JP2007032321A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 エンジンECUは、エンジン始動時に(S200にてYES)、積分項Qiおよび学習積分項Qi(0)を初期化するステップ(S210)と、アイドル状態であると(S230にてYES)、積分項Qiを学習して(S240)、目標燃圧に収束すると(S250にてYES)、収束時の積分項Qiを学習積分項Qi(0)として記憶するステップ(S260)と、通常制御された後にアイドル状態に入ると(S290にてYES)、積分項Qiを学習積分項Qi(0)に変更するステップ(S310)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図6
Description
Q=Qp+Qi+F … (1)
ここで、Qp項はPIフィードバック制御における比例項であって、Qi項はPIフィードバック制御における積分項であって、F項は要求噴射量を表わす。
F=f(負荷、増量、DI比率r) … (2)
により算出される。
ここで、K(1)は係数、Pは検知された実際の燃圧、P(0)は目標燃圧である。式(3)から分かるように、実際の燃圧Pが目標燃圧P(0)よりも小さい値であって両者の差(「P(0)−P」)(>0である)が大きい値になるほど、比例項Qp(>0)は大きい値になり、高圧燃料ポンプ1200の燃料吐出量を多くする側へと変化させる。逆に、実際の燃圧Pが目標燃圧P(0)よりも大きい値になり両者の差(「P(0)−P」)(<0である)が小さい値になるほど、比例項Qp(<0)は小さい値になり、高圧燃料ポンプ1200の燃料吐出量を少なくする側へと変化させる。
ここで、K(2)は係数、Pは実際の燃圧、P(0)は目標燃圧である。式(4)から分かるように、実際の燃圧Pが目標燃圧P(0)よりも小さい値である間は、両者の差(「P(0)−P」)(>0である)に対応した値が所定周期毎に積分項Qiに加算される。その結果、積分項Qiは、徐々に大きい値へと更新され、高圧燃料ポンプ1200の要求吐出量Qを多くする側へ変化させる。逆に燃圧Pが目標燃圧P(0)よりも大きい値である間は、両者の差(「P(0)−P」)(<0である)に対応した値が所定周期毎に積分項Qiから減算される。その結果、積分項Qiは、徐々に小さい値に更新され、高圧燃料ポンプの要求吐出量Qを少なくする側へ変化させる。
エンジン10が始動されたことを検知すると(S200にてYES)、積分項Qiおよび学習積分項Q(i)が初期化される(S210)。
エンジン10が始動され(S200にてYES)、アイドル状態であると(S230にてYES)、積分項Qiが学習される(S240)。検知された燃圧が目標燃圧に収束すると(S250にてYES)、この燃圧収束時の積分項Qiが学習積分項Qi(0)として記憶される(S260)。
上記(B)のようにアイドル状態において、燃圧収束時の積分項Qiが学習積分項Qi(0)として記憶される(S260)。
るものとして説明したが本発明はこれに限定されない。フィードバックは、P動作およびI動作に加えてD動作を有するフィードバック制御であってもよい。
以下、本実施の形態に係る制御装置が適用されるに適したエンジン(その1)について説明する。
以下、本実施の形態に係る制御装置が適用されるに適したエンジン(その2)について説明する。なお、以下のエンジン(その2)の説明において、エンジン(その1)と同じ説明については、ここでは繰り返さない。
Claims (10)
- 燃料タンクから燃料噴射手段に高圧燃料を供給する機関駆動式の高圧燃料ポンプを含む内燃機関の制御装置であって、前記高圧燃料ポンプは内燃機関のカムにより駆動され、前記カムを駆動するシャフトの角度に基づく所望のタイミングで前記高圧燃料ポンプの入口側の開閉弁を閉じることにより所望の吐出量の高圧燃料が吐出され、前記制御装置は、
前記内燃機関の回転数を検知するための手段と、
前記高圧燃料の圧力を検知するための手段と、
前記検知された高圧燃料の圧力が目標圧力になるように、前記高圧燃料ポンプをフィードバック制御するための制御手段とを含み、
前記制御手段は、
前記検知された高圧燃料の圧力と目標圧力との偏差を算出するための手段と、
前記偏差に基づいてフィードバック操作量を算出するための手段と、
前記フィードバック操作量に基づいて、前記高圧燃料ポンプの要求吐出量を算出するための算出手段と、
前記内燃機関の回転数と前記検知された高圧燃料の圧力とを考慮して、前記要求吐出量を満足する前記シャフトの角度を算出するための手段と、
前記算出されたシャフトの角度に到達したときに前記開閉弁を閉じるように制御するための手段とを含み、
前記制御装置は、
前記内燃機関の運転状態を判定するための判定手段と、
前記運転状態に対応させてフィードバック制御のパラメータを記憶するための記憶手段と、
前記特定の運転状態に移行したと判定されると、前記フィードバック制御におけるパラメータを、記憶されたパラメータに変更するための手段とをさらに含む、内燃機関の制御装置。 - 前記特定の運転状態は、内燃機関の始動時の状態である、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記判定手段は、前記内燃機関における、吸入空気量、回転数、高圧燃料の圧力および温度の少なくとも1つに基づいて、前記内燃機関の運転状態を判定するための手段を含む、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記特定の運転状態は、アイドル状態である、請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記パラメータは、フィードバック制御の積分項である、請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、
前記検知された高圧燃料の圧力と目標圧力との偏差を算出するための手段と、
前記偏差に基づいてフィードバック操作量を算出するための手段と、
前記フィードバック操作量と要求噴射量とに基づいて、前記高圧燃料ポンプの要求吐出量を算出するための算出手段と、
前記内燃機関の回転数と前記検知された高圧燃料の圧力とを考慮して、前記要求吐出量を満足する前記シャフトの角度を算出するための手段と、
前記算出されたシャフトの角度に到達したときに前記開閉弁を閉じるように制御するための手段とを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。 - 前記算出手段は、前記内燃機関の回転数と前記検知された高圧燃料の圧力とをパラメータとして作成されたマップを用いて、前記高圧燃料ポンプの要求吐出量を算出するための手段を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
- 前記開閉弁は、電磁スピル弁である、請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
- 前記燃料噴射手段は、筒内に高圧燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段であって、
前記内燃機関は、フィードポンプと、吸気通路内にフィード圧の燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段とをさらに含む、請求項1〜8のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。 - 前記第1の燃料噴射手段は、筒内噴射用インジェクタであって、
前記第2の燃料噴射手段は、吸気通路噴射用インジェクタである、請求項9に記載の内燃機関の制御装置。
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