JP2007030462A - ペットボトル分割分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリエチレンテレフタレート等再資源化可能な材料のペットボトルをラベルやキャップ(蓋)やリングのついた状態で破断処理可能で且つ材料毎に分離して分別回収しやすくしたペットボトル分割分離装置を提供する。
【解決手段】ペットボトルを切断する縦切断丸鋸31cを備えた縦切断丸鋸装置31と該縦切断丸鋸装置の丸鋸に対して直角に配置された横切断丸鋸32cを備えた横切断丸鋸装置32と、前記ペットボトルを通過させかつ前記縦切断丸鋸31cと横切断丸鋸32cとを内部空間の一部に配置するガイド管30とで構成する。このガイド管30の後には破砕された容器の破片やキャップやラベルの破片を送り込むエアセパレーターダクト5,6を配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、等種々の材料を用いたボトル本体、蓋、リング、ラベル等から構成されるペット容器(ペットボトル)を破砕しこれらの材料を各成分材料毎に自動的に回収する際使用されるペットボトル分割分離装置に関する。
近年、廃棄物の埋立処理場の埋立余力が乏しくなって来ているが、特に、軽くて便利な容器であり、消費生活の中で容器包装用等に使用が急増中のプラスチック製品類の処理が緊急の課題となりつつある。中でも、安全性の観点からミネラルウォーター等を飲料水として購入する習慣の定着、同じく各種茶系飲料の消費の急増及び従来のソフトドリンク飲料類も利便性から壜や缶よりもペットボトルを指向しつつある状況が新たな問題を生じつつある。しかし、通常、ペットボトル等は、埋め立てても腐敗消滅(分解)しないことから環境汚染の原因物質となっている。
最近は、ポリエステル樹脂として再生・使用が可能なポリエチレンテレフタレート容器の生産、使用が急増している。かかる現況下、貴重な石油資源の浪費を避けるべく、容器包装リサイクル法が施行されることとなった。そして、これが後押しとなってボトルの色も再生価値が最適な無色透明ボトルに一本化されたことにより、ペットボトル再生・再利用技術に関する事業は廃プラスチック類再資源化事業の先兵モデル事業として脚光を浴びつつある。
図10に示すように、ペットボトルVは、通常、ボトル本体A、キャップ(蓋)B、リングC、ラベルL等により構成されているが、それぞれの機能にふさわしい材料が使用され、材料としてもポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等が用いられる。ボトルを廃棄処理する場合にも従来から、かかる種々の合成樹脂を素材ごとに選別するボトルの処理装置も開発されている。例えば、容器胴体に巻かれたフィルムを除去する装置として容器(ボトル)を筒形状の長手方向に圧送可能な圧送配管を準備する圧送配管準備工程と、容器を前記圧送配管の中に圧送する容器圧送工程と、前記容器圧送工程中に容器に巻かれたフィルムを筒形状の長手方向に沿って切断するフィルム切り裂き工程と、前記フィルム切り裂き工程の後で風力選別によりフィルムと容器とぽ分離するフィルム選別工程と、を備えた容器の処理方法とその装置が開示されたものもある(特許文献1)。
また、ペットボトルの場合、容器本体(ポリエチレンテレフタレート製)とキャップ(ポリスチレンやポリエチレン製)とは材料が異なるのが普通である。そこでケーシング内でキャップやラベルのついたペットボトルをケーシング内のガイドプレードに激しく衝突させて容器本体の口部を結晶化させ、他の部位に比べて硬く衝撃に弱いこの容器本体の口部が選択的に破壊されることを利用して容器本体とキャップとを分離する、というPETボトルキャップの除去装置および方法が開示されている(特許文献2)。
更に、混合廃プラスチック処理装置及びその処理方法において、小型、省スペースであって、塩素を含むポリ塩化ビニールやポリ塩化ビニリデン等のプラスチックを精度良く分離して有用プラスチックを効率良く回収する装置として、混合廃プラスチックを指定した大きさ以下に破砕する破砕工程と、破砕された混合廃プラスチックをその嵩比重により選別する風力選別工程と、混合廃プラスチックをその粒径により選別する篩選別工程と、風力選別工程及び篩選別された混合廃プラスチックをその比重差により塩素系プラスチック及びその他のプラスチックに選別する乾式比重選別工程とを備える混合廃プラスチック処理装置及びその処理方法が開示されている。破砕機(60)としてはロータ(62a)の外周から軸方向に分布して突出する破砕刃(62b)が設けられたものが使用され、プラスチック(25b)が一定値以下の大きさまで破砕された混合廃プラスチック(25e)に破砕して風力選別機(70)によってフィルム状の破砕物を含めて選別する混合廃プラスチックの処理装置及び方法が提案されている(特許文献3)。
特許文献1 特開2003−326521
特許文献2 特開2005−001325
特許文献3 特開2001−328120
所で、ペットボトルは、ボトルの生産および搬送に際して生産性の良さ、コスト低減等を意図する場合、極めて便利であり、容器の製造業界や使用業界の要請に適うものである。しかしながら、使用済のペットボトルは、地中に埋め立てても分解せず(最近は分解性のものもあるがコスト高である)、焼却処分しても処理技術の向上により有害なガスが発生する問題はないが、大量処分の場合高温ガス化溶融炉クラスの焼却炉でないと高温発生のため炉底が溶けてしまう問題やボトルの高強度化のため混入したガラスが炉底に付着する問題、更には地球温暖化対策に逆行する大量の炭酸ガス(CO2)の発生を伴う問題を生じる。
しかしながら、上記するように従来の技術は、ペットボトルからキャップやリングを切削したり、ラベルを剥ぎ取る等して処理するものであったり、キャップやラベルやリング等の付着したままの状態で粉砕して後で洗浄と比重分別から乾燥後風選別にて分離する方法であった。従来のこれらの装置は、大規模装置による拠点大量処理の場合で無いため再利用可能な異物の混じらないペットフレーク(ポリエチレンテレフタレートの薄片)とならない難点があった。また、これらの材料毎に分離して回収することは殆ど困難であった。更に、従来のペットボトルを破砕処理する装置は、各地域毎の地域分散型回収事業のため小規模再資源化システム装置ではなく、また、ペットボトルの使用済みボトルを処理する場合、ボトル本体、キャップ(蓋)、リング、ラベル等を分離する装置は殆ど見られなかった。更に、粉砕する前にボトル本体、キャップやラベルやリングを分離して再生ペットフレーク化する装置は皆無であった。また、従来の装置は後工程で人手をかけてキャップやラベル除去処理が必要であった。
本発明は、上記する課題に対処するためになされたものであり、ミネラルウォーターや各種茶飲料及び種々のソフトドリンク類の容器として急増しているペットボトルの回収、再資源化が急務となりつつある鑑み、ポリエチレンテレフタレート等再資源化可能な材料のペットボトルをラベルやキャップ(蓋)やリングのついた状態で破断処理可能で且つ材料毎に分離して分別回収しやすくしたペットボトル分割分離装置を提供することを目的としている。
この発明は上記する課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ペットボトル分割分離装置が、ホッパーから搬送されたペットボトルを切断する縦切断丸鋸装置と該縦切断丸鋸装置の丸鋸に対して直角に配置された丸鋸を備えた横切断丸鋸装置と、前記ペットボトルを通過させかつ前記縦切断丸鋸装置の丸鋸と横切断丸鋸装置の丸鋸とを内部空間の一部に配置するガイド管と、を備えて成ることを特徴とするものである。
また、請求項2は、ペットボトル分割分離装置が、ホッパーから搬送されたペットボトルを切断する縦切断丸鋸装置と該縦切断丸鋸装置の丸鋸に対して直角に配置された丸鋸を備えた横切断丸鋸装置と、前記ペットボトルを通過させかつ前記縦切断丸鋸装置の丸鋸と横切断丸鋸装置の丸鋸とを内部空間の一部に配置するガイド管と、
該ガイド管の容器進行方向に向けてエアを噴出するブロワと、
前記ガイド管に接続され且つ容器進行方向斜め上方向へ傾斜させて配置され傾斜面の下側面に開口部を設けると共に端部を閉鎖面としたエアセパレーターダクトと該エアセパレーターダクトの途中より横方向へ延設させると共に下面に開口部を設け且つ端部を閉鎖面としたエアセパレーターダクトと、を備えて成ることを特徴とするものである。
更に、請求項3に記載の発明は、前記ガイド管の内部空間の両側下部に、容器の直径或いは幅より僅かに大きい幅Dでガイドバーを設置したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、ペット樹脂のような有用な高機能樹脂製のペットボトルの大半を分割すると同時にキャップとリング及びフィルム状のラベル等を分離することでペット樹脂部分の殆ど全ての再資源化を可能とする。即ち、縦横2枚の丸鋸により従来はハンド作業で大量処理が難しかったペット本体とキャップ(蓋)やリングやラベルとを相当量を連続して分離することができる。即ち、ペットボトルをキャップ(蓋)やリング及びラベルのついたままで分割、分離装置により処理することができる。特に、粉砕前工程で、ペットボトル本体とキャップとリングやラベル等を95〜99%程度分離することが可能となり、これ迄の設備費の10分の1〜100分の1の費用で小規模且つ小型の装置として分散型処理システムの一環としてこの発明はきわめて有意義である。また、キャップ(蓋)やリング等を分離するための専用機械や人手をかけて外す必要がないので、人件費や設備投資額も少なくて済む。等の優れた効果を有している。
以下、本発明の最良の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のペットボトル分割分離装置の装置前部の平面図であり、図2は図1のP矢視側面図、図3は、図2と同じ方向からみた装置の要部側面図であって、次工程の洗浄、分別、搬送装置の前部側面図である。1はホッパーであり、2はコンベア、3はペットボトル分離・分割装置の、5及び6は前記ペットボトル分離・分割装置3のガイド管30からガイド管33に接続されエアを排出するエア排出ダクト、7は容器の破片洗浄分別器である。
本発明のペットボトル分割分離装置3は、ホッパー1からコンベア2により搬送されたペットボトルV(以下、単にボトルVとする場合もある)Vを分割切断する縦切断丸鋸装置31と該縦切断丸鋸装置31の丸鋸31cに対して直角に配置された丸鋸32cを備えた横切断丸鋸装置32と、前記ペットボトルVを通過させかつ前記縦切断丸鋸装置31と横切断丸鋸装置32とを内部空間の一部に配置する導入側のガイド管30と、から構成されている。また、前記導入側のガイド管30には排出側のガイド管33が接続され該ガイド管33には後述するエアセパレーターダクト5に向けエアを噴出するブロワ4が配置される。前記ガイド管30の内部空間の一部には、前記縦切断丸鋸装置31の丸鋸31cと横切断丸鋸装置32の丸鋸32cが配置されている。
図4はペットボトル分割分離装置3の平面図であり、図5はその側面図であり、図6は、図4のQ矢視方向から見たペットボトル分割分離装置3の要部の構成を示す簡略斜視図である。図7(A),(B)は前記ガイド管30内のボトルVの搬送状態を示す図である。また、図8は本発明のペットボトル分割分離装置3のガイド管30に続くガイド管路33に接続されるエアセパレーターダクト5,6の斜視図である。
このペットボトル分割分離装置3の縦切断丸鋸装置31は、縦に配置する丸鋸31cと該丸鋸31cを回転駆動するモータ31mと該モータ31mを固定するブラケット31b等から構成され、横切断丸鋸装置32は、横に配置する丸鋸32cと該丸鋸32cを回転駆動するモータ32mと該モータ32mを固定するブラケット32b等から構成される。前記ガイド管30は、前記ホッパー1からコンベア2により投入されたボトルVを搬送し且つガイドするよう縦長の管路状に形成されている。そして、該ガイド管30の空間30aの一部には、前記縦切断鋸31cと横切断鋸32cがボトルVを切断(破断)するように配置してある。即ち、前記縦切断鋸31cと横切断鋸32cとは、直角に即ちガイド管30内の内部空間30a内で進行方向から見てクロス状に配置され、搬送されるボトルVを複数片に分割分離(破断)する。
前記ブロワ4から噴出されたエアは、前記ガイド管30に続く次のガイド管33の空間内に噴出され後述するエアセパレーターダクト5および6内へ送風される。このブロワ4は破断されたラベルを風力分別するためのものであって、縦切断丸鋸31cと横切断丸鋸32cとによって破断されたボトル片A’から破断分離されたラベル片L’は、丸鋸31c及び32cのフッキングとブロワ4の風流(噴流)作用によりエアセパレーターダクト5,6内に飛ばされ、特にエア排出ダクト5から横方向に延設されたエアセパレーターダクト6方向へその殆どが風力分別され、やがて開口部6aから排出されるが、詳細については後述する。
次に、図7(A)、(B)に示すように、破断されるボトルVの通過するガイド管30には、ボトルVが搬送される途中での方向制御を目的としてガイド管30の内部空間30aの両隅下部に、容器の直径或いは幅より僅かに大きい幅Dで方向制御用ガイドバー35,35が設置されている。このガイドバー35,35は、ボトルVの断面形状が円形或いは四角形にかかわらず、いずれであってもスムーズに通過させ切断させるためのものである。即ち、ボトルVが円筒形状の場合、比較的スムーズに搬送されるが、ボトルVが矩形の場合、搬送途中安定せずガタ付く傾向がある。そこで、図7(A)に示すようにボトルVが円筒形状であっても、図7(B)に示すように、矩形であっても、ガイド管30の内部空間30aの両隅下部に方向制御用のガイドバー35,35を設置すると、どのような形状の容器でも首振りを制御し且つボトルVがガタ付くこともなく、スムーズに搬送される。
ボトルVが上記構成のガイド管30を高速で通過すると、該ボトルVは縦切断丸鋸31cと横切断丸鋸32cとによって複数片に破断される。しかし、ボトル自身の破断途中の捩れや曲がり等により必ずしも十字形状に切断され4個の破片に破砕されるとは限らず、大部分はボトルVが破断されるときの「ねじれ(スキュ)」により2個の破片に分割され、たまに3個或いは4個の破片となる場合もある。実際の実験例では殆どが二個の破片であった。しかしながら、繰り返しテストした結果、3〜4個の破片に分割された場合でも、ボトル本体Aの口部のキャップBやリングC等も破断されるので、これらキャップ等はボトル口部から剥離しやすくなり、その殆どをボトルV本体から確実に分離することができる。これら破断されたボトル本体や外れたキャップやリング或いはラベル等は一体となって次のエアセパレーターダクト5方向へ放出される。
図8は、前記エアセパレーターダクト5及び6とその周辺の構成を示す斜視図である。
前記エアセパレーターダクト5は、前記ガイド管33の断面積より少し大きな断面積(同等の断面積でもよい)を有し且つボトル本体の破片A’やキャップの破片B’やリングの破片C’及びラベルの破片L’等の排出される方向の斜め上方向へ40°〜50°程度の範囲で傾斜させて配置され、途中下側面に開口部5aを設けると共に上端部を閉鎖面5bとしてある。また、該エアセパレーターダクト6は、エアセパレーターダクト5の途中より横方向へ空間的につながるように延設させてあり、円筒状の金属網をジョイントしてある。その途中下側面に開口部6aを設けると共に端部を閉鎖面6bとしてある。前記縦切断丸鋸装置31と横切断丸鋸装置32とで複数片に破断されたボトル本体Aの破片A’やキャップBの破片B’及びリングCの破片C’は、エアセパレーターダクト5の開口部5aより次のボトル破片洗浄分別器7方向へ落下する。
また、前記縦切断丸鋸装置31の丸鋸31cと横切断丸鋸装置32の丸鋸32cとで複数片に破断されたボトルV本体に貼着されたラベルの破片L’はこれら縦切断丸鋸装置31と横切断丸鋸装置32による破断により剥がされ、軽量のため前記ブロワ4のエアにより横方向に延設したエアセパレーターダクト6へ放出される。そして該エアセパレーターダクト6の円筒状金網下面に設けた開口部6aより落下させ分離に回収する。この場合、ラベルの破片L’はエアダクト4から直接延設されたエアセパレーターダクト6へ飛ばされるものもあるが、ブロワ4からの風で一端エア管路の閉鎖面5bに衝突してからエアダクト6方向へ放出されるものもある。本発明のペットボトル分割分離装置の実験例では9割を越すラベル破片L’がエアセパレーターダクト6から回収することが出来る。
尚、縦丸鋸31cや横丸鋸32cによりボトルVを破断する際にもラベルが破砕されるが、図2に示すように、横丸鋸32cの下部に回収箱36を設置してあり、これにより回収することができる。尚、37は、ボトル切断時に生じる細かい切り子を受ける回収箱である。
次に、本発明のペットボトル分割分離装置3の前部に配置されるホッパー1と、後部に配置されるボトル洗浄分別器7及び粉砕機8について簡単に説明する。
図1及び図2に示すように、前記ホッパー1及びコンベア2は、ホトルVを投入し縦列搬送させる機能を有する。該ホッパー1は、ホトルVを管30内部へ導入、落下させるよう上面から内部下方へ傾斜した上横側が斜面状のウイング11,11と、上面から内部下方へ傾斜した後上側が斜面状のウイング12を備えている。該ホッパー1には、ボトルVをランダムに投げ入れることが可能で、その底部に重なったボトルを一本づつ収める溝13が形成してあり、且つ上方へ傾斜させてある。そして該ホッパー1の溝13の底部はコンベア2が走行させてある。即ち、該ホッパー1にホトルVを投入すると、1本づつ溝13から順番に排出されるが、該溝13に嵌まったホトルVの上にランダムに載った他のホトルVは、ホッパー1の溝13底部が傾斜させてあるため、落下して下方の空間に落下し、溝13に嵌まる順番を待つようにしてある。該ホッパー1から排出されたボトルVは、一本づつコンベア2に載せられて次の工程である前記ペットボトル分割分離装置3へ搬送される。尚、該ホッパー1には該ホッパー1に振動を与えるよう加振器(図示省略)を取り付けホッパー全体を振動させるとホトルVが重なって詰まり排出されにくいということはなくなり一層順番に排出されやすくなる。
図8に示すように、前記ペットボトル分割分離装置3で破砕されたホトル本体の破片A’やキャップの破片B’及びリングの破片C’は、渾然一体となってエアセパレーターダクト5の下側面に設けた開口部5aから次に説明するホトル破片洗浄分別器7(図8)へ落下する。容器破片洗浄分別器7には水が入れてあり、落下したこれら破片のうちホトル本体の破片V’(ポリエチレンテレフタレート)は水の比重より重い(比重が1より大)ので沈み、キャップの破片B’及びリングC’の破片等(ポリスチレンやポリプロピレン等)は、ボトル破片洗浄分別器7内で水より軽い(比重が1より小)ので浮ぶことになる。そこでこれらの分割片をボトル本体とその他に分離して回収することができる。
ボトル破片洗浄分別器7は、以上の構成により、ボトル本体の破片と、ラベルの破片と、キャップの破片と、リングの破片とを分離して選別することができる。そして、ボトル破片洗浄分別器7で沈んだボトル本体の破片V’は回転パドル71により撹拌されて搬出レール機72に掬いあげられ、落下させ図9に示すコンベア9で次の粉砕機8へ搬送される。
図9は、前記ボトル破片洗浄分別器7より排出されたボトル本体の破片A’,A’,・・を搬送するコンベア9と、これらの破片A’,A’,・・を粉砕する粉砕装置8を示す図である。
上記するように、前記ボトル破片洗浄分別器7から掬い出しコンベア9で搬送されたボトル本体の破片A’,A’,・・は、粉砕機8へ投入されて粉砕される。粉砕機8は,内部にロータリーブレードカッターと、内部空間の前部片側に配置され多数の小孔を設けたスクリーン(いずれも図示省略)と、で構成される。そして粉砕機8に投入された多数の破片V’は、ロータリーブレードカッターの回転により粉砕される。細かく粉砕されたフレークはスクリーンの小孔より排出され、排出口10の下に配置された水切り兼用容器11により溜めて回収される。
以上詳述したように、本発明によれば、ポリエチレンテレフタレートのような再資源化適合のボトル本体と、口部のキャップとリングやラベルを簡単に分離することができるようになる。従来小型の分散型装置としては中々困難であったペットボトルをキャップ(蓋)やリング及びラベルのついたまま処理することができるので、キャップやリング等も機械や人手をかけて外す必要がなく人件費や設備投資額も低減することができる。即ち、小型の装置であってもペットボトルの大半のペットボトル本体やキャップやリングやラベルを自動的に分離することができるので拠点回収レベルの小規模の回収事業者用の再資源化装置としてて、従来の大型装置の10分の1から100分の1の費用でも事業に参入することが可能となる。
本発明のペットボトル分割分離装置を備えたペットボトル分割分離処理システムの装置前部の平面図である。 本発明のペットボトル分割分離装置を備えたペットボトル分割分離処理システムの装置前部の側面図である。 図2と同じ方向からみた装置の要部側面図であって、次工程の洗浄、分別器、搬送装置の前部側面図である。 本発明のペットボトル分割分離装置の平面図である。 本発明のペットボトル分割分離装置の側面図である。 図4のQ矢視方向から見た本発明のペットボトル分割分離装置の要部の構成を示す簡略斜視図である。 本発明のペットボトル分割分離装置を構成するガイド管内の容器の搬送状態を示す図であり、図7(A)は容器が円筒形状である場合を示し、図7(B)は容器が矩形である場合を示す図である。 本発明のペットボトル分割分離装置のガイド管に続くガイド管に接続されるエアセパレーターダクト及び破砕されたボトルの破片洗浄分別器の斜視図である。 ホトル破片洗浄分別器より排出されたホトル本体の破片を搬送するコンベアと、これらの破片を粉砕する粉砕装置を示す図である。 ペットボトルの構成を示す図である。
符号の説明
1 ホッパー
13 ホッパーの溝
2 コンベア
3 ペットボトル分割分離装置
31 縦切断丸鋸装置
31c 縦丸鋸
31m 縦丸鋸駆動用モータ
32 横切断丸鋸装置
32c 横丸鋸
32m 横丸鋸駆動用モータ
4 ブロワ
5 エアセパレーターダクト
5a 開口部
6 エアセパレーターダクト
6a 開口部
7 容器破片洗浄分別器
8 粉砕機
V ペットボトル
A ボトル本体
B キャップ(蓋)
C リング
L ラベル

Claims (3)

  1. ホッパーから搬送されたペットボトルを切断する縦切断丸鋸装置と該縦切断丸鋸装置の丸鋸に対して直角に配置された丸鋸を備えた横切断丸鋸装置と、前記ペットボトルを通過させかつ前記縦切断丸鋸装置の丸鋸と横切断丸鋸装置の丸鋸とを内部空間の一部に配置するガイド管と、を備えて成るペットボトル分割分離装置。
  2. ホッパーから搬送されたペットボトルを切断する縦切断丸鋸装置と該縦切断丸鋸装置の丸鋸に対して直角に配置された丸鋸を備えた横切断丸鋸装置と、前記ペットボトルを通過させかつ前記縦切断丸鋸装置の丸鋸と横切断丸鋸装置の丸鋸とを内部空間の一部に配置するガイド管と、
    該ガイド管の容器進行方向に向けてエアを噴出するブロワと、
    前記ガイド管に接続され且つ容器進行方向斜め上方向へ傾斜させて配置され傾斜面の下側面に開口部を設けると共に端部を閉鎖面としたエアセパレーターダクトと該エアセパレーターダクトの途中より横方向へ延設させると共に下面に開口部を設け且つ端部を閉鎖面としたエアセパレーターダクトと、を備えて成るペットボトル分割分離装置。
  3. 前記ガイド管の内部空間の両側下部に、容器の直径或いは幅より僅かに大きい幅でガイドバーを設置した請求項1または請求項2に記載のペットボトル分割分離装置。
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