内に導く導入口26が形成され、その導入口26からシリンダ室13内に侵入する飛沫オイルによってシリンダ室13とプランジャ14の摺動部および雌ねじ17と雄ねじ19のねじ係合部が潤滑されるようになっている。
また、ハウジング11におけるシリンダ室13の閉塞端部にはシート部材27が組込まれ、そのシート部材27のスクリュロッド18と対向する片面の中央にはテーパ状のシート面28が形成され、そのシート面28にスクリュロッド18の後端面外周部に設けられたテーパ面29が接触している。
図1に示すように、プランジャ14のパッド16をチェーンガイド6に当接させたチェーンテンショナ10の組付け状態において、カムシャフト3の負荷の変動によりチェーン5が振動し、そのチェーン5に弛みが生じると、リターンスプリング20の押圧によりプランジャ14が回転しつつ外方に移動し、チェーンガイド6がチェーン5に押し付けられ、チェーン5の弛みが吸収される。
一方、チェーン5が緊張すると、そのチェーン5からチェーンガイド6を介してプランジャ14に押し込み力が負荷される。このとき、プランジャ14の雌ねじ17とスクリュロッド18の雄ねじ19の圧力側フランク23が互に接触する方向に移動し、その接触部間に介在する潤滑用オイルは軸方向の溝25に押し出される。
このため、圧力側フランク23間に油膜が形成されることはなく、その圧力側フランク23は互に接触し、その接触部の摩擦抵抗によってプランジャ14に負荷される押し込み力が受けられる。
上記押し込み力がリターンスプリング20のばね力より大きい場合、互に接触する圧力側フランク23の接触部で滑りが生じ、プランジャ14はリターンスプリング20のばね力と押し込み力とが釣り合う位置までゆっくりと回転しつつ後退動する。
このように、プランジャ14に押し込み力が負荷されると、雌ねじ17と雄ねじ19のねじ係合部に介在する潤滑用オイルは軸方向の溝25に押し出されるため、圧力側フランク23は互に接触することになり、その接触部の摩擦抵抗によるダンパ作用によってチェーンの張力を一定に保持することができる。
ここで、雌ねじ17と雄ねじ19の互に接触する圧力側フランク23が摩耗すると、摩擦抵抗が小さくなり、ダンパ効果が悪くなる。そのダンパ効果の低下を抑制するため、雌ねじ17と雄ねじ19の硬度を高めるのが好ましい。
雌ねじ17と雄ねじ19の硬度を高める方法として、浸炭焼入れ焼戻し等の熱処理を行なう方法、ショットピーニングによって微細な凹凸を形成する方法、雌ねじ17と雄ねじ19の表面にダイヤモンドライクカーボン被膜(DLC被膜)を形成する方法が存在する。
これらの硬化処理方法のうち、ダイヤモンドライクカーボン被膜を形成する方法を採用した場合には、エンジンオイルにFMオイルが採用され、導入口26からシリンダ室13内に侵入するFMオイルによって雌ねじ17と雄ねじ19のねじ係合部が潤滑されたとしても、上記ダイヤモンドライクカーボン被膜によって雌ねじ17と雄ねじ19の表面に二硫化モリブデンを含む摩擦係数のきわめて低い反応膜が生成されるのを防止することができる。
このため、プランジャ14に負荷される押し込み力を雌ねじ17と雄ねじ19のねじ係合部によって確実に受けることができ、良好なダンパ効果を長期にわたって維持することができる。
図2に示すように、プランジャ14を胴体15とパッド16の2部品で形成することにより、各部品の加工が容易であり、プランジャ14を簡単に形成することができる。
この発明に係るチェーンテンショナを用いたチェーンの張力調整装置の概略図 図1に示すチェーンテンショナの縦断正面図 図2のIII−III線に沿った断面図 プランジャとスクリュロッドのねじ係合部を示す拡大断面図
符号の説明
11 ハウジング
13 シリンダ室
14 プランジャ
15 胴体
16 パッド
17 雌ねじ
18 スクリュロッド
19 雄ねじ
20 リターンスプリング
23 圧力側フランク
24 遊び側フランク
25 溝
26 導入口
27 シート部材
28 シート面
29 テーパ面

Claims (6)

  1. ハウジングに形成されたシリンダ室内に後端が開口する筒状のプランジャをスライド自在に挿入し、そのプランジャの後端部内周に形成された雌ねじにスクリュロッドの外周に形成された雄ねじをねじ係合し、そのスクリュロッドとプランジャとの間に、スクリュロッドとプランジャとを伸長する方向に付勢するリターンスプリングを組込み、前記雌ねじと雄ねじを、プランジャに負荷される押し込み力を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状とし、その鋸歯状ねじのねじ係合部をオイルによって潤滑するようにしたチェーンテンショナにおいて、前記プランジャの後端部内周とスクリュロッドの外周における少なくとも一方に、雌ねじまたは雄ねじを周方向に分断する軸方向の溝を形成したことを特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 前記ハウジングの外周上部に、エンジンルーム内の飛沫オイルをシリンダ室内に導く導入口を形成した請求項1に記載のチェーンテンショナ。
  3. 前記プランジャの雌ねじとスクリュロッドの雄ねじにおける少なくとも一方にショットピーニングを施して凹凸を形成した請求項1又は2に記載のチェーンテンショナ。
  4. 前記プランジャの雌ねじとスクリュロッドの雄ねじにおける少なくとも一方にダイヤモンドライクカーボン被膜を形成した請求項1乃至3のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  5. 前記シリンダ室の閉塞端部にシート部材を組込み、そのシート部材に前記スクリュロッドの後端面外周部に形成されたテーパ面を支持するテーパ状のシート面を形成した請求項1乃至4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  6. 前記プランジャが、円筒状の胴体と、その胴体の先端部に圧入されたキャップ状のパッドとから成る請求項1乃至5のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
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