JP2007031238A - 金属的カーボンナノチューブの分離方法ならびに半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法ならびに薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびに電子素子およびその製造方法 - Google Patents

金属的カーボンナノチューブの分離方法ならびに半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法ならびに薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびに電子素子およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007031238A
JP2007031238A JP2005219845A JP2005219845A JP2007031238A JP 2007031238 A JP2007031238 A JP 2007031238A JP 2005219845 A JP2005219845 A JP 2005219845A JP 2005219845 A JP2005219845 A JP 2005219845A JP 2007031238 A JP2007031238 A JP 2007031238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon nanotubes
carbon nanotube
thin film
semiconducting
metallic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005219845A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4982980B2 (ja
Inventor
Kokin Ko
厚金 黄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005219845A priority Critical patent/JP4982980B2/ja
Publication of JP2007031238A publication Critical patent/JP2007031238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4982980B2 publication Critical patent/JP4982980B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】 簡便な方法で金属的カーボンナノチューブを半導体的カーボンナノチューブから効率的に分離することができる方法およびこの方法を用いた半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物を液体中に分散させ、金属的カーボンナノチューブを粒子と選択的に結合させ、粒子と結合した金属的カーボンナノチューブを除去することにより、金属的カーボンナノチューブを半導体的カーボンナノチューブから分離する。得られる半導体的カーボンナノチューブを用いて基板上に半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する。この半導体的カーボンナノチューブ薄膜をチャネル材料に用いてカーボンナノチューブTFTを作製する。
【選択図】 図9

Description

この発明は、金属的カーボンナノチューブの分離方法ならびに半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法ならびに薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびに電子素子およびその製造方法に関し、例えば、カーボンナノチューブ薄膜をチャネル材料に用いた薄膜トランジスタ(TFT)に適用して好適なものである。
1947年の半導体トランジスタの発明以来、シリコンなどの無機材料をチャネル材料に用いた電界効果トランジスタ(FET)がエレクトロニクス産業の主流をなしてきた。しかしながら、現在の半導体素子の製造プロセスはより複雑になっており、製造コストがより高くなっている。さらに、現在の素子設計は、ナノメートルスケールで信頼性よく機能するのを妨げる基本的な物理的限界に到達すると考えられるため、シリコンをベースとするマイクロエレクトロニクスのほぼ一定の指数関数的成長は起きそうにない。
一方、現在までの10年以上の間、共役ポリマー、オリゴマー、あるいは他の分子をベースとする有機薄膜トランジスタ(OTFT)は、無機材料をベースとする伝統的なメインストリームTFTの有力な代替と見られてきた。その理由は、有機材料のフレキシビリティーさに加えて、低温成長および溶液プロセスに基づくこれらの有機材料の形成方法の容易さおよび低コストによるものである。現在、有機薄膜トランジスタは電子ペーパー、センサーおよび無線IDカード(RFID)への応用が有望であることが示されている。しかしながら、有望ではあるが、有機薄膜トランジスタの主要な問題、すなわち有機チャネル材料の性能が悪いことがまだ克服されていない。
半導体的単層カーボンナノチューブ(SWNT)は最近、次世代の半導体電子材料の一つとして認識されている。その理由は、半導体的単層カーボンナノチューブは、移動度がシリコンをベースとする無機材料に匹敵し得るだけでなく、フレキシビリティーにおいて有機材料に匹敵し得るからである。一本の単層カーボンナノチューブに基づく室温動作可能なFETは1998年に初めて実現された(例えば、非特許文献1参照。)。論理ゲートの最も簡単な形態であるインバータも、ユニポーラおよび相補モードの一つおよび二つのカーボンナノチューブFETを用いて実証された。NOR、ANDおよびSRAMのような他の論理ゲートは、相補または多段相補モードを用いて構築された。最高220Hzの発振周波数を持つリング発振器が、p型およびn型のカーボンナノチューブFETの簡単なアレーを用いて作製された(例えば、非特許文献2、3、4参照。)。また、2.6GHzでのカーボンナノチューブトランジスタの動作も最近、実証された(例えば、非特許文献5参照。)。
エレクトロニクスにおいて単層カーボンナノチューブを広範に応用する上での主要な障害の一つは、現在までに知られているどの技術によって合成されたカーボンナノチューブにも、金属的なものと半導体的なものとの両者が共存することである。単層カーボンナノチューブは、カイラリティー(chirality)、すなわちグラファイト状格子(グラフェンシート)がナノチューブのチューブ状輪郭の周りにらせん形に巻き付く角度によって金属的あるいは半導体的になり得る。金属的カーボンナノチューブの存在により(通常、全チューブの最大1/3)、オン/オフ比のようなFET特性および均一性は非常に悪く、制御不可能である。例えば、オン/オフ比は通常、分離されていないカーボンナノチューブネットワーク薄膜では10以下であり、これはどのような実用的な応用に対しても実際上あまりに小さすぎる(例えば、特許文献1参照。)。従って、金属的カーボンナノチューブを半導体的カーボンナノチューブから分離することは、カーボンナノチューブ半導体素子の鍵になると広く認識されてきた。
この金属的カーボンナノチューブの問題に関して過去2年間にいくつか報告があるが、この問題はまだ解決されていない。金属的カーボンナノチューブの分離方法は、物理的分離技術または化学的分離技術に分類することができる。これまで、化学的分離技術は十分に開発されていなかった。物理的分離技術には、交流誘電泳動(例えば、非特許文献6参照。)、オクタデシルアミンまたは臭素の物理吸着を用いた金属的カーボンナノチューブの選択的析出(例えば、非特許文献7、8参照。)およびDNAで包括されたカーボンナノチューブのクロマトグラフィー(例えば、非特許文献9参照。)が含まれる。非特許文献6、7では、分離の効率を評価するために、もっぱらラマンスペクトルだけに頼っている。しかしながら、ラマン信号は励起レーザ光に合った電子的共鳴が起きるカーボンナノチューブからだけしか得られないため、一つの波長のレーザ光により励起されたラマン散乱だけから試料の組成を推定することは疑問である。さらに、最近、単層カーボンナノチューブの凝集状態は有効励起プロファイルを著しくシフトさせ、それによって特にRBM(radial breathing mode)領域のラマンスペクトルに著しい変化を生じさせることが見出されている(例えば、非特許文献10参照。)。これらの知見は、ラマンデータだけから判定される金属的カーボンナノチューブと半導体的カーボンナノチューブとの分離に重大な問題を投げかけた。非特許文献8、9では、主として光学吸収に基づいて分離の評価を行っている。公知ではないが、本発明者は最近、カーボンナノチューブの環境がカーボンナノチューブの光学吸収に著しい影響を与えることを見出した。分離の評価の不正確さおよび不十分さに加えて、分離されたとされるカーボンナノチューブ試料は実用的な応用とはほど遠かった。
スイッチング素子としてのFETへのカーボンナノチューブの応用上のもう一つの障害は、異なる素子ユニット間で架橋を乱すことなくソース電極およびドレイン電極上に正しくカーボンナノチューブを集合させることが困難なことである。これまでカーボンナノチューブを一対のソース電極およびドレイン電極あるいは数対のソース電極およびドレイン電極上に集合させるために電場誘導法が使用されてきた(例えば、非特許文献11、12参照。)。しかしながら、電場誘導法を用いたカーボンナノチューブの大規模集積は実証されていない。この方法は、電場を印加したときに電極間にカーボンナノチューブを整列させる際の均一性が悪いこと、および、各々の電極対に電場を印加する作業負担が大きいことを考慮すると、上記のような目的のためにはかなり困難であると予想される。
金属的カーボンナノチューブに官能基を選択的に結合させる方法が知られている(例えば、非特許文献13、14参照。)。しかしながら、化学的方法による金属的カーボンナノチューブの分離については報告されていない。
また、in-situ CVD成長法では、ソース電極−ドレイン電極間をカーボンナノチューブにより10%以下しか架橋することができないことが報告されている(例えば、非特許文献15参照。)。
また、半導体的カーボンナノチューブをオフ状態に変えたまま、金属的カーボンナノチューブに大電流を流すことによりこの金属的カーボンナノチューブを選択的に燃焼させることが、分離されていないカーボンナノチューブをチャネル材料として用いるFET素子で妥当なオン/オフ比を得るために常に必要とされることが報告されている(例えば、非特許文献16参照。)。
また、Ids−Vg 曲線のヒステリシスの存在は、カーボンナノチューブの中やその付近に存在する水のような電荷をトラップする不純物の存在によるが、これはポリマーで不活性化することにより消滅させることができることが報告されている(例えば、非特許文献17参照。)。
Tans,S.J.et al.,Nature,1998,393,49 Bachtold,A.et al.,Science,2001,294,1317 Derycke et al.,Nano Lett.2001,1,453 Javey A.,Nano Lett.2002,2,929 Li S.et al.,Nano Lett.2004,4,753 特開2005−45188号公報 Krupke R.et al.,Science,2003,301,344 Chattophadhyay D.et al.,J.Am.Chem.Soc.2003,125,3370 Chen Z.et al.,Nano Lett.2003,3,1245 Zheng M.et al.,Nature Materials,2003,2,338 Heller et al.,J.Phys.Chem.B,2004,108,6905 Kamat et al.,J.Am.Chem.Soc.2004,126,10757 Chung et al.,Langmuir,2004,20,3011 K.Kamaras et al.,Science,2003,301,1501 M.S.Strano et al.,Science,2003,301,1519 Tseng Y.C. et al.,Nano Lett.2004,4,123 Collins,P.G. et al.,Science,2001,292,706 Kim W.,Nano Lett.2003,3,193
そこで、この発明が解決しようとする課題は、簡便な方法で金属的カーボンナノチューブを半導体的カーボンナノチューブから効率的に分離することができる金属的カーボンナノチューブの分離方法を提供することである。
この発明が解決しようとする他の課題は、これまで得られていない半導体的カーボンナノチューブ薄膜を簡便な方法で製造することができる半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法を提供することである。
この発明が解決しようとする他の課題は、上記のような方法により初めて得られる半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いた薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびにこの半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いた電子素子およびその製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、第一の発明は、
半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物を液体中に分散させる工程と、
上記金属的カーボンナノチューブを粒子と選択的に結合させる工程と、
上記粒子と結合した上記金属的カーボンナノチューブを除去する工程と
を有することを特徴とする金属的カーボンナノチューブの分離方法である。
ここで、半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物は、液体中に分散させるとともにデバンドル化するのが望ましい。デバンドル化とは、束状になった半導体的カーボンナノチューブあるいは金属的カーボンナノチューブを一本ずつ分離した状態にすることをいう。
金属的カーボンナノチューブを上記の粒子と結合させるための試薬としては、金属的カーボンナノチューブとの反応に用いられる第一の官能基と上記の粒子との反応に用いられる第二の官能基とを少なくとも有するものが用いられる。金属的カーボンナノチューブと上記の粒子との相互作用は、典型的には、イオン結合あるいは共有結合を含む化学的相互作用である。これらの第一の官能基および第二の官能基としては従来公知の種々のものを用いることができ、必要に応じて選ばれる。例えば、第二の官能基としては炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)、イオウ(S)およびリン(P)からなる群より選ばれた少なくとも一種の元素を含むものが用いられる。
金属的カーボンナノチューブと結合させる上記の粒子は、有機材料からなるもの、無機材料からなるもの、有機材料と無機材料とからなるもの、のいずれであってもよい。有機材料からなる粒子としては、好適には高分子からなる粒子、例えばポリマービーズが用いられ、無機材料からなる粒子としては、例えばシリカビーズあるいは鉄や金などの金属微粒子が用いられる。この粒子の大きさは必要に応じて選ばれるが、一般的には1nm〜1cm、好適には10nm〜0.1mmである。
上記の粒子と結合した金属的カーボンナノチューブの除去は、濾過または遠心分離により簡便に行うことができる。
第二の発明は、
半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物から金属的カーボンナノチューブを分離する工程と、
上記半導体的カーボンナノチューブを基板上に堆積させて半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法である。
ここで、金属的カーボンナノチューブを分離する工程は、好適には、第一の発明による方法を用いることができる。
半導体的カーボンナノチューブを堆積させて半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する基板は、無機材料および/または有機材料からなる基板であり、必要に応じてその材料が選ばれる。無機材料からなる基板としては、例えば、シリコン基板(表面にSiO2 膜が形成されたものを含む)、ガラス基板、石英基板などが用いられる。有機材料からなる基板としては、例えば、ポリマー基板が用いられる。無機材料および有機材料からなる基板としては、これらの材料を組み合わせたものが用いられる。好適には、この基板の表面に、半導体的カーボンナノチューブとの反応性を高めるための官能基が付けられる。このような官能基としては、例えば、ベンゼン、ピレン、ポルフィリンなどの芳香族官能基のほか、−NH2 などの電子供与部が用いられる。
半導体的カーボンナノチューブを基板上に堆積させて半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する方法としては、例えば、半導体的カーボンナノチューブを液体中に分散させたサスペンションにこの基板をディッピングし、この基板の表面に半導体的カーボンナノチューブを自己集合あるいは自己組織化させる方法や、フロー乾燥法などを用いることができる。
半導体的カーボンナノチューブ薄膜を構成する半導体的カーボンナノチューブは、好適には単層カーボンナノチューブであるが、二層カーボンナノチューブあるいは多層カーボンナノチューブが含まれていてもよい。この半導体的カーボンナノチューブの長さは、一般的には10nm〜10mm、好適には100nm〜10μmである。また、この半導体的カーボンナノチューブの直径は、一般的には0.4nm〜10nm、好適には0.4〜2.0nmである。
半導体的カーボンナノチューブ薄膜には、半導体的カーボンナノチューブが少なくとも70%以上、好適には少なくとも90%以上、最も好適には100%含まれる。
半導体的カーボンナノチューブ薄膜の厚さは、一般的には10-1〜106 nm、好適には1〜104 nmである。また、この半導体的カーボンナノチューブ薄膜の面積は、一般的には10-18 〜100m2 、好適には10-12 〜10-22 である。
この半導体的カーボンナノチューブ薄膜には、半導体的カーボンナノチューブが密に敷き詰められた連続膜状のものから、極薄くて半導体的カーボンナノチューブが一種のネットワーク状の構造を形成しているものまで含まれる。
この第二の発明においては、上記以外のことについては、その性質に反しない限り、第一の発明に関連して説明したことが成立する。
第三の発明は、
半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物から金属的カーボンナノチューブを分離する工程と、
上記半導体的カーボンナノチューブを基板上に堆積させて半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する工程と
を有することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法である。
ここで、半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成した後には、必要に応じて、リソグラフィープロセスによりこの半導体的カーボンナノチューブ薄膜をパターニングすることができる。ゲート電極、ゲート絶縁膜、ソース電極およびドレイン電極も同様に、リソグラフィープロセスにより形成することができる。このように、この薄膜トランジスタの製造方法は、既存のシリコンテクノロジーと容易に組み合わせることができる。
この第三の発明においては、上記以外のことについては、その性質に反しない限り、第一および第二の発明に関連して説明したことが成立する。
第四の発明は、
半導体的カーボンナノチューブ薄膜をチャネル材料に用いたことを特徴とする薄膜トランジスタである。
この薄膜トランジスタのオン/オフ比は、好適には102 より大きく、より好適には103 より大きく、さらに好適には104 より大きく、最も好適には104.5 より大きい。
この第四の発明においては、上記以外のことについては、その性質に反しない限り、第二および第三の発明に関連して説明したことが成立する。
第五の発明は、
半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたことを特徴とする電子素子である。
ここで、電子素子は、半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いるものである限り、基本的にはどのようなものであってもよいが、具体的には、例えば、TFT、太陽電池、光電変換素子、発光素子、メモリー、化学センサーなどである。この半導体的カーボンナノチューブ薄膜は、具体的には、例えば、TFTのチャネル材料、光電変換層、透明電極などに用いることができる。
この第五の発明においては、上記以外のことについては、その性質に反しない限り、第二の発明に関連して説明したことが同様に成立する。
第六の発明は、
半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物から金属的カーボンナノチューブを分離する工程と、
上記半導体的カーボンナノチューブを基板上に堆積させて半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する工程と
を有することを特徴とする電子素子の製造方法である。
この第六の発明においては、その性質に反しない限り、第一〜第五の発明に関連して説明したことが同様に成立する。
上述のように構成されたこの発明においては、金属的カーボンナノチューブを化学的方法を用いて粒子と選択的に結合させると、粒子と結合したこの金属的カーボンナノチューブは半導体的カーボンナノチューブに比べて重さや大きさが大きくなる。このため、濾過や遠心分離などの物理的方法を用いて金属的カーボンナノチューブを半導体的カーボンナノチューブから容易に分離することができる。そして、こうして得られる半導体的カーボンナノチューブを基板上に堆積させることにより、半導体的カーボンナノチューブ薄膜を容易に得ることができる。
この発明によれば、簡便な方法で金属的カーボンナノチューブを半導体的カーボンナノチューブから効率的に分離することができる。そして、この方法を用いることにより、これまで得られていない半導体的カーボンナノチューブ薄膜を簡便な方法で製造することができる。また、このような方法により初めて得られる半導体的カーボンナノチューブ薄膜をチャネル材料に用いることにより、オン/オフ比などのFET特性が優れた高性能の薄膜トランジスタを得ることができる。あるいは、この半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いた高性能の電子素子を得ることができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、後述の方法により形成される半導体的カーボンナノチューブ薄膜のパターニングに至る一般的な工程の例を示す。すなわち、図1Aに示すように、基板1上に絶縁膜2を形成し、その上に半導体的カーボンナノチューブ薄膜3を形成する。次に、図1Bに示すように、この半導体的カーボンナノチューブ薄膜3をリソグラフィーおよびエッチングにより所定の形状にパターニングする。
図2は半導体的カーボンナノチューブ薄膜をチャネル材料に用いたボトムゲート型TFTを示す。このボトムゲート型TFTの製造方法は次の通りである。
まず、基板1上にゲート電極4を形成した後、これらのゲート電極4を覆うように全面にゲート絶縁膜5を形成する。基板1としては、例えば、シリコン基板の表面にSiO2 膜を形成したもの(SiO2 /Si基板)を用いる。
次に、ゲート絶縁膜5上にチャネル材料として半導体的カーボンナノチューブ薄膜3を形成する。
次に、半導体的カーボンナノチューブ薄膜3をリソグラフィーおよびエッチングにより所定の形状にパターニングする。
次に、パターニングされた各半導体的カーボンナノチューブ薄膜3の両端部にソース電極6およびドレイン電極7を形成する。
図3は半導体的カーボンナノチューブ薄膜をチャネル材料に用いたトップゲート型TFTを示す。このトップゲート型TFTの製造方法は次の通りである。
まず、基板1上にチャネル材料として半導体的カーボンナノチューブ薄膜3を形成する。基板1としては、例えばSiO2 /Si基板を用いる。
次に、半導体的カーボンナノチューブ薄膜3をリソグラフィーおよびエッチングにより所定の形状にパターニングする。
次に、パターニングされた各半導体的カーボンナノチューブ薄膜3の両端部にソース電極6およびドレイン電極7を形成する。
次に、これらの半導体的カーボンナノチューブ薄膜3、ソース電極6およびドレイン電極7を覆うように全面にゲート絶縁膜5を形成する。
次に、ゲート絶縁膜5上にゲート電極4を形成する。
上記の例において、半導体的カーボンナノチューブ薄膜3は次のようにして形成することができる。
まず、in situ CVD法などの従来公知の方法により、金属的カーボンナノチューブと半導体的カーボンナノチューブとの混合物を形成する。
次に、後述の方法を用いてこの混合物から金属的カーボンナノチューブを選択的に分離することにより、半導体的カーボンナノチューブのみ残す。
次に、こうして分離された半導体的カーボンナノチューブを基板1上にフロー乾燥、キャスティング、スピンコーティング、塗布あるいはコンタクトトランスファーすることにより半導体的カーボンナノチューブ薄膜3を形成する。ここで、分離された半導体的カーボンナノチューブは支持母材中に混合することができる。この支持母材には界面活性剤、例えば硫酸ドデシルナトリウム(SDS)あるいはポリ(エチレングリコール)のようなポリマーを含ませてもよい。この支持母材は、半導体的カーボンナノチューブを分散させ、基板1上に半導体的カーボンナノチューブを一様に堆積させるのを助けるために用いられる。この支持母材は水洗あるいは熱処理により除去することができる。
図4は、金属的カーボンナノチューブと半導体的カーボンナノチューブとの混合物から金属的カーボンナノチューブを選択的に分離するために用いる化合物を示す。この化合物は、官能基8と官能基9とコネクタ10との三つの部分からなる。図5に示すように、官能基8は金属的カーボンナノチューブ11との選択的な反応に用いられるものである。図6に示すように、官能基9は金属的カーボンナノチューブ11を粒子12と結合させるためのものである。コネクタ10は官能基8と官能基9とを接続するためのものである。
金属的カーボンナノチューブ11と半導体的カーボンナノチューブとの混合物のうち、金属的カーボンナノチューブ11に粒子12を選択的に結合させた後、これを遠心あるいは濾過により除去することができる。図7は遠心分離の方法を示す。図7に示すように、この方法では、粒子12と結合した金属的カーボンナノチューブ11と半導体的カーボンナノチューブ13との混合物を溶媒に分散させたサスペンション14を金属製の遠心管15に入れ、遠心分離を行う。このとき、金属的カーボンナノチューブ11には粒子12が結合していて半導体的カーボンナノチューブ13より重いため、この重量差により遠心分離が行われる。この結果、半導体的カーボンナノチューブ13は上澄み液中に濃縮されるのに対し、金属的カーボンナノチューブ11は遠心管15の底部に沈殿する。この後、半導体的カーボンナノチューブ13が濃縮された上澄み液を抽出する。
図8は、金属的カーボンナノチューブ11を選択的に除去するために用いられる化合物のいくつかの例を示す。金属的カーボンナノチューブ11との選択的な反応のために用いられる官能基8としては、例えばジアゾニウムを用いることができる。金属的カーボンナノチューブ11を粒子12と選択的に結合させるために用いられる官能基9は粒子12の性質に依存する。金属的カーボンナノチューブ11の粒子12との結合は、イオン結合あるいは共有結合あるいは電子伝達相互作用により行うことができる。具体例を挙げると、この官能基9としては、粒子12が金粒子である場合はチオール(−SH)を用いることができ、粒子12がハロゲン(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を含むポリマービーズである場合は−ONaを用いることができる。
〈実施例〉
図9は、金属的カーボンナノチューブ11を粒子12としてのポリマービーズと結合した後、このポリマービーズを効率的に分離する工程を示す。工程(1)では、ポリマービーズとの選択的な反応のための官能基−ONaを含む化合物を、不活性ガス雰囲気中で合成する。工程(2)では、こうして合成された化合物を滴定によって金属的カーボンナノチューブ11と反応させる。この滴定プロセスは、図10に示すように、UV−VIS−Nir分光を用いて注意深くモニターされる。工程(3)では、活性なハロゲン元素である塩素を含むポリマービーズを、滴定されたカーボンナノチューブと混合し、数時間以上(例えば、〜10時間)攪拌する。次に、工程(4)では、ポリマービーズを遠心分離によって溶液から除去する。ポリマービーズに金属的カーボンナノチューブ11をうまく結合させることができることは、図11に示すように、走査型電子顕微鏡(SEM)像によって確認することができる。
次に、SiO2 /Si基板上に、半導体的カーボンナノチューブ13が分散されたサスペンション14をフロー乾燥することにより、半導体的カーボンナノチューブ薄膜3を形成する。フロー乾燥は窒素ガス流の下あるいはロータリーエバポレータ内で行うことができる。そのような目的のために、スピンコーティングあるいは濾過とコンタクトトランスファーとの組み合わせなどの他の技術を用いてもよい。半導体的カーボンナノチューブ薄膜3の強固なネットワーク構造は図12に示すSEM像および図13に示す原子間力顕微鏡(AFM)像で確認することができる。
この発明の一つの利点は、従来のin-situ CVD成長法ではソース電極−ドレイン電極間をカーボンナノチューブにより10%以下しか架橋することができない(例えば、非特許文献15参照。)のに対し、ソース電極−ドレイン電極間をカーボンナノチューブにより100%架橋することができることである。この発明のもう一つの利点は、in-situ CVD成長法では使用可能なFET特性を示すFETは1%以下に過ぎない(例えば、非特許文献15参照。)のに比べて、後述のようにこの発明によるカーボンナノチューブTFTのほとんどが大きなオン/オフ比を示すことである。
半導体的カーボンナノチューブの高度濃縮化は、ラマン測定および電気的測定により確認することができる。ラマン測定では、カーボンナノチューブの環境の影響、特にカーボンナノチューブのバンドリングレベル(バンドル化の程度)が信号に影響を与えることがあることが分かる。金属的カーボンナノチューブと半導体的カーボンナノチューブとの比較は、そのような比較の重要性を増加させるために同様なバンドリングレベルに基づく。図14は、波長532nmの光で励起された金属的カーボンナノチューブおよび半導体的カーボンナノチューブのラマンスペクトルを示す。市販のナノチューブ(商品名HiPco)では、波長532nmのレーザ光はRBM領域、すなわち100〜350cm-1において主として金属的カーボンナノチューブが検出される。加えて、1520cm-1付近のブロードなピーク、すなわち金属的カーボンナノチューブと入射光子との相互作用に由来するいわゆるBWF(Breit-Wigner-Fano)モードは、金属的カーボンナノチューブの存在を示すもう一つの指標である。この比較により、金属的カーボンナノチューブと半導体的カーボンナノチューブとの分離が上記の方法により達成できたことが分かる。
図15は、分離された半導体的カーボンナノチューブの評価に用いた電極パターンを示す光学顕微鏡像である。典型的な一例として、これらの電極はSiO2 /Si基板上に形成され、SiO2 膜の厚さは100nm、ギャップ長(L)および電極幅(W)はそれぞれ2μmおよび20μmである。これらの電極パターンは電子ビームリソグラフィーを用いて形成されたが、通常のフォトリソグラフィーや他のリソグラフィー技術を用いて形成することもできる。ランダムなネットワーク膜の一形態としての半導体的カーボンナノチューブ薄膜をこの基板上に形成し、その上にソース電極−ドレイン電極対を形成した。図16は半導体的カーボンナノチューブ薄膜およびソース電極−ドレイン電極対の一つを示すAFM像を示す。
図17は、何ら分離工程を通過させないカーボンナノチューブ薄膜を用いたカーボンナノチューブTFTの典型的なIds−Vg 曲線を示す。この場合、このカーボンナノチューブ薄膜には半導体的カーボンナノチューブに加えて金属的カーボンナノチューブが多く含まれていることにより、このカーボンナノチューブTFTのオン/オフ比は通常10以下と非常に悪い。一方、半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたカーボンナノチューブTFTのIds−Vg 曲線を図18に示す。図18から分かるように、オフ状態のIdsは実際上小さすぎて検出できず、従ってオン/オフ比は著しく向上している。
既に述べたように、半導体的カーボンナノチューブをオフ状態に変えたまま、金属的カーボンナノチューブに大電流を流すことによりこの金属的カーボンナノチューブを選択的に燃焼させることは、分離されていないカーボンナノチューブをチャネル材料として用いるFET素子で妥当なオン/オフ比を得るために常に必要とされることである(例えば、非特許文献16参照。)が、この一実施形態ではこのような燃焼は行わない。金属的カーボンナノチューブの選択的な燃焼は、実際の素子製造を行う場合には実用的ではない。半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたこの一実施形態によるカーボンナノチューブTFTは、もし金属的カーボンナノチューブが著しい量存在すると、オフ電流はオン/オフ比を非常に小さく、例えば10以下にしてしまう。それは、金属的カーボンナノチューブに電流を流すことは調節不可能であり、半導体的カーボンナノチューブに流れる電流よりずっと電流が大きいためである。Ids−Vg 曲線のヒステリシスの存在は、カーボンナノチューブの中やその付近に存在する水のような電荷をトラップする不純物の存在によるが、これはポリマーで不活性化することにより消滅させることができる(例えば、非特許文献17参照。)。
金属的カーボンナノチューブが分離されていない単層カーボンナノチューブ薄膜を用いて作製された従来のカーボンナノチューブTFTおよびこの一実施形態による方法により作製されたカーボンナノチューブTFTの統計的オン/オフ比をそれぞれ図19および図20に示す。図19および図20より、明らかに、金属的カーボンナノチューブが分離された半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたカーボンナノチューブTFTのオン/オフ比は、金属的カーボンナノチューブが分離されていない単層カーボンナノチューブ薄膜を用いて作製されたカーボンナノチューブTFTのオン/オフ比に比べてはるかに大きい。金属的カーボンナノチューブが分離された半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたカーボンナノチューブTFTのほとんどのオン/オフ比は102 に達しており、103 を超えるもの、104 を超えるもの、より具体的には104.5 を超えるもの、さらには105 を超えるものも存在する。これに対し、金属的カーボンナノチューブが分離されていない単層カーボンナノチューブ薄膜を用いて作製されたカーボンナノチューブTFTのオン/オフ比はほとんどが102 以下であり、104 を超えるものは存在しない。ここで、図19においては、わずかではあるがオン/オフ比が102 を超えるものが存在するが、これは、従来の一般的な方法で合成され、金属的カーボンナノチューブが分離されていない単層カーボンナノチューブ薄膜では全体の2/3程度が半導体的カーボンナノチューブで占められるため、たまたまチャネル材料が半導体的カーボンナノチューブだけで構成されたTFTが存在し得ることによるものである。
以上、この発明の実施形態および実施例について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態および実施例に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態および実施例において挙げた数値、形状、構造、材料、原料、プロセスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれらと異なる数値、形状、構造、材料、原料、プロセスなどを用いてもよい。
この発明の一実施形態による半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法を説明するための断面図である。 この発明の一実施形態によるボトムゲート型カーボンナノチューブTFTを示す断面図である。 この発明の一実施形態によるトップゲート型カーボンナノチューブTFTを示す断面図である。 この発明の一実施形態において金属的カーボンナノチューブと半導体的カーボンナノチューブとの混合物から金属的カーボンナノチューブを選択的に分離するために用いる化合物を示す略線図である。 この発明の一実施形態において金属的カーボンナノチューブと官能基との選択的な反応を示す略線図である。 この発明の一実施形態において金属的カーボンナノチューブと粒子との選択的な反応を示す略線図である。 この発明の一実施形態において金属的カーボンナノチューブを遠心分離する方法を説明するための略線図である。 この発明の一実施形態において金属的カーボンナノチューブを選択的に除去するために用いられる化合物の例を示す略線図である。 この発明の実施例において金属的カーボンナノチューブを選択的に除去するために金属的カーボンナノチューブをポリマービーズと結合した後、このポリマービーズを効率的に分離する工程を示す略線図である。 この発明の実施例において金属的カーボンナノチューブをポリマービーズと結合させるためのジアゾニウムを用いた選択的な反応を示すUV−VIS−Nirスペクトルを示す略線図である。 この発明の実施例においてポリマービーズと結合した金属的カーボンナノチューブのSEM像を示す図面代用写真である。 この発明の実施例においてポリマービーズを用いて金属的カーボンナノチューブを分離したサスペンション中に残された半導体的カーボンナノチューブのSEM像を示す図面代用写真である。 この発明の実施例においてSiO2 /Si基板に形成された半導体的カーボンナノチューブ薄膜のAFM像を示す図面代用写真である。 この発明の実施例においてポリマービーズ上に形成されたカーボンナノチューブおよびサスペンション中に残された半導体的カーボンナノチューブのラマンスペクトルを示す略線図である。 カーボンナノチューブ薄膜の評価に用いたSiO2 /Si基板上のカーボンナノチューブアレイの光学顕微鏡像を示す図面代用写真である。 この発明の実施例の半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたカーボンナノチューブTFTにおいてソース電極−ドレイン電極間を架橋した半導体的カーボンナノチューブのAFM像を示す図面代用写真である。 金属的カーボンナノチューブを分離していないカーボンナノチューブ薄膜を用いた従来のカーボンナノチューブTFTの典型的なIds−Vg 曲線を示す略線図である。 金属的カーボンナノチューブを分離した半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたこの発明の実施例によるカーボンナノチューブTFTの典型的なIds−Vg 曲線を示す略線図である。 金属的カーボンナノチューブを分離していないカーボンナノチューブ薄膜を用いた従来のカーボンナノチューブTFTの統計的なオン/オフ比を示す略線図である。 金属的カーボンナノチューブを分離した半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたこの発明の実施例によるカーボンナノチューブTFTの統計的なオン/オフ比を示す略線図である。
符号の説明
1…基板、2…絶縁膜、3…半導体的カーボンナノチューブ薄膜、4…ゲート電極、5…ゲート絶縁膜、6…ソース電極、7…ドレイン電極、8、9…官能基、10…コネクタ、11…金属的カーボンナノチューブ、12…粒子、13…半導体的カーボンナノチューブ、14…サスペンション、15…遠心管

Claims (20)

  1. 半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物を液体中に分散させる工程と、
    上記金属的カーボンナノチューブを粒子と選択的に結合させる工程と、
    上記粒子と結合した上記金属的カーボンナノチューブを除去する工程と
    を有することを特徴とする金属的カーボンナノチューブの分離方法。
  2. 上記金属的カーボンナノチューブを上記粒子と結合させるための試薬は、上記金属的カーボンナノチューブとの反応に用いられる第一の官能基と上記粒子との反応に用いられる第二の官能基とを少なくとも有することを特徴とする請求項1記載の金属的カーボンナノチューブの分離方法。
  3. 上記第二の官能基は炭素、窒素、酸素、イオウおよびリンからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素を含むことを特徴とする請求項1記載の金属的カーボンナノチューブの分離方法。
  4. 上記粒子は有機材料からなるビーズであることを特徴とする請求項1記載の金属的カーボンナノチューブの分離方法。
  5. 上記粒子は無機材料からなるビーズであることを特徴とする請求項1記載の金属的カーボンナノチューブの分離方法。
  6. 上記粒子は1nm〜1cmの大きさを有することを特徴とする請求項1記載の金属的カーボンナノチューブの分離方法。
  7. 上記金属的カーボンナノチューブと上記粒子との相互作用は化学的相互作用であることを特徴とする請求項1記載の金属的カーボンナノチューブの分離方法。
  8. 上記粒子と結合した上記金属的カーボンナノチューブを濾過または遠心分離により除去することを特徴とする請求項1記載の金属的カーボンナノチューブの分離方法。
  9. 半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物から金属的カーボンナノチューブを分離する工程と、
    上記半導体的カーボンナノチューブを基板上に堆積させて半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法。
  10. 上記金属的カーボンナノチューブを分離する工程は、
    上記半導体的カーボンナノチューブと上記金属的カーボンナノチューブとの混合物を液体中に分散させる工程と、
    上記金属的カーボンナノチューブを粒子と選択的に結合させる工程と、
    上記粒子と結合した上記金属的カーボンナノチューブを除去する工程と
    を有することを特徴とする請求項9記載の半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法。
  11. 上記基板は無機材料および/または有機材料からなる基板であることを特徴とする請求項9記載の半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法。
  12. 上記基板は上記半導体的カーボンナノチューブとの反応性を高めるための官能基が表面に付けられたものであることを特徴とする請求項9記載の半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法。
  13. 上記基板の表面に付けられた上記官能基は芳香族官能基であることを特徴とする請求項12記載の半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法。
  14. 上記基板の表面に付けられた上記官能基は電子供与部であることを特徴とする請求項12記載の半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法。
  15. 半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物から金属的カーボンナノチューブを分離する工程と、
    上記半導体的カーボンナノチューブを基板上に堆積させて半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する工程と
    を有することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  16. 半導体的カーボンナノチューブ薄膜をチャネル材料に用いたことを特徴とする薄膜トランジスタ。
  17. オン/オフ比が102 より大きいことを特徴とする請求項16記載の薄膜トランジスタ。
  18. 上記半導体的カーボンナノチューブ薄膜は単層カーボンナノチューブからなることを特徴とする請求項16記載の薄膜トランジスタ。
  19. 半導体的カーボンナノチューブ薄膜を用いたことを特徴とする電子素子。
  20. 半導体的カーボンナノチューブと金属的カーボンナノチューブとの混合物から金属的カーボンナノチューブを分離する工程と、
    上記半導体的カーボンナノチューブを基板上に堆積させて半導体的カーボンナノチューブ薄膜を形成する工程と
    を有することを特徴とする電子素子の製造方法。
JP2005219845A 2005-07-29 2005-07-29 金属的カーボンナノチューブの分離方法、半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法および電子素子の製造方法 Expired - Fee Related JP4982980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005219845A JP4982980B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 金属的カーボンナノチューブの分離方法、半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法および電子素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005219845A JP4982980B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 金属的カーボンナノチューブの分離方法、半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法および電子素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007031238A true JP2007031238A (ja) 2007-02-08
JP4982980B2 JP4982980B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=37790932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005219845A Expired - Fee Related JP4982980B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 金属的カーボンナノチューブの分離方法、半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法および電子素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4982980B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008114564A1 (ja) * 2007-02-21 2008-09-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタの製造方法
JP2009033126A (ja) * 2007-07-04 2009-02-12 Toray Ind Inc 有機トランジスタ材料および有機電界効果型トランジスタ
JP2009064925A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Brother Ind Ltd 薄膜トランジスタの製造方法及びその製造方法により製造された薄膜トランジスタ。
US7514063B1 (en) 2008-02-08 2009-04-07 International Business Machines Corporation Method for the purification of semiconducting single walled carbon nanotubes
JP2009105083A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Brother Ind Ltd 薄膜トランジスタの製造方法及びその製造方法により製造された薄膜トランジスタ
JP2009149505A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Sony Corp カーボンナノチューブを処理する方法、カーボンナノチューブおよびそれを含むカーボンナノチューブデバイス
US7641883B2 (en) 2007-07-05 2010-01-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for separating carbon nanotubes, method for dispersing carbon nanotubes and compositions used for the methods
JP2010020313A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Qinghua Univ タッチパネルを利用した液晶表示パネルの製造方法
WO2010089395A2 (fr) 2009-02-06 2010-08-12 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procédé et kit de séparation de nanotubes de carbone métalliques et semi-conducteurs
WO2011108666A1 (ja) * 2010-03-05 2011-09-09 独立行政法人産業技術総合研究所 カーボンナノチューブの分離回収方法及びカーボンナノチューブ
WO2011132850A2 (ko) * 2010-04-21 2011-10-27 연세대학교 산학협력단 탄소나노튜브의 분리방법
WO2012017822A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 独立行政法人産業技術総合研究所 カーボンナノチューブの安価な分離方法と分離材並びに分離容器
WO2012168899A1 (fr) 2011-06-10 2012-12-13 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procédé de fonctionnalisation sélective de nanotubes de carbone monoparois
RU2488552C2 (ru) * 2007-10-30 2013-07-27 Канату Ой Покрытие и электрическое устройство, его содержащее
JP2014503445A (ja) * 2010-11-01 2014-02-13 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 半導体性炭素ナノチューブの選択的分離方法、半導体性炭素ナノチューブの分散液、及び該方法で分離した炭素ナノチューブを含む電子素子
US9040159B2 (en) 2007-12-12 2015-05-26 Tsinghua University Electronic element having carbon nanotubes
US9077793B2 (en) 2009-06-12 2015-07-07 Tsinghua University Carbon nanotube based flexible mobile phone
WO2016084691A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 東レ株式会社 カーボンナノチューブ複合体、半導体素子およびその製造方法ならびにそれを用いたセンサ
KR20160139962A (ko) 2015-05-29 2016-12-07 가천대학교 산학협력단 폴리디메틸실록산 필름을 이용한 단일벽 탄소 나노 튜브의 분리 방법
JP2017048085A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 株式会社Nextコロイド分散凝集技術研究所 半導体型カーボンナノチューブの収集方法
US10046970B2 (en) 2013-08-20 2018-08-14 National Research Council Of Canada Process for purifying semiconducting single-walled carbon nanotubes
CN108885967A (zh) * 2016-01-04 2018-11-23 碳纳米管技术有限责任公司 用于大型电子装置的电子纯单手性半导体性单壁碳纳米管
US11785791B2 (en) 2017-05-04 2023-10-10 Atom H2O, Llc Carbon enabled vertical organic light emitting transistors

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172598A (ja) * 2000-12-08 2002-06-18 Fuji Xerox Co Ltd カーボンナノチューブデバイスおよびその製造方法、並びに、カーボンナノチューブの精製方法
JP2005045188A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Fuji Xerox Co Ltd 電子素子、集積回路およびその製造方法
JP2005524000A (ja) * 2002-04-23 2005-08-11 ナンテロ,インク. カーボンナノチューブ膜、層、ファブリック、リボン、素子及び製品を製造するために予備成形ナノチューブを使用する方法
JP2006248888A (ja) * 2005-02-10 2006-09-21 Toray Ind Inc カーボンナノチューブの製造方法
JP2007506669A (ja) * 2003-06-30 2007-03-22 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト イネ病原体を防除するための殺菌混合物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172598A (ja) * 2000-12-08 2002-06-18 Fuji Xerox Co Ltd カーボンナノチューブデバイスおよびその製造方法、並びに、カーボンナノチューブの精製方法
JP2005524000A (ja) * 2002-04-23 2005-08-11 ナンテロ,インク. カーボンナノチューブ膜、層、ファブリック、リボン、素子及び製品を製造するために予備成形ナノチューブを使用する方法
JP2007506669A (ja) * 2003-06-30 2007-03-22 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト イネ病原体を防除するための殺菌混合物
JP2005045188A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Fuji Xerox Co Ltd 電子素子、集積回路およびその製造方法
JP2006248888A (ja) * 2005-02-10 2006-09-21 Toray Ind Inc カーボンナノチューブの製造方法

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8030139B2 (en) 2007-02-21 2011-10-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Thin film transistor and method of producing thin film transistor
WO2008114564A1 (ja) * 2007-02-21 2008-09-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタの製造方法
JP2009033126A (ja) * 2007-07-04 2009-02-12 Toray Ind Inc 有機トランジスタ材料および有機電界効果型トランジスタ
US7641883B2 (en) 2007-07-05 2010-01-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for separating carbon nanotubes, method for dispersing carbon nanotubes and compositions used for the methods
JP2009064925A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Brother Ind Ltd 薄膜トランジスタの製造方法及びその製造方法により製造された薄膜トランジスタ。
JP2009105083A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Brother Ind Ltd 薄膜トランジスタの製造方法及びその製造方法により製造された薄膜トランジスタ
JP2014209630A (ja) * 2007-10-30 2014-11-06 カナトゥ オイ 堆積物を含む電子デバイス
RU2488552C2 (ru) * 2007-10-30 2013-07-27 Канату Ой Покрытие и электрическое устройство, его содержащее
US9040159B2 (en) 2007-12-12 2015-05-26 Tsinghua University Electronic element having carbon nanotubes
JP2009149505A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Sony Corp カーボンナノチューブを処理する方法、カーボンナノチューブおよびそれを含むカーボンナノチューブデバイス
US8231854B2 (en) 2007-12-20 2012-07-31 Sony Corporation Method for treating carbon nanotubes, carbon nanotubes and carbon nanotubes device comprising thereof
US7514063B1 (en) 2008-02-08 2009-04-07 International Business Machines Corporation Method for the purification of semiconducting single walled carbon nanotubes
JP2010020313A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Qinghua Univ タッチパネルを利用した液晶表示パネルの製造方法
WO2010089395A2 (fr) 2009-02-06 2010-08-12 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procédé et kit de séparation de nanotubes de carbone métalliques et semi-conducteurs
US9206040B2 (en) 2009-02-06 2015-12-08 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Method and kit for separating metal and semiconductor carbon nanotubes
US9077793B2 (en) 2009-06-12 2015-07-07 Tsinghua University Carbon nanotube based flexible mobile phone
WO2011108666A1 (ja) * 2010-03-05 2011-09-09 独立行政法人産業技術総合研究所 カーボンナノチューブの分離回収方法及びカーボンナノチューブ
JP2011184225A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology カーボンナノチューブの分離回収方法及びカーボンナノチューブ
US8715607B2 (en) 2010-03-05 2014-05-06 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Method for separating and collecting carbon nanotube, and carbon nanotube
WO2011132850A2 (ko) * 2010-04-21 2011-10-27 연세대학교 산학협력단 탄소나노튜브의 분리방법
KR101267316B1 (ko) 2010-04-21 2013-05-24 연세대학교 산학협력단 탄소나노튜브의 분리방법
WO2011132850A3 (ko) * 2010-04-21 2012-01-19 연세대학교 산학협력단 탄소나노튜브의 분리방법
JP2012036041A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology カーボンナノチューブの安価な分離方法と分離材並びに分離容器
WO2012017822A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 独立行政法人産業技術総合研究所 カーボンナノチューブの安価な分離方法と分離材並びに分離容器
JP2014503445A (ja) * 2010-11-01 2014-02-13 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 半導体性炭素ナノチューブの選択的分離方法、半導体性炭素ナノチューブの分散液、及び該方法で分離した炭素ナノチューブを含む電子素子
US10355216B2 (en) 2010-11-01 2019-07-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of selective separation of semiconducting carbon nanotubes, dispersion of semiconducting carbon nanotubes, and electronic device including carbon nanotubes separated by using the method
US9502152B2 (en) 2010-11-01 2016-11-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of selective separation of semiconducting carbon nanotubes, dispersion of semiconducting carbon nanotubes, and electronic device including carbon nanotubes separated by using the method
US8841465B2 (en) 2011-06-10 2014-09-23 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Method for selective functionalization of single-walled carbon nanotubes
WO2012168899A1 (fr) 2011-06-10 2012-12-13 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procédé de fonctionnalisation sélective de nanotubes de carbone monoparois
US10046970B2 (en) 2013-08-20 2018-08-14 National Research Council Of Canada Process for purifying semiconducting single-walled carbon nanotubes
JPWO2016084691A1 (ja) * 2014-11-26 2017-09-14 東レ株式会社 カーボンナノチューブ複合体、半導体素子およびその製造方法ならびにそれを用いたセンサ
US20170263874A1 (en) * 2014-11-26 2017-09-14 Toray Industries, Inc. Carbon nanotube composite, semiconductor device and method for producing the same, and sensor using the same (as amended)
WO2016084691A1 (ja) * 2014-11-26 2016-06-02 東レ株式会社 カーボンナノチューブ複合体、半導体素子およびその製造方法ならびにそれを用いたセンサ
TWI688545B (zh) * 2014-11-26 2020-03-21 日商東麗股份有限公司 碳奈米管複合體、半導體元件及其製造方法以及使用其的感測器
KR20160139962A (ko) 2015-05-29 2016-12-07 가천대학교 산학협력단 폴리디메틸실록산 필름을 이용한 단일벽 탄소 나노 튜브의 분리 방법
JP2017048085A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 株式会社Nextコロイド分散凝集技術研究所 半導体型カーボンナノチューブの収集方法
WO2017038829A1 (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 株式会社Nextコロイド分散凝集技術研究所 半導体型カーボンナノチューブの収集方法
CN108885967A (zh) * 2016-01-04 2018-11-23 碳纳米管技术有限责任公司 用于大型电子装置的电子纯单手性半导体性单壁碳纳米管
CN108885967B (zh) * 2016-01-04 2023-11-14 碳纳米管技术有限责任公司 用于大型电子装置的电子纯单手性半导体性单壁碳纳米管
US11785791B2 (en) 2017-05-04 2023-10-10 Atom H2O, Llc Carbon enabled vertical organic light emitting transistors

Also Published As

Publication number Publication date
JP4982980B2 (ja) 2012-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4982980B2 (ja) 金属的カーボンナノチューブの分離方法、半導体的カーボンナノチューブ薄膜の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法および電子素子の製造方法
Liu et al. Aligned, ultralong single‐walled carbon nanotubes: from synthesis, sorting, to electronic devices
Cao et al. Ultrathin films of single‐walled carbon nanotubes for electronics and sensors: a review of fundamental and applied aspects
Jariwala et al. Carbon nanomaterials for electronics, optoelectronics, photovoltaics, and sensing
Bati et al. Synthesis, purification, properties and characterization of sorted single-walled carbon nanotubes
JP4899368B2 (ja) 金属的単層カーボンナノチューブの破壊方法、半導体的単層カーボンナノチューブ集合体の製造方法、半導体的単層カーボンナノチューブ薄膜の製造方法、半導体的単層カーボンナノチューブの破壊方法、金属的単層カーボンナノチューブ集合体の製造方法、金属的単層カーボンナノチューブ薄膜の製造方法、電子素子の製造方法およびカーボンナノチューブfetの製造方法
Peimyoo et al. Photocontrolled molecular structural transition and doping in graphene
Krupke et al. Simultaneous deposition of metallic bundles of single-walled carbon nanotubes using ac-dielectrophoresis
LeMieux et al. Solution assembly of organized carbon nanotube networks for thin-film transistors
Mao et al. Manipulating the electronic and chemical properties of graphene via molecular functionalization
Dalton et al. Selective interaction of a semiconjugated organic polymer with single-wall nanotubes
Sakakibara et al. Thin‐film‐based nanoarchitectures for soft matter: controlled assemblies into two‐dimensional worlds
US8367035B2 (en) Methods of making spatially aligned nanotubes and nanotube arrays
US7226818B2 (en) High performance field effect transistors comprising carbon nanotubes fabricated using solution based processing
Wei et al. Recent advances in structure separation of single‐wall carbon nanotubes and their application in optics, electronics, and optoelectronics
Vijayaraghavan et al. Metal− semiconductor transition in single-walled carbon nanotubes induced by low-energy electron irradiation
Wang et al. Degradable Conjugated Polymers: Synthesis and Applications in Enrichment of Semiconducting Single‐Walled Carbon Nanotubes
Opatkiewicz et al. Influence of electrostatic interactions on spin-assembled single-walled carbon nanotube networks on amine-functionalized surfaces
Qian et al. Electrical and photoresponse properties of printed thin-film transistors based on poly (9, 9-dioctylfluorene-co-bithiophene) sorted large-diameter semiconducting carbon nanotubes
EP2251918A1 (en) Semiconductor device
Penzo et al. Directed assembly of single wall carbon nanotube field effect transistors
Chen et al. Unique Role of Self‐Assembled Monolayers in Carbon Nanomaterial‐Based Field‐Effect Transistors
KR20110088488A (ko) 나노튜브의 분산 및 분리 방법
Zeng et al. Controllable fabrication of nanostructured graphene towards electronics
Yu et al. Recycling strategy for fabricating low-cost and high-performance carbon nanotube TFT devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees