JP2007030490A - プラスチック製品とその金型およびその応用製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の商品棚の一番の課題は軽量化であり、この軽量化のためにプラスチックを使おうとすると強度の問題があった。
そこで、本発明では、プラスチックで商品棚の主要部材を構成することで軽量化を図るとともに、棚板やブラケットを鉄の強度に匹敵するものとするための構造およびその金型の構造を提供するものである。
【解決手段】 平板1の両面に対称の格子状リブ4をそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブ4を、平板1の長手方向に対して斜めに形成して、平板1の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製平板。
【選択図】 図1

Description

この発明は、従来は難しいといわれていた強度の充分あるプラスチック製の平板を提供するものである。
また、具体的製品としては、運搬用のパレットや机、カウンターの天板などの強度を要する建材にも使用可能であるが、本発明においては、特に缶、びん等の容器入り飲料等が、陳列販売されるショーケースや自動販売機、保温庫や冷蔵庫の棚板、底板およびスライド板に最適な平板を提供するものである。さらに、それらととともに用いられるや仕切り板やブラケットの構造およびその成形金型に関するものである。
(商品棚についての説明)
百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の小売店の食料品売り場において多種類の缶入り飲料水、瓶入り飲料水、合成樹脂製ボトル入り飲料水等が販売されている。これらの商品は、商品棚に陳列されているが、その商品棚は棚板、支柱、ブラケットなどで構成されるが、その部材はすべて金属材料が使用されている。この理由は、商品が比較的重量がありこれらを載置するのに充分な強度を保つためである。
しかし、全体が金属であるために、棚自身の重量が相当な重さになり可搬性に難点があると同時に、板金塗装の必要がありコスト的にも高価であった。
(商品が載置されるスライド板についての説明)
各種飲料水などの商品は、通常、冷蔵ショーケース内で各種類毎に分けて陳列棚の前列側から奥側に向けて整列させており、客は陳列棚を見て自分が欲しい種類のものを選択しその最前列に置かれている商品から順次購入していく。一方、店員は残り少なくなってきた種類の商品を前列側へと送り出し奥側に新しい商品を補充していく。奥側に新しい商品を補充するのは、元から陳列している商品を先に販売する必要があるとともに、冷蔵室に商品を陳列している場合には客が購入する以前に前以て冷却しておく時間が必要であるからである。
商品を確実に手前側にスライドさせるスライド板としては、ローラー付きのものがあり新品のころのスライド性能は抜群であるが、ショーケース内での水滴や材質の変質などで時間の経過とともにスライド性能が悪くなった。加えて、材料費や組み立て工数が多くコストの面でも問題があった。
さらに、簡易型の他の既存スライド板は、鉄板の表面を塗装したり、凹凸を設けているものがあったが、塗装がはげたり凹凸面での摩擦係数が大きいためにスライド性能面の問題があった。また、スーパーマーケットなどで一般的な陳列棚となっている、箱入りお菓子や袋入り食品を載置する棚は、商品をとりやすくするために、棚板を5度から20度程度、手前方向に傾斜するように設置している。この場合は、商品の自重で多少なりとも手前方向にスライドはするが、棚板は単なる平板なので、客が手前の商品をとっても必ずしも後方にある商品が手前にスライドしてくる保証はなかった。最近のスーパーマーケットでは、目玉商品の売り出し時には非常に多数の商品を同時に陳列することが多くなり、その際には可能な限り商品を手前から客に取ってもらい、混雑を避ける必要と、商品展示を切らさないために棚板の奥側から商品補充をしなければならない状況も出てきた。さらには、人件費削減のために、商品を常時きれいに整頓して陳列する要員を専門に置けない事情も生じている。
(ブラケットについての説明)
ブラケットは、金属製の棚板と飲料水容器など比較的重量のある商品を支えるためのもので、これまでは金属性のものしかなかった。これをプラスチックに置き換える場合は鉄と同等の強度を持たせることしかなかったが、結局はプラスチックの材質では鉄の性能を超えるものはなかった。
従来の商品棚の一番の課題は軽量化であり、この軽量化のためにプラスチックを使おうとすると強度の問題があった。
そこで、本発明では、プラスチックで商品棚の主要部材を構成することで軽量化を図るとともに、棚板やブラケットを鉄の強度に匹敵するものとするための構造およびその金型の構造を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、以下の特徴を有する。
請求項1においては、
平板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、平板の長手方向に対して斜めに形成して、平板の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製平板。
請求項2においては、
平板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設け、かつ、前記格子状リブを平板の長手方向に対して斜めに形成した連続V字状の連続V字状リブにするとともに、平板の一方の面の連続V字状リブを他方の面の連続V字状リブとは長手方向にずらして形成することで、平板の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製平板。
請求項3においては、
平板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、平板の長手方向に対して斜めに形成し、さらに、前記平板の両面に射出成形機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、熔融樹脂を加圧して放出するための誘導帯を形成したことを特徴とするプラスチック製平板。
請求項4においては、
商品を陳列するための棚板において、前記平板状の棚板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、棚板の長手方向に対して斜めに形成して、棚板の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製棚板。
請求項5においては、前記請求項4に加えて、
前記棚板の両面に、射出成形機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、熔融樹脂を加圧して放出するための誘導帯を形成したことを特徴とするプラスチック製棚板。
請求項6においては、
棚板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設け、かつ、前記格子状リブを棚板の長手方向に対して斜めに形成した連続V字状の連続V字状リブにするとともに、棚板の一方の面の連続V字状リブを他方の面の連続V字状リブとは長手方向にずらして形成することで、棚板の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製棚板。
請求項7においては、
商品を陳列するための棚板を支える平板状で、かつ、一端に棚板用支柱へ結合するためのフックを有するブラケットにおいて、前記ブラケットの両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、ブラケットの長手方向に対して斜めに形成して、ブラケットの反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製ブラケット。
請求項8においては、前記請求項7に加えて、
前記ブラケットの両面に、射出成形機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、熔融樹脂を加圧して放出するための誘導帯を形成したことを特徴とするプラスチック製ブラケット。
請求項9においては、
ブラケットの両面に対称の格子状リブをそれぞれ設け、かつ、前記格子状リブをブラケットの長手方向に対して斜めに形成した連続V字状の連続V字状リブにするとともに、ブラケットの一方の面の連続V字状リブを他方の面の連続V字状リブとは長手方向にずらして形成することで、ブラケットの反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製ブラケット。
請求項10においては、前記請求項7ないし9に加えて、
一端に棚板用支柱へ結合するためのフック部を逆L字状の形状にするとともに、前記支柱の嵌合部に当接する前記逆L字状のフックの内側面をアール形状にしたフックを有することを特徴とするプラスチック製ブラケット。
請求項11においては、前記請求項7ないし10に加えて、
前記フックを、その上部から下部に向けて暫時肉薄になるようにテーパーがついた形状のフックを有することを特徴とするプラスチック製ブラケット。
請求項12においては、
商品を陳列するための棚板を支える平板状で、かつ、一端に棚板用支柱へ結合するためのフックを有するブラケットにおいて、前記ブラケットの両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、ブラケットの長手方向に対して斜めに形成し、さらに、棚板用支柱の切り欠き部にスライド結合するための二重のつばを有することで、ブラケットのフックの強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製ブラケット。
請求項13においては、
射出成形金型の上型と下型にそれぞれ平板を形成する平板用凹部と、前記平板用凹部の底部に平板の長手方向に対して斜めになる格子状リブ溝を形成して、成形品の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製平板を成形するための金型。
請求項14においては、
射出成形金型の上型と下型にそれぞれ平板を形成する平板用凹部と、前記平板用凹部の底部に平板の長手方向に対して斜めになる格子状リブ溝を形成するとともに、前記平板用凹部の底部に射出成形機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、熔融樹脂を加圧して放出するための誘導帯溝を形成したことを特徴とするプラスチック製平板を成形するための金型。
請求項15においては、前記請求項14に加えて、
前記誘導帯溝を前記格子状リブ溝よりも浅く形成したことを特徴とするプラスチック製平板を成形するための金型。
請求項16においては、前記請求項13ないし15に加えて、
射出成形金型の上型と下型のそれぞれの平板用凹部と格子状リブ溝とを対称に形成し、溶融樹脂の射出後に、前記上型と前記下型に離型のための同等の負荷をかけるとともに、同じタイミングで前記上型と前記下型との離型操作をすることを特徴とする成形方法。
本発明の請求項1ないし3においては、プラスチックで平板を構成することができるので、従来の鉄などの金属材料を使用するものに比較して軽量化が図れる。また、板金塗装などの工程もなくなり生産性もあがる。加えて、プラスチック材料であってもその構造が製品の長手方向に斜めのリブを形成することで、従来の鉄製の平板と同等の強度を有することになり、製品の可搬性も向上する利点がある。さらに、誘導帯を採用したので、低圧成形であるにもかかわらず金型内の熔融樹脂の流動が格段にスムースになり、大型の一体成形プラスチック平板が製造可能になるとともに、流動性の向上によるバリの発生が抑えられるという、大きな効果が得られる。
本発明の請求項4ないし6においては、商品陳列棚をプラスチック製の棚板で構成するため、従来の鉄などの金属材料を使用するものに比較して軽量化が図れるとともに、その構造が製品の長手方向に斜めのリブを形成することで、従来の鉄製の平板と同等の強度を有することになり、製品の可搬性も向上する利点がある。
請求項7ないし12においては、商品陳列棚のプラスチック製棚板を支えるブラケットをプラスチック製の棚板で構成するため、従来の鉄などの金属材料を使用するものに比較して軽量化が図れるとともに、その構造が製品の長手方向に斜めのリブを形成することで、従来の鉄製の平板と同等の強度を有することになる。加えて、商品陳列棚の支柱に係合する部分であるフックとつばの構造に特徴を持たせたブラケットなのでプラスチック材料であっても鉄製のブラケットと同等の強度を有することになる。
請求項13ないし16においては、請求項1から12の成形品を成形するための金型に関するもので、格子状リブ溝、誘導帯溝および対称な金型への溝配置により、平板状の成形において離型がよく、かつ、ヒケや反りが出ない構造の金型を提供できる。
以下に、実施例を掲げて本発明を具体的に説明するが、この発明の範囲はこれらの例示に限定されるものではない。また、本発明中の名称、説明において「陳列棚」という場合は、缶、びん等の容器入り飲料等が、陳列販売されるショーケースや自動販売機、保温庫や冷蔵庫等も含んで表現していることを前提とする。
この種のショーケース等は、容器の取り出し方向に対して扉側に行くにつれ低く傾斜する傾斜面を有する平板状のスライド板を有し、前記スライド板の上に載置された缶、びん等の容器がスライドして順次取り出せる構造になっている。
通常の構造は、ショーケースの中敷的な棚板に、さらにその上に配置するスライド板を設けるのが一般的であった。
以下実施例に基いて詳細に説明をする。
図1は、本発明の平板を示すもので、1は平板全体である。前記平板1上に格子状リブ4が平板1の長手方向に形成され、ひし形の形状となる。この斜めに形成された格子状リブ4が反り防止と強度補強に効果がある。前記格子状リブ4は、平板1の長手方向に沿って形成さるので、溶融樹脂の流れ方向も平板1の長手方向に沿って流れる。このために、成形時に変な負荷がかからず、かつ、いわゆる木目に沿って形成されているので、反りにくくなる。出願人の実験では、平板1の形状に対して正方形または長方形に形成された格子状リブより反りにくいという結果が得られている。
図2は、本発明の他の実施例を示すもので、平板1の格子状リブ4と同じ面に誘導帯5を設けたものである。
前記誘導帯5は、射出成形する場合に、ゲートから流入する熔融材料を、格子状リブ4よりも太径のリブであり、一定圧力を太径のリブに蓄えてから連通する細い格子状リブ4に圧入するためのものである。この作用により熔融材料は格子状リブ4の末端まで流入するように働き、低圧成形で格子状リブの成形を可能とするものである。
理想的には平板1のほぼ中心から放射状の形状をなし、かつ、平板1の縁までは到達しない配置とする。
図3は、図1の成形品を作るための金型であってA−A’断面図を示すものである。金型2の表面に彫られた鋭角の溝は格子状リブ溝4‘が単独の一本の溝になっている部分であり、金型2の表面に彫られた台形の溝は格子状リブ4’の交点を断面で表したものである。
図4は、図2の成形品を作るための金型であってB−B’断面図を示すものである。金型2の表面に彫られた鋭角の溝は格子状リブ溝4‘が単独の一本の溝になっている部分であり、金型2の表面に彫られた台形の溝は格子状リブ4’の交点を断面で表したものである。さらに、中央部分の溝は、格子状リブ溝4‘と誘導帯溝5’が交差した部分を示す断面である。
誘導帯溝5‘は、格子状リブ溝4’の溝よりも浅く彫られているが、これは平板1の使い方次第で格子状リブ溝4’の溝よりも深く彫っても良い。
本実施例では、商品を載置する棚板であるので、載置の際の障害にならないよう格子状リブ溝4’よりも浅く彫った例を示している。
この誘導帯溝5’があるために、成形機からの溶融樹脂が金型内で力強く流動し、平板を構成する場合の成形時にヒケなどの現象を引き起こさない。
図5は、本発明の平板を成形するための金型2の断面図を示すもので、上型と下型に、それぞれ平板1を作るための平板凹部1’と格子状リブ溝4’が対称に形成される。本発明の一実施例である両面彫りの場合は、溶融樹脂の射出後に前記上型と下型に離型のための同等の負荷をかけると、互いの型表面は同等の形状であるため、離型時にかかる負荷も同じ程度になる。このため、同じタイミングで離型操作をすることで押出しピンを用いなくても成形品である平板1を簡単に離型できる。したがって、通常の離型のための押し出しピン用の押し出しピン孔が不要となり、金型製造が非常にやりやすく、かつ、押し出し動作による成形品の変形がなくなり、さらに、ショット数が上がるという利点がある。
図6は、本発明の成形品を採用する商品陳列棚の全体斜視図を示すもので、上段と下段の部分を示している。上段は、複数の孔8が形成された支柱7に、前記孔8に格子状リブ4を有するブラケット6が係止され、このブラケット6上に格子状リブ4を有する棚板3が載置される。
下段は、上段と同様の構成であるが、ブラケット6と棚板3にそれぞれ誘導帯5が形成されている。
図7は、本発明のブラケット6の側面図を示すもので、先細り状の先端部は棚板3を係止する突出部が形成され、平板部には格子状リブ4が設けられている。ブラケット6の根元部には、支柱7の一面に密着するつば10が垂直方向に長く設けられ、さらに、支柱7に係止するためのフック9を複数設ける。ブラケット6は、フック9とつば10の相互作用で支柱にしっかりと固定される。
図8は、図7のC−C’断面図でありブラケット6の先端方向に断面をとったものである。その上部は突出部、真ん中のハッチング部分が平板1、その平板1上の突起状の部分が格子状リブ4の断面である。
図9は、図7のD−D’断面図でありブラケット6の根元方向に断面をとったものである。その外側部はつば10、真ん中のハッチング部分が平板1、その平板1上の突起状の部分が格子状リブ4の断面である。
図10は、ブラケット6の部分拡大図であり、ひし形の格子状リブ4とつば10とフック9を示す。本図での特徴は、フック9の補強用リブである。上段に示すフック9には、支柱と係止される側に、垂直方向に細長いフック用縦リブ11が設けられている。
下段に示すフック9には、フックの上部に、水平方向に細長いフック用上部リブ12が設けられている。
これら補強用のリブで、プラスチック製のフック9の強度を高める。出願人の実験では、商品の重量にもよるが、補強用リブを設けた場合は設けない場合の倍程度の差が生じた。
さらに、フック9が支柱7に結合する部分は、フック9の強度を増すためにアールをつけている。一般的には、アールをつけるとその部分の強度が増すことがわかっており、その原理を応用したものである。
図11は、フック9側から見た斜視図で、フック9の形状を下方にいくに従って細くなるテーパー状にしたものである。これによってもフック9の強度は増すが、さらに、フック用縦リブ11を追加することでより強固にする。
図12も、上記図11と同様テーパーをつけてフック9の強度を増強するものであるが、上段のフック9には上部リブ12を設けている図を示す。下段のフック9は、フック上部にアールをつけることで強度を増強したものである。
図13は、ブラケット6の他の実施例を示すもので、その特徴点は二つある。ひとつは、格子状リブ4をV字状が連続する形状にしたことと、ブラケット6のつば10と平行に補強つば13を設けたことである。
連続V字状にした連続V字状リブ14について説明すると、ブラケット6の一方の面に連続V字状リブ14を設けるとともに、ブラケット6の他方の面にも連続V字状リブ14を設け、加えて、両面の連続V字状リブ14は互いに長手方向にずらして形成される。ずらして形成することで一方の連続V字状リブ14の空き部分を裏面連続V字状リブ14で補完する形状になり、この形状がブラケット6の反りを防止するとともに強度も補強することになる。
補強つば13について説明すると、本来のつば10と平行にほぼ同一形状の補強つば13を設けることで、ブラケット6が支柱に取り付けるときに、つば10と補強つば13とで、図14に示すような切り欠き部15を持った支柱7の一面を挟み込むようにして取り付ける。支柱7の開口部である切り欠き孔18につば10と補強つば13を、水平方向にスライドして挟み込む。結果として、フック9で支柱7に結合するとともに、補強つば13でも支柱7の面に密着して面接触させることになるので、その強度は飛躍的に高まる。この場合、上段のフック9は切り欠き部15に底辺には当接しないで遊ぶことになるが下段のフック9が切り欠き部15に底辺に当接されるので問題は無い。
図15は、補強つば13を支柱7に押さえ込むようにする取り付け板17である。ブラケット6と支柱7の結合をさらに確実なものにするために、支柱7の一面を挟み込むようにして取り付けたつば10と補強つば13に対し、その上から補強つば13を支柱7に押さえ込むようにしたものである。取り付け板17の両端にはビス止めするためのビス孔16が設けられ、図14の取り付け孔15にビスで取り付け板17を固定する。取り付け板17の中央部は、補強つば13を押さえ込むようにコの字状の形状にしてある。
以上の構成なので、プラスチック製の商品陳列棚であっても、金属製の商品陳列棚に比較してもその強度や耐性は劣らない。軽量化が図れることによる可搬性や、工数の削減などメリットのほうが大きい。
本発明の平板の一例を示す平面図である。 本発明の平板の他の一例を示す斜視図である。 本発明の平板の一例を示すA−A’断面図である。 本発明の平板の他の一例を示すB−B’断面図である。 本発明の平板を成形するための金型を示す断面図である。 本発明の商品陳列棚を示す斜視図である。 本発明のブラケットを示す側面図である。 本発明のブラケットを示すC−C’断面図である。 本発明のブラケットを示すD−D’断面図である。 本発明のブラケットの他の一例を示す側面図である。 本発明のブラケットの他の一例を示す斜視図である。 本発明のブラケットの他の一例を示す斜視図である。 本発明のブラケットの他の一例を示す側面図である。 本発明の支柱を示す斜視図である。 本発明の商品陳列棚に使用する取り付け板を示す正面図と側面図である。
符号の説明
1 平板
2 金型
3 棚板
4 格子状リブ
5 誘導帯
6 ブラケット
7 支柱
8 孔
9 フック
10 つば
11 フック用縦リブ
12 フック用上部リブ
13 補強つば
14 連続V字状リブ
15 取り付け孔
16 ビス孔
17 取り付け板
18 切り欠き孔

Claims (16)

  1. 平板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、平板の長手方向に対して斜めに形成して、平板の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製平板。
  2. 平板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設け、かつ、前記格子状リブを平板の長手方向に対して斜めに形成した連続V字状の連続V字状リブにするとともに、平板の一方の面の連続V字状リブを他方の面の連続V字状リブとは長手方向にずらして形成することで、平板の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製平板。
  3. 平板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、平板の長手方向に対して斜めに形成し、さらに、前記平板の両面に射出成形機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、熔融樹脂を加圧して放出するための誘導帯を形成したことを特徴とするプラスチック製平板。
  4. 商品を陳列するための棚板において、前記平板状の棚板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、棚板の長手方向に対して斜めに形成して、棚板の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製棚板。
  5. 前記請求項4において、
    前記棚板の両面に、射出成形機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、熔融樹脂を加圧して放出するための誘導帯を形成したことを特徴とするプラスチック製棚板。
  6. 棚板の両面に対称の格子状リブをそれぞれ設け、かつ、前記格子状リブを棚板の長手方向に対して斜めに形成した連続V字状の連続V字状リブにするとともに、棚板の一方の面の連続V字状リブを他方の面の連続V字状リブとは長手方向にずらして形成することで、棚板の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製棚板。
  7. 商品を陳列するための棚板を支える平板状で、かつ、一端に棚板用支柱へ結合するためのフックを有するブラケットにおいて、前記ブラケットの両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、ブラケットの長手方向に対して斜めに形成して、ブラケットの反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製ブラケット。
  8. 前記請求項7において、
    前記ブラケットの両面に、射出成形機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、熔融樹脂を加圧して放出するための誘導帯を形成したことを特徴とするプラスチック製ブラケット。
  9. ブラケットの両面に対称の格子状リブをそれぞれ設け、かつ、前記格子状リブをブラケットの長手方向に対して斜めに形成した連続V字状の連続V字状リブにするとともに、ブラケットの一方の面の連続V字状リブを他方の面の連続V字状リブとは長手方向にずらして形成することで、ブラケットの反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製ブラケット。
  10. 前記請求項7ないし9において、
    一端に棚板用支柱へ結合するためのフック部を逆L字状の形状にするとともに、前記支柱の嵌合部に当接する前記逆L字状のフックの内側面をアール形状にしたフックを有することを特徴とするプラスチック製ブラケット。
  11. 前記請求項7ないし10において、
    前記フックを、その上部から下部に向けて暫時肉薄になるようにテーパーがついた形状のフックを有することを特徴とするプラスチック製ブラケット。
  12. 商品を陳列するための棚板を支える平板状で、かつ、一端に棚板用支柱へ結合するためのフックを有するブラケットにおいて、前記ブラケットの両面に対称の格子状リブをそれぞれ設けるとともに、前記格子状リブを、ブラケットの長手方向に対して斜めに形成し、さらに、棚板用支柱の切り欠き部にスライド結合するための二重のつばを有することで、ブラケットのフックの強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製ブラケット。
  13. 射出成形金型の上型と下型にそれぞれ平板を形成する平板用凹部と、前記平板用凹部の底部に平板の長手方向に対して斜めになる格子状リブ溝を形成して、成形品の反り防止と強度補強をしたことを特徴とするプラスチック製平板を成形するための金型。
  14. 射出成形金型の上型と下型にそれぞれ平板を形成する平板用凹部と、前記平板用凹部の底部に平板の長手方向に対して斜めになる格子状リブ溝を形成するとともに、前記平板用凹部の底部に射出成形機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、熔融樹脂を加圧して放出するための誘導帯溝を形成したことを特徴とするプラスチック製平板を成形するための金型。
  15. 前記請求項14において、
    前記誘導帯溝を前記格子状リブ溝よりも浅く形成したことを特徴とするプラスチック製平板を成形するための金型。
  16. 前記請求項13ないし15において、
    射出成形金型の上型と下型のそれぞれの平板用凹部と格子状リブ溝とを対称に形成し、溶融樹脂の射出後に、前記上型と前記下型に離型のための同等の負荷をかけるとともに、同じタイミングで前記上型と前記下型との離型操作をすることを特徴とする成形方法。
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