JP2007030457A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 濃度むらの原因となる記録ヘッドの表面に出来る膜を抑制することが可能で、大型の記録媒体への画像形成においても高品位な画像を形成することが出来る画像形成装置を提供する。
【解決手段】 受信した形成すべき画像をヘッドに転送する際に、記録媒体上では規則的に離散的なドットに見えるようにドットを付加させることにより、記録ヘッドの画像形成に係わるノズルを一定距離間隔以内で吐出させる構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は複数のノズルからなるノズル群を備える記録ヘッドを持ち、記録媒体にインクを吐出して画像を形成する画像形成装置に関するものである。
なお、本発明は一般的なプリント装置のほか、複写機や通信システムを有するファクシミリ、さらに各種処理装置と複合的に組み合わせた産業用記録装置に適用可能な他、捺染装置やエッチングなどの加工装置にも応用することができる。
ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用されている。
プリンタの記録方式としては様々な方式が知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又その構成としては所望される記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを装着すると共に用紙等の記録媒体の送り方向と直角な方向に往復走査しながら記録を行なうシリアル記録方式が安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
近年、パーソナルコンピュータが広く普及し、写真などの高精細で高画質な画像を記録する機会が増えたため、プリンタの記録画像にもより高精細化(高解像度化、高画質化)そして高速化が求められている。また、この高精細な記録画像をより効果的広告媒体として、または鑑賞用、またはCADなどの用途として利用する機会が増え、より大きな記録媒体に画像を記録することが求められている。
より高精細な画像を記録する方法の1つとして、ノズルから出るインク液を小さくすることが挙げられる。現在では2〜4pl(ピコリットル)といった小さなインク液滴を吐出することが可能である。
近年の小さなインク液滴を吐出するプリンタでは、吐出しない時間が続くと、ノズル先端近傍に膜が形成され、その形成された膜の抵抗により、吐出のインク液滴が通常と比べ、小さくなってしまい、記録媒体上に形成されるドット濃度が薄く見える、または打たれないなどの現象が起こっている。また、1度膜が形成され、出力インク液滴が小さくなると、その膜が除去され正常なインク液滴の吐出に戻すにはかなり回数のインクの吐出が必要である。
このインク液滴の小さくなることにより、形成する画像の濃度むらや文字や線画の輪郭に欠けなどが生じ、忠実に画像を形成することが出来ない。
という不具合が、小さなインク滴を吐出するプリンタや記録媒体の大きなプリンタで如実に表れていた。
これらの不具合を補うために、
(1)ある一定時間ごと、またはスキャン毎にヘッドを記録媒体外のインク受けのある場所に移動し、そこで全ノズルに対して複数回インクを吐出していた。
(2)濃度のむらの原因となる膜の形成を防ぐために、メモリに蓄えられている形成すべき画像に一定間隔以内でインクを吐出するようにドットを付加し、そのメモリ上の画像を記録ヘッドに送ることにより、記録媒体上に吐出していた。
などの処理を行い、インクの濃度を通常に戻すことが行われていた。
又、別の従来例としては、特許文献1及び特許文献2をあげることが出来る。
特開平05−042682号公報 特開平05−042683号公報
しかしながら、上記従来例では、
(1)形成する画像が記録媒体の中央にのみ存在する場合など、記録媒体上の画像の配置に偏りがある場合、膜の形成を除去し、インク濃度を通常濃度値に戻すためだけに記録ヘッドを記録媒体の外側に移動し、複数回インクを吐出することは、画像形成の高速化を大いに妨げていた。すなわち、記録媒体の外側にヘッドを移動する行為がなければ、画像が存在する記録媒体の中央部のみ、ヘッドを往復させ、インクを吐出して画像を形成すればよいのだが、インクを吐出していないノズルの膜の形成を抑えるために、ヘッドを記録媒体外へ移動させることは、かなりの余計な時間をかけることとなる。
(2)メモリに蓄えられた本来形成すべき画像に、インク液滴が小さくなる要因となる膜の形成を防ぐため画像にドットを付加していたが、常にノズルの長さ分の画像が存在しているわけでもなく、ある領域では使われなかったノズルが、次のインク吐出領域では、インクを吐出するようになり、そこでインク濃度のむらを起こしていた。
また、いつも記録ヘッドにある全ての色の画像が存在しているわけでもなく、ある領域では、ある色の画像が存在しなかったため、その色のノズルからはインクを吐出していなかったが、次のインク吐出領域では、その色の画像が存在し、インクを吐出するようになり、そこでインク濃度のむらを起こしていた。
また、本来の画像にインク液滴が小さくなる要因となる膜の形成を防ぐためのドットを付加するために、その付加するドットの位置を計算する時間、および付加するためのメモリアクセスなどの時間が余計にかかる。
などの欠点があった。
これらの欠点は、より高速により高品位の画像形成をする装置を安価で提供しようとしている今日、大きな損失要因となる。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、膜を除去するための記録媒体上への吐出が記録媒体上に規則正しく、かつ余分なメモリアクセスなしに、より小さな回路規模で提供するもので、小さなインク液滴を吐出するプリンタや大きな記録媒体にインクを吐出することによって画像を形成するプリンタにおいてもより高速で高品位な画像形成装置を安価に提供することを目的とする。
そのために本発明に係る画像形成装置は、次のように構成したものである。
(1)画像を受信する機構と、その受信した画像を蓄えるメモリ機構と、電気的に画像データと吐出タイミングを与えることでインクを吐出するノズルが1列に並んだノズル列を複数備える記録ヘッド機構と、記録媒体および前記記録ヘッドを動かす機構と、随時記録ヘッドの位置に応じてメモリ機構に蓄えられた画像データを読み出す機能と、規則的に離散的なドットの付加位置の計算機能と、読み込んだ画像イメージの所望の位置にドットを付加する機能と付加した画像をヘッドに転送する機構とを備え、
記録ヘッドよりインクを吐出して、受信した画像に、規則的で離散的なドットを付加した画像を形成するようにした。
(2)また、別の形態として、上記(1)に白地の画像データを作成する機構を備え、画像形成時に吐出している画像には存在しないが、記録ヘッドには存在する色についても、規則的で離散的なドットを吐出出来るようにした。
(3)上記(2)に受信した複数枚の画像に使われている色を検出する機構を備え、画像形成時に吐出している画像には存在しないが、複数枚の画像の中には存在する色についても、規則的で離散的なドットを吐出出来るようにした。
(4)上記(1)に画像の存在しない部分に白地の画像データを作成する機構を備え、画像の存在しない部分についても、規則的で離散的なドットを吐出出来るようにした。
以上説明したように、本発明によれば、濃度むらの原因となる記録ヘッドの表面に出来る膜を抑制することが出来、大型の記録媒体への画像形成においても高品位な画像を形成することが出来る。
また、膜の抑制のために付加されたドットは、吐出している形成すべき画像の色の存在に関わらず、記録ヘッドに存在する全ての色のノズルに対してもドットが付加されるため、新たにその画像で用いられていない色の画像がでてきても、高品位な画像を形成することが出来る。
また、画像のない部分にもに対してもドットが付加されるため、そのドットが利用者に不自然に見えることを抑制出来る。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1の(a)は本画像形成装置がコンピュータから読み込んだ記録媒体に形成すべき複数枚ある画像の中の1枚をあらわす。図1の(b)はインク濃度のばらつきの原因となるヘッド表面の膜を作成しないように、離散的に規則的にドットを付加した画像を表しており、図1の(a)と図1の(b)が合成された画像が、記録媒体に形成される。図1の(c)は図1の(b)の127の部分を拡大表示し、あるノズル列すなわち、ある色に付加するドットを抽出したものである。
図1の(a)の121はA4の紙等に代表される一般の記録媒体を表している。120はコンピュータ等から読み込んだ形成すべき画像が存在する領域を示している。図1の(b)の122は図1の(a)の画像を吐出するために記録ヘッドが通過する領域に付加するドットの画像を示す。127は付加したドット画像の一部であり、その詳細を図1の(c)に示す。123は記録ヘッドに搭載されているあるノズル列を示しており、このノズル列が記録媒体上に載っており、これから画像形成を開始しようとしている図である。124,125,126のあわせた領域は、これから123のヘッドで画像を形成しようとしている部分である。125はドットの付加位置を計算する領域で、ここで計算されたドット付加位置を124,126の上下の領域に複写する。図1の(c)の102,103,104は付加すべきドットで、横間隔ドット数(WDTH_X)ずつ離れ、縦に1ドットずつずれた場所に置かれていることを示す。105,106,107も付加すべきドットで、それぞれ102,103,104から縦に縦間隔ドット数(WDTH_Y)離れ、1つ列をずらして置かれている。108,109,110も付加すべきドットで、それぞれ105,106,107から縦に縦間隔ドット数(WDTH_Y)離れ、1つ列をずらして置かれている。101はドット付加位置を計算する境界線すなわち124と125の境界線である。100は123のノズル列を拡大したものである。
図2は記録媒体の左上端に4色の付加すべきドットの位置を混在して表した画像である。134が記録媒体の領域を示す境界で、黒い四角で表した130,132,139,141の位置に1色目を、白い四角で表した131,133,140,142に2色目を、白い丸で表した135,137,143,145に3色目を、黒い丸で表した136,138,144,146に4色目を配してこれを図1の(c),(d)のように配することで、複数色に対応する。
図3は、本実施例の画像形成装置の電気回路の構成を示すブロック図である。図3において、30はインクを吐出するノズルを複数、1列に並んだノズル群を備える記録ヘッドで、ノズル列分の吐出すべき画像データとインクの吐出タイミングを電気的にそれぞれのノズル列に加えることで、ノズル列からインクを吐出するものである。35は本画像形成装置のすべての制御を行うCPUを示す。36はLAN、IEEE1284、USBなどに代表されるデータ通信を制御するユニットで、本画像形成装置とホストであるコンピュータとのデータ通信制御を司るユニットである。52は30の走査方向のヘッドの位置を示すセンサーユニットであり、30のヘッドの移動範囲に沿ったスリットフィルムとヘッド上に配置された光センサーとで構成され、光センサがどのくらいスリットを横切ったかでヘッドの位置を相対的に表すセンサーユニットである。38はROMなどの不揮発性&RAMなどの揮発性のメモリで構成されるメモリユニットで、35のCPUが動作するために必要なプログラムを記憶している部分、36の通信ユニットを通して送られてくる画像を1次蓄えておく画像バッファ、およびワーク領域として使用される。37は、38のメモリに蓄えられている受信画像データに対して、30の記録ヘッドにある複数のノズル列に対応するように画像の縦横変換処理を行う縦横変換専用ハード回路である。34は縦横変換された画像データを一時蓄えておくメモリバッファであり、33は34のメモリバッファの書き込み、読み込みの制御を行うメモリインタフェース回路である。31はドット付加回路が付随しているヘッドコントローラ回路とであり、35のCPUが34のメモリバッファに蓄えられている縦横変換された読み出すべき画像のメモリのアドレスを吐出スキャン前に与え、30の記録ヘッドが記録媒体上を移動することで、32のヘッド位置情報から各ノズルに対応する縦横変換された画像データを34のメモリから読み出し、30のヘッドに適時画像データおよび吐出タイミングを与える回路である。この画像データ供給時に図6のフローチャートにあるドット付加をも同時に行う。39はメカトロニクス制御回路で記録媒体の搬送のためにモータ、ヘッドを移動するためのモータ、センサなどを制御するものである。40、41はステッピングモータやDCモータなどに代表されるモータで歯車、ギア、ベルト等を用いて、それぞれ記録媒体の搬送、30の記録ヘッドの移動を行うものである。42は記録媒体の有無を検地するセンサーで記録媒体のセンサー位置への侵入により、レバー等が倒され、フォトセンサーをさえぎる等のユニットである。54はホストであるコンピュータと本画像形成装置とを結ぶケーブルである。50は30の記録ヘッドの複数のノズル列に供給する吐出すべき画像データとその吐出タイミングを示す信号線であり、51はヘッドの位置を31のドット付加回路&ヘッドコントローラ回路に供給する信号線であり、52は33のメモリインタフェース回路と31のドット付加回路&ヘッドコントローラ回路とを結ぶ縦横変換された画像データが流れるデータバスであり、53は34のメモリバッファのデータを読み書きするためのデータバス、55は37の縦横変換回路と33のメモリインタフェースブロックとを接続するメモリバッファに書き込む画像データが流れるデータバスである。56は35のCPU、36の通信ユニット、37の縦横変換回路、38のメモリ、39のメカトロ制御ユニットとを結ぶバスで、このバスを通して35のCPUから各ユニットのレジスタにデータを設定することにより、CPUが本画像形成装置の全てを制御する。また、このバスを用いて、35のCPUの介在なしに38のメモリから37の縦横変換回路に画像データを転送するダイレクトメモリアクセス機能も有している。57、58はモータとメカトロ制御回路とを接続する信号線で、それぞれモータの相に合った信号、または回転、停止信号を供給している。59は42の記録媒体有無を検知するセンサと39のメカトロ制御回路とを接続する信号線で、この信号線を用いて記録媒体が存在するかどうかを35のCPUに通知している。
図4は本画像形成装置をメカ的に横から見た図である。17はこの画像形成装置で画像を形成するために蓄えられた複数の記録媒体であり、20は本実施例によって画像を形成途中の記録媒体である。19は図3の40にあたり、20の記録媒体を搬送するためのモータである。10は17の蓄えられている複数の記録媒体から1枚の記録媒体を取り出し、搬送するローラであり、11、18は20の記録媒体を搬送するための記録ヘッド前に配置された1対のローラであり、16、22は20の記録媒体を搬送するための記録ヘッド後に配置された1対のローラである。これら10,11,16,18,22の各ローラは19のモータと歯車、ギア等で接続されている。14は記録ヘッドであり、図3の30に相当する。13は14の記録ヘッドに供給するインクが入っているインクタンクで本実施例では4色分のインクが入っている。21は図3の41に相当する14のヘッドと13のインクタンクを記録媒体上に移動させるものであり、図4では13と14を奥行き方向に行き来させるものである。15は図3の32に相当するもので、13と14の奥行き方向の位置をスリットフィルムと光センサで示すセンサーユニットである。12は図3の42に相当する20の記録媒体の有無を検知するセンサユニットである。
図5は本実施例の全体をあらわすフローチャート図、図6はドットを付加する部分のフローチャートを表す。本実施例を図5、図6のフローチャートに沿って説明する。
まず、図5のS10で54の通信線を通してホストのコンピュータから複数枚ある形成すべき画像を36の通信ユニットを通じて38のメモリの受信画像領域に受信する。図1の(a)に受信した複数枚ある画像の1枚を示す。画像の受信終了後S11に進み、35のCPUが38に蓄えられている受信した複数枚の画像の中に使用されている色を全てピックアップする。S12に進み、これから画像を形成する部分の1スキャン分の画像データ、例えば記録ヘッドが図1の(b)の123にあるときは、124,125,126を合わせた部分の画像データの縦横変換処理を行い、ノズル列に合った順番に並べ替える。S13に進み、31内部にあるドット付加回路のレジスタの設定を行う。このレジスタ設定値は吐出モード毎に実行するプログラムにあらかじめ設定されているものである。本実施例では2つのノズル共通レジスタと、各ノズル毎に8つのレジスタを持っている。ノズル共通のレジスタの1つめは、どの色ノズルの画像が存在するかどうかを判別する色種別レジスタ(IMG_KIND_REG)であり、S11でピックアップした複数の文書で用いられている色の存在から設定する。ノズル共通のレジスタの2つめは、どの色ノズルの画像に対して、規則的に離散的なドットを付加するかを設定するレジスタ(ADD_KIND_REG)で、濃度のむらの起こりやすい色のノズルの設定を行う。各ノズル毎には、8つのレジスタを持っており、1つめは、付加するドットの横(走査方向)の間隔(WDTH_X_REG)、2つめは、付加するドットの縦(副走査方向)の間隔(WDTH_Y_REG)、3つめは、画像の始まり位置から、ドットの付加位置を計算する領域の始まりの横方向の位置(ORGN_X_REG)即ち、画像の開始位置から最初のドット(図1の(c)では、ドット130)までのドット数を代入する。4つ目は同様にドットの付加位置を計算する領域の始まりの縦方向の位置(ORGN_Y_REG)、即ち図1の(c)の101のドット位置を代入する。そして、5つめ、6つめはドットを付加する範囲を示すレジスタ(SIZE_Y0_REG,SIZE_Y1_REG)で本実施例では記録ヘッドの範囲を代入する。この値は吐出開始時のヘッドの位置によって適時変える必要がある。7つめは最初の打ち出しドットの縦の位置(STAT_Y_REG)、即ちドット200の縦方向の位置を代入する。8つめは領域の縦方向のドット数(NEXT_Y_REG)に値を代入する。この値はNEXT_Y_REG=n*WDTH_Y_REG(n=1,2,3,...)とする。S14に進み、内部の2つのレジスタと3つのカウンタの初期化を行う。1つめはドットを付加するかどうかを判別するフラグACT_FLGでこのレジスタに0を代入する。2つめはドットを付加する位置を示すLOC_Yで、最初のドット付加位置であるSTAT_Y_REGの値を代入する。3つめのカウンタは領域の上限を管理するORGN_Y_REGでドット102,103,104の位置を管理する。このカウンタには最初の打ち始めの上限であるドット102の縦方向の位置STAT_Y_REGの値を代入する。4つめはヘッドにドット追加を開始する横のドット数を数えるORGN_X_CNTであり、これには0を代入する。5つめは常に横方向の間隔を管理する横間隔カウンタWDTH_X_CNTで、このカウンタにも0を代入する。S15に進み、30の記録ヘッドの移動を40のモータを用いて開始する。S16に進み、30の記録ヘッドを移動させながら、32の位置センサーによる30の記録ヘッドの各ノズル位置に対応する34のメモリバッファに蓄えられ縦横変換された画像データを読み込み、その画像データに対して31内にあるドット付加回路が、図1の(b),(c)に相当する規則的に離散的にドットを付加する。このドットの付加手順は図6のフローチャートで説明する。S17でS16でドットを付加した画像データを30の記録ヘッドの各ノズルに供給し、それとともにインク吐出のタイミング信号を適時出力することによって、20の記録媒体上に画像を形成する。S18で1スキャン分の画像形成が終了したかどうかを判断し、終了していない場合には、S16に戻る。1スキャン分の画像形成が終了した場合には、S19に進み、40のモータの回転を止め、30の記録ヘッドを停止させる。S20に進み、41のモータを用いて20の記録媒体を1ヘッド分、または1/2ヘッド分等、その吐出モードに合った記録媒体を搬送させる。S21に進み、全ての画像形成が終了したかどうかを判断し、終了していない場合にはS12に戻る。全て終了した場合は、本処理を終了する。
引き続き図6のフローチャートに沿って、S16の画像にドットを付加する処理を説明する。S13、S14で31内部にあるドット付加回路のレジスタ、カウンタの初期設定が終わっており、S30で30の記録ヘッドの移動とともに、32の位置センサーから適時入力される30の記録ヘッド位置情報から作成される各色のノズルの吐出タイミング信号が出力されているかどうかを判断する。吐出タイミング信号が出力されている場合には、S31に進み、出力されている吐出タイミング信号のノズルの色画像があるかどうかを色種別レジスタ(IMG_KIND_REG)の内容から判断する。その色の画像がある場合にはS33に進む。その色画像がない場合には、S32に進み、全ノズルが白地になるデータを作成する。S34に進み、その白地データに規則的に離散的なドットを付加するかどうかをS13で設定したドットを付加するかどうかが格納されているレジスタ(ADD_KIND_REG)より判断する。ドットを付加すると判断した場合にはS35に進み、ドットを付加しないと判断した場合には、白地データを出力するためS52に進む。S31で画像が存在した場合には、S33に進み、その吐出タイミングに相当するノズルの縦方向1ラインの画像を読み込み、S35に進む。S35で最初にドットが付加するドット102の位置を過ぎたかどうかを判別する。(ORGN_X_CNT≧ORGN_X_REG?)まだ過ぎていない場合はS36に進み、カウンタORGN_X_CNTの値をインクリメントし、S52に進む。S35で最初のドット付加位置を過ぎていた場合には、S37に進み、横間隔カウンタが0であるかどうかを判断する。(WDTH_X_CNT=0?)横間隔カウンタWDTH_X_CNTが0の場合には、S38に進み、ドット追加フラグACT_FLGに1を代入し(ACT_FLG=1)、横間隔カウンタに横間隔レジスタの値を代入し(WDTH_X_CNT=WDTH_X_REG)、S40に進む。S37で横間隔カウンタWDTH_X_CNTが0でない場合には、S39に進み、横間隔カウンタWDTH_X_CNTをディクリメントし、S40に進む。S40では、ドット付加フラグACT_FLGが1であるかどうかを判断する。ACT_FLGが1でない場合には、S52に進む。ACT_FLGが1の場合には、S41に進み、ドット付加位置LOC_Yが記録ヘッドのノズル範囲であるかどうか、即ちドット付加位置LOC_Yが記録ヘッドのノズルの範囲を示すSIZE_Y0とSIZE_Y1の間にあるかどうかを判断する。ドット付加位置が記録ヘッドのノズル範囲内である場合には、S42に進み、ドット付加位置(LOC_Y)の画像データに1を論理和することで、ドットを付加し、S43に進む。S41でドット付加位置(LOC_Y)が記録ヘッドのノズル範囲内にない場合には、S43に進む。S43では、計算範囲のドットコピーを下方向に作成するために、ドット付加位置(LOC_Y+NEXT_Y)が記録ヘッドのノズル範囲であるかどうかを判断する。ドット付加位置(LOC_Y+NEXT_Y)が記録ヘッドのノズルの範囲を示すSIZE_Y0とSIZE_Y1の間にあるかどうかを判断する。ドット付加位置が記録ヘッドのノズル範囲内である場合には、S44に進み、ドット付加位置の画像データに1を論理和することで、ドットを付加し、S45に進む。S43でドット付加位置(LOC_Y+NEXT_Y)が記録ヘッドのノズル範囲内にない場合には、S45に進む。S45では計算範囲のドットコピーを上方向に作成するために、ドット付加位置(LOC_Y-NEXT_Y)が記録ヘッドのノズル範囲であるかどうかを、即ちドット付加位置(LOC_Y-NEXT_Y)が記録ヘッドのノズルの範囲を示すSIZE_Y0とSIZE_Y1の間にあるかどうかを判断する。ドット付加位置(LOC_Y-NEXT_Y)が記録ヘッドのノズル範囲内である場合には、S46に進み、ドット付加位置の画像データに1を論理和することで、ドットを付加し、S47に進む。S45でドット付加位置が記録ヘッドのノズル範囲内にない場合には、S47に進む。S47では、ドット付加位置LOC_Yを更新する。ドット付加位置LOC_Yに縦間隔WDTH_Y_REGの値を足す。(LOC_Y=LOC_Y+WDTH_Y_REG)。S48に進み、ドット付加位置LOC_Yが計算するよう領域から外れていないかどうか判断する。(LOC_Y-ORGN_Y_REG < NEXT_Y) 外れていない場合には、S52に進み、外れている場合にはS49に進む。S41で算出した付加ドット位置を、S43、S45で上下にコピーしているため、本実施例では、必然的にノズル1列に付加できる最大数は3ドットまでとなる。この最大数を増やすにはS43〜S46のコピールーチンの増やすことによって行える。S49では、ドット付加位置の上限を管理するORGN_Y_CNTをインクリメントし、ドット付加位置を上限に合わせる(LOC_Y=ORGN_Y_CNT)。そしてドット付加フラグを落とす。(ACT_FLG=0)S50に進み、ドット付加位置の上限を管理するORGN_Y_CNTが範囲から外れていないかを判断する。(ORGN_Y_CNT-ORGN_Y_REG=WDTH_Y_REG?)外れている場合にはS51に進み、上限を管理するORGN_Y_CNTを計算する境界位置であるORGN_Y_REGの値を代入する。S52に進み、適切にドットの付加された画像データを出力する。
30の記録ヘッドに搭載されている複数のノズル列に対して、図5、図6のフローチャートに沿った処理を行うことで、インク濃度のばらつきの原因となるヘッド表面の膜を作成しないように、形成すべき画像に離散的に規則的にドットを付加した画像を合成して、記録媒体上に形成することができる。この時、図2のように各ノズル列の変数(ORGN_X,ORGN_Y)を1色目を(ORGN_X,ORGN_Y)=(0,0)、2色目を(ORGN_X,ORGN_Y)=(WDTH_X/2,0)、3色目を(ORGN_X,ORGN_Y)=(0,WDTH_Y/2)、4色目を(ORGN_X,ORGN_Y)=(WDTH_X/2,WDTH_Y/2)とし、WDTH_X,WDTH_Yを各色共通にすれば、図2のように規則正しく離散的なドットを付加することが出来る。本実施例では4色を例としたが、これらの変数の持たせ方を工夫すれば、6色でも、8色でもノズルの色数に応じて対応することが出来る。
以上説明したように本実施形態では、ヘッドにデータを送り出すブロックでドット付加を行っているので、実際にそのときに画像形成に関わっていない色のノズルに対しても、濃度のむらの原因となる記録ヘッドの表面の膜が出来るのを回避するための規則的に離散的なドットを付加することができる。
また、実際にそのときに画像形成に関わっていない画像の範囲外のノズル、または全ノズルにわたって全く画像の存在しない部分に対しても、濃度のむらの原因となる記録ヘッドの表面の膜が出来るのを回避するための規則的に離散的なドットを付加することができる。
このことにより、濃度のばらつきのない高品質の画像を時間のロスなしに得ることが出来る。
(a)は、実施例1で用いた本画像形成装置が形成すべき画像を表した図、(b)は、実施例1で用いた離散的に規則的に付加するドットの画像を表わした図、(c)は、図1の(b)の127の部分を拡大した図。 記録媒体の左上端に4色の付加すべきドットの位置を混在して表した図。 実施例1の画像形成装置の電気回路の構成を示すブロック図である。 実施例1で用いた画像形成装置をメカ的に横から見た図。 実施例1の全体をあらわすフローチャート図。 実施例1のドットを付加する部分のフローチャート図。

Claims (4)

  1. 画像を受信する機構と、その受信した画像を蓄えるメモリ機構と、インクを吐出するノズルを1列に並んだノズル列を複数備える記録ヘッド機構と、記録媒体および前記記録ヘッドを動かす機構を持ち、随時、記録ヘッドを動かしながら、メモリ機構に蓄えられた画像データに則って、前記記録ヘッドのノズルからインクを吐出することにより、記録媒体に画像を形成させる画像形成装置において、
    受信した形成すべき画像をヘッドに転送する際に、記録媒体上では規則的に離散的なドットに見えるようにドットを付加させることにより、記録ヘッドの画像形成に係わるノズルを一定距離間隔以内で吐出させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、記録ヘッドに搭載されているノズルの色で、受信した形成すべき画像にはない色に対しても、記録媒体上に規則的に離散的にドットを付加させることにより、記録ヘッドに搭載されているノズルを一定距離間隔以内で吐出させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、受信した複数枚からなる形成すべき画像に用いられている色に対してのみ、規則的に離散的なドットを付加することにより、記録ヘッドの画像形成に係わるノズルを一定距離間隔以内で吐出させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置において、受信した形成すべき画像領域外の部分に対しても、記録媒体上に規則的に離散的にドットを付加させることにより、記録ヘッドに搭載されているノズルを一定距離間隔以内で吐出させることを特徴とする画像形成装置。
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